概要 - 佐賀市

平成26年度 佐賀市男女共同参画審議会 報告書
開催日時
平成27年 2月24日(火)14時00分~16時00分
開催場所
佐賀市立図書館 大集会室
会議の公開又は非公開の別
公開
(委 員)伊東 史朗、大村 雄三、亀山 清美、草場 栄美、原 健一、
出 席 者
平川 未代、福成 有美、藤野 真也、牧野内 富美子、森 梅子、
安永 恵子、吉岡 剛彦
(事務局)松尾企画調整部長、眞﨑企画調整部副部長、片渕男女共同参画課長、
中島係長、松尾、各支所総務課男女共同参画担当(平野、坂井、田中、原田)
欠 席 者
(委 員)池田 龍二、江島 光代、森永 美智子
傍聴者数
なし
1.開 会
2.あいさつ
3.議題
(1)平成26年度 男女共同参画に関する市民意識調査の結果について(中間報告)
①平成26年度 男女共同参画に関する市民意識調査(中間報告)
資料1-1
事務局
内容説明
委 員
1ページの調査回収結果について、37.4%というのは、前の調査に比べて回収
率が高いのか、低いのか、また他の課の調査に比べてどうなのか。
事務局
前回の調査での回収率は31%だった。他の調査についてもだいたい3割前後とな
っており、今回は若干、回収率が高かったように思う。
委 員
男女共同参画の性別役割分担意識については、男女共同参画の方向に向いていると
みているのか。
事務局
一つ一つの設問を見れば差はあるが、全体的には、男女共同参画の視点で考えてい
ただいていると思う。
委 員
特に17ページ以降の結果では、意識の面ではだいぶ進んできたという感じだが、
実態のほうはまだついていっていないところがあるのかと思う。
委 員
78ページ、男性の DV 被害を受けた方で男性20歳代以上では、相談した方が
0%とのことだった。最近、介護と仕事の両立に悩んでいる人が多いが、やはり介護
をかかえていることを職場にいえない男性が大変多い。女性の方が退職をされるとい
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う現状もあるので、男性も相談できる場が少ないのではないかと感じたし、性別的な
特性かもしれないが、男性の相談する場が必要だと感じた。
委 員
介護に関する相談というと、数例だが、妻を介護する夫の介護疲れによる妻への暴
力がいくつかあがってきており、介護の社会化ということで、数例はきているのだろ
うが、やはり家族に介護が集中してしまうという形態もまだ残っていると思う。それ
が暴力という形で出てきているというのを、DV の現場にいるとすごく感じる。
男性相談について、佐賀県 DV 総合対策センターでも開設はしているが、なかなか
相談がないし、男性は相談をしたがらない。しても相談があまり上手ではないところ
があるので、相談スキルも含めて、教育の部分でもやっていかないといけないのでは
ないかと思っている。
DV では、なるべく一次予防、DV が発生しないようにどうするのか、といった啓
発も心掛けているが、発生したときには相談をしてもらいたいというのもある。しか
し、この結果にあがってきているように、我慢をしたり、公的機関への相談割合が非
常に低いということがある。これはどこで調査をしても同じだが、もっと家庭の問題
を相談をする、もしくは、相談できるといった啓発も含めて、もっとやっていかなけ
ればいけないと思う。
委 員
中学校では、現場であっても、また自分が抱えている職員のことを想像してみても、
やはり男性職員は自分の家庭のことは自分で解決をして、また、解決できないことは、
なにか別のことで、ストレスを発散するということでやっているように思う。女性の
ほうが、どうにもできないことを誰かに相談して、解決のほうに持っていくという意
識が高いように思う。保護者のほうをみると、我慢をされている方もおられるし、我
慢せずに相談に行かれた結果、ちゃんとした対応ができて、新たな人生を歩まれると
いうこともあるなかで、どうやって相談に向わせるために動くかということが、今回
課題だと感じた。小・中学生の時期から、なにかあったときには、ちゃんとしたとこ
ろに相談をして、解決につながるような心を育てていかなければいけないと感じた。
また、教職員自身もやっていくと、子ども達もそうやって育っていくのかなと感じた。
