平成27年3月19日ふくい街角景気速報（平成２７年２月分）調査期間　平成２７年２月９日～２３日　（回答率：９１％）概　況景気の現状判断ＤＩは４４．８となり、前月に比べ１．７ポイント低下した。また、景気の先行き判断ＤＩは４８．６となり、前月と比べ２．１ポイント上昇した。 ■景気の現状判断ＤＩ（前月比　▲１．７）４４．８ ○家計動向関連では、前月に比べ２．６ポイント低下した。 ○企業動向関連では、前月に比べ２．７ポイント低下した。 ○雇用関連では、前月に比べ３．８ポイント上昇した。（意見の主な内容） ○得意先である小売店で売上が減少している。（眼鏡関連） ○スマートフォン向け需要がﾋﾟｰｸを過ぎ若干減少しつつある。（電子・デバイス関連） ○売上などは変化がないが、人手不足を懸念している。（宿泊業関連） ■景気の先行き判断ＤＩ（前月比　＋２．１）４８．６ ○家計動向関連では、前月に比べ３．１ポイント上昇した。 ○企業動向関連では、前月に比べ５．５ポイント上昇した。 ○雇用関連は、前月に比べ９．６ポイント低下した。（意見の主な内容） ○食品の値上げ動きや原油価格の下げ止まり等があるため、見通しは明るくない。（小売業関連） ○春先からの需要増加に期待している。（建設業関連）ふくい街角景気速報判断ＤＩの推移 50.0 50.3 47.0 50.0 56.5 50.8 54.9 48.7 47.7 52.4 46.6 42.4 59.7 52.7 52.1 52.5 52.7 51.1 50.6 48.6 48.6 52.5 46.1 46.1 45.5 47.3 42.7 38.8 41.6 40.3 37.2 46.2 先行きＤＩ 48.6 43.7 現状ＤＩ 44.8 39.4 33.1 37.2 32.8 22.5 現状判断ＤＩ先行き判断ＤＩ 12.8 0.0 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 1月 3月 5月 7月 9月 11月 1月 3月 5月 7月 9月 11月 1月 3月 5月 7月 9月 11月 1月 3月 5月 7月 9月 11月 1月 3月 5月 7月 9月 11月 1月 3月 5月 7月 9月 11月 2月＜目次＞調査の概要１Ｐ１．景気の現状判断ＤＩ２Ｐ２．景気の先行き判断ＤＩ２Ｐ３．判断理由（１）景気の現状判断の理由３Ｐ（２）景気の先行き判断の理由４Ｐ（１）調査対象の構成５Ｐ（２）調査票６Ｐ４．参考福　井　県調査の概要１．調査の目的県内景気の動向や各業種の状況をより迅速に把握し、景気判断の基礎資料とする。２．調査の実施概要（１）調査の範囲県内を福井地区、坂井地区、奥越地区、丹南地区、嶺南地区の５地区に分け、各地区で働くさまざまな業種の方、１００名を調査客体とする。地域別・分野別の客体数調査客体数地区対象地域福井坂井奥越丹南嶺南福井市坂井市、あわら市大野市、勝山市鯖江市、越前市とその周辺部敦賀市、小浜市とその周辺部計合計家計動向企業動向雇用情勢 44 10 10 17 19 25 6 5 5 10 51 100 15 4 3 9 5 36 4 0 2 3 4 13 （２）調査事項 ①　３か月前と比べた景気の現状判断とその理由 ②　２～３か月後の景気の先行き判断とその理由（３）調査期日等毎月中旬～下旬に調査実施し、月末～翌月初旬に公表。３．ＤＩ値の算出方法５段階の判断にそれぞれ以下の点数を与え、これらに各判断の構成比（％）を乗じて、ＤＩ値を算出する。評価良くなっているやや良くなっている点数 1 0.75 変わらない 0.5 やや悪くなっている悪くなっている 0.25 0 ４．ＤＩ値についてＤＩ値が５０の場合は横ばいを示し、０に近づくほど悪化傾向、１００に近づくほど好転傾向であることを示す。０　←　５０　→　１００悪くなっている　変わらない　良くなっている 1 調査結果１．