DiNQL事業紹介冊子[PDF17.9MB]

ディンクル
DiNQL(労働と看護の質評価事業)とは?
ディンクル
DiNQLのすすめ方
DiNQLで
看護政策の実現を!
巻末資料:評価指標一覧
DiNQLとは?
ディンクル
日本看護協会による労働と看護の質評価事業
DiNQL は看護管理者のマネジメントを
サポートします!
看護の質を向上させるために、看護管理者には看護現場の状況を的確にデータ化し、そのデータを統合
的に分析する分析的思考力と、データに基づいた課題解決能力が求められます。
そして、看護の質向上には、看護職が働き続けられる労働環境の整備も必要です。
DiNQLでは、看護職が健康で安心して働き続けられる環境整備と看護の質向上を目指し、病院および
病棟ごとの労働と看護の質に関するベンチマーク評価と、研修会やワークショップの開催を通じて、
病棟のマネジメントを支援します!
DiNQLに参加し、評価指標データをITシステムに入力していただくと、他施設と比較したベンチマーク
評 価をすぐに確認できます。 可視化 によって、自分たちの強みと弱みを把握し、強みを伸ばし、弱みを
補う方法を、他施設の取り組み事例や知恵の共有から学びます。
また、DiNQLのデータは、日本看護協会が診療報酬などに関する看護政策を提言するための貴重な
データとなります。
「いい看護がしたい!」− 看護職の誰もが願う、その 思い を、DiNQLを活用して実現しましょう!
これまでの取り組み
2012
2013
2014
2015
労働と看護の質評価指標を策定
・133 病院を対象に評価指標に関するアンケート調査を実施
・10 病院を対象にデータ収集のパイロットスタディを実施
75病院273 病棟での試行事業の実施
・ベンチマーク評価システムの開発と、7対1入院基本料算定病院を対象に試行事業を実施
・評価指標の説明書「データ入力の手引き」や「DiNQL使い方マニュアル」等を作成し参加病院に配付
301病院1,451病棟での試行事業の実施
・7対1,10対1入院基本料算定病院に対象を拡大し、301病院1,451病棟で実施
本格実施
・すべての病院の病棟を対象に実施
ベストと自身との違いを分析し、継続的に改善を図る手法
ベンチマーク評価:ベストに学び、
「ベンチマーキングとは、組織が改善活動を行うときに、業界を超えて世界で最も優れた方法あるいはプロセスを実行している組織から、
その実践方法(プラクティス)を学び、自社に適した形で導入して大きな改善に結びつけるための一連の活動である」
出典:日本経営品質賞委員会:
「日本経営品質賞アセスメント基準書」
2
ディンクル
DiNQLとは?
事業目的
看護実践をデータ化することで、
看護管理者のマネジメントを支援し、看護実践の強化を図る
政策提言のためのエビデンスとして
データを有効活用し、看護政策の実現を目指す
貴院によるデータ入力
取組み成果を
評価
1.8
1.6
褥瘡推定発生率︵%︶
ベンチマーク評価の
フィードバック
1.2
1
0.8
褥瘡推定発生率︵%︶
1.4
0.6
1.4
1.2
1
0.8
0.6
0.4
0.2
0
0.4
H25.1Q
H25.2Q
(4 ∼ 6 月)
0.2
(7∼9月)
あなたの病棟
0
∼ 60
∼ 70
∼ 80
H25.3Q
H25.4Q
(10∼12月)
(1∼3月)
中央値
∼ 90
∼ 100
100 床あたりの常勤看護職員数
上位 25%の施設の値
∼ 110
110 ∼
あなたの病棟
2014年度
301病院の地区別参加病院数
東海・北陸
近畿
中国・四国
九州・沖縄
63 病院
北海道・東北
33 病院
58 病院
37病院
関東・甲信越
76 病院
34 病院
3
DiNQLのすすめ方
ディンクル
DiNQLの流れ
DiNQLでは、労働と看護の質向上のための取り組みとして、7つのステップを提案しています。
貴院での取り組み内容
日 本看護協会からのサポート内容
4
0
1
2
3
申 込
準 備
データの
入力
ベンチマーク
等の評価
DiNQLに
参加しましょう
評価指標を
理解しましょう
評価指標データ
を収集し
ITシステムへ
入力しましょう
レーダー
チャートや
散布図を
眺めましょう
P.6 へ
P.9 へ
P.12 へ
P.17へ
ベンチマーク
評 価システムの
IDとパスワード
をお渡しします。
評価指標の
説明書を
お渡しします。
評価指標に
関する研修会を
開催します。
データ収集に
便利なエクセル
ファイルも
お渡しします。
いつでもデータ
入力ができます。
同規模・同機能を
有する病院・病棟
とのベンチマーク
評価のほか、
同じ病院内での
病棟間比較が
できます。
ディンクル
DiNQLのすすめ方
5
6
7
目標設定
改善策の
検討
実 行
評 価
経年的な
取り組み状況や
ベンチマーク
評価を参考に
目標を設定
しましょう
目標到達の
ための改善策を
検討します
他施設の事例も
参考にしましょう
改善策を実行
しましょう
実行した
改善策を評価し
継続的な取組み
へと繋げて
いきましょう
P.19へ
P.20 へ
P.21 へ
P.22 へ
DiNQLを活用したマネジメントに関する冊子をお渡しします。
データマネジメントに関するワークショップを開催し、
各病院の取り組み事例やノウハウの共有を図ります。
継続的な質改善活動へ
4
時系列グラフで
取り組みの成果
を確認できます。
5
DiNQLのすすめ方
ディンクル
参加申込
参加申し込み期間
参加申し込み
2015年度
2016年度
2015 年 4 月1日(水)∼ 2015 年 5 月 31日(日)
2016 年 2月頃
準備
事業対象:すべての病院の病棟
【新規参加
申し込みの場合】
申し込み方法の詳細は、ホームページをご確認ください。
入力
1.参加申し込み
1)申し込み専用サイトから病院や病棟の基礎情報を登録
日本看護協会のホームページより、DiNQL申し込み専用サイトにアクセスし、必要事項をご登録ください。
<登録項目>
評価
●病院基礎情報(医療機関コード、病院名、住所、電話番号、設置主体、稼働病床数、病院機能)
●ご担当者様情報(お名前、職位、メールアドレス)
●参加病棟情報(病棟名、主な診療科、入院基本料、病床機能、主な病床区分)
*医療機関コードは10 桁(都道府県コード2桁 +保険区分1桁+医療機関コード7桁)です。 *年度途中での病棟追加はできません。 目標設定
2)参加同意書を送付
日本看護協会のホームページに、事業実施要項と参加同意書の書式を掲載しています。 参加同意書をダウンロードし、施設長のご署名・ご捺印のうえ、下記宛先までお送りください。
[宛先] 公益社団法人 日本看護協会 看護開発部 看護情報課
改善策検討
〒150 - 0001 東京都渋谷区神宮前5 - 8 - 2
2.参加費の振込み
登録いただいたメールアドレス宛てに振込みのご案内メールをお送りします。内容をご確認のうえ、指定口座
まで参加費の振込みをお願いいたします。参加費は参加病棟数に応じて異なります(表1)。
実行
DiNQLへの参加病棟数
1∼5病棟まで:
6∼10 病棟まで:
11病棟以上:
参加費(税別)
1病院あたり 年間 40,000円
1病院あたり 年間 60,000円
1病院あたり 年間 80,000円
※振り込み手数料は病院様負担でお願いいたします。
表1
評価
3.IDとパスワードの送付
参加登録は、参加同意書と参加費のお振込みの確認をもって完了となります。病院様個別のユーザ IDとパスワード、
「DiNQLを活用したマネジメントに関する冊子」等を郵送いたします。
6
ディンクル
DiNQLのすすめ方
申し込みの場合】
参加申込
【継続参加
申し込み方法の詳細は、ホームページをご確認ください。
1.