委 員
経営者側のワーク・ライフ・バランスの推進をやっていただきたい。職場でのワー
ク・ライフ・バランスとはなにかという、本質を教示してもらいたい。
委 員
現在の就労形態のところで、女性の5割が非正規社員と回答している。私ども労働
団体でもアンケートをとるが、非正規労働者の比率がどんどん高くなっている。組合
側の自治体職場においても、3人に1人が非正規労働者という状況。その非正規労働
者の方々は、どんな就労形態をのぞんでいるのかというと、やはり正規職員を望んで
いるのが圧倒的に多い。ところが、それをカバーできておらず、そういう雇用形態を
何とかしていかないといけない、というのが大きな問題である。また、その非正規労
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働者はほとんどが女性で、安価な労働力というところに、女性が位置づけられてしま
っている。ここをなんとか打開していく必要があるのではないか、というのが私たち
の課題である。それから、65ページの下のほう、20歳代については、正規職員の
希望が7割を超えるが30代から50代では非正規社員の希望が多くなってきてい
るとある。ひとつは、家事・育児ということで、比較的職場に拘束されない非正規社
員を望むということからきているのかなと思うが、興味深い結果だと思う。
委 員
地域の役員のなり手がなく、役員を抽選で決めるということがあるが、ほんとにそ
の人が適任者かという人もいて、もう少し地域のことを皆さんと一緒に考える機会が
あってもいいのではないかと思う。われわれ男性は、ときどき一緒にお酒を飲んだり
するが、そのときは、家庭のことはいろいろ話したりするが、深い話はなく、後から、
非常に大きな殺人事件等がおこって、表にでてくるというのがある。そのため、もう
少し、昔から言われている向こう三軒両隣のような、隣保班のようなものを作って、
子をみることをやっていったらいいのではないかと思う。
もうひとつ、2,300人にこのアンケートをとるなかで、回答が30数%という
ことだが、このようなアンケートをとられるときに、われわれ自治会でも参加できる
ことがあれば、協力して、もっと確率よく、アンケートをとりたいと思っている。
アンケートはどうやってとっているのか。
事務局
郵送で行っている。
委 員
2つの統計結果を比較していて疑問に思ったが、前半の部分、17,18ページ、
B「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」だと思うかという質問に対して、10歳代
男性は、「賛成」「どちらかといえば賛成」が0%だが、後半の部分、46、47ペ
ージ、女性が職業に就くことについて、10歳代男性は、結婚退職型(結婚や妊娠・
出産するまでは、職業についているほうがよい)と考える割合が29.2%と、ほか
の年齢層に比べると一番多かった。10歳代男性の回答は、他の質問では、割と男女
共同参画が浸透しているのかなと思うが、ここで、結婚退職型が実は理想なのかなと
いうところが、読み解き方が分からなかった。例えば、10代なので、将来的なビジ
ョンがまだ確立できていないのでこのような回答になっているのか等、読み解き方に
ついて教えていただきたい。
事務局
こちらでまだしっかり分析ができていない状況だが、ご指摘いただいたように、矛
盾するような結果がでているかと思う。想像になるが、前半の部分で、
「べきである」
というのは、さっと考えてそうではないと反対しつつも、いざ自分が結婚したときを
想像したら妻に家庭にいてほしいと思って、結婚退職型を選ばれたのではないかと思
う。
3
会 長
3歳児理論というか、3歳児神話説と呼ぶ人もいるが、学生さんにもそう考えてい
る人が結構いる。47ページの結果を見ると、40代以降の人たち、つまり子育て真
っ最中よりもだいたい済んでいるような方たちは、そんな必要はないという考え方が
多いということなので、さきほどあったように、これから結婚する立場として、子ど
もの側にいてあげたいという願望がでているというところはあるのかもしれないと
思う。
委 員
おそらく、この結婚退職型の話については、あこがれのようなものもあるのかもし
