（広報資料）平成２７年３月１８日地方独立行政法人京都市産業技術研究所（経営企画室 ☎３２６－６１００）京都市産業技術研究所が開発した酵母を使用した新酒の販売開始についてさくこの度，京都市産業技術研究所が新たに開発した酵母「京の咲」を使用した新酒が販売開始されることになりましたので，お知らせします。当研究所は，全国有数の清酒（日本酒）の産地である京都にあって，古くから酒造メーカーに対する技術支援を行うほか，清酒の香味に大きな影響を与える酵母の研究開発に取り組み，開発した酵母を分譲し，清酒製造に利用していただいています。昨今の若年層をはじめとした清酒離れを打開し，需要拡大を図るため，平成２６年度から，おススメの呑み方（燗酒，冷酒など）が提案でき，清酒をよく知らない人にもおいしく味わっていただけるお酒造りの確立に向けた「呑み方提案型酵母」の開発に取り組んでいます。今回，販売開始される新酒には，この研究開発の過程で冷やして呑む呑み方に適した清酒の製さく造用に開発した新たな酵母「京の咲」が使用されています。下記のとおり，３月２１日（土）の日本酒まつりで同時開催される，蔵元イベントを皮切りに販売が開始されますので，併せてお知らせします。記１新酒について田んぼと酒蔵のあるまちづくり推進事業組合（構成：京都中央農業協同組合，伏見酒造組合，京都市洛南土地改良区／事務局：京都市産業観光局東部農業振興センター）が中心となり，伏さく見の農家が育てた米を，伏見の蔵元が伏見の水と当研究所が開発した新酵母「京の咲」を用いて製造※１した，京都・伏見にこだわった新酒です。＜使用米＞酒造好適米「祝（いわい）※２」さく＜使用酵母＞「京の咲 ※３」＜製造蔵元＞（株）山本本家 ※１醸造量約２，８８０リットル（４合瓶約４，０００本分） ※２京都府独自の低タンパク質で酒造適性が非常に高い，吟醸酒向きの良質品種。 ※３冷酒の製造に適するように新たに産技研が新たに開発した酵母。２販売について販売開始日：平成２７年３月２１日（土），銘柄：神聖祝純米吟醸価格（４合瓶／７２０ｍｌ）：１，７００円（税別），販売場所：以下参照＜販売場所＞ ① 日本酒まつり蔵元イベント（(株)山本本家春の蔵開き新酒販売・ＰＲブース）日時平成２７年３月２１日（土）（午前１０時～午後３時）住所〒612-8044 京都市伏見区丹後町 148−1 電話 090-7882-3805 ② 神聖直売店住所〒612-8047 京都市伏見区上油掛町 186 電話 075-622-3110