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「二相ステンレス鋼の溶接施工ガイドラインについてのシンポジウム」
-プラントにおける二相ステンレス鋼の適用と溶接施工の最新動向について-
開催期日 : 平成27年3月3日(火曜日)
場
所 : 溶接会館(2階)ホール (東京 秋葉原)
主
催 : 一般社団法人 日本溶接協会
企画運営 : 一般社団法人 日本溶接協会 化学機械溶接研究委員会
協
賛
(一財)エンジニアリング協会
(公社)化学工学会
(一社)火力原子力発電技術協会
危険物保安技術協会
高圧ガス保安協会
ステンレス協会
石油化学工業協会
(公社)石油学会
石油連盟
(一社)日本ボイラ協会
(一社)日本機械学会
(一社)日本高圧力技術協会
(一社)日本鋼構造協会
(公社)日本材料学会
(一社)日本非破壊検査協会
(公社)日本プラントメンテナンス協会
(公社)腐食防食学会
(一社)溶接学会
(50 音順、一部依頼中)
開催の趣旨
二相ステンレス鋼は、応力腐食割れが生じ難いというフェライト系ステンレス鋼の長所と靭性に優れる
というオーステナイト系ステンレス鋼の長所を兼ね備え、かつ高強度を有する鋼種であり、開発されてか
ら 50 年以上の歴史を有しています。近年、22-25Cr 系の従来からの二相ステンレス鋼に加えて、25Cr 系
で更に合金元素を高めて高耐食化したスーパー二相ステンレス鋼や、逆に省合金化して SUS304 程度の耐食
性を有しながら、その高強度を利用し省コスト化を計ったリーン(Lean)系の二相ステンレス鋼も開発さ
れ、普及が進んできています。
これらの溶接に関しては、素材メーカーから各種推奨条件が提示されており、米国の石油協会(American
Petroleum Institute)からは、溶接に関する推奨ガイドライン(API 582、Welding Guideline for the
Chemical, Oil, and Gas Industries)が発行され、既に数回の改定が行われています。
一方、日本においてはメーカーからの推奨および参照となる API のガイドラインはあるものの、国内基
準としてのガイドラインはなく、また、二相ステンレス鋼の溶接に当たっては実際面でまだまだ不明確な
部分も多いことより、これらに対応するため、
(一社)日本溶接協会化学機械溶接研究委員会の下部組織と
して、2012 年 4 月に『二相ステンレス鋼溶接研究小委員会(DSS 小委員会)
』を設置して、活動を行ってき
ました。DSS 小委員会の目的は、文献調査等で得られたデータをもとに、二相ステンレス鋼の溶接に関す
るガイドラインを作成することにあります。
今回、溶接ガイドライン(案)がほぼ完成したことを契機としまして、二相ステンレス鋼に関するシン
ポジウムを開催し、当委員会の専門家が二相ステンレス鋼の母材特性、溶接性、各種規格、適用事例、ト
ラブル等についてやさしく解説します。二相ステンレス鋼あるいは特殊合金の溶接・機器製作等に関わる
技術者、研究者の皆様におかれましては、本シンポジウムに参加され、日頃の問題点や要望について積極
的な意見交換の場として活用していただき、今後の業務に生かしていただければ幸いです。
なお、本シンポジウムは、IIW 資格取得に向けた特認コースの履修ポイント及び溶接管理技術者再認証
クレジットポイントの対象講習会となります。
- 1 -
3 月 3 日(火曜日) シンポジウム プログラム
司会: 千代田化工建設(株) 坂田 健太郎 氏
09:00-9:10
開会挨拶
化学機械溶接研究委員会委員長 大阪大学 南 二三吉 氏
二相ステンレス鋼溶接ガイドラインについて
DSS 小委員会委員長 千代田化工建設(株) 岩本 博之 氏
09:10-09:30
(社)日本溶接協会 化学機械溶接研究委員会 二相ステンレス鋼溶接研究小委員会は2012 年4 月から活動を行
っており、2014 年 12 月にガイドラインの骨子が完成した。ここでは、これまでの小委員会の活動状況、ガイ
ドライン全般について概説する。
二相ステンレス鋼の歴史、特性
09:30-10:30
新日鐵住金(株) 小川 和博 氏
二相ステンレス鋼の開発と発展、分化の歴史と現在、実用されている各種二相ステンレス鋼の特徴、溶接熱
影響部を含めた母材の組織と性能(機械的性質、耐食性)について概説する。
10:30-10:40
< 休 憩 >
二相ステンレス鋼の製造
10:40-11:40
日本冶金工業(株) 王 昆 氏
二相ステンレス鋼の板、棒、管の製造工程における留意点、特にα/γ相比率と析出物に及ぼす熱処理温度の
影響を解説する。また、諸特性に及ぼすα/γ相比率とσ相の析出量の影響を紹介する。
11:40-12:40
< 昼
食 >
二相ステンレス鋼の鋳物製造技術
12:40-13:40
(株)キッツ 森重 光之 氏
ステンレス鋼・Ni 基合金および溶解・鋳造・熱処理を網羅した鋳物製造技術全般および二相ステンレス鋼鋳
