平成27年3月12日 1.概況 平 成 2 6 年 の 管 内 ( 東 北 6 県 )に お け る 大 型 小 売 店 の 全 店 舗 ベ ー ス の 販 売 額 は 、 1 兆 2 ,7 2 9 億 円 、前 年 比 1 .6 % の 増 加 と な り 3 年 連 続 で 前 年 を 上 回 っ た 。業 態 別 に み る と 、 百 貨 店 は 2 ,1 9 0 億 円 で 前 年 比 0 . 6 % 減 と 2 年 連 続 の 減 少 と な り 、 ス ー パ ー は 1 兆 5 3 8 億 円 で 同 2 .1 % 増 と 4 年 連 続 の 増 加 と な っ た 。 店 舗 数 は 、 百 貨 店 は 前 年 と 変 わ ら ず 、 ス ー パ ー で は 1 4 店 増 加 し た ( 12 月 末 時 点 )。 既 存 店( 同 一 店 舗 比 較 ) ベ ー ス の 販 売 額 は 、前 年 比 0 . 3 % 減 と な り 、2 年 連 続 で 前 年を下回った。業態別にみると、百貨店は0.6%減と2年連続の減少、スーパーも 0.2%減で2年連続の減少となった。 消 費 税 率 引 上 げ 前 の 駆 け 込 み 需 要 に よ り 、3 月 ま で は 高 額 品 や 耐 久 消 費 財 、生 活 必 需 品 な ど の 多 く の 品 目 に お い て 販 売 が 増 加 し た も の の 、税 率 引 上 げ 後 の 4 月 以 降 は そ の 反 動 減 が み ら れ た 。「 飲 食 料 品 」 は 堅 調 だ っ た も の の 、「 衣 料 品 」は 前 年 を 下 回 る 水 準 で 推 移した。 第1図 大型小売店販売額の推移(全店舗) (億円) 20,000 6.0 18,000 4.0 2.1 14,000 12,000 スーパー 8,000 6,000 2,000 ▲ 10.0 2,190 17 18 19 20 22 21 第1表 23 24 ▲ 12.0 合 計 (12月末) 466 462 481 493 507 4,957 5,036 5,132 5,311 5,380 (億円) (%) 11,726 11,934 12,483 12,527 12,729 195,791 195,933 195,916 197,774 201,946 ▲ 1.4 ▲ 0.4 4.6 0.4 1.6 ▲ 2.1 ▲ 0.9 ▲ 0.0 0.6 0.6 25 26 大型小売店販売額 百 貨 店 全 店 舗 既存店 全 店 舗 店舗数 販売額 前年比 前年比 店舗数 販売額 前年比 ① ② ③ ④ 合計前年比 ▲ 14.0 平成16 24年 25年 26年 スーパー前年比 ▲ 6.0 ▲ 8.0 0 全 22年 国 23年 百貨店前年比 ▲ 4.0 10,538 百貨店 4,000 24年 百貨店販売額 ▲ 2.0 10,000 25年 26年 スーパー販売額 1.6 2.0 ▲ 0.6 0.0 16,000 東 22年 北 23年 (%) (%) ▲ 2.8 1.3 2.9 ▲ 1.8 ▲ 0.3 ▲ 2.6 ▲ 1.8 ▲ 0.8 ▲ 0.4 0.9 (12月末) (億円) 24 23 22 22 22 274 265 259 254 250 2,242 2,131 2,218 2,204 2,190 68,418 66,606 66,389 67,195 68,251 スーパー 既存店 前年比 (%) (%) ▲ 4.8 ▲ 5.0 4.1 ▲ 0.6 ▲ 0.6 ▲ 4.7 ▲ 2.6 ▲ 0.3 1.2 1.6 ▲ 3.2 ▲ 3.0 5.6 ▲ 0.4 ▲ 0.6 ▲ 3.0 ▲ 2.3 0.4 1.8 2.0 全 店 舗 既存店 店舗数 販売額 前年比 前年比 (12月末) (億円) 442 439 459 471 485 4,683 4,771 4,873 5,057 5,130 (%) (%) 9,484 ▲ 0.5 ▲ 2.7 9,803 0.7 2.3 10,264 4.7 2.3 10,324 0.6 ▲ 2.1 10,538 2.1 ▲ 0.2 127,373 ▲ 0.5 ▲ 2.4 129,327 0.0 ▲ 1.5 129,527 0.2 ▲ 1.4 130,579 0.2 ▲ 1.5 133,695 1.8 0.3 販売額は四捨五入により合計とは一致しない場合がある。 