IT 産業国際連携促進事業ビジネス開発関連業務 委託先募集要領

IT 産業国際連携促進事業ビジネス開発関連業務
委託先募集要領
平成27年度より(公財)仙台市産業振興事業団(以下、事業団)が実施する「IT 産業国際
連携促進事業」において、本分野の専門性や特徴を踏まえ、専門性のある人材の確保と事業団
との連携が可能な事業者に一部業務を委託するため、
「公募型プロポーザル方式」により事業者
を選定します。
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事業目的
事業団及び仙台市とビジネスオウル及びオウル市は 2005 年 11 月に「産業振興のための共同
インキュベーション協定」を締結し、様々な産業分野における交流を進めてきました。IT分
野においてはゲーム分野を中心に交流が活発化しており、事業化に繋がった例も出てきました。
また、フィンランドでは、ここ最近、NOKIA 等の大規模再編を契機に、高度な技能を持った
エンジニアやクリエーターを新たな産業の担い手とすべく、産学官連携で新産業の育成を推進
しています。その中でも、ゲーム産業については、オウル市を中心に、人材育成から起業支援・
産業化を強力に推進するエコシステムを築きつつあり、また、その成果として産業自体も急成
長を続けています。
仙台市では、早くからこの動きに注目し、人材育成と起業支援を行うオウルゲームラボ(Oulu
Game Lab: OGL)との連携を開始しました。2013 年 10 月から「緊急雇用創出事業臨時特例交付
金」を活用した「仙台-オウル IT 産業連携促進事業」を開始し、翌 2014 年 3 月には、仙台市、
事業団、ビジネスオウル、オウル応用科学大学の 4 者間で、ゲーム分野の産業振興と人材育成
に向けた協力合意書を締結しました。
「仙台-オウル IT 産業連携促進事業」は、国の交付金終了に伴い、2015 年 3 月 31 日で終了
しますが、これまでの取り組みをさらに発展させるため、本年 4 月 1 日より、「IT 産業国際連
携促進事業」として事業団の事業と位置づけるとともに、更なる地域経済活性化に繋げる仕組
みやノウハウを持つ民間企業と連携しながら取り組んでいくこととしました。
仙台市ではサービス業中心の産業構造を反映し、IT 分野の企業が多数集積していますが、大
多数は首都圏の大企業による下請け業務が中心であり、ゲーム・アプリ開発分野でも基本的に
は同じ構造となっています。しかし、東日本大震災後は、大手ゲーム開発会社が仙台に開発拠
点を設ける事例や、大手からスピンアウトした若手人材が起業する事例など、新たな動きもみ
られるようになっています。さらにこれまでの 1 年半の取り組みを通じて、フィンランド・オ
ウルと仙台のアプリ開発企業同士による提携事例など海外展開について、以前よりも具体的に
検討できる材料がそろいつつあります。
仙台市では、今後とも、フィンランド等海外とのパイプを生かし、他の地域とは違う特色を
持った IT コンテンツ分野の産業振興を図っていきたいと考えています。オウル地域との連携も
生かしたモバイルアプリの開発拠点整備に取り組むことで、仙台地域のIT関連産業の振興を
図り、地域経済の活性化を促進します。
事業団では、
「仙台フィンランド健康福祉センタープロジェクト」を通じ、過去10年以上に
わたり、数多くの企業提携を支援してきた実績があります。ゲーム分野については健康福祉分
野との相乗効果も期待できると考えており、オウルと連携した IT 産業振興を含め、取り組む意
義があると判断しています。そのためには、IT 分野を中心に海外企業とのビジネス経験があり、
多様な関係者と連携しながら本事業をリードできる人材の確保と、この分野に関わる事業者と
の連携が不可欠であると考えております。
以上の背景及び問題意識を踏まえ、事業団では、仙台フィンランド健康福祉センターの機能
を活用して本事業の推進を担う「ビジネス開発ディレクター」の確保を含め、本事業の目的達
成に資する企画提案の提出を求め、最もふさわしい事業者に業務を委託したいと考えています。
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業務内容
別紙「IT産業国際連携促進事業ビジネス開発関連業務」仕様書による
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応募資格
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応募を希望する業者は、 次の要件をすべて満たす者。
(1) 法人で、本委託事業の内容、要件を理解し、実施できる体制を有していること。
(2) 仙台市内に本社または事業所があること。
(3) 宗教活動や政治活動を主たる目的とする団体、暴力団若しくは暴力団員の統制の下にある
団体でないこと。
(4) 公益財団法人仙台市産業振興事業団において委託を受け、受付期限内に公益財団法人仙台
市産業振興事業団契約事務取扱要綱第20条の規定により契約を解除されたものでないこ
と。
(5) 国税及び地方税を滞納しているものでないこと。
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選定事業者数
1 事業者
5 契約条件
(1) 契約形態 委託契約とする
(2) 予算規模
5,349 千円(消費税及び地方消費税込み)を上限とし、提案内容等を事業団と調整し、契
約金額(上限額)を決定する。なお、委託費は、提案事業の遂行に必要な経費とし、委託
