2015年3月

2015年3月
Guide To Emerging Markets
2015年3月
 2015年2月の新興国株式市場は上昇しました。新興国
債券市場では米ドル建て市場は上昇した一方、現地通貨
建て市場は小幅下落しました。為替市場は、強弱入り混
じる展開となりました。
 原油価格に下げ止まりの兆しが見えたことや、ギリシャ
債務問題を巡る懸念の後退等が、新興国株式および債券
市場を押し上げる要因となりました。
 為替市場では、財政再建を巡る政治的混乱でブラジル国
債の格下げ懸念が強まったことから、ブラジル・レアル
の下落基調が強まりました。
P2~3 ……… 新興国株式市場
P4 ………….. BRICS株式の見通し
P5 ………….. 現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場
P6 ………….. アジア高利回り社債および新興国高利回り社債市場
P7 ………….. 現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場(国別)
P8 ………….. 現地通貨建て新興国債券および新興国通貨の見通し
P9~10.…….. 為替市場
P11 ………… 経済成長率
P12 ………… VIX指数と商品市況
P13 ………… 世界の市場規模
P14 ………… マーケット・レポートのご案内
P15 ………… 本資料をご覧いただく上での留意事項
1/15
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
2015年3月
Guide To Emerging Markets
新興国株式市場
データ基準日:2015年2月末
先進国および新興国の株式市場の推移
BRICS株式市場の推移
250
250
ブラジル
新興国株式市場(現地通貨ベース)
ロシア
先進国株式市場(現地通貨ベース)
200
インド
200
新興国株式市場(円ベース)
中国
先進国株式市場(円ベース)
南アフリカ
150
150
100
100
50
50
0
2010/2
0
2011/2
2012/2
2013/2
2014/2
2010/2
2015/2
2011/2
2012/2
2013/2
2014/2
2015/2
各市場の騰落率
年初来
新
先
2/15
興
国
3ヵ月
6ヵ月
1年
3年
5年
4.6%
1.8%
-0.4%
10.1%
10.0%
23.1%
ブラジル
2.7%
-6.1%
-17.0%
4.8%
-14.9%
-17.9%
ロシア
24.9%
11.4%
14.9%
10.7%
-2.2%
15.5%
インド
7.6%
2.9%
9.3%
34.5%
56.5%
62.7%
中国
5.6%
6.8%
5.5%
15.3%
11.8%
15.1%
南アフリカ
5.9%
6.6%
6.6%
19.2%
53.0%
96.7%
5.1%
4.1%
6.9%
12.5%
48.3%
64.2%
米国
2.5%
2.0%
5.1%
13.0%
54.1%
91.4%
日本
8.2%
7.6%
20.1%
25.4%
82.0%
67.8%
進
国
・先進国株式市場:MSCIワールド・インデックス
・新興国株式市場:MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス
(現地通貨ベースはPrice Index(価格指数)、円ベースは税引後配当込)
・ブラジル:MSCIブラジル・インデックス、ロシア:MSCIロシア・インデックス、
インド:MSCIインディア・インデックス、中国:MSCI中国インデックス、
南アフリカ:MSCI南アフリカ・インデックス、
米国:MSCI米国インデックス、日本:MSCI日本インデックス
(上記はいずれも、Price Index(価格指数)、現地通貨ベース)
・上記チャートはいずれも過去5年間、計算基点を100として指数化
出所:データストリームのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
2015年3月
Guide To Emerging Markets
新興国株式市場
データ基準日:2015年2月末
国別の月間騰落率
市場概況
新興国株式
当月、新興国株式市場*は3.2%上昇しました。原油価格に下
3.2%
げ止まりの兆しが見えたこと、ドイツ、フランス、ロシア、ウ
ロシア
10.7%
ブラジル
クライナの4ヵ国の首脳がウクライナ政府軍と親ロシア派武装
8.9%
中国
組織の戦闘を停止することで合意したこと、ギリシャ債務問題
3.3%
インド
をめぐる懸念の後退等を受けて、世界的に株式市場に対するリ
1.6%
南アフリカ
スク許容度の改善が見られ、総じて堅調に推移しました。また、
0.8%
米国の利上げ時期が先送りされるとの見方が広がったことや、
ギリシャ
20.5%
ハンガリー
も相場を押し上げる要因となりました。
11.5%
アラブ首長国連邦
8.6%
メキシコ
当月の主な変動要因
7.2%
チェコ
5.9%
インドネシア
△ギリシャでは、ユーロ圏財務相会合において、ギリシャの
4.2%
カタール
提出した新たな経済措置パッケージが承認され、同国への支
3.7%
チリ
3.4%
援の延長が決定されたことが市場に好感され、株価は大幅に
台湾
3.3%
上昇しました。
ペルー
3.2%
マレーシア
▼トルコでは、周辺国の地政学リスクに加え、依然としてイ
2.4%
ポーランド
1.4%
ンフレ率が高水準にある中で政府による利下げ圧力が強まっ
フィリピン
1.3%
ていること等から、トルコ・リラ相場が下落したことなどが
韓国
0.7%
タイ
*MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス(価格指数、現地通貨ベース)
