27年度 交通局運営方針(素案)の概要及び平成26年度運営方針との

27年度 交通局運営方針(素案)の概要及び平成26年度運営方針との比較
取組項目
取り組み内容
平成26年度運営方針
アウトプット、アウトカム
目標
27年度運営方針(素案)
目標
達成状況(中間振り返り時)
経営課題1
全員参加の安全の追求
地下鉄:重大事故、重大インシデントゼロ
バス :有責重大事故ゼロ、バス運転手の責任事故削減
・情報提供者への2週間以内の回答率、100%
・ヒヤリハット収集件数の増加
戦略1-1 安全管理体制の充実
1-2-3 災害時における対応訓練
ヒヤリハット情報を2週間以内に提供者に回答するとともに、
事故の芽情報会で局内関係各部に報告し安全意識を高める
(地下鉄)
安全講演会の実施及び安全研修施設「輸送の生命館」における 「安全管理に関する意識」の向上率
研修
乗務員等教育訓練を実施(運転士は年8回、車掌は年6回、指令員
は年7回実施)
成果判定「A(80点以上)」の割合
異常時を想定した実設訓練の実施(26~28年度の3か年で全ての
乗務員、指令員に対して実施)
(バス)
ドライブレコーダーの運転記録を活用した研修
研修実施率
エコドライビング表彰の実施
大規模自然災害時におけるお客さまの死者ゼロ及び地下
鉄の事業継続
・浸水防止設備整備(駅、出入口)
津波浸水対策設備整備計画を実施
・大容量蓄電池整備
高架部橋脚補強・落橋防止対策
トンネル中柱の補強
逸脱防止対策
教育訓練の実施、マニュアルの点検整備
習熟度確認判定、B以下の割合
1-2-4 避難者支援
津波避難支援
1-1-1 風通しのよい職場づくりを通じた職員の安全意識向上
1-1-2~1-1-4 安全に係る職員への教育(地下鉄・バス)
戦略1-2 自然災害対策
0、0
0、114件以下
・100%
・前年度比2倍以上
0、0
0、47件
・100%
・2.1倍
80%以上
99%
80%以上
90%以上
99.7%
90%以上
100%実施
83%まで実施済
100%
0、0
0、120件以下
-
・100%
・前年度比1.5倍以上
-
-
発注済
発注済
325m完了
0%
・5駅完成
・R1、R3の一部の区間へ整備
6駅・5駅間実施
45駅・12駅間実施
785m実施
10%未満
地下鉄高架駅及び事業所を一時開放施設としての調整・
19か所整備
整備
行政区と協議中
18か所の整備
1-3-2 地下鉄の安全を守る電気設備の更新
構造物等の延命化対策(予防保全対策)
駅施設の安全対策
電気設備の信頼性向上
鉄道運転事故ゼロ
鋼製橋梁、PC橋梁、トンネル
天井・壁落下対策
変電所設備更新、信号保安設備更新
0
33橋、70橋、5.5㎞
3駅
1か所、5か所
0
7橋、74橋、5km発注済
2駅完了、1駅発注済
1か所発注済、1か所完成4か所発注済
0
47橋、140橋、6㎞
4駅
2変電所、9か所
1-3-3 ニュートラムの安全を守る車両・電気設備の更新
ニュートラムの車両・設備更新
デジタル無線装置の導入
NT全線発注
NT全線発注済
NT全線導入(H28まで)
千日前線、御堂筋線(心斎橋・天王寺駅)
完了
駅の施設等に対する満足度
59.8%(H24実績)以上
※
59.8%以上
計画に基づき実施
設計完了
梅田駅アーチ部施行
本町駅改札内通路の施行
1-2-1 津波浸水対策の取組み
1-2-2 施設の耐震化
戦略1-3 施設の安全性強化
1-3-1 地下鉄の安全を守る延命化・老朽化対策
(さらなる安全設備の整備) ホーム柵の設置
・3駅、3か所
・設置個所の検討
5駅、5駅間
22駅、5駅間
325m
10%未満
設計中
経営課題2
実感できるサービスアップ
戦略2-1 地下鉄施設等の満足度向上
2-1-1 明るく快適な駅空間への改善
御堂筋線梅田駅80周年のリニューアル
本町駅快適空間整備事業
2-1-2 地下鉄の案内情報システムの刷新
国内外からのお客さまの快適な移動を支援するため案内情報シ
ステムを刷新
案内情報システムが以前より良くなったと感じるお客さ
90%以上
まの割合
※
交差駅1駅及び主要駅2駅においてサインリ
ニューアルを着手
2-1-3 清潔感のある快適なトイレへの改善
駅トイレを明るく清潔感あふれる快適空間にする。
トイレリノベーションの実施駅数
トイレリモデルの実施駅数
改造後のトイレの満足度
2駅
26駅
90%以上
2駅発注済
3駅供用開始