参加申し込み
DiNQLのITシステム(各病院専用ページ)から継続申し込み
準備
継続の場合も、年度ごとに参加申し込みが必要です。DiNQLのITシステム(各病院専用ページ)にアクセスし、必要
事項をご登録ください。継続申し込みでは、ITシステム上での参加同意確認となりますので、同意書の郵送は不要です。
<登録項目>
●参加同意確認
●病院基礎情報(医療機関コード、病院名、住所、電話番号、設置主体、稼働病床数、病院機能) 入力
●ご担当者様情報(お名前、職位、メールアドレス) ●参加病棟情報(病棟名、主な診療科、入院基本料、病床機能、主な病床区分) * 参加病棟の新規追加・変更・削除は、参加申し込み期間で受け付けます。年度途中の変更はできません。 評価
2.
参加費の振込み
登録いただいたメールアドレス宛てに振込みのご案内メールをお送りします。内容をご確認のうえ、指定口座まで
参加費の振込みをお願いいたします。参加費は参加病棟数に応じて異なります(P6の表1)。
参加登録は、参加同意と参加費のお振込みの確認をもって完了となります。
「DiNQLを活用したマネジメントに関する
冊子」等を郵送いたします。なお、IDとパスワードは現在ご利用のものが継続されます。
目標設定
改善策検討
はじめてでも安心!
1病棟からでもご参加いただけます
初めて看護の質評価に取り組まれる病院さまにオススメ
実行
評価指標の理解、データ収集と入力、ベンチマーク評価の読み方など、
多くの病棟で 一斉に始めるのは、少し大変かもしれません。
最初は、一部の病棟で始めてはいかがですか?
DiNQLは年度ごとに参加病棟数を選べます。1年間の体験を院内で共有して、
2年目からは多くの病棟で、DiNQLを活用しましょう。
もちろん、全病棟でのご参加もお待ちしています
評価
すでに看護の質評価に取り組まれている病院さまにオススメ
DiNQLの評価指標は、多くの病院が質評価に活用している項目です。
医事課や人事課で管理されている情報も多くあります。
多くの病棟で参加し、マネジメントにDiNQLを活用しましょう。
7
DiNQLのすすめ方
ディンクル
参加申込
主なスケジュール
準備
参加申込
研修会
●新規参加病院は、本会ホームページから参加申し込み
●継続参加病院は、DiNQLのITシステム(各病院専用ページ)で継続申し込み
●参加病院を対象に、DiNQLを活用したマネジメントに関する冊子を郵送
●参加病院を対象に、評価指標や ITシステムに関する研修会を開催(任意参加)
●評価指標の定義に関する共通理解を図り、データ精度の向上を目指す
入力
データ入力
●評価指標データの入力開始
●ベンチマーク評価結果は、入力後すぐにシステム上でフィードバック
評価
ワークショップ
●参加病院を対象に、データ活用に関するワークショップを開催(任意参加)
事業報告書
送付
●参加病院を対象に、評価指標項目のデータ分析結果をフィードバック
(DiNQL会)
●各病院の取り組み事例やノウハウを共有し、質改善の取り組みに生かす
目標設定
改善策検討
倫理的配慮
実行
評価指標のデータは既存の病院情報(集計データ)であり、患者および看護職員の個人情報は含まれません。ベンチマーク
評価について、自分の施設のデータは分かりますが、他施設のデータは匿名化されています。データに紐づく形で病院名が
公開されることはありません。本事業の実施は、日本看護協会の研究倫理委員会で承認されており、収集されたデータは
日本看護協会担当部署において厳重に管理します。
セキュリティ対策
評価
◆ 悪意ある第三者からの不正アクセスに対しては、病院に配付したユーザーIDおよびパスワードによるユーザ認証を行い、
DiNQLのWebサイトへの不特定者からのアクセスを制限しています。
◆入力データがインターネットから流出するリスクに対しては、病院とのインターネット経由のデータ送受信を政府推
奨暗号化アルゴリズムのSSL通信で暗号化し防御しています。
◆ 障害などによりWebサイト上のコンテンツやデータが消失することに対しては、バックアップおよび遠隔地保管の措置
を講じています。
◆なりすまし防止のため参加申込時に、
医療機関コード等の情報を確認しています。また、参加同意書には施設長のご署名・
ご捺印をお願いしています。
*倫理的配慮およびセキュリティ対策の詳細は、日本看護協会ホームページに掲載している、事業実施要項をご確認ください。
8
ディンクル
DiNQLのすすめ方
参加申込
1. 準 備 評価指標を理解しましょう
準備
評価指標の概要
DiNQLでは、ドナベディアンが提唱した医療の質評価の枠組みである、構造(ストラクチャー)
・過程
(プロセス)
・結果(アウトカム)の側面から、労働と看護の質評価指標を整理しています。データ収集
看護組織の情報で、人員配置や労働時間等の労働状況・看護職の背景や、患者情報
などが該当します。
過 程(プロセス)
看護実践の内容で、どのような看護を提供したかなどを指標としています。
結 果(アウトカム)
看護実践の結果で、
「褥瘡」「感染」「転倒・転落」「誤薬」の発生率などです。
136 項目
看護職情報
患者情報
31項目
34 項目