景気の現状判断ＤＩ ○県全体の現状判断ＤＩ（ＤＩ）年月 H26 9 48.6 49.5 50.8 41.7 47.7 42.7 44.0 40.0 59.6 合計家計動向関連小売飲食サービス企業動向関連製造業非製造業雇用関連 10 47.3 45.7 47.6 37.5 43.8 45.3 45.7 44.4 57.7 11 46.2 45.1 45.2 41.7 45.8 43.0 40.9 47.5 57.7 12 44.0 41.8 40.8 37.5 45.8 43.8 45.5 40.0 51.9 H27 1 46.5 42.2 39.8 31.3 52.1 48.5 46.7 52.5 57.7 2 44.8 39.6 38.6 37.5 43.2 45.8 46.3 45.0 61.5 （前月差） ▲1.7 ▲2.6 ▲1.2 ＋6.2 ▲8.9 ▲2.7 ▲0.4 ▲7.5 ＋3.8 12 0.0% 12.1% 54.9% 29.7% 3.3% H27 1 0.0% 14.9% 58.5% 24.5% 2.1% 2 0.0% 15.4% 51.6% 29.7% 3.3% （前月差）＋0.0 ＋0.5 ▲6.9 ＋5.2 ＋1.2 2 48.6 46.9 47.0 50.0 45.5 52.5 47.5 62.5 46.2 （前月差）＋2.1 ＋3.1 ＋4.8 ＋6.2 ▲2.4 ＋5.5 ＋0.8 ＋15.0 ▲9.6 2 1.1% 19.8% 52.7% 25.3% 1.1% （前月差）＋0.0 ＋0.7 ＋3.8 ▲1.3 ▲3.2 ○回答別構成比年月 H26 9 良くなっている 1.1% やや良くなっている 22.2% 変わらない 50.0% やや悪くなっている 23.3% 悪くなっている 3.3% 10 0.0% 18.5% 53.3% 27.2% 1.1% 11 0.0% 19.8% 49.5% 26.4% 4.4% ２．景気の先行き判断ＤＩ ○県全体の先行き判断ＤＩ（ＤＩ）年月 H26 9 46.1 41.3 43.0 33.3 38.6 51.6 50.0 55.0 50.0 10 41.6 41.0 41.1 43.8 39.6 41.4 41.3 41.7 44.2 11 42.0 43.5 42.7 50.0 43.8 36.7 33.0 45.0 50.0 12 43.7 41.8 41.7 31.3 45.8 43.8 39.8 52.5 50.0 H27 1 46.5 43.8 42.2 43.8 47.9 47.0 46.7 47.5 55.8 年月 H26 9 0.0% 15.6% 56.7% 24.4% 3.3% 10 0.0% 8.7% 53.3% 33.7% 4.3% 11 0.0% 14.3% 45.1% 35.2% 5.5% 12 1.1% 9.9% 53.8% 33.0% 2.2% H27 1 1.1% 19.1% 48.9% 26.6% 4.3% 合計家計動向関連小売飲食サービス企業動向関連製造業非製造業雇用関連 ○回答別構成比良くなるやや良くなる変わらないやや悪くなる悪くなる 2 ３．判断理由（１）景気の現状判断の理由現状 ②やや良くなっている分野家計動向企業動向地区理由業種福井ビジネスホテル客室の稼働率が上昇しており、依然好調である。福井ビジネスホテルようやく、客単価が上昇し、売上に復調の兆しが見えてきた。福井化学・プラスチック在庫調整局面から回復傾向にある。福井石油関連製品販売原油価格が下落しているため、客足が回復傾向にある。福井人材派遣会社求人数等が連続して伸びている。雇用 ③変わらない家計動向福井福井嶺南企業動向 ④やや悪くなっている家計動向企業動向 ⑤悪くなっている企業動向百貨店、ショッピングセンター百貨店、ショッピングセンター百貨店、ショッピングセンター天候の影響もあり、売上は伸び悩んでいる。月毎多少の変動があるが、概ね変化がない状況である。食品は好調なものの、衣料、住宅関連商品の節約志向が続いている。嶺南大型小売店客足が鈍い状況が続いている。嶺南レストラン冬場はどうしても客足が伸びない。嶺南旅館売上などは変化がないが、人手不足を懸念している。奥越繊維景気回復への期待感は強まっているが、実際の売上には変化がない。福井化学・プラスチック消費税の影響がおさまってきており、平年とあまり変わらない状況となっている。丹南鉄鋼先行受注が確保されており、当面は底堅い状況。嶺南商店街天候不順などにより、人通りが少ない。福井小売店新築工事が減少しておりやや厳しい状況である。奥越百貨店、ショッピングセンター売上減が続いている。福井旅行代理店海外向けの旅行予約が低調で、全体の売上も前年を下回っている。福井繊維受注量が減少している。福井一般機械取引先の生産計画が去年をﾋﾟｰｸに減少傾向にある。丹南電気機械スマートフォン向け需要がﾋﾟｰｸを過ぎ若干減少しつつある。嶺南食品商品が計画通りに売れず厳しい状況である。丹南建設業年末は良かったが、現在の受注は良くない。福井運輸荷扱い量が若干減少している。