平成27年度 健康寿命延伸産業創出推進事業 (地域ヘルスケアビジネス創出に向けた実証事業管理支援) 公募要領 平成27年 2月27日 経済産業省 商務情報政策局ヘルスケア産業課 経済産業省では、平成27年度「健康寿命延伸産業創出推進事業(地域ヘルス ケアビジネス創出に向けた実証事業管理支援)」を実施する委託先を、以下の 要領で広く募集する。 1.背景・目的 少子高齢化が進行する中、今後もGDPを越えるスピードで増大する医療・ 介護費用の公的負担の適正化は喫緊の国家課題である。国民医療費のうち医科 診療医療費に占める生活習慣病の割合は全体の1/3を占めているが、その要 因は若年期からの運動や食事などの生活様式の変化や健康への無関心にあると 言われている。そこで、公的保険外の予防・健康管理関連の製品・サービスを 提供する「健康寿命延伸産業」を創出し新産業を育成するとともに、医療費の 適正化につなげ、国民の生活の質を向上させる、一石三鳥の実現を目指してい る。 「健康寿命延伸産業」創出に向けた具体的支援策としては、平成 25 年 12 月 より官民共同の協議体として「次世代ヘルスケア産業協議会」を立ち上げ、供 給側(各種製品・サービス提供事業者)への支援、及び需要喚起(企業経営 層・従業員を含む国民各層)の両面から検討を進めている。昨年 6 月の中間と りまとめにおいては、上記の検討内容を地域単位で実現していくために、「地 域版次世代ヘルスケア産業協議会」(以下「地域版協議会」)を通じた地域に おける新産業の育成を提言した。 一方、各地域では、今後の高齢化社会を見据えた医療・介護の公的保険の提 供体制について検討を進めており、具体的には、都道府県が将来の医療提供体 制に関する構想(「地域医療構想」)を、市町村が「介護保険事業計画」を策 定し、今後「地域包括ケア」体制の構築が進められる。また、「まち・ひと・ しごと」創生法に基づき、今後、都道府県・市町村が地域版「総合戦略」を策 定することとなる。 このような取組に併せて、多様で魅力的な公的保険外の民間サービスを地域 において創出することが不可欠であり、その際、地域のビジョンや計画におい ては、公的な医療・介護と民間サービスとが整合的、相互補完的に位置づけら れることが重要であり、昨年 11 月の第 3 回協議会においては、今後の地域で のヘルスケアビジネス創出に向けた基本的考え方と創出の方向性等を「取組方 針」として策定し、これを地域の自治体・事業者等に向けて発信することで、 地域のビジョンや計画作りに貢献するとともに、地域の新産業・雇用創出の加 速化を図るとしたところ。 本取組方針においては、この取組方針に共感し、地域版次世代ヘルスケア産 業協議会(以下、「地域版協議会」という。)を組織して自発的に公的保険外 サービス創出に向けた取組を実施する地域を後押しし、その成功事例を国が全 国に波及させるとともに、各地域の取組を支える全国横断的機能を果たす支援 策を構築することの必要性が謳われている。 -2- <参考> 次世代ヘルスケア産業協議会(第 3 回配付資料に「取組方針(案)」) http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/health_care_ industry_council.html そこで、本事業においては、その取組方針に沿って地域版協議会と連携して 公的保険外サービス創出に向けた実証事業を行う再委託事業者を支援し、事例 集作成等により成功事例の全国普及を促進するとともに、全国横断的に各地域 の取組を支援するビジネスコンテスト等の事業の実証を通じて、健康寿命延伸 産業の更なる振興を図ることを目的に、各実証事業の管理支援団体を公募し、 以下のとおり事業を 実施する。 2.事業内容 このビジネスモデル実証事業は、各地域の人口や健康状態、財政状況等の実情に 応じたヘルスケアビジネス創出に向けたビジネス実証を支援し、各種類型における 成功事例を創出し、国がその成果をとりまとめて全国への成果普及を目指す事業で ある。 