21項目
9 項目
褥瘡
感染
転倒・転落
医療安全
13 項目
11項目
8 項目
9 項目
実行
労働状況
改善策検討
病院・病棟
情報
目標設定
評価指標は8つのカテゴリーで計
評価
構 造(ストラクチャー)
入力
の負担がかからないように、多くの病院が取り組んでいる内容を重視しています。
評価
必須項目は136項目中10項目。
評価指標の一覧は巻末に掲載しています。
9
DiNQLのすすめ方
ディンクル
参加申込
(例)褥瘡に関する評価指標の考え方
構造・過程・結果の枠組みで表すと以下のようになります。
過 程
準備
構 造
「看護組織」の状況
「看護実践」の質
どのような看護を提供したか。
入力
●100床あたりの常勤換算看護職員数
●皮膚・排泄ケア認定看護師割合
●臨床経験年数
●褥瘡ケアに関する総研修時間
●体圧分散用具の使用基準の有無
●褥瘡ケアに関する研修への年間延べ
参加者割合
●褥瘡予防ケアの実施内容
●褥瘡リスクアセスメント
●褥瘡に関する危険因子の評価の実施割合
●褥瘡リスクがある患者の体圧分散用具の
使用割合
●骨突出部の体圧測定を実施した割合
「患者」の状況
評価
●褥瘡の危険因子を有する、あるいは既に
褥瘡を有していた患者割合
●褥瘡ハイリスク患者の割合
●80歳以上の患者割合
●重症度、医療・看護必要度
●手術件数割合
●緊急入院件数割合
●身体抑制率
●平均在院日数
目標設定
結 果
改善策検討
「看護実践の結果」の質
●褥瘡推定発生率
●新規発生した褥瘡の改善率
●入院時に既に有していた褥瘡の改善率
実行
参加病院の声
評価
●構造・過程・結果の視点で質をみることは理解していたが、DiNQLに参加して、知識で
はなく、実感として納得できた。
●看護の質と労働状況はそれぞれ別モノとして考えていた。構 造・過 程・結 果 で 整 理
すると、病棟の課題の全体像がよく分かるようになった。
10
ディンクル
DiNQLのすすめ方
参加申込
評価指標が詳しく解説された説明書
準備
入力
評価
参加病院には、評価指標の定義が詳しく解説された
目標設定
「データ入力の手引き」をお渡しします。
改善策検討
評価指標に関する研修会の開催
評価指標の共通理解を図り、参加病院全体でデータ精度を高める機会になります。
実行
動画による解説で
いつでも安心
動画による評価指標やITシステムの
説明で、忙しい看護師長さんも安心
です。
評価
わからないことは
いつでもお答えします
電話・メール・ITシステムからの問い
合わせ機能によって、日本看護協会
の担当部署がすぐに対応します。
11
DiNQLのすすめ方
ディンクル
参加申込
2. 入 力 看護実践をデータ化しましょう
準備
電子カルテや看護支援システム、人事システム・・・
院内のデータは、さまざまな部署がそれぞれの
システムで管理していることが多いのではないでしょうか。
入力
みなさまの病院でどの部署が、どのようなデータを保有しているのか、確認してみてください。
DiNQLは看護部だけではなく、いろいろな部署のメンバーと協力して取り組みましょう。
参加病院の声
評価
●部署横断的なチームをつくり、各部署のデータを共有するところからスタート。看護
部としては諦めていたデータが、他部署で出せたり。院内の情報整理にも役立った。
●DiNQLは、病院長の同意を得ているプロジェクトなので、医事課や人事課とのチーム
が組みやすかった。
●他部署と協力する機会が増えて、病院全体で質の向上に取り組む雰囲気が作られた。
目標設定
改善策検討
必要な情報がデータ化されていなくても、
大丈夫!
手作業でデータを集める時に便利な、
集計機能付きのエクセルファイルも
用意しています。
実行
評価
どこの部署が、どの評価指標を収集する?
入力するのはどこの部署?
チームとしてDiNQLに取り組むための、
役割分担表も用意しています。
12
ディンクル
DiNQLのすすめ方
参加申込
自分たちのペースで取り組みましょう。
入力する頻度
ITシステムはいつでも使用できます。評価指標データを入力すると、すぐにベンチマーク評価結果が
準備
表示されます。
自分たちの病棟のベースライン(日常的な値)を把握するためには、毎月のデータ入力がもっとも望ま
しいことですが、四半期(3ヶ月)ごとの入力(年4回)でも大丈夫です。自分たちのペースに合わせて、
無理のない範囲で取り組みましょう。
入力
看護実践の強化のためには、数値の変化を
継続的に確認していくことが重要です。
DiNQLでは、少なくとも年4回、
「四半期(3ヶ月)」
ごとのデータ入力をオススメしています。
評価
入力する評価指標
必須項目は136項目中10項目
目標設定
病院・病棟ごとに、課題は異なりますよね。DiNQLでは、あなたの病院や病棟の課題に合わせて、入力
項目を選択できます。
例えば、
「褥瘡」
と
「転倒・転落」
に取り組む場合は、
「感染」
や
「医療安全」
のデータは未入力でも構いません。
ただし、構造・過程・結果の3つの視点を大切にしていますので、
例えば「褥瘡」を選択した場合は、
「褥瘡」
変化をしっかりと把握するために、
すべてのアウトカムについて
毎月入力してみよう!
