ロングレンジサイト戦略

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もくじ
第 1 章: ロングレンジ戦略の全体像...........................................................................5
(1)ロングレンジサイト戦略 ..................................................................................5
(2)ロングレンジサイトとは? ..............................................................................6
(3)ロングテール SEO とは?................................................................................9
第 2 章ロングレンジサイトのテーマ選定 ...................................................................13
(1)1 テーマに特化したサイト .............................................................................13
(2)ネットで売れている商品をリサーチする ......................................................15
(3)ミドルレンジを使ってテストする .................................................................20
(4)商品テーマを調べる .......................................................................................20
(5)商品リサーチからテーマ選定 .........................................................................27
第 3 章:ロングレンジサイト作成 ..............................................................................28
(1)WordPress の特徴 ..........................................................................................28
(2)WordPress の設定編 ......................................................................................31
(3)サイトタイトルを決める ................................................................................32
(4)ブログのカラムの選び方 ................................................................................37
(5)Z と F の法則を考える ...................................................................................38
(6)訪問者が見やすいサイトを考える .................................................................40
(7)ロングレンジサイトに必要なページ ..............................................................45
第 4 章:コンテンツ記事の書き方 ..............................................................................51
(1)記事タイトルの決め方....................................................................................51
(2)クリックされる記事タイトル .........................................................................54
(3)コンテンツ記事の書き方 ................................................................................61
(4)記事の構成の仕方 ...........................................................................................63
(5)記事を書く上での注意点 ................................................................................66
(6)読まれるためのライティング術 .....................................................................71
(7)読まれるためのテクニック術 .........................................................................73
(8)記事のネタ・アイデア探し ............................................................................76
第 5 章:基本的な SEO 対策 .......................................................................................82
(1)ロングレンジサイトの SEO 対策 ...................................................................82
(2)Google へサイトを登録する ...........................................................................85
(3)アクセス解析の導入 .......................................................................................92
(4)Ping 送信 ........................................................................................................94
第 6 章:ロングレンジサイトの運用編 .......................................................................96
(1)記事の更新頻度...............................................................................................96
(2)ロングレンジサイトの拡張方法 ...................................................................106
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(3)記事の構成比率.............................................................................................108
(4)リピーター獲得戦略 .....................................................................................113
第 7 章:アフィリエイト戦略 ................................................................................... 116
(1)あくまで情報提供しながら売るサイトを意識する ...................................... 116
(2)商品をレビューして提案する発想 ............................................................... 119
(3)ロングレンジ戦略で使う ASP 紹介..............................................................125
(4)アフィリエイトプログラム選定 ...................................................................128
(5)ライバルサイトのチェック ..........................................................................131
(6)アフィリエイトプログラムの確認 ...............................................................137
(7)ロングレンジサイトのキーワード選定 ........................................................145
(8)俯瞰的な視点から考えるロングテールキーワード ......................................151
(9)関連キーワードのリサーチ方法 ...................................................................155
(10)Google アドセンス戦略 1 ...........................................................................158
(11)Google アドセンス戦略 2 ...........................................................................162
(12)商品紹介・レビュー記事の書き方 .............................................................165
(13)実際に商品を使って紹介する.....................................................................174
(14)ランキング比較を作成する ........................................................................181
(15)スナイパーサイトに誘導する利点 .............................................................183
(16)スナイパーサイトへ誘導するアクセスの例 ...............................................186
第 8 章スナイパーサイトの作成 ................................................................................188
(1)スナイパーサイトとは? ..............................................................................188
(2)スナイパーサイト戦略..................................................................................189
(3)1サイト1商品で構成する ..........................................................................190
(4)成約率が高い1カラム構成 ..........................................................................191
(5)スナイパーサイトに適したツール ...............................................................194
(6)スナイパーサイトのキーワード選定 ............................................................196
(7)スナイパーサイトの構成 ..............................................................................197
(8)スナイパーサイト作成の注意事項 ...............................................................225
(9)画像、動画の活用法 .....................................................................................226
(10)スナイパーサイトのディレクトリ化 ..........................................................231
(11)スナイパーサイトの拡張:2カラム戦略...................................................234
第 9 章:ロングレンジサイト戦略のまとめ..............................................................238
作者:マメボー .........................................................................................................242
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第 1 章: ロングレンジ戦略の全体像
(1)ロングレンジサイト戦略
それではまず始めにロングレンジ戦略の全体像から説明していきます。
ロングレンジ戦略では、1テーマに特化した情報提供型ブログを作成し、そのブログ
を軸に商品を紹介しアフィリエイトしていきます。
訪問者を意識した役立つコンテンツ記事を提供しながら収入を上げていきますので、
長く続けられる得意な分野を選び、楽しみながら運用を行ってください。
このブログスタイルは、作成にある程度時間がかかりますが、一度構築すると検索エ
ンジンにも強くアクセスも安定し長期的に稼ぐことができます。
長期運用させることで、1 つのサイトで平均して 20 万円程度は稼げるようになりま
すし、扱うテーマにもよりますが、100 万円以上も可能です。
しっかりと構築出来れば、今後ネットの拡大で、収入に上限はありませんので、ショ
ート、ミドルで売れる感覚が掴めてきたら、どんどん移行させましょう。
この教材ではこのようなブログを「ロングレンジサイト」と呼んでいきます。
ロングレンジサイトの構築にはしっかりと時間をかけて
アフィリエイトをビジネスと心得ながら取り組んでください。
長期的な戦略になりますので、このマニュアルを何度も読み直し
「これだけやれば十分」という発想を持つのではなく、
常に考えて改善を繰り返していくことが安定して稼ぐコツです。
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(2)ロングレンジサイトとは?
ロングレンジサイトとは、訪問者目線のコンテンツ記事を幅広く集めたブログです。
長期的に運営することで資産ブログを形成します。
ロングレンジ作成の際は、売れる商品やキーワードをただ並べるのではなく、

検索する方は何を調べているのか?

どんな答えを求めているか?
その部分をしっかりと読み取って、訪問者が参考になる
コンテンツサイトを作っていきます。
サンプルのロングレンジサイトを公開しますので、まずはご覧下さい。
http://www.stimulamp.com/
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このようなサイトを作成していきます。
ロングレンジサイトのコンテンツ記事の例

サイト訪問者の悩みを解決できる記事

まとめ系記事などサイト情報を集めた記事

自分の考えや意見をしっかりうたった記事

商品をしっかりと紹介したレビュー記事
このような記事を更新して増やすことで、外部リンクに頼らなくてもブログ全体から
集客出来るようになります。これをロングテール SEO 戦略と呼びます。
このロングテール SEO については後で説明しますが、ビックキーワードを狙わなく
ても記事1つ1つから様々な集客が可能で、成約につなげることが出来る戦略です。
例えば、アフィリエイトプログラムに無いキーワードで記事を書き、本命のリンクへ
関連商品と称して誘導することも可能です。
そうすると、そのものズバリの商品キーワードを狙うよりもライバルが減り、そのジ
ャンルに特化したアクセスを狙えます。
そのような記事を沢山作ることで、テーマを絞り込んだ幅広いアクセスを狙います。
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ただし、このように説明すると「では、何ページあればロングレンジサイトに成長し
ますか?」と言った疑問を持つ方が出てきますが大切なのはページ数ではなく、
その市場における絶対的に有利な立場を確立することです。
ですので「これだけやれば十分」という発想を持つのではなく、常にサイトレベルを
高く保つように意識してください。
検索エンジンにブログが認められる最低基準は、100 記事前後か約 3 ヶ月と言われて
いますが、しっかりと時間をかけて、数百記事を目標にしていきましょう。
さらに「これは何のサイトか?」
「求めるコンテンツはあるか?」が一見して分かる
ように、記事の構成やサイトタイトルにも気を配り、バナーなどは、デザイン戦略編
のノウハウを取り入れて、中身も見た目も質の高いブログを目指してください。
「集客する SEO」×「悩みを解決し提案するコンテンツ」
この2つが売れるブログの条件です。
検索エンジンはコンテンツや内部記事数を重視しており、コンテンツに力を入れると
結果的に SEO も強化されます。
訪問者のニーズを読み取り、求めている答えを予測して、
しっかりと提供することが重要になりますので、
収益を生む資産ブログを楽しみながら育てていってください。
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(3)ロングテール SEO とは?
それではロングテール SEO について説明します。
ロングテールとは、本来はマーケティングの専門用語です。
売り場スペースに限りがあるリアル店舗では 2 割(黄緑の部分)の売れ筋商品だけを
取り扱うことで、全体の 8 割の売り上げを確保する手法のことですが、
ネットショップなどは無限に売り場スペースを確保できるため、残り 8 割の商品でも
利益を上げることが可能と言われており、
この現象を恐竜の尻尾に見立てて「ロングテール」と呼びます。
ロングテール SEO も同じ考えで、ライバルが多いビックキーワードだけを狙うより、
ニッチなキーワードや複合キーワード群など、1つ1つの検索回数は少ないが、幅広
い検索キーワードで数多くブログに誘導した方が結果的にアクセスは上回るという
考えです。
キーワードには商品数など限りが無いので、このロングテールはどこまでも伸ばすこ
とが可能です。
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ロングテール SEO を狙うメリット
ライバルが少ないキーワードを狙うので上位表示しやすい
競合が少ないキーワードを狙うため上位表示させやすく、また思いがけないアク
セスも多いので幅広く集客できる。
上位表示のキーワードに依存しなくても集客ができる。
特定のキーワードで狙わず、幅広いキーワードで狙えるので、検索エンジンのア
ルゴリズム変動にも強く安定している。
そのテーマに沿った幅広いアクセスを狙うことが出来る
1つ1つの記事全体から集客するため、そのテーマに興味がある幅広い集客が可
能になる。またクリック率も高いのが特徴。
資産ブログを形成できる
コンテンツ記事数が増えることでブログは成長し、長期的に安定して稼げる資産
ブログとなる。
ロングテール SEO をしっかりと狙うと、記事タイトルにキーワードが無くても
本文中からのキーワードだけで上位表示出来るようになります。
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検索キーワードは日々、新しく生まれている
これは Google が提供するデータで、私達が検索エンジンを使う際の動向を割合で表
したものです。

44%は 3 キーワード以上の複合キーワードで検索する

64%はそのキーワードを一度しか使わない

20%は過去 90 日間に検索されることがないキーワードで検索する

16%が今日まったく新しいキーワードを生み出している
From:Inside Google Search
このデータによると、44%の人は検索エンジンを使うときに 3 つ以上の複合キーワー
ドを組み合わせて使い、64%の人はそのキーワードをたったの一度しか使わず、
また 16%の人が毎日新しいキーワードを生み出していることが分かります。
つまり、本当に需要があるキーワードを予測することは難しいわけです。
ですから、ビックキーワードを狙い 4 割のアクセスを取りにいくことも重要ですが、
ロングテールを意識して、残り 6 割の市場もしっかりと狙うことが大切になります。
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ロングテールキーワードは幅広くクリックされる
ビックキーワードを狙わずにロングテールを狙うメリットはまだあります。
こちらは米 Optify 社が公開したクリック率の実験データです。
From:米 Optify 社
赤部はビックキーワード、緑部はロングテールキーワードのクリック率を現します。
ビックキーワードは 1 位で 32%ありますが、2 位では一気に 5%まで落ち込みます。
なので、ビックキーワードで狙う場合は 1 位を取るしか集客する方法はありませんが、
ロングテールでは 1 位が 25%に対し、
2 位で 14%、
なんと 10 位でも 3%もあるので、
必ずしも 1 位を狙わなくても幅広く集客できます。
ですから、ビックキーワードで上位表示されるブログを目指すのではなく、
どのキーワードでも1ページ目に入るようなブログに成長させることが重要です。
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第 2 章ロングレンジサイトのテーマ選定
(1)1 テーマに特化したサイト
では、ここから実際にロングレンジサイトの作り方を説明していきます。
まず一番に重要なことは、
ロングレンジサイトを1テーマに特化して作成することです。
ブログは長期的な運用を行いますので、様々なテーマを織り交ぜた日記ブログの方が
更新は楽かもしれませんが、それでは属性にあったアクセスを呼びづらく、キーワー
ドが分散してしまうため SEO 上も不利になります。
ロングレンジサイトで狙うのは、あくまで専門性の高いブログです。
総合ブログではなく、情報提供型のコンテンツブログを目指しましょう。
ただ、選ぶテーマの範囲ですが、専門性を高めるために狭めすぎては、更新するネタ
が少なくなりますし、広げすぎてもまとまりが無くなります。
例えば、酵素ダイエットを例にすると、
「酵素ダイエット」では、商品も少なく、更新するネタも少ないですが、
「ダイエット」まで広げると、ターゲットが広くなりすぎます。
狙い目としては、30 代、40 代などの年齢別ダイエットや性別、食事、運動など方法
別ぐらいまで落とし込むと、更新するネタも多く幅広い商品で狙えると思います。
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テーマをどうやって決めていくのか?
ロングレンジサイトの作成において、まず重要なのは、テーマ選定です。
後からテーマ変更をするのは、最初からブログを作り直すのと同じぐらい大変なので、
しっかりと方向性を決めましょう。
テーマは、あなたの興味や知識のあるジャンルから選んでください。
ロングレンジサイトで大切なのは、訪問者目線のコンテンツ記事を更新していくこと
ですが、そのテーマにあなた自身の興味がなければ、続けられなくなります。
アフィリエイトで挫折してしまう多くの原因が、こうして興味のないテーマを選んで
しまうことです。長く続けるためにも楽しみながら作業できるテーマを選びましょう。
決して知識がなかったとしても、興味があれば大丈夫です。
勉強した内容を書き込んでも良いですし、学びながらブログを運営していけば
コンテンツは作れます。
ただし、興味があれば何でも良いわけでもありません。
現在はほとんどの商品がアフィリエイト可能ですので、興味があればロングレンジの
作成は出来ますが、しっかりと収入につなげるためには、
ネットで売れているテーマと興味のバランスを取ることが重要です。
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(2)ネットで売れている商品をリサーチする
それでは、これからネットで売れているテーマの見つけ方を解説します。
テーマを決める前に、まずどのようなアフィリエイトプログラムがあり、どのような
商品が売れているのか、リサーチしていきます。
まずは、これら 3 つの項目を確認しましょう。

実際に売れている商品が多いテーマか?

商品に興味があり継続できそうなテーマか?

流行やニーズがあるテーマか?
今後アフィリエイトを本格的に行うのであれば、これらは常に意識して、日頃からチ
ェックする癖を付けておくと良いです。
興味があるものをノートに書き出して整理したり、
今後商品を紹介する時に、実際に使った商品の紹介記事は魅力的なので、自分や家族
が使えそうなものかもチェックしていきます。
このリサーチは、第 7 章アフィリエイト戦略編でも応用して使いますので、しっかり
と行ってください。
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楽天ランキング
楽天ランキング
http://ranking.rakuten.co.jp/
・注目ランキング
・リアルタイムランキング
楽天アフィリエイト
http://affiliate.rakuten.co.jp/
・楽天市場のトレンド情報
・売上げベストショップ
・各ランキング等
ネットショッピングを行う 7 割以上が、この楽天で買い物をすると言われており、
売れ筋商品を知る上では市場調査に適した場所です。
性別や年齢、商品ジャンル別でもランキングが公開されており、
急上昇や期間別など様々なデータを取ることができます。
特集項目やリアルタイムランキングを日頃チェックすることでネットでの流行や
動向が見えて来ます。
その他にも Amazon や Yahoo ショッピングからも動向を確認できますので、
日々チェックしてみてください。
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テレビ、雑誌、新聞など
インターネットが主流になった現在でも、テレビや雑誌などのメディアは強力です。
爆発的なヒットはメディアから誕生することが多いので、特に注意が必要です。
良くあるダイエット企画などテレビで紹介された商品は次の日には品薄になるケー
スが多く、NHK やテレビショッピングなどをしっかりとチェックしておくと、売れ
筋商品や流行を察知しやすくなります。
また CM などからも動向を確認しやすく、特にキャッチフレーズや流行語はそのまま
キーワードとなるケースも多いです。
CM の最後に良く出てくる「○○で検索」は、そのキーワードで検索されやすいです
し、そのままキーワードになる場合も多いです。
必ず一緒にチェックしましょう。
流行を掴みやすくチェックしておきたいメディア

雑誌、女性週刊誌

新聞、折り込みチラシ、吊り広告

NHK や特番の放送予告

雑誌などの特集企画や次号予告

テレビ CM

テレビショッピング
売れていそうな商品は、常にチェックして、メモしておきましょう。
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ASP の商品プログラム検索
ネットでの売れ筋動向がある程度分かってきた段階で、実際にどんな商品があるのか
確認していきます。ロングレンジサイトでは、直接その商品を紹介して販売していき
ますので、長く紹介出来そうな商品を探します。
ロングレンジサイトで狙う代表的な ASP

A8ネット

バリューコマース

アフィリエイトB

インフォトップ など
各 ASP によって様々な特徴があり、同じ商品プログラムでも報酬単価が違ったり、
その ASP にしかない商品もありますので、できるだけ多く登録して
自分のテーマにあった ASP を探してください。
また、売り上げが上がっていくことで、クローズ案件を紹介されたり、ブログに直接
広告主から紹介依頼がある場合もあります。
単価アップもしますのでサイトの成長と共に商品選定も変えていくと良いです。
また各 ASP には通常メルマガも用意されているので、登録することで最新の商品プ
ログラムやキャンペーンなどの旬な情報を掴むことができます。
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ASP ランキングや新商品を参照する
各 ASP には、様々な形式での売れ筋ランキングや新商品情報が用意されています。
商品プログラムの選び方など初心者メニューも多いので、実際にどんな商品が売れて
いるのか積極的に活用して調べてください。
人気の市場

ダイエット・美容関連

食品関連

金融・証券関連

学び系、カルチャー関連

コンプレックス関連

インターネットサービス関連

子供、教育関連
このように ASP から市場動向を確認していき、テーマを絞り込みます。
ただ、売れている商品こそライバルも多いので自分の興味とのバランスも必要です。
新商品などは、まだライバルも少ないので、売れているジャンルの新商品などをチェ
ックしていくと切り込めそうなテーマが見つかるかもしれません。
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(3)ミドルレンジを使ってテストする
ASP から売れ筋商品や自分の興味のあるテーマが見えてきたら、
ミドルレンジを使ってテスト投稿を行ってください。

実際に商品がクリックされているか?

売りやすい商品か?
また実際にミドルレンジブログに記事を書くことで、
今後継続できそうなテーマか自分に向いているかなども確認できます。
ミドルレンジブログから実践して、売れ筋動向が見えて来ている方なら、
その商品を中心に考えてテーマ選定した方が確実です。
(4)商品テーマを調べる
そして、テーマを決める上での最終チェックをします。
今までの項目から ASP でアフィリエイトできる商品や、人気のテーマなどが分かっ
てきたと思います。
そこで、これまで販売者の立場でチェックしていたのを、
今度は訪問者目線で確認してみてください。

このテーマは本当に需要があるのか?

今後も継続して続けることが出来るのか?

拡張性はあるか?
お客様目線で見て、
自分の判断が本当に間違ってないか、需要があるのか客観的にみていきます。
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Google トレンドで確認する
Google トレンドは、Google が提供するトレンドチェックツールの1つで、
キーワードに対しての検索回数や期間推移を確認することができるツールです。
Google トレンド
http://www.google.co.jp/trends/
Google トレンドを使う事で、そのテーマや商品名など様々な検索ボリュームを
確認することができます。
期間別、ジャンル別、地域別、後はキーワード比較まで出来るツールですので、
しっかりと活用してください。
※ロングレンジ動画マニュアルでは、Google インサイトを使った説明になっていま
すが、トレンドとインサイトが統合され 1 つのツールとなりました。
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「デイトレ」で検索
実際に株でよく使われる「デイトレ」と言うキーワードで検索してみました。
このキーワードは 2008 年をピークに検索ボリュームが下がっているのが分かります。
株式はある程度景気も関係しますが、いくら商品数が多く興味があってもこういった
テーマを選ぶと苦戦するかも知れません。
「バイナリーオプション」で検索
こちらも同じ金融系ですが、
「バイナリーオプション」で検索してみました。
こちらは「デイトレ」に比べて鰻登りに増えており、今後注目のテーマだと分かりま
す。
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「ダイエット」で検索
永遠のテーマのダイエットですが、ネット通販が普及するにつれて、
需要が伸びているのがわかります。
ただ、だからと言って何でも注目されているわけでもありません。
「酵素ダイエット」で検索
「酵素ダイエット」は、2011 年前半から凄い盛り上がりになっています。
だいぶ数値が上がっていますが、
まだまだ狙える商品だということがわかると思います。
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「朝バナナダイエット」で検索
反対に、ピークが過ぎた「朝バナナダイエット」は、
一気に落ち込んでいるのがわかります。
このように、テーマによって様々な違いが出てきますので、なるべく細かく
動向をチェックしていきます。
ここでの確認ポイント

商品数が多くても、そのテーマ自体が下火ではないか?

検索ボリュームが右肩上がりに上がっているか?

もしくは横ばいで安定した検索数を確保できているか?
この辺をしっかりと確認して動向をチェックしてください。
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ライバルサイトをチェックする
続いてライバルサイトをチェックしていきます。
これについてはアフィリエイトプログラム選定のところでも詳しく解説しますが、
ライバルがどんなサイトを作っているかを確認してください。
ロングレンジサイトを作成する際は、いかなるライバルサイトにも絶対に負けない
圧倒的なコンテンツの質と量を提供できるように目指していきます。
あなたの扱いたいテーマで検索して、赤枠部分の通常検索結果に表示されたサイトを
最低 100 位ぐらいまでは見てください。

扱いたいテーマに関して、どのようなサイトが存在するのか?

アフィリエイトサイトはどれくらいの割合であるのか?

ライバルは多すぎないか?
この 3 点をしっかり確認しながら、気になるサイトをチェックしていきます。
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そして、検索エンジンを使ってある程度全体像を掴んだら、
今度はサイトを厳選して、どのようなコンテンツを作っているのか確認します。

どのようなコンテンツを提供しているのか?

そのテーマは需要があり、今後拡張していけそうか?

どんな商品を提供しているのか?

自分ならどういったサイトを作るのか?
これらの点をしっかりと意識して、ライバルサイトを確認してください。
また、次に決めるブログタイトルの参考にもなりますので、ライバルサイトのサイト
タイトルやメインキーワードも確認しておくと、後でイメージしやすくなります。
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(5)商品リサーチからテーマ選定
それでは、ここまでを総合して最終的にテーマを1つ決めていきましょう。
テーマを決める上での重要ポイントは 4 つあります。

あなたの興味や知識のあるテーマか?

実際に商品数が多く売れている市場か?

検索ボリュームがしっかりしているテーマか?

今後コンテンツを提供して拡張できるテーマか?
この点をしっかり頭に置きテーマを選定していきます。
自分が「本当に好きで継続できるテーマか?」をしっかりと判断して、
将来的にはその道のプロになるぐらいの気持ちでブログを作成しましょう。
何度も言いますが、目指すは、
その市場における絶対的に有利な立場を確立することです。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、別に学者レベルになれということではなく、
仮に知識がなくても関連書籍を4~5冊ぐらい読めば、十分なレベルに到達できます。
いくらコンテンツサイトの時代だと言われても、そこまでやっているサイトは
まだまだ少ないので、参入するチャンスは今だと思ってください。
後はあなたのやる気次第で、どんなサイトにも成長します。
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第 3 章:ロングレンジサイト作成
(1)WordPress の特徴
具体的なテーマが決まったところで、ここからはロングレンジサイトの作成について
説明します。ショート・ミドルレンジは無料ブログで作成しましたが、
ロングレンジサイトは WordPress を使って作業します。
WordPress とは?
簡単に言いますと、独自ドメインとレンタルサーバーで運用するブログシステムです。
最初にブログへの設置が必要ですが、HTML や CSS などの知識がなくても
サイト(ブログ)を運営することができます。
無料ブログと違い、ドメインやレンタルサーバーなどの料金がかかりますが、安けれ
ばドメイン料を入れても月に 500 円以下で使用する事ができます。あなたの店舗を持
つわけですから、これくらいは最低限の必要経費だと思ってください。
確かに無料ブログはコストがかかりませんが、あくまでその場所を借りているだけで
すので、その会社の方針に従う必要があり、禁止事項も多いです。
WordPress
=
独自店舗(自社ビル)
無料ブログ
=
ショッピングモールの間借り店舗
近年一気に無料ブログサービスが増えましたが、現在では市場は縮小傾向にあり、
サービス終了による強制退去の可能性もありますし、突然のサーバーメンテナンスな
ど意図しないことも多く、長期のビジネス利用には不向きです。
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■ロングレンジサイト戦略
さらに WordPress で運用すると、優れたメリットがもう一つあります。
それは独自ドメインが使えることです。
独自ドメインでサイトを運用すると SEO で様々な効果がありますが、
その中でも一番大きいのが、あなたの専用ドメインを持てることです。
検索エンジンの評価はこのドメインに対して付きますので、専用ドメインで運用でき
れば、どのレンタルサーバーに引越してもサイトの評価を引き継ぐことが出来ます。
それに対して、大半の無料ブログではこれが出来ずに、あくまでドメインは無料ブロ
グからのレンタルになりますので、変更できない引越リスクが重くのしかかります。
ロングレンジサイトは長期的なブログ運営を目指しますし、リアル店舗のように数百
万の投資が必要なわけでもありません。ここで投資できる人とできない人とでは、今
後大きく将来が変わってきます。
WordPress 日本公式サイト
http://ja.wordpress.org/
※実際はレンタルサーバーから自動インストール機能を使いますので、
今は、ダウンロードしなくても大丈夫です。
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■ロングレンジサイト戦略
WordPress は検索エンジンに強い
そして、WordPress は検索エンジンに非常に強いと言われています。
こちらのグラフは Google トレンドによる検索ボリュームです。
2004 年以降検索ボリュームが増え続けていることがわかります。
これは WordPress.com の調査結果ですが、