内容からその妥当性が認められる範囲内とする。
(3) 契約期間
契約締結日から平成 28 年 3 月 31 日までとする。
(4) 委託費の対象となる経費
ア 人件費相当額
仙台フィンランド健康福祉センター研究開発館で「IT 産業国際連携促進事業」に従事する
者の人件費で、給与、一時金(賞与等の臨時的支払)、通勤手当等の諸手当、法定福利厚
生費(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金、介護保険等の事業主負担金)、消費税
及び地方消費税等
イ 旅費相当額
上記人件費の対象となるものに係る外国旅費及び内国旅費で本事業の遂行に必要な経 費、
消費税及び地方消費税等
(5) 委託費の対象とならない経費
・旅費以外の物件費その他経費
謝金、交通費、什器備品リース料、消耗品費、印刷製本費、通信運搬費、広告宣伝費、会
場費、再委託費等の経費、一般管理費、これらにかかる消費税及び地方消費税
・国、地方公共団体等の補助金・委託費等により既に支弁されている経費
・土地、建物等を取得するための経費
・施設や設備を設置又は改修するための経費
・事業と関連性が認められない経費
(6) 委託費の支払条件
原則精算払とします。
別紙「IT 産業国際連携促進事業ビジネス開発関連業務」仕様書による
(7) その他
ア 事業団は、企画提案の内容を基にして、審査により選定された委託候補者と 委託内容・委
託料について協議のうえ、協議等が整ったときには、別途事業団が作成する業務委託仕様
書に基づき随意契約を締結する。
イ 委託契約の締結にあたっては、最も評価の高かった企画提案の内容をそのまま実施するこ
とをあらかじめ約束するものではなく、委託業務内容の詳細について委託候補者と別途協
議のうえ、企画提案の内容を一部変更して契約することがある。
ウ 協議が整った後に、委託候補者はあらためて詳細な経費を積算した見積書を提出するもの
とする。
6 応募にあたっての質問及び回答
(1) 受付期間 平成27年3月18日(水)正午まで
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(2)
受付方法
(3)
回答
質問事項等を質問票(様式第2号)に記入のうえ、下記まで提出ください。
Eメール:[email protected] あるいは FAX :022-303-2667
質問者に個別に回答するほか、回答を事業団ホームページへ掲載する。
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企画提案書の提出
本事業の受託を希望される方は、下記により応募申込書等を提出してください。
(1) 提出期限 平成 27 年 3 月 24 日(火)正午(必着)
郵送により提出する場合には同日同刻必着とする。
(2) 提出方法 持参もしくは郵送(郵送の場合は書留に限る)にて提出してください。
(3) 提出書類
・応募申込書(様式第 1 号) 1 部
・会社概要
1部
・履歴事項全部証明書
1部
・直近の決算書
1部
・市税の滞納がないことの証明書(区役所・総合支所の税務担当課発行)
1部
・消費税及び地方消費税に関する証明書(その3未納税額のない証明書用)
1部
・業務の企画提案書
5部
(記録媒体により電子データでも提出すること)
・本業務の受託体制
5部
・本業務の主たる担当者の業務経歴書
5部
・業務スケジュール
5部
・見積書及び積算内訳
5部
・類似業務の実績、仙台市関連業務実績リスト
5部
(4) 企画提案書類作成上の注意
・提出書類は、A4版横書きで記載。また、必要に応じて、図表等を用いて分かりやすく記
載してください。
・企画提案に係る費用は応募者の負担とします。
・提出資料等は返却しません。
(5) 企画提案が無効となる場合
次のいずれかに該当する企画提案は無効とします。
・応募資格要件を満たさない者又は委託候補者を選定するまでの間に資格要件を満たさなく
なった者による提案
・企画提案書等の提出書類に虚偽の記載を行った者による提案
・上記5(2)に示す予算規模上限額を超える提案
・その他企画提案に関する条件に違反した提案
(6) 提出先
〒980-0962 仙台市青葉区水の森3-24-1
公益財団法人仙台市産業振興事業団
仙台フィンランド健康福祉センター研究開発館 FWBC推進室
TEL022-303-2666
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委託候補者の選定について
以下により、委託候補者を選定します。
(1)審査方法
審査は二段階で行います。
【一次審査】
応募事業者が5社を超える場合、提出された提案書等を基に平成27年3月25日に資
書類審査を行います。一次審査を行わない場合は、電話で連絡いたします。
【二次審査】
一次審査を通過した事業者によるプレゼンテーションを実施します。プレゼンテーショ
ンは、本事業を受託した際に、本事業を主に担当する者が行なってください。
審査は平成27年3月27日13:30から行う予定ですが、詳細時間・場所は後日連絡し
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ます。
(2)審査基準
以下の項目等について評価し、総合的に判断します。
・業務目的との合致性
本事業の目的、主旨を十分に踏まえた企画提案がなされているか。
・提案内容の実現性・業務の成果
提案内容が具体的で説得力があり、実現性があるか。業務実施の成果が期待できるものか。
・業務遂行の確実性