改善策検討
の評価指標項目すべてを入力し、多角的な視点で評価することをオススメします。
今年度は四半期ごとに、
褥瘡に関するデータから
取り組んでみようかな。
実行
参加病院の声
評価
●状況に応じて評価指標項目を選択できるので、負担は少なかった。
●評価指標の定義を理解する必要があり、最初の入力は大変。その後は繰り返しなので、
最初を乗り越えれば楽になる。
●評価指標が多いので不安だったが、既存のデータを活用できた。新たなデータ収集
は少なかったので、病棟スタッフへの負担はなかった。
13
DiNQLのすすめ方
ディンクル
参加申込
DiNQLのデータは、インターネットに接続されたパソコンからいつでも
入力できます
準備
入力
評価
目標設定
改善策検討
実行
評価指標の定義を忘れても・・
評価指標の定義は、入力画面でいつでも
確認できます。
評価
14
自動計算で、簡単入力
算定式に基づき、患者数などの「入力値」から
「実施率」などを自動計算します。
ディンクル
DiNQLのすすめ方
参加申込
コピー機能で、簡単入力
前回登録した
データ
ワンクリックで
かんたんコピー
準備
病床数や看護職員数など、大きく変わらない
項目は毎回入力せずに、コピーしましょう。
コピーしてから、微修正もできます。
今月の
データ
入力
評価
病棟でインターネットが
使えない…
たくさんの病棟のデータを
一括で入力したい…
目標設定
エクセルファイルを使ったデータ入力機能
もあります。
病棟のパソコンがインターネットに繋がら
なくても、エクセルファイルを活用して、看
護部のパソコンからすべての病棟、すべての
評価指標項目を一括登録できます。
改善策検討
同時にアクセスできます
実行
1つの病院で1つのIDとパスワードです。
複数の人が同時にアクセスできますので、他
部署の使用状況を気にせず、いつでも使えます。
評価
パソコン推奨環境
OS : Windows 7, 8
ブラウザ:Internet Explorer 8 以降
15
DiNQLのすすめ方
ディンクル
参加申込
ベンチマーク評価の対象選択
DiNQLでは、入力されたデータをもとに、すぐにベンチマーク評価ができます。
ベンチマーク評価では、比較対象を下記3つの方法から自由に選択できます。
①すべての参加病院・病棟との比較 準備
②同規模・同機能を有する他病院・病棟に絞った比較 (絞り込み条件は下記参照)
③同じ病院内の病棟間比較
病 院
設置主体
入力
国 都道府県・市町村・地方独立行政法人・公立大学法人 公的医療機関 社会保険関係団体
医療法人 個人 学校法人 公益社団法人・公益財団法人 その他
病院機能
特定機能病院 地域医療支援病院 一般病院 DPC対象病院 Ⅰ群 Ⅱ群 Ⅲ群 在宅療養支援機能 在宅療養支援病院 在宅療養後方支援病院
稼働病床数
評価
99床以下 100∼199床 200∼299床 300∼399床 400∼499床 500床以上
病 棟
病床機能
高度急性期機能 急性期機能 回復期機能 慢性期機能
目標設定
病床区分
一般病床 療養病床 感染症病床 結核病床 精神病床
入院基本料
7対1 10対1 13対1 15対1 18対1 20対1 25対1
病棟の診療科
改善策検討
内科系(産科・小児科を含まない病棟) 外科系(産科・小児科を含まない病棟)
内科と外科の混合病棟(産科・小児科を含まない病棟) 産科を含む病棟 小児科を含む病棟
平均在院日数
10日未満 10∼14日未満 14∼18日未満 18∼21日未満 21∼28日未満 28日以上
特定入院料
実行
救命救急入院料 特定集中治療室管理料 ハイケアユニット入院医療管理料 脳卒中ケアユニット入院医療管理料 小児特定集中治療室管理料 新生児特定集中治療室管理料 総合周産期特定集中治療室管理料 新生児治療回復室入院医療管理料
一類感染症患者入院医療管理料 特殊疾患入院医療管理料 小児入院医療管理料
回復期リハビリテーション病棟入院料
地域包括ケア病棟入院料 特殊疾患病棟入院料
緩和ケア病棟入院料
精神科救急入院料 精神科急性期治療病棟入院料
精神科救急・合併症入院料 児童・思春期精神科入院医療管理料 精神療養病棟入院料
認知症治療病棟入院料
特定一般病棟入院料
評価
100床あたりの常勤換算看護職員数
0∼60人
61∼70人
71∼80人
81∼90人
91∼100人
101∼110人
●入力してすぐにベンチマーク評価を確認できるのが嬉しい。
●同じグループ病院内でデータ比較はしているが、DiNQLでは別の設置主体と比較
できるので参考になる。
16
111人以上
参加病院の声
ディンクル
DiNQLのすすめ方
参加申込
3. ベンチマーク等の評価
グラフをよく眺めましょう
準備
ベンチマーク評価を活用して、他施設との違いから自施設の強みと弱みを読むことで、課題がみえてき
ます。
まずは、ベンチマーク評 価の結果をよく眺めてみましょう。
入力
自分たちの強みと弱みはどこなのか。弱い部分について、その理由や背景は何なのか。
DiNQLの数字だけで、看護の質の善し悪しを判断するのではなく、自分たちの看護や大切にしている
想いを振り返り、ベンチマーク評価として表れた数字の背景を深く考えることが 大切です。
課題の可視化のためには、
「自分たちの目指す看護」という価値観をもっていることが求められますが、
最初はベンチマーク評価の結果を眺めることで大丈夫。
評価
じっくりと眺めることで、強みと弱みからみえてくる、新たな「気づき」につながることでしょう。
強みを伸ばし、弱みを補うために、優先度と実現可能性など、さまざまな観点から取り組み課題を整理
しましょう。
目標設定
改善策検討
実行
評価
「褥瘡発生率」
「感染発生率」
「誤薬発生率」は
平均値以上の成果を出していますね!