そのため、事業管理支援団体は、上記の事業目的の実現に向けて、具体的には以 下の事業を行うものとする。 (1)地域の実情に応じたビジネスモデル確立支援(再委託)事業の進捗管理 ①再委託事業の公募、採択及び契約締結 ・受託者は、経済産業省との委託契約締結後、再委託実証事業の公募要領の作成を 行い、直ちに公募を行うこととする(事業期間中に 1 回程度を想定)。公募要領 の作成に当たっては、経済産業省と協議の上決定することとする。 ・採択件数及び事業額については、提案内容に応じて変動することも想定されるた め、経済産業省と協議の上決定することとする。 ・実証事業者の決定後、可及的速やかに当該事業者との再委託契約締結を行う(5 月中に再委託契約を締結することを想定)。 ②審査委員会及び評価委員会の設置 ・上記審査に際しては、審査委員会(委員4名程度・2回程度開催)を1つ設置し、 応募された実証事業の審査・採択を行うものとする。 ・当該審査委員会は、採択後も評価委員会として、指導・助言・評価等により、事 業全体について指導・助言を行う。2回程度開催予定。委員は、医療・介護及び 周辺ビジネスに関する有識者(医師、学者等)4名程度で構成する。 ③実証事業の実施、指導、助言、進捗管理等 ・実証事業の適切な推進のために、通年にわたり、事業運営に対する指導、助言、 進捗状況の管理、及び各実証事業の成果の取りまとめ等を行うこと。 ・受託事業者は、事業運営全体を通じて、ヘルスケア産業課及びその事業実証地域 -3- を管轄する地方経済産業局ヘルスケア産業担当部署と協議し、密に連携を取るこ と。 ・各事業ごとに1名以上の実証事業を管理する担当者を配置し、実証事業者に対し て随時適切な指導、助言を行うこと。具体的には、毎週1回程度実証の進捗状況 の確認、会計等の管理を行い、必要に応じて、現地に担当員を配置、又は現地に 赴く等の方策により、適切な指導、助言を行うこと。また、進捗状況等の結果に ついては、経済産業省(地方経済産業局を含む)へ報告を行うこと。 ・再委託契約期間終了後、速やかに受託者において当該再委託事業管理担当者及び 会計処理担当者の2名以上により確定検査を行う。1名での確定検査は認めない。 ・再委託事業の実施期間は、平成28年2月29日までとし、受託者は、再委託事 業者から再委託事業に関する事業報告書を提出させる。 ・平成28年3月31日までに原則として再委託事業者への支払を完了させること。 この再委託実施に当たっては、案件毎に、全工程に亘り事業を管理する担当者を 配置し、再委託事業者に対して、適切な指導、助言に基づく事業管理を行うことと する。 なお、本実証事業の受託者は、再委託公募の選定における中立性・公平性を確保 するため、再委託公募に応募できないだけでなく、公募の結果実施される事業に係 る再委託費及び外注費の支出先とはなれない(ただし、下記1)全国横断的機能の 実証事業に関しては、適切な再委託事業者がいない場合、受託者自らが事業主体と なることを妨げない)。 ④健康寿命延伸産業創出推進事業(ヘルスケアビジネス創出支援等事業)との連携 別途実施している「平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業(ヘルスケアビ ジネス創出支援等事業)」の管理支援団体と定期的に打ち合わせを行うなど、相互 に情報交換、資料提供を行うなど連携を取ること。 <再委託事業において想定される事業内容> 再委託事業の事業内容としては、主に以下1)~2)を想定。 