インターネット全体の 8.5%のウエブサイトが WordPress

世界の上位 100 万サイトのうち 14.7%が WordPress

米国の新規サイトの 22%が WordPress
このように全世界から見ても WordPress 人口は驚異的に伸びており、
Google 自体が WordPress のソースを完全解析して読み込みやすくしているとも
言われています。
つまり WordPress を使うだけで、検索エンジンに情報を伝達しやすくなるのです。
また WordPress は様々なプラグインが用意され拡張性も多く、
この利用人数から考えても、安心して利用する事ができます。
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■ロングレンジサイト戦略
(2)WordPress の設定編
レンタルサーバーの設定方法や WordPress のインストール方法については、各種補
足マニュアルを用意していますので、それぞれのマニュアルを参考にしてください。
新規・オールドドメイン取得講座
独自ドメインやオールドドメインなど取得方法や設定方法を解説しています。
レンタルサーバー契約マニュアル
エックスサーバーとロリポップを例にレンタルサーバーの設定から
WordPress の自動インストールなどを解説しています。
WordPress 構築マニュアル
WordPress の初期設定や使い方、プラグインなど
一般的な操作方法を解説しています。
3M テンプレート「リファイン」マニュアル
当商材オリジナルテンプレートのカスタマイズ方法や
オプション項目の操作方法を解説しています。
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■ロングレンジサイト戦略
(3)サイトタイトルを決める
タイトルにはしっかりとキーワードを入れる
それでは、ロングレンジサイトのタイトルを決めていきましょう。
ブログタイトルは、ブログの大見出しでありメインゲートの役割もします。
とても大切ですからしっかりと考えていきましょう。
さて、タイトルを決める上でまず重要なことは、
メインキーワードをしっかりと入れることです。
ロングレンジサイトでは、記事1つ1つでロングテール SEO 戦略を仕掛けますが、
トップページにはメインキーワードを入れて上位表示を狙っていきます。
検索エンジンはブログ全体のキーワード比率とブログタイトルのバランスを見て
どんなサイトなのかを判断しますので、両者を意識してメインキーワードを決めます。
つまり「おいしい牛肉通販ドット混む」というブログタイトルなのに、日々車関連の
記事を書いて増やしていくと、各個別記事は車関連で上位に表示しますが、一番肝心
のトップページに集まるキーワードとの関連がなくなります。
そうなると「このサイトは何?」と検索エンジンが混乱しますので、結果として全体
キーワードが薄いページと判断されて、トップページの評価を下げてしまいます。
また、「まーちゃんの日記」などは趣味のブログなら良いのですが、ロングレンジサ
イトとして運用するためにはふさわしくありません。タイトルの中にメインキーワー
ドをしっかり入れて、検索エンジンから最大限の集客効果を発揮させましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
「おいしい牛肉通販ドット混む」の例
ブログタイトルにしっかりとメインキーワード「牛肉」を入れておき、
記事部分では、ロングテール SEO を意識して「牛肉」に関するコンテンツ記事を書
いていきます。
しかしながら、
記事1つ1つで「牛肉」という言葉を意識し過ぎる必要はありません。
検索エンジンは関連キーワードもしっかりと判断することができますので、
「牛肉」と関連する⇒「和牛」
「焼肉」「霜降り」
「ビーフ」
「肉」など・・・・
少しだけ意識して、関連キーワードを盛り込んでいけば良いです。
後は、コンテンツ記事を増やしていくことで、ブログ全体の関連キーワードからトッ
プページに評価が集まっていきますので、徐々にトップページがメインキーワードで
上位表示できるようになります。
これは商品紹介ページも同様で、幅広い関連したキーワードで記事を作り紹介するこ
とで商品ページの順位が徐々に上昇していきます。
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■ロングレンジサイト戦略
タイトルでブログの内容が分かるようにする
ロングレンジサイトでは、しっかりとメインキーワードを狙っていきますが、
販売サイトや売り込みっぽいタイトルはなるべく避けて、あくまで情報コンテンツブ
ログを意識したタイトルを付けてください。
例:
×「ダイエット口コミ通販」
〇「30 代からのダイエット体験記ブログ」
〇「元デパガが自腹で検証!30 代からのコスメ徹底比較」
こう言ったタイトルを付けて「ダイエット」
「30 代」というキーワードをさりげなく
盛り込んで狙っていきます。
「メインキーワード」に加えて「属性」をしっかりと入れることで、ターゲティング
が容易になり、訪問者も自分にとって有益なブログかどうか判断しやすくなります。
タイトルだけでそのブログの内容が判断できることが重要です。
「まーちゃんの日記」
「それゆけ Let’sGO!!」など、意味不明なタイトルにせずに
しっかりと内容が予測できるタイトルにしましょう。
なお、
「タイトルにキーワードはいくつ盛り込んだら良いのか?」ですが、
最初にも書いたように、ブログ全体のキーワード比率で検索順位が決定しますので、
ここにキーワードを全て詰め込む必要はありません。
ですので、通常は2つで、多くても、
「大見出しキーワード」+「属性」+「興味」
の 3 つで構成してください。
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■ロングレンジサイト戦略
シンプルで覚えやすいタイトルにする
それから、タイトルは余り長くせずにシンプルで覚えやすい構成にしましょう。
検索エンジンで認識出来る文字数は全角最大 32 文字で、それ以降は省略されて表示
されないからです。
なるべくシンプルで覚えやすいタイトルを考えることが重要です。
文章として読めるタイトルにする
そして、キーワードを意識し過ぎて文章構成がおかしなタイトルを付けないように気
をつけて、文章として読めて、見た目にも興味を引くタイトルにしましょう。
ブログタイトルを評価するのは、検索エンジンですが、
それをクリックするのは「人間」です。
×「牛肉
通販
口コミ評価ブログ」
〇「おいしい牛肉通販ドット混む」
このようにしっかりと内容が分かるタイトルにしてください。
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■ロングレンジサイト戦略
キーワードは先頭が重要はウソ?
さて、メインキーワードは必ず先頭に配置する必要があると言われていますが、
これは少し前に流行った SEO 手法です。英語などの場合は、文法上で結論を先に言
う習慣がありますので、先頭の言葉ほど重要という判断になります。
確かに今でも先頭部分が重要ということに変わりはないですが、現在は検索エンジン
が進化しているので、必ずしも先頭じゃないと効果がないわけではありません。
前半部分にあれば十分に効果は発揮しますので、強引に先頭に配置しておかしなタイ
トルになるなら、しっかりとした文章のタイトルを付けた方が有効です。
「30 代
ダイエット」で検索してみましたが、必ずしも先頭にキーワードを配置し
たサイトが上位表示されているわけではありません。
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■ロングレンジサイト戦略
(4)ブログのカラムの選び方
では、ブログタイトルが決まったので、今度はブログのカラムについて説明します。
カラムとは、ブログデザインの配置のことでサイドバーの数で決まります。
両サイドにあると 3 カラム、片方なら 2 カラムになりますが、ロングレンジとしてオ
ススメするのは2カラム以下になります。
この頃は、コンテンツ型のサイトでも 1 カラムを使う方も多いですが、その理由とし
てスマホやタブレットの利用が増えてきているからです。
スマホなどで見るとレスポンシブなどブラウザーごとに最適化されて表示されるこ
とが多く、サイドバーはコンテンツの下に表示されます。
そのため 3 カラムだと両サイドバーが下に表示され、使い勝手が悪くなりアクセスの
流れを掴みにくくなります。
ブログのだいたいの配置を決めたら、スマホやタブレットでもどのように表示される
か確認して、カテゴリーの位置などアクセスの流れを意識していきましょう。
情報を詰め込み過ぎずに、
「伝わるシンプルブログ」を目指してください。
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■ロングレンジサイト戦略
(5)Z と F の法則を考える
次に訪問者の目線について見てみましょう。
Web のユーザビリティを研究している Jakob Nielsen 博士が発見した法則で
訪問者の目線の動きには「Z の法則」と「F の法則」の2つが存在するという説です。
訪問者の目線を意識することで、クリック率が大幅に増加したり、コンテンツを訪問
者の目に付きやすく配置できますので、しっかりと意識してください。
Z の法則の目線の動き
この動きは主に訪問者がサイトに最初に訪れたときの目線の動きと言われており、
「このサイトは自分にとって有益なのか?」を一瞬で判断する時に、この「Z」の動
きになります。
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■ロングレンジサイト戦略
F の法則の目線の動き
こちらの動きは、訪問者が2度目以降に訪れた時や、リラックスしながらサイトを確
認するときに動かす目線で「F」の動きになります。
このように訪問者はサイトをぱっと「Z 目線」で見て、
有益だと判断したら「F 目線」で確認していきます。
Z と F で重なる部分が、ゴールデンゾーンになっており、ここに広告を配置すると売
れやすいですが、載せすぎると広告だらけのブログに見えます。
反対に、ここにコンテンツを配置し、目立たせると役立つサイトに見えますが、売れ
るチャンスを逃す可能性もあります。
扱うテーマやジャンル、サイトの成長で変わってきますので、この「Z」と「F」を
意識して、日頃から反応をチェック、広告を入れ替えたりテストを繰りかえしてゴー
ルデンゾーンを探してください。
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■ロングレンジサイト戦略
(6)訪問者が見やすいサイトを考える
ところで、あなたは3秒ルール、8秒ルールという言葉を知っていますか?
3秒ルールは訪問者があなたのサイトに訪れたときに有益かどうかを判断する
所要時間が 3 秒だと言われている事に由来し、
8 秒ルールは、ページが開かれるまでに最大待てる時間だと言われています。(ただ
し現在のネット回線速度では、実際は 2~4 秒が限界だそうです。
)
訪問者は、検索エンジンに表示された沢山の情報を見ながら、悩みを解決してくれる
サイトを探しています。ですので、訪問者がサイトを訪れた 3 秒以内に「ここに答え
がありそうだ」と立ち止まってくれるようなブログを目指していきましょう。
しっかりとZの法則を意識して、訪問者の心をつかむデザインや配置を考えていくこ
とでアクセスを増やしていくことが出来ます。
デザインを考える
では、実際に訪問者に好印象を与えるデザインを検討していきましょう。
まずブログの第一印象を決めるのに重要なのが「見やすさ」です。
そして「見やすさ」を意識するためのポイントは 3 つあります。

テーマにあった色合いのデザインになっているか?

フォントサイズは見やすい大きさか?読みやすい配置か?

色々なバナーが貼ってあって、ごちゃごちゃしてないか?
本商材で提供するテンプレートは、この辺をしっかりと考えたデザインになっていま
すが、他のテンプレートを使う場合は、小さすぎたり、大きすぎたり、変則的なテン
プレートは使わないようにしましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
それからヘッダー画像に関しては、第一印象を決める上で重要ですので、デザイン戦
略編を参考に、きちんとテーマに合った画像を作り配置してください。
そして、グローバルメニューやサイドバーは、カテゴリーなどを使って分かりやすく
整理します。
特にサイドバーに配置できる「最近の投稿」
「人気記事」
「カテゴリー」などのウイジ
ェットは、内部リンクを作る上で重要ですので、しっかりと配置して訪問者を誘導で
きるようにしましょう。
ただし、他社が提供するブログパーツやバナーは、ブログの表示を重くする原因の1
つでもありますので貼り過ぎには注意しましょう。
またブログの親近感を上げるために、プロフィールや問合せ先の公開も有効です。
特にブログはコミュニケーションツールとしても機能しますので、作り手が見えるだ
けで安心感につながりますし、記事1つ1つの説得力も上がります。
なお、プロフィール画像は写真を使うのが最も効果的ですが、アバターでも結構です。
プロフィールについては、また後から詳しく解説します。
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■ロングレンジサイト戦略
アクセスの入り口と出口を考える
それから、ブログを作る上で重要なのが、アクセスの入り口と出口を考えることです。
どんなに良いブログを作っても、100 人中 100 人があなたのことを気に入るとは限り
ません。
その辺を意識して、自分のブログに残ってくれる人、すぐに出て行く人の導線を考え
ると、非常に見やすいブログになります。
訪問者の通常の比率で考えると統計上では、

訪問後すぐに出て行くアクセス:70%

滞在してくれるアクセス:30%

その中からの見込みアクセス:1%
これはあくまで統計上ですが、この比率で仮定して戦略を立てていきます。
各アクセスの出口にしっかりとアクションポイントを設置しておくことが重要です。
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■ロングレンジサイト戦略
■訪問後すぐに出て行くアクセス
まずは、すぐに出て行くアクセスです。これを極力減らすためにはロングテール SEO
戦略が有効ですが、どんなに努力してもゼロにはなりませんので、この部分はどうし
ても諦めるしかないです。
詳しくは後から第 7 章アフィリエイト戦略編の中でも解説しますが、だからと言って
出て行くアクセスをただ見送るのではもったいないので、Zの法則ラインに Google
アドセンスなどのクリック報酬型広告を設置しておくことで、
しっかりと出口からも報酬を生む仕組みを作ります。
■滞在してくれるアクセス
そして、あなたのブログに興味を持ってくれた人たちのアクセスです。
トップページからコンテンツを探して記事を読んでくれるアクセスですので、
しっかりと F の法則を意識しましょう。
記事の最下部にソーシャルブックマークボタンを設置して「お気に入り」への登録を
促し、関連記事を用意してブログにアクセスを循環させます。
ブログに完成はありませんので、日々訪問者目線や導線を意識して進化させることが
重要です。
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■ロングレンジサイト戦略
■見込みアクセス
そして、最後に見込みアクセスです。これは滞在してくれたアクセスの中でも、特に
あなたに共感し、商品の購入を検討してくれている人たちのアクセスです。
このアクセスが集中する部分は、大体が記事の最下部になります。
ここでしっかりと商品を提案して、反応を上げましょう。
また、見込みアクセスに対しては、ユーザー心理をしっかりと考えてください。

もっとあなたの記事を読みたいと思っているかもしれません。

共感してあなたに連絡したいと思っているかもしれません。

商品を購入するためのリンクを探しているかもしれません。
コンテンツの内容に合わせて見やすい商品リンクを設置し、
共感できる一言を添えることで反応は上がります。
リストがほしい場合は、メルマガフォームを設置して、リピーター獲得も可能です。
こちらは Google が、推奨している効果が高い広告の掲載場所一覧です。
これを見ても記事最下部が最も反応が高いのが分かります。
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■ロングレンジサイト戦略
(7)ロングレンジサイトに必要なページ
さて、これからロングレンジサイトを構成するのに必要なページについて説明します。
ブログの最大の利点は、コミュニケーションツールとしても活用できることです。
一方的に紹介するサイトに比べ、ブログは売り手の顔を見せやすいので、
訪問者との距離を縮めやすいのが特徴です。
コミュニケーションを気軽に取れる環境を提供してあげることで、
訪問者の気持ちを理解し、成約率を上げることができます。
お問い合わせページ
まず絶対に必要なのが、このお問い合わせページです。
このページを通じて、訪問者の様々な考えを聞くことが出来るからです。
また、広告主や ASP から商品紹介の依頼がくる場合もあり、思わぬクローズ案件が
舞い込むこともあります。
ブログには、気軽に連絡を取れる手段としてコメント機能も付いていますが、
公開したくない直接的な相談には、メールの方が便利です。
ただし、訪問者が質問をしようと思っても、やはり初めての人に連絡するのは
勇気がいりますし、面倒で気が重いです。
ですので、なるべく分かりやすい場所に設置して、訪問者が思い立ったらすぐに連絡
できるような環境を用意してあげることが重要です。
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■ロングレンジサイト戦略
問い合わせ先を載せる場合、一般的なのはメールですが、
メールアドレスをそのまま載せるのは危険です。
中には「aaa★yahoo.com ★を@に変えて返信ください」と記載している方もいます
が、現在はこれすら収集する悪質なツールが存在しますので止めておきましょう。
そのために、アドレスを公開しなくても送れる「フォーム」を使います。
WordPress ならプラグイン設置可能で、一般的な Contact Form 7(WordPress 構築
マニュアルで説明)をオススメしますが、フリーで使えるメールフォームもあり、
色々なサイトと統一して使いたい場合などにオススメです。
ふぉーむまん
http://my.formman.com/notice/
表示設置例:
http://my.formman.com/form/pc/xeSj7Muxm8yxYiGM/
サイドバーや記事最下部、グローバルメニューなど、目に付きやすく訪問者が「問い
合せしたい」と思い立つ場所の近くにそっと添えてください。
訪問者がメールをくれるということは、あなたを信頼している証拠です。
どんな相手であっても、目上の人と接するつもりで対応し、少しでも早く返信するよ
うに心がけましょう。
もし直接購入に繋がらなくても、訪問者の悩みを聞けたことは今後のコンテンツ作り
に欠かせないアイディアをもらえたわけですから、感謝しつつ返信してください。
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■ロングレンジサイト戦略
Contact Form 7 の表示例
「質問内容を公開して良いか?」など、引用のチェックボックスを付けておくと質問
内容をそのまま記事にすることができますし、コンテンツネタとして役立ちます。
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■ロングレンジサイト戦略
プロフィールページ
また、ロングレンジサイトを運営する上で、プロフィールの公開は大切です。
訪問者はブログの作者に関心があるものですし、ビジネスブログであればなおさら
「どんな人が販売しているのか?」
「信頼できる人か?」気になるからです。
プロフィールがしっかりしていると強いですし、まずは自分の情報を伝えておくだけ
でも、訪問者とコミュニケーションを取りやすくなります。
私のブログでも、プロフィールへのアクセスがトップ記事 5 に入っていますので、
意外と見てくれている人は多いです。
そして、プロフィールに書く内容ですが、出身地、現在地、年齢、性別、趣味、仕事、
経歴、境遇、ブログの運営方針、考え方など
できる限り細かく書くと訪問者の共感を呼び、親近感が湧きやすくなります。
ビジネスブログならそのまま説得力アップにもつながります。
プロフィールにおいて、何より重要なのは「人柄」です。
別に立派な経歴や専門的な知識は必要ありませんので、自分がどんな人間なのか
素直に書いてください。
上から目線で書くよりも、誠実さ親近感をアピールした方が効果は高いです。
そして設置場所ですが、Zの法則、Fの法則を意識して、サイドバーに簡易プロフィ
ールを掲載して、そこからプロフィール専用ページへリンクしてあげましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
アバターor 本人画像?
それからプロフィールには、画像も公開します。
画像があると、文字だけよりもさらに印象がぐっと引き立つからです。
訪問者の反応が最も良く、信頼を高めるのに理想的なのは本人の写真ですが、
恥じらいがあったり、事情により公開できない場合は、アバター(イラスト)を選ん
でください。
プロフィール画像は、第一印象を決定づける上で非常に重要です。
人間のアバターを使い、物やマーク、動物といったものは、極力避けましょう。
なお、本人画像を公開する場合は、清潔な笑顔で明るいものを用意してください。
顔を出せば必ず信頼が上がるわけでもありませんので、写真が暗かったり、テーマに
合わない場合は、アバターにしましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
例えば、ダイエットブログなのに、根っからのやせ形でダイエットに無縁な人や、
美容系ブログなのに、50 代の貫禄あるおじさんの写真が公開されていたりすると、
かえって逆効果になるおそれがあります。
あえて性別を隠す必要はありませんが、その場合は、テーマに近いイメージのアバタ
ーを使いましょう。
■無料で使えるオススメアバターサイト
それでは、ここで無料のオススメアバターサイトをいくつかご紹介します。
どうぞ参考にしてください。
似顔絵ジェネレーター : 似顔絵メーカー
http://www.nigaoemaker.jp/generator/
Anichara(アニチャラ)
http://designalikie.com/anichara/
FaceYourManga
http://www.faceyourmanga.com/editmangatar.php
似顔絵アバターメーカー
http://avatarmaker.abi-station.com/
丸い顔アイコンジェネレータ
http://www.icongenerators.net/maru.html
コミューバ・ゲームス 001
http://commuver.fiw-web.net/top/owls00c/index.html
Create My Picture
http://www.planetcreation.co.uk/createpic/
写真加工.com
http://www.photo-kako.com/likeness.cgi
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■ロングレンジサイト戦略
第 4 章:コンテンツ記事の書き方
(1)記事タイトルの決め方
それでは、ブログの形が大体整ったので、これから記事の書き方について説明します。
記事において、まず重要なのは記事タイトルです。
割とブログタイトルは時間をかけて考えるものですが、記事タイトルまでしっかり考
える人は少ない気がします。
しかしロングレンジサイトにおいては、
ブログタイトルよりもこの記事タイトルの方が重要です。
検索結果には、ブログタイトルの他に記事タイトルも同様に表示されます。
この記事タイトルをしっかりと考えることで、検索エンジンからの入口を増やすこと
に繋がりますので、
記事タイトルはトップページに所属するのではなく
独立した1つの玄関と考えてください。
基本的には前章ロングレンジサイト作成編で説明したブログタイトルの付け方と同
じですが、記事タイトルを考える際は、ビックキーワードを狙いすぎずに幅広く
キーワードを狙うロングテール SEO を意識しましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
それから、ブログタイトルをつける時にはメインキーワードを入れて構成しましたが、
記事タイトルの場合は、検索エンジンを意識してキーワードを盛り込むのではなく、
記事の内容をしっかりと伝える見出しになるように考えて付けてください。
1.
ブログタイトルに沿ったテーマで記事を書く
2.
その書いた記事の内容がわかる見出しを記事タイトルにする
3.
検索エンジンはその関連キーワードを集めトップページを評価する
これがロングテール SEO 戦略の流れです。
しかし、ここから外れて検索エンジンを過度に意識したタイトルを付けると、
検索して訪問する方との間に意識のズレが生じてしまいます。
ロングテール SEO の説明箇所でもお話ししましたが、日々生み出されるキーワード
は考えても見つかるわけではないので、そのテーマに沿った内容の記事を沢山書いて、
キーワードを先回りした網を沢山張っておくことが重要になります。
また、反対にキーワードを全く入れない記事タイトルを付ける場合はどうでしょう。
記事タイトルの例:
「今日こんなことがありました!」
記事に引き込んで最後に答えを明かす方法で、定期的に訪問してくれるリピーター向
けに日記ブログやメルマガで仕掛けるのでしたら確かに面白いですが、
ロングレンジサイトには不向きです。
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■ロングレンジサイト戦略
ロングテール SEO を意識することで、たとえ記事タイトルにはないキーワードでも
検索表示される可能性はありますが、
最終的にそれをクリックするのは人間ですので、「今日こんなことがありました!」
という記事タイトルを見て、果たして何人が期待してクリックするのかという疑問が
残ります。
表示するのは Google であっても、クリックするのは人間だということを忘れずに、
記事タイトルを見ただけで記事の内容が予測できるように工夫することが重要です。
いくら Google が進化しているとは言え、検索結果は打ち込んだ結果でしかなく、
検索エンジンはそれを正確に表示するためのツールにすぎません。
あなたの気持ちまで読み取ることは出来ませんので、
記事タイトルを通じて検索エンジンに内容を正確に伝達してあげてください。
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■ロングレンジサイト戦略
(2)クリックされる記事タイトル
それでは記事タイトルの付け方について、もう少し具体的に説明していきます。
記事タイトルは「記事内容をしっかりと伝える見出しである」とお話しましたが、
だからと言って、ただ伝えれば良いわけでもありません。
つまり、ロングレンジサイトの記事タイトルは、
検索エンジンを意識しすぎたビックキーワードの羅列でも、
記事内容を箇条書きしたものでもダメなのです。
検索エンジンにはしっかりと情報を伝える上で、
それを見て訪問者が思わずクリックしたくなるタイトルを付ける必要があります。
ここが一番難しいところですが、同時に面白いところでもありますので、
タイトルの特性をしっかりと掴んでいきましょう。
ユーザーは、「ここに情報がある!」って思って見るのと、「あるかも?」って思
って見るのでは記事の反応も変わってきます。
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■ロングレンジサイト戦略
検索エンジンで表示できる文字数は最大全角 32 文字
検索エンジンに表示できる最大文字数は、全角で 32 文字です。
従って、どんなに記事内容が伝わるタイトルでも、
32 文字以内で収めないと表示されないので、意味がありません。
ですから、この 32 文字で目いっぱい表現してあげる必要があります。
オススメなタイトル構成としては、16 文字で仕切った前半後半の
2 部構成で考えていきます。
「キーワードは先頭が重要はウソ?」でも説明した通り、キーワードを先頭に配置す
る必要はありませんが、英文法や F の法則から考えても、前半部分が重要で目に付く
のは確かですので、この前半 16 文字にキーワードを盛り込みます。
前半:答えや結果 +
後半:ターゲットや理由
前半部分に検索されそうなキーワードを、後半部分にターゲットにむけた言葉を入れ
るようにします。
ただし、不自然な文章は避けて、人間がきちんと読めるように構成してください。
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■ロングレンジサイト戦略
記事タイトルの例としては:
このような要領を意識して、記事タイトルを考えていきましょう。
因みに、記事タイトルを勉強する際に参考になるのが「はてなブックマーク」です。
ソーシャルブックマークの代表サイトで、良い記事タイトルは沢山ブックマークされ
る傾向がありますので、非常にためになります。
はてなブックマーク
⇒ http://b.hatena.ne.jp/
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■ロングレンジサイト戦略
Google サジェストをうまく利用する
また、Google には、複合キーワードを予測して候補を表示するサジェスト機能が用
意されています。
キーワードを入れて、スペースや他の文字を入れると表示されます。
これは実際に検索されているキーワードやクリック率が多いキーワードを優先して
表示しますので、需要があるキーワードを見つける上で参考になります。
ただ、2 単語ぐらいではビックキーワードになることが多いので 3 語ぐらいを目安に
するとロングテールを見つけやすいです。
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■ロングレンジサイト戦略
また、そのまま利用するのではなく、予測表示されたキーワードに対して
「そのキーワードはどんな人が探すのか?」など、もう一歩先を考えて追求していく
と良いです。
あえて、ここに出てこなかったキーワードを狙う方法もありますし、
表現方法に困ったときなど、積極的に活用してみてください。
また、Yahoo や Google でも表示されるキーワードが違います。
両方を照らし合わせても良いキーワードを見つけることが出来ると思います。
使用方法は、検索エンジンに調べたいキーワードを入れて
スペースを入れるか、ローマ字で頭文字「a~z」 を入力すると自動的に表示されます。
例えば「ダイエット a」と入れると、アで始まる複合キーワードが表示されます。
「ダイエット 足やせ」「ダイエット アプリ」など簡単に使用出来ますので、お試し
ください。
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■ロングレンジサイト戦略
Google オートコンプリート便利ツール「Übersuggest 」
Google オートコンプリートは便利なのですが自分で「a~z」を入力して探す必要があ
り、1つ1つ確認するのは面倒です。
そこで、簡単に Google オートコンプリートの全キーワードを一括で
表示してくれる便利なフリーツールがありますのでご紹介します。
Übersuggest
⇒ http://ubersuggest.org/
使い方は、非常に簡単で、
1.
キーワードを入力します。
2.
言語を「日本語」に設定します。
3.
調べる項目を「Web」で選択します。
4.
セキュリティの数字を入力します。
5.
あとは「Suggest」をクリックするだけで使用出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
このような形で表示され、
そのままエクセルなどにコピペも出来る優れものです
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■ロングレンジサイト戦略
(3)コンテンツ記事の書き方
それでは、記事タイトルの付け方を理解して頂いたところで、
今度はコンテンツ記事の書き方について説明します。
記事作成は、訪問者にあなたの知識の豊かさを知ってもらい、紹介した商品を購入し
てもらうためにも、とても重要な作業になります。
書く記事の種類については後で詳しく説明しますが、

サイト訪問者の悩みを解決できる記事

まとめ系記事などサイト情報を集めた記事

自分の考えや意見をしっかりうたった記事

商品をしっかりと紹介したレビュー記事
この 4 パターンをしっかりと散りばめて、情報力の高いブログを
目指していきましょう。
そして、これらの記事を書くためにどうしても必要になってくるのが、
扱うテーマの幅広い知識と、ライティング力です。
しかし、ライティングに関しては、文章を書くのが苦手な方でも、基本テクニックを
学んで数をこなせば自然に力が身に付きますので心配ありません。
それ以上に、興味を失わずに作業を継続しながら専門知識を増やす方が重要なので、
そのためにも長く続けられるテーマを、まず始めにあなたには選んで頂きました。
では、これから上手に記事を書く方法や、読まれるためのライティング術を
ご紹介していきます。
– 61 –
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■ロングレンジサイト戦略
1テーマに特化した幅広いジャンルで書く
まず、情報力の高いブログを目指すためには、一貫したテーマで幅広いジャンルの知
識を提供する必要があります。
例えば「牛肉」というテーマの場合は、
牛肉ジャンル:
和牛、焼肉、牛の種類、レシピ、保存方法、ブランド、畜産、おいしいお店など・・・
このブログ一つでどんな情報でも揃うと訪問者に思わせるほど
膨大な知識を提供して、扱うテーマの専門性をアピールしていきます。
しかし、ただ記事を増やせば良いわけではなく、
しっかりと読まれる質の高い記事を用意することが重要です。
読まれることで共感してもらい、
参考になることで誰かのブログで紹介されたり、
ブックマークされて、自然とオーガニックリンクが形成されます。
そのようなアクセスの流れが生まれれば、ブログがどんどん成長し、
誰にもマネできない媒体に育ちます。
当然ですが、いきなり大掛かりな媒体に構築するのは難しいので、
時間をかけて、ゆっくりブログを育てていきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
(4)記事の構成の仕方
それでは、記事作成が苦手な方のために上手な記事の構成法をご紹介します。
長い文章をいきなり書こうとすると難しくなりますので、細分化して書いていくのが
秘訣です。
構成ステップその1:誰か 1 人に向けて情報を伝える
その記事は、何のために、誰のために書くのか?
しっかりとターゲットを決めて、構成を考えるとイメージしやすくなります。
困っている人 1 人に向けて、想像しながら書きましょう。
構成ステップその2:伝えたい内容を適当に書き出す
書きたいネタ、思いつくこと、ぼんやりと頭に浮かんだこと、興味、
曖昧な記憶でも何でも良いので、自由に書き出していきます。
例:
WordPress 高性能 ブログ 無料ブログはリスク サーバーが必要
SEO に強い 禁止事項がない 自由に使える 全世界で利用
構成ステップその 3:書き出した要点を抜き出し箇条書きにする
書き出した内容を並び替えたり繋げたりして、使える部分を箇条書きにします。
例:

