こどもがまんなか P R O J E C T 子どもがまん中にいる。 そこから、笑顔が広がってゆく。 みんなが一緒に育ち合う。 ら様々な施策を提案し、実行してゆきます。 まず、子どもをまん中に考える。そのことが、あ たりまえな環境を、もう一度、この国に。 皆様のご理解を、心からお願い申し上げます。 そんな環境をつくるために。 【活動方針および活動計画】 すべての大人が、こどもに関心を持ち、こどもの 立場に立って物事を考え、行動することが「あたり 核家族化の進行。地域におけ まえ」である社会を作っていくために、以下の活動 る、つながりの希薄化。母親の、 を計画していきます。 子育てに対する負担の拡大。それらがもたらす、少 子化。幼児・児童の虐待。そんな歪んだ環境が生み 「こどもがまんなか」ということの大切さに気付 ◇ だす、「ひきこもり」 「キレる子ども」そして「いじ き、広く関心を持ってもらうための情報発信を行う。 め」などの問題。 ・「生まれてくれてありがとう、の歌」 子どもたちを、とくに、幼年期の子どもたちをと 誕生日のエピソードを募集。アーティストの方に りまく「環境」が、著しく変わり果ててしまった、 歌を作っていただきます。 いま。何をしなければ、ならないのか。何が、でき ・「オリジナルラジオ体操」 るのか。 音楽だけを決め、全国の園へ。毎年毎年、各園オ 私たちは思います。まず、大人の世界・社会全体 リジナルのラジオ体操が生まれます。 に生じている歪みを、いま、正してゆこうと。 子どもたちにとって「豊かな環境」とは何か。そ 「こどもがまんなか」ということへの理解を促進 ◇ もそも「豊かさ」とは何か。そのことをこどもの立 し、社会にとっての意義についても共感してもら 場に立って、社会全体で考える、そのきっかけをつ う活動を行う。 くってゆくために。 ・「こどもがまんなか」WEB 検定 「こどもがまんなか」の社会づくりに向かって、 こども目線でないと受かりません。そんな検定を 国民みんなが考え、議論する。その動きを生み出す 「遊び感覚」で展開します。 ような問題提起を行うために。私たちは、2009 年、 ・「こどもがまんなかオブザイヤー表彰」 史上初の全国一斉キャンペーンを展開します。 「こどもがまんなか度」の高い、著名人や企業を それが、「こどもがまんなか」プロジェクト 選び、表彰してゆきます。 子どもをまん中に、様々な立場の人が、つながっ てゆく。この国に生きる、そのすべての人が、子ど ◇こどもの視点や発想に触れることから「こどもが もを、そして子育てをあたたかく見つめ、支えてゆ まんなか」を理解し、 大人も豊かになる活動を行う。 く。そんな世の中を、つくってゆくために。 ・「こどもレンズ」 子育てをする、ということ。その喜びや、あたた こども目線のおもしろ写真などを投稿していただ かさ、楽しさを自然に感じる。子どもの成長と共に、 き、web で展開します。 その親までも成長してゆく。そんな世の中を、つくっ ・「いたずら解禁日」 てゆくために。 「いたずらしてもいい日」を作り、その日の面白 豊かな自然の中で、子どもたちが夢中になって、 スナップを web へ。大賞を発表します。 遊ぶ。バーチャルではない、「本物」と触れあうこ とができる。心も体も踊る様々な体験ができる。そ ◇こどもをまんなかに、地域とこどもを結ぶ活動を んな世の中を、つくってゆくために。 行う。 「こどもがまんなか」プロジェクト はじまります。 ・「ご近所パパ・ママ」 子どもをまん中に。みんなに笑顔が広がってゆく。 家族のように慕える近所・地域の方たちに、認定 そして、みんなが一緒に育ち合う。すべての大人が、 証を進呈させていただきます。 社会が、常に子どもに関心をもち、子どもの立場か ・「こどものお誕生月は地域で祝おう!」 ら物事を発想する。そんな環境をつくってゆくため 誕 生月に目印を。地域のお店で「おめでとう!」 に。このキャンペーンを通じて、私たちは、これか とプレゼントがもらえます。 さあ、いま、はじめよう。 全日私幼連要覧 35 ◇幼児教育に関わる人たちや保護者が社会から支持 されることを目指した活動を行う。 ・「こどもがまんなか度・調査」 「こどもがまんなか度」という具体的な基準を作 り、気づきや共感を生み出します。 ・「こどもがまんなか」本の出版 「こどもがまんなか度 調査」をもとに、様々な 情報を盛り込んだ本を出版します。 ○発起人 ・全日本私立幼稚園連合会 ・(財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構 ・全日本私立幼稚園 PTA 連合会 この運動は、全日本私立幼稚園連合会の呼びかけ により、全国の幼稚園園長先生や現場の教職員の皆 様の有志が立ち上がるところから始まりました。 それぞれが普段のこどもや保護者とのコミュニ ケーション、幼児教育の現場で培ってきた経験を もとに、「こどもの豊かな環境を作る」ということ への熱い思いや意見、アイデアなどを2日間の集中 ワークショップ等を通じて出し合い、それらがベー スとなってこの運動の骨組みが出来上がりました。 そして、全日本私立幼稚園連合会と(財)全日本 私立幼稚園幼児教育研究機構、全日本私立幼稚園 PTA 連合会とが一体となり、プロジェクトのスター トを切ろうとしています。 人間形成の基盤となる幼児期をもっと豊かな環境 にしていくために、そして、すべてのこどもが豊か に育っていくために、10 年の計画で臨んでいきま す。 ○プロジェクトにご賛同ください このプロジェクトは、全国 8000 の私立幼稚園・ 保護者からのメッセージを世の中に発信し続けてい く基盤となります。そして、こどもたちの幸福のた めにという、いつの時代も変わらぬ私たちの共通の 願いがこの運動の原動力となります。ぜひ皆さまに ご賛同いただき、この運動を定着・発展させていく ために、ご意見やアイデアをいただき、そしてまた 応援団のようにともにこの運動を育てていく仲間に なっていただきたいと思っております。 皆様のお力添えを賜わりますようよろしくお願い いたします。 ○プロジェクトの推進組織 「こどもがまんなかプロジェクト」推進委員会 所在地:〒102-0073 東京都千代田区九段北 4 - 2 - 25(私学会館別館 4 階) TEL:03 - 3237 - 1080 FAX:03 - 3263 - 7038 36 全日私幼連要覧 こどもが まんなかプロジェクト プロジェクト 企画推進事業 こどもの権利 ・地域や社会を「こどもがまんなか」に するための『指標づくり』 ・こどものよりよい教育環境の創造 (私立幼稚園だからこそ可能) 日本文化・地域文化の継承 国際貢献 ・日本の風土に基づいた食文化の継承 親子のコミュニケーションの活性化 ・地域に根差した文化(祭事や食ほか) の継承と地産地消の推進、地域と こどもを結ぶ活動 ・世界の母親とこどものすこやかな育ちの ための “日本発” の支援活動 こどもがまんなか生活 母親とこどもの健康 「こどもがまんなか」の理念を イベントの開催などを通して 生活にあてはめる活動 ・「こどもがまんなか生活発見」イベント ・地域での活動を、全国で共有する場づくり など ・健康であるための知識の学びと実践 ・環境や医療の充実を 地域や社会に働きかける活動 共生 ・「いのちを大切にする日」の制定 (いのちを大切にすることを学び、考える日) ・被災地への支援活動 ・「震災映画」の上映 など プロジェクト 普及啓発事業 普及啓発活動 ・サポーターシップについて学びながら、社会に広める活動 (個人や企業の募金、バッジやグッズによる寄付、ロゴマークを使った寄付など) ・日常的にPR活動を行い、新聞やテレビなどの外部メディアへの露出をはかる ・専門家ネットワークを持ち、プロジェクトからの発信力を高める ・ホームページ、私幼時報、PTAしんぶんなどの組織の広報物を活用する ・各都道府県団体で定期的に開催される大会やイベントを活用する ・普及啓発活動に顕著に貢献した個人及び団体等の表彰制度(アワード)を設ける 幼児教育の大切さをもっと、社会にアピールしていくことになります 全日私幼連要覧 37
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