パブリックコメント手続きの実施結果について(PDF:145.6KB)

パブリックコメント手続きの実施結果について
計画案全般に対する意見
意見の概要
市の考え方
計画書にある多目的施設は必要であるが、推
本基本構想・基本計画は、庁内及び有識者に
進にあたってはスポーツ振興課を担当課とし
よる検討委員会を立ち上げて検討を重ねてま
つつも、
他の課やさまざまな分野の団体などと
いりました。
連携(設計委員会を立ち上げ、他課・民間団体・
設計段階に入っても当課の他、関係各課や市
スポーツクラブが参画するなど)して、広い視
議会を始めとした有識者等とも協議し、
多角的
野に立って、
特定の分野にとらわれないより鴨
視点から総合的に進めてまいります。
川市のグランドビジョンを見定めた、
より複合
的な計画を遂行すべきである。
これまでの本市の事業は縦割り行政の弊害
により、
基本的に担当課の範疇の狭い分野での
展開がしばしば見られ、
細切れ的な事業となっ
ている。事業を複合していくことで、短期に低
コストで複数の構想が効率的に実現されると
期待される。
第1 施設計画に対する意見
意見の概要
市の考え方
サブアリーナ
体育館とホール機能を併せ持つ施設である
本施設は建設目的からして、
文化施設として
という性格上、音楽専用ホールまでの設備を設
の性格も強くもつが、
「想定される演目」によ
けられないため、
高度な舞台機構や音響設備を
るとクラシック、オペラ・バレエ・ミュージカ
必要とする演目は難しいと考えております。
ルについては適さない評価となっている。
現市
また、芸術ホールの併設についても、立地・
民会館は音楽団体も多く利用しているが、
この
規模・財源の限られた現計画の中での対応は難
点はどのように配慮するのか。
しいと考えております。
体育館という性質上、対応が難しければ、例
えば、
別階を設けて中規模の芸術ホールを併設
してはどうか。
メインアリーナ・サブアリーナ
いただいたご意見を参考として、
市民の新た
スポーツ・文化イベントのほか、映像・音響
な交流の場とすべく、基本設計・実施設計の中
を使ったイベントの利用も想定したい。例え
で検討してまいります。
ば、オリンピック・パラリンピック、サッカー
ワールドカップなどのパブリックビューイン
グなどが具体例として想定される。そのため、
巨大スクリーンや高輝度プロジェクター、
地上
デジタル放送・BSデジタル放送対応の映像機
器、音響機器などの設備を導入してほしい。
-1-
事務、管理関係諸室
管理運営体制については、今後も引き続き検
管理運営体制において、公民連携(指定管理
討してまいります。様々な運営体制に対応した
者)を採用することを想定して、管理団体の事
管理しやすい事務室となるよう設計段階で必
務室を設けた方が良い。あわせて、スポーツク
要な機能を協議してまいります。
ラブが管理団体となる場合を鑑みて、
クラブハ
ウス機能を有する設備も盛り込むべきである。
更衣室・シャワー室
温浴設備の有用性は、ご意見のとおりだと考
更衣室・シャワー室のほか、温浴設備(入浴
えます。
検討委員会でも事例紹介があり議論し
設備)も導入し、さらに温泉を採用したい。ス
ましたが、施設規模や財政面から、導入は難し
ポーツ選手にとって温泉(温浴)は疲労回復、 いと考えております。
ケガ予防にもつながり、
スポーツ施設に温泉施
設が併設されることは魅力的なポイントとな
る。また、高齢者の利用も見込め、より幅広い
市民の交流も期待される。
有料とすることで収
益も確保できる。
ホワイエ
公民連携を考慮すると、
管理団体によっては
カフェや売店、
展示室の設置も行うものと思わ
飲食店営業は、
検討委員会でも議論にあがり
検討しましたが、施設規模や財政面から、施設
内への設置は難しい状況にあります。
れる。利用者が滞留し、休憩あるいは交流する
物販対応や展示広告などの方法やスペース
場として、飲食店営業が可能な設備・空間、売
につきましては、
今後の設計段階で詳細を検討
店営業が可能な空間、
展示室などを設置してお
してまいります。
きたい。
環境への配慮、
自然エネルギーの活用は積極
いただいたご意見を参考として、
計画書に記
的に行うべきところであり、
エネルギーをある
載された事柄以外にも環境への配慮、自然エネ
程度自給できることで、
災害時にも避難施設と
ルギーの活用について広く調査・研究してまい
して力を発揮できる。
ります。
環境対応はデザイン性も備えてスマートに
実現させることも大切であり、例えば、屋上の
緑化による空調効率の向上、
マイクロ水力発電
を併用した流水の演出、
バイオチップを利用し
た暖房設備など、
計画書に書かれている事例の
他にも採用できる手段を調査・検討したい。
現在バスケットボール及びバレーボール競
現在計画しているメインアリーナは、
フット
技を想定して計画されているようですが、
フッ
サルの国際規格サイズを十分に満たしており
トサルの国際規格サイズ(18~22m×38~42
ますので、必要な設備を調査し、想定競技種目
m)が取れるよう設計した方が良いと思いま
に加え、前向きに検討してまいります。
す。
(国内でこのサイズを満たす施設は少数な
ので、
フットサルの代表キャンプを誘致するこ
とが可能では?)