WordPress は高性能

無料ブログはリスクが高い

無料ブログの削除される危険

WordPress は全世界で利用
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■ロングレンジサイト戦略
構成ステップその 4:書き出した内容に気持ちを足して見出しを作る
書き出した箇条書きの前後に、少し気持ちや強調を足して見出しにします。
例:
1.
WordPress はもっとも高性能なブログシステム
2.
現在の無料ブログは非常にリスクが高い
3.
削除される可能性もあり危険
4.
WordPress は世界各国で使われる優れツール
構成ステップその 5:作った見出しに対して肉付けしていく
作った見出しに対して、文章を作ります。
ここが一番難しいステップですが、文章の全体は考えずに、まずはその見出しだけに
集中して、ボリュームを書き足す作業をします。
例:
WordPress はもっとも高性能なブログシステム
WordPress は、レンタルサーバーを必要としますが、
無料で導入できて高性能なブログシステムです。
現在の無料ブログは非常にリスクが多い
無料と言えば、完全に無料で使用できる FC2 やアメブロなどもありますが、
広告が表示されたり、禁止事項も多くビジネスブログとして使い難い面もあります。
削除される可能性もあり危険
また無料ブログ側がサービスを停止する可能性があっても
URL の引越はできないため、無料ブログでのビジネスには大きなリスクが伴います。
WordPress は世界各国で使われた優れツール
一方、WordPress であれば全世界で使われており、
もっとも有名なブログシステムで利用者が多いため
プラグインも豊富でカスタマイズしやすく、安心して利用することができます。
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■ロングレンジサイト戦略
構成ステップその 6:見出しを並び替えて修正する
文章の肉付けが終わったら、最後に全体的な修正を行います。
見出しを修正したり、入れ替えたりして、上下との文章並びを考えていきます。
構成ステップその 7:最後にタイトルを考える
これで記事は完成です。
最後にその記事に相応しいタイトルを付けて投稿してください。
例:
タイトル:WordPress を使う必要性
WordPress はもっとも高性能なブログシステム
WordPress は、レンタルサーバーを必要としますが、
無料で導入できて高性能なブログシステムです。
現在の無料ブログは非常にリスクが多い
無料と言えば、完全に無料で使用できる FC2 やアメブロなどもありますが、
広告が表示されたり、禁止事項も多くビジネスブログとして使い難い面もあります。
また無料ブログ側がサービスを停止する可能性があっても
URL の引越はできないため、無料ブログでのビジネスには大きなリスクが伴います。
WordPress は世界各国で使われた優れツール
一方、WordPress であれば全世界で使われており、
もっとも有名なブログシステムで利用者が多いため
プラグインも豊富でカスタマイズしやすく、安心して利用することができます。
このような感じで文章を構成していきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
(5)記事を書く上での注意点
専門用語を極力使わない
コンテンツ記事に求められるのは、情報の豊かさと役立つ内容です。
難しい知識があふれた専門的な文章ではありません。
どうしても扱うテーマに詳しくなれば難しく書いてしまいがちですが、誰が読んでも
理解できる内容にまで落とし込んだ記事を心がけてください。
目安としては、中学生が読んでも理解できるぐらいの文章が丁度良いです。
専門用語を使いすぎて堅苦しい文章になったり、難しい漢字や表現は極力減らすよう
にしましょう。
適度な内容と長さが必要
どれぐらいの文章量を書けばコンテンツ記事として評価されるのでしょうか?
これは非常に主観的な問題で、本当に必要な人から見れば文章 1 行でも
立派なコンテンツ記事になります。
一番重視すべきは、やはり内容です。
文字数を意識するのでは無く、内容を伝えることに意識して記事を構成しましょう。
読みやすく構成したり、画像を使ったり、動画を使ったり
滞在時間を増やすことで立派なコンテンツ記事になります。
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■ロングレンジサイト戦略
他人の記事をコピーしない、マネしない
情報量の多いコンテンツブログを更新していく際、今持っている知識だけでは限界が
あるので、何かしらの媒体をネタ探しに利用すると思います。
しかし、書籍や、他のサイトを参考にする場合、元の文章をそのままコピーしてしま
うと著作権侵害となりますので注意してください。
参考にした文章には自分の気持ちや考えを入れて、新しいオリジナル記事に再構成し
ていく必要があります。
ただし、どんなに自分ではオリジナルに変えたつもりでも、作者本人や第 3 者が見て
疑念を抱かれたら、それはもうマネ記事と扱われてしまいます。
そうならないためにも、しっかりと内容を理解して、頭の中でまったく新しい記事に
作り変えていきましょう。
ただし、ニュースの評論や、どうしても原文を出した方が表現しやすい記事に対して
は、
「<blockquote>~</blockquote>」という引用タグを使い、引用元のリンクをしっ
かり貼って紹介してください。
引用タグ:<blockquote>~</blockquote>
このタグは、
HTML ソースの1つで他のサイトから引用した文章の前後に囲みます。
検索エンジンからキーワード評価を受けることはありませんが、その分ミラーサイト
扱いにもなりませんので、引用した場合は必ず使用してください。
また 1 行程度の短い文には、<q>~</q>を使う場合もあります。
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■ロングレンジサイト戦略
改行をしっかり入れて見やすさを意識する
そして、改行を入れて、文章を読みやすくしましょう。
記事の書き方には、人それぞれ個性があって良いと思いますが、
記事の読みやすさだけは、どのような場合でも必ず意識しないといけません。
改行が無い悪い例:
WordPress は、レンタルサーバーを必要としますが、無料で導入できて高性能なブロ
グシステムです。無料と言えば、完全に無料で使用できる FC2 やアメブロなどもあ
りますが、広告が表示されたり禁止事項も多くビジネスブログとして使い難い面もあ
ります。また無料ブログ側がサービスを停止する可能性があっても URL の引越はで
きないため、無料ブログでのビジネスには大きなリスクが伴います。一方、WordPress
であれば全世界で使われており、もっとも有名なブログシステムで利用者が多いため
プラグインも豊富でカスタマイズしやすく、安心して利用することができます。
これは少し大げさな例ですが、それでも、たまにこういうサイトを見かけます。
どんなに良いことが書かれていても、これでは読みづらいし疲れてしまいます。
「、
」
「。
」など句読点で改行して、読みやすくしてください。
因みにブログの書き方には、一般的に「横書きスタイル」と「改行スタイル」の 2 種
類があり、用途に応じて適切に使い分けることができます。
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■ロングレンジサイト戦略
横書きスタイル
一般書籍やニュース、コラムでよく使われます。
読み慣れている方もいますが、流し読みされるケースも多いので、心を動かす文章を
書きたい場合には不向きです。
2 行、3 行ごとに 1 行スペースを開けることで強弱をつけると見やすくなります。
またレスポンシブなどブラウザーの最適化をさせる場合は、パソコン画面の見え方で
改行すると、スマホ構成がおかしくなるので横書きスタイルの方がスッキリします。
スマホを意識するなら横書きスタイルの方がオススメです。
横書きスタイル例:
WordPress は、レンタルサーバーを必要としますが、無料で導入できて高性能なブロ
グシステムです。
無料と言えば、完全に無料で使用できる FC2 やアメブロなどもありますが、
広告が表示されたり、禁止事項も多くビジネスブログとして使い難い面もあります。
また無料ブログ側が、サービスを停止する可能性があっても URL の引越はできない
ため、無料ブログでのビジネスには大きなリスクが伴います。
一方、WordPress であれば全世界で使われており、もっとも有名なブログシステムで
利用者が多いためプラグインも豊富でカスタマイズしやすく、安心して利用すること
ができます。
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■ロングレンジサイト戦略
改行スタイル
日記ブログや情報ブログに多く、文章をしっかりと伝えたいときに使います。
ただし、あまり改行しすぎると文章がスカスカに見えるし、スクロールが増える分
疲れるので注意が必要です。
また、スマホなどで見た場合に、改行がずれて見づらくなったりします。
しっかり伝える部分などに厳選して利用すると効果が高いです。
改行スタイル例:
WordPress は、レンタルサーバーを必要としますが、
無料で導入できて高性能なブログシステムです。
無料と言えば、完全に無料で使用できる
FC2 やアメブロなどもありますが、広告が表示されたり、
禁止事項も多くビジネスブログとして使い難い面もあります。
また無料ブログ側がサービスを停止する可能性があっても
URL の引越はできないため、無料ブログでのビジネスには大きなリスクが伴います。
一方、WordPress であれば全世界で使われており、
もっとも有名なブログシステムで利用者が多いため、
プラグインも豊富でカスタマイズしやすく、
安心して利用することができます。
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■ロングレンジサイト戦略
(6)読まれるためのライティング術
基本的には 1 記事1テーマ
1つの記事に「あれも、これも」と情報を詰め込み過ぎると訪問者を迷わす原因に
なります。そこで、原則としては、1記事1テーマを心がけていきましょう。
比較系記事やまとめ系記事など、多くの話題を紹介する場合は、そのことをしっかり
と冒頭で説明した上で記事を書いてください。
また1記事はしっかりと完結させましょう。
「それでは、続きは次回・・・」などとしても、訪問者は毎日購読する読者ではあり
ませんし、初めて訪れたブログはレイアウトが意外と見づらいので混乱します。
よほどのことが無い限り、その続きを探してまでリンクをたどる事はありませんので、
しっかりと記事ごとに内容を完結させることが重要です。
見出しを付けて見やすく構成する
それから、記事を仕切るためにも見出しはしっかりと付けましょう。
記事の構成の仕方でも説明しましたが、特に初心者のうちは積極的に使うと記事が書
きやすくなります。
昔は SEO 上、見出しタグにキーワードを入れることが重要だと言われていましたが、
現在では、タイトルタグと見出し1タグ以外は、それほど意識する必要はありません。
入ればそれにこしたことはありませんが、特に気にしなくても大丈夫です。
見出しは次の文章をしっかり読んでもらうための区切りと考えて、訪問者に内容を理
解してもらえるように付けてください。
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■ロングレンジサイト戦略
役立つ記事を心がけ、有益な情報提供を心がける
また、これは何度も繰り返しになりますが、コンテンツ記事では
訪問者の悩みを解決できるような役立つ情報を提供していきましょう。
その際、専門書籍や小説のような、上手な文章を書く必要はありませんので、
読み手が分かりやすい文章を心がけてください。
どんなに些細なことでも、自分が過去に困って解決できたことや、
読者からの質問を拡張させた記事は、良いコンテンツになります。
感謝される有益な記事や雑学的で面白い記事、
そして何かを紹介する際にも、商品ページで載っている定型文ではなく、
その商品についての思いや意見、感想や使った体験談など、
自分が読者なら何が知りたいかを考えて書くことが重要です。
語りかける感じで記事を書く
記事を書くときに、最初はどのように書けば良いか迷うものです。
そういう場合は、文章と考えると難しく思えるので、誰かに会話で説明するように書
くと意外と簡単にできます。語りかけるつもりで記事は書いていきましょう。
ただし、友達口調でも、かしこまり過ぎても、伝わりづらい文章になりますので、
少し親しい目上の先輩か上司に何かを説明する感じが丁度良いと思います。
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■ロングレンジサイト戦略
(7)読まれるためのテクニック術
フォントデザイン
しっかりと記事を読んで頂くためにフォントデザインは重要です。
なるべく大きく見やすい文字に設定されているテンプレートを選択するか、
設定で変更してあげましょう。
フォントの色も基本的には、背景が白で黒系の濃いものが理想です。
文字を強調するのにカラーフォントを使用する場合もありますが、
使いすぎずに、太字、赤系と、もう1色ぐらいで構成する方が見やすくなります。
黄色や黄緑などは、見る側のモニターの環境によって見えづらいので避けて、
また青系は、リンク色のイメージがありますので、こちらも強調色としては外します。
リンクの方法
そして、リンクの方法についてですが、キーワードごとに1つ1つリンクを入れてい
く方もいますが、こちらもミスクリックでページが開いたり、また外部リンクを増や
す原因になりますので、記事を書いた最後に一回だけリンクして紹介します。
リンクが多すぎるダメな例:
WordPress は、レンタルサーバーを必要としますが、高性能なブログシステムです。
国内にはたくさんの無料ブログもありますが、WordPress はとても人気で、
特に制限も無いので気楽に使用可能です。
WordPress であれば、全世界で使われておりプラグインも豊富でカスタマイズしやす
いです。
またリンクには、しっかりとリンク先の情報を書き、
アンカーテキストを意識することが重要です。
ダメな例: こちらがオススメです
良い例 : ライティングの基礎が学べる本はこちら
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■ロングレンジサイト戦略
画像や動画は積極的に使う
文章だけの記事よりも、画像を使った方がイメージしやすい記事になり
内容を伝えやすくなります。
画像素材については、デザイン戦略編でもご紹介しますが、
記事の中に画像を挿入出来ることがブログの利点でもありますので、
回りくどい説明になりそうだったら、画像を使い説明を省くと効果的です。
ただ、基本的に画像の内容を検索エンジンは読み取りませんので、
画像ばかりに頼ると、検索エンジンが記事の内容を把握できない可能性もあります。
文字と画像、どちらかに偏らないように、しっかりとバランスを取っていきましょう。
また、動画がある場合は、訪問滞在時間を延ばす効果がありますので、
積極的に導入する事で SEO に有利になります。
動画はデジカメがあれば簡単に撮れますし YouTube を使えば簡単にアップしてブロ
グに埋め込むことが可能です。
ある意味、なれると記事を書くよりも簡単なので、どんどん活用していきましょう。
記事と並行して動画記事もアップすれば YouTube 側からのアクセスも期待できます。
ただし、文章と同様に著作権が厳しいので、
違法性のある動画、CM をそのまま流すなどは使用を控えてください。
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■ロングレンジサイト戦略
キーワードスタッフィングをしない
キーワードスタッフィングとは、キーワードを意識しすぎた
不自然な文章構成のことを言います。
キーワードスタッフィングの例
WordPress を知らない方のために、本日は WordPress について説明します。
まず WordPress とはレンタルサーバーに埋め込むブログシステムで人気があります。
WordPress の利点は、いろいろなレンタルサーバーに使う事ができますし
WordPress 自動インストールが付いたサーバーも多くなっています。
また WordPress の利用料金は一般的に無料で・・・・WordPress は・・・
この手法は、一昔前に良く SEO 対策で行われていましたが、現在は、逆にペナルテ
ィの原因にもなりますので、注意が必要です。
文章も読みづらくなりますし、現在の検索エンジンは関連ワード全体でキーワードを
決定していますので、キーワードを詰め込まずに自然な文章を心がけてください。
必ず最後に見直す
そして、記事が完成したら、必ず最終チェックを行いましょう。
人間である限り完璧ではありませんので、誤字脱字がないとも限りません。
方法としては、声に出して読むと黙読よりもチェックしやすく、
構成を見直しやすいです。
また視覚障害者用のテキスト読み上げツールもありますので、
それらを使っても便利だと思います。
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■ロングレンジサイト戦略
(8)記事のネタ・アイデア探し
日々役立つ記事を更新するためには、扱うテーマの幅広い知識が必要になります。
1 つや 2 つならば記事も容易に書けるかもしれませんが、継続したコンテンツ記事を
提供するには、どのようにネタを集めれば良いのか迷うかもしれません。
そんな時一番良いのは「訪問者からの問い合わせや質問からネタを探ること」です。
問い合わせとは、何か悩みを持ってブログに訪れた訪問者が、
そこからさらにアクションを起こしてくれた結果になります。
それこそ、あなたのブログに求められている旬なネタなので、
その質問を拡張させることで、最高のコンテンツ記事を作ることが出来ます。
日々工夫を凝らして、質問を沢山もらえる環境作りが大切ですので、見やすい位置に
お問い合わせフォームを設置したり、もらいやすい環境を作っておきましょう。
とは言っても、なかなか質問は頂けませんので・・・
そんな場合はどこからネタを仕入れたら良いかご紹介します。
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■ロングレンジサイト戦略
Q&A サイトから探す
情報ネタを見つける場所で、もっとも参考になるのが Q&A サイトです。
テーマに沿って様々な質問と答えが保存されており、
まさにネタの宝庫と言えます。
本当に、悩んでいる方が質問をして、その分野に詳しい方が回答するため、
一石二鳥にネタを仕入れることが出来ます。
教えて goo
http://oshiete.goo.ne.jp/
OKwave
http://okwave.jp/
Yahoo 知恵袋
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/
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■ロングレンジサイト戦略
また、検索する際ですが、検索するキーワードを工夫するとより多くのネタを見つけ
やすくなります。
もっともポピュラーな方法が「助詞」をくっつけて検索する方法です。
■格助詞の代表語
「が」
「の」
「を」
「に」
「へ」
「と」「から」「より」
「で」など、
ダイエットで検索した場合、ダイエットの様々な方法が出過ぎてしまうので、
「ダイエットに」
「ダイエットを」など後ろに悩みが続きそうな助詞を入れて検索す
ることで、短時間で多くの情報を探すことが可能です。
この方法は、検索エンジンでライバルチェックやネタ探しにも有効なので、積極的に
活用してみてください。
意外と便利です。
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■ロングレンジサイト戦略
RSS リーダーや Google アラートでチェック
質の良いコンテンツ記事を書くために、ライバルサイトや参考にしているサイトの動
向は非常に気になるものです。
ただし、毎回1つ1つ検索して調べていては、大変な作業になります。
そこで RSS リーダーや Google アラートに登録しておくと、ライバルサイトに訪問し
なくても更新状況を知ることができます。
非常に便利ですので、積極的に登録して活用してください。
RSS リーダー(livedoor リーダー)
http://reader.livedoor.com/
Google アラート
http://www.google.co.jp/alerts
また、応用テクニックとして Q&A サイトでも RSS の登録が可能です。
ここの RSS を登録しておくことで、登録したテーマの質問が入った場合にすぐに知
らせてくれます。
こちらも便利ですので、良かったら活用してください。
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■ロングレンジサイト戦略
書籍・雑誌
ネタや扱うテーマの詳しい情報を知るのに、一番簡単で早い方法が専門書籍を読んで
勉強することです。
そのテーマの書籍を1冊買うだけでも、相当な知識を入れることが出来ます。
さらに専門書籍は構成もしっかりしていますので、目次を参考にカテゴリーを作るこ
とも出来ます。
また専門雑誌を読む事もオススメです。
特集記事や次号の予告など、編集社は何年にも渡って市場研究を続けているので、
購読すると旬なニーズをしっかりと把握出来ます。
図書館に行けば無料で閲覧出来ますし、知識を入れるだけなら古本でも
良いので、なるべく沢山読んでみましょう。
インターネット百科事典
書籍の他にもインターネットに無料で公開されている百科事典があります。
こちらも合わせて参考にしてみてください。
特に Wikipedia は、インターネット百科事典として一番有名で、書籍では載っていな
いような濃い情報も確認することが出来ます。
Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/
Weblio 辞書
http://www.weblio.jp/
ネット百科事典 コトバンク
http://kotobank.jp/
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■ロングレンジサイト戦略
体験談や実践記
実際に使った商品、手にした商品を元に記事を書く方法です。
こちらは、第 7 章のアフィリエイト戦略編でも、詳しく解説しますが、
実際に利用している商品なら、実践記事として繰り返し記事も書けますし、
訪問者が一番知りたい生の情報になります。
また、書くネタも実際に商品に触れた方が何倍も書きやすいですし、
商品の切り口を色々見つけることが出来ます。
取材 / インタビュー
究極の濃いコンテンツに、取材やインタビューがあります。
商品を紹介する上で、これほどオリジナルな記事はありません。
可能であれば、実際に身体を使って体験してみましょう。
自分の実体験を記事にすることで、訪問者の知りたい情報となりますし、
取材で販売者から直接声を聞ければ、それだけでも大きな価値があります。
美容系ならエステ体験も出来そうですし、
物販などは、実際に作っている工場見学なども面白いと思います。
会社によっては、定期的に公開している場所もありますし、
意外と対応してくれますので、遠慮せずにどんどん依頼をしてみてください。
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■ロングレンジサイト戦略
第 5 章:基本的な SEO 対策
(1)ロングレンジサイトの SEO 対策
それでは、この章では SEO 対策について説明していきます。
SEO とは、検索エンジンで上位表示させるためのテクニックであり、
今後ブログを運営する上で、必ず必要になってくるのがこの SEO です。
なお、詳しくは、別マニュアルのロングレンジ SEO 対策編を参考にしてください。
ここでは、基本的なブログの初期設定を説明します。
まず、覚えておいて欲しいことがあります。誰もが検索エンジンにサイトを上位表示
させたいと考えますし、そのために様々なテクニックが存在するのも周知の事実です。
しかし、検索エンジンが本来求めているのは、価値あるサイトの情報であり、
SEO のテクニックが駆使されたサイトを上位表示させることではありません。
ですから、ロングレンジサイトを作成する際は、検索エンジンから長期的に安定して
表示されるようなブログを目指します。また、その間にも検索エンジンはしっかり作
られたサイトを上位表示できるように日々進化していくでしょう。
SEO を意識するときは、検索エンジンが読み取りやすいブログ作りを心がけて、
テクニックはそれを少しでも早く伝えるための手段だと思ってください。
ここを見失うと何が正しい SEO か判断できなくなりますので、
この基本概念だけは忘れず適切な SEO を心がけましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
検索エンジンの仕組み
それでは、検索エンジンの仕組みについて、簡単に説明します。
検索エンジンは、Googlebot と言われる検索エンジンロボットを使い、日々ネット上
を巡回しながらサイト情報を自動収集しています。これをクロ-ラーと呼びます。
それから、集めたサイト情報を Google のデータベースに集めて、1サイトごとに分
類して解析していきます。これがインデックスです。
そして、それらの集めたデータを分析して検索順位を決定していきます。
ですので、SEO でまず一番大事なことは、検索エンジンに自分のブログの情報をし
っかりと理解してもらうことです。
クローラーとは?
Googlebot とは、検索ロボットプログラムです。
いろいろな WEB サイトのリンクをたどりながら日々情報を集めて巡回して、サイト
の最新情報を収集しています。
このロボットは無数に存在しており、1 度巡回したサイトはそのまま記憶し、そのサ
イトの成長度合いによって再訪問頻度を決めています。
インデックスとは?
こちらは、ロボットが集めたサイト情報をデータベースに格納する作業です。
このデータベース内で様々な分解が行われ解析されています。
この解析はある程度の情報が必要で、最初のうちはクローラーを呼んでも、すぐにサ
イトが反映されないのは、この作業が終わってないからです。
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■ロングレンジサイト戦略
初期 SEO として必要なこと
検索エンジンの仕組みが大体分かったところで話を進めますが、
SEO でまず一番重要なのは、インデックスさせることです。
クロ-ラーを沢山呼んでブログの情報をデータベースに多く運んでもらうと、
検索エンジンがあなたのサイトをどんどん判断していくからです。
しかし、この作業が行われなければ、データベースにブログの情報蓄積が乏しいため、
リンクを増やすなどのテクニック的な SEO を仕掛けても効果が薄くなります。
ですから、まずはクローラーを沢山呼び、どんどんインデックスさせてください。
初期 SEO に必要なのは、リンクを増やすことってことよりは
クローラーが沢山巡回していそうな場所から、できるだけ多く自分のサイトに呼び込
むことです。
ブログには、内部リンクを多数形成してクローラーをすぐに逃がさないようにし、
できるだけ長くブログ内を巡回させて、多くの情報をデータベースに運んでもらうよ
うにします。
内部リンクを形成するために、WordPress のウイジェット「最近の投稿」や「アーカ
イブ」
、
「タグクラウド」などを使い、積極的に記事どうしを繋いでください。
ブログ運用 3 ヶ月未満は、より多く内部リンクを作ることを意識して、ある程度ブロ
グが熟成した段階で内部リンクを見直しシンプルにすることで、安定したブログにな
って行きます。
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■ロングレンジサイト戦略
(2)Google へサイトを登録する
Google へインデックス登録する
サイトを立ち上げたら最初に行うのが Google へのサイト登録です。
クローラーは日々巡回していますので、登録しなくてもインデックスされますが、気
まぐれで時間がかかります。
最初に 1 回だけ行っておけば、以後クローラーがきやすくなります。
Google へサイト登録を行う
https://www.google.com/webmasters/tools/submit-url?continue=/addurl&pli=1
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■ロングレンジサイト戦略
ウェブマスターツールへサイトを登録する場合
Google へ URL を登録後、ウェブマスターツールにもサイトを登録することで、本来
見えない情報も確認することが出来ます。
検索クエリなど、自分のサイトが検索エンジンでどのように見えているか、正確な外
部リンクの数や内部構成、エラーなどを確認出来ます。
非常に便利なツールなのですが、その反面 Google に自分のサイトの情報を明かして
しまう危険性もあります。
例えば IP アドレスなどを変えて、SEO 目的で他のサイトと装っても同じアカウント
内に登録してしまえばバレバレです。
またサイトがペナルティなど目をつけられた際に、ウェブマスターに登録したサイト
も一緒に審査されることが多く、登録サイトが芋づる式にペナルティになったって事
例もあります。
どちらにしてもペナルティになれば確認する方法はウェブマスターしかありません
が、利用する際は、そういった危険性もあるということを認識して利用した方が良い
です。
例えば、ショートやミドルなどは登録せずロングレンジだけ登録したり、芋づる式を
避けるためにアカウントごとにサイトを登録するとリスク分散出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
ウェブマスターツールに登録する方法
⇒http://www.google.co.jp/addurl/?continue=/addurl
Google アカウントが無い場合は、初回のみ Google アカウント登録が必要になります
ので、手順通り進めて行き、URL を登録してあげてください。
Google アカウント登録後ウェブマスターツールにて、サイト登録を行ってください。
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■ロングレンジサイト戦略
無事に URL を登録したら、次にサイトの確認を行います。
サイトの所有者を確認する画面が出てきますので、タブより「別の方法」を選択して、
「メタ タグをサイトのホームページに追加」にチェックを入れます。
表示される手順に従い、
<meta name="google-site-verification"content="************ />
をブログのヘッダー内に設置してください。
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■ロングレンジサイト戦略
■WordPress の場合
次に WordPress へログインして、
ダッシュボードから外観を開き、テーマ編集をクリックします。
テーマ編集内、右側の項目から「ヘッダー (header.php)」を開きます。
中のソースに<meta name="~~ />を挿入して適用させてください。
<heda>の下辺りに 1 行で挿入します。
適用後にウェブマスターツール側で「確認」をクリックすることで
所有者確認を行ってくれます。
しっかりと設定ができていればすぐに確認されて登録完了になります。
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■ロングレンジサイト戦略
このような感じで、情報が表示されると登録完了です
※作りたてのブログでは、数日経たないと表示されない場合があります。
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■ロングレンジサイト戦略
XML サイトマップを送信する
それから、ウェブマスターツールに Google 用の XML サイトマップを送信します。
この XML サイトマップは、一般的なサイトマップと違い Google 用 XML ファイルで
す。このサイトマップを送信することで、Google に更新情報を伝えクローラーを呼
びやすくする効果があります。
サイトマップを送信するためには、WordPress 構築マニュアルでご紹介する「Google
XML Sitemaps」プラグインの導入が必要です。
ウェブマスターツールのダッシュボードから、▼最適化を押し、中にあるに①「サイ
トマップ」をクリックします。次に②「サイトマップ追加テスト」をクリックします。
XML Sitemap Generator の情報を参考に、サイトマップ名を記入して送信します。
無事に「サイトマップを送信しました。」と出れば送信完了です。
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■ロングレンジサイト戦略
(3)アクセス解析の導入
ブログのアクセス状況を知る上で、絶対に欠かせないのがアクセス解析です。
自分のサイトに対して、どんなキーワードで訪問されているのか、どこからのアクセ
スが多いのかなど、自分のブログの状況を把握することが出来ます。
アクセス解析には、色々な種類や機能があります。
特に指定はありませんので、自分の使いやすいものを使ってください。
無料のものであれば一般的には、i2i や忍者がオススメです。
Google Analytics
http://www.google.com/analytics/
Google が提供するアクセス解析です。
アクセス表示が 1 日遅れですが、非常に高性能で人気の高いアクセス解析です。
設置には多少の癖がありますが、ブログにバナーや広告などが表示されないので、
非常にスッキリ使えます。
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■ロングレンジサイト戦略
i2i.アクセス解析
http://www.i2i.jp/
複数のサイトの設置に対応しており、多くの方が使っている人気のアクセス解析です。
広告バナーは表示されますが、さりげない表示なのであまり気になりません。
色々な機能も豊富で、メインでもサブでも使えるオールマイティーツールです。
忍者アクセス解析
http://www.ninja.co.jp/analyze/
老舗的なアクセス解析ツールで、未だに根強い人気があります。
バナーも非常にコンパクトでリアルタイム検索が可能、i2i 同様に高性能で
使いやすいため、こちらもオススメなアクセス解析です。
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■ロングレンジサイト戦略
(4)Ping 送信
Ping 送信とは、ブログ記事などを更新した際に、各 Ping サーバーと呼ばれている更
新サーバーに情報を送ることで、Ping サーバーを通して関連サービスや検索エンジ
ンに更新情報を知らせることができる機能です。
一度登録すると、自動的に記事の情報を送信してくれるため非常に便利で、インデッ
クス促進効果もあります。
ただ、手軽な分スパムの餌食になることが多く、すぐに閉鎖されたり変更されること
が多いです。
この頃は(1)で説明した Google XML サイトマップを利用した方が確実ですが、必要
に応じて利用してください。
Ping 送信については、ニュースタンダードロングレンジ SEO 編を参照ください。
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■ロングレンジサイト戦略
WordPress の Ping アドレス登録方法
WordPress に Ping アドレスを登録する方法は、次の通りです。
ダッシュボードにログインし、①「設定」から②「投稿設定」を選択します。
そして③「更新情報サービス」欄に Ping アドレスを登録してください。
記事は一斉送信されますので、多ければ多いほど更新情報を送信できますが、
その分 WordPress に負荷がかかります。
多くても 10 個、通常は 5 個程度入れておけば十分です。
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■ロングレンジサイト戦略
第 6 章:ロングレンジサイトの運用編
(1)記事の更新頻度
それでは、ここからブログ完成後の運用方法について説明していきます。
ロングレンジサイトは、長期的なスパンで運用して資産ブログを目指しますので、
日々記事を追加して育てていく必要があります。
その際に最も重要なのは、時間をかけて継続することです。
どれほど上級のテクニックでブログ構築したとしても、さらに上の手法が出現したり、
他人にマネをされたら、ライバルが増えて競合するおそれがあるからです。
それに対して、絶対に追い抜かれないもの、それは時間が生み出す価値です。
このロングレンジ戦略の本質をしっかりと理解してブログを運用し続けると、
徐々にアクセスは増えて、それに伴い必ず収入も増えていきます。
まずはマニュアルに沿って、3 ヶ月間 100 記事を目標に作業を行ってください。
毎日記事を更新することが望ましいですが、週に 2 記事でも 3 記事でも構いません。
定期的に記事を追加して、自分のリズムやペースを掴むことが重要です。
ほとんどの方の場合 3 ヶ月間継続していくと、自分の方向性や得意分野など色々なも
のが見えてきます。もしくは、反対に自分には向いていないと思うかも知れません。
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■ロングレンジサイト戦略
その場合は無理して続ける必要はありませんので、記事作成を外注化させるなど、
様々な戦略を考えていきましょう。
そういったことを知る上でも重要になります。
また、必ずですがやっていれば壁にぶつかることがあります。
一生懸命にやっているのにアクセスが増えない、何故・・・
全然更新していないサイトが上位表示している、何故・・・
最初はモチベーションが高いのでやる気の方が勝りますが、3 ヶ月ぐらいして、あま
りに反応がないとモチベーションが低下して、「自分は何をやっているのか・・・」
そんな不安が強くなります。
そう強く思ってしまうと、だいたいの人はそこで止めてしまうのですが、覚えておい
て欲しいのは、この気持ちは誰でも起こり、むしろ試練だと思ってください。
ほとんどの方は、このしんどい部分まではやりますが、そこから先は、突破した人、
自分に勝った人しか進めませんので、そこを抜けて本当のスタートです。
ある意味、Google の罠って感じでもありますが、そこを突破したらサイトの調子も
一気に上がることがあり、何かの足枷が外れたようにアクセスが増えることもありま
す。
最初に時間をかけた人、土台作りに時間がかかった人ほど、それを抜けるとその後、
ものすごく安定する場合は多いので、モチベーションが下がったときこそ、「自分は
もうすぐ何だ」って励ましてください。
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■ロングレンジサイト戦略
1~3 ヶ月目までの運用方法
それでは、ロングレンジサイトの記事の更新頻度について説明します。
便宜上期間別で分類しましたが、あくまで目安ですので、最終的にはブログの動きを
見極めて決めてください。
まずブログが完成して 3 ヶ月ぐらいまでは、ひたすら記事を追加していきます。
この期間は、エイジングフィルタや Google ハネムーンと呼ばれる現象が起こり、
検索エンジンはまともな評価をしてくれません。
反対にいうと、Google はこの作成期間を理解していますので、記事を一気に追加し
たり、構成をころころ変えて無茶してもペナルティになることはありません。
アクセスが少ないこの期間には、ブログの土台をしっかり構築することが重要です。
その際 1 日 1 記事にこだわる必要はなく、できることなら 1 日 2 記事でも 5 記事でも
更新してください。
ある程度、構成や目次を考えてから構成しても良いですが、とりあえず構成を考えず
に記事だけをどんどん入れて、形が出来てからトップページや構成を考えても良いで
す。
(構成を変える場合は URL を変えないように注意する)
「あまり記事を書きすぎるとスパムになるのでは?」と心配される方もいますが、
大手企業が制作会社に依頼して、サイト完成後に数百ページを一気にアップロードす
ることだってザラにあります。
Google はそういった作成期間をしっかり認識していますので大丈夫です。
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■ロングレンジサイト戦略
ただし、記事 1 つ 1 つは、コンテンツの質を意識してください。
投稿数が多くても中身の内容が薄い記事、似たような記事を増やしては逆効果になり
ます。
重要なことはボリュームを増やすことではありませんので、
将来的に役立つと思う記事を入れて行きましょう。
いずれ強力な土台となります。
最低1ヶ月 20 記事を目標に、内容が充実したコンテンツを追加していきましょう。
まとめ:
記事は 1 日 1 記事以上、5 記事でも可
まずは 3 ヶ月続けて自分のペースを掴む
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■ロングレンジサイト戦略
コラム:エイジングフィルタと Google ハネムーンとは?
エイジングフィルタとは、ドメイン取得後 3 ヶ月ぐらいまでの間、
フィルターがかかり検索エンジンに表示されづらくなる現象で、
Google ハネムーンとは、ドメイン取得後の 1 ヶ月間にわたって、
逆に上位表示されやすくなる現象です。
この2つの表現は正しいようで少し間違っていて、
現に Google はこのような意図的アルゴリズムフィルターの存在を否定しています。
では、何故そのような現象を皆が確認しているのかというと、それはサイトに訪れる
クローラーの種類によって、引き起こされているからだと言われています。
クローラーにはいくつかの種類が確認されていますが、
説明のために、ここでは 3 つ紹介します。
•
新規調査クローラー
•
巡回クローラー
•
定期訪問クローラー
先にもお話しましたが、巡回クローラーは、ネット上のサイトを回って新規サイトを
見つけると、
Google データベースに情報を送り新規調査クローラーを呼び寄せます。
するとこの期間は頻繁に新規調査クローラーが訪れてデータベースに情報を送るた
め、上位表示されやすくなります。これが「Google ハネムーン」現象です。
しかし、ある一定の調査が終わると新規クローラーの巡回も終わるので、順位が一気
に下がりますが、正確には順位が戻ったという感じです。
すると、しばらくは巡回クローラーだけの訪問になり、データベースに定期的に情報
を送信できませんので、検索順位が不安定になります。
これが「エイジングフィルタ」現象です。
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■ロングレンジサイト戦略
その後ある程度の更新を続けて、データベースに情報が蓄積され始めると、
今度は定期訪問クローラーが訪れるようになりますので、
ここから本格的なブログ評価がスタートします。
目安としては、記事を書いて 10 分以内にインデックスされるようになると
定期訪問クローラーが来ている証拠です。
平均すると、定期訪問クローラーが巡回を始めるまでの期間はおよそ 3 ヶ月ですが、
記事の更新頻度や扱うテーマによって、Google が早めに定期訪問クローラーを送る
場合もあります。
エイジングフィルタ期間に巡回クローラーを呼ぶためには、記事の更新が不可欠です
ので、できる限り記事を追加してデータベースに情報を送りましょう。
定期訪問クローラーが初めて訪れた時が、本来のブログ評価のスタートです。
このラインを基準にスタート地点が変わりますので、ここに到達するまでにしっかり
土台を作っておくと、その後上位表示されるブログに育てやすくなります。
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■ロングレンジサイト戦略
3~6 ヶ月までの運用方法
次に、3~6 ヶ月までの更新頻度について説明します。
コラムでもお伝えしたとおり、この辺りからブログの正式な評価がスタートする場合
が多いです。
商品紹介記事やレビュー記事など、アフィリエイトもこのくらいの時期から紹介を始
めると反応が取れやすくなります。
記事の更新頻度ですが、100 記事を超えた段階で更新頻度を少し落としても良いです
が、そこまで行っていない方は、
引き続き 1 ヶ月 10~15 記事を目処に更新させてください。
テーマによっては、定期的に訪れてくれるファンも増え始めます。
SEO 的には 1 日 2~3 記事書いても問題はありませんが、
読む側が疲れて来ますので、このぐらいの時期からは訪問者目線でブログ運営を
心がけて、リピーターをしっかり狙いましょう。
一度訪問してくださった方にブログを覚えてもらうと強みになりますので、
ブログの構成やカラーなどもこの頃から整えて、ブログスタイルを決めていくと良い
です。
また、記事を追加する度に徐々にアクセスが増えて行きますが、むしろここから作っ
た記事が、今後主力記事になると思って作ってください。
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■ロングレンジサイト戦略
これは一概には言えませんが、私が作っているサイトでは、いつもそんな感じになり
このぐらいに長くもつヒット記事が生まれます。
3 ヶ月未満に作った記事は、最初はどうしてもそれより前にいたライバルサイトの順
位を抜かすことが出来ずにうろうろしています。
例え、新商品の話題などライバルが少ない記事を誰よりも先に書いても数日上位表示
しただけで、その後出てきたライバルサイトにあっさり抜かされることが多いです。
ただ、3~6 ヶ月ぐらいになってくるとブログも熟成を始めますので、そこで書いた
記事が思っている順位に登ってくることが多く、誰よりも早く新商品など旬の情報を
書けばそれがすぐに反映されることが多いです。
また、その新しい記事をスタートとして、そこからアクセスが古い記事に流れること
で、今度は、古い記事がそこから徐々に上位表示を初めてきます。
うまく成長すると、狙っているキーワードでも徐々に順位が上がり全体的に上位表示
して一気にアクセスが増えます。
必ずそうなるってことはありませんが、まず 3 ヶ月前までの土台をどれだけしっかり
作ったかで、3 ヶ月以降のパフォーマンスが決まり、
3 ヶ月以降の更新の状況によって、過去の土台にアクセスが流れ、そのアクセスの動
きを元に検索結果が上昇していきます。
まとめ:
記事は、まずは 100 記事を目標に土台を作り
ライバルが少なめな旬のテーマなどで記事を書いてアクセスを意識する
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■ロングレンジサイト戦略
6 ヶ月以降の運用方法
そして、6 ヶ月以降の運用方法ですが、この時期でも記事が追加できるならどんどん
更新させることでサイトは成長していきます。
ただ、月に数記事追加するだけでもパフォーマンスは維持出来るようになります。
この辺りから次で紹介する拡張を考えて、一段落した段階で次のロングレンジサイト
を構築していきましょう。
むしろ記事の更新は、アクセスの動きで判断して、パフォーマンスが落ちてきたら記
事を追加するって流れでも大丈夫です。
特にここから注意するのは、記事を追加してボリュームを
増やすよりも鮮度を保つことに重点を置いてください。
古くなった情報の記事を更新させたり、過去のリンクや商品のリンクは切れていない
か、そういったメンテナンスも重要になります。
記事を増やすことも重要ですが、
必要ない記事を消すこともこのぐらいからは重要になります。
例えば定期的に行われるイベント情報の記事とか、シリーズ記事などは、似たような
内容になってしまうことが多く、増えていくと重複ページとしてペナルティになる危
険があります。
この頃は、SEO 的にも必要ない記事はいっそ消した方がサイトのパフォーマンスが
上がる場合が多いので、リフレッシュして鮮度を保つことを意識してください。
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■ロングレンジサイト戦略
記事のバランスですが、商品紹介の記事を増やして、スナイパーサイトを絡めていく
ことで、収入が上がっていきます。
記事を追加すればするほど成長しますので、どこにも負けない質の高いブログ、鮮度
が良いブログを目指してください。
ブログはそのまま更新して強大なサイトを構築しても良いですが、150 記事から 200
記事を目処に、次のロングレンジへ拡張させていくことで、
アクセスの分散、新しいアクセスの獲得、関連リンクなどの SEO 効果、
またはリスク分散などが出来ます。
まずは、1つ1つロングレンジサイト群を構築して、最終的に全体を更新させていく
ことで、気がついたら誰にも負けない資産サイトに成長していきます。
まとめ:
引き続き記事は更新していくが、ボリュームよりも鮮度を重視する
150~200 記事を目安に新たな拡張テーマを考える
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■ロングレンジサイト戦略
(2)ロングレンジサイトの拡張方法
それでは、ロングレンジサイトを拡張していく方法について説明していきます。
テーマを拡張させる際は、
全く新しいテーマではなく、属性を合わせて拡張させるのがポイントです。
というのは、全く新しいテーマで作るよりも 1 つ目のロングレンジから拡張し、派生
させる方が記事も書きやすいですし、スナイパーサイトを共有やロングレンジ同士の
関連リンクなど、それぞれに成長させることが出来てメリットが多いです。
また、属性を合わせることで関連リンクで結ぶ際、1 つ目のロングレンジからリンク
を送ることで、2 つ目のロングレンジを早く成長させることも出来ます。
それでは、属性を考えて派生させていくために、訪問者の特徴を考えてみましょう。