-1.1%
エジプト
トルコ
嫌気され、株価は下落しました。
-0.7%
コロンビア
-4.4%
・国別の月間騰落率は、MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスの各国指数(Price Index(価格指数)、
現地通貨ベース)をもとに算出。
-6.3%
-10%
-5%
0%
5%
10%
15%
20%
25%
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
3/15
中国やインドネシアなどで金融緩和的な政策が発表されたこと
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
出所:ブルームバーグ、データストリームのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
2015年3月
Guide To Emerging Markets
BRICS株式の見通し
データ基準日:2015年2月末
各国の見通し
予想PER
(倍)
PBR
(倍)
予想EPS
成長率
(%)
ブ ラ ジ ル
◆2月は株価が大幅に上昇しましたが、当社グループではブラジル株式市場に関する
市場予想はやや楽観的過ぎると考えており、今年さらに業績が下方修正される可能性
があると見ています。
◆一方で、ブラジル株式の配当利回りは魅力的な水準にあると見ていることに加え、同
株式市場が底入れするタイミングは近いと考えています。
11.8
1.2
23.5
ロ
ア
◆足元の原油価格の回復は、ロシア株式や通貨ルーブルの両資産にとって大きな支
援材料となっていると考えます。
◆地政学リスクについては、ウクライナ情勢は引き続き不透明な状況ではあるものの、
現在は落ち着いていると見ています。ただし和平交渉が難航するリスクは依然として高
く、引き続き注視する必要があると考えています。
5.9
0.5
6.3
ド
◆今後の成長エンジンとして期待されるのは企業業績の改善であり、企業間のファン
ダメンタルズ(基礎的条件)等に大きな違いがあることから、銘柄選択がより重要に
なってくるものと見ています。
◆中長期的には、安定したモディ政権が様々な課題に対処し、今後の成長を牽引する
ことが期待されます。
19.3
3.1
17.5
国
◆中国当局は、汚職撲滅キャンペーンを始め、国有企業改革、戸籍改革等様々な構
造変革を進める政策を行っている最中であり、今後の株式市場の魅力度を高める一助
になるものと考えています。
◆株価に割安感がある銘柄や構造改革の恩恵を受ける銘柄などに投資妙味があるも
のと見ています。
10.5
1.6
12.6
南 アフ リカ
◆足元の株価は過去最高値近辺で推移しているものの、経済成長の伸び悩みや軟調
な通貨ランドなどを背景に短期的には慎重な見通しを持っています。
◆国内経済に減速感が見られるなかでも、周辺国にビジネスモデルを拡大している小
売関連銘柄には投資妙味があると見ています。
17.9
2.9
14.4
良好
イ
中
シ
ン
中立
慎重
・上記内容はJ.P.モルガン・インベストメント・マネージメント・インク グローバル・エマージング株式運用グループの見通しを反映しており、予告なく変更されることがあります。
・予想PERおよび過去のPBRは基準日時点、予想EPS成長率はデータ作成時点で取得可能なブルームバーグのデータを使用しています。
上記は将来の成果を保証するものではありません。
4/15
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
出所:ブルームバーグ
2015年3月
Guide To Emerging Markets
現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場
現地通貨建て新興国債券市場の推移
データ基準日:2015年2月末
米ドル建て新興国債券市場とスプレッド(利回り格差)の推移
220
220
現地通貨建て債券(現地通貨ベース)
200
200
現地通貨建て債券(円ベース)
180
20%
スプレッド[右軸]
米ドル建て債券(米ドルベース)[左軸]
米ドル建て債券(円ベース)[左軸]
180
18%
16%
14%
160
160
140
140
120
120
100
100
80
80
12%
10%
8%
6%
4%
60
2010/02
2011/02
2012/02
2013/02
2014/02
2015/02
・ 現地通貨建て債券:JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数、米ドル建て債券:JPモルガン
EMBIグローバル・ディバーシファイド指数(円ベースはJPモルガン・アセット・マネジメント(株)にて円換算)、スプレ
ッド:JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数ストリップ・スプレッド
・ 上記チャートはいずれも過去5年間、指数値については計算基点を100として指数化
出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー、ブルームバーグをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
2%
60
2010/02
2011/02
2012/02
2013/02
2014/02
0%
2015/02
スプレッド(利回り格差)
新興国国債が米国国債に比べて何%上乗せした利回りで取引されているかを表します。
スプレッドの縮小は新興国の債券が米国国債より選好されたこと、拡大はその逆を意味します。