「転倒・転落発生率」は、今後の課題のようですね。
17
DiNQLのすすめ方
ディンクル
参加申込
ベンチマーク評価では、レーダーチャート・時系列の推移表
(折れ線グラフ)・散布図の3種類のグラフが表示されます。
準備
入力
レーダーチャートでは、構造・過程・結果の全体
像を見ながら、強みと弱みを把握できます。
時系列の推移表では、自分たちの取り組み成果
の経時的な変化を確認できます。
評価
目標設定
改善策検討
散布図では、比較対象施設の中での分布状況が
示されます。
自分たちの立ち位置が確認できます。
すべての評価指標について、自病棟のデータ・最
大値・最小値・中央値・データ件数を確認できま
す。データはCSV形式のファイルとして出力で
きます。
実行
◆ ベンチマーク評価は、医療施設の優劣や
順位を示すために行うものではありませ
ん。他施設の情報は、自分たちの看護実践
を把握し、
強みと弱みを分析する際の参考
情報として扱います。
客観的なデータを参
考に、看護の質向上に取り組むことが目
的です。
評価
院内での病棟間比較の結果は、印刷して会議で
そのまま活用できます。
18
◆DiNQLのデータが、あなたの病院や病棟
の、すべてを表しているとは限りません。
他施設と比較した結果に一喜一憂するの
ではなく、自分たちの経年的な変化を評
価しましょう。
ディンクル
DiNQLのすすめ方
参加申込
4. 目標設定 改善目標を立てましょう
準備
課題に対して、具体的かつ現実的な改善目標と達成すべき目標値を決めましょう。
自分たちの病棟のベースライン(日常的な値)をもとに、ベンチマーク評価の中央値や最大値を参考
にして、具体的な数値目標を設定することができます。経時的な変化もグラフで確認できますので、
今までの取り組み成果も参考にしましょう。
入力
評価
目標設定
ポイント
◆目標値を決めるには、自分たちのベースライン(日常的な値)を十分に把握しておくために、経時的な
値の変化をみることが重要です。事情があって、その月だけ値が高くなることもありますので、一時点
だけで判断することは避けましょう。そして、病棟の看護職員全員で課題を共有し、目標値を定めて、
無理のない範囲で取り組みましょう。
改善策検討
◆ 例えば、
「 転倒・転落発生率をゼロにする」という、絶対的な数値目標を立てると、苦しい状況になり
ます。高齢化も進み、ある程度の転倒・転落は発生しますよね。
「ゼロ」という絶対的な数字よりも、
「許容できる範囲」を目標にしてはいかがでしょうか。
もっとも重要なことは、
「転倒・転落による負傷発生率」を防ぐことです。
●病棟看護師長が、DiNQLのデータを客観的に分析しながら、論理的な思考で
改善目標や対応策を考え始めた。病棟看護師長の育成にもつながる。
実行
◆経年的に取り組むことは重要ですが、
「昨年度よりも数値が良くなる」
ことを目標にすると、毎年右肩
あがりの成果が期待されます。病床稼働率の高い年、看護職員の入れ替わりが多い年もありますよね。
病棟状況に応じて、
「昨年度と同等の結果を維持する」
という目標でもよいのではないでしょうか。
参加病院の声
評価
●病棟の目標管理に、他施設と比較した数値を取り入れている。
「中心静脈カテーテル関連血流感
染発生率が中央値以下となる」ことを目標にしている。
●ワーク・ライフ・バランスの取り組み成果を、DiNQLの評価指標でみている。特に「夜勤交代
制勤務に関するガイドライン」の達成を目指している。
●褥瘡予防のための体圧分散用具の購入に際し、DiNQLのデータをもとに必要数を計算し、交渉
した。
19
DiNQLのすすめ方
ディンクル
参加申込
5. 改善策の検討 目標実現のための改善策を検討しましょう
準備
DiNQLでは、改善に向けた取り組みのヒントとなりうる知恵を、参加病院で共有できる場として、
ワークショップ(DiNQL会)を開催します。
取り組み事例を共有し、看護の質向上という同じ目標に向かう仲間同士で、新たな知恵を生み出す
活動へとつなげます。
入力
参加病院の声
●ワークショップでは都道府県別にグループが組まれているので、同じ県内の参加病院同士の
つながりができて心強かった。
●ワークショップがきっかけで、県内の参加病院で集まり、取り組み状況を共有している。
評価
●どうすればよいのか、悩んでいるのは自分たちだけではないと分かり、安心できた。他の病院
の情報は良い刺激となった。
●参加1年目はデータ入力だけで精一杯。2年目はベンチマーク評 価をみて、課題が見えてきた
ところ。改善策の検討と実行は3年目にがんばります。
目標設定
日本看護協会によるデータ分析結果も
参加病院にフィードバックします。
改善策検討
実行
評価
20
ディンクル
DiNQLのすすめ方
参加申込
6. 実 行
看護の質向上にむけた取り組みを実行しましょう
準備
データをもとに強みと弱みを分析し、課題に対して改善策を立てれば、あとは実行あるのみ! しかし、
「 実行」は病棟看護職員に行動変容を求めることでもあり、なかなか難しいですよね。組織内で
の変革はさまざまな抵抗を受けやすいものです。
労働と看護の質向上のためには、
「やらされている」
感覚ではなく、前向きに取り組む雰囲気が大切です。
入力
看護管理者だけが頑張るのではなく、病棟の看護職と一緒に無理のない取り組みを進めましょう。
ポイント
評価
◆(大変でも)楽しく取り組む雰囲気作りが大切です! ◆自分たちの状況に合わせて、無理をしないで取り組みましょう!
(多少の背伸びはOK。でも、苦しくては長続きしません)
◆ついつい細かい点や弱い部分が気になりますが、心にゆとりを持ち、大きな視点に立ちましょう。
「できていること」を認めて褒め合うことは、さらなるモチベーションと信頼感につながります。
目標設定
◆具体的で明確な目標と行動計画は、チームの進むべき「道案内」となります。
◆計画は定期的に見直しながら進めましょう(的確な軌道修正が重要です)。
◆看護職ひとりひとりが問題意識を持ち、積極的に取り組んでもらうための仕掛けが大切です。
◆看護職だけではなく、他職種の協力、そして、なによりも患者さんの協力も必要です。
改善策検討
実行
評価
21
DiNQLのすすめ方
ディンクル
参加申込
7. 評 価 「測定できないものは管理できません!」
準備
質改善活動を推進するためには、データから課題を見出し、課題に取り組み、その取り組み結果を
データで評価する、
「 データマネジメント」が重要です。
自分たちの取り組みを 可視化 し、測定 することが改善の出発点になります。
入力
改善活動では、即効性のある取り組みだけではなく、時間をかけて取り組むべき内容もあります。
継続的に取り組み、変化を見ていくことが重要です。
DiNQLでは「労働と看護の質」の両方の視点を大切にしています。
働く環境改善の活動は、看護職の健康維持に大きく寄与し、看護の質が向上します。
ワーク・ライフ・バランスの取り組み成果として、看護の質がどう変化したのか。DiNQLの評価指標
評価
で評価していくこともオススメです。
目標設定
違いの
確認
自施設の
目標設定
2015年度
自施設の結果
看護実践の
改善策を検討
2016年度
ベンチマーク結果 中央値・最上位
看護実践の
改善(変革)
Plan
Act
Do
Check
自分たちの経年的な変化(改善率・変化率など)
違いの
再確認
2016年度
自施設の結果
改善策検討
● 他施設との違いから、自施設の強みと弱みを把握する。
●自施設での看護実践の改善結果(変化)を経年的に把握し、評価する。
● 改善策の検討を行う際には、他施設の取り組み状況なども参考にする。
質の高い看護・
よりよい労 働 環 境へ!
