一般国道20号高架下 整備・活用事業 文化観光情報発信拠点 事業者選定基準 平成27年2月 新宿区 【 目次 】 1. 事業者選定基準の位置付け.........................................2 2. 最良な事業者等決定の概要.........................................2 (1) 最良な事業者等の決定方法........................................2 (2) 審査全体の流れ..................................................2 最良な事業者等決定(審査全体)の流れ..............................3 3. 事業者選定基準...................................................3 (1) 参加資格の確認..................................................3 (2) 基本的事項の確認................................................3 (3) 審査項目による審査..............................................4 定性的事項審査項目及び配点一覧....................................6 1 1 事業者選定基準の位置付け 本事業者選定基準(以下「本基準」という。)は、新宿区(以下「区」という。)が「一 般国道 20 号高架下 文化観光情報発信拠点整備・活用事業」(以下「本事業」という。) を実施する民間事業者の選定を行うにあたり、 「一般国道 20 号高架下 文化観光情報発信 拠点整備・活用事業 事業者選定委員会設置要領」に基づき設置される選定委員会(以下 「選定委員会」という。)において、最良な事業者及び次点の事業者(以下「最良な事業 者等」という。)を選定するための方法や評価項目等を示したものである。 また、本基準は本事業に参加しようとする者に交付する募集要項と一体のものとする。 なお、本基準で使用する用語の定義は、同一の名称によって募集要項において使用され る定義と同じものとする。 2 最良な事業者等決定の概要 (1) 最良な事業者等の決定方法 区は、本事業を実施する事業者の審査を行うための選定委員会を設置する。 選定委員会は、本基準に基づき、事業提案書に記載された提案内容による「定性的事 項」と、観光案内所等の建設に係る経費による「定量的事項」について、総合的な評価 を行う。 区は、選定委員会の評価の報告をもとに、最良な事業者等を決定する。 なお、選定委員会の会議は非公開とする。 (2) 審査全体の流れ 審査は二段階で実施するものとし、第 1 次審査として、応募者の資格等を確認する「参 加資格の確認」及び募集要項等に定める条件等の未達・違反を確認する「基本的事項の 確認」を実施し、第 2 次審査として第 1 次審査を通過した応募者の提案内容を審査する 「審査項目による審査」を実施する。 なお、第 2 次審査に第 1 次審査の結果は影響しないものとする。 2 【最良な事業者等決定(審査全体)の流れ】 参加に要する書類の提出 審査概要 【第1次審査】 欠格事項あり 参加資格 失格 の確認 募集要項等に定める 条件等の未達・違反 基本的事項 失格 の確認 【第2次審査】 事業提案説明(プレゼンテーション) 審査項目 失格 による審査 ・定量的事項の得点化 事業提案書の総合的評価 ・定性的事項の審査項目毎の評価・得点化 区による最良な事業者等の決定 3 事業者選定基準 (1) 参加資格の確認 ア 審査概要 応募者として備えるべき資格要件を有しているか否かを審査する。 イ 資格審査 3 応募者が、募集要項の「参加資格に関する事項」に規定した事項を満たしているか について、応募資格審査に関する提出書類に基づき審査する。 (2) 基本的事項の確認 選定委員会において、応募者の提案内容が募集要項等で定めた条件を充足している ことを確認し、すべての条件に適合している応募者を総合評価の対象とする。 募集要項等に記載された条件を1つでも充足しない場合は、応募者に確認の上、失 格とする。ただし、その内容が軽微かつ意図したものではなく、また、提案内容に大 きな影響を及ぼすものでなく、当該内容のみにより失格とすることは返って公平性を 欠くと選定委員会が認めた場合には、当該提案を行った応募者に対して応募の意思を 確認し、当該応募者が当該箇所について募集要項等に記載の条件を満たすことが可能 である場合に限り、当該応募者を失格としないことがある。 (3) 審査項目による審査 ア 審査概要 参加資格確認審査を通過した応募者の事業提案書に記載された観光案内所等(エリ アBに建設する観光案内所及びその外周を囲う周囲壁。以下「観光案内所等」という。) に係る建設費の額(以下「観光案内所等建設費」という。)による「定量的事項」と、 提案内容による「定性的事項」について総合的な評価を行う。 