福井運輸 3ヶ月前と変化ないが、前年比ではﾏｲﾅｽのままでｾﾞﾛﾍﾞｰｽではない状況。福井眼鏡得意先である小売店で売上が減少している。（２）景気の先行き判断の理由現状分野地区理由業種 ①良くなる企業動向福井不動産・建設当面は繁忙状態が続くとみている。 ②やや良くなる家計動向福井商店街北陸新幹線の金沢開業で景気が上向くことを期待している。丹南商店街春に向けて消費意欲向上に期待している。嶺南商店街商店街の売り出しイベントに期待している。坂井小売店春になり、観光客増を見込んでいる。福井百貨店、ショッピングセンター新生活が始まる時期に向けて売上が上向く可能性がある。坂井レストラン常連客が多いこともあり、天気次第である。福井自動車販売・整備年度末までは売上は上向くと予想している。坂井観光・レジャー施設北陸新幹線金沢開業の効果を期待している。福井化学・プラスチック今後は在庫調整局面からの回復を見込んでいる。丹南建設業春先からの需要増加に期待している。福井ジョブカフェ担当者企業からは中途、新卒採用共に人材を確保したいとの声が上がっている。福井百貨店、ショッピングセンター割引商品の購入に集中する傾向にある。福井スーパー今のところ全体への影響は軽微だが、今後は円安による原料費高騰を懸念している。福井繊維販売店の売れ行きが悪い。丹南電気機械しばらくはスマートフォン向け需要が一定規模を維持するとみている。福井運輸燃料費は下落しているが、売上の上昇にはつながっていない。丹南百貨店、ショッピングセンター食品の値上げ動きや原油価格の下げ止まり等があるため、見通しは明るくない。福井スーパー昨年は増税前の駆け込み需要があったため、しばらくは前年比の売上は落ち込みとみている。坂井スーパー消費者の強い節約志向を感じており、今後も全体の売上は厳しい見通し。福井旅行代理店 4月以降も旅行予約に回復が見られず、特に円安のためか、海外旅行が厳しい。福井一般機械取引先の生産計画がﾋﾟｰｸを過ぎているため、今後は徐々に生産が落ち込む。福井石油関連製品販売原油が反騰してきたので、売上に響いてくる。福井眼鏡小売店の売上減少から受注が落ち込むとみている。企業動向雇用 ③変わらない家計動向企業動向 ④やや悪くなる家計動向企業動向 ⑤悪くなる企業動向４．参　考（１）調査対象の構成調査対象家計動向関連商店街、小売店商店街関係者小売店経営者・従業員百貨店、ＳＣ等店長・売場主任スーパー店長・従業員家電販売店経営者・店長・従業員コンビニエンスストア店長ドライブイン等経営者・スタッフ飲食関連レストラン等経営者・店長・スタッフ居酒屋等経営者・店長・スタッフその他サービス関連サービス業経営者・従業員観光関係旅館関係者ビジネスホテル関係者観光・レジャー施設関係者旅行代理店経営者・従業員等タクシー運転手企業動向関連製造業経営者・従業員繊維工業眼鏡工業一般機械工業電気機械工業化学・プラスチック工業鉄鋼業伝統工芸商社食料品製造業その他製造関連非製造業経営者・従業員ＩＴ関連金融機関建設・不動産運輸雇用関連自治体労働政策担当課労働相談員学校就職担当者ジョブカフェ担当者人材派遣会社就職情報誌編集者計５人数 51 5 7 10 6 2 2 3 2 2 4 2 2 1 2 1 36 4 3 3 3 3 2 2 2 2 2 2 2 3 3 13 2 2 4 2 1 2 100 ４．参　考（２）調査票あなたの日々の仕事や仕事を通じて接するお客様の様子から分かる、あなたの身の回りの景気の状況についてご回答ください。（企業・団体名および記入者氏名）【質問１】景気が上向きか下向きか、どちらの方向に向かっているかの質問です。今月のあなたの身の回りの景気は、３か月前と比べて良くなっていると思いますか、悪くなっていると思いますか。次の５つの中から、お選びください。 ①良くなっている　②やや良くなっている　③変わらない ④やや悪くなっている　⑤悪くなっている【質問２】質問１でそのように回答した理由を教えてください。自由回答【質問３】将来の景気についての質問です。今後２～３か月先のあなたの身の回りの景気は、今月より良くなると思いますか、悪くなると思いますか。次の５つの中から、お選びください。 ①良くなる　②やや良くなる　③変わらない　④やや悪くなる　⑤悪くなる【質問４】質問３でそのように回答した理由を教えてください。自由回答６本書の内容についての質問は、下記にお問い合わせください。福井市大手３丁目17－1 福井県産業労働部産業政策課経済戦略推進チーム TEL　０７７６－２０－０３６４　（ダイヤルイン）