2015年度
ベンチマーク結果 中央値・最上位
実行
参加病院の声
●病院機能に見合った人員配置や労働環境の改善を主張する際に、DiNQLのデータを活用して、
病院長や事務長と交渉した。
●DiNQLで整理された看護部の強みを伸ばして、地域医療に貢献したい。
評価
22
DiNQLで
看護政策の実現を!
ディンクル
DiNQLで看護政策の実現を!
一緒に看護政策の実現に取り組みましょう!
日本看護協会では、参加病院のみなさまが入力したデータやWebアンケート結果を、
診療報酬などに関する看護政策を提言するための貴重なデータとして活用します。
医療提供体制が大きく変化する中で、社会の変化や国民のニーズに応じて、職能団体
として積極的に発言していくためにも、みなさまの貴重なデータを有効活用していき
ます。
(データは匿名化されていますので、病院名が特定されることはありません。)
都道府県看護協会
地域医療ビジョンなど、これからは都道府県単位での医療・看護政策が動いていき
ます。都道府県看護協会が看護の状況を的確に把握し、県行政との交渉において有
効活用できるように、都道府県別のデータ分析結果を日本看護協会が提供します。
(データは匿名化されていますので、病院名が特定されることはありません。)
DiNQL 参加病院の看護部
看護部長は、各病棟のデータから看護部全体の強みと弱みを客観的に把握し、病院
予算を看護部が確保する際の根拠としても活用できます。DiNQLを活用した人材育
成や組織マネジメントも期待できます。
各病院の取り組み成果が、地域全体での看護の姿へとつながります。
参加病棟
病棟看護師長は、病棟の目標管理にDiNQLを活用できます。他施設との比較から自
分たちの立ち位置を把握し、労働と看護の質向上に向けたPDCAサイクルを継続的に
実施する際の 道具 となります。
各病棟の取り組み成果が、病院の取り組み成果へとつながります。
国 民 に 対 す る 看 護 の 質 向 上 へつながりま す !
日本看護協会
23
巻末資料
巻末資料:評価指標の定義に関する説明書
参加病院にお渡しする「データ入力の手引き」の一部をご紹介します。
「データ入力の手引き」では、すべての評価指標項目の定義を詳しく解説しています。
患者情報 2.入院実患者数
入力項目
1ヶ月間の病棟の入院実患者数(実人数) ( )人
入力単位
病棟
対象期間
対象月の1ヶ月間
整数 /小数点
整数
他項目との関係
中央値(*1)
「1ヶ月間の病棟の入院実患者数」の値は、
「患者情報1: 1ヶ月間の病棟の
在院患者延べ人数」の値以下となります。
1ヶ月間の病棟の入院実患者数 117人
●入院実患者数とは、対象月の1ヶ月間に1回以上入院していたことがある患者の総数を指します。 前の月から引き続き入院していた患者も含みます。
●1人の患者が当該月に複数回入院した場合は、それぞれ1人として数えてください。
●入院したその日のうちに退院(他の病院へ転出、他の病棟へ転棟した場合も含む)、あるいは、入院したその
日のうちに死亡した患者も1人として数えてください。
*1…中央値は、7 対 1 入院基本料を算定する病院を対象とした 2013 年度試行事業の結果より算出しています。
24
巻末資料:評価指標の定義に関する説明書
看護職情報 2.看護要員の常勤換算数(非管理職)
入力項目
※下記の計算式に基づいて、資格別の常勤換算人数を入力してください。
看護師(非管理職・常勤換算) ( )人
准看護師(非管理職・常勤換算) ( )人
看護補助者(非管理職・常勤換算) ( )人
助産師(非管理職・常勤換算) ( )人
保健師(非管理職・常勤換算) ( )人
常勤換算数 = 職員が契約している1週間あたりの労働時間
病院が定めている1週間あたりの所定労働時間
算定式
入力単位
100床あたりの常勤換算看護職員数・看護師数・看護補助者数を、入力さ
れた値をもとに自動計算します。
100床あたり常勤換算看護職員数・看護師数・看護補助者数=A B 100
A:常勤換算看護職員数・看護師数・看護補助者数
B:稼動病床数(病院・病棟情報5)
病院・病棟
対象期間
対象月の1ヶ月間
整数 /小数点
小数点以下第2位を切り捨て、小数点以下第1位まで入力してください
他項目との関係
中央値
【病棟】資格別の「病棟の看護要員の常勤換算数」の値は、資格別の「病院の
看護要員の常勤換算数」の値以下、かつ資格別の「病棟の看護要員数(実人
数)」の値以下となります。
病 院(人)
看護師
准看護師
看護補助者
助産師
保健師
病 棟(人)
352.0
26.7
39.4
3.0
1.0
19.5
0.0
0.0
0.0
病 院(人)
看護職員
看護師
看護補助者
0.0
病 棟(人)
79.8
58.4
8.1
7.1
74.7
57.1
<100床あたりの常勤換算数>
●実際に勤務している資格でご回答ください。
●対象月の1ヶ月間に、病棟に在籍していた資格別の看護要員について、常勤換算数を入力してください。
●常勤換算数はフルタイム勤務者を1人、短時間勤務者は労働時間を常勤職員(正規職員)の所定労働時間
から比例計算し、常勤職員の人数に換算して算出してください。
例)対象期間が10月の場合の看護要員の常勤換算数の数え方の例です。
10月1日:フルタイム勤務者(週あたりの所定労働時間が40時間)が24人在籍
10月1日:短時間勤務者(週あたりの労働時間が24時間)が2人在籍
1ヶ月間の常勤換算数は、24人+(24時間 40時間) 2人=25.2人となります。
25
巻末資料
褥瘡 11.褥瘡推定発生率
入力項目
DESIGN-R®分類別、新たに褥瘡を生じた患者数とDESIGN-R®の総得点の平均
d1 ( )人
