Ⅱ 詳細版 15 Ⅱ 詳細版 1.業務概要 (1)業務の背景と目的、達成目標 背景 人口減少、少子・超高齢社会の進展や都市間競争の激化などにより、今後、千葉市 を取り巻く状況は一層厳しいものとなることが懸念される。 千葉市においても、今後、平成32年をピークに人口が減少に転じる見込みとなっている が、都市活力のバロメーターである人口の減少に歯止めをかけ、持続的に発展し続ける ためには、千葉市固有の都市イメージの基礎となる都市アイデンティティを確立し、これを 基本とした中長期的視点での施策展開を図ることが必要である。 目的、達成目標 今後千葉市が、目指すべき「都市アイデンティティ」の方向性を見極め、確立するため、 千葉市の魅力や特徴に関わるデータを収集・調査し、客観的な視点で分析・評価を行 い、市内外から支持される「千葉市の都市アイデンティティ」を明らかにすることを目的とし て実施する。特に、都市アイデンティティの候補として「コンセプトワード」の整理をめざす。 16 Ⅱ 詳細版 1.業務概要 (2)業務実施にあたっての考え方 都市アイデンティティの考え方 主体 「都市アイデンティティ」 とは、千葉市固有の都市イメージを 確立し、市内外に発信していくため、今後市が、都市戦略として どのくらい 中長期的な視点で一貫した施策展開を図る上で基本となる 関係性があるか 客観的な 『千葉市らしさ』 をいう。 内発 <特徴> ※右図参照 ・多様な主体を惹きつける都市のモノ・コト・ヒトで ・想起する人がどのくらい深く千葉市と関係しているかにより異なり ・内発的であり、外発的にも認知され ・他都市との差別化をもたらす固有であり ・これからの社会に支持される魅力 と捉える。 他 市 モノ・コト・ヒト 都市 アイデン ティティ 差別化できる 外発 都市アイデンティティ抽出のために明らかにすべきこと 以上の特徴を踏まえて、都市アイデンティティは ・ 千葉市の関係主体(ヒト)別の視点 ・ 他都市との差別化の視点 ・ 千葉市の課題、社会動向・潮流を踏まえた視点 等で明らかにしていく必要がある。 17 Ⅱ 詳細版 1.業務概要 (3)都市アイデンティティ素案作成までの流れ 千葉市都市アイデンティティに対する「言葉」は、以下の流れで集めて作成する。 千葉市に関係のある人から言葉を「集める」 集めた「言葉を集約し」、アイデンティティ素案を作成する 作成したアイデンティティ素案を広く市内外の方に見て頂き「検証」を行う 言葉を集める 市 内 市 外 既存 アンケート 調査研究 結果 観光誌 住宅情報 誌等 外部データ デスクリサーチ 言葉の集約 フォーカス・ グループ・ インタビュー (FGI) 調査 関係者による “言葉化“ 計8Gr. ↓ フォーカス・ グループ・ インタビュー (FGI) 調査 都市アイデン ティティ素案(コ ンセプトワード) の作成等 ワークショップ 言葉の検証 市政モニ ターアン ケート 調査会社 モニターアン ケート (1,000人) (1,000人) 調査会社 モニターアンケート (2,000人) 都 市 ア イ デ ン テ ィ テ ィ 提 案 18
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