通学中の事故の傾向(教職員・保護者向け)

平成27年 3 月号
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教師・保護者向け
登下校別では小学校では下校中が60%、中学校は登下中が半々、高等学校は登校中が 60%である。
通学方法別で小学校は徒歩の事故が 98%で、中学校の 63%、高等学校の73%が自転車事故である。
交通事故は「安全不確認」による事故が多い。例えば歩行者は信号機の無い道路、自転車、二輪車は
信号機の無い交差点の横断時 の不確認が多い。
各学校種とも新しい環境に慣れていない1年次に多い。また、月別では、5 月、6 月や 10 月、11 月の新年度
当初や長期休業直後よりも学校生活に慣れてきた頃の事故が多い傾向がある。
(JSC報告書『通学中の事故の現状と事故防止の留意点』平成26年3月参照)
○ 学年は小学校、中学校、高等学校の全ての校種に共通して 1 年生が多く、学年が上がるにつれ減少する。
通学中の死亡事故(877 件) 外的要因 H11∼H24
200
学校種別・月別発生割合
落雷
落雪
遊具
150
物体と衝突
大雨
100
水面へ転落
50
0
小学校
12.0
中学校
10.0
高等学校
8.0
鉄道事故
6.0
犯罪被害
4.0
転倒・転落
小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3
14.0
地震・津波
2.0
交通事故
0.0
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
JSC調査研究報告書『通学中の事故の現状と事故防止の留意点』
(平成 26 年 3 月発行)に詳細があります。
JSCウェブサイト「学 校 安全 W e b」⇒ 学校災害事故防止に関する調査研究ページ からご覧いただけます。
学校安全部
http://www.jpnsport.go.jp/anzen/