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
市場概況
投資家のリスク回避姿勢が優勢となる中、新興国債券市場も不安定な動きとなりました。月間でみると、現地通貨建て新興国債券市場は小幅上昇した一方、
現地通貨建て新興国債券市場
米ドル建て新興国債券市場
米ドル建て新興国債券市場は小幅下落しました。
当月の現地通貨建て新興国債券市場*1は月間で0.8%下落しました。
当月の米ドル建て新興国債券市場*2は月間で0.9%上昇しました。
米国の経済指標の好調さや利上げ観測の強まりを背景に米国国債利回
りが上昇するなか、現地通貨建て新興国債券の利回りも上昇(価格は
下落)ました。
インドネシアでは、景気を後押しするため予想外の利下げに踏み切っ
たことが好感され、市場を押し上げる要因となりました。
*1 JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数(現地通貨ベース)
5/15
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
新興国国債利回りが小幅低下した一方、米国国債利回りが上昇したこと
から、スプレッドは縮小しました。
原油価格の動きに落ち着きが見られたことから、前月軟調だったベネズ
エラなどの原油純輸出国が反発しました。
*2 JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(米ドルベース)
2015年3月
Guide To Emerging Markets
アジア高利回り社債および新興国高利回り社債市場
データ基準日:2015年2月末
米ドル建てアジア高利回り社債市場とスプレッドの推移
240
220
200
米ドル建て新興国高利回り社債市場とスプレッドの推移
60%
スプレッド[右軸]
米ドル建てアジア高利回り社債(米ドルベース)[左軸]
米ドル建てアジア高利回り社債(円ベース)[左軸]
55%
240
220
50%
200
60%
スプレッド[右軸]
米ドル建て新興国高利回り社債(米ドルベース)[左軸]
米ドル建て新興国高利回り社債(円ベース)[左軸]
45%
180
40%
55%
50%
45%
180
40%
160
35%
160
35%
140
30%
140
30%
120
25%
120
25%
20%
100
20%
100
15%
80
10%
60
40
2010/02
5%
2011/02
2012/02
2013/02
2014/02
0%
2015/02
・ 米ドル建てアジア高利回り社債: JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)
(米ドルベース) (円ベースはJPモルガン・アセット・マネジメント(株)にて円換算)、スプレッド: JPモルガン・アジア・
クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)ブレンディッド・スプレッド
15%
80
10%
60
40
2010/02
5%
2011/02
2012/02
2013/02
2014/02
0%
2015/02
・ 米ドル建て新興国高利回り社債:JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)(米ドルベース)(円ベースは
JPモルガン・アセット・マネジメント(株)にて円換算)、スプレッド: JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イール
ド) ブレンディッド・スプレッド
上記チャートはいずれも過去5年間、指数値については計算基点を100として指数化
出所:ブルームバーグをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
6/15
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
2015年3月
Guide To Emerging Markets
現地通貨建ておよび米ドル建て新興国債券市場(国別)
データ基準日:2015年2月末
現地通貨建て債券
月間騰落率
ブラジル
メキシコ
南アフリカ
利回り
トルコ
5.7%
ポーランド
-0.5%
0%
10%
0%
10%
1.3%
4.5%
トルコ
4.6%
フィリピン
-0.7%
-10%
7.2%
0%
7/15
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
4.4%
ロシア
10%
・グラフデータは、JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル指数(現地通貨ベース)およびJPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数(米ドルベース)の各国指数をもとに算出。
出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
3.3%
メキシコ
0.8%
ロシア
20%
3.6%
インドネシア
-2.2%
メキシコ
8.2%
ハンガリー
0.3%
フィリピン
7.1%
トルコ
-3.8%
トルコ
7.7%
インドネシア
1.1%
ハンガリー
利回り
インドネシア
1.9%
南アフリカ
-2.6%
-10%
12.4%
メキシコ
-2.1%
インドネシア
月間騰落率
ブラジル
0.02%
ポーランド
米ドル建て債券
7.1%
0%
10%
20%
2015年3月
Guide To Emerging Markets
