ものづくり環境学科合格者の皆様へ 平成 27 年 2 月 吉日 ものづくり環境学科 主任 教授 八木田浩史 ものづくり環境学科入学前教育の御案内 ものづくり環境学科教員一同は、皆様と本年 4 月にお会いすることを楽しみにしています。4 月から の大学への進学に備えた入学前教育として体験講義を下記のように実施いたします。これらの講義は、 本学科で学ぶ内容の一部を新入生向けに易しくアレンジしたものです。 本入学前教育への参加は義務ではありませんが、ものづくり環境学科の講義の一端をあらかじめ経験 して、これからどんな勉学に取り組むべきか知ることができること、一緒に入学するメンバはもちろん、 先生方や先輩たちと交流する機会が得られること、などのメリットがあります。できれば2回の体験講 義に参加することをお勧めします。 なお、事前登録などの手続きは不要ですので、当日、直接会場にお越し下さい。 記 集合場所はいずれも: 日本工業大学 ものづくり環境学科多目的ホール(E21 棟 1 階) (体験講義1)「実工学の“びぶん”を体験しよう! -何でも“びぶん”しちゃいます!-」 日時:2 月 28 日(土) 13:00~16:00(受付開始 12:30~)講義終了後に交流会を行います。 前半(13:00-15:00) 講師:桑原拓也(くわはらたくや)先生 内容:工学では現象を数式で表現します。そして、その数式は一般的に微分方程式という微分を 含む形式で表現され、その方程式を解きます。つまり、“微分”の計算が必要不可欠なので す。しかし、“微分”に苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか?講義では、 物理現象が微分方程式で表現されることを紹介し、そんな難しそうな“微分”が実は簡単な “びぶん”であることを、パソコンを使って体験します。体験講義が終わったときには、例 えば難しそうな x2logx+4ex+x7+exlogx3 なんていう微分もできるようになっています。 後半(15:00-16:00) 先輩の現 1 年生が「フレッシュマンゼミナール」講座で製作した木工作品を紹介します。また優秀 作品の表彰式を行います。先輩たちから解説を受け、作品に触ってみることもできます。 (体験講義1)「伝熱実験とシミュレーションの結果を比べてみよう!」 日時:3 月 14 日(土) 13:00~16:00(受付開始 12:30~)講義終了後に交流会を行います。 講師:安原鋭幸(やすはらとしゆき)先生 内容:自然現象をあつかう研究は、実験で得られた結果から数値モデルを構築して、シミュレーシ ョンによって妥当性を検証することが一般的です。 今回は熱の伝わり方について考えてみましょう。例えば、熱は温度の高い方から低い方へ徐々 に伝わることは知っていると思います。熱が伝わる速度は、対象となる材料によって差が生 じますが、熱伝導率という指標で表わされます。材料による違いを、アルミニウムと鉄の棒 を使った実験で調べて、差分法を用いた伝熱のシミュレーションを行い、実験結果と比較し て数値モデルの妥当性を検討しましょう。 以上 悪天候その他の理由により、中止または時間変更をする場合があります。必ず事前にものづくり環境学 科のホームページで確認をしてからおいでください。 (http://leo.nit.ac.jp/~tanzawa/p/index.html)
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