資料 3 平成26年台風11号における阿南市・那賀町の浸水地域住民への調査結果 実施:徳島大学 方法:郵送によるアンケート調査 1 情報の有無 気象情報(1) 阿南市 那賀町 阿南市 那賀町 気象情報(2) → 大雨警報など「気象警報」の認知は、8割を超える。 「土砂災害警戒情報」は、6~7割が認知 → 阿南市 那賀町 阿南市 那賀町 「洪水予報」の認知は、4割程度に留まり、 全く知らない方も、2~3割存在 「避難勧告・指示」は、7~8割が認知。 - 1 - 2 情報の入手方法 阿南市 → 那賀町 大雨警報など「気象情報」は、テレビ、ケーブルテレビが中心 那賀町 阿南市 阿南市 → 那賀町 「洪水予報」や「避難勧告・指示」は、 テレビだけでなく防災無線など多様 <地域状況> ・阿南市では、テレビと防災無線の屋外放送が大半 ・那賀町では、ケーブルテレビが大半 - 2 - 3 避難の実態 阿南市 → 那賀町 浸水地域であっても、避難した方は、 阿南市で3割、那賀町で5割 避難先 阿南市 → 那賀町 避難先は、「避難所」が4割、「自宅(垂直避難) 」が4割 - 3 - 4 避難行動のタイミング 那賀町 阿南市 → 「避難勧告・指示」で避難した方は2割程度 危険(水)が迫ってから逃げた方が、最も多い。 那賀町 阿南市 那賀町 阿南市 → 普段から危険を認識している方が、「ダム放流量の増加」や 「避難勧告・指示」など、早い段階から避難行動を開始している。 - 4 - 5 平時の備え 阿南市 那賀町 → 「避難場所の確認」は、約3割に留まる。 那賀町 阿南市 → 「避難経路の確認」は、1割強に留まる。 - 5 - 実施:徳島大学 方法:住民へのインタービュー調査 調 査 目 的 インタビュー調査は,台風が接近・上陸した際における被災地域住民がどのような情報を どのように得たのか,そのときどのような行動をしたのか,避難の有無など住民の避難行動 を把握する. 1 水 平 避 難 ○水平避難を決めた理由 阿南市・那賀町を合わせると 「近所や消防団などの声かけ」がきっかけとなった世帯が最多 → 近所で共通し、危機感を感じたことが避難行動に結びついたと考えられる。 (那賀町) (阿南市) - 6 - ○水平避難を行わなかった理由 那賀町では「2階で十分」、阿南市では「行動する時間がなかった」などの意見が多い。 (那賀町) (阿南市) ○垂直避難をした人と、しなかったが「垂直避難を意識」していた世帯を合わせると → 過去に浸水経験のない世帯では、20%が垂直避難を意識 → 過去に浸水経験のある世帯では、47%が垂直避難を意識 - 7 - 2 情報と避難行動 ○「情報入手方法」と避難行動との関係 ・ 「近隣または消防団等による声掛け」 → 水平避難をした世帯は66%、垂直避難を合わせると72%が避難 ・ 「携帯電話やメール」から情報入手 → 水平・垂直避難合わせて63% ・最も身近な「テレビやケーブルテレビ」から情報入手 → 水平・垂直避難合わせて48% ・ 「防災無線」から情報入手 → 水平・垂直を合わせ避難した世帯は、わずか18% 「声掛けによって水平避難をした」世帯は、水平避難をした全世帯の4割 ○「複数の情報」と避難行動との関係 ・複数の情報入手方法があった場合の多かったパターンは以下の2種類 「テレビやケーブルテレビ」と「声掛け」 「テレビやケーブルテレビ」と「防災無線」 ・ 「テレビやケーブルテレビ」と「声掛け」の組合せ→ 66%が避難行動 ・ 「テレビやケーブルテレビ」と「防災無線」の組合せ → 避難したのは22% - 8 - ○「情報入手方法の手数数」と避難行動との関係 ・情報入手方法の手段が、0個の世帯 1個の世帯 2個の世帯 3個の世帯 → 避難は、29%に留まる。 → 54%が避難 → 50%が避難 → 57%が避難 ・情報をたくさん入手する世帯で、避難意識が高くなる傾向 - 9 -
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