記者会見資料 長岡市 平成27年3月11日 地 域 振 興 戦 略 部 長岡市は、今まで全国からいただいた支援への感謝の気持ちと、東日本大震災被災地の復興 への願いを込め、被災地の皆さんとの交流や支援活動に取り組んでいます。これからも全国の 被災地の役に立てるよう力を尽くすとともに、長岡から元気と勇気を発信してまいります。 このたび、復興の歩みと市民の皆さんの想いをまとめた「新潟県中越大震災復興10年記録 集」を発行しました。同時に、中越防災安全推進機構から「中越地震から3800日~復興し ない被災地はない~」を発行いたします。 これらを通じて、長岡市の経験と教訓をしっかりと次世代に伝えるとともに、震災から4年 目を迎えた東日本大震災の被災地の復興支援にも活かしてもらうために制作したもので、市内 の小・中学校や全国の被災自治体などに広くに配布します。 また、市とNPO法人が協働で進めてきた「復興10年フェニックスプロジェクト」の1年 間の活動をまとめた記録集を作成しました。 1 東日本被災地との交流・支援について(26 年度実績) (1)長岡へ避難されている方々への支援 ・避難者の健康管理や心のケアを目的に 60 歳以上の人がいる世帯や母子世帯を中心に見 守り訪問を実施 ※長岡市内への避難世帯 116 世帯 311 人 うち 60 歳以上がいる世帯 31 世帯 48 人、母子世帯 15 世帯 41 人 ・長岡まつり大花火大会に 2 日間 計 54 組 210 名をご招待 (2)被災地との市民交流 ・長岡まつり大花火大会に、フェニックス救援隊、青年会議所、とちお同住会が東日本大 震災で被災された方 約 190 人を招待 ・8 月 3 日(日)とちお同住会と宮城県南三陸町の仮設住宅の自治会が意見交換会を開催 ・9 月 20 日(土)復興応援で「女川さんま祭り」を市民防災公園で開催、2300 人が来場 ・脇野町小学校と岩手県陸前高田市立広田小学校が相互交流を行っており、平成 25 年、 26 年と続けて広田小学校仮設住宅付近の海岸で長岡花火を打ち上げ ・10 月 12 日(日)の川口みらい会議に陸前高田市の仮設住宅自治会が参加 ○震災がれきの受け入れをきっかけにした大槌町との交流 時期 内容 主催 人数 9 月 大槌まつりへ山古志地域の住民が参加 12 人 大槌高校生が山古志を視察 7人 10 月 山の暮らし再生機構 アオーレ長岡で、大槌、釜石の被災地写真展の開催 - 11 月 大槌出身の大学生、高校生が山古志産業まつりに参加 7人 2 月 栃尾地域の飲食店が大槌町の特産品のホタテを提供 栃尾観光協会・商工会 16 店 3 月 大槌高校生、向川原虎舞風虎会が古志の火まつりに参加 山の暮らし再生機構 39 人 (3)長岡市から4名の職員を被災地へ派遣 ・岩手県大槌町へ2名、福島県相馬市へ2名(うち1名は9月まで) 裏面につづく 2 新潟県中越大震災復興10年記録集 発行 「忘れない、明日のために。~復興へのメッセージ~」 (1)主な内容: 市民27人の想いや未来に向けたメッセージをインタビュー形式で紹介 森市長・田中仁氏の巻頭言のほか、地震の概要、復興計画、復興年表など (2)配 布 先: 東日本大震災の被災自治体、全国の復興・防災関係機関、災害メモリアル施設 市内の小・中・高校、その他行政視察で活用(希望者へは500円で頒布) (3)発行部数: 2000部 (4)体 裁: A4判、本文68ページ (5)発行編集: 長岡市地域振興戦略部 3 10年の復興プロセスを記録した研究著書 発行 「中越地震から3800日 ~復興しない被災地はない~」 (1)内 容: 中間支援組織とともに、復興に携わった研究者たちが、10年間の復興の プロセスを整理・体系化したもの。 ・第1部 中越地震からの復興を読み解く ・第2部 中越地震からの復興 ~被災地の今~ ・第3部 中越から東日本へ、全国へ (2)価 格: 2,700円(3月14日から全国一般書店で販売) (3)体 裁: A5判、本文300ページ (4)発行編集: (公社)中越防災安全推進機構 4 復興 10 年フェニックスプロジェクト記録集 (1)主な内容: (2)配 (3)体 (4)発 (5)事 復興に携わってきた市民活動団体と長岡市が協働で 取り組んできた「復興 10 年フェニックスプロジェクト」 75事業を紹介。 布 先: 市内NPO、復興関係団体、その他行政視察で活用 裁: A4判、30ページ 行: 復興10年フェニックスプロジェクト推進会議(座長 樋口勝博氏) 務 局: NPO 法人復興支援ネットワーク・フェニックス、長岡市地域振興戦略部 ※当該プロジェクトの一環として発行された、復興祈願花火フェニックス記念誌「十年の キセキ」についても、今回の配布に合わせ東日本の被災地へお送りします。 (問い合わせ:地域振興戦略部 電話39-2515)
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