訪問者の年齢層は?

訪問者の性別は?

訪問者の生活水準やレベルは?

訪問者の趣味は?

訪問者は他の悩みを抱えてないか?
こういった視点で考えて、関連したサービスや商品を考えていきます。
例えば、男性をターゲットにしたダイエットブログを運営している場合で、
訪問者がメタボを気にする 30~40 代の男性だとします。
一番簡単に思い浮かぶ関連といえば、同じジャンルですので、筋肉系ダイエットのサ
イトを作り、次に健康系やサプリ系ダイエットサイトを作ったり、年代別ダイエット
サイトを作ることも可能です。
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■ロングレンジサイト戦略
また、発想を変えて関連したサービスでもいけます。
訪問者の層やスナイパーサイトなどを参考に、その年代のビジネスマンをターゲット
にしたロングレンジを作成していっても良いと思いますし、
その同じ年代の男性が一緒に悩みそうなテーマを考えて、育毛関連などでロングレン
ジを作っても狙えます。
最終的には、40 代をターゲットにし、どんどんロングレンジを拡張できますので、
強力なロングレンジ群を形成することも可能です。
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■ロングレンジサイト戦略
(3)記事の構成比率
それでは、ロングレンジサイトを運営する際に理想的な
記事コンテンツの構成比率について説明します。
情報提供型ブログにとって重要なのは、情報系と紹介系それぞれの記事コンテンツを
バランス良く更新していくことです。
商品紹介ばかりのブログは、売り込み色が強いブログに見えて良くありません。
しっかりと役立つコンテンツ情報を提供しつつ、商品も紹介できるブログを目指して
ください。
では、どれくらいの割合で商品紹介をしていけば良いのでしょうか?
これは、テレビ CM を参考にすると分かりやすく、通常 1 番組の CM 比率は 1.5~2
割程度になっています。
ブログの場合は、必ずコンテンツ記事を読んで商品紹介記事を読むわけではないので、
広告は 3 割、多くても 4 割を超えない程度で考えてください。
コンテンツ記事、広告誘導記事が 7 割:広告記事 3 割
またロングレンジサイトでは、記事1つ1つを検索エンジンの玄関にして
アクセスを集めていきます。
集客も意識しつつ、アクセスをしっかりと集められる記事も
バランス良く加えていきましょう。
それでは、次からさらに詳しく、それぞれの記事構成と比率について説明します。
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■ロングレンジサイト戦略
サイト訪問者の悩みを解決できる記事
まずは、訪問者の悩みを解決できる記事ですが、これは、訪問者に役立つ
コンテンツ記事のことです。
検索エンジンから悩みを抱えて訪れたアクセスに対して、その解決方法を提示します。
扱うテーマの話題を幅広くカバーして、色々なアクセスを呼びたいので、
しっかりとロングテール SEO を意識して記事を作ってください。
例えば、訪問者の悩みを意識した「〇〇の使い方」や「〇〇の解決方法」など、
自分のブログテーマにあった役立つ情報を豊富に提供していきましょう。
テーマに沿った幅広い内容を書くことで、様々なアクセスの獲得を可能にします。
また、悩みなどから集客して、記事下から商品レビュー記事へ誘導するのも有効です。
何でもかんでも商品レビュー記事へ誘導することでは無く、コンテンツのみを提供す
る場合、コンテンツからその悩みにあった商品レビュー記事を紹介する場合、メリハ
リをつけることが重要です。
参考見本記事:
和牛と国産牛と輸入牛肉の違いとは?
http://www.stimulamp.com/archives/38
全体的な記事比率は 3 割がオススメです。
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■ロングレンジサイト戦略
まとめ系記事などサイト情報を集めた記事
次にまとめ系記事ですが、これは、複数のサイトから有益なコンテンツをピックアッ
プして 1 記事にまとめたものです。
例えば、
「〇〇のまとめ記事」や「〇〇オススメ 10 選」など、
有益性を強調するタイトルを付けて、数多くのサービスを紹介していきます。
こういった記事は、Twitter でツイートや、ブックマークされやすく、他の方のブロ
グでも紹介されやすいので、非常にオーガニックリンクを獲得しやすいです。
また、発リンクを多くすることで、ハブサイト化しやすくサイト評価も上昇しやすく
なります。
まとめ系記事は SEO の土台になりやすいので、こうした記事を多く作ると
検索エンジン評価が集まり、結果的にブログ記事全体の評価が上がります。
参考見本記事:
牛肉おかずレシピ集 実際に作ったらマジでおいしかった 10 選
⇒http://www.stimulamp.com/archives/442
全体的な記事比率は 2 割がオススメです。
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■ロングレンジサイト戦略
自分の考えや意見をしっかりうたった記事
そして、自分の考えや意見をしっかりうたった記事とは、
訪問者に自分をしっかり理解して頂くために書く、ブランディング記事のことです。
扱うテーマについての自分の考えや意見、評論などを書くのが一般的です。
狙いは、コンテンツ記事経由で訪問しブログに興味を持ってくれた訪問者に対して、
自分を売込むことです。
自分は、どういった人間で、どのような考えを持っているのかを理解して頂くだけで
も、読者から大きな信頼を得られますし、考えを共有できれば親近感にも繋がります。
商品を紹介する中で、ブログ運営者の人柄は訪問者からは非常に気になりますので、
自分を伝えるという意味においては、プロフィール同様に重要な記事です。
また、質問や意見をもらいやすい記事でもありますので、記事の最後にお問い合わせ
フォームを設置しておくと効果的です。
参考見本記事:
あなたは、国産牛肉をしっかり食べていますか?
⇒http://www.stimulamp.com/archives/419
全体的な記事比率は 2 割がオススメです。
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■ロングレンジサイト戦略
商品をしっかりと紹介したレビュー記事
最後が商品を紹介する記事です。
詳細については、次章のアフィリエイト戦略編でしっかりと触れますが、
ただ商品を並べるのではなく、その商品に対する自分の感想を書いていきます。
商品を売りつけるのではなく、悩みに対する解決策を提示することが重要で、
この商品は、誰にオススメで、どういった効果があるのか、
販売ページには載っていない第三者の生の声を伝えて信頼の高さをアピールします。
それでは、今まで説明した 4 種類の記事を一連にして流れを説明するとこうなります。
↓
「まとめ系記事などサイト情報を集めた記事」で、
SEO の土台を作りブログ全体の評価を上げます。
↓
「サイト訪問者の悩みを解決できる記事」で、
アクセスを誘導してしっかりとコンテンツ情報を提供します。
↓
「自分の考えや意見をしっかりうたった記事」で、
集めたアクセスに対して自分の考えを伝え信頼を築いていきます。
↓
そして「商品をしっかりと紹介したレビュー記事」で、商品を販売していきます。
この流れをしっかりと意識して記事の構成を考えていきましょう。
参考見本記事:
米沢牛通販「米沢牛専門店さかの」を取り寄せしました。
⇒http://www.stimulamp.com/archives/392
全体的な記事比率は 3 割がオススメです。
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■ロングレンジサイト戦略
(4)リピーター獲得戦略
ロングレンジサイトでは、集客のメインは検索エンジンからですが、一度訪問してく
れたアクセスに対して再度訪問しやすい環境を提供することは、とても大切です。
一度でも商品を買ってくれたお客様は信頼があるために、再び商品を買ってくれる可
能性が高いからです。ですから、リピーターをどれだけ獲得できるかで、ブログの安
定性や将来が大きく変わっていきます。
それでは、リピーター獲得戦略のために、
まずは「お気に入り」に登録してもらえるように工夫しましょう。
こう書くと簡単そうですが、最近の訪問者は、なかなかお気に入りに登録しないのが
実情です。
その原因の1つは、検索エンジンの進化で、お気に入りリストから探すより検索窓に
打ち込んだ方が早く探せるようになったからです。
このように、お気に入り登録を訪問者に促すことが難しい状況なので、
「これは保存しておかないと!」と強く思わせるような充実したコンテンツを用意し、
思い立ったときに簡単に登録できるツールアイコンを提示することが重要です。
現在は、ソーシャルブックマークや RSS、ソーシャルメディアなどが発達しており、
様々な形で、記憶してもらえることができます。
そういったツール1つ1つをしっかりと提示して、訪問者が思い立ったら
すぐに登録できるような環境を用意してあげましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
RSS フィードを提供する
RSS とは、登録したブログやニュースサイトなど、更新情報を自動的に取得して、
特定のリーダーに送信することができる仕組みです。
お気に入りに登録するだけでは、登録したブログの更新状況までは分かりませんが、
この RSS に登録すれば、更新されたブログのみを選んで訪問することが出来ます。
WordPress の場合は、この RSS が最初から組み込まれていますので
ブログ内でもしっかりと、登録を促していくと良いでしょう。
■WordPress の場合
WordPress での RSS の設定ですが、ダッシュボードにログイン後に「設定」から「表
示設定」をクリックして赤枠内を見直します。(たいていはそのままで良いです)
その後、
「http://*******/feed」に RSS ページが生成されます。
※RSS にもクローラーは来ますので「全文を表示」にチェックしておくと良いです。
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■ロングレンジサイト戦略
ソーシャルブックマーク登録してもらう
第 5 章の基本的な SEO 対策でもご紹介した、ソーシャルブックマークです。
お気に入りをネット上で保存できるため、どの場所からでもお気に入りを確認するこ
とができて RSS 同様に人気があります。
共有ブックマークとして公開されるため SEO 効果も高く、リピーターの確保から被
リンクなど、様々な効果が期待できます。
はてなブックマークなどは、記事評価の投票ボタンとして使用される場合もあります
ので、共有されることで口コミ効果も起こりやすくなります。
ソーシャルメディアとの相性も良く、架け橋になる事も多いです。
WordPress 用のテンプレート「リファイン」では、簡単にソーシャルボタンを設置す
ることが可能です。必ず設定しておきましょう。
またそういった機能が無い場合は、忍者おまとめボタンも手軽につかえるのでオスス
メします。
忍者おまとめボタン
http://www.ninja.co.jp/omatome/
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■ロングレンジサイト戦略
第 7 章:アフィリエイト戦略
(1)あくまで情報提供しながら売るサイトを意識する
それでは、ロングレンジサイトのアフィリエイト戦略について解説していきます。
この章を押さえると、今後安定して収入を生み出せるようになりますし、スナイパー
サイトを構築する準備も整いますので、しっかりと読んで本質を理解してください。
ロングレンジサイトの考え方ですが、一番重要なことは情報提供しながら、しっかり
売るサイトを意識することです。
広告をペタっと貼って訪問者の誰かが買ってくれたら良いな~ってことではなく、ア
クセスの悩みに対して解決策を提示して、適切な商品を紹介することが大切です。
現在インターネットでは、1 兆ページもの WEB ページが存在すると言われています。
ありとあらゆるジャンルが公開されており、販売ページも情報ページも無数にあり
無い情報を探す方が困難です。
また、ネットで買い物をするのが当たり前の時代に変わりつつあり、ユーザー自身が
購入する場所を選ぶようになってきています。
情報が氾濫するネットの世界で差別化を図るためには、
自分の考えをしっかりと伝えて、常にどこよりも多く役立つコンテンツを提供し続け、
悩んでいるユーザーにしっかり商品を紹介していくことが大切です。
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■ロングレンジサイト戦略
重要なことは自信を持つことです。
その商品を必要としている人に売り込むことは悪いことではありません。
コンテンツサイトなど情報提供サイトを作っていると、売り込むタイミング、商品を
紹介するタイミングに非常に悩む場合があります。
「売り込んだら嫌われる!」そういった意識が、商品紹介を躊躇させますが、
悩みがあるユーザーに対して、その方に必要な商品を届けることが出来たら、それは
立派なコンテンツです。
そのために商品に対して、そのジャンルに対して自信を持つことが重要で、自信を持
つには、そのジャンルを詳しくなる必要があります。
情報だけが必要な人には情報を与え、商品を必要としている人にはしっかり商品を紹
介し、そのメリハリをつけていくことが重要です。
ユーザーのほとんどの方は、サイトの情報を信用しておらず、むしろ疑っています。
それはそうですよね。誰が作ったかもわからないサイトの情報をいきなり信用する方
の方が少ないはずです。
ただ、中には背中を押してほしいユーザーもいます。
全てのユーザーに対して、ただ売り込みをかけるだけのサイトなら、信用していない
ユーザーの方は、ただただ不振感が増えるだけなので商品を必要としている人にだけ
売ることが重要です。
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■ロングレンジサイト戦略
当然、本当は誰にだって売りたいのは事実ですが、本来必要としていない人にまで売
ってしまっては、その場は良くても必ず巡り巡って損をします。
ロングレンジサイトは長期運営を目指していきますし、サイト自体はネット上に常に
残るからです。
一度不振感が出たユーザーは、二度とそこから購入することはありませんし、意外と
覚えていたりします。
長く売り続けるためには、必要としてる人だけに売り、必要ない人には情報を提供す
ることを考えていきましょう。
そういったメリハリが、サイトの信憑性を上げますし、当然それを見極めるには、自
分自身、そのジャンル、商品を詳しくなる必要がありますし、商品を詳しくなること
で、そのサイトから自信が感じるようになります。
また、そういったメリハリをつけることで、情報だけが必要な人にも不信感を募らせ
ることもなく、反対に役に立ったとして、ソーシャルブックマークに登録したり、口
コミで紹介されたり、2 次的な SEO 効果も期待できます。
オーガニックリンクが増えることで、サイト全体が成長して、より商品を必要として
いるアクセスが増えますので結果的に売り上げを上げます。
これこそが、今後絶対に必要なアフィリエイトの形だと思っていますし、
ロングレンジサイトの真の戦略ですので覚えておいてください。
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■ロングレンジサイト戦略
(2)商品をレビューして提案する発想
ロングレンジサイトは、しっかりと商品を調べて特色や自分の意見を伝えていきます。
訪問者に商品を販売する感覚ではなく、その悩みの1つの解決策として商品を紹介し
ていく形です。
たまには美味しいお肉が食べたい・・・
⇒送料無料で食べられる松阪牛のお試しパック
あのテレビで見たダイエットの商品は何だっけ?
⇒〇月×日の〇〇ダイエットを実際に検証しました。
このように悩みを先回りして提案し、その悩みと商品を繋ぐことで
収入を生み出します。
その際に一番強力なコンテンツは「実際に体験した情報」です。
商品を実際に手にして細かく紹介すると訪問者への説得力が増すからです。
しかしながら、紹介する商品は全て手にして検証した方が売れやすいとしても、
必ずしも購入できない場合もあります。そういう時は、ユニークな切り口でいち早く
先回りして紹介すると良いでしょう。
そのためにも、扱うテーマに誰よりも詳しくなることが重要ですし、
知識を付けることで、他の方とは違った商品の見方ができるようになります。
ネット上にある商品の評価をかき集めることでも良いです。嘘を偽ってそれを実際に
購入したように見せてはダメですが、そのテーマに詳しくなれば、それだけでも十分
な情報を入手できますし、いろいろな見方ができるようになります。
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■ロングレンジサイト戦略
記事中からしっかりと商品を紹介して伝える
ロングレンジサイトでは、記事中から商品が売れることを理想として目指します。
というのは、トップページやサイドバーなどに配置された商品も確かに売れますが、
訪問者は、まず記事を読んで、それから商品を検討していくからです。
訪問者は記事の情報を元にブログ内の関連商品を見渡し、購入を検討していきますの
で、記事内でどれだけその良さを伝え、訪問者に「自分に必要だ」と思わせられるか
が重要になります。
そのためには、基本的なライティングスキルがあると有利ですので、最初のうちは
第四章で紹介したコンテンツ記事の書き方を参考にして、記事を書いてみてください。
ライティングスキルというと難しく聞こえますが、小説や専門書を書くわけではなく
要は自分の考えを伝えられれば十分です。
また、書けない最大の理由は、リサーチ不足の場合が多いです。
知らないから書くことがないだけですので、商品を見つめる、使い込む、調べだおす
ことで書けるようになります。
ロングレンジを作成する際のライティングとは、
「自分の考えを表現すること」だと思ってください。
そして「1記事に対して1商品」を心がけましょう。
「あれも、これも、どれも良いです。」という書き方では訪問者を迷わせるだけです。
紹介記事の中で、比較紹介やランキング紹介も有効ですが、その場合は冒頭でしっか
りと伝えるか、自分の中で一押しする商品を決めて、記事を構成していきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
商品は繰り返し何度も紹介する
ロングレンジは、テーマを絞って運営していきますので、紹介できる商品数には
限りが出てきます。
ですから、ロングレンジでは基本的には
紹介したいと思った商品は繰り返し何度も紹介してください。
商品を実際に購入して体験談などの紹介記事を作ったら、それを一回だけのコンテン
ツとして使うのはもったいないです。
訪問者は、必ずその記事を読むわけではないですし、検索エンジンにその記事が上位
表示されるかどうかも分かりません。そこで繰り返し何度も紹介することで、ブログ
全体にキーワードを貯めて上位表示を狙います。
繰り返し何度も紹介する例としては、

商品説明や体験談をスナイパーサイトにまとめて切り口を変えて紹介する

ダイエット商品などは実践記形式で繰り返し紹介する

食品や消耗品ならリピート形式で毎回紹介していく

質問をもらえたらその内容も記事にする
同じような内容の重複ページ、文章をコピペして、何度も使い回すと検索エンジンか
らペナルティを受けますので、発想を変えて紹介していきましょう。
新商品などの場合は特集を組んで複数回
継続して紹介しても面白いと思います。
ただし、ロングレンジで必要なのは煽った売り込み記事ではなく、
情報提供だということは心の片隅に覚えておきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
訪問者は商品よりも解決策を探している
商品を紹介し販売する上で重要なのは、
訪問者は商品そのものに最も関心があるわけではない事を
きちんと理解することです。
訪問者は商品コレクターでない限りその商品を欲しいわけではなく、
今ある悩みを解決する手段として、その商品を検討しているのに過ぎないのです。
つまり商品を購入せずに解決出来たら、それに越したことは無いはずです。

その商品は本当に存在するのか?