該当患者のDESIGN-R総得点の平均( )点
D3 ( )人
該当患者のDESIGN-R総得点の平均( )点
d2 ( )人
該当患者のDESIGN-R総得点の平均( )点
D4 ( )人
D5 ( )人
U ( )人
算定式
該当患者のDESIGN-R総得点の平均( )点
該当患者のDESIGN-R総得点の平均( )点
該当患者のDESIGN-R総得点の平均( )点
褥瘡推定発生率を、入力された値をもとに自動計算します。
褥瘡推定発生率=A B 100
A:1ヶ月間で新たに褥瘡を生じた患者数(DESIGN-R®分類別人数の合計)
B:1ヶ月間の病棟の入院実患者数(患者情報2)
入力単位
病棟
対象期間
対象月の1ヶ月間
整数 /小数点
整数
中央値
DESIGN-R® 褥瘡の深さ
新たに褥瘡を生じた患者数(中央値)
新たに褥瘡を生じた患者数が
1人以上いる病棟での
DESIGN-R® 総得点の平均
d1:持続する発赤
0人
4.9 点
d2:真皮までの損傷
0人
6.2 点
D3:皮下組織までの損傷
0人
10.2 点
D4:皮下組織を越える損傷
0人
ー点
D5:関節腔・体腔に至る損傷
0人
ー点
U:深さ判定が不能の場合
0人
13.2 点
【褥瘡推定発生率】 d1 ∼ U の褥瘡推定発生率 0.6%
【褥瘡の分類について】
DESIGN-R®分類に基づき、褥瘡の深さのレベル別に、新たに褥瘡を生じた患者数とDESIGN-R®分類の総得点
の平均を入力してください。総得点の出し方は、日本褥瘡学会のWebページをご参照ください。
【新たに褥瘡を発生した患者の数え方】
同一患者に、褥瘡が複数部位発生した場合、もっとも重症度の高いDESIGN-R ®分類のカテゴリに「1人」と
して計上してください。
同一患者に、期間がずれて褥瘡が複数回発生した場合は、もっとも重症度の高いDESIGN-R®分類のカテゴリ
に「1人 」として計上してください。
入院時、既に褥瘡を保有していた患者に、入院中に新たに褥瘡が発生した場合は、新たな褥瘡発生者として
数えてください。
26
巻末資料:DiNQL で扱う評価指標一覧
DiNQLで扱う評価指標一覧
労働状況
34項目
病棟
★:必須入力項目
病院
病棟
31項目
病院
病院・病棟情報
「病院」
とは病院単位でのデータ収集、
「病棟」
とは病棟単位でのデータ収集を意味します
1 設置主体
○
−
1 週休形態
○
−
2 病院機能
★ ○
−
2 週あたりの所定労働時間数
○
−
3 算定している入院基本料等
★ −
○
3 年間休日総数
○
−
4 許可病床数
○
−
4 年次有給休暇の平均付与日数
○
−
5 稼働病床数
★ ○
○
5 平均年次有給休暇取得率
−
○
○
○
6 夜勤を伴わない就業区分の導入
○
−
★ ○
○
7 看護職員と他職種との業務分担の計画
○
−
8 1日平均外来患者数
○
−
8 看護補助者の配置
−
○
9 設置している看護外来
○
−
9 病棟専従の医療クラークの配置
−
○
10 日本医療機能評価機構の認定
○
−
10 短時間正規雇用制度の導入
○
−
11 看護職の副院長職
○
−
11 多様な勤務形態の導入
○
−
12 看護支援システムの導入状況
○
−
12 妊娠・子育て中の看護職員に対する配慮
○
−
13 職務満足度調査
○
−
13 夜勤負担の軽減に対する体制
○
−
14 病棟の診療科名称
★ −
○
14 夜勤に係る配慮
−
○
15 算定している特定入院料
★ ○
○
15 職員への周知
看護職員の負担軽減に対する体制についての
○
−
16 急性期看護補助体制加算
○
−
16 業務分担推進のための委員会または会議
○
−
17 夜間急性期看護補助体制加算
○
−
17 労働時間管理者の設置
○
−
18 看護補助加算
○
−
18 ワークライフバランスに関する委員会等の設置
○
−
○
−
6 稼働病床の病床稼働率
7 平均在院日数
19 看護職員夜間配置加算
○
−
セクシャルハラスメント・パワーハラスメント
19 に関する委員会等の設置
20 院内トリアージ実施料
○
−
20 職員のメンタルヘルス対策
○
−
○
−
21 栄養サポートチーム加算
○
−
看護職員のクリニカルラダー等、
21 段階的な教育プログラム
22 精神科リエゾンチーム加算
○
−
22 看護職1人あたりの年間研修費(実費)
○
−
23 周術期専門的口腔衛生処置
○
−
23 勤務形態別の夜勤配置看護職員数
−
○
24 病棟薬剤業務加算
○
−
24 勤務時間帯
−
○
25 呼吸ケアチーム加算の取得割合
−
○
25 看護要員の月間総勤務時間数
(非管理職)
−
○
26 退院調整加算
○
−
26 常勤看護職員の時間外労働時間(非管理職)
−
○
27 患者サポート体制充実加算
○
−
27 夜勤従事看護職員(非管理職)の月総夜勤時間数
−
○
28 退院時共同指導料2算定取得割合
−
○
28 看護職員(非管理職)の1人あたり月平均夜勤時間数
−
○
29 在宅患者訪問看護・指導料
○
−
29 月平均1日あたり看護配置数(非管理職)
−
○
30 在宅患者訪問褥瘡管理指導料
○
−
30 患者1人1日あたり看護職員の労働時間(非管理職) −
○
31 がん患者指導管理料
○
−
31 患者1人1日あたりの看護職員(非管理職)
−
○
27
巻末資料
−
○
33 夜間の資格別の看護要員数
(非管理職)
−
○
−
○
『看護職の夜勤・交代制勤務に関する
34 ガイドライン』の「勤務編成の基準」
病棟
★ −
○
2 看護要員の常勤換算数(非管理職)
★ ○
○
3 常勤看護職員数(非管理職・実人数)
−
○
4 常勤看護職員数(管理職を含む実人数)
○
○