※
1駅
45駅
90%以上
地下鉄車両に対する満足度(H25:58.2%)
2駅
2駅
・10両
・60両
・58.2%以上
2駅発注済
2駅設計中
・10両
・16両
・※
6駅
4駅
・4両
・64両
・58.2%以上
5件
4件発注済
2件
43駅
CS会議により改善した実施項目数
市営交通が以前より良くなったとする割合
43駅見直し(133/133)、完了
-(施策実施前、実施後で満足度調査を行い検証を
行う。)
30件以上
60%以上
イベントの満足度90%以上
イベントの満足度90%以上
・フェイスブックのいいね数
・ユーストリームの視聴者数の増加
前年度より増加
2-1-5 快適な移動空間を目指した地下鉄・ニュートラム車両の整備
遠回りの経路を改善する新規エレベーターを整備
利便性向上の効果が高い駅にエスカレーターを増設
・新型車両の導入
・車両リフレッシュ改造の実施
2-1-6 列車風対策
「列車風」が特に強い(8m/s超)駅の階段部等の改善対策
2-1-4 エレベータ-・エスカレーターの整備
(駅清掃のクオリティアップ) 総合評価基準の見直し
戦略2-2 お客さま満足度の向上に向けた継続的な体制づくり
お客さま満足度の向上
局横断的な会議体(CS会議)を定期的に開催
2-2-1 全局的なCS度向上施策の実施
戦略2-3 市営交通のブランド力アップ
事業所見学、車両及び駅を活用したイベント実施
2-3-1 当局主催イベントの実施
(市営交通110周年記念事業の実施) -(各種イベントを実施、平成26年度完了)
(ソーシャルメディアを活用した情報発信) フェイスブックやユーストリーム等SNSを活用した情報発信
※
満足度50%以上
19件
※
未測定
93.4%(平均)
4,420件(+11.4%)
3,070件
30件以上
60%以上
イベントの満足度90%以上
(取り組みは、継続しているが運営方針の記載か
らは削除)
27年度 交通局運営方針(素案)の概要及び平成26年度運営方針との比較
取組項目
取り組み内容
地下鉄係員の接遇不満度の削減(H23:18.1%)
バス運転手への苦情(接遇)の削減(H23:213件)
戦略2-4 接客・接遇の向上
平成26年度運営方針
アウトプット、アウトカム
目標
27年度運営方針(素案)
目標
達成状況(中間振り返り時)
12.7%以下(3割削減)
106件(半減)
※
33件
10.9%以下
106件以下(半減)
2-4-1 接客・接遇研修等(地下鉄)
地下鉄職員に対し、接客・接遇研修を実施
駅関係職員:1回
乗務関係職員:2回
受講者の満足度90%以上
研修受講生の満足度90%以上
98.7%
97.9%
研修受講者の満足度90%以上
2-4-2 接客サービスの向上(バス)
接客・接遇に係るテーマを策定し、改善の取り組みを実施(年1回
以上)
接遇マイスター表彰により、接客・接遇に関する意識の向上を図る
全運転手を対象に添乗評価を実施
添乗結果に基づく指導を100%実施
100%実施
7月から実施中
100%実施
平成27年度までに(平成23年度比)2,000万人増を
+1,300万人(4~7月)
目指す。
(運賃値下げについての方針確定後記載予定)
進捗
平成23年度比2,000万人増を目指す
+1,300万人(4~7月)
平成23年度比2,000万人増を確保
最寄駅における乗降客数
前年度を上回る
未測定
前年度を上回る
ポスターを見たお客さまに実施に出かけていただく割合 5%以上
未測定
5%以上
外客向け乗車券'OsakaVisitors'Ticket'の発売枚数
+66%
前年度を上回る
(地下鉄値下げ) H26.4から初乗り運賃を180円に値下げ
経営課題3
効率化と増収対策の推進
戦略3-1 増客・増収の推進
3-1-1 沿線地域の魅力発信
3-1-2 沿線外イベント等のPR
3-1-3 海外へのインバウンドPR
戦略3-2 人件費・経費の削減
大阪をテーマパークに見立てたエリアマップ作成
地域の魅力発信やイベントへの参画
府内や他府県の地方自治体・観光協会及び他交通事業者等と連
携し、沿線外のイベント・施設等を当局媒体で宣伝
大阪を拠点とした周遊・滞在への海外ビジター誘致
大阪観光局や鉄道社局等との連携により、海外向けセールス活
動および情報発信施策を検討・実施、新規需要の増を図る企画
乗車券の開発・販売を実施
USJへ来訪した海外インバウンド客の取り込み
