小山市路上喫煙等の防止に関する条例 (骨子案) 1.目 的 歩きながらたばこを吸う行為その他のたばこを吸うための一連の行為吸殻を投 げ捨てる行為(以下「喫煙行為」という。)で他人に迷惑を及ぼす行為の制限につ いて、必要な事項を定め、たばこの吸殻の散乱の防止並びに喫煙行為を起因とす る被害等の防止及び良好な道路等の公共空間の確保を図ることにより、道路等に おける、喫煙マナーの向上、清潔な地域環境及び安全で安心な市民生活の実現に 資することを目的とします。 (1)環境美化・・・たばこの投げ捨てを防止します。 (2)危険防止・・・火のついたたばこを持つことにより火傷の危険性及び衣 服や持ち物を焦がされたりすることを防止します。 投げ捨てによる火災の危険を防止します。 (3)健康被害防止・受動喫煙による健康被害を防止します。 2.用語の定義 この条例で用いる用語を以下のとおり定義します。 (1)市民等・・・ 市内に居住し、勤務し、在学し、若しくは滞在し、又は市 内を通過する者をいいます。 (2)事業者・・・ 市内において事業を営み、又は活動を行うものをいいます。 (3)道路等・・・ 道路、公園、広場その他屋外の公共の場所をいいます。 (4)路上喫煙等・ 道路等上(自動車の車内を除く。)において、たばこを吸う 行為又は火のついたたばこを持つ行為をいいます。 3.市の責務 市は、この条例の目的を達成するために必要な施策(以下「市が実施する施策」) を実施するとともに、市民等及び事業者に対し、適正な喫煙行為に関する意識の 啓発に努めなければなりません。 市は、市民等及び事業者が行う路上喫煙等の防止に関する活動に協力し、必要 な支援に努めなければなりません。 4.市民等及び事業者の責務 市民等は、歩きながらたばこを吸う行為等の他人に迷惑又は被害を及ぼす喫煙 行為をしないように努めなければなりません。 市民等は、灰皿の設置されている場所で喫煙行為をすること又は携帯用吸い殻 入れを使用することにより、たばこの火を適正に管理するとともに、周囲の者に 対する安全の確保に努めなければなりません。 市民等及び事業者は、市が実施する施策に協力しなければなりません。 小山市全域を路上喫煙防止とします。(努力義務) 下記 5 の禁止区域では歩きながらたばこを吸う行為その他のたばこを吸うため の一連の行為について制限を設け、違反したものには過料を徴収します。 吸殻の投げ捨ては小山市環境美化条例により指導します。 5.禁止区域 市長は、路上喫煙等を防止するため必要があると認める区域を路上喫煙等禁止 区域(以下「禁止区域」という。)として指定することができます。 市長は、禁止区域を指定したときは、その旨及びその区域を告示するとともに、 市民等及び事業者への周知を図るために必要な措置を講じなければならなりませ ん。 市長は、禁止区域において被害発生のおそれがなくなる等の状況の改善その他 必要があると認めるときは、禁止区域の指定を解除し、又はその区域を変更する ことができます。 禁止区域は別紙のとおり、小山駅周辺を予定しています。 6.禁止区域内での路上喫煙等の禁止 市民等は、禁止区域内において、路上喫煙等をしてはなりません。ただし、市 長が常設又は臨時の喫煙場所を指定した場合であって、当該指定された場所にお いて路上喫煙等をするときは、この限りではありません。 7.禁止区域及び喫煙場所の標示 市長は、禁止区域を指定したとき、当該区域を変更したとき、喫煙場所を指定 したときは、禁止区域又は喫煙場所であることがわかるよう、その旨を当該区域 又は場所内の見やすい箇所に標示しなければなりません。 8.過 料 市長は、禁止区域内で路上喫煙等をした者を、2、000円の過料に処します。 平成27年7月1日に施行し、6ヶ月の周知期間を設け、平成28年1月1日 から過料を徴収します。
© Copyright 2024 ExpyDoc