現地通貨建て新興国債券および新興国通貨の見通し
良好
中立
慎重
債券
ブ
ラ
ジ
ル
通貨
債券
メ
キ
シ
コ
通貨
債券
ポ ー ラ ン ド
通貨
債券
南 ア フ リ カ
通貨
債券
インドネシア
通貨
債券
ト
ル
コ
通貨
データ基準日:2015年2月末
インフレ率
各国の見通し
(前年比、%)
下段:前月変化
◆債券については、既に利上げを織り込んでいると思われる短期債に投資妙味があると見ていま
す。
◆経済成長の鈍化やインフレ圧力の高まり、財政収支の悪化などが懸念材料であるほか、汚職
問題に揺れる国営石油会社の社債の格下げが、同国の国債格付けに影響を与える可能性があ
ることにも留意が必要と考えます。
<2015/1>
◆米国の景気回復を背景に外需がメキシコ経済を下支えすると考える一方、原油安による財政悪
化を受けた政府の歳出削減策が、経済成長の足枷になる可能性には留意が必要と考えます。
◆米国の利上げ時期に注目が集まる中、メキシコでも中央銀行が利上げを実施するとの見方が
広がっており、同国通貨にとって好材料になると考えます。
◆ECB(欧州中央銀行)の量的緩和により資金流入が見込まれることは通貨の支援材料になると
見られる一方、通貨の変動性が高まる場合には、政府および中央銀行が為替介入を行う可能性
も考えられます。
◆通貨が安定的に推移し、ギリシャ債務問題やウクライナ情勢に対する懸念などが後退すれば、
中央銀行が利下げを実施する可能性もあると見ています。
◆債券については良好な見方を維持しており、投資家の底堅い需要が見込めることなどから、特
に長期債に投資妙味があると見ています。
◆インフレ見通しの改善や世界的な金融緩和環境を背景に、中央銀行が当初の予想より緩和的
な金融政策姿勢を維持すると見られることは、内需の下支えにつながると考えます。
◆世界的な原油安を背景に、国内でもエネルギー価格が低下し、インフレ圧力の緩和が見られる
ことはプラス材料と考えます。
◆インフラ投資の増加により輸入増加が予想される一方、燃料補助金の削減により財政面におけ
る改善が見込まれることは支援材料であると考えます。
◆原油安を背景に、インフレ率の低下が見られることに加え、経常赤字の縮小や対外収支の改善
が見込まれることはプラス材料であると考えます。
◆中央銀行は2月に市場の予想通り利下げを実施しましたが、インフレ動向および世界的な金融
政策動向次第では、今後大幅な追加利下げを実施する可能性もあると見ています。
7.14
(前月変化)
政策金利
(%)
信用格付け
S&P
Moody's
(前月変化) (前月変化)
BBB+
Baa2
A
A3
A
A2
BBB+
Baa2
BB+
Baa3
BBB
Baa3
12.25
0.73
<2015/1>
3.07
(前月変化)
3.00
▲ 1.01
<2015/1>
▲ 1.30
(前月変化)
2.00
▲ 0.30
<2015/1>
4.40
(前月変化)
5.75
▲ 0.90
<2015/1>
6.96
(前月変化)
7.50
▲ 1.40
<2015/1>
7.24
(前月変化)
7.50
▲ 0.93
・上記内容はJ.P.モルガン・インベストメント・マネージメント・インク グローバル債券運用グループ エマージング債券運用チームの見通しを反映しており、予告なく変更されることがあります。
・インフレ率は消費者物価指数、政策金利は各国が政策金利としている金利、信用格付けは自国通貨建て長期債格付けで、いずれもデータ基準日時点で取得可能なブルームバーグのデータを使用しています。
出所:ブルームバーグ
8/15
上記は将来の成果を保証するものではありません。
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
2015年3月
Guide To Emerging Markets
為替市場(対円)(過去5年間)
データ基準日:2015年2月末
新興国通貨の推移
ブラジル・レアル
60
50
40
30
20
10/02
11/02
12/02
13/02
各通貨の騰落率(対円)
インドネシア・ルピア
70
14/02
円現
安地
通
貨
高
1.4
現
地
通
円貨
高安
0.8
15/02
円現
安地
通
貨
高
1.2
1.0
現
地
通
円貨
高安
0.6
0.4
10/02
11/02
12/02
13/02
14/02
15/02
メキシコ・ペソ
ポーランド・ズロチ
50
40
円現
安地
通
貨
高
12
現
地
通
円貨
高安
6
円現
安地
通
貨
高
10
8
30
20
10
10/02
11/02
12/02
13/02
14/02
4
2
10/02
15/02
現
地
通
円貨
高安
11/02
南アフリカ・ランド
15
10
11/02
12/02
13/02
13/02
14/02
14/02
15/02
円現
安地
通
貨
高
100
現
地
通
円貨
高安
40
円現
安地
通
貨
高
80
60
現
地
通
円貨
高安
20
0
10/02
11/02
12/02
13/02
14/02
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
9/15
15/02
トルコ・リラ
20
5
10/02
12/02
本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
15/02
1ヵ月
3ヵ月
6ヵ月
1年
3年
5年
ブラジル
レアル
-9.2%
-12.2% -11.7%
-6.6%
インドネシア
ルピア
-0.2%
-4.7%
3.7%
5.0%
3.9%
-3.6%
ポーランド
ズロチ
1.9%
-8.2%
-0.6%
-4.3%
23.2%
5.5%
メキシコ
ペソ
0.3%