1)地域版協議会等を活用したビジネスモデル実証 ①原則として都道府県単位で地域課題を抽出し、その課題解決のための担い手 の発掘・育成を行う実証事業 イメージ ・自治体、病院、民間事業者等の関係者からなる地域版協議会の企画・運 営(ただし、協議会運営のみの事業内容では採択不可) ・地域課題・地域資源に関する調査や、それらの課題を解決し、あるいは 資源活用を目指す新ビジネスの実証事業(ヘルスツーリズム、健康投資 事業の自治体財政への効果検証など)、 ・リビング・ラボの設置など新ビジネス創出のための環境整備等 ②他の地域のモデルとなり得る先進的な基礎自治体を中心とした事業 -4- イメージ ・地域包括ケアシステムと連携した民間サービス(見守り、買い物支援、 生活支援サービス(要支援の代替))の創出、 ・シニアや専門人材の活用、食や農、観光等の地域資源を有機的に活用し たサービス、 ・地域発グローバル展開等 ③複数自治体が連携して行う実証事業 等 イメージ ・医療圏あるいは商圏を同一とする広域の自治体連携 ・地域ブロックを越え、飛び地等で連携する実証事業 等 2)各地域の取組を支える全国横断的機能の実証事業 ①新たなヘルスケアビジネスの事業化を促進するためのインキュベーション機能 として、1)で育成されるビジネス等に対して、ヘルスケアの専門知識、事業 創造のノウハウ、実証の場等を一体的に提供するための機能の整備 イメージ:ビジネスコンテスト、ビジネスモデル鍛錬のための研修・ ワークショップ開催、全国事例の普及等を実施 ②全国規模でビジネス基盤を有する企業と地域密着企業との連携モデルの実証 等 <事業スキーム> 1) 経 済 産 業 省 ↑ ↓(委託) 民 間 団 体 等(受託者) (申請)↑ ↓(委託) 事業者(再委託事業者) (推薦等)↑ ↓(連携) 地域版協議会 2) 経 済 産 業 省 ↑ ↓(委託) 民 間 団 体 等(受託者) (申請)↑ ↓(委託) 事業者(再委託事業者) (情報交換)↑ ↓(連携) 地域版協議会、2)の実証コンソ事業者等 -5- <再委託事業者について> ・契約主体は、地域版協議会(設立前の場合には準備会合でも可)からの推薦 を受けた、又は地域版協議会との連携ができている事業者(協議会事務局運 営事業者を含む)。地方経済産業局との連携が構築されていることを前提とす る。原則としてコンソーシアム体制とするが、単独事業者も可。なお、推薦 あるいは連携についての様式は問わない。 ・提案の前提として、地域版協議会において当該地域の抱える課題が議論され、 その議論の過程において地域で必要とされたビジネスの実証であること。 ・事業額は、 1)地域実証:1事業当たり上限2.5千万円程度、約15件で約4.0億円 程度 2)横断的支援実証:1事業当たり2千万円程度、若干数で5千万円程度 を想定(税込)しているため、その旨積算に明記すること。ただし、この事 業額及び採択件数については、提案の内容に応じ加減算がありうる。 (2)成果のとりまとめ、全国普及策の構築 (1)の各実証事業の実施及び評価委員会での検討の結果等を踏まえ、その成果 をとりまとめ、地域におけるヘルスケアビジネス創出モデル事例集の作成等、全 国への成果普及施策を実施する。 また、通年にわたり、キックオフミーティングや中間報告会、成果報告会の開 催、ウェブページの構築等を通じて本事業について広く広報を行うとともに、各 地域版協議会のネットワーク構築を図る。 (3)今後の政策提言を含む事業報告書の作成 (1)及び(2)を踏まえ、今後の政策の在り方についての提言を含めた事業 報告書を取りまとめ、年度末に経済産業省に提出する。 なお、事業期間終了後も、本事業により得られた成果の普及につとめるものと すること。 3.事業の実施体制 提案書による。 ただし、受託者においては、事業全体の円滑な執行を行うため、 ① 全国各地域において、各地域の実情に応じた健康関連分野等の専門的知識 を有する人材が内部に確保できる、又は、その為の体制が組めること。 ② 各事業ごとに1名以上の担当者を配置すること。 ③ 再委託事業者の事業管理を行うに際し、適切な会計管理及び指導ができる 専門知識を有する人材が内部に確保できる、又は、その為の体制が組める こと。 ④評価委員会を設置・運営し、関係する多分野における適切な委員を招集でき る優れた人的ネットワークを有していること。 ⑤事業運営に際して、ヘルスケア産業課(事業実証地域を管轄する地方経済産 業局ヘルスケア産業担当部署を含む)や、別途実施している「平成27年 -6- 度健康寿命延伸産業創出推進事業(ヘルスケアビジネス創出支援等事業)」 の管理支援団体との連携を円滑に構築できること。 以上5点の能力・実績を有していることを、提案書等において示すこと。 4.応募資格 申請書の提出者は、以下の要件を全て満たす法人(複数の法人によるコンソ ーシアムを含む)とする。応募資格及び要件を満たさない者からの申請書は受理 しない。 (1)日本に拠点を有していること。 (2)本事業を的確に遂行する組織、人員等を有していること。 (3)本事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ資金等につい て十分 な管理能力を有していること。 (4)一者のみでは遂行が困難な場合、コンソーシアム形式での応募も可能とするが、複数の 法人によるコンソーシアムでの申請の場合、構成企業等間の責任と役割が明 確化されていること。 (5)予算決算及び会計令第70条及び第71条の規定に該当しないものであるこ と。 (6)経済産業省所管補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等措置要領(平 成15・01・29会課第1号)別表第一及び第二の各号第一欄に掲げる措 置要件のい ずれにも該当しないこと。 5.事業期間 事業期間は、単年度契約であり、委託契約締結日から平成28年3月31日まで とする。 6.契約の要件 (1)契約形態: 委託契約 (2)採択件数:1件 (3)予算規模: 5億円(税込)を上限とする。なお、最終的な実施内容、契約金額について は、経済産業省と調整した上で決定することとする。 (4)成果物の納入: 委託事業の実施期間の終了日までに、事業報告書の電子媒体2部を、経済産 業省に 納入。 なお、電子媒体を納入する際、経済産業省が指定するファイル形式に加え、 -7- 透明テキストファイル付PDFファイルに変換した電子媒体も併せて納入する こと。 (5)委託金の支払時期: 委託金の支払いは、原則として、事業終了後の精算払 とする。 (6)支払額の確定方法: 事業終了後、事業者より提出される実績報告書に基づき、支払額を確定する。 支払額は、契約金額の範囲内であって実際に支出を要したと認められる費用 の合計とする。このため、全ての支出には、その収支を明らかにした帳簿類 及び領収書等の証拠書類が必要となる。また、支出額及び内容についても厳 格に審査し、これ を満たさない経費については、支払額の対象外となる可能 性もある。 7.応募手続 (1)募集期間 公募開始日: 平成27年 2月 27日(金) 公募締切日: 平成27年 3月 19日(木)17時必着 (2)説明会の開催 開催日時 : 平成27年 3月4日(水)10:00~ 開催場所 : 経済産業省 本館3階西1 第2会議室 公募説明会への参加を希望する者は、11.問い合わせ先へ、3月3日(火) 15 時までに E-mail にて連絡のこと。 連絡の際は、件名(題名)を必ず、「平成27年度健康寿命延伸産業創出推進 事業(地域ヘルスケアビジネス創出に向けた実証事業管理支援)」説明会出席 登録」とし、「所属組 織名」 「出席者の氏名(ふりがな)」 「所属(部署名)」 「電話 番号」 「FAX番号」 「E-mail アドレス」を明記すること。なお、一の所属組織 から複数名出席することも可とする ことを予定しているが、会場の関係で出席 者数を制限する場合もある。 (3)応募書類 ①以下の書類を一つの封筒に入れること。封筒の宛名面には、「平成27年度健 康寿命延伸産業創出推進事業(地域ヘルスケアビジネス創出に向けた実証事業 管理支援)」申請書」 と朱書きで明記すること。 ・公募申請書(様式1)<正本1部、副本(写し)2部> ・企画提案書(様式2及び別紙の「支出計画」)<紙媒体10部及び電子媒体 (CD-ROM)1式>(財務諸表について、創業から間もない法人の場合は 創業後のも ので可) ②提出された応募書類は本事業の採択に関する審査以外の目的には使用しない。 