順序が逆になりますが、
現在練習会場で困っ
ているのは、サッカー・フットサル競技の団体
だと思います(バスケ・バレーについては無料
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で市教育施設の利用ができるが、
サッカー等に
ついては、亀田医療大学体育館、一戦場スポー
ツ公園体育館、文理開成高校体育館(いずれも
有料)と限られています。
)いずれにしまして
も、
サッカー等の競技に開放いただけるよう施
設の設計をお願いします。
ぜひとも、
『フットサル』を競技種目に加え
同上
てください。現在、鴨川市には将来のなでしこ
リーグを目指す女子サッカーチーム
『オルカ鴨
川FC』があります。オルカ鴨川FCの発展に
伴いサッカーの普及、育成が必要になります。
フットサルは
『サッカーの6倍のボールタッチ
数、サッカーの3倍のゴールの機会』といわれ
(日本サッカー協会調査)サッカーの普及、育
成にはかかせないものです。又、サッカーの強
豪国、
ブラジルやスペインではフットサルから
キャリアをスタートさせている選手が多数い
ます。
(ブラジルのネイマール選手、スペイン
のイニエスタ選手など)
フットサルを幼小の頃
から身近にプレーできる環境を整備すること
によって、
鴨川から世界に羽ばたく選手を育て
ましょう。よろしくお願いいたします。
第2 管理運営計画に対する意見
意見の概要
市の考え方
管理運営方式は公民連携が望ましいと考え
る。行政が直営するのではなく、指定管理者制
管理運営方式に関しては、今後総合的に検討
してまいります。
度を利用して総合型地域スポーツクラブなど
の公益法人に管理運営を委託するような方法
が良いのではないか。
その方が柔軟に施設を管
理運営でき、
さらに管理者のノウハウによって
は収益も見込めると思われる。
施設の利用料についてですが、
現在の利用料
施設利用料金に関しては、近隣市町村や類似
金は高すぎると思います。
市民のための施設だ
施設等の利用料金を参考として適切な料金を
と思いますので、
もう少し負担を減らしてほし
設定してまいりたいと考えております。
いと思います。
(文化体育館等。他市の状況を
見ると市民の利用者はかなり安い料金設定を
市民のための施設となるよう努めてまいり
ます。
しています)
多目的体育館が、
市民のためになる施設にな
るよう心より願います。
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第3 スポーツ施設の総合整備計画に対する意見
意見の概要
市の考え方
総合運動施設は将来的に陸上競技場、野球
いただいたご意見を参考として、
総合運動施
場、ソフトボール場、文化体育館、サッカー場、 設内の既存施設と一体的な利用が図られるよ
多目的施設など、さまざまな施設・機能を有す
う総合的な整備を進めてまいります。
ることになるが、更衣・休憩・トイレや雨天時
の動線・退避場所などを考慮した総合的な設計
具体的な配置等につきましては、基本設計・
実施設計の中で検討してまいります。
が必要不可欠である。
特に隣接する敷地に先立って整備されるサ
ッカー場との施設連携を図りたい。
多目的施設
内に設けられる更衣室やトイレなどはサッカ
ー場利用者を考慮した配置を行い、
サッカー場
へは屋根付きの通路などで入場できるように
したい。
将来的には市役所本所の併設を検討しては
どうか。
その他の意見
意見の概要
市の考え方
本施設は多目的な要素をもち、
同時に複数の
メインアリーナとサブアリーナは、大規模な
事業・行事が展開されることを想定している。 スポーツ大会を開催するために一体的な使い
有料イベントや受付・入場動線などを考えた
方ができるように検討しています。また、敷
時、メインアリーナ、サブアリーナ、トレーニ
地・規模・予算の制約の上でも、機能を集約さ
ング室などのブロックを分離・独立して設計す
せたコンパクトな施設を目指しています。
る必要がある。
一方、
日常利用ではメインアリーナを通常の
体育利用とし、サブアリーナを文化利用とする
ことも想定しています。
いただいたご意見を参考とさせていただき、
今後検討してまいります。
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