物のσ相割れ・窒素ガス欠陥・AlN による耐食性劣化対策等の鋳物製造ポイントについて解説する。
二相ステンレス鋼の溶接施工
13:40-14:40
(株)タセト 岡崎 司 氏
二相ステンレス鋼の溶接施工における留意点、溶接材料の規格とその選定における考え方、溶接部の性能に
ついて解説する。
14:40-14:50
< 休
憩 >
国際規格および石油メジャー技術仕様の最新動向と留意点
日揮(株) 高橋 淳 氏
14:50-15:50
二相ステンレス鋼は、その優れた耐食性から厳しい腐食環境で使用されるため、他のステンレス鋼等に比べ
て、素材製造時および溶接施工時の品質管理不足に起因する耐食性や機械的性質の劣化によるトラブルに直
面しやすく、規格や技術仕様によって品質を担保するための特別要求が付く場合が多い。ここでは、これら
特別要求とその対応における留意点を平易に解説する。
プラントへの適用と留意点
東洋エンジニアリング(株) 長島 英紀 氏
15:50-16:50
16:50-17:20
17:20-17:30
二相ステンレス鋼は、強度、耐食性、溶接性、コストなど、プラント装置材料としての要求特性のバランス
に優れていることから近年、適用が拡大しつつある。一方で、不適切な施工や使用環境とのミスマッチによ
り、予期せぬトラブルを起こすことがある。ここでは、二相ステンレス鋼のプラント装置への適用事例を通
じてみえてきた、溶接施工上の留意点や腐食環境へ適用する場合の問題点や課題について述べる。
Q&A
DSS 小委員会委員長 岩本 博之 氏
閉会挨拶
同
*講師その他やむを得ない事情により、一部変更がある場合はお許し下さい。
- 2 -
委員長 岩本 博之 氏
申込み方法
1.企 画: 一般社団法人日本溶接協会 化学機械溶接研究委員会
2.定 員: 90名( 定員になり次第、締切となります)
3.聴講料 (テキスト代・消費税を含みます):
会 員 ※1
協会会員 ※2
非会員
15,000円
18,000円
20,000円
※1 会員とは、化学機械溶接研究委員会 及び DSS小委員会に所属している会社です。
※2 協会会員とは、日本溶接協会団体会員会社(http://www.jwes.or.jp/jp/kain/kaindsp.asp)です。
4.資 料: テキスト1冊(当日、会場受付の際にお渡しします)
(講演に使用されたパワーポイントのデータ提供は致しません。予め御了承願います。)
5.申込み要領ほか:
・添付の講習会申込書に必要事項をご記入の上、FAXにて下記宛先へ送付して下さい。
申込み先: 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町4-20
(一社)日本溶接協会 業務部 担当 小野沢
FAX:03-5823-5244
TEL:03-5823-6324
・聴講料は下記の方法でご送金下さい。
銀行振込: 三井住友銀行 神田駅前支店 普通預金口座 NO.146921 (一社)日本溶接協会
・振込後の聴講料は返却しません。
・申込み受付け後、FAXにて受講券をお送りいたします。当日は受講券をお持ち下さい。
・申込み締切日: 平成27年2月16日(月)(定員になり次第、締切となります)
6.会場案内:
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町 4-20
JR 秋葉原駅/浅草橋駅から徒歩 8 分
(地図)http://www.jwes.or.jp/jp/ab_jwes/yousetsukaikan_map.pdf
- 3 -
「二相ステンレス鋼の溶接施工ガイドラインについてのシンポジウム」
参 加 申 込 書
⇒FAX:03-5823-5244
(一社)日本溶接協会 小野沢 宛
申込日:平成
フリガナ
1
氏 名
年
月
備 考
(姓)
(名)
勤 務 先
(会社名及び
所属部課)
〒
-
都 道
府 県
同上所在地
(電話・FAX)
Tel.
(
)
FAX.
(
)
フリガナ
2
氏 名
備 考
(姓)
(名)
勤 務 先
(会社名及び
所属部課)
〒
-
同上所在地
(電話・FAX)
都 道
府 県
Tel.
(
)
FAX.
(
)
上記の通り申込みます。
但し、参加料
円×
人分 =
円を 平成 年
月
日に銀行振込します。
銀行振込: 三井住友銀行 神田駅前支店 普通預金口座 NO.146921 (一社)日本溶接協会
(原則として銀行口座への振り込みをもって領収に代えさせて頂きますのでご了承ください。)
該当[
]に○をして下さい
[
] 会
員 : 15,000円 ×
名
[
] 協会会員 : 18,000円 ×
名
[
] 非 会 員 : 20,000円 ×
名
担当者が必要な場合は下記にご記入下さい。
担当者所属:
氏
名:
電
話:
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日