れないし、社会全体の流れが分かっておらずこれを望んでいるというのもあるのかも
しれない。しかし、全体的に、男性の、「やっぱり子どもが小さいうちは、妻は家に
いてほしい」というセリフがあたりまえにまかりとおるところがまだ残っていて、例
えば、学校の先生がこのような意識を持っていると、子ども達もこのようなことを学
んでしまうかもしれないし、全体的にまだ保守的な空気をよしとする部分が残ってい
るということが、このデータにも表れてきているような印象がある。一方で、男女共
同参画の意識や、ある一定のこうあったほうがいいという意識は、子ども達も分かっ
てきているというようなデータのようにも感じる。
委 員
この統計を見て、だんだん人権の尊重が進んでいるのだなと頼もしく思っている。
親としては、実際は違うと思うようなことを子ども達の前でみせずに、お父さん、お
母さん達も共働きをして一生懸命自分達を育ててくれている、といった姿を見せたい。
委 員
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」だと思うという質問に対し、例えば、守る
べきだと思う人はどうしてそう思うのかと、精神的な理由によるものなのか、経済的
な理由によるものなのかといったことも聞くことができればいいと思った。
委 員
前回(平成21年度)の市民意識調査に比べると、26年度のほうが全体として、
持ち直したかなという印象を受けた。ただ、指標とされている「夫は外で働き、妻は
家庭を守るべき」だと思うというところで、まさに結婚・出産に直面している女性の
方が、「女性は家庭にはいるべきだ」という意見を支持されている。一方、30代男
性のほうは、少なくなっている等、このような点も具体的なところを読み解いていか
なければならないのかなと思う。現政権が女性の活躍を支持しているといったところ
や、また両性の平等を考えていただいているというところもあると思うが、ただ、経
済力のために女性の雇用促進と言われても、女性が産め、働けとつらいだけじゃない
かというところが、この家庭に入るべきだという意見を若い女性世代が維持している
ところにつながっているのではないか。また、実際その女性の活躍というのが、女性
の幸せにはたしてつながっていくのかというところを、また改めて考えなければなら
ないのかなと思う。
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②平成26年度 男女共同参画に関する中学2年生意識調査(中間報告) 資料1-2
事務局
内容説明
委 員
最後の自由意見を読んで、この年代の子ども達の世界では、男女共同参画の意識が
高まっているなと感じる反面、デート DV について、子ども達の知らないという意識
が非常に高かったというのは、男女共同のパンフレットを使って中学1年生のときに
1時間は勉強をしているが、DV の部分については、もっと、いろいろな形で子ども
達に学習をさせなければと感じている。教師側が学習して、それを子ども達にいろい
ろな形で伝える場はあると思うので、初任研、10年研、免許更新等いろいろな研修
する場にこの人権教育、男女共同参画に関する学習の場を、少し入れるように県教委
のほうに申し出てもらってでもやっていっていただきたいと切に感じている。生徒の
中には、DV の二次被害、三次被害を受けて、自分自身の人生をそういう被害がなく、
幸せな人生を歩みたいと感じている子ども達がいるなかで、やはりこの DV に対して、
自分が加害者、被害者にならないように育てていくことも学校の現場として大切な使
命ではないかと思う。教職員が意識を高めてやっていかなければならないと感じてい
る。
会 長
大学の教員としても、先ほどの免許更新講習などでも取り上げていけるように、ぜ
ひ検討していきたいと思う。
会 長
デート DV に特化した授業はされているのか。
委 員
佐賀県 DV 総合対策センターで、中学2年生を対象にデート DV の授業をしている
が、受け入れてもらっているのは佐賀市内で5校である。
委 員
DV について、把握できているのはほんとうに氷山の一角で、私も身震いするよう
な光景を見て、それでやはりこのようなこともあっているのだということを感じた。
