inﬁTOF Technical Information A Kanomax company Linear modeとMulti-segments modeの使い分けマルチターン方式飛行時間型質量分析装置 inﬁTOFの分析部では、イオンが周回軌道を任意の回数周回します。周回部の前にはイオンゲート（ディフレクター）が設けられており、測定するm/z範囲に対応したイオンを自動的に選択して周回軌道に通しています。このinﬁTOFの特長を利用して、未知試料の分析は下記の流れで行うと非常に効率的です。１）Linear mode 0.5周で全m/zをスキャンします。低分解能測定となりますが、主要ピークを見つけることができます。２）Multi-segments mode 主要ピークに注目し、その近辺のm/z範囲に絞って高分解能測定を行い、精密質量を求めます。 Linear mode 全m/zをスキャン主要ピークを見つける分解能* （例：m/z 44測定時） Multi-segments mode 主要ピークに注目して高分解能測定 300 ・・・・・ 5,000 ・・・・・ 11,000 ・・ Multi-segment modeで主要ピークに注目して測定することで、m/zの範囲が自ずと絞られ、解析の効率が上がります。また、PCへ保管する際のデータ容量を大幅に削減できます。必要に応じ、全m/z域を高分解能で測定するExtended modeも選択可能です。粒子研究計測ソリューションズディヴィジョン [email protected] http://www.kanomax.co.jp/ □大阪営業所大阪府吹田市清水２番１号〒５６５-０８０５ＴＥＬ．（０６）６８７７－０１７７ＦＡＸ．（０６）６８７７－６８４９ □東京営業所ＴＥＬ．（０３）５７３３－６５８３ＦＡＸ．（０３）５７３３－６５８４