第11回 ノミネート作品

第 11 回 読書ノート大賞
湘北短期大学図書館
『悪意』東野圭吾著(ひ/4)
犯人じゃなくて、本当の動機を探すことに時間をかけていく展開はおもしろかったです。動機が悪
意のかたまりでした。(14C)
『親子で楽しむ四季の草花遊び : イラスト図解』小林正明著(376.22/コ)
季節ごとの草花が載っていて、その中でもよくみられる月が詳しく載っていて分かりやすかったで
す。昔なつかしの遊びから知らないものまで色々ありました。(12P)
『永遠の 0』百田尚樹著(913.6/ヒ, ひ/14)
戦争の話なので、難しい言葉や初めてきいた戦争の言葉がたくさんありました。読んでて難しか
ったけど、とても勉強になりました。戦争のすさまじさや残酷さが伝わってきました。とってもオスス
メできる本です。(14C)
解説を入れ 589 ページを読む甲斐がある、凄いものでした。特に戦前人間の命が飛行機以下の
ように扱われたこと、その人の死が戦前メディアで言い換えを使い悲惨さを覆い隠し、命がどんど
ん軽く扱われたことを体験者の目線から書かれていた事が印象的でした。(14P)
軍事物で歴史物だから難しいと思ったら意外と読みやすかった。自分は戦争について何も知ら
ないのだと改めて思った。全部が本当のことかは分からないけど、昔からお偉いさんの考えること
は同じで、自分勝手なのだと腹が立った。久蔵の死の真実が分かったときはただただ尊敬するし
かなかった。(12E)
『僕の死に方 : エンディングダイアリー500 日』金子哲雄著(914.6/カ)
読みやすい。金子さんのすごさがわかると同時に、この人はもうこの世にはいないのか…と涙が
出てくる。肺カロチノイドという病を知ってもらおうとしたり、奥さんのために遺書を作成したりするそ
の前向きな姿勢や考え方がとても勉強になる。自分が病気になったらもう一度読みたい。(12E)
『たんぽぽのお酒』レイ・ブラッドベリ著 ; 北山克彦訳(933/ブ)
感動とか笑いとかそういうものではなくて、当たり前で普通で、でも少しいつもと違う日々を感じら
れる一冊です。当たり前の毎日がとても素敵に見えてきます。(13L)
『探偵倶楽部 : 本格推理小説』東野圭吾著(ひ/4)
全部で 5 つの事件があってそれぞれ違った感じで面白かった。探偵たちによって事件の裏側が
暴かれていく様はとても痛快だった。あぁ、やっぱりと思うものや予想と全然違うものなど読みごた
えたっぷりだった。(12E)
『1 リットルの涙 : 難病と闘い続ける少女亜也の日記』木藤亜也著(き/17)
生きることの大切さを教えてくれる本だった。人間は 1 人では生きていけない。誰かの力を借りな
がらも懸命に生きる亜也さんに感動しました。(14E)
『こはる日和 : うちのおしゃべり 4 にゃんず』ろーずまりー著(748/ロ)
猫の写真を使って、ちょっとした漫画を作っていたり、保護した猫の記録が書かれています。漫画
に使われている猫たちの写真がとてもかわいかったり、時々恥ずかしいと顔をかくしていたり、ムリ
ヤリ箱に入ろうとする写真など少しクスッと笑ってしまうおもしろい写真がのっていてオススメの一
冊です。(13E)
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第 11 回 読書ノート大賞
湘北短期大学図書館
『空の中』有川浩著(913.6/ア)
この本にでてくるような謎の生命体が実際にいるかもしれないと思うと少しワクワクした。凄い現
実味がある感じで、いてもおかしくないと思ってしまった。メインは謎の生命体や保護反対団体との
問題の解決だったけど、2 組の男女の恋路も見ものでドキドキワクワクする話だった。(12E)
『3 分でわかる恋愛心理学:使っただけでうまくいく!』渋谷昌三著 (141.6/シ)
嘘を見抜く方法など、わかりやすく書いてあったので、読みやすかったです。嘘ついてる?って
思ったときに相手のことを観察したいと思います(笑)(13L)
『きみが選んだ死刑のスイッチ』森達也著(326/モ)
死刑制度について、概要から歴史、著者の考えまで、死刑について考えさせられる本。死刑は刑
といえども人殺しなのか。難しい問題だと思った。(13P)
『野花で遊ぶ図鑑 : 身近な植物にもっと親しむための手引き』おくやまひさし著(470/オ)
道や園庭で見られる野花で料理をしたり、種を集めて育てたり、あそびに利用する方法がたくさ
ん。植物図鑑としても。(13P)
『家族喰い : 尼崎連続変死事件の真相』小野一光著(368.6/オ)
尼崎連続変死事件を独自に取材したルポです。私もはじめてニュースで事件を見たときから気
になっていましたが、よくここまで踏み込んで取材できたな、と思いました。もしかしたら自分も被害
者のひとりになってしまうかもしれないと思うこともあったと思います。被害者のうちの何名かは事
件が発覚する前に警察に何度も訴えているのに、とりあってもらえず、大変辛い思いをしていまし
