海外におけるジャパン・チャンネル事業へ出資

News Release
2015 年 3 月 4 日
クールジャパン機構
（株式会社海外需要開拓支援機構）
海外におけるジャパン・チャンネル事業へ出資
クールジャパン機構は、スカパーJSAT 株式会社（以下、スカパーJSAT）と共同で、海
外におけるジャパン・チャンネル事業及びイベント・物販等の関連事業に対し、総事業費
110 億円の出資を決定しました。そのうち、クールジャパン機構は 44 億円を出資します。
本事業の中核となる総合エンタテインメント・チャンネル「WAKUWAKU JAPAN」は、
日本のアニメ、ドラマ、スポーツ、音楽、映画等の番組を、24 時間 365 日、海外で現地
語にて放送します。同チャンネルは、インドネシア及びミャンマーで放送が開始されてい
ますが、本件出資により、本事業の海外展開を一層加速し、2020 年度までに世界計 22 ヵ
国、視聴可能世帯数 4,100 万世帯での事業展開を目指します。
クールジャパン機構は、本事業を通じて世界各国に日本の魅力を発信するとともに、日
本各地の商材の海外での販売促進や、訪日観光客の増加、テレビ番組や J-POP といった
日本のコンテンツ産業の海外需要拡大等の波及効果を期待しています。
経済成長に伴って中間層が増大する新興国を中心に、放送チャンネル数が飛躍的に増加
しており、映像コンテンツに対する需要がこれまで以上に高まっています。一方、日本の
テレビ番組は、海外で個別に購入されて人気となった番組はあるものの、全体として供給
量が極めて少なく、その人気は限定的であるのが実情です。
こうした中、スカパーJSAT により総合エンタテインメント・チャンネル「WAKUWAKU
JAPAN」が開局され（2014 年 2 月インドネシア、6 月ミャンマーにて開局）
、24 時間 365
日、日本のテレビ番組を現地語にて放送しています。現在、推定約 250 万世帯、約 1,125
万人が視聴可能であり、現地でのチャンネル認知度は着実に向上しています。
しかしながら、今後さらに放送国数を増やすには、編成・番組調達の強化・多様化、翻
訳・吹替等のローカライゼーション、プロモーション等に多額の費用を要するとともに、
各国ごとの様々な事業リスクが想定されます。
このような課題を克服すべく、クールジャパン機構はスカパーJSAT と共同で、海外に
おけるジャパン・チャンネル事業及びイベント・物販等の関連事業に対し、総事業費 110
億円の出資を決定しました。そのうち、クールジャパン機構は 44 億円を出資します。今
後、両社で設立する「WAKUWAKU JAPAN 株式会社」が本事業を運営します。
本件出資により、同チャンネルの海外展開を、まずはアジアを中心に加速し、2020 年度
までに世界計 22 ヵ国、視聴可能世帯数 4,100 万世帯を目指します。
今後の取組として、アニメ・ドラマ等の新作の放送を強化するとともに番組の自主制作
に積極的に取組む等、
「日本の今」が発信できるような番組編成及び内容の一層の充実を図
り、視聴者の期待に応えていきます。また、現地に根付くプロモーションとして放送事業
に関連したイベント・物販等の事業も強化します。例えば、J リーグクラブと現地チーム
との親善試合の開催、J-POP アーティストが参加する音楽イベントの開催及び関連商品の
販売、日本のファッションやトレンド紹介番組に関連するイベント・物販事業等に積極的
に取組み、様々な産業の海外展開を先導してまいります。
さらに、自治体や大手旅行会社等と連携しつつ、現地レポーターが日本各地を紹介する
旅番組を制作・放送する等、訪日観光客の増加や地域の活性化に貢献する取組を行ってま
いります。
クールジャパン機構は、本事業を通じて、ライフスタイル・ファッション・トレンド・
観光・文化等、日本の魅力を発信するプラットフォームを構築します。これにより、海外
での日本ファンを増やし、日本各地の商材の海外での販売促進や、訪日観光客の増加、テ
レビ番組や J-POP といった日本のコンテンツ産業の海外需要拡大等の波及効果を見込ん
でいます。また、日本ブームを創出し定着させ、日本に対する好感度、日本の文化への認
知度等を向上させることで、中小企業含む日本企業の海外でのビジネス環境全体を底上げ
することを期待しています。
[スカパーJSAT 株式会社について]
設立
1994 年 11 月
事業内容
有料多チャンネル事業、宇宙・衛星事業
本社所在地
東京都港区
代表者
代表取締役執行役員社長高田真治
ホームページ
http://www.sptvjsat.com/
本資料についてのお問合せ先：
クールジャパン機構（広報担当：湯下、奥山）℡ 03-6406-7500
（参考）
海外におけるジャパン・チャンネル事業へ出資
[プロジェクト・スキーム図]
クールジャパン機構
スカパーJSAT
WAKUWAKU
JAPAN事業
66億円
(60%)
※
44億円
(40%)
WAKUWAKU JAPAN
株式会社
総事業費 110億円
※ スカパーJSATが100%子会社のWAKUWAKU JAPAN株式会社を新設後、
吸収分割方式によりWAKUWAKU JAPAN事業を承継
[WAKUWAKU JAPANについて]
WAKUWAKU JAPAN は、スカパーJSAT が展開している、
日本コンテンツを 24 時間、現地語で届けるチャンネルです。
2014 年 2 月 22 日に開局し、現在、インドネシア、
ミャンマーにて放送しています。WAKUWAKU JAPAN では、
日本のドラマやアニメ・特撮をはじめ、海外の人に「自然」
「旅」「食」「文化」「職人技」といった日本の魅力を伝える
『SHIKI-ORIORI（四季折々）』などを放送しています。
[WAKUWAKU JAPANで放送している番組のイメージ]
Jリーグ中継
©J.League Photos
Music Japan TV
©ATOSS INTERNATIONAL

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