-7.2%
0.1%
3.5%
26.1%
13.8%
南アフリカ
ランド
1.9%
-3.8%
5.5%
8.1%
-4.8%
-10.9%
トルコリラ
-2.6%
-11.5%
-1.6%
2.8%
2.3%
-18.3%
アメリカ
ドル
1.5%
1.0%
14.8%
17.1%
48.2%
33.7%
-13.7% -16.2%
・為替レートはブルームバーグのスポットレート(コンポジット:東京)を使用
・インドネシア・ルピアは100通貨単位のレート
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
2015年3月
Guide To Emerging Markets
為替市場(対円)(過去1年間)
データ基準日:2015年2月末
新興国通貨の推移
インドネシア・ルピア
ブラジル・レアル
円現
安地
通
貨
高
60
50
1.1
円現
安地
通
貨
高
1.0
0.9
現
地
通
円貨
高安
40
30
14/02
14/05
14/08
14/11
15/02
現
地
通
円貨
高安
0.8
0.7
14/02
14/05
14/08
14/11
市場概況
当月の新興国為替市場は、対円で強弱入り
混じる展開となりました。原油価格に下げ止
15/02
まりの兆しが見えたことやギリシャ債務問題
円現
安地
通
貨
高
40
10
円現
安地
通
貨
高
9
8
35
現
地
通
円貨
高安
30
25
14/02
を巡る懸念の後退等を受けて、投資家のリス
メキシコ・ペソ
ポーランド・ズロチ
45
14/05
14/08
14/11
15/02
現
地
通
円貨
高安
7
6
14/02
14/05
14/08
14/11
ク回避姿勢が和らいだことはプラスの影響と
なりました。
一方、財政再建を巡る政治的混乱で国債の
格下げ懸念が強まったブラジルで通貨の下落
基調が強まった他、政府による利下げ圧力な
どが懸念され、中央銀行の政治からの独立に
対する市場の信認が低下しているトルコでも、
15/02
通貨リラが弱含みました。
トルコ・リラ
南アフリカ・ランド
12
円現
安地
通
貨
高
11
10
55
50
現
地
通
円貨
高安
9
8
14/02
円現
安地
通
貨
高
60
14/05
14/08
14/11
15/02
現
地
通
円貨
高安
45
40
14/02
14/05
14/08
14/11
・為替レートはブルームバーグのスポットレート(コンポジット:東京)を使用
・インドネシア・ルピアは100通貨単位のレート
15/02
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
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本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
2015年3月
Guide To Emerging Markets
経済成長率
データ基準日:2015年2月末
経済成長率 <IMF (国際通貨基金)>
経済成長率 (四半期 : 前年同期比) の推移
2013年
2014年
2015年
(予測値)
4.7%
4.4%
4.3%
ブ ラ ジ ル
2.5%
0.1%
0.3%
ロ
ア
1.3%
0.6%
-3.0%
**
5.0%
5.8%
6.3%
国
7.8%
7.4%
6.8%
南 ア フ リ カ
2.2%
1.4%
2.1%
*
4.1%
3.0%
3.0%
シ コ
1.4%
2.1%
3.2%
ポーラン ド
*
1.6%
3.2%
3.3%
インドネシア
*
5.8%
5.2%
5.5%
1.3%
1.8%
2.4%
国
2.2%
2.4%
3.6%
ユ ー ロ 圏
-0.5%
0.8%
1.2%
1.6%
0.1%
0.6%
新
興
イ
国
シ
ン
ド
中
ト
ル
コ
メ キ
先
進
米
日
国
本
(%)
10
8
ブラジル
ロシア
インド
6
中国
南アフリカ
4
トルコ
メキシコ
2
ポーランド
インドネシア
0
-2
2013/12
2014/3
2014/6
2014/9
2014/12
・経済成長率はGDP(国内総生産、前年比)を使用。
・上左図の数値は、2015年1月現在のIMFデータを使用。*の国については2014年10月現在のIMFデータを使用し、2014年のデータは予測値。**の国については会計年度ベース(4月1日~翌年3月31日)の数値。
・上右図は、データ基準日時点で取得可能なデータをもとに作成。
出所:IMF World Economic Outlook Database, October 2014、IMF World Economic Outlook Update, January 2015、ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績およびIMFの予想値であり、将来の成果を保証するものではありません。
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2015年3月
Guide To Emerging Markets
VIX指数と商品市況
データ基準日:2015年2月末
VIX指数の推移 (過去10年間)
国際商品指数および原油価格の推移 (過去1年間)
(米ドル/バレル)
100
120
400
国際商品指数(左軸)
原油価格(右軸)
80
350
100
300
80
250
60
60
40
20
0
2005/2
2007/2
2009/2
2011/2
2013/2
2015/2
200
2014/2
2014/8
2014/11
2015/2
農産物価格指数の推移 (過去1年間)
VIX指数