前年度を上回る
地下鉄:中期経営計画最終年度における経常経費を平成24年度
予算比 ▲5%
バス:安定的なキャッシュフローを確保し、現金資金を枯渇さ
せない。
3-2-1 人件費の見直し
中期経営計画に基づき、民間事業者を参考にした給与、勤務体
系の見直しなどを行い、人件費の見直しを実施。
3-2-2、3-2-3 経費の見直し(地下鉄、バス)
コスト削減に取り組み、経費の見直しを実施
(地下鉄)24年度予算から5%の縮減
民間事業者を参考にしつつ、労使協議を行ったう
えで、給料カット等による人件費の見直しを実施
民営化を見据えた業務の効率化や給料カット等を
実施
地下鉄:19,006(予算)
▲●●●百万円( %)
(バス)光熱水費・印刷製本費・備消品費など経費の見
▲884百万円
直し
▲●●●百万円
民間事業者を意識した収益・費用の整理を図って
いく必要があることから、一般会計繰入金のう
ち、見直し可能な繰入については、縮減を図って
いく。
民間事業者を意識した収益・費用の整理を図って
同左(縮減額2,163百万円)
3-2-4、3-2-5 一般会計からの繰入金の縮減(地下鉄、バス)
一般会計との補助金など繰入金のあり方等を見直し、一般会計
からの繰入金を縮減する。
いく必要があることから、一般会計繰入金のう
ち、見直し可能な繰入については、縮減を図って
いく。
・6,316百万円
・921百万円
同左(縮減額48百万円)
・駅ナカ事業の展開、売店などの運営、広告事業の促進
・7,190百万円
による収入額
・431百万円
・未利用地等の処分による収入額
戦略3-3 附帯事業収入の確保
梅田駅、なんば駅、天王寺各駅での駅ナカ商業施設の展開
ekimoなんばの27年度に使用可能となる区画の店舗オープンを行 梅田駅、なんば駅、天王寺駅の使用料収入
う。
824百万円
372百万円(7月末)
853百万円
売店の売上向上策に取り組む
売店の運営による使用料収入
488百万円
205百万円(7月末)
492百万円
新大阪駅での駅ナカ商業施設の展開
28年3月 北中階オープン予定
28年12月 中中階オープン予定
新大阪駅の使用料収入
-
-
37百万円(北中階)
3-3-4 駅構内で有効活用できるスペースの創出
駅構内で有効活用できるスペースの創出
店舗、自動販売機、コインロッカーの新設・増設による
9百万円
使用料収入
6百万円(7月末)
13百万円
3-3-5 広告料収入の確保
広告主視点に立った媒体の開発
有効な販売促進策の実施
広告料収入
4,996百万円
1,982百万円(7月末)
4,921百万円
3-3-6 未利用地の処分
未利用地等の処分
未利用地の処分による売却益
431百万円
予定地3か所測量実施
921百万円
3-3-7 事業廃止施設の有効活用と新規事業の展開
「生活まちづくり企業」を目指した新規事業の展開を図る。
事業計画の策定、収支の試算、事業主体の検討、
事業パートナーの検討、施設の整備
業務委託契約締結
事業計画に基づき施設整備を進める
3-3-1~3-3-3 駅ナカ事業の展開
(ekimo、売店、新大阪)
2 平成27年度市政改革の基本方針(素案)に基づく取組等
取組項目
中期経営計画の達成
バス事業の民営化に向けた取組み
地下鉄事業の民営化に向けた具体的な取組み
平成27年度運営方針(素案)
(地下鉄)これまでの経営基盤の強化を踏まえ、経営目標の達成
(バス)平成26年度までの取り組みを踏まえ、引続き人件費・経費の見直しや増収対策に努める。
○民営化に向けて、大阪シティバス(株)の経営改革を着実に進めて経営基盤の強化を図るとともに、一括譲渡に向けた手続きを進める。
○民営化の際に必要な資産の移管にあたり、デューデリジェンスを実施する。
○民営化の際に受け皿となる準備会社の設立に必要な手続きを行う。
○事業の譲渡譲受及び産業競争力強化法の適用について国土交通省との調整を進める。
○企業債の償還方法や資金調達方法等について、関係先と調整を進める。
○新規事業の具体化について、検討を進める。
外郭団体の改革
○ 大阪シティバス㈱においては、自立したバス事業者として、引き続き経営基盤の強化に取り組むとともに、市バス事業を引き継ぐことのできる体制を早急に整える。
○ ㈱大阪メトロサービスにおいては、経営改革計画を着実に実行し、自主事業を強化する。
土地信託事業に対する今後の取組み
- (26年度中に売却予定)