5 雇用形態別の看護職員の割合
−
○
6 看護職員に占める看護師割合
−
○
7 常勤看護職員に占める男性看護職員の割合
○
−
8 常勤看護職員の教育背景
−
○
9 常勤看護職員に占める専門看護師の割合
○
−
10 常勤看護職員に占める認定看護師の割合
○
−
11 常勤看護職員に占める認定看護管理者の割合 ○
−
12 常勤看護職員の平均年齢
−
○
13 年齢分布別常勤看護職員の割合
−
○
14 臨床経験年数別の常勤看護職員の割合
−
○
15 勤続年数別の常勤看護職員の割合
−
○
16 新卒常勤採用者の割合
−
○
17 既卒常勤採用者の割合
−
○
18 常勤看護職員離職率
○
−
19 新卒看護職員離職率
○
−
20 休職者全体に占める休職理由別看護職員数の割合 ○
○
21 他職種との退院ケアカンファレンスの実施割合 −
○
1 在院患者延べ人数
★ −
○
2 入院実患者数
★ −
○
3 75歳以上の年齢階層別患者の割合
−
○
4 手術件数の割合
−
○
5 緊急入院件数の割合
−
○
6 入院患者の重症度、医療・看護必要度平均値
−
○
7 重症度、医療・看護必要度の基準を満たす患者の割合 −
○
8 他施設への転院率と居宅復帰率
○
○
9 身体抑制率
−
○
褥瘡
13項目
病棟
1 看護要員数(実人数)
9項目
病院
28
21項目
病院
看護職情報
患者情報
病棟
32 月平均1日あたり夜間配置数
(非管理職)
病院
★:必須入力項目
1 褥瘡ケアに関する総研修時間
○
−
2 褥瘡ケアに関する研修への年間延べ参加者の割合
○
○
3 体圧分散用具の使用基準の有無
−
○
4 褥瘡予防ケアの実施内容
−
○
5 定期的な褥瘡リスクアセスメント
−
○
6 褥瘡に関する危険因子の評価の実施割合
−
○
7 有していた患者の割合
−
○
8 褥瘡ハイリスクの患者の割合
−
○
9 褥瘡リスクがある患者の体圧分散用具の使用割合 −
○
褥瘡に関する危険因子を有する、あるいは既に褥瘡を
10 骨突出部の体圧測定を実施した割合
−
○
11 褥瘡推定発生率
−
○
12 新規発生した褥瘡の改善率
−
○
13 入院時に既に有していた褥瘡の改善率
−
○
巻末資料:DiNQL で扱う評価指標一覧
9項目
病棟
医療安全
病院
病棟
11項目
病院
感染
★:必須入力項目
1 感染防止対策加算
○
−
1 医療安全対策加算
○
−
2 感染防止対策チームの設置
○
−
2 医療安全対策体制
○
−
3 医療関連感染対策サーベイランス事業への参加
○
−
3 医療安全管理者養成研修修了者の割合
○
−
4 医療関連感染防止対策の業務指針
○
−
4 安全な与薬に関する総研修時間
○
−
5 医療関連感染防止に関する総研修時間
○
−
○
○
医療関連感染防止対策に関する研修への
5 年間延べ参加者の割合
6 年間延べ参加者の割合
○
○
6 安全な与薬に関する患者教育実施有無
−
○
7 看護ケア時の感染防止対策のモニタリング
−
○
7 誤薬発生率
−
○
8 医療関連感染防止のための患者教育実施有無 −
○
8 誤薬による障害発生率
−
○
9 中心静脈カテーテル関連血流感染(CLABSI)発生率
−
○
9 アクシデント報告件数の割合
○
−
10 カテーテル関連の尿路感染(CAUTI)発生率 −
○
11 人工呼吸器関連の肺炎(VAP)発生率
○
1 転倒・転落予防ケアに関する総研修時間
○
−
2 転倒・転落予防に関する研修への年間延べ参加者の割合 ○
○
3 転倒・転落防止のための備品
−
○
4 転倒・転落に関する患者教育実施有無
−
○
5 実施した患者の割合
−
○
6 定期的な転倒・転落リスクアセスメント
−
○
7 入院患者の転倒・転落発生率
−
○
8 入院患者の転倒・転落による負傷発生率
−
○
転倒・転落に関する危険因子の評価を
看護職1人あたりのインシデント・
計136項目
病棟
8項目
病院
転倒・転落
−
安全な与薬に関する研修への
※本書に掲載している評価指標は、2015年2月時点の内容です。
今後の診療報酬改訂等に伴い、変更する場合があります。
最新情報は日本看護協会のホームページにてご確認ください。
(公益社団法人日本看護協会 労働と看護の質向上のためのデータベース(DiNQL)事業
http://www.nurse.or.jp/nursing/database/index.html)
29
みなさまのご参加を
お待ちしています!
日本看護協会のホームページでは、
詳しい事業内容や参加病院の取り組み事例など、
豊富なコンテンツをご用意しています。
http://www.nurse.or.jp/nursing/database/index.html
「DiNQL」で検索!
DiNQL
検索
事業キャラクター ディンキー
30
Database for improvement of Nursing Quality and Labor
労働と看護の質向上のためのデータベース事業
2013年8月 第1版発行
2015年2月 第2版発行
発 行
公益社団法人 日本看護協会
〒150 - 0001 東京都渋谷区神宮前5 - 8 - 2
TEL: 03 - 5778 - 8831
URL:http://www.nurse.or.jp/
問合せ先
看護開発部 看護情報課
TEL: 03 - 5778 - 8495
Eメール: [email protected]
DiNQL 事業の名称およびロゴマーク、キャラクターは日本看護協会の商標です
・サービス向上のため、事業内容を予告なしに変更することがあります
・ITシステムの画像はハメコミ合成です。性能・品質改良のため、予告なしに変更することがあります
31