VIX指数とは、米国株式S&P500のオプション市場に織り込まれた予想株価変動率の
ことで、数値が高いほど将来の株式市場に対する投資家の不安感が強いことを示し
ているとされます。
40
2014/5
450
400
・VIX指数:シカゴ・ボード・オプション・エクスチェンジ・ボラティリティ指数
350
・国際商品指数:ロイター・ジェフリーズCRB指数(CRB指数)
・原油価格:ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)
・農産物価格指数:S&P GSCIアグリカルチャー指数
出所:ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
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本資料に記載されているリスク、費用、留意事項等を必ずご覧ください。
300
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2014/2
2014/5
2014/8
2014/11
2015/2
2015年3月
Guide To Emerging Markets
世界の市場規模
データ基準日:2015年2月末
ロシア
1,483
286
ポーランド
872
591
8,806
トルコ
621
中国
4,061
メキシコ
713
インド
2,990
1,893
2,275
インドネシア
1,064
622
ブラジル
株
式
市
場
南アフリカ
3,158
774
債
券
市
場
・単位:億米ドル
・債券は、現地通貨建て債券市場
・株式市場はMSCIの各国インデックスの時価総額、債券市場はGBI-エマージング・マーケッツ・ブロードの各国インデックスの時価総額をそれぞれ使用
・データ基準日時点で取得可能なデータを使用
出所:J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシー、MSCI、ブルームバーグのデータをもとにJPモルガン・アセット・マネジメント(株)作成
上記は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
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3,226
2,025
2015年3月
Guide To Emerging Markets
マーケット・レポートのご案内
最近発行したマーケット・レポートを、下記にご紹介いたします。
弊社HPからもダウンロードできますので、併せてご活用ください。
http://www.jpmorganasset.co.jp/market/index.html
2015年2月20日 【Market Insightsレポート】日経平均株価が高値を更新~ドル
ベースでも業績を伸ばせることを実証中
2015年2月19日 【臨時レポート】<インドネシア>景気を後押しするために利下げを
決定
2015年2月19日 【Market Insightsレポート】2015年の不確実性② 経済政策の持
続可能性~突然の反故に注意~
2015年2月12日 【Market Insightsレポート】2015年の不確実性① FRBによる利
上げ~最近と長期のヒストリーのどちらに従うのか
本資料に記載の指数について
■ 以下に記載のインデックスは、J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシーが発表してお
り、著作権はJ.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシーに帰属しております。
JPモルガンGBI-エマージング・マーケッツ・グローバル(および構成各国指数)
JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド(および構成各国指数)
JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数ストリップ・スプレッド
JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)
JPモルガン・アジア・クレジット指数(Corporate, Non Investment Grade)ブレンディッ
ド・スプレッド
JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)
JPモルガンCEMBIブロード指数(ハイ・イールド)ブレンディッド・スプレッド
■ 以下に記載のMSCIインデックスは、MSCI Inc.が発表しております。以下のインデック
スに関する情報の確実性および完結性をMSCI Inc.は何ら保証するものではありませ
ん。著作権はMSCI Inc.に帰属しております。
MSCIワールド・インデックス
MSCI米国インデックス
MSCI日本インデックス
MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス(および構成各国指数)
■ 以下に記載のインデックスは、知的所有権その他の一切の権利は発行者に帰属して
おります。 発行者は原則として指数の正確性、完全性、信頼性、有用性を保証する
ものではなく、ファンドの運用成果等に関して一切責任を負いません。
(指数名)
(発行者)
VIX指数:Chicago Board Options Exchange, Incorporated (CBOE)
CRB指数:Thomson Reuters/Jefferies Financial Products, LLC
WTI :CME Group Inc.