た。警察の現状を問題視している一冊でもありました。(12E)
『この子らは世の光なり』伊藤隆二著(378/イ)
障害児の清らかな心は、もう、そのままで世の中の光だと感じた。お金とか、勉強が出来るとか
で人間の価値は決まらないと思った。自分の気持ちを素直に身体や言葉に表してしまうところも、
とても素敵だと思う。(13P)
『雪の結晶 : 小さな神秘の世界』ケン・リブレクト著 ; 矢野真千子訳(451.6/リ)
色んな雪の結晶があってよかったと思いました。それぞれ違う雪の結晶についての説明文や写
真が記載されてあり、見ているだけでも楽しめる一冊です。私は雪の結晶が好きで、就活を終えた
らまた借りて気に入った結晶をスケッチしたいと思いました。(13E)
『阪急電車』有川浩著(913.6/ア)
同じ電車に乗り合わせた人たちの話、乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差してい
く、恋が始まったり、別れがあったり、日常にありえそうでおもしろい話だった。(12C)
『猫弁と少女探偵』大山淳子著(913.6/オ)
どんなに小さい事件でも一生懸命頑張る猫弁はステキだと思う。亜子さんとの結婚はなかなか
進まなくてじれったいけど、色々考えすぎて進めなくなってしまう気持ちはちょっと共感した。(12E)
『アントキノイノチ』さだまさし著(913.6/サ)
実際にある団体で、しかも現代の孤独死を通して命の尊さを改めて気付ける作品でした。悪者が
一人しか出てこなくて、主人公を支える人の温かさが伝わってきました。(14P)
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第 11 回 読書ノート大賞
湘北短期大学図書館
『いじめは休み時間に起きる : すべての教師に贈る実践いじめ処方』山中忠著(371.4/ヤ)
この中の 3 つの「かける」はとても大事だと思いました。いじめは学校の先生たちが協力し、生徒
を気にしないと発見することが難しいと思います。この本を読んで私も弟と妹を心配になりました。
もっと気にしてあげようと思います。(14C)
『ジョディ、傷つけられた子 : 里親キャシー・グラスの手記』キャシー・グラス著 ; 塩川亜咲子訳
(369.4/グ)
この本を読んで衝撃が大きく恐怖心でドキドキ感を味わいました。虐待についてあまりよく知らな
かったのですが、影響や傷を知ることができました。(14L)
『ハッピーエンドにさよならを』歌野晶午著(913.6/ウ)
一話一話「あっやられた!」「そうきたか!」と鮮やかに裏切られました。アンハッピーエンドなの
で後味は良くないけれどおもしろかったです。(12E)
題名通りでした。大体どの小説も最後は救われるものが多いですが、これはそういうものにさよ
ならしています。「消された 15 番」は甲子園の今の時期に読むとなるほどって思います。(14C)
『母性』湊かなえ著(913.6/ミ)
母性を子どもに伝える方法は人それぞれだけど、それを受け取るのも、受け取り方もそれぞれ。
空回りと誤解がとても虚しかった。家族だとしても、所詮他人。正面からぶつかることも必要だと思
った。(13P)
『ミッキーマウスの憂鬱』松岡圭祐著(913.6/マ)
すごく良い作品だった!タイトルから内容を想像するのは難しいけれど、読んだら良い作品♪今
まで知らなかったバックステージのことや主人公の成長が読めたし、ゲストのためにキャストがい
るということが改めて実感できる本でした。(14E)
『大人になる前に身につけてほしいこと』坂東眞理子著(159.7/バ)
大人になる前に読んでよかったと思います。基本的なことをあたりまえにやるのがいいとわかり
ました。素直に生きていきたいと思います。(13L)
『幸福な生活』百田尚樹著(ひ/14)
どの物語も最後の一文で「えっ!!」となります。こわいとも思うし、おもしろくもありました。幸福な
生活を送るためなら、少しくらい秘密があってもいいなって感じました。(14C)
『イニシエーション・ラブ』乾くるみ著(い/54)
以前から、おもしろいから読むといいと聞いていて読んでみたが、私はそこまで引き込まれなか
った。でも読み終わった後に「あれ?」となって、2 回目を読んでみた。女って怖いと思った…(14C)
『だからこそできること』乙武洋匡, 武田双雲著(914.6/オ)
個性的なふたりのコントみたいなかけ合いがおもしろい!前向きな二人が悩み相談に答えてい
くときに、厳しい意見が多いのもまた、印象的だなと思った。(12E)
『あなたの話はなぜ「通じない」のか』山田ズーニー著(361.5/ヤ)
すごく私にピッタリだと思った。たまに友達との会話でつうじなくなることがあるから、参考になる
と思った。読んで納得するだけではなくてちゃんと実践しようと思った。(14E)
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