なお、応募書類は返却しない。機密保持には十分配慮するが、採択された場合に は、「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」(平成11年5月14日 -8- 法律第42号)に基づき、不開示情報(個人情報、法人の正当な利益を害する 情報等)を除 いて、情報公開の対象となる。 ③応募書類等の作成費は経費に含まれない。また、選定の結果を問わず、企画提 案書の作成費用は支給されない。 ④事業提案書に記載する内容については、今後の契約の基本方針となるので、予 算額内で実現が確約されることのみ表明すること。なお、採択後であっても、 申請者の 都合により記載された内容に大幅な変更があった場合には、不採択 となることがある。 (4)応募書類の提出先 応募書類は、郵送・宅配便又は持参により以下に提出す ること。 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課 「平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業(地域ヘルスケアビジネス創 出に向けた実証事業管理支援)」」担当あて ※FAX及び電子メールによる提出は受け付けない。 ※締切を過ぎての提出は受け付けない。郵送・宅配便の場合、配達の都合で 締切ま でに届かない場合もあるため、期限に余裕をもって送付すること。 8.提出書類作成上の留意点 提出書類には、以下の事項を明確に盛り込むこと。また、9.(1)や別添 の「審査基準」も参照のこと。 ①全国各地の担当者(案)及び実証管理支援のための組織体制。 ②具体的な管理支援手法に関する提案。 ③全国横断的な支援機能の実証事業に関して、自ら受託者となる場合におけ る具体的提案。 ④提案事業を効果的・確実に実施出来ることがわかる、具体的なスケジュール、 実 施スキーム(コンソーシアムによる申請の場合は、構成企業等間の責任や 役割も) や取組方法。 ⑤地域類型や実情に応じた有意義なヘルスケアビジネスモデルの分析 (各地域の人口構成・住民の健康状態・財政状況等がどのような状況にあり、 どのようなニーズを持っているために、実証を行おうとしているビジネス モデルの構築が効果的であったのかの分析。また実証結果を基にした各モ デルの横展開がなじむ地域類型についての分析) ⑥実証事業により得られた成果を全国に普及・促進させる手法についての具 体的提案。 ⑦事業実施者の財務状況、経理処理能力に関する資料。 ⑧過去に実施した健康寿命延伸産業創出関連事業(調査や実証等を含む)及び その成果。 -9- ⑨事業の再委託を行う場合は、想定する再委託先、再委託金額及び業務範囲も 盛り 込むこと。 9.審査・採択について (1)審査方法 委託先の選定は、提出のあった事業提案書及び添付資料を基に、 外部の有識者で構成される委員会で以下の観点に照らして審査を行い決定す る。なお、審査に当たって は、必要に応じて別途ヒアリングの実施や追加資 料の提出等を求めることもある。 ① 記載項目について イ 7.に記載した盛り込むべき事項が提案書に盛り込まれている。 ② 提案事業の実施内容・方法・スキームについて イ 事業の実施内容が当省の想定(2.に記載)と合致している。 ロ 提案事業の実施内容・方法が具体的であり、また、その実現性が高い。 ハ 提案事業の実施内容・方法が効率的である。 ニ コンソーシアムによる申請の場合、構成企業等間の責任や役割が明確化さ れている。 ホ コストパフォーマンスが優れている。また、必要となる経費・費目を過不 足無く考慮し、適正な積算が行われている。 ③提案事業の実施体制について イ 事業の実施内容が当省の想定(3.に記載)と合致している。 ④ 提案事業を実施する財務上の基盤について イ 提案事業を行い、事業終了後も事業展開を図っていくことが可能な財務基 盤、 一般的な経理処理能力を有している。 ⑤ 提案事業のその後の展開見通し イ 提案事業の実施により期待できる波及効果が高い。 ⑥ 過去の取組について イ これまでに、今回の事業を実施するにあたって有益と思われる取組を提案 者が 行っている。 ⑦ 予算規模の適合性 イ 本事業において経費として計上する金額が上限5億円以下である。 (2)採択結果の決定及び通知について 採択した申請者については、経済産業省 のホームページで公表するとともに、当該申請者に対してその旨を通知する。 なお、採択審査の内容についての問い合わせには一切応じない。 10.契約について (1)委託契約 採択された申請者は、契約書作成に当たっての条件の協議が 整い次第、経済産業省と委託契約を締結し、その後、事業開始となる。な お、採択決定後から委託契約締結までの間に、経済産業省との協議を経て、 - 10 事業内容・構成、事業規模、金額などに変更が生じる可能性がある。また、 契約条件が合致しない場合には、委託契約の締結ができない場合もある。 なお、契約締結後、受託者に対し、事業実施に必要な情報等を提供するこ とがあるが、情報の内容によっては、守秘義務の遵守を課すことがある。 (2)中間検査・確定検査等 委託契約期間中又は契約期間後において、委託 金額の適切な確定にあたり、中間検査及び確定検査を実施する。 原則と して、委託対象経費や帳簿類の確認が出来ない場合については、当該経費 は委託対象外となる。また、委託契約期間終了後、会計検査院が実地検 査に入ることがある。 (3)不正行為、不正使用等への対応 採択後・委託契約後であっても、虚偽 の申請であった場合や、財政法その他の法令規則、条例、経済産業省の定め る委託管理等に照らして不正があった場合などは、採択や委託契約を取り 消す場合がある。 11.経費の計上 (1)経費の区分 本事業の対象とする経費は、事業の遂行に直接必要な経費及 び事業成果の取りまとめに必要な経費であり、具体的には以下のとおり。 経費項目 Ⅰ.人件費 内容 事業に直接従事する者の直接作業時間に対する人件費 Ⅱ.事業費 旅費 事業従事者に対する事業を行うために必要な交通費、日当、宿泊 費 会場費 事業(会議、講演会、シンポジウム)を行うために必要な会場借 料及び茶菓料(お茶代)等 謝金 事業を行うために必要な謝金(委員謝金等) 借料 事業を行うために必要な機械器具等のレンタル等に要する 経費 - 11 外注費 事業を行うために必要な経費の中で、事業者が直接実施すること が出来ないもの又は適当でないものの外注に要する経費 ※ただし、軽微な再委託(①50万円未満の再委託・外注、②印 刷 費、会場借料(会場提供者からの付帯設備を含む。 ) 、翻訳費 その他これに類するもの)については、この項目には計上せず 他の適当な項目に計上すること。 印刷製本費 事業で使用するパンフレット・リーフレット、事業成果報告書等 の印刷製本に関する経費 賃金 事業に直接従事する補助職員(アルバイト等)に係る経費 その他諸経費 事事業を行うために必要な経費のうち、当該事業のために使用され 例)通信運搬費(郵 ることが特定・確認できるものであって、他のいずれの区分にも属 便料、運送代等)、 さないもの 翻訳通訳、速記費 用、文献購入費等 Ⅲ.再委託費 事業を行うために必要な経費の中で、事業者が直接実施すること が出来ないもの又は適当でないもの(調査、工作物の作成、組立 等 及び大学、高等専門学校、独立行政法人化した研究所、公設試 験研究機関等からの技術指導費等)の一部を委託するのに必要な 経 費 ※ただし、軽微な再委託(①50万円未満の再委託・外注、②印 刷 費、会場借料(会場提供者からの付帯設備を含む。 ) 、翻訳費 その他これに類するもの)については、この項目には計上せず 他 の適当な項目に計上すること。 Ⅳ.一般管理費 (人件費+事業費) に一般管理費率※を 乗じた値以内 事業を行うために必要な経費の中で、エビデンスによる照合が困 難な経費(当該事業とその他の事業との切り分けが困難なもの) に ついて、契約締結時において一定割合支払を認められる間接経 費。 