その商品を買って自分の悩みは解決できるのか?

金額は妥当で元は取れそうか、損しないか?

自分の判断が間違ってないか?
この辺を考えながら、訪問者は商品の紹介ページを読んでいると思ってください。
お客さん
商品
解決
紹介するときは、この心の内を理解し、
訪問者の悩みを見極めて、一緒に共感してあげることが重要です。
ですから、煽ったような売り込み記事は避けていきましょう。
使ったらどうだったか、効くのか、美味いのか?
商品の性能や仕様よりも、訪問者は具体的な感想や結果を知りたがっています。
それこそがお客様が本当に欲しい売れるレビューだと思ってください。
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■ロングレンジサイト戦略
例え話を出し商品を想像させる
そして、商品紹介する時には必ず例え話を出して訪問者を想像させることが重要です。
そのテーマに詳しくなればなるほど忘れがちですが、その商品を知って話している人
と知らないで聞いている人では、温度差があります。
こちらが詳しく話しすぎてしまって、話が複雑になり、実は相手はさっぱり理解でき
なかったと言うことは良くあります。
だいたいの場合は、その状態で商品を買うことはありません。
その商品が何となく必要だと分かっていても「また今度にしよう」と
悩みを先延ばしにしてしまうからです。
1つ1つの説明で想像力を掻き立てる身近な例え話を出すことで、理解しやすくなり、
その温度差を縮めていくことができます。
また、商品を勧める際に、その商品を使って悩みを解決できた場面を想像させると、
購買意欲をさらに増すことが出来ます。
例えば、松坂牛の場合は、
「赤身がやわらかい」「口の中でとろけて無くなった」「満
足できた」など、実際に食べて満足しているところや、焼いている音などを想像させ
ることで成約率を上げることが出来ます。
商品仕様を長々と説明するよりも、訪問者の購買意欲を高めるために
その商品を手に入れた後を想像させるように意識していきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
商品の否定は極力しない
これも重要なことですが、訪問者は1人1人違う価値観を持っています。
育った環境や目標、悩みを解決させたい期間など、人それぞれに状況が違うのは当然
のことです。
人間は、自分の持っている価値観や現状を否定されると、
それ以上の話を聞くことはありません。
「この A 商品は買うだけ無駄です。だから B 商品を買って下さい。」
このような偏った紹介では、否定されたA商品を検討している方や現在使っている方
は、それ以上B商品に興味を持つことはありません。
本当にA商品が最悪ならば分かりますが、一般市場に商品として流通している以上、
何かしらのセールスポイントはあるはずです。そこを真っ向から否定しては、相手の
価値観を傷つけてしまいます。
重要なのは、相手の価値観を否定するのではなく、
相手の価値観を広げていくことです。
「A商品はココが良い、でもB商品はこんなことも出来ます。」
このように公平に紹介することで、A商品ユーザーとB商品ユーザー双方の心をしっ
かりと引き留め、それぞれの世界観を広げていくことができます。商品のデメリット
を隠さずにそこも含めてメリットと一緒に紹介することが重要です。
本当に A 商品がダメなら、比較の場にすら出さないようにしましょう。
一緒に並べることでB商品の価値まで下げてしまうおそれがあります。
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■ロングレンジサイト戦略
(3)ロングレンジ戦略で使う ASP 紹介
ロングレンジ戦略で使う ASP をご紹介します。
基本的には、ミドルレンジと同じように単価が高い「独自型 ASP」を利用していきま
すが、長期で記事を更新していく中で、楽天などの「ショッピングモール型 ASP」や
クリック型の「Google アドセンス」も狙えます。
商品テーマや記事構成によって ASP を使い分けていきましょう。
単発の商品レビューとして、
「ショッピングモール型 ASP」を使い、長期レビューと
して「独自 ASP」の商品を紹介するなど切り分けても効果的です。
A8.net(独自型 ASP)
A8.net は、国内最大規模の ASP で、商品数も豊富で、アフィリエイターの登録数
NO1 です。特徴として、登録時に審査が緩く、初心者でも始めやすく使い方も簡単。
バナー数など広告カテゴリーも豊富ですので、必ず登録しておきたい ASP です。
アフィリエイト B(独自型 ASP)
アフィリエイト B は、
(株)フルスピードの運営する ASP です。
2006 年サービス開始の比較的新しい ASP ですが、報酬 5%上乗せや振り込み手数料
無料など、初心者にやさしい機能が多いです。
サポート体制も良く評判の高い ASP の1つです。
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■ロングレンジサイト戦略
バリューコマース(独自型 ASP)
バリューコマースは、日本で最初に誕生した老舗 ASP です。
ネームバリューとその信頼の高さから、広告主は大手 EC ショップや有名企業などが
多く、商品が豊富です。ただそのため審査が比較的厳しめです。
インフォトップ(独自型 ASP)
インフォトップは、主に情報商材を取り扱った ASP です。
情報商材とは、このマニュアルのような PDF ファイルや動画ファイルなどノウハウ
販売がメインで、ネットの普及に合わせて市場も拡大しています。
登録時や商品提携時に審査が無いので、こちらも必ず登録しておきたい ASP です。
Google アドセンス(クリック型)
アドセンスは、Google が運営するコンテンツマッチ型広告サービスです。
設置すると、そのブログの内容に特化した広告や訪問者の興味がある広告を自動的に
表示する仕組みになっています。
手軽に使えますが、クリック単価ですので報酬は安いです。
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■ロングレンジサイト戦略
クローズド ASP やクローズ案件
前のページで紹介した ASP は大手の有名 ASP になりますが、中には小規模の ASP
や招待制でしか入れないクローズド ASP があります。
また、大手 ASP でも、一般の方は取り扱えないクローズ案件などがあります。
今後、ライバルサイトを調査していると、大手 ASP でも見たことがないような案件
に出会うことがあると思いますが、これこそがクローズ案件です。
クローズ案件の多くは、報酬が高く人気の商品や各社の独占広告の場合が多いので、
誰でも取り扱うことが出来ません。
最初のうちは、どこにあるかもわからず、見つけても承認すら通らず悔しい思いをす
ることはあるかもしれませんが、実績が増えて、サイトが成長することで必ずに増え
て行きます。
ほとんどの場合、しっかりサイトを運営していると ASP 側から
直接オファーなどの依頼がきます。
また、ある程度サイトが出来上がってきたら自分から ASP に直接メールして案件に
ついて問い合わせるのも有効です。
「自分はこんなサイトを運営している」
「この案件は取り扱えないだろうか?」
こうやって質問することで目に留まる可能性もありますし、思わぬパイプが出来る場
合もあります。
積極的に利用していきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
(4)アフィリエイトプログラム選定
それでは、アフィリエイトプログラムの選定方法について説明していきます。
ロングレンジサイトで紹介する商品を選ぶためには、2つのことを意識してください。

テーマに関連した商品

売れている商品
こうやって並べると当たり前のことですが、日頃いろいろな視点から
この 2 点をしっかりと考えていくことが重要です。
例えば、関連商品を考える場合は、常に先を読んで深く掘り下げていきます。
育毛を例にして考えると
育毛シャンプー、育毛剤、育毛サービス・・・・
このような発想で終わってしまいがちですが、コンテンツを増やすことで様々な発想
が可能になります。

抜け毛には、たばこが関係していそう・・・・禁煙グッズ

抜け毛サイクルは睡眠時間が重要・・・・・安眠枕

育毛にはオリーブ成分が有効・・・オリーブオイルなど・・・
このように考えていくことで、
将来的にロングレンジサイトの拡張にも繋がっていきます。
無理に商品ジャンルを増やす必要はありませんが、こういった柔軟な考えを持つと、
紹介する商品の幅を広げることができます。
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■ロングレンジサイト戦略
次に、売れやすい商品ですが、これは第 2 章のテーマ選定でも説明した通りで、
楽天ランキングや ASP ランキングなど様々な分野から参考に出来ます。
楽天ランキング
http://ranking.rakuten.co.jp/
楽天アフィリエイト
http://affiliate.rakuten.co.jp/
現在、楽天でどんなものが売れているのか?
どんな傾向のものが売れているのか?
その中で ASP でも取り扱える商品は無いだろうか?
など、商品の売れ筋トレンドを知る上でも楽天などの大手販売サイトをチェックする
のは重要です。
自分が行っているジャンルの売れ筋は常にチェックしていきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
また、売れる商品は、日常生活の中にヒントが隠されていることも多く、意識して考
えることでいろいろな発想が生まれてきます。
普段の会話やテレビ、雑誌など、テーマに関連づけた目線でいろいろと見ていくと、
また違った角度で、売れそうな商品を見つけることが出来ます。
新しい商品は常に登録され増えていきますので、各 ASP の新着情報やメルマガは常
にチェックして新商品の情報を知ることも重要です。
売れる商品をいち早く見つけて紹介することで、割と SEO も容易に
一人勝ちできる場合もあります。
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■ロングレンジサイト戦略
(5)ライバルサイトのチェック
楽天などをチェックしてある程度、売れ筋商品が見えてきたら、次にライバルサイト
をチェックしていきます。
あなたが検索して見つけたサイトは、すでに上位表示して稼いでいるサイトです。
見た目に圧倒されるサイトもあると思いますが、「自分ならそのサイトをどうする
か?」を考えつつ、ライバルチェックを行ってください。
どんなサイトでも改善すべき点は必ずありますので、そこを意識してみましょう。
検索エンジンで「商品キーワード」や「商品名」で検索して、キーワードごとに最低
50 位までのサイトをチェックしていきます。
チェックする項目としては、
1.売っている商品はなにか?
2.何を一番にイチオシしているのか?
3.どのようなサイトが上位表示されているのか?
4 サイトのコンセプトは?
5.商品を紹介している切り口は?
6.その商品以外にどのような商品を紹介しているのか?
7.使われているキーワードは?
8.どのような記事を書いているのか?
9.サイトのデザインは?
こういった項目を意識して、1サイト、1サイトチェックしてください。
ライバルサイトをチェックすると、販売サイトには書かれていない商品の特徴や売り
方などを様々な角度で見ることができます。
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■ロングレンジサイト戦略
また上記のチェックの中でも特に重要なのが一番最初の 2 つで
「何を一番に売っているか」って部分です。
商品選定をする際に、一番重要なのが、売れている商品を売るってことです。
確かにみんなが紹介している商品はそれだけライバルが多くなるので、新商品や旬の
商品を紹介していくことも重要ですが、
まず、一番のベースとなるのが「売れるものから売る」ことです。
ライバルサイトが何を紹介しているのか、どういったランク付けで、
どれをメインで売っているのか?
1サイトでは見えませんので、出来る限り多くのライバルサイトを見て、売れるであ
ろう商品をチェックして売れ筋を把握します。
何故イチオシなのか?売りやすいから?報酬が高いから?
キャンペーンだから?物が良いから・・・など、
ある程度、見えてきた段階で、自分が何を売るべきかを考えていきます。
ただ、注意点ですが、売る商品が同じで、売る方法も同じであれば、ライバルとの差
別化は出来ません。
売る商品は同じになっても、ロングレンジの最大の効果を活かして切り口を変えて紹
介していくことに力を入れます。
前のページの3~9の項目を意識して、自分ならどのように売るか、ライバルがして
いない切り口を見つけることで新たな道が見つかります。
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■ロングレンジサイト戦略
ライバルサイトのチェックは日々繰り返す
見つけたサイト、気になったサイトは、必ずお気に入りや RSS リーダーに
登録して記事の更新なども確認していきましょう。
ただし、ソーシャルブックマークをすると相手に被リンクを与えてしまうので、
必ずオフラインに保存していきましょう。
また、このチェック作業は、日々続けていくことが重要です。
こうしてライバルサイトを確認して商品を見つけたら、
ASP ランキングや検索エンジンでさらに調べて
新たな商品プログラムを増やすことが出来ます。
焦る必要はありませんが、ロングレンジサイトを更新していく中で
徐々に商品数を拡大していきましょう。
将来的には、ロングレンジサイトは、あらゆる商品を幅広く紹介できる
規模に育てるのが理想です。
いきなり、あれもこれもでは収入を伸ばせませんが、売れている商品、
売れそうな商品を常に見極めていきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
その他のライバルサイトチェック方法
それでは、ライバルサイトの内部チェックの方法をご紹介します。
現在の検索エンジンは、被リンクの一般公開を止めているので、それほど明確にライ
バルチェックはできませんが、あくまで目安として作業を進めます。
ライバルチェックを行う時のポイントは 2 点です。
インデックス数と被リンクの質
ライバルチェックには、SEO チェキを使い、
この部分をしっかりと意識して調査していきます。
SEO チェキ
http://seocheki.net/
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■ロングレンジサイト戦略
① ライバルサイトの URL を入力し「チェック」をクリックします。
② ライバルサイトがどんなキーワードを意識して、運営しているか確認します。
③ インデックス数をチェックします。
インデックス数をクリックすることで Google に飛びますので、記事1つ1つを
確認できます。
現在の検索エンジンは、この内部リンクを意識していますので、どれぐらいのボ
リュームで、どんな記事を書いているかなどは非常に重要です。
色々なライバルサイトをチェックして、どこにも負けないボリュームのブログを
目指していきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
④ Open Site Explorer をクリックして被リンクを確認します。
最後に、被リンクを確認します。現在の検索エンジンでは被リンクの数はそれほ
ど重視されていませんので、リンクを確認して、どんな質のサイトから被リンク
を受けているかを見てください。
自作自演リンクから、ライバルのアフィリエイト構成などを把握できますの
で参考にしていきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
(6)アフィリエイトプログラムの確認
ある程度ライバルサイトをチェックして、売りたい商品、売れ筋商品を把握したら、
ASP からプログラムを検索して、取り扱える商品や商品単価などを把握していきます。
ASP によっては、同じテーマの商品でも違うカテゴリーに登録されたりしていますの
で、いろいろな関連キーワードで探していきます。
今回のサンプルブログ「おいしい牛肉通販ドット混む」を例にご紹介すると、
「お肉」
「牛肉」
「肉類」
「松坂牛」などで、検索して商品をピックアップしました。
調べて行く中で、いろいろな商品を見つけることが出来ますので、
例えば肉関連で「牛タン」や「馬刺し」「豚肉」なんかも今後コンテンツとして提供
できるかもしれません。
こうやって調べながら発想を膨らませていくことで、思わぬ商品やキーワードを見つ
けることが出来ます。
見つけた商品プログラムは、必ずメモやお気に入りに登録して保存しておきましょう。
それでは、いくつかのプログラムが検索できたと思いますので、各プログラムをチェ
ックして項目ごとに売れやすい商品なのかを確認していきます。
チェックする際は、以下をポイントとして意識しましょう。

成果報酬の条件

支払い状況

自己アフィリエイトは可能か?

商品リンクの設定は可能か?

商品プログラムの提携期間

その他の詳細コメント
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■ロングレンジサイト戦略
【A8 ネットでのプログラム選定例】
提携申し込み(①)をクリックすることで、さらに詳しい商品プログラム詳細を
参考にできます。
■成果報酬の条件(②)
報酬額がいくらかを確認します。目安としては 10%以上が理想です。
単価の高い商品や人気商品などは、金額で見ると良いでしょう。
キャンペーンで、報酬アップなどもありますので、期間なども把握してください。
特にキャンペーンを行っている広告主は承認率も高く、アフィリエイトに力を入れて
いる場合は多いです。将来的に単価アップも期待できます。
■支払い状況
商品によって報酬の発生条件は異なります。報酬確定の条件は、申し込み時か振り込
み時かをしっかりと確認しておきます。いくら申し込みが発生しても承認されなけれ
ば報酬確定にはなりませんので、あまり不利な条件の商品は避けましょう。
■自己アフィリエイトは可能か?(③)
商品プログラムによっては、本人が直接買っても報酬が発生するプログラムがありま
す。体験談などの商品レビューを作る上で役立ちますので積極的に活用していきます。
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■ロングレンジサイト戦略
■商品リンクの設定は可能か?
プログラム内の個別商品へリンクできるかも確認します。プログラムによっては、直
接商品ページへリンクさせた方が成約の取れる場合もありますので、なるべく商品リ
ンクがあるものを選びます。
■商品プログラムの提携期間
プログラムによっては、期間限定の商品もあります。せっかく紹介記事を作っても
その商品の販売が終われば無駄になってしまいますので、念のため確認しておきます。
ただ、話題性が強い期間限定商品などは、チャレンジするのも良いです。
■その他の詳細コメントも確認する
提携申し込みをクリックすると、詳細コメントも確認することができます。
プログラムによって注意事項などがありますので、しっかりと確認していきます。
ASP によっては、承認率や発生件数なども確認できますので、一般的に売れやすいか
どうかも判断できます。
商品によっては、申し込み後に審査がある商品もありますので、
細かい部分も確認していきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
商品紹介サイトを確認
必ず、その商品の商品ページ、販売ページを確認しましょう。
どんなに良い商品でも、ここに魅力がなければ成約を落とす原因になります。
反対にページがしっかりしていれば、アクセスを流すだけで売れていきます。
■販売サイトは魅力的か?
確認する項目の中で最も重要です。ページを開いた第一印象をチェックしましょう。

訪問して商品がすぐに分かるか、見やすいか?

サイト自体がしっかりと作り込まれているか?

商品にマッチしたデザイン構成になっているか?

自分ならそのページから商品を購入するか?

テレビ CM などは行っているか?
販売サイトを検索して、会社の評価や対応を調べるのも良いです。
楽天で販売されている場合は、口コミなども参考にできます。
評判の悪いプログラムを知らずに紹介して、ブログの信頼を落としてしまうことが
良くありますので、慎重にチェックしましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
■売れそうな商品か?また知名度はどうか?
次に、実際に販売する商品を確認していきます。
商品紹介記事を作る上で今後一番大切なので、しっかりと見てください。

商品ページは見やすくて、魅力的か?

商品テーマはしっかりしているか?

商品の伸び代はあるか、今後もずっと売れそうか?

商品は、潤沢で品切れしていないか?

また知名度はどうか?聞いたことはある商品か?
販売ページから商品までスムーズに誘導できているか、などといった構成や、
キャッチコピー、商品バナーなどが魅力的かを判断していきます。
お客さまの声などが掲載されている場合は、それも確認していくと今後のコンテンツ
作成に役立つキーワードが見つかる場合もあります。
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■ロングレンジサイト戦略
■申し込み手順などを確認していきます。
ある程度商品の確認が終わったら、購入する側の目線で考えてチェックしていきます。

決済ボタンは分かりやすい場所に配置されているか?

送料など必要経費はいくらか?

振り込みや分割決済などの支払い方法は?

ギフト対応などオプションサービスはどうか?

アフターフォローなどサポート体制はどうか?

商品の返品や交換の対応など
こういった詳細は、販売ページの分かりにくい場所に記載されることが多い割に、
購入者は意外と気にしているので、記事で紹介するのもオススメです。
ASPに直接メールして問い合わせしてみる
実際に ASP 側にメールして聞くという方法も有効です。
売れている商品や売りやすいプログラムなど、ASP がすべて把握していますので、
何より貴重な情報になります。
実績がまだ少ない間は躊躇してしまいますが、
思い切ってメールしてみると、意外と返信してくれることが多いです。
当たり前ですが、常識をわきまえたメールを心がけて、
名前やアフィリエイト ID をしっかりと先方に名乗りましょう。
「どうしたら良いですか?」という漠然とした質問はせずに、
今後アフィリエイトをしていく中で、自分がどうなりたいかをしっかりと伝えると、
相手も答えやすくなります。
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■ロングレンジサイト戦略
Google 検索回数や期間推移を調べる
第二章のテーマ選定でも説明した Google トレンドを使って、その商品の検索回数や
期間推移を確認していきます。
■Google トレンド
http://www.google.co.jp/trends/
カテゴリー別や期間別など長期的なスパンで
キーワードの検索回数や期間推移を確認できます。
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■ロングレンジサイト戦略
Twitter リアルタイム検索
プログラムや商品の知名度を知るために、Twitter が非常に便利で、リアルタイムに
情報を確認することができます。
Twitter を使う最大の利点は、ツイート件数でその商品の話題性やユーザー目線での
リアルな感想を確認できることです。
また、Twitter 自体が 140 文字と制限があるため、キーワードが厳選されており、
ロングテール SEO に有効なキーワードが見つかる場合もあります。
ユーザーは、どのようにその商品をツイートするのか確認していきましょう。
Twitter
https://twitter.com/
具体的には、以下の 2 つをチェックしてください。
① 商品の口コミや評価、ツイート件数などの知名度
② ツイートの状況やその商品の話題性
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■ロングレンジサイト戦略
(7)ロングレンジサイトのキーワード選定
次にキーワード選定について説明します。
ロングレンジではしっかりとロングテールを狙いましょう。
ロングレンジは、記事1つ1つから幅広いキーワードで狙って集客できるため
ビックキーワードで上位表示できなくても成約をとることができます。

44%は 3 キーワード以上の複合キーワードで検索する

64%はそのキーワードを一度しか使わない

20%は過去 90 日間に検索されることがないキーワードで検索する

16%が今日まったく新しいキーワードを生み出している
このデータは、最初にも紹介しましたが、私達が検索エンジンを使うときの状況を割
合で示したものです。
それによると、4 割は 3 ワード以上の複合キーワードで検索して、6 割は思いついた
キーワードを一度しか使わないのです。
また、毎日新しいキーワードがどんどん誕生しているとなると、すぐに思い浮かぶビ
ックキーワードだけで稼ぐのは難しいことが容易に想像できます。
あくまでデータ上ですが、商品名で検索する購買意欲の高い訪問者は全体の 4 割で、
ここを狙うのも重要ですが、残り 6 割もしっかりと狙える戦略が大切です。
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■ロングレンジサイト戦略
例えば、あなたが何かに悩みを抱えて商品を探すときを想像してください。最初は曖
昧なままキーワードを入れて、その作業を繰り返すことで、希望の商品にたどり着い
たりしませんか?
6 割のユーザー全体がそのように検索するとは限りませんが、ロングテールを意識し
て沢山の網を張っておくと、商品名にたどり着く手前のお客様を自分のブログに引き
寄せることができます。
では、その6割を獲得するための戦略として、
その商品を知らずに悩んでいるユーザーがどんなキーワードで検索しているのか、
様々な視点で捉えて分析していきましょう。
つまり「俯瞰的な視点」でのキーワード分析です。

訪問者はどのようなキーワードで検索しているのか?

この商品を欲しがる人はどんな悩みを抱えているのか?

どのような場所なら売れるのか?

どのような時に必要とされるのか?
このように、どのキーワードが求められているのか、どんな悩みで検索しているのか、
検索する人のニーズを読み取りながら全体的な視点で捉えていくことが重要です。
最初は難しいかもしれませんが、キーワードをしっかりとメモに書き出し、
記事部分から繰り返しテストをして反応を確かめてください。
俯瞰(ふかん)とは?
高い所から見下ろし眺めること、全体を大きく見渡すこと。
物事を真正面から捉えず、上から見下ろし全体を把握すること。
いろいろな視点から捉えて、人とは違った切り口で物事を考えていくこと。
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■ロングレンジサイト戦略
ロングテールなら、検索 1 位を取る必要は無い
こちらも先にご紹介しましたが、ビックキーワードとロングテールキーワードのクリ
ック率を表したグラフです。
From:米 Optify 社
■ビックキーワード
■ロングテールキーワード
このグラフを見てもわかりますが、ビックキーワードでは 1 位のクリック率は 32%
と高いですが、2 位で一気に 5%までクリック率が落ちます。
反対にロングテールでは 1 位が 25%であるのに対し、2 位は 14%、そして 10 位でも
3%ありますので、ロングテールを狙うと幅広くクリックされることが分かります。
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■ロングレンジサイト戦略
検索エンジンを意識する中で「ビックキーワードで攻めたい」という気持ちは良くわ
かります。
狙ったキーワードで 1 位を取るのは、確かにとても気持ちが良いことです。
ただ、このグラフを見ても分かるように 1 位でなくなったときのリスクが
あまりにも大きく、検索エンジンの気まぐれで収入を左右されるおそれがあります。
大事なことは、検索エンジン内の競争に勝利することではなく、
検索エンジンからより多く集客することです。
継続的に報酬を生むサイトはこの辺がしっかりと考えられているので、稼いでいるサ
イトほどライバル目線では、なかなか検索しても見つけることが出来ません。
また、検索結果とは、各ユーザーが主観的な視点で打ち込んだメッセージなので、
それぞれの意向をその都度捉えていく必要があります。
俯瞰的な視点からロングテール SEO を考え、特定のキーワードで 1 位を目指すので
はなく、どのキーワードで検索しても必ず上位表示されるようなブログを目指しまし
ょう。
1 キーワードで 1 位を取るよりも、どの複合キーワードでも1ページ目に
表示されるブログの方が強いということです。
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■ロングレンジサイト戦略
軸キーワード+複合キーワード
それでは、俯瞰的な視点でキーワードを探す方法をお伝えする前に、
まずは複合キーワードを使った戦略について説明します。
「軸キーワード + 目的」などの複合キーワードで検索する人を狙う利点は、
やはり購買意欲と成約率の高いユーザーを引き込めることです。
特に「商品名+目的」で検索してくる訪問者は、商品に既に興味は持っているけれど、
目的を解決できるのかが今ひとつ分からずに困っている状態なので、その解決策を提
示してあげると成約しやすくなります。
■購買意欲が高いキーワード
「軸キーワード」 +
「送料無料」
「無料」
「最安値」
「格安」
「激安」「予約」
「販売」
「通販」
「申込み」
「サンプル」
「査定」
「地域名」
・・・
これらのキーワードで狙うと、
特に商品名と絡めて検索するユーザーは、その商品への関心度が高いので、購入を既
に検討している人も多く、即成約に繋がりやすいです。
ただ、このキーワードを狙うライバルは多いですし、急いでいる人ほど検索上位のサ
イトから購入するため、検索順位によって販売数に差が出てしまうのが難点です。
ここではスピード勝負になりますので、
迅速に話題性の高い商品を狙っていきましょう。
なお、商品が有名になればなるほど新規顧客の可能性は低くなり、無料サンプル系な
どの初回申し込みのみに報酬が発生するプログラムは、成約が難しい傾向にあります。
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■ロングレンジサイト戦略
■見込み客の可能性があるキーワード
「軸キーワード」 +
「口コミ」
「感想」
「評判」
「評価」
「比較」
「レビュー」
これらのキーワードで狙う場合、
商品に興味はあるものの、現在は検討中か、あるいは情報を集めている段階の
訪問者が多いので、キーワードとコンテンツをマッチさせる必要があります。
この類のキーワードで検索するユーザーは、購入までは踏み切れない
慎重派な見込み客のケースが多いです。
まだ色々なサイトを見て情報収集している状況なので、成約に結びつかない場合も多
いですが、内容が濃いコンテンツを提供すると、他のサイトへ行くのを止めて購入さ
れることもありますので、このキーワードでもしっかり狙っていきましょう。
ここでは、集客したアクセスとコンテンツがきちんと合っていることが重要です。
商品名と絡める分ライバルは多いですが、この類のキーワードで充実したコンテンツ
が提供できているサイトは意外と少ないので、体験談やレビューなど生身の感想がき
ちんと書けると、将来有望なコンテンツになる可能性もあります。
ロングレンジでは、このような体験談などの優良コンテンツを多く作ることが重要な
ので、自信がある商品に対しては、様々な切り口でこれらのキーワードを繰り返し組
み合わせていきましょう。
また、これらのキーワードで狙った見込み客に対しては、ロングレンジだけで完結さ
せるよりも切り口を変えて、スナイパーサイトへアクセスを誘導した方が成約率は上
がります。
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■ロングレンジサイト戦略
(8)俯瞰的な視点から考えるロングテールキーワード
それでは、いよいよロングレンジサイトで重要な
俯瞰的な視点でのキーワードの見つけ方について、説明していきます。
この章の最初にも説明しましたが、俯瞰的な視点とは、物事を真正面から捉えず、上
から見下ろし全体を把握することで、人とは違う切り口で物事を考える視点です。

どのようなキーワードで検索しているのか?