S&P GSCIアグリカルチャー指数: Standard & Poor's Financial Services LLC
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2015年3月
Guide To Emerging Markets
本資料をご覧いただく上での留意事項
● 投資信託に係るリスクについて
投資信託は一般的に、株式、債券等様々な有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、有価証券の発行会社の業績、金利の変動等により価格が変動するため、投
資信託の基準価額も変動し、損失を被ることがあります。また、外貨建の資産に投資する場合には、為替の変動により損失を被ることがあります。そのため、投資信託は
元本が保証されているものではありません。投資信託は預貯金と異なります。
又、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご投資に
当たっては各投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
● 投資信託に係る重要な事項について
・投資信託によっては、海外の証券取引所の休業日等に、購入、換金の申し込みの受付を行わない場合があります。
・投資信託によっては、クローズド期間として、原則として換金が行えない期間が設けられていることや、1回の換金(解約)金額に制限が設けられている場合があります。
・分配金の額は、投資信託の運用状況等により委託会社が決定するものであり、将来分配金の額が減額されることや、分配金が支払われないことがあります。
● 投資信託に係る費用について
投資信託では、一般的に以下のような手数料がかかります。手数料率はファンドによって異なり、下記以外の手数料がかかること、または、一部の手数料がかからない
場合もあるため、詳細は各ファンドの販売会社へお問い合わせいただくか、各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)等をご覧ください。
投資信託の購入時:購入時手数料(上限3.78%(税抜3.5%))、信託財産留保額
投資信託の換金時:換金(解約)手数料、信託財産留保額(上限1.0%)
投資信託の保有時:運用管理費用(信託報酬)(上限年率2.052%(税抜1.9%))、監査費用(上限年間324万円(税抜300万円))
*費用の料率につきましては、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社が設定・運用するすべての公募投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高の料
率を記載しております。
運用管理費用(信託報酬)、監査費用は、信託財産の中から日々控除され、間接的に受益者の負担となります。その他に有価証券売買時の売買委託手数料、外貨建資
産の保管費用、信託財産における租税費用等が実費としてかかります。また、他の投資信託へ投資する投資信託の場合には、当該投資信託において上記の費用がか
かることがあります。また、一定の条件のもと目論見書の印刷に要する実費相当額が、信託財産中から支払われる場合があります。
<投資信託委託会社>
JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第330号
加入協会:一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
日本証券業協会
本資料はJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社(以下、「当社」という。)が作成したものです。本資料は投資に係る参考情報を提供することを目的とし、特定の有価証券の
勧誘を目的として作成したものではありません。また、当社が販売会社として直接説明するために作成したものではありません。当社は信頼性が高いとみなす情報等に基づい
て本資料を作成しておりますが、当該情報が正確であることを保証するものではなく、当社は、本資料に記載された情報を使用することによりお客様が投資運用を行った結果
被った損害を補償いたしません。本資料に記載された意見・見通しは表記時点での当社および当社グループの判断を反映したものであり、将来の市場環境の変動や、当該意
見・見通しの実現を保証するものではございません。また、当該意見・見通しは将来予告なしに変更されることがあります。
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