第99回薬剤師国家試験 問132 PDF

99 回薬剤師国家試験
問 132 A 及び B の条件をともに満たす薬物はどれか。1つ選べ。 A:覚せい剤取締法により覚せい剤に指定されている。
B:シモン反応陽性である。
1
H
2
OH
H
N
NH2
H
H
CH3
4
5
H
OH
NH2
H
CH3
H
OH
CH3
CH3
H
H
N
CH3
CH3
CH3
N
H
3
CH3
CH3
解説
A:覚せい剤取締法により覚せい剤に指定されている薬物は、メタンフェタミンとアンフェタミンである。
B:シモン反応が陽性を示すのは、芳香族第二級アミンである。
A 及び B の条件をともに満たす薬物は、覚せい剤であり芳香族第二級アミンであるメタンフェタミンであ
る。
1 誤:フェニルプロパノールアミンの構造である。フェニルプロパノールアミン(50%以下を含有する
ものを除く)は、覚せい剤取締法により、覚せい剤原料に指定されている。
2 正:メタンフェタミンの構造である。
3 誤:エフェドリンの構造である。エフェドリン(10%以下を含有するものを除く)は、覚せい剤取締
法により、覚せい剤原料に指定されている。
4 誤:アンフェタミンの構造である。
5 誤:メチルエフェドリンの構造である。メチルエフェドリン(10%以下を含有するものを除く)は、
覚せい剤取締法により、覚せい剤原料に指定されている。
問 132 解答 2