Cypress Semiconductor News Release (報道発表資料) 2015 年 2 月 25 日サイプレス、32 ビット ARM Cortex-M0 ソリューションの PSoC 4 ポートフォリオを拡張、新しい PSoC 4M シリーズを発表、従来の 8／16 ビットプラットフォームを置き換え PSoC 4 M シリーズは、カスタムインターフェースとアナログフロントエンド設計に最適なプログラマブルアナログおよびデジタルブロックの数がほぼ 2 倍にサイプレスセミコンダクタ社 (米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ：CY) は 2015 年 2 月 24 日 (米国時間)、 PSoC® 4 プログラマブルシステムオンチップアーキテクチャの新しい製品ファミリを発表しました。新しい PSoC 4 M シリーズは、定評のある PSoC 4 アーキテクチャを拡張し、32 ビット ARM®-Cortex®-M0 コアに、さらに多くのプログラマブルなアナログおよびデジタルブロックをはじめ、128KB のフラッシュメモリ、ダイレクトメモリアクセスコントローラー、デュアルコントロールエリアネットワーク (CAN) インターフェース、55 個の汎用 I/O を実装しており、既存の 8 ビットおよび 16 ビットアプリケーションの置き換えに最適なソリューションです。さらに、柔軟な PSoC アーキテクチャの適応範囲を、家電製品や車載アプリケーション、システム管理制御アプリケーションなど、広範なセンサーベースシステムにまで拡張します。サイプレスの PSoC マーケティング担当副社長である John Weil は、「サイプレスの PSoC 4 ポートフォリオを使用することで、8 ビット／16 ビット MCU ベースの製品を、わずか 25 セントで 32 ビット ARM プラットフォームにシームレスに移行することができるようになります。サイプレスの新しい PSoC 4 M シリーズは PSoC 4 ポートフォリオを拡張しており、設計者はカスタマイズ性能が向上したインターフェースおよびアナログフロントエンドを設計することで製品の差別化を図り、機能および性能が向上したワールドクラスの革新的なソリューションを開発できます」と述べています。 PSoC 4 M シリーズは、8 つのタイマー／カウンター／PWM ブロックや、4 つのシリアル通信ブロック、4 つの Universaｌ Digital Block (2 つのプログラマブルロジックデバイスやプログラマブルデータパス、ステータスレジスタ、コントロールレジスタからなるサイプレス独自のプログラマブルデジタルブロック) を含む、合計 16 個のプログラマブルデジタルブロックを提供します。プログラマブルデジタルブロックは、コプロセッサを実装することによって、従来は 8 ビットおよび 16 ビットプラットフォームでのみ利用可能であった内蔵 ARM Cortex-M0 コアを、計算量の多いタスクから負荷を軽減できます。さらに、プログラマブルハードウェアブロックを使用して、パルス密度変 1 調マイクロフォンや、既存のマイクロコントローラーベンダーから提供される新しいシリコンプラットフォームの使用が必須だった USB Type-C コンフィグレーションチャネルプロトコルなど、最新またはカスタムのシリアル通信インターフェースを実装することができます。 PSoC 4 M シリーズは、高度なコンフィグレーションが可能なオペアンプを 4 つ、電流出力デジタル-アナログコンバーター (IDAC) を 4 つ、低消費電力コンパレータを 2 つ、12 ビット SAR ADC および CapSense®静電容量式タッチセンシングブロックをそれぞれ 1 つ、合計 12 個のプログラマブルアナログブロックを提供します。プログラマブルアナログブロックによって、オンチップカスタムアナログフロントエンドを設計し、製品コストやサイズ、消費電力を維持したままウェアラブルデバイス向けセンサーなどの新しい最終製品の開発が行えるようになります。業界をリードするサイプレスの CapSense 静電容量式タッチセンシングテクノロジは、近接センシングや耐水性などの高度なユーザーインターフェース性能を付加できるようにします。拡張性に富む PSoC 4 アーキテクチャは、使いやすい PSoC Creator™ 統合設計環境 (IDE) で設計が可能で、このソフトウェアはハードウェアとファームウェアの並列設計を可能にすることでシステム設計を簡素化しながら、 Time-to-Market を短縮します。IDE 上でアイコンとして表示される無償のエンベデッド IC である PSoC Component を使用することでさらにそのメリットが補完されます。PSoC Creator と PSoC Component は、使用頻度の高い PCB のスピンやファームウェアの変更を最小化しながら、最終アプリケーションの迅速なプロトタイピングを可能にします。 PSoC 4 M シリーズは低消費電力の PSoC 4 アーキテクチャをベースに構築されており、5 つの低消費電力モードを提供してシステムの消費電力を最小化します。ローリークリテンションモードでは、SRAM やプログラマブルロジック、割り込みからのウェークアップ機能を保持しながら、消費電力をわずか 150nA に抑えています。また、GPIO ウェークアップ機能付きでも 20nA というクラス最高のノンリテンションストップモードも提供しています。サイプレスは、ドイツのニュルンベルクメッセで開催される Embedded World 2015 展覧会で、第 5 ホールのブース No. 259 において最新の PSoC 4 M シリーズを、PSoC や Bluetooth Low Energy、USB Type-C、最新クロックジェネレーター、車載ソリューション、メモリソリューションとともに展示いたします。 PSoC 4 M シリーズ開発キット 25 ドルの CY8CKIT-044 PSoC 4 M シリーズ Pioneer Kit は、PSoC 4 M シリーズデバイスを使用して独自のデザインを評価および設計が可能な拡張性の極めて高い開発キットです。このキットには Arduino™ Shield、Digilent® Pmod™、および Raspberry Pi 互換コネクタが含まれるためさまざまなサードパーティ製の拡張ボードを選択して併用が可能で、プロトタイピング期間と Time-to-Market を短縮することができます。供給体制 PSoC 4 M シリーズは現在サンプル出荷中で、2015 年第 2 四半期に量産を開始する予定です。製品は、サイプレスおよび販売販売店より、48 ピンおよび 64 ピンの TQFP パッケージ、68 ピンの QFN パッケージで提供されます。サイプレスについてサイプレスは、Time-to-Market を短縮しながらシステムの付加価値を高める、高性能なミックスドシグナルプログラマブルソリューションを提供しています。サイプレスは、そのフラッグシップ製品として PSoC® 1、PSoC 3、PSoC 4 2 および PSoC 5LP プログラマブルシステムオンチップファミリを提供しています。サイプレスは、静電容量ユーザーインターフェースソリューションの世界的なリーダーで、CapSense®タッチセンシングや TrueTouch®タッチスクリーンソリューション、ノートブック PC やペリフェラル向けのトラックパッドソリューションを提供しています。サイプレスは USB コントローラーのリーダーでもあり、さまざまな民生および産業機器の接続性と性能の向上を支援しています。また、SRAM および不揮発性 RAM メモリの市場においても世界的なリーダー企業です。サイプレスが対象とする市場は多岐にわたり、民生、携帯電話、コンピュータ、データ通信、車載、産業、および軍事などの機器を対象にしています。サイプレスは NASDAQ Global Select Market に上場 (銘柄コード：CY) しています。詳細はサイプレスのウェブサイト。詳細はサイプレスのウェブサイト (japan.cypress.com) をご覧ください。 ### Cypress、Cypress のロゴ、PSoC、CapSense および TrueTouch は、サイプレスセミコンダクタ社の登録商標であり、PSoC Creator は同社の商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。 3