この中で、観光案内所等建設費に基づいて「定量的事項の得点」を算出する。さら に、選定委員会は、提案内容を後述する定性的事項審査項目に基づいて審査し、「定 性的事項の得点」として得点化する。この定量的事項の得点と定性的事項の得点を合 わせて、「総合得点」を算出し、この得点をもって選定委員会の審査結果とする。 イ 観光案内所等の建設費の確認 区は、参加資格確認審査を通過した応募者の事業提案書に記載された観光案内所建 設費を確認し、選定委員会においては、事業提案書に記載された観光案内所建設費の 確認を行い、建設費(消費税等を含む。)が 4,500 万円以内であること。 ウ 審査項目による審査 (ア) 評価方法 事業提案書の審査は、選定委員会において、観光案内所等の建設費用に関する 定量的事項と整備計画等に関する定性的事項について総合的に評価を行う方法 とする。配点は、定量的事項 20 点、定性的事項 180 点の計 200 点満点とする。 (イ) 定量的事項(20 点満点) 定量的事項の得点は、「観光案内所等建設費用」を用いて算定する。定量的事 項の得点の算定式は、提案中で最も低い「観光案内所等建設費」を 20 点として 次式のとおりとし、得点は小数点第 3 位を四捨五入して求めるものとする。 【算定式】 得点=20点 × 提案された最も低い観光案内所等の建設費 当該応募者の提示する観光案内所等の建設費 4 【換算例】 提案建設費 得 点 算 出 1位:A社 3500 万円 20.00 点 100% 2位:B社 4000 万円 17.50 点 20 点×(3500 万/4000 万) 3位:C社 4500 万円 15.56 点 20 点×(3500 万/4500 万) (ウ) 定性的事項(180 点満点) 選定委員会において、提案ごとに「定性的事項審査項目及び配点一覧」に示す 各審査項目について、以下の区分(5から1まで)で評価し、その評価の係数を 各審査項目の配点に乗じたものを各審査項目の得点とし、審査項目全体の合計点 を以って、定性的事項の得点とする。 【評価区分】 評価 評価内容 5 極めて優れている 4 優れている 3 普通 2 やや劣る 1 劣る (エ) 定量的事項と定性的事項の合計 上記で求めた定量的事項の得点(20 点満点)と定性的事項の得点(180 点満点) とを合計したものを、その応募者の総合得点(200 点満点)とし、この得点をも って選定委員会の審査結果とする。 総合得点 =(定量的事項の得点) + (定性的事項の得点) 200点 = 20点 + 180点 (オ) 定性的事項の得点の最低基準について 定性的事項の得点が、108 点未満(180 点満点の 6 割未満)であった場合には、 区の求める水準に至らないため、最良な事業者等の選定の対象としない。 5 【定性的事項審査項目及び配点一覧】 評価のポイント(例) 関連する 配点 主な様式 (係数) № 項目名 1 事業の実施方針・ ・事業のコンセプト 様式 40 コンセプト ・事業の独自性・新規性 5-2 (8) ・区の文化観光施策における本事業の位置付けへの理解 ・本事業に対する取組み姿勢(官民連携への姿勢) ・提案の独自性・新規性・集客性、地域資源の活用・配慮 2 施設配置・動線 ・施設配置の適切性 様式 30 計画 ・近隣施設への配慮(区道、駅、近隣ビルとの関係性等) 5-3 (6) ・管理・運営体制の適切性 様式 20 ・高架下空間の一体的な管理運営に対する考え方 5-4 (4) ・人、車等の適切な動線計画 3 管理運営計画 ・公共貢献の実施体制 ・高架下空間の魅力向上への貢献 ・区等による運営状況等に関する調査等への協力体制・姿勢 4 事業実施体制・ ・事業実施体制の信頼性(財務状況、事業実績等) 様式 10 実績 ・代表企業、構成企業、協力企業それぞれの役割分担、責任 5-5 (2) ・資金調達計画の確実性 様式 10 ・事業収支計画の適切性 5-6 (2) 様式 20 の明確性及び適切性 5 事業計画 ・リスク管理体制、リスク(完工前・後)の捉え方・対応方 針(保険付保等)の適切性 6 意匠・景観計画 ・高架下空間コンセプトとの適合性(コンセプトの理解) ・近隣施設との調和・一体感の演出の考え方(外観、色調等) 5-10 (4) ・周辺景観との調和・配慮の考え方 7 8 9 環境計画 安全性への配慮 工程計画 ・新エネルギーの利用、省エネの推進の考え方 様式 5 ・資源及び資材の適正な利用(リサイクル材料等) 5-11 ・集客拠点としての災害時・非常時の安全性能の確保 様式 ・集客拠点としての防犯性能の確保 5-12 (1) ・工程計画の妥当性 様式 10 ・安全管理の考え方 5-13 (2) (1) 5 ・国道事務所が行う工事との相互配慮の考え方 10 まちづくりへの ・区全体の文化観光振興への貢献 様式 30 貢献 ・周辺のまちづくりへの展開・活性化への配慮 5-14 (6) 合計 180 6
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