前 年 比 の 既 存 店 は 、 調 査 月 (当 月 )と 前 年 同 月 で と も に 存 在 し た 店 舗 の 数 値 で あ る 。 店 舗 数 は 12 月 末 。 平 成 22 年 7 月 に 調 査 対 象 事 業 所 の 見 直 し を 行 っ た た め 、 こ れ に 関 わ る 前 年 比 増 減 率 は 、 こ の 見 直 し に 伴 うギャップを調整するリンク係数で処理した数値で計算してある。 1 第2図 ▲ 20 ▲ 15 ▲ 10 【全店舗】 【前年比】 ▲5 大型小売店販売額商品別前年比(平成26年) 0 5 10 1.6 (%) 15 ▲ 25 ▲ 20 ▲ 15 ▲ 10 ▲5 合 計 ▲ 3.9 衣 ▲ 2.7 料 【既存店】 品 ▲ 0.3 衣 品 (婦人・子供服) ▲ 5.7 (その他) ▲ 3.0 身の回り品 0.7 家 庭 用 品 ▲ 6.5 料 (紳士服) 飲 食 料 品 0.5 合 計 ▲ 4.5 身の回り品 3.0 15 ▲ 4.8 (その他) ▲ 2.4 10 ▲ 3.4 (婦人・子供服) ▲ 4.7 5 【前年比】 (紳士服) ▲ 4.3 (%) 0 飲 食 料 品 ▲ 1.3 (家具) 家 庭 用 品 (家具) ▲ 7.4 1.3 (家電) ▲ 1.1 (家電) 1.1 (家庭用品) ▲ 0.6 (家庭用品) 1.3 その他 の 商品 ▲ 4.8 ▲ 0.1 食堂 ・ 喫茶 その他 の 商品 ▲ 4.8 食堂 ・ 喫茶 2.業態別の販売動向 (1)百貨店の動向 販売額は、全店舗ベース、既存店ベースともに前年比0.6%減となり、2年連続の 減少となった。 消 費 税 率 引 上 げ 前 の 駆 け 込 み 需 要 に よ り 、3 月 ま で は 海 外 ブ ラ ン ド 品 や 高 級 時 計 な ど の 高 額 品 を 中 心 に 販 売 額 は 増 加 し た も の の 、税 率 引 上 げ 後 の 4 月 以 降 は そ の 反 動 減 が み られた。 「 衣 料 品 」 は 、 フ ォ ー マ ル ウ ェ ア な ど に 駆 け 込 み 需 要 が み ら れ た も の の 、婦 人 ・ 子 供 服や呉服などを中心に低調に推移した。 「 身 の 回 り 品 」は 、海 外 ブ ラ ン ド 品 な ど に 駆 け 込 み 需 要 が み ら れ た も の の 、 税 率 引 上 げ 後 は 反 動 も あ っ て ハ ン ド バ ッ グ や ア ク セ サ リ ーな どを中心に低調に推移した。 「 飲 食 料 品 」は 、総 菜 や 菓 子 な ど が 好 調 だ っ た 。 「家庭用品」 は 、 家 具 な ど に 駆 け 込 み 需 要 が み ら れ 、 税 率 引 上 げ 後 は 反 動 に よ り 全 体 的 に ふ る わ なか った。 第3図 百貨店販売額の推移(全店舗ベース) (%) (億円) 3,500 5.0 その他の商品 3,000 0.0 家庭用品計 2,500 ▲ 5.0 2,000 飲食料品 身の回り品 1,500 ▲ 10.0 衣料品計 1,000 ▲ 15.0 売上前年比 500 0 ▲ 20.0 16年 (36) 17年 (34) 18年 (32) 19年 (31) 20年 (28) 21年 (25) 22年 (24) 2 23年 (23) 24年 (22) 25年 (22) 26年 (22) ( )は12月末店舗数 第4図 百貨店販売額前年比と商品別寄与度(全店舗ベース) 25~26年を拡大 (%) 6.0 その他の商品 1.5 家庭用品計 1.0 飲食料品 0.5 身の回り品 0.0 (%) 4.0 2.0 0.0 ▲ 2.0 ▲ 4.0 衣料品計 ▲ 0.5 売上前年比 ▲ 1.0 ▲ 6.0 ▲ 8.0 ▲ 1.5 ▲ 10.0 ▲ 2.0 ▲ 12.0 16年 17年 18年 19年 20年 第5図 21年 22年 23年 24年 25年 25年 26年 26年 百貨店商品別前年比と月別寄与度(既存店ベース) (%) ▲ 15 ▲ 10 ▲5 0 5 10 (%) 15 百貨店(計) ▲ 0.6 【前年比】 ▲ 4.0 衣 ▲ 1.6 料 品 25.0 20.0 15.0 (紳士服) ▲ 4.5 (婦人・子供服) ▲ 6.1 (その他) ▲ 2.2 10.0 5.0 身の回り品 飲 食 料 品 2.0 ▲ 2.8 家 庭 用 品 0.0 ▲ 5.0 (家具) ▲ 8.1 11.0 (家庭用品) ▲ 3.1 2.6 ▲ 3.0 (家電) その他 の 商品 ▲ 10.0 ▲ 15.0 26年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 食堂 ・ 喫茶 衣料品計 身の回り品 飲食料品 家庭用品計 その他の商品 前年同月比 (2)スーパーの動向 販売額は、全店舗ベースで前年比2.1%増と4年連続の増加となり、既存店ベース では0.2%減と2年連続の減少となった。 店 舗 数 を 前 年 と 比 べ る と 、 1 2 月 末 時 点 で は 前 年 同 月 よ り 1 4店 舗 多 い 4 8 5 店 舗 に 増加した。 「飲食料品」は、精肉や総菜などが好調だったほか、カット野菜など調理時間の短い 食 料 品 な ど に 動 き が み ら れ 、1 年 を 通 じ て 堅 調 に 推 移 し た 。 「 衣 料 品 」は 、肌 着 な ど に 駆 け 込 み 需 要 が み ら れ た も の の 、紳 士 服 、婦 人・子 供 服 と も に 不 振 だ っ た 。「 家 庭 用 品 」は 、 キ ッ チ ン 用 品 に 動 き が み ら れ た も の の 、 税 率 引 上 げ 後 は 家 具 や 家 電 を 中 心 に 低 調 に 推移 した。 「 身 の 回 り 品 」は 、ラ ン ド セ ル に 例 年 よ り 早 め の 時 期 に 動 き が み ら れ た も の の 、全 体的にはふるわなかった。 3 第6図 スーパー販売額の推移(全店舗ベース) (%) (億円) 12,000 7.0 6.0 10,000 その他の商品 5.0 家庭用品計 4.0 8,000 6,000 3.0 飲食料品 2.0 身の回り品 1.0 衣料品計 4,000 0.0 ▲ 1.0 2,000 売上前年比 ▲ 2.0 0 ▲ 3.0 16年 (342) 17年 (347) 18年 (361) 第7図 19年 (374) 20年 (387) 21年 (407) 22年 (442) 23年 (439) 24年 (459) 25年 (471) 26年 (485) ( )は12月末店舗数 スーパー販売額前年比と商品別寄与度(全店舗ベース) (%) 6.0 その他の商品 4.0 家庭用品計 飲食料品 2.0 身の回り品 0.0 衣料品計 ▲ 2.0 売上前年比 ▲ 4.0 16年 17年 第8図 ▲ 20 ▲ 15 ▲ 10 ▲5 0 5 ▲ 0.2 【前年比】 19年 18年 10 衣 料 品 8.0 6.0 ▲ 5.4 (その他) 4.0 身の回り品 ▲ 1.1 ▲ 7.2 飲 食 料 品 ▲ 0.1 ▲ 1.0 ▲ 8.6 26年 2.0 0.0 家 庭 用 品 (家具) ▲ 1.9 25年 24年 10.0 (紳士服) 0.5 23年 12.0 (婦人・子供服) ▲ 4.3 22年 (%) (%) ▲ 5.2 ▲ 4.5 21年 スーパー商品別前年比と月別寄与度(既存店ベース) スーパー(計) ▲ 5.0 20年 (家電) (家庭用品) その他 の 商品 ▲ 2.0 ▲ 4.0 ▲ 6.0 26年1月 食堂 ・ 喫茶 2月 衣料品計 年間回顧の推移データは下記のアドレスで公表しております。 http://www.tohoku.meti.go.jp/cyosa/tokei/ogata.html#nenkan トップページ >> 統計情報 >> 東北地域大型小売店販売額動向 >> 年間動向 3月 4月 身の回り品 5月 6月 飲食料品 7月 8月 家庭用品計 9月 10月 その他の商品 11月 12月 前年同月比 問い合わせ先 東北経済産業局総務企画部調査課 課長 松田 吉紀 担当 吉田 、郷家 〒980-8403 仙台市青葉区本町三丁目3-1 TEL 022-221-4874(直通) 4
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