業務実施に向け適切な体制がとられているか。業務を主に担いうる人材を確実に配置でき
るか。
(3)審査結果
一次審査、二次審査共に審査結果については、応募者に審査会の翌日中に電話で連絡する
とともに、後日、書面で結果通知を行います。また、採択先はHPにて公開します。
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スケジュール(予定)
平成 27 年 3 月 11 日 事業公募
平成 27 年 3 月 18 日 質問票の提出期限 ※別添様式「質問票」による
平成 27 年 3 月 24 日 応募申込書(企画提案書等)の提出期限
平成 27 年 3 月 25 日
~3 月 27 日 審査(申込者へのヒアリングを含む)、委託先の決定
平成 27 年 4 月 1 日 委託契約締結
平成 28 年 3 月 31 日 実績報告書の提出
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問い合わせ先
公益財団法人仙台市産業振興事業団
TEL:022-303-2666
FAX:022-303-2667
メール:[email protected]
FWBC推進室
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別紙
「IT 産業国際連携促進事業ビジネス開発関連業務」
仕様書
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業務内容
仙台市とフィンランド・オウル市の間で 2005 年 11 月に締結した「産業振興のための共
同インキュベーション協定」に基づく両市の関係を活かし、海外企業と地域企業の連携や、
地域企業のモバイルアプリの国際展開を支援する。
これにより、IT分野における新事業の創出と海外展開を図り、IT産業の活性化を通
じた仙台地域の経済産業の復興を目指す。
そのため、地域企業が制作するモバイルアプリの国際展開支援や海外企業との連携によ
るモバイルアプリの開発の支援を行うほか、人材育成のためのセミナーや、アプリコンテ
スト等を開催する。
上記目的を実現すべく、事業団と連携し以下の業務の主に企画・調整・実施業務を行う
ことが本業務の内容である。なお本業務においては、海外企業や公的機関とのコミュニケ
ーションを伴うため、これを踏まえた経験・能力(英語でのコミュニケーションを含む)
がある人物を配置すること。
(1)モバイルアプリ国際展開支援業務
・ 仙台地域においてモバイルアプリの海外展開を希望する企業に対し、フィンランド・オ
ウルを中心としたパートナーの紹介及びローカライズの支援を行う。
・ 海外企業との連携によるモバイルアプリの開発支援を行う。
・ あわせて、本事業の取り組みについて事業団が有する Web サイトや SNS 等での情報発信
を行うこと。
・ Web サイトで掲載するコンテンツ等については、事業団とよく協議すること。
(2)モバイルアプリ開発人材育成セミナー業務(年 6 回程度)
・ モバイルアプリ開発人材の育成に寄与するため、最新技術や市場動向にあわせたセミナ
ーを開催し、仙台地域におけるIT産業人材の育成を図る。
(3)アプリコンテスト開催業務(年 1 回程度)
・ 上記(2)のセミナー業務の集大成として、アプリコンテストを開催する。セミナー参加者
のみならず、広く仙台地域もしくは全国からアプリを募集することで、仙台地域の取り
組みを周知させるほか、国際展開できるコンテンツの創出を図る。
(4)その他
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・
本事業の遂行にあたり、受託業者は事業団と定期的に打ち合わせを行なうこと。
・
本事業完了後、実績報告書として必要な書類を提出すること。
・
上記のほか、本事業の趣旨に合致し、事業者が応募申込時に提案し、または事業団との
定期的な打ち合わせで提案された内容を踏まえ、効果的と認められる業務を行う。
業務場所:業務の履行は以下の通りとする。
仙台フィンランド健康福祉センター研究開発館
(設置運営:公益財団法人仙台市産業振興事業団)
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〒981-0962
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宮城県仙台市青葉区水の森 3-24-1
経費
(1)委託契約上限金額 5,349 千円(消費税および地方消費税含む)
(2)経費内訳
直接経費
ア 人件費相当額
仙台フィンランド健康福祉センター研究開発館で「IT 産業国際連携促進事業」に
従事する者の人件費で、給与、一時金(賞与等の臨時的支払)、通勤手当等の諸手
当、法定福利厚生費(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金、介護保険等の事
業主負担金)、消費税及び地方消費税等
イ 旅費相当額
上記人件費の対象となるものに係る外国旅費及び内国旅費で本事業の遂行に必要
な経費、消費税及び地方消費税等
※セミナー、アプリコンテスト開催経費の他、本業務に必要な事務用品等は事業団で準
備する。
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業務委託費の支払い
・
業務委託費の支払いについては原則精算払いとする。
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