具体的には、当該事業を行うために必要な家賃、水道光熱料、 コンピュータ使用料、回線使用料、文房具などの汎用的な消耗品等、 当該事業に要した経費として抽出・特定が困難な経費。 (これら に あっても事業の特定が可能なものは、事業費に計上すること。 ) Ⅴ.消費税及び地 委託契約に要した経費に課税される経費。 方消費税 ※上記Ⅰ.からⅣ.までの項目は、消費税及び地方消費税を除い た 額で算定し、その総額に消費税及び地方消費税の税率を乗じた額を 計上。なお、免税業者の場合は、仕入課税額を消費税及び地 方消費税欄に計上。 ※10%もしくは「委託事業事務処理マニュアル」(平成26年4月)の P32-33 に記載の計算式 - 12 に従って算出された率のいずれか低い率 http://www.meti.go.jp/information_2/downloadfiles/1404_itaku_manual.pdf - 13 (2)直接経費として計上できない経費 ・建物等施設、機械装置費等設備に関する経費 ・事業内容に照らして当然備えているべき機器・備品等(机、椅子、書棚等の什器 類、事務機器等) ・事業実施中に発生した事故・災害の処理のための経費 ・その他事業に関係ない経費 12.問い合わせ先 経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課 担当:藤岡・山崎 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1丁目3番1号 E-Mail:[email protected] 問い合わせは電子メールのみとし、電話での問い合わせは受け付けない。 な お、お問い合わせの際は、件名(題名)を必ず「平成27年度健康寿命延伸産 業創出推進事業(地域ヘルスケアビジネス創出に向けた実証事業管理支援)」 とすること。 12.その他 本事業は平成27年度予算に係る事業であることから、予算の成立以前においては 採択予定者の決定となり、予算の成立等をもって採択者とすることとする。 以上 - 14 (様式1) 受付番号 ※記載不 要 商務情報政策局ヘルスケア産業課 宛て 「平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業(地域ヘルスケアビジネス創出に向け た実証事業管理支援)」公募申請書 企業・団体名 申請者 印または署名 代表者役職・氏名 所在地 氏名(ふりがな) 所属(部署名) 連絡担当窓口 役職 電話番号 (代表・直通) E-mail - 15 (様式2) 受付番号 ※記載不 要 「平成27年度健康寿命延伸産業創出推進事業(地域ヘルスケアビジネス創出に向け た実証事業管理支援)」企画提案書 1.事業の実施方法 *募集要領の2.事業内容の項目ごとに、具体的な実施方法及び内容を記載してく ださい。 *本事業の成果を高めるための具体的な提案を記載してください。 *枚数制限はありません。 *企画提案についての追加資料があれば添付してください。 2.実施スケジュール(1.の実施が月別に分かること) *予定されている業務実施時のスケジュールをできるだけ具体的に記載してくださ い。 3.事業実績 類似事業の実績 ・事業名、事業概要、実施年度、発注者等(自主事業の場合はその旨) 4.実施体制 *実施責任者略歴、研究員数等及び実施者の業務内容 *外注、再委託を予定しているのであればその内容をできるだけ具体的に記載して ください。 - 16 5.事業費総額(千円)※記載している費目は例示。募集要領10.(1)経費の 区分に応じて必要経費を記載すること。 Ⅰ 人件費 Ⅱ 事業費 ①旅費 ②会場費 ③謝金 ④補助職員人件費 Ⅲ 再委託費 Ⅳ 一般管理費 小計 Ⅳ 消費税及び地方消費税 総額 さい。) 千円(※総額は委託予定額の上限内に収めてくだ ※【事業スキーム図】も記載をお願いします。 - 17
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