この商品を欲しがる人はどのような悩みを抱えているのか?

どのような場所なら売れるのか?

どのような時に必要とされるのか?
このように想像を膨らませ、検索する人のニーズを読み取りながら全体的な視点で、
キーワードを捉えていきます。
複合キーワードを作る発想ですと、松坂牛の場合は「松坂牛+通販」「松坂牛+送料無
料」などをとっさに思い浮かべますが、俯瞰的な視点で考える場合は、松坂牛を欲し
い人はどのようなユーザーかを想像して、関連するキーワードを書き出していきます。
牛肉・和牛・黒毛和牛・神戸ビーフ・但馬牛・近江牛・米沢牛・サーロイン・高級・レシピ・バー
ベキュー・牛脂・厚切り・ブランド牛・オージ・サーロイン・リブロース・ヒレ肉・カルビ・ロー
ス・骨付きカルビ・牛ホルモン・牛タン・霜降り・サシ・国産牛・高級・贅沢・イチボ・ランプ・
すき焼き・ステーキ・網焼き・しゃぶしゃぶ・ローストビーフ・牛丼・ギフト・内祝い・ご進物・
贈り物・目録・景品・プレゼント・5000 円以下・10000 円以下・20000 円以下・肉汁・柔らかさ・
甘さ・脂質・霜がびっしり・格付け・A5・分厚いステーキ・牛肉料理・レア・ミディアム・肉汁・
旨味・300g・150g・チャンピオン牛・結婚内祝い・敬老祝い・出産内祝い・七五三祝い・新築
慣れないうちは、なかなかすぐに発想できませんので、
思い浮かぶ度にノートに書き出していくと良いです。
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■ロングレンジサイト戦略
物事を全体的に捉えて把握していくことで様々な見方ができるようになりますので、
常に「俯瞰的な視点」を意識してキーワードを考えてください。
それでは、書き出したキーワード例を元に、ロングテール SEO に有効な
キーワードを組み合わせていきます。
今回は「松坂牛やまと」を例に説明していきます。
アフィリエイト出来る商品名やサイト名ですと、ライバルと競合しますので、
複合キーワードの考えだけで検索エンジンからアクセスを呼ぶことは難しいです。
最初のグラフでも紹介した通り、ビックキーワードほど、検索上位に入らなければク
リックされませんので、この「俯瞰的な視点」でロングテール SEO を意識していき
ます。
それでは、書き出した「松坂牛」のキーワード群から、どのような人がこの商品に興
味があるかを考えてみます。
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■ロングレンジサイト戦略
取りあえず「松坂牛やまと」で検索する人が牛肉に興味があるのは分かります。
たまには高級牛肉を食べたい人とも考えられますが、今回は、誰かにプレゼントする
ためのギフトを探している人と仮定します。
「黒毛和牛
結婚内祝い」
「カルビ 内祝い」
「サーロイン ご進物」
「松坂 贈り物」
「5000 円以下 ランプ肉」
「松坂牛 目録」
こういった感じで、ギフト用と考えただけでも様々な組み合わせが可能です。
これだけでもライバルは、相当減ったと思いますが、
さらに、このキーワードに複合キーワードを織り交ぜてみると、こうなります。
「黒毛和牛
結婚内祝い 送料無料」
「カルビ 内祝い
通販」
「5000 円以下 ランプ肉 比較」
「通販」や「送料無料」など購買意欲の高いキーワードを加えることで、
属性をさらに絞ることが出来ます。
最初は難しいですが、商品名をキーワードにするのを避けて一歩先を考えることで、
その商品を探している属性を見極められるようになります。
「俯瞰キーワード」にさらに「複合キーワード」をプラスして
考えて行くと効果的です。
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■ロングレンジサイト戦略
それから、アフィリエイト出来る商品キーワードにはライバルが多いので、
ライバルを避けるために秘訣として使えるテクニックを一つご紹介します。
そういう時は、代わりにネットでは買えずテレビショッピングや広告チラシのみで販
売されている商品名を使うと、立派な「俯瞰的な視点」のキーワードになります。
特にテレビ放送後はその商品キーワードでの検索数は上がりますので、訪問者に対し
て本命のアフィリエイト商品を比較商品として紹介すると、成約を伸ばせます。
少し別角度で考えるだけでも、購買意欲の高いアクセスは沢山見つかりますので、
俯瞰的な視点で常に考えて、無限に稼げるキーワードを発掘していきましょう。
複合キーワードを組み合わせて「今すぐ客」を狙うよりも、その一歩手前にいる、商
品は知らないけれど紹介すれば興味を示すだろう「見込み客」を狙い、
ライバルの少ない市場を見つけることが重要です。
そして、最初から頭の中だけでキーワードを作るのは難しいので、
思い浮かぶ度にメモに書き出しておくと良いでしょう。
意識してみると意外と色々なところにキーワードは存在していますし、同じキーワー
ドでも何日後かに見直すと、また違った発想ができたりします。
稼げるアフィリエイターになるために、
必ず「俯瞰的な視点」でキーワードを考える癖をつけてください。
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■ロングレンジサイト戦略
(9)関連キーワードのリサーチ方法
それでは、俯瞰的な視点からロングテールキーワードを見つけるために有効な
関連キーワードのリサーチ方法についてお話します。
(ここで紹介する以外の方法ですとメディアや雑誌などを利用する手もあります。)
キーワードはいかに意識して見つけられるかが重要ですので、
今後は、常にアンテナを張り巡らせておきましょう。
そのものズバリを使うのではなく、そこからもう一捻りすることが大切です。
キーワードサーチツールを使って調べる
キーワード発掘ツールを使うと、比較的検索ボリュームの大きなキーワードの組み合
わせなどを見つけることが出来ます。
「俯瞰的な視点」を意識できているか、また実際に検索されているかなど、
最終的なキーワード決定の確認や理由付けとして非常に便利です。
■Google オートコンプリート「Übersuggest 」
第四章で、ご紹介した Übersuggest です。
Google オートコンプリートの全キーワードを
一括取得するので非常に便利です。
http://ubersuggest.org/
■goodkeyword
Übersuggest と似ていますが、Google や Yahoo
などまとめて一気に調べることが可能です。
http://goodkeyword.net/
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■ロングレンジサイト戦略
アクセス解析からロングテールキーワードを発掘する
アクセス解析は、ブログの訪問属性を知る上で欠かせないツールの1つです。
特にロングテールを意識して記事を増やすことで、様々なキーワードを拾えるように
なりますので、まさに「俯瞰的な視点」の宝庫と言えます。
自分でも、思いもしなかったキーワードで集客できていたりしますので、
日々アクセス解析を確認することは非常に重要です。
どのアクセス解析でも、検索エンジン統計やサーチワードが用意されていますので、
常にチェックして、自分のブログの本来の属性を見つけて下さい。
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■ロングレンジサイト戦略
ASP や販売サイトからキーワードを抜き出す
ASP の広告詳細や販売サイトを確認することも、キーワード発掘にとても役立ちます。
特に大手の販売サイトはプロに依頼して表現1つ1つに工夫を凝らしていますので、
思いも寄らないキーワードを見つけることが出来ます。
販売サイトの「商品発売の広報ページ」「お客様の声や口コミページ」「特集ページ」
「商品バナー」などを意識して探していくと色々と見つかります。
「松坂牛やまと」のサイトを見ただけでも、これだけキーワードを発掘できました。
「溢れる肉汁」
「赤身の柔らかさ」
「脂質の甘み」
「霜降りがびっしり」
「チャンピオン
牛を食す」
「お肉がふっくら」
「とろけるような食感」
「おいしくて何度もリピ」
「肉の
旨味」
「肉の匠」
「家族で囲む松阪牛」
このように俯瞰的な視点から使えそうなキーワードを抜き出していきます。
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■ロングレンジサイト戦略
(10)Google アドセンス戦略 1
それでは、これから Google アドセンスを使った戦略についてお話します。
第三章のロングレンジサイト作成でも説明しましたが、どんなに素晴らしいコンテン
ツを提供しても、100 人中 100 人があなたのブログを気に入るとは限りません。
統計上の数値ですが、滞在してくれる訪問者は全体の 3 割程度しかおらず、
他 7 割の訪問者は、すぐに出て行くと言われています。
滞在率を上げる努力はもちろん重要なのですが、出て行くアクセスはゼロにはなりま
せんし、出て行くのをただ見送るのではもったいないので、出口を予測してアドセン
スなどのクリック報酬型広告を設置し、収入を生む仕組みを作っておきます。
Google アドセンス
https://www.google.com/adsense/
クリック報酬型広告の中で、一番有名なのが Google アドセンスです。
アドセンスの利点はテキスト広告の表示が可能なので、
出口にさりげなく設置できることです。
アドセンスは、ブログに関連する広告やユーザーに興味がある広告を自動で表示して
くれますので、アクセスの取りこぼしを防ぐことが出来ます。
ただ、アドセンスは扱えないテーマもいろいろとありますので、必ず規約を確認して
利用しましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
アクセスの出口を考える
それでは、具体的にどの位置にアドセンスを設置すると効果的か説明します。
この図は、Google が公開している効果が高い設置例を元に
F と Z の法則を加えてみました。
検索エンジンなどからの新規訪問アクセスの場合は、目線は Z の法則で動くと言われ
ていますので、その動線上にアドセンスを配置することで、出口から報酬を生む仕組
みを作れます。
ブログを表示した時に、スクロールが無い場所に設置することが重要で、2カラムテ
ンプレートなら②番、3カラムテンプレートなら①番への設置がオススメです。
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■ロングレンジサイト戦略
Fの法則を意識した③番ですが、こちらはコンテンツ記事の目線です。
訪問者が、あなたの記事を読み終わった場所で、出口と言うよりは次の入口を探して
いる場合が多く、この場所へのコンテンツマッチ広告の効果は高いです。
ただ、注意点として、アドセンスはクリック報酬型ですので、クリックされることで
収入は発生しますが、通常のアフィリエイトと比べ報酬単価は低いです。
コンテンツマッチ広告ですので、同じ商品が表示される場合も多く、アドセンス側と
ASP 側のどちらかに流れるかで、報酬額は大きく変わります。
ロングレンジでは、しっかりと商品を成約させていきますので、アドセンスだけに頼
らず、商品紹介記事には設置を避けて、その他のコンテンツ記事に対して設置しまし
ょう。
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■ロングレンジサイト戦略
テキスト広告を選択する
Google アドセンスには、テキストで表示されるテキスト広告と画像バナーで表示さ
せるリッチメディア広告の2種類があります。
ここでは出口として機能させますので、テキスト型を使います。
また、アドセンスのリンク色ですが、ブログのリンク色と必ず統一してください。
アドセンスは浮き立たせずにブログ内に同化させた方がクリック率は高くなります。
ただ、アドセンスの規約で、「スポンサーリンク」や「広告」を上下のどちらかに表
示させる必要があります。
強引な誘導なども禁止ですので設置する際は、一度アドセンスの規約に目を通して置
くと良いです。
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■ロングレンジサイト戦略
(11)Google アドセンス戦略 2
アドセンス戦略1では、アドセンスを出口に配置することで取りこぼしを無くす戦略
ですが、ここではアドセンスをメイン広告として考えていく戦略をご紹介します。
ロングレンジサイトで、特に情報提供型ブログを強調したい場合に
相性が良い広告がアドセンスです。
アドセンスは、規約でアドセンスの広告自体に直接誘導したり、広告自体を強調する
方法は禁止になっていますが、自動的にそのユーザーに適切な広告を表示してくれま
す。
そのため一度設置しておけば、メンテナンスの必要がなく、コンテンツの提供だけに
力を入れることが出来ます。
アドセンスの報酬形態はクリックされることで報酬に繋がり、成功報酬型の ASP に
比べ単価は低いですが、この頃は、このアドセンスだけで月に 30 万以上稼いでいる
ブログも多く、商品紹介が苦手な方には有効な戦略です。
アドセンスで狙っていくテーマ
アドセンスをメインでサイトを構築する場合に重要なのは、得意なテーマってことも
重要ですが一番に気にしないといけない部分は、
ASP などアフィリエイト広告が少ない市場、テーマを選択することです。
アドセンスの成功の鍵は、ほぼすべてここに掛かっていると言っても良いですが、
ニッチ市場じゃないと狙うことは難しいです。
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■ロングレンジサイト戦略
一般的なアドセンスの報酬単価の目安ですが、アクセスに対して 1%と言われており、
月に 10 万円稼ぐサイトを作る場合は、ユニークで 1 日 1 万アクセス、
月で 30 万ユニークアクセスが必要になります。
美容が得意だからと、そのまま美容関連のサイトを作っても、もともとライバルが多
く上位表示が難しいジャンルですので、そこからさらにアクセスを狙うことも難しい
ですし、
仮に 1 万アクセス獲得出来たとしたら単価が低いアドセンスよりも直接、
美容商品を紹介した方が成約率は高くなります。
また ASP で商品がある市場でも、なかなか即決されない商品や
情報を多く必要とする市場なら狙うことも可能です。
例えば、住宅ローンや保険といった専門的な情報が必要な市場、
葬儀や結婚など冠婚葬祭の情報、着付けなど作法的な専門サイト、
手紙の書き方など礼儀的なサイトも有効です。
テーマ選定する際は、
まずはライバルチェックを行い、楽天や Amazon で商品がなく、
アフィリエイトサイトがないテーマを選ぶことが重要です。
基本的にアドセンスで狙うテーマは下記が有効です。

アフィリエイトできる商品が少ない(限りなく無い)市場

ニュース関連や歴史情報、データベースなど紹介出来る商品がない市場

より専門性が高く誰もやりたがらないジャンル

1 日 1 万アクセス以上獲得出来る市場
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■ロングレンジサイト戦略
アドセンス広告を設置する場所
アドセンス広告を設置する場所ですが、アドセンス戦略 1 の「アクセスの出口を考え
る」の部分と同様です。
F と Z の法則を意識して、目線が重なる左側、
記事下がもっとも有効になります。
アドセンスの注意点
アドセンスを行う上ですが、A8 などの一般 ASP に比べ、規約が厳しく、違反すると
広告配信ストップやアカウント停止される場合もあります。
アドセンスを行う場合は、規約を読んで禁止事項をしっかり確認しましょう。
意外なものが結構禁止になっています。
AdSense プログラム ポリシー
https://support.google.com/adsense/answer/48182?hl=ja&ref_topic=1261918
■AdSense ポリシー: 初心者向けガイド
https://support.google.com/adsense/answer/23921?hl=ja&ref_topic=1261918
プログラムポリシーで特に注意する点は、「クリックの誘導」から、アドセンス広告
の上には、「スポンサーリンク」や「広告」と表記する必要があり、クリックを促す
誘導は禁止になります。
「コンテンツ ガイドライン」から、禁止ジャンルの掲載が確認出来ます。アダルト
関連は、予測できますが、ビールなどのアルコール、たばこ関連や処方箋医薬品関連、
ギャンブルや儲ける的な成人向けコンテンツも禁止になります。
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■ロングレンジサイト戦略
(12)商品紹介・レビュー記事の書き方
それでは、商品紹介・レビュー記事の書き方について説明します。
基本的には、コンテンツ記事の書き方と同じですが、アフィリエイトを行う以上は、
この記事からしっかりと報酬を発生させる必要があります。
売り込み記事にならないようにバランスを考えていくことが重要で、
あくまで意識する点は、
私達は、販売者ではなく紹介する立場だということです。
押し売りをしてでもオススメしたい商品があったとしても、一歩後ろに下がって、
訪問者側の立場に寄り添った紹介をしていくことが売り上げを伸ばす秘訣です。
つまり、
「どんどん、買え、買え」ではなくて、訪問者の購買意欲を高めて
販売ページへ誘導していきましょう。
自分の中で「今すぐ客」と「見込み客」へのアプローチの違いを意識して、それぞれ
に適した切り口で紹介していきます。
「今すぐ客」には購買意欲を高める演出をして、
「見込み客」にはその問題の解決策を提示することが重要です。
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■ロングレンジサイト戦略
商品紹介・レビュー記事の構成
商品紹介・レビュー記事で売り上げを上げる構成には、色々なスタイルがあります。
試行錯誤を重ねながら、やがて自分のスタイルを身につけていくことが重要ですが、
どのスタイルにも共通して大切なのは、文章にストーリー性を持たせることです。
アフィリエイトでは、商品リンクをクリックさせることが最大の目的です。
「導いた訪問者の ⇒ 購買意欲を高めて ⇒ 販売ページへ送る」
この3点を意識して、スムーズな流れを作っていきましょう。
それでは、成約率を上げやすい紹介記事の構成例を 1 つご紹介します。毎回この形に
当てはめるといつも似たような構成になってしまいますので、あくまで1つの型とし
て参考にしてください。
【具体的な記事の構成の流れ】
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■ロングレンジサイト戦略
■1.問題点を提示する
紹介記事にストーリー性を持たせるためには、この最初の部分が一番重要です。
ここで、訪問者が抱えている悩みや興味についてしっかりと触れます。
「こんな悩みは無いですか?」
「こんなことでお困りではありませんか?」
「こんなことを思ったことはありませんか?」
訪問者が持つ悩みや興味を明らかにして、あなたがそれを解決出来る術を知っている
ことを伝え、注意を引きます。
ロングレンジでは、最初に商品紹介リンクを見せてしまうと売り込み記事と思われて
しまいますので、リンクを隠したまま興味を最後まで引きつけることが重要です。
ただ、
「今すぐ客」を狙う場合は、
スクロール無しの部分に商品誘導リンクがあった方が効果的です。
この部分がストーリーの入口になり、構成次第で様々な展開が可能になりますので、
しっかりと書いていきましょう。
ダイエット紹介記事の例:
この頃、周りから太ってきたって言われませんか?
この記事では、お困りの方にお役に立てる情報を紹介します。
この記事を読むことでしっかりと解決出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
■2. 問題点を拡大化させ焦らせる
訪問者に自分自身の問題点を自覚してもらったところで、それを放置するとどうなる
かといった不安要素を説明します。
「自分の場合は、このように悪化しました。」
「最悪の場合、こうなってしまう可能性があります。」
「ここまでなったら終わりですが、あなたはまだ大丈夫です。」
1 では軽く問題を提起しましたが、ここで相手を一気に焦らせることが重要です。
不安を煽って、最悪の状況がその人にも起こりうると伝えましょう。
また、自分に過去に起こった体験談として書くのも効果的です。不安を掻き立てなが
らも共感を得られて一石二鳥の効果があり、この後の説明に信憑性を持たせることが
出来ます。
不安にさせながらも、まだギリギリのラインにいることを
相手に説明して動揺させることが重要です。
ダイエット紹介記事の例:
そのまま放置することで、生活習慣病になる可能性もあります。
私も去年の健康診断で引っかかり、改善させるのに大変な目に合いました。
でも、今気が付いたあなたなら、大丈夫かも知れません。
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■ロングレンジサイト戦略
■3.問題点の解決策を提示して商品を紹介する
2で不安を煽ったところで、次に、それを解決できる商品があることを伝えます。
ここではまだ商品リンクを置くのではなく、商品の存在を教えるのにとどめます。
「その悩みなら、これを使うことで解決出来るかも知れません。
」
「私も同じ悩みを抱えていましたが、これを使う事で解決しました。」
「この商品なら簡単に解決します。何故なら・・・これが証拠です。」
ここから商品を紹介し始めますが、いきなりではなく、
まず初めに、解決できる根拠をしっかりと伝え、その上で紹介します。
ここでも自分が解決できた体験談などを通じて、
しっかりと証拠提示をすると信憑性がさらに上がります。
ここで詳しく商品説明をしても良いですが、説明を細かく書くよりは
問題解決できる商品の存在を強調し、訪問者に希望を与えることの方が重要です。
ダイエット紹介記事の例:
あなたも生活習慣病にならないためにもこんな商品はどうですか?
私も医者から勧められ今も続けていますが、今年の健康診断は良好で
完全に解決することが出来ました。
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■ロングレンジサイト戦略
■4.購買意欲を高める
問題を解決することが出来る商品を紹介し興味を持ってもらいましたが、
訪問者は、それでもまだ買う気にはなれていません。
何となく解決出来そうだと理解した程度では、
まだ半信半疑な気持ちの方が強く、決断できないからです。
そこで、最後の決断は訪問者に委ねることになりますが、少しでも成約を高めるため
「解決した後の姿を想像させる」ようにします。
「例えばこの商品を使う事でこうなります。」
「これがあれば、きっと〇〇が解決して楽しくなります。」
「私はこの商品を使うことで、こんな未来を手に入れました。」
「この商品を購入すれば悩んでいた〇〇が解決できるかも?」と
なるべく具体的に未来を想像させることで、訪問者の購買意欲を高めましょう。
また未来を想像させる上で、購入者の声は非常に有効です。
感謝のメールなど生の声を紹介すると訪問者は感情移入しやすくなり、
自分に置き換えて妄想をします。
ダイエット紹介記事の例:
想像してみてください。
スッキリしたお腹になって子供や奥さんから「パパかっこいいね」って言われる姿を。
それに、着られなくなり諦めていた自分に似合う洋服をまた着られるようになります。
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■ロングレンジサイト戦略
■5.自分の考えをしっかりと伝える
訪問者の購買意欲を高めたところで、最後にあなたが考えていた
この商品のオススメポイントを伝えて行きます。
「この商品をオススメする最大の理由」
「この商品はこんな方にオススメできます。」
「自分の想像している未来を作るためにこの商品は必要だと思います。」
最後に総まとめとして商品を紹介するのでも良いですし、あなたがこの商品について
抱いた感想やポイントなどを書くのもオススメです。
商品の詳しい仕様や説明をする場合は、ここでしっかりと伝えてください。
4で訪問者の想像を上手に膨らませることが出来ると、この部分で伝えられる感動も
高まり、購入へと背中を押しやすくなります。
何故自分はこの商品をオススメするのか、どうして使って欲しいのかを
感情に訴えるように全力で紹介することで、成約率も上がります。
ダイエット紹介記事の例:
努力だけで問題を改善するのは大変です。私もこれを知る前はそれで諦めていました。
でも、これだったら手軽で簡単に始められるので、こんなことならもっと早くやって
おけば良かったって思います。
ダイエットが面倒だな~って思っている方にこそオススメですよ。
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■ロングレンジサイト戦略
■6 販売サイトへ誘導する
そして、最後にしっかりと販売サイトへ誘導します。ここまで来たら簡単だと思うか
もしれませんが、最初の入口と同じぐらいこの出口も丁寧に書いてください。
いくら買う気がある訪問者でも、どこかに不安を隠し持っているものなので、
その不安を呼び起こさないようにして、販売ページへ誘導していきます。
また日本人は意外にこの最後の押しが弱く、なかなか買って下さいとは言えません。
反対に訪問者側にせっかく買う気があっても、買え買え言われ過ぎると、それで買う
気が失せてしまうこともあります。
この辺はバランスが重要なのですが、煽るのではなく、
しっかりと自然な形で誘導していきます。
また決済リンクは必ずテキストリンクか作成したボタン画像を使います。
ASP が提供している商品バナーは、売り込みくさく感じて、成約率を落とすので使用
はさけてください。
ダイエット紹介記事の例:
×「絶対に買わないと後悔します」
(ダメな例)
×「よかったら、こちらの販売サイトも見てください」
(ダメな例)
×「ご興味があればどうぞ」
(ダメな例)
〇「ご注文方法はこちらです。
」
(良い例)
〇「商品の販売ページはこちらです。」
(良い例)
〇「ご興味がある方は、こちらから購入出来ます。
」
(良い例)
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■ロングレンジサイト戦略
画像を多く使って紹介する
商品紹介・レビュー記事では、画像もしっかりと使って紹介していきましょう。
画像加工などは、次のデザイン戦略編で説明しますが、積極的に画像を使っていくこ
とで、記事のクオリティーを上げることが出来ます。
画像を使って紹介することで、説明を短縮化させることが出来ますし、また訪問者が
画像を見ると想像しやすくなりますので、その分成約率も上がります。
① のような広告や文字が無い画像を使うこ
とで効果を上げます。
② は、広告や文字が入っているため商品の
連想よりも広告を連想してしまいます。
画像を使う上での注意点として、販売サイトからキャプチャーする際は、
商品説明などが載っていない部分を使いましょう。
(※販売サイトのキャプチャーを禁止している広告主もありますので、必ず確認を取って
から使用しましょう。
)
上の画像の①と②だと、②の方は販売ページからそのまま持ってきたような売り込み
感の強い印象を与えますので、アフィリエイトでは逆効果になります。①の画像を使
って、さりげなく訪問者の購買意欲を高めてください。
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■ロングレンジサイト戦略
(13)実際に商品を使って紹介する
商品を紹介する際に、もっとも信憑性が高まり成約率を上げる方法は、
「実際に商品を使用すること」です。
実際に、アフィリエイトしたい商品を購入したり、提供サービスを体験して、
その感想や体験を書いて紹介していきます。
当たり前なのですが、実際に使用した商品を紹介すると説得力が出ますし、
そのリアルな感想こそが、訪問者が一番知りたい生の情報だからです。
さらに紹介する側も、販売サイトを読んだだけで記事を考えるより、実際に商品に触
れた方が何倍も書きやすいですし、商品の切り口を色々見つけることが出来ます。
それこそ繰り返し記事で紹介するのであれば、商品を実際に使うことは必要不可欠だ
と思いますし、その方がネット上で話題を探して回るよりも早いです。
アフィリエイターの本来の仕事は「実際に使った商品の感想を紹介すること」です。
こう書くと当たり前のようですが、これをしっかりと出来ている人は少なくて、
またそこまでは出来ていても、繰り返し丁寧に紹介している方は多くありません。
商品の使用感や実践経過などを継続的にレビューしても面白いですし、その方がコン
テンツを作りやすくなります。また訪問者は商品を使用する際の一連の流れを把握で
きますので、情報に信頼感を寄せます。
この部分がきちんと出来ると、情報提供ブログとして何よりの強みを持てますし、
どこにも載っていないオリジナルコンテンツを作ることが出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
ただし問題なのは、実際に商品を購入するので、経費がかかる点です。
すべての商品を購入するのは難しいですし、資金に限りもあると思いますので、
絶対に購入しないといけないとは言いませんが、
多くの先輩アフィリエイターがこの紹介スタイルを取り入れていますので、
いずれは商品購入も検討することになると心得てください。
商品が売れるかどうか分からないのに、先に購入なんか出来ないと思いがちですが、
ビジネスとは資金を投資することで利益が拡大するものです。
今までのアフィリエイトはコストゼロから収入を得ることの出来るビジネスでし
たが、今後は先行投資ができる人が収益を伸ばせるようになるでしょう。
また Yahoo オークションなどを活用することで、資金を節約する方法もあります。
レビュー用に商品を購入して撮影と触感だけ確かめて、すぐに出品すると、商品にも
よりますが7~8割程度で落札されますので、資金に限りがある方はオススメです。
ただし、全ての商品がオークションで売れるわけではないので、
購入前に落札状況なども確認しておくと良いかもしれません。
■オークション落札相場【オークファン】
http://aucfan.com/
Yahoo オークションなど各オークションの
落札相場を確認することが出来ます。
相場や売れ筋商品を知る上でも非常に便利です。
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■ロングレンジサイト戦略
画像を使った紹介方法
それでは、画像を使用した商品紹介記事の例をご紹介します。
画像を使った参考記事
http://www.stimulamp.com/archives/392
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■ロングレンジサイト戦略
こちらが画像を使って紹介している参考記事です。プロが取ったようなきれいな画像
の必要はありませんので、状況を伝えることを意識してください。
商品が届きダンボールを開ける瞬間からレビューは始まります。
ダンボールを開けてその商品を使い出すまでを1つの流れとして画像に納めて紹介
すると、リアルな感想を伝えられて効果的です。
実際に、どのような包装で送られてくるのかを気にしている方もいますので、
ダンボールの色、梱包材もオリジナルコンテンツとして画像に収めましょう。
そして、画像で押さえたいポイントは次の通りです。

実際に届くダンボールの大きさや梱包材

商品の大きさを想像しやすいものと比べて並べたもの

商品以外の付属品や一緒に買っておくと便利なもの

商品の色は販売ページと若干違う場合も多いので実際の商品の色など

固さや重さなど実際に触った感触など
このように文字では伝えられない部分を画像で紹介することで、
商品への想像が膨らんだり、大幅に信憑性が上がります。
商品画像を使う最大のメリットは