警察には届けたが、「届けていただくのは少ないから、ありがとうございました。」
ということだった。ほんとに DV は怖いなというのが実感だった。
委 員
ずっと高校の現場にいるが、パンフレットを使った授業や中学校でいろいろないい
授業をしていただいているのに、高校ではそのあたりが完全に抜けていて、さらに、
家庭科の授業時間も減らされ、また、デート DV などの話をする時間もない状況であ
る。私が授業の中で、いろいろな話をしていくと、生徒はそうなんだと聞いてくれる
ので、やはり教育現場でもう少し機会をとらえて、男女共同参画については教科を超
えていろいろな先生が話をしてくださったらいいなと思っている。それと、教科書を
見直していたら、消費者問題については相談窓口がかなりのっているが、介護や DV
などについては、相談窓口のことがあまり載せられていなかった。私たちも、相談さ
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れても相談は受けるがどうしたらいいのかは分からないので、行政でも、教育の現場
でも、地域社会でも、まずいろいろな人に話をする機会がある人の知識を増やすよう
な取組みをしていただきたい。そして、苦しいことは相談すればいいんだ、というよ
うにしていくことで、DV や介護、消費者問題についても、いろいろなことがうまく
いき、抱え込まないでやっていけるような気がする。若い人ののびのびした考えを、
大人のほうが「そうじゃないんだよ」と言わず、こうあるべきというのではなく、生
徒がいろいろ思っていることをこちらが受け止めて、こういう生き方もあるよという
ことを言っていただければと思う。
委 員
調査の中で、意識としては育っているが、実態がまだそこまで到達していないとい
うことだったが、意識を育てることが実態につながるスタートだと思う。私も学校現
場にいたが、小さい頃からの学校現場での人権教育、ジェンダー教育がずいぶんさけ
ばれて盛んになってきてはいるが、そこでそういう意識を子ども達に与えていくこと
が将来の子ども達の大人になってからの姿につながるのではないかと思う。
会 長
「男は外で働き、女は家庭を守るべきだ」という考え方について、中学2年生を対
象にした意識調査のように、回収率が高く(回収率92.6%)対象者のほぼ全員が
回答しているものでは、市民意識調査のような回収率が低いものに比べ、「反対」だ
と考える割合が少なくなっているのは、市民意識調査のほうは郵送をして、答える意
欲のある人が答えるということを考えると、意識の高い人が答えているということも
考えることができ、実態はこの中学2年生を対象にした意識調査の結果あたりかもし
れないというところを念頭に置いておく必要があるのかもしれないと感じる。
(2)佐賀市配偶者等からの暴力(DV)の防止及び被害者の支援に関する基本計画の実施状
況について
資料2
事務局
内容説明
委 員
DV の対策、被害者支援については、佐賀市以外の関係機関との連携でもっと進ん
でいくのではないかと思っているので、ぜひこのような取り組みを続けていただけれ
ばと思う。
(3)平成26年度 佐賀市職員意識調査の結果について(報告) 資料3
事務局
内容説明
委 員
ある自治体で、女性の管理職登用を積極的に進めた結果、男性を飛び越えて女性が
管理職になってしまい、本来管理職になったであろう男性がなれず、そのことがやっ
かみとして女性に攻撃が向いたりして、女性の管理職がつらい思いをしたという話を
聞いた。これもひとつは、男性の意識の問題というのもあるのではないかと思う。仕
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事中心で生きてきた男性にとって、そのことが耐え難く、結局女性の管理職の足をひ
っぱってしまうということが現実に起きたりしている。そういう意味で、私は、管理
職に登用するのは当然進めていくほうがいいとは思いながらも、ひずみが生じたとき
に、その当事者達が苦しいということも念頭において取り組んでいってもらえたらと
思う。
(4)その他
4.閉会
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