資料2 第3次計画策定について 1.これまでの経緯 「男女共同参画のまち山形」の実現に向けて取り組むべき課題を明らかにし、男女共同参 画推進施策を総合的かつ計画的に推進することを目的として、平成 23 年 3 月に第 2 次山形 市男女共同参画計画「いきいき山形男女共同参画プラン」を策定した。 また、平成 25 年 4 月に施行した「山形市男女共同参画推進条例」の規定に基づき、現プラ ンの計画期間が平成 27 年度までであることから、次期計画を策定する。 【これまでの計画策定等の状況】 平成 2年 「いきいき山形女性プラン」策定 平成 7年 上記プランを見直し後期計画として「いきいき山形女性プラン―女性 行動計画―1995」策定 平成 10 年 「男女共同参画都市宣言」を議決 平成 13 年 「いきいき山形男女共同参画プラン」策定 平成 23 年 第 2 次「いきいき山形男女共同参画プラン」策定 平成 25 年 「山形市男女共同参画推進条例」公布・施行 2.国の動向 ・平成 19 年 7 月 DV 防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する 法律)が改正され、市町村にも基本計画の策定、 「配偶者暴力相談 支援センター」の設置が努力義務となった。 ・平成 22 年 6 月 「育児・介護休業法」が改正され、父母ともに育児休業を取得する 場合の休業取得期間の延長(パパ・ママ育休プラス)等が定めら れた。 ・平成 22 年 6 月 「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」 、「仕事と 生活の調和推進のための行動指針」が改定され、男性の育児休業 取得率等の数値目標が設定された。 ・平成 22 年 12 月 「第 3 次男女共同参画基本計画」が策定され、新たに「男性や 子どもにとっての男女共同参画」、「地域、防災・環境その他の分 野における男女共同参画の推進」等 5 分野を新設し、計 15 の重点 分野として定め、具体的な成果目標が設定された。 ・平成 25 年 7 月 DV 防止法が改正され、生活の本拠を共にする交際相手からの暴力 及びその被害者についても、配偶者からの暴力及びその被害者に 準じて、法の適用対象とされた。 ・平成 26 年 10 月 国会で女性活躍推進法案が提出され廃案となったが、今後の動向に 注目する必要がある。 1 3.第3次計画の位置付けと目的 ①「男女共同参画社会基本法」の規定に基づく男女共同参画社会の形成の促進に関する 施策についての基本的な計画、及び「山形市男女共同参画推進条例」の規定に基づく 男女共同参画推進施策の総合的かつ計画的な推進を図るための計画とする。 ②DV(ドメスティック・バイオレンス)に関する施策については、 「配偶者からの暴力の 防止及び被害者の保護等に関する法律」の規定に基づく「山形市DV防止基本計画」と して第3次計画に包含する。 ③山形市第 7 次総合計画の個別計画とし、山形市の分野別の諸計画と整合性が図られた計 画とする。 ④現計画の目的としている「男女共同参画のまち山形」の実現を引き続き目的とする。 4.計画の基本理念 山形市男女共同参画推進条例で規定している基本理念(第 3 条)は次の7つの事項となっ ており、これを踏まえて検討する。 ①人権の尊重 ②多様な生き方の選択の自由 ③あらゆる意思決定の場への男女共同参画 ④仕事と生活の調和の保持 ⑤生涯にわたる健康への配慮 ⑥個人の尊厳の尊重と男女平等の意識を育む教育・保育 ⑦国際的協調 5.想定される現状と課題について ①解消されない男性優遇意識 ②進まない女性の社会参画 ③望まれるワーク・ライフ・バランスの推進 ④増えている男女間の暴力 2 ○法と男女共同参画の計画等について 男女共同参画社会基本法 5 つ の 基 本 理 念 ①男女の人権の尊重 ②社会における制度又は慣行についての配慮 ③政策等の立案及び決定への共同参画 ④家庭生活における活動と他の活動の両立 ⑤国際的協調 国の責務 地方公共団体の責務 国民の責務 (第8条) (第9条) (第10条) 男女共同参画基本計画策 ・都道府県男女共同参画 ・市町村男女共同参画計 定の義務付け(第13条) 計画策定を義務付け 画策定の努力義務 (第14条) (第14条) 山形県男女共同参画推進 山形市男女共同参画推進 条例 条例 ・男女共同参画計画の策 ・男女共同参画計画の策定 定(第8条) (第9条) 男女共同参画社会基本計画 山形県男女共同参画計画 「いきいき山形男女共同 (第3次:H23~H27) (第2次:H23~H27) 参画プラン」 (第2次:H23~H27) 基本方針 山形県DV被害者支援基 (内閣府・国家公安委員 本計画 会・法務省・厚生労働省) 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律 国の基本方針策定の義務 都道府県基本計画策定を 市町村基本計画策定の 付け(第2条の2) 義務付け(第2条の3) 努力義務(第2条の3) 3 ○市の計画について 山形市第7次総合計画 ○基本構想での目指す将来都市像 みんなで創る「山形らしさ」が輝くまち ○基本構想を達成するため第2次経営計画を策定(H24~H28) ・重点政策と連携する施策 →男女共同参画社会の実現に向けた取り組みの推進 個別計画 いきいき山形男女共同参画プラン 目的: 「男女共同参画のまち山形」の実現 基本理念:人権の尊重、両性の平等 ○策定体制について 山形市男女共同参画審議会 (学識経験者、公募市民、関係機関等の代表者15名) ・市民・事業所への 意識調査 (平成 26 年度実施) ・市民・団体等との意 答 申 諮 問 見交換会 市 指 示 反 映 【男女共同参画推進本部会議】 副市長を議長とする全部長による庁内組織 庁 内 検 討 組 織 【男女共同参画推進本部会議幹事会】 関係課長による本部会議の下部組織 【専門部会】 関係課の担当係長による検討組織 ①DVに関する部会 ②DV以外の男女共同参画に関する部会 4 長 報 告 次期計画策定のスケジュール 庁内会議 検討項目等 専門部会 (2部会) 次期計画策定につい て 幹事会 本部会議 1/27 2/6 次期計画策定の諮問 素案検討 審議会 2/25 4/23 5/26 議会への報告 6月 (策定について) 素案について 6/10 6/29 7/17 7/29 8~9月 意見交換会 骨子案について 4回開催予定 10月 11月 11月 11月 議会への報告 12月 (中間報告) 最終案について 備 考 1月 2月 次期計画の答申 2月 最終調整 2月 新計画決定 3月 議会への報告 3月 (決定) 5
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