状況を鮮明に伝えることが出来る点

実際に商品を見せることで購買意欲を高める点
この 2 点をしっかりと意識していきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
動画も取り入れた紹介方法
次に、動画を使用した商品紹介記事の例をご紹介します。
動画を使った参考記事
http://www.stimulamp.com/archives/469
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■ロングレンジサイト戦略
こちらは動画を使って紹介している参考記事です。動画は画像では伝えられない、
さらに細かい状況を伝えることが出来ますので、非常に有効です。
動画の方が画像や文字に比べ情報を伝えやすい特徴があります。
動画を使うことで、画像や文字では表現出来ない音や動きを伝えることが可能ですし、
1つの動画内で、コンパクトにまとめて紹介することが出来ます。
また、検索エンジンは、サイトの滞在時間も検索評価の対象にしていると言われてい
ますので、訪問者に動画を見せることで、ブログ滞在時間を上げる効果があります。
ただし、注意しないといけないのは、検索エンジンは画像や動画の中身を理解するこ
とが出来ません。
動画で詳しく説明すればするほど文章で手を抜いてしまいがちですので、動画を使っ
た場合でも、文字での説明はしっかりと行いましょう。
また動画を作るポイントですが、5 分程度、長くても
10 分ぐらいでまとめていきます。
さらっと見るなら限界は 3 分程度って言われていますので、最初の 3 分で要点をまと
めないと、再生を飛ばされて結局伝わらないからです。
画像、動画、テキストをしっかりと 1 つの記事でまとめることで、訪問者の状況に合
わせたコンテンツを提供することが重要です。
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■ロングレンジサイト戦略
■YouTube を使う
http://www.youtube.com/
動画をアップロードする方法は様々ありますが、基本的には YouTube にアップロー
ドしてブログに設置していくのがオススメです。
YouTube を使う最大の利点は、YouTube 側にもリンクを設置できるので、
直接的なアクセスを狙えることです。
動画関連なら YouTube の検索窓から調べている人も多いですし、
また利用者が多いため、検索エンジン同様にアクセスを狙うことが可能です。
YouTube ならほとんどのデジタルビデオカメラに対応していますし、アップロードも
簡単なので積極的に使ってアクセスの間口を作っていきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
(14)ランキング比較を作成する
ある程度、紹介できる商品が増えてきたらランキング形式や比較形式でまとめて
1 つの記事内で紹介を始めましょう。
特に、2 カラムのレイアウトの場合は、サイドバーに商品紹介を設置しすぎると
売り込みの強いブログの印象を与えてしまいます。
サイドバーに設置する商品は極力減らして 2~3 個程度にまとめ、他の商品は一覧紹
介記事にまとめて、1つの記事で紹介した方が効果的です。
またランキング記事がオススメな理由は、日本人は概して優柔不断な人が多く、
統計的に見ても比較やランキングが好きだと言われているからです。
事情に通じていない初心者ほど迷いがあり、即決出来ませんので、
その際には情報に詳しい人間の一押しが非常に効果的になります。
ランキングや比較記事を作る場合は、ただ商品を並べるのではなく、
押したい商品を決めて強調してください。
そして押したい商品には、何故 1 位なのか、明確な根拠と説明が必要です。
ここでオススメ商品を際立たせないと、訪問者を余計に迷わせてしまいますので、
各商品の良さは伝えながらも、一押し商品はさらに印象的に紹介しましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
■比較ランキング記事の例
比較記事でも ASP が提供する商品バナーは使わずに、販売ページなどのキャプチャ
ー画像を使うことで、売り込み感を抑えます。
あまり長々と書かずに簡潔に商品を紹介して、その中で、一番オススメする商品とそ
の理由にもしっかりと触れましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
(15)スナイパーサイトに誘導する利点
紹介できる商品が増えてきたら、ランキング記事を作成するのと同時並行で、
売れる商品だけを抜き出して 1 商品に特化したスナイパーサイトを作成し、そのサイ
トにアクセスを誘導していきます。
スナイパーサイトの作り方については、次の章でしっかりとご紹介しますので、ここ
ではスナイパーサイトへ誘導する利点を説明します。
スナイパーサイトへ誘導すると得られる大きな利点は、

見込み客だけを誘導することで、より成約率を上げることができる

ロングレンジからリンクすることでの SEO 効果
この2点です。
どちらも重要な役割ですので、1つずつ解説していきます。
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■ロングレンジサイト戦略
見込み客を誘導して成約率を上げる
ブログの運営を続けていくと、売れる商品、売りたい商品が増えてきますので、
どうしても、商品紹介が増えていきます。
紹介記事が多くなるのは、ある程度仕方がないことですが、そのままにしておくと、
どうしても売り込みの強いブログになってしまい、情報提供型ブログを目指す
本来のロングレンジのコンセプトとはズレが生じてきます。
そこで、スナイパーサイトへ誘導して商品紹介を分散させるのです。
スナイパーサイトでは、商品紹介から入る部分を中心に行い、一方のロングレンジで
は、訪問者の悩みから商品を紹介するスタイルへと分けて考えていきます。
例えば、ダイエットのロングレンジサイトを運営している場合、ロングレンジからは
ダイエット方法の商品としてプロテインを紹介できますし、
スナイパーサイトは、プロテイン商品を中心としたサイトを作り、そこからダイエッ
トやスポーツ、健康ジャンルから必要な方に紹介することが出来ます。
お互いに訪問者目線と商品特化目線と 2 つの方向から攻めることで、それぞれに必要
な情報を提供しやすくなりますし、よりその情報を必要とするユーザーに直接届ける
ことが可能になります。
また、お互いにリンクして紹介することで、それぞれに違った目線のアクセスを誘導
することも出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
ロングレンジサイトからの SEO 効果
次に、もう1つの利点ですが、ロングレンジサイトからリンクすることでの
SEO 効果です。
スナイパーサイトを作ることで、ロングレンジから直接アクセスを誘導する効果もあ
りますが、実際にそこにアクセスの流れが発生することでの SEO 的なリンク効果も
期待できます。
ロングレンジが成長していけばしていくほど、スナイパーサイトへの SEO 効果が高
くなりますし、それによって、それぞれのサイトが成長して幅広いアクセスが期待で
きます。
先ほどのダイエットサイトを例にするとロングレンジからは、ダイエットの方法とし
てプロテインを紹介することが出来ますが、
スナイパーサイトは、プロテインのみに特化した紹介ができます。
ダイエット以外にスポーツをする方に向けての紹介や 50 代の方に健康面を意識した
サプリメントとしての紹介も出来ます。
ロングレンジは、ダイエットに向けてのプロテインを紹介し
スナイパーサイトは、プロテインを必要とする属性を幅広く獲得出来ます。
この2つのサイトを繋ぎ、実際にリンクをしてアクセスを通すことで SEO 効果が高
まり、両方のサイトから幅広いアクセスが期待できるようになります。
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■ロングレンジサイト戦略
(16)スナイパーサイトへ誘導するアクセスの例
アクセスをスナイパーサイトへ誘導する際は、全てを送るのではなく、
キーワードによってアクセスを選ぶことで成約率を上げていきます。
例えば、複合キーワードについての章で最初に説明した
「購買意欲が高いキーワードで記事を考える場合」
「軸キーワード」 +「送料無料」
「最安値」「激安」
「販売」「通販」
「申込み」
・・・
この類のキーワードで訪問するアクセスは、商品を買う前提での訪問者が多いので、
スナイパーへ誘導してくどくど説明するよりは、ロングレンジの記事から直接販売ペ
ージへ誘導した方が成約率は高くなります。
反対に、スナイパーサイトへ誘導して効果が高いアクセスには次の 2 種類があります。
「見込み客の可能性があるキーワードで記事を考える場合」
「軸キーワード」 +「口コミ」
「感想」「評判」「評価」「比較」
「レビュー」
・・・
「俯瞰的な視点から考えたロングテールキーワードの記事」
これらの類のキーワードで訪問したアクセスに対しては、ロングレンジの記事だけで
セールスをかけるよりも、商品に関心の高い見込み客のみをスナイパーサイトへ誘導
し、そこで丁寧にセールスを仕掛けた方が効果は高くなります。
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■ロングレンジサイト戦略
特にロングテールでアクセスを集めると、その商品に興味がある幅広い層のアクセス
を獲得出来ますが、全てのアクセスが購入する段階に至った見込み客であるとは限り
ません。
それなのに、商品を調べている段階の訪問者に対していきなりセールスをかけては、
入口の段階で逃してしまうことになります。
ですから、ロングレンジではきっかけを与えたり、情報を提供するのにとどめて、
興味のある濃いアクセスだけをスナイパーサイトへ誘導すると、効率的なセールスを
仕掛けられて、成約率をさらに上げることが出来ます。
また、複合キーワードの「レビュー」「比較」「評価」で集客したアクセスも同様で、
ロングレンジで一部分に特化したレビューを行い、スナイパーサイトで総合的なレビ
ューを行うのが効果的です。
ロングレンジでは、直接成約を狙える場合は購買意欲の高いキーワードで積極的に
攻めていきますが、ロングテールキーワードで仕掛ける場合は、その商品に興味があ
る幅広いアクセスを集めた上で、濃い見込み客だけをスナイパーサイトへ誘導してい
きます。
ロングレンジでの情報提供と、スナイパーでのセールスの切り分け、
この二極化がきっちりと出来ると、成約率を一気に上げることが出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
第 8 章スナイパーサイトの作成
(1)スナイパーサイトとは?
たとえ購買意欲の高い訪問者をサイトに集客できたとしても、
そこで訪問者が探している情報をきちんと提供出来なければ、商品が購入されること
はありません。
逆に、訪問者の求めている情報(欲求)に的確に応えているサイトでは、商品または
サービスは自然に売れていきます。読者の欲求を解消することが、売れているサイト
の共通点だからです。
さて、スナイパーという単語を辞書で、調べると「狙撃手・狙撃兵」と出てきます。
従って、スナイパーサイトとは、ロングレンジサイトから購買意欲の高いアクセス
(属性に合った読者)を誘導し、その人たちに欲求を解消する方法を伝えることで、
最終的に「購入してもらう」サイトのことを示します。
「一撃で狙撃する」⇒「購入させる」
それがスナイパーサイトの役目です。
また、後から2カラム戦略で説明しますが、ミドルレンジ戦略で作成した
HTML サイトをそのままスナイパーサイトとして利用することも可能です。
ロングレンジからもしっかりアクセスを誘導することで、
ミドルとロングを組み合わせたアフィリエイト戦略を形成出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
(2)スナイパーサイト戦略
それでは、ここでもう少し具体的にスナイパーサイトについて説明します。
スナイパーサイトを作る最大の理由は、成約率を極限まで高めるためです。
ロングレンジから幅広いアクセスを集め、そこからピックアップした見込み客に対し
て、強力なアプローチを仕掛けていきます。
ただ商品リンクを設置して販売ページに誘導するようなサイトでは無く、訪問者を買
う気にさせた状態で呼び込んで、全力で商品を紹介していきますので、サイトの成約
率が非常に高くなります。
ロングテールキーワード狙いで記事を増やすロングレンジとは対象的な考えですが、
スナイパーサイトでは成約率の向上に集中させたテクニカルサイトを目指します。
いきなりテクニカルサイトを作るようにと言われても、難しく思うかもしれませんが、
これから販売力の高い「構成モデル」を解説していきますので、まずはそれに従って
繰り返し練習しながらサイトを作成してみてください。
それから基本レベルのライティングスキルも必要になりますので、第 7 章で説明した
レビュー記事の書き方も併せて参考にしてください。
それでは次からスナイパーサイトの核となる「売りやすい構成」を
1つ1つ説明していきます。
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■ロングレンジサイト戦略
(3)1サイト1商品で構成する
スナイパーサイトは、
「1サイト1商品」で構成していきます。
場合によっては、複数紹介した比較型の方が効果的な商品もありますが、
その際はイチオシを決めて、最終的にその商品へ関心を促すのが大切です。
1サイト1商品だけでは勿体無い、もっと沢山紹介したいと思う方がいるかもしれま
せんが、1商品に絞って集中的に紹介した方が、アクセスは限定されるものの、
その分成約率が上がります。
一つの商品に的を絞り、購買意欲を掻き立てる情報を紹介して、
訪問者を一気に販売サイトへ送るイメージを頭に描いてください。
ただし、売れない商品、売りづらい商品にいくら力を入れても成約を上げることは出
来ません。ロングレンジで売りやすい商品やアクセスの多い商品を見極めてから、
スナイパーサイトは作成していきましょう。
ロングレンジで幅広く集客して、濃いアクセスだけをスナイパーへ誘導します。
ある商品に興味があるユーザーが、その商品に特化したページを見ると気分が高揚し
購買意欲が増すことは、実験でも証明済みです。
1サイトの中に1商品の良さをふんだんに盛り込んで、
成約率が高いスナイパーサイトを目指していきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
(4)成約率が高い1カラム構成
スナイパーサイトを構成する際は、基本は1カラム型のテンプレートを使用します。
セールスにはこの1カラム型が効果的で、サイドバーが無い分、視線に余計な情報が
入らずに一気に下まで読ませて、訪問者を販売ページへ誘導することが出来ます。
参考サイト
http://www.kalendare.biz/
この1カラム型のセールスページは、情報商材のセールスページや楽天等のオンライ
ンショップでも利用されており、非常に成約率が高いスタイルと考えられています。
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■ロングレンジサイト戦略
ですので、ロングレンジから属性の合った濃い見込み客を上手に集客出来れば、
かなりの高確率で一番下の「販売ページボタン」まで訪問者を直行させることが可能
です。
次のページ以降で、さらに細かい説明もしていきますが、この1カラムで出口を極力
減らす形が基本となりますので、しっかりと覚えておきましょう。
ただし1つ注意点があり、1カラムでも
最低 5~10 ページぐらいのサイト構成にするってことです。
またロングレンジのようにどんどん記事を追加する必要はありませんが、更新出来る
ようなら月に1回でも数ヶ月に1回でも更新するとその分成長します。
スナイパーサイトは、トップページに売り込み情報から販売ページへのリンクなどを
詰め込むので 1 ページのペラサイト構成でも形になりますが、
そういったサイトは検索エンジンの評価が低くなり
SEO 的にも不利なサイトになります。
ロングレンジからきっちりとアクセスが誘導出来るなら1ページ構成でも良いです
が、出来ればスナイパーサイトからもアクセスを狙える方が理想的です。
そこで構成はサイドバーが無い1カラム型の構成にしておきますが、グローバルメニ
ューや記事下にカテゴリーを作成して、5~10 ページ程度の個別ページを作るのがオ
ススメです。
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■ロングレンジサイト戦略
こちらが、参考サイトの最下部ですが、メニューを作成して、個別ページを紹介して
います。
トップページで全ての情報を公開して、個別ページで1つ1つ細分化して詳しく紹介
しても良いですし、キャンペーン情報や商品の補足情報の記事、お客様の声や口コミ
を並べた記事でも良いです。
ロングレンジでは、悩みから商品紹介への誘導がメインですが、その逆で商品キーワ
ードから、その商品を必要とする人に向けた記事で構成することも出来ます。
個別記事を作る上で意識する点ですが、全ての個別ページから、トップページのスナ
イパーサイトへ誘導することと販売ページへリンクを入れることです。
■スナイパーサイトの訪問したアクセスの流れ
ロングレンジ⇒スナイパー(トップページ)⇒販売サイト
スナイパー(個別記事)⇒スナイパー(トップページ)or
販売サイト
どのページから訪問者がきてもメインとなるスナイパーサイトや販売ページに誘導
するように心がけてサイトを構成します。
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■ロングレンジサイト戦略
(5)スナイパーサイトに適したツール
オススメする HTML 作成ツール「SIRIUS」
ロングレンジサイトは、WordPress で作成しましたが、スナイパーサイトは HTML
サイトでの作成が効果的です。
そして現在 HTML サイト作成ツールを何かお持ちで、1カラム型の HTML の作成が
可能でしたら、そちらを利用して頂いて構いません。
しかし、あなたがもし HTML サイト作成ツールをまだお持ちでない場合は、
当商材では、
「SIRIUS」を推奨します。
SIRIUS は他の作成ツールと比べ、
使いやすさや機能性の高さで総合的に優れており、
アフィリエイトサイトから一般サイトの作成に幅広く利用することが出来ます。
管理パネルも見やすく HTML サイトを無料ブログ感覚で作成できますので、
初心者の方にもオススメします。
SIRIUS はサイトアフィリエイトを行う上で必ず手に入れたいツールの 1 つです。
⇒次世代型サイト作成システム「SIRIUS」の商品詳細はこちら
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■ロングレンジサイト戦略
SIRIUS のテンプレートには、様々なジャンルに対応する「デフォルトタイプ」の他
に、柔らかな印象の「角丸タイプ」と、企業の公式ページにも使える「ビジネスタイ
プ」の3デザインがあります。
それぞれのテンプレートで、1~3カラムまでの基本デザインを選択できます。
さらに各 10 色の配色パターンがあり、合計 90 パターン以上もの豊富なデザインを利
用することができます。
SIRIUS は、作業の効率を上げ、サイトアフィリエイトを行う上で、非常に強い
味方になってくれますので、是非購入することをオススメします。
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■ロングレンジサイト戦略
(6)スナイパーサイトのキーワード選定
次にスナイパーサイトのキーワード選定の仕方について説明していきます。
基本的には、第 7 章の複合キーワードで説明した「購買意欲が高いキーワード」
「見
込み客の可能性があるキーワード」と同じ方法で考えていきます。
「軸キーワード(商品名)
」 +
「送料無料」
「無料」
「最安値」
「格安」「激安」「予約」「販売」
「通販」
「申込み」
「サンプル」
「査定」
「地域名」
・・・
「口コミ」
「感想」
「評判」
「評価」
「比較」
「レビュー」
・・・
このようなキーワードが中心になりますが、商品によっては、「商品名+ブランド名」
「商品名+商品ジャンル」など、直接的なキーワードでも狙えます。
「商品名+楽天」
その商品を実際に使う際に連想できる言葉、商品を購入する人の気持ち、購入しそう
な場所などを考えながら、常にキーワードを意識して、見つけていきましょう。
ロングレンジのロングテールとは、また異なる視点で考えることで、
それぞれに違った属性のアクセスを集客することが出来ます。
具体的なキーワードの探し方は、第 7 章の関連キーワードのリサーチ方法と同じで、
「Übersuggest」や「販売ページ」からいろいろ抜き出して連想してください。
また、ミドルレンジブログ戦略も同じ考えですので、
どんどん応用して考えて狙えるキーワードを厳選していきます。
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■ロングレンジサイト戦略
(7)スナイパーサイトの構成
それでは、スナイパーサイトのページ構成について説明します。
いきなり売れる文章を書くように考えると難しく感じてしまいますが、
セールスレターには、購買意欲を高めるのに効果的な「基本法則」が存在します。
有名なものでは、
「AIDMA」
、「AIDA」
、
「AISAS」
、
「AIDCA」の法則や
神田昌典先生が考えられた「PASONA の法則」などがあります。
例えば、PASONA の法則を例にご紹介しますが、
P
Problem(問題)
[問題点を明確化する]
A
Agitation(扇動)
[問題点を煽り立てる]
SO
Solution(解決策)
[解決策を示す]
N
Narrow down(絞込)
[顧客や期間を限定する]
A
Action(行動)
[行動を呼びかける]
「P・A・SO・N・A」この順番で上から文章を構成して組み立てていくと、
読んでいる方が感情移入しやすく、購買意欲を高めることが出来るというものです。
いつでもこの法則に従わないといけないわけではありませんが、
書き方に慣れるまでは、しっかりとこれを意識して構成してください。
それぞれのパーツごとに分けて考えると書きやすくなりますし、
同時に成約率を上げることが出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
それでは、法則を参考に、スナイパーサイトで成約率を上げる書き方を紹介します。
これは例の一つですが、この「構成モデル」をまずはベースにして、
試行錯誤を繰り返しながら、反応が取れやすい形を見つけていってください。
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■ロングレンジサイト戦略
スナイパーサイトで最初に意識して欲しいのは
「ヘッドコピー」と「ボディコピー(本文)
」です。
まずはページを大きくこの2つに分けて考えていきます。
まず、サイトを開いて最初に目に入るのが、ヘッドコピーになりますが、
別名キャッチコピーとも呼ばれ、非常に重要な部分です。
ヘッドコピーで購買意欲の高い訪問者をサイトに引き込み、もっと読みたい、
もっと知りたいと思わせて、次へと気持ちを繋げていくことがポイントになります。
そして、それに続く本文がボディコピーです。
ここで商品(サービス)の説明をしたり、心理的な駆け引きをしながら、
訪問者の購入意欲をさらに刺激していきます。
まとめとして、各パーツを一覧にすると、このようになります。

ヘッドコピー(キャッチコピー)

サブヘッドコピー(見出し)

問題提示

解決策提示

商品のレビュー

裏付ける証拠資料

購入ボタン
1つ1つがとても重要になりますので、各パーツをさらに詳しく説明していきます。
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■ロングレンジサイト戦略
ヘッドコピー(キャッチコピー)
ヘッドコピーは、読者の目に最初に飛び込むパーツであり、その出来次第で
ボディコピー(本文)を読んでもらえるかどうかが決まる重要な部分です。
あなたのスナイパーサイトが「読まれるか」、「閉じられるか」は、
ヘッドコピーのインパクトで決まると言っても過言ではありません。
スナイパーサイトをどんなに必死に作っても、読まれなければ
何の意味もなくなってしまいますし、当然売上も入ってこないからです。
ですから、読者に「気になる商品」
「もっと知りたい商品」と思ってもらえるように、
最大限に興味を引かせること。それがヘッドコピーの最大の使命になります。
スナイパーサイトの命運を決めるのが、ヘッドコピーです。
そのことをしっかりと心得ておいてください。
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■ロングレンジサイト戦略
スナイパーサイトを作る際には、
じっくりと時間をかけてヘッドコピーを考えていきましょう。
そして、ヘッドコピーは次の点に注意して言葉をまとめると効果があります。
・力強い言葉を使う。
(擬音、濁音を使い言葉に勢いを持たせる。
)
(例)
「初心者でもサクッと●●●」
・相手に問いかける言葉を使う。
(例)
「あなたは●●●でお悩みではないですか?」
(例)
「なぜ、○○○はこれだけの効果を出すのでしょうか?」
・相手に興味を持たせる
(例)
「私が○○したらどうなってしまったのか?・・・」
(例)
「自ら体験!○○を試した結果・・」
・相手に同調する言葉を使う。
(例)
「私も何度も禁煙にチャレンジして失敗してきました・・」
・数字を使い具体的に示す(特に3の倍数)
(例)
「リピート率●●%」
「一回たったの●●円」
・成功例と失敗例を比較する
(例)
「●●をして成功する人、失敗する人」
上手なヘッドコピーは、考えてもなかなか浮かばないものです。
販売サイトや類似商品のライバルサイトなどを参考に、どんどん書き出して候補を絞
っていきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
ヘッドコピーを考えるときの注意点ですが、
できるだけサイトタイトルと別の表現で考えていくってことです。
通常は、サイトタイトルが検索結果に表示されますが、そこを見て訪問してきますが、
ヘッドコピーと同じであれば、それだけでインパクトは薄れます。
「そうなのかな~?」って思って入ってくるアクセスに対して、ヘッドコピーを見て、
「ここにあるんだ!」って強烈なインパクトが必要になりますので、ヘッドコピーの
インパクトが何よりも重要になります。
またヘッドコピーを考える上で重要なのが、
下の文章を読ませるための興味を持たせることです。
前のページでいくつか例で紹介していますが、効果が高い方法としては、ユーザーの
目線を同じにして、その後どうなったか?期待を持たせることです。
つまり、
「1 週間で 10 キロ痩せた!」「○○が治った!」と言い切るよりも、
「何をやってもリバウンドした私が○○を 1 週間続けた結果は・・・」
「ダメダメな私が、どうして出来たのか!?その理由」
「元○○業者が教える、結局一番安く買えるのはどこだ?」
このようにした方が、言い切るよりも興味を引き立たせることが出来ます。
サイトタイトルは、ある程度、内容を予測できるように言い切ることが多いので、そ
の反動もあり、疑問を持たせることで、インパクトを与えます。
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■ロングレンジサイト戦略
また、ヘッドコピーと商品を繋ぐようなイメージ画像を組み合わせることによって
読者に対して、より強烈なインパクトを与えることが出来ます。
しかし、一つ注意点として、ヘッドコピーが長すぎるとスクロールして見なければな
りません。
パソコンの環境によっても変わりますが、ページが開いた際に、スクロールしなくて
もヘッドコピーが全て読めるように大きさを調整しましょう。
画像選択・画像加工については、デザイン戦略編でも説明していますので
そちらを参考にしてください。
– 203 –
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■ロングレンジサイト戦略
サブヘッドコピー(見出し)
本文中に所々入る大文字の見出しが「サブヘッドコピー」と呼ばれるものです。
ヘッドコピーで表現しきれなかったことを補足し、ボディコピーの中身へと読者の興
味を引くために重要な役割を果たします。
サブヘッドコピーはともすれば軽視されがちですが、
想像以上に大切なパーツです。
あなたは、初めてのサイトを開いた時、文章を上から順番に熟読するでしょうか?
多分そうではなくて、まずはヘッドコピーを見て興味があるかを判断し、興味があり
そうなら、次にサイト全体をスクロールして読み飛ばしていくはずです。
– 204 –
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■ロングレンジサイト戦略
そうです、訪問者の大多数はあなたのように、初めて見るサイトに対しては
「読む」という行動よりも「見る」という行動を取ります。
そして、全体を見渡した後で、
気になる文章や画像のところに戻り、ようやく読み始めるわけです。
つまり、サブヘッドコピーは、非常に露出度が高く、訪問者の目に止まりやすく、
注目されるパーツなのです。
サブヘッドコピーもヘッドコピーと同じように、訪問者の注意や興味を引かせるよう
に、しっかりと考えていきましょう。
理想としては、サブヘッドを辿っただけでも、文章が繋がり
全体の内容が把握出来るようにすることが重要です。
予想以上にユーザーは文字を読みませんので、サブヘッドと強調する文字だけを、
追って行くだけで商品をほしくさせる工夫が大切です。
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■ロングレンジサイト戦略
問題提示
ヘッドコピーに続く本文の冒頭が、この「問題提示」部分です。
商品の購入を検討する人たちが抱えている問題や悩み、もしくは欲求や興味などを
この部分でしっかりと話題にできるかどうかで、読者のこの先の文章への関心の度合
いも変わってきます。
(例)
■あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
・なぜ私には●●●ができないのでしょう?
・毎日続けているのに一向に成果が出ません。
・私には一生無理なのでしょうか・・?
このような悩みを持っている方には、実はある共通点があります。
それは●●が●●になっている点です。
問題提示は少し強めに書いても大丈夫です。
前から漠然と悩みを気にしていた訪問者が「あ、これは、私のことだ!!」と驚いて
記事にグッと惹きつけられるぐらいの方が、効果的になります。
また、問題点を挙げる際に、悩みに苦悩する画像を取り入れると、
その悩みに対し読者が同調する心理効果があります。
画像の取得などは、無料画像・フォントダウンロードサイト集を参考にして下さい。
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■ロングレンジサイト戦略
解決策提示
そして次に、提起した問題に対し、解決策の提示をします。
まず始めに世間一般の解決策を紹介し、
その後で、商品(サービス)特有の解決策や商品を使うメリットを紹介すると、
商品の良さが引き立ち、さらに印象的です。
(例)
■もしあなたが●●●のようになりたいとしたら?
・●●を控えるようにしましょう
・毎日●●●を続けましょう
こんな方法が一般的に言われていますが、今日おススメする●●は
あなたが●●●のようになれる全く違った方法なのです。
ここで商品(サービス)の他とは違うメリットをしっかりと表現すると
訪問者の興味を刺激し、次の商品レビューへと関心を繋げることができます。
解決策提示は、スナイパーサイトの中盤部分で大切な役割を果たしますので、
太字を使ったり、文字サイズを調整したりしながら、力強くアピールしましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
商品のレビュー
次に商品レビューです。
ここで商品の特徴を紹介していきますが、重要なことは、販売サイトに書かれている
ポイントをただ並べるだけではなく、あなたの意見を入れて書いていくことです。
販売ページから商品内容だけを抜き出したサイトは無数にありますし、その商品を
色々と調べている訪問者であれば「また同じページか」とうんざりして、サイトはす
ぐに閉じられてしまいます。
さらには、訪問者は販売ページでも商品説明や内容を確認するので、そこでまた同じ
内容を見ることになると、購買意欲を落としてしまうおそれもあります。
一般的な商品のポイントや説明は短くして、その商品に対するあなたの意見や使い方、
他の商品との比較などを中心に、使う側の気持ちに沿ってレビューすると効果的です。
そして、やはり理想的なのは、
実際に商品を使って、その感想をレビューしていくことです。
ネットで購入する際、一番の不安は、商品を実際に触れることが出来ない点です。
「本当に効果はあるのか、買って後悔はしないか」という疑念は誰もが購入前に抱く
はずですし、実際に触れた感想こそが訪問者の一番求めている情報だと思います。
商品を使っている人が紹介しているだけで訪問者の高い信頼を得られますし、実物の
商品画像や効果画像を載せることで成約率を一気に上げることが出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
どんな形で商品が郵送されてくるのか、そして、その中身はどうなっているのか、
実際に商品を使うまでの過程を時系列で紹介しながら、メリットやデメリットを包み
隠さずしっかりと伝えることで、サイトの信憑性はますます上がります。
そして、実際に商品を使っている画像を多く取り入れて、
読者に購入した時の感覚を疑似体験してもらえるようにしましょう。
画像は、綺麗に越したことはありませんが、プロのような美しさを求める必要は無く、
使用していく状況を逐一伝えながら、リアルに演出していきます。
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■ロングレンジサイト戦略
そして、訪問者がその商品(サービス)を購入した後をより鮮明に
イメージ出来るように、画像で魅せながら、購買意欲を高めていきます。
実際に商品を手にすると、紹介する側も色々な気づきを得られますし、
レビューも書きやすいと思います。
実際に商品を使った体験レビューには大きな効果が期待できますので、
積極的に取り入れていきましょう。
体験レビューを入れると文章すべてに説得力が増し、
スナイパーサイトの価値はたちまちにして上がります。
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■ロングレンジサイト戦略
そして、もう一つ商品レビューで重要なテクニックに、
「ブレット」を盛り込んでいく手法があります。
「ブレット」とは、商品のメリットを箇条書きに並べた部分のことで、
直訳すると「弾痕」という意味です。
何故そう呼ばれるのかというと、商品のメリットを強調するために、レターの中に銃
を連射したかのような痕を残すイメージから来ているようです。
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■ロングレンジサイト戦略
一般的には、チェックマークや矢印マークを付けて箇条書きで表現しますが、それぞ
れに説明を入れて3つ程度でまとめても良いです。
商品(サービス)を手に入れると、どれほど大きなメリットが得られるのか、それに
よって購入者は、どのように変化するのか、この辺を箇条書きでまとめることで
訪問者の購買意欲を上げることが出来ます。
使い方としては、商品レビューの最後にまとめとして使います。
レビューでは、いろいろな角度で商品の感想を書いていき、結果的にどうなのか、何
がポイントなのかを3つ4つのポイントでまとめていきます。
ブレットは強調する分、一番見られるポイントですので、その商品の一番の売りを簡
潔にまとめて紹介するのがポイントです。

価格に対してどうなのか?

一般的な商品と比べて質はどうなのか?

販売会社の信用度はどうなのか?

他の商品に比べサービスはどうなのか?

販売実績や威名度はどうなのか?
こういった部分からいろいろな角度で一番のメリット部分を探し
最後のまとめとして、
「だからお得で買うべきなんだ!」ってことを強調すると効果が高くなります。
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■ロングレンジサイト戦略
裏付ける証拠資料
次に、裏付ける証拠資料を提示します。先ほど紹介した商品レビューとも似ています
が、商品を使ってその後どうなったのか、その結果を示します。
ここで、商品に対するメリットの裏付けや証拠をきちんと示すことで、
訪問者の購買意欲をさらに刺激し、購入の後押しをしていきます。
どれほど魅力的なキャッチコピーで目を引き、優れたメリットを紹介しても、
それに対する十分な証拠がなければ、「あやしい」
「うさんくさい」と逆に疑われ、
訪問者の不信感をつのらせてしまいます。
信頼性や安心感を最も大きく左右するのが、
証拠資料というパーツなのです。
画像、動画、公的な書類、実践した記録、ネットで収集した口コミなど
可能な限りの証拠を提示して、紹介することで信憑性は上がります。
それでは、商品(サービス)の質の良さを裏付けできる資料として有効なものを
1 つ1つご紹介していきます。

お客様の声

専門機関の認証

他商品との比較(評価)

あなたが実際に使用し、成果を出した証拠画像(動画)
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■ロングレンジサイト戦略
■お客様の声
お客様の声とは、実際にその商品(サービス)を購入して使用した人の感想を
まとめたものです。お客様の声は、商品のメリットを裏付ける証拠になる上、
実際に購入した人が存在することの示唆になりますので、安心感を与えること
にもつながります。
販売ページに掲載されている場合は抜粋しても良いですし、加工するとさらに効果的
に魅せることが出来ます。口コミサイトを探して実際の感想を抜き出しても良いです。
例)手書きのお客様の声
例)口コミの吹き出しを使用したお客様の声
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■ロングレンジサイト戦略
■専門機関の認証
商品(サービス)によっては、専門機関の認証(証明書)があるものがあります。
これを表示することにより、商品のクオリティーの高さを証明することができます。
特に美容関係、食品関係の商品の場合は、認証書類、認定書類などを
掲載することで、安全をアピールすることができます。
専門機関の推薦や実験結果などもあれば、積極的に使うと効果的です。
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■ロングレンジサイト戦略
■他商品との比較(評価)
商品(サービス)を色々な評価項目(価格、性能、送料の有料・無料)に基づいて
複数の商品と比較することで、魅力を引き立たせることができます。
スナイパーサイトでは、1サイト1商品が基本ですが、その1商品を引き立たせるた
めに、あえて他の商品を並べて比較することも有効です。
スナイパーサイトで重要なのは、あくまで1位を引き立たせるために
2位以下があると言うことです。
1位の商品のオススメポイントを優先して2位以下の商品と比較することで、
1位の商品だけの良さを引き立たせることが出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
商品を評価する際に有効な表現方法をここで2つご紹介します。
【5 つ星評価】
5 段階評価を星の数で表すとてもポピュラーな方法です。
★★★★★
★★★★☆
★★★☆☆
★★☆☆☆
★☆☆☆☆
【レーダーチャートによる評価】
複数の評価項目をレーダーチャートで表現したものです。
すべての項目を 100 点満点にするのではなく、目立たせたい評価項目を高得点にして、
商品の品質にあまり関係のない項目の点数を少し下げます。
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■ロングレンジサイト戦略
■成果を出した証拠画像(動画)
裏付ける証拠資料の中で、一番説得力があるのは、
自分で成果を出した証拠画像(動画)です。
実際に商品を試してみて、その成果をあなたの言葉で説明し、
その結果画像を入れることによって信頼度はグンと高まります。
これこそが、まさに訪問者が一番知りたい生の情報だからです。
これはある美容系商品の Before→After の画像です。
商品の購入を考えている人が一番求めているのは、機能や成分ではありません。
もちろん安全面から考えると購入基準の一つにはなりますが、商品に本当に求めてい
るものは、今の状態からの変化です。
この裏付けは、実際に商品を購入しなければ出来ませんが、
その分、信憑性や希少価値が上がり、もっとも信頼を高めることが出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
また、商品の状態や使用感を動画で撮影して紹介する方法も有効です。
動画だと商品を立体的に伝えられますし、画像とはまた違った角度で商品を紹介する
ことも出来ます。
実際に動いている映像を見せることで、訪問者に商品を購入したかのような臨場感を
体感させることが出来ますので、非常に効果的な戦略です。
商品をまずは自分で購入して、試して、その様子を動画に収めていきます。
その際には、郵送されてきた梱包状態から、開封し実際に使っているところまで
デジカメで撮っていきましょう。
とりわけ動画で紹介した方がメリットを伝えやすい商品については、
積極的に動画を取り入れることで、ライバルサイトとの差別化を図ることが出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
購入ボタン
スナイパーサイトでもっとも重要なのが、購入ボタンです。
配置1つでも「クリックされるか、閉じられるか」大きく変わりますので、
しっかりと考えていきましょう。
販売ページへスムーズに誘導できるように、購入ボタンは分かりやすいデザインの必
要がありますが、あまり目立ち過ぎると今度は売り込み感が強くなり、購買意欲を落
とすことにもなります。
「存在感はしっかり出し、それでいて目立たせない」このバランスが重要です。
そして、スナイパーサイトの構成図を見ると分かりますが、購入ボタンの設置は1箇
所だけではなく、それぞれの属性の訪問者に向けて複数設置することで、クリック率
を向上させます。
1.ヘッドコピーの下に配置
まずは購買意欲が高い方向けに、ヘッドコピーのすぐ下にボタンを設置します。
既に購入を決めている方は、本文などをほとんど読まずに購入ボタンだけを探してい
る場合が多く、目線に購入ボタンが入らない場合は、そのまま他のサイトへ移動して
しまいます。
その所要時間は僅か数秒と言われていますので、購入ボタンの設置を最下部の 1 箇所
のみにすると、スクロールされることはほとんど無いまま、購入者を逃してしまうこ
とになり勿体無いです。
サイトを開いた時にスクロール無しで目線に入る位置に
購入ボタンを必ず一つ設置するようにしましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
2.中盤の商品レビューの下に設置
また、商品レビューや画像説明が多く、スナイパーサイトが縦長に長くなった場合は、
中間地点に1つ設置すると効果的です。
商品によっては、解決策提示の下でも良いですし、商品レビューの下でも効果的です。
中盤の区切りが良いところに設置しましょう。
スナイパーサイトが短く、それほどボリュームがない場合は、真ん中に販売ボタンを
設置するとしつこくなりますので、バランスを考えて設置しましょう。
3.スナイパーサイトの最下部
そして、ここがもっとも重要ですが、必ず最下部に購入ボタンを設置します。
縦長1カラムの商品レビューを上から読み進めると、最終的な決断ポイントが
この場所になるからです。
ここでのポイントですが、ただ購入ボタンを設置するのではなく、ここでもうひと押
し必ずするってことです。
どんなに購買意欲が高い訪問者でも商品レビューを読み進めてきて、最後にここで迷
うはずなので、スムーズに進んでもらうためにも、ここでもうひと押しします。
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■ロングレンジサイト戦略
もうひと押しするポイントですが、
「価格が安い」とか「期間限定」と
煽るのでは無く、
ベネフィットを強調して想像させることです。
つまり、その商品を買うお得性を強調するのでは無く、その商品を手に入れたあとの
効果を想像させることです。
画像の「いつもよりちょっとだけ贅沢してみませんか?」の部分は、普段食べない松
阪牛を食べて幸福になったときを想像させるために使っています。
これは人間の心理ですが、人はその場のものに対して得か損か考えようとしますが、
その場合、それよりも前の行程は既に含んで考えます。
つまり、ひと押しの部分で、
「価格が安い」
「期間限定」を強調してしまうと、その商
品そのものについて損得を考えてしまい、「今回は買わない」って選択肢が出てきて
しまいますが、
その先にある、購入した後に松坂牛を食べることで「幸福になるか」「なれないか」
を想像させることで、
既に松阪牛を買って、家に届いて、どうしたら一番おいしく食べれるかって部分まで
想像していきますので、買わずにいられなくなります。
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■ロングレンジサイト戦略
ちょっと大げさかもしれませんが、買った後の状況を強く想像させれば、させるほど
買うことの抵抗が無くなり、
すでに買う前提で販売ページへ進ませることが出来ますので
ただ販売サイトへ誘導するのではなく、購買意欲を高めた状態で誘導することで成約
率を上げることが出来ます。
第 7 章のアフィリエイト戦略でも書きましたが、全てのお客さんは、商品が欲しいわ
けじゃなく、それによって得られる効果を探しています。
商品自体を不安に思っている方も多いので、その商品を購入することで、
得られる最大の効果を想像させて、
購入する動作そのもののハードルを低くして成約率を上げます。
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■ロングレンジサイト戦略
■有効な購入ボタン
そして購入ボタンには ASP が用意した商品バナーは使わずに、
自作のデザインか、テキストリンクで作成したものを使用してください。
商品バナーの方が、テキストリンクより目立ちますが、非常に売り込みが強くなりま
すので、購買意欲を下げる原因にもなります。
できる限り、購入ボタンを作成するか、テキストリンクで設置していきましょう。
テキストリンクを入れる場合は、太字やフォントサイズを少し大きくすると、
さらに効果的です。
【購入ボタンの例】
【テキストリンクの例】
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■ロングレンジサイト戦略
(8)スナイパーサイト作成の注意事項
スナイパーサイトを作る際に注意してほしいポイントは、以下の通りです。
●ヘッドコピー、サブヘッドだけを読んで内容を理解できるか?
文章全体を読んでもらうためには、ヘッドコピーとサブヘッドの出来が重要ですので、
スナイパーサイトが完成したら、まずはヘッドコピーとサブヘッドをたどって飛ばし
読みをし、意味がきちんと把握できるかを読者目線で確認してください。
非常に大切なパーツになりますので、納得できるまで何度でも修正し、商品の価値を
しっかり伝えるように仕上げましょう。
●適切な長さになっているか?
スナイパーサイトは長くなりすぎないように注意しましょう。
読者はスナイパーサイトを読んでから、商品のセールスページを読みます。
内容は簡潔にまとめて、訪問者を疲れさせないようにしてください。
●ビジュアル的に見やすいか?
スナイパーサイトは文字だけだと単調になりがちです。
そこで、ヘッドのバナー、サブヘッドの装飾画像や図、表などを有効活用して、
サイトをビジュアル的に分かりやすく、スッキリと仕上げましょう。
以上、スナイパーサイトの構成について説明してきましたが、これはあくまで基本的
な一例に過ぎません。アフィリエイトする商品(サービス)の特性によっては、不要
な箇所があったり、他の要素をプラスすることで成約率が上がる場合もあるでしょう。
常にケース・バイ・ケースで、バランスを考えて構成していくことが重要です。
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■ロングレンジサイト戦略
(9)画像、動画の活用法
スナイパーサイトでは、画像や動画を積極的に取り入れて活用していきます。
テキストだけのサイトよりも画像を多く使ったサイトの方が、商品をイメージしやす
く購買意欲を高められるからです。
先ほども説明しましたが、サイトに訪れた人は、通常はすぐに本文を読まずに、
まずはヘッドコピーを見て自分に有益かを判断し、それから本文を読み進めるのが普
通です。
ですので、どれだけヘッドコピーにインパクトがあるかが重要になり、
画像を取り入れた戦略は、視覚的なインパクトを訪問者に与えるのに
非常に強い効果を発揮します。
例えば、
「松坂牛.net」のバナーですが、実際に焼いている画像を使うことで
訪問者の食欲をそそり、本文中の焼いている動画への関心も引くことが出来ます。
冒頭のヘッドコピーに実際に商品を使用している画像や結果画像を載せると、
訪問者が商品購入後をイメージしながらレビューを読んでくれますので、
非常に効果的です。
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■ロングレンジサイト戦略
そして、商品レビューの中では、どんな梱包で商品が届きその中身はどうなっている
のか、実際に商品を使うまでを時系列で紹介すると、訪問者が商品購入時をイメージ
しやすくなります。
【商品の梱包状況】
【商品の中身の紹介】
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■ロングレンジサイト戦略
【商品のメリットをアピールする画像を入れる】
【商品を実際に使っている画像】
このように画像を並べていくと、
訪問者は1つ1つ想像しながら実際に商品を手にした自分の姿と重ね合わせていき、
購入へと心を次第に傾けていきます。
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■ロングレンジサイト戦略
■動画の有効活用法
商品購入後をイメージさせるには、画像よりも動画の方が効果的です。
第六章のアフィリエイト戦略編でも説明していますが、画像に比べ、動画は細かい部
分の情報を伝えやすく、内容を1つの動画内にコンパクトにまとめられるからです。
こちらは松坂牛ステーキ肉の紹介で使用した動画です。
参考動画:松阪牛.net でサーロインステーキを購入してみました。
http://www.youtube.com/
動画は画像では表現できない「動き」「音」をリアルに伝えることができます。
動画のアップロードは、YouTube を使うことで、サーバー容量を気にすることなく設
置することが出来ますし、YouTube 側からも直接的なアクセスを狙うことも出来ます
ので、積極的に使っていきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
■クリック率を上げる購入ボタン
そして、購入ボタンを作る場合ですが、色やデザインによって、クリック率が変わり
ます。基本的には、サイトの配色や商品イメージを考慮しながら考えていけば良いで
すが、戦略的な色や動きを使うことで効果を高めることも出来ます。
【緑色系購入ボタン】
スムーズに、販売サイトへ誘導したい場合は、「緑色系」のバナーボタンが有効と言
われています。「緑色系」は信頼度を上げる色として使われており、心理的にも「平
和、自然、安らぎ、癒し」などの効果があります。
【赤色系購入ボタン】
反対に、
「赤色系」は、危険を意味する色として使われるケースが多いですが、購入
ボタンを目立たせる場合に有効です。「前向き、やる気、活力」などの効果もありま
すので、もう一押しさせたい時に効果があります。
【動きがある購入ボタン】
http://www.realtyforyou.biz/img/b001.gif
クリック率を上げるために GIF アニメ形式の動きのあるボタンも有効です。バナー
全体が動く画像よりも、ワンポイントにさりげなく動く方がインパクトは強く効果的
になります。
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■ロングレンジサイト戦略
(10)スナイパーサイトのディレクトリ化
ここまでスナイパーサイトは、ロングレンジサイトとは別ドメインで取得する前提で
紹介してきましたが、応用編としてロングレンジサイトの中に加えた場合について説
明していきます。
当教材で提供している WordPress 用テンプレートの「リファイン」ですが、オプシ
ョン項目にカラム変更機能を搭載しましたので、ロングレンジサイトの中でスナイパ
ーサイトの効果を持たせた1カラム戦略も可能です。
基本的には、7 章で説明したロングレンジ内の商品レビュー記事を 1 カラムで紹介す
る方法と同じになりますが、スナイパー化させる場合とロングレンジだけで紹介する
場合と、それぞれにメリットがありますので使い分けていきましょう。
新しくドメインを取得して立ち上げる⇒ ルートドメイン方式
ロングレンジサイトのドメイン内で展開する⇒ サブディレクトリ方式
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■ロングレンジサイト戦略
それぞれのドメインの効果については、ロングレンジ SEO 編の各ドメインのメリッ
ト、デメリットも合わせて参考にしてください。
検索エンジンは、それぞれのドメインに評価を蓄積していきます。
評価されたドメインが強く、新規ドメインが弱いのもこのためですが、ドメインの成
長にはどうしても時間がかかります。
ロングレンジとは別でスナイパーサイトを立ち上げた場合、そのサイトは新規サイト
のため弱く、頼れるものは、ロングレンジからのリンク効果のみになります。
時間をかけることでスナイパーサイトも成長しますが、即戦力としては弱いので、期
間限定の商品や季節ものの即効性を求める商品のサイトでは不向きです。
そのためにオールドドメインなどを利用して即効性を狙う場合もありますが、ロング
レンジ内で作った方が、それまでのロングレンジのサイト熟成もありますので、
早く上位表示可能になります。
「じゃー全部、ロングレンジに加えた方が良いのでは?」って考えも出ますが、巨大
なポータルサイトを構築すると考えるとそれも良いのですが、
サイトの成長は、運営歴やドメインの評価以外にも被リンクや他サイトからのアクセ
スの流れも必要になりますので、長い目で見ると関連サイトとして別で立ち上げて行
った方が評価は高くなります。
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■ロングレンジサイト戦略
また、SEO 編でも説明していますが、
「1 ドメイン 2 ページの原則」があり、同じド
メイン内でのページは検索エンジン内に表示される数も決まっているので、
幅広いアクセスを狙うためにも別ドメインで作った方が効果は上がります。
ただ、時間をかけて成長させても、もともと更新させる内容が薄い商品など、ページ
数を作れないサイトなら最初からロングレンジ内に作った方が有効になります。
スナイパーサイト自体を1つのサイトとして成長させるためには、ペラサイトではだ
めで、やはり 5~10 ページ程度の記事数も必要になりますので、最終的なボリューム
や即効性を考えて決めましょう。
また、その商品が他の属性で狙えるかどうかも重要になります。
例えばダイエットサイトの場合ですが、プロテインの紹介ページをロングレンジ内に
作れば、ダイエットを基準としたプロテインの紹介しかできませんが、
スナイパーサイトとして別ドメインで立ち上げることで、ダイエット以外のスポーツ
や健康面などからのアクセスも期待できます。
次で紹介する2カラム戦略とも被ってきますが、その商品の今後の拡張性を考えて、
判断していきましょう。
●属性や拡張があまり広げられない、期間限定やボリュームが小さいなら
ロングレンジ内が有効
●商品から幅広い属性のアクセスが獲得できる、拡張しやすく将来的に育てたい
場合はスナイパーサイトが有効
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■ロングレンジサイト戦略
(11)スナイパーサイトの拡張:2カラム戦略
それでは、ここでスナイパーサイトの拡張方法について、ご紹介します。
成約率を上げるためには、前に紹介した1カラムスタイルが絶対に有利なのですが、
SEO 的に考えると、ページ数が多く情報量の多いサイトの方が良くなりますので、
その場合は2カラムが理想的です。
状況に適したカラム数を選択するには、その都度柔軟な思考が必要になりますが、
ロングレンジからきっちりとアクセスを誘導出来ている場合は、1カラムで成約率特
化型1カラムスナイパーサイトを作成する方が良いですし、
スナイパーサイトもしっかりと運営して更新させる場合は、2カラムを使って、情報
提供型2カラムスナイパーサイトを作成するのがオススメです。
基本的な考え方は、ミドルレンジブログ戦略の HTML サイト版と同じです。
ミドルレンジの売れ筋商品から拡張させても、
スナイパーサイトの売れ筋商品から拡張させても良いです。
「HTML 版ミドルレンジ
=
2カラムスナイパーサイト」
ショートレンジからミドルレンジ、ロングレンジ、スナイパーサイト
そして、2 カラムスナイパーサイト(HTML 版ミドルレンジ)このようにいろいろと
拡張することが出来ます。
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■ロングレンジサイト戦略
無理に、この形を作っていくのではなく、売れる商品、狙える商品に出会ったら
とことん、ここまで拡張することが出来るということです。
売れる商品、得意な商品に対して、1 人1サイトで終わらせるのは、勿体無いですの
で、いろいろなパターンを作り、いろいろな角度の販売サイトを作成していきましょ
う。
それらを関連リンクとして繋ぐだけでも
強力なアフィリエイト群を作成出来ます。
それでは、情報提供型2カラムスナイパーサイトの参考サイトをご覧ください
参考イメージサイト
マスターウォール購入体験記!リビングをすべて無垢の家具で揃えてみた
http://masterwal-fan.com/
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■ロングレンジサイト戦略
1カラム、2カラム両スナイパーの違いですが、
カラムが多くなれば、情報は整理しやすいですし、検索エンジンから幅広い層のアク
セスを集められるのですが、その分、成約率が落ちてしまいます。
反対にカラムを少なくすると、アクセスが限定されますが、狙ったアクセスに対して
成約率を上げることが出来ます。
この2択について考えるのは難しく、どちらが良いとも言い切れませんので、
迷っている場合は、スナイパーサイトを2つ作ってしまうってことです。
そこで、ロングレンジで売れ筋商品を見つけたら、まずは1カラムスナイパーサイト
を作ります。そして、そこからさらに売り上げを伸ばすために、その1商品だけに特
化した情報提供型の2カラムスナイパーサイトを作成します。
切り口を変えて、同じ商品を別角度で紹介するサイトを作成すると、
幅広いアクセスを集めることができますので、非常に有効です。
販売ページ(成約)
アクセス
情報提供型
成約率特化型
スナイパーサイト
スナイパーサイト
(2カラム)
(1カラム)
アクセス
ロングレンジ
サイト
ロングレンジサイトからと情報提供型2カラムスナイパーサイトから、
最終的には1カラムの成約率特化型スナイパーサイトへと誘導していきます。
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■ロングレンジサイト戦略
このように、ロングレンジの拡張と並行させて、
スナイパーサイトも拡張させて、サイト群全体を強化していきましょう。
下の図のように、

1テーマに特化して作成するロングレンジサイト

1 商品に特化して作成する情報提供型の2カラムスナイパーサイト
この2つの構成を作り、両方のサイトから幅広い層のアクセスを集め、
中心となる成約率特化型1カラムスナイパーサイトにアクセスを送ります。
いきなりこの図のように構築していくのは難しいと思いますので、1つ1つの役割を
考えて、時間をかけて確実に作業していきましょう。
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■ロングレンジサイト戦略
第 9 章:ロングレンジサイト戦略のまとめ
ここまで読んで頂きありがとうございます。
ここからは、あなたに実際に実践して頂きます。
ロングレンジは、一見複雑ですが1つ1つは、すごくシンプルで、
アフィリエイターの誰もが憧れる最終的な王道手法です。
長期的にアフィリエイトを行うための楽しさ部分でもあります。
奥が深い手法ですので、このマニュアルを何度も読み直して、
1つ1つ実践して行ってください。
ロングレンジでもっとも難しい部分は、商品を探す、商品を売るということよりも人
に役立つコンテンツ記事を多く書いて提供していくことです。
最初のうちは反応も少なく時間がかかりますが、その度に、このマニュアル、
そして、ストラテジーマインド編を読み直してください。
そのため、アフィリエイト戦略の「稼ぎ」についてのテクニックよりも、前半部分は
特にコンテンツの重要性など「提供する」ことをテーマに説明しています。
本来なら「稼ぎ」の手法だけに特化して説明した方が簡単かもしれませんが、
インターネットが進化するにつれて、「稼ぎ」だけを追い求めるよりも「提供する」
に意識した方が、最終的に収入が増えて行くケースが多いからです。
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■ロングレンジサイト戦略
当商材を実践していくとわかりますが、
ショートレンジ ⇒ ミドルレンジ ⇒ そしてロングレンジと進むに連れて、
一回に提供する内容は濃くなっていますが、作業量は、どんどん減っているのは、
お分かりでしょうか?
ただ、作業量は少なくなりつつも、稼げる金額は、倍倍で増えて行きます。
そのテーマの知識、提供出来る情報があれば、作業量は少なくなり
報酬は、何倍にも増やすことが出来ると言うことです。
稼げる報酬金額
ロングレンジ
ミドルレンジ
ショートレンジ
人に役立つコンテンツの提供
狙うテーマやジャンルによっても変わってくるのですが、その知識で幅広く提供出来
る場合、3 ヶ月から 6 ヶ月を目安に月に 20 万円以上は稼げるようになると思います
し、最終的には、1サイトからだけで月に 100 万円稼ぐことも可能です。
当商材を実践して頂いたモニターさんは、ロングレンジを実践して頂き
2 ヶ月で 20 万円以上を突破しました。
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■ロングレンジサイト戦略
どのテーマでも実践すれば稼げるわけではありませんので、
そのために、ショートレンジ、ミドルレンジでテストを重ねて、自分の得意な商品や
売れやすい商品を見つけることで失敗するリスクは少なくなります。
そこから、時間をかけてロングレンジへ移行してサイトを形成していきます。
商品を見つけて、そのテーマを勉強して誰よりも詳しくなる気持ちで挑んで行きまし
ょう。更新もどんどん続けて、役立つコンテンツを意識していきます。
この作業は、確かに時間もかかり、簡単な作業ではありませんが、
インターネットで大きく稼ぐためには、必ず必要になります。
更新を続ける限り、あなたより後に入ってきたライバルはあなたを抜くことは、
出来ませんし、その積み重ねが強大なロングレンジとして成長します。
積み重ねることで、気がついたら、その分野の知識も相当あるはずです。
ロングレンジも資産サイトですが、その知識こそがあなたに取っての最大の資産と
なります。
今後スナイパーを作る上でも、ロングレンジを拡張する上でも、
ショートやミドルレンジを構成する上でも、最終的にこの知識こそが、何倍も稼ぎを
増やすコンテンツ力につながります。
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■ロングレンジサイト戦略
何度も言いますが、決して簡単ではありません。
長い道のりになることでしょう。
ただ、例えば、実際にあなたが今、仕事が無く無職状態だとして、ロングレンジの目
標金額でもある、月収 20 万円を稼ぐとしたらどうすれば良いでしょうか?

これから仕事を探して、すぐに仕事が見つかるでしょうか?

それは、簡単で楽な仕事でしょうか?

短期で稼げるでしょうか?

数ヶ月後かに、昇級して給料は何倍にもなる可能性はあるでしょうか?
それを考えると、面白くない仕事をやって、係長、部長を目指すよりも1つのテーマ
を詳しくなって、ネットで情報を与えた方がよっぽど簡単だと思ってください。
「価値ある情報を提供して、その恩恵として商品が売れる」
これこそが商売の基本ですし、今後のインターネットは。必ずこのような時代になる
でしょう。ネットショッピングが一般化しており、すでにその時代に入っているかも
しれません。
このロングレンジの手法こそが、
今後 10 年先、20 年先も通用する人の役に立つ、王道手法と言えます。
必ずあなたの資産になりますので、
時間をかけて、しっかりと構成していってください。
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■ロングレンジサイト戦略
作者:マメボー
メールアドレス:[email protected]
メールマガジン:http://seo.siyo.org/letter/
ブログ:http://seo.siyo.org/
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