2014年11月 販売用資料 2014年第3四半期 (7~9月期) 平素は「日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド(為替ヘッジなし)/ (限定為替ヘッジ)」(以下、当ファンド)をご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。 本レポートは、四半期毎に当ファンドが投資対象とする外国投資信託証券(以下、投資対象ファンド) の運用の振り返りと今後の市場見通しについて、当ファンドの実質的な運用を行うブラックロック社の見 解等に基づきご報告するものです。 1 資産配分の推移 株 式 2014年第3四半期(7~9月期) 投資比率:58.1% ⇒ 54.9% ■主に米国株式の利益確定売りを進めた ために低下 債 券 ≪資産配分≫ (2014年9月末時点) 現金等 23.1% 株式 54.9% 投資比率:21.0% ⇒ 22.1% ■投資適格社債及び現地通貨建て新興国 国債の買入等により増加 現金等 投資比率:20.9% ⇒ 23.1% ○ ■株式の売却により増加 ※投資比率は2014年6月末と2014年9月末を比較 しています。 債券 22.1% (四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります) ※上記は投資対象ファンドの純資産総額に対する比率です。 【株式】米国株式よりも日本株式及び欧州株式を引き続き選好しています。その理由としては、バ リュエーション上の魅力度が高いこと、FRB(米連邦準備理事会)が量的金融緩和政策を終了する一 方、日銀及びECB(欧州中央銀行)が長期に亘り積極的な金融緩和政策をとるとみられることが挙げ られます。引き続き、全体として株式が最も高いリターンを創出すると見込んでいますが、バリュ エーションの上昇に伴い、銘柄の選別が必要と考えています。 【債券】国債の利回り水準が低く、社債のスプレッド(国債との利回り差)が縮小していることから、 デュレーションおよびクレジットに対するリスクには警戒的なスタンスを維持しています。一方、こ うした環境下で魅力的な利回り獲得期待があると考えられる現地通貨建て新興国債券の組入れに着目 しています。 【現金等】主に米国株式の利益確定の売却によりキャッシュの比率は拡大しました。キャッシュの大 半は米国短期国債に投資していますが、キャッシュ・ポートフォリオの中で追加的な利回りを獲得す るために、アジア、ラテンアメリカの通貨ヘッジ付きの短期国債投資も一部行っています。 ※上記は当資料作成時点のものであり、将来の投資成果や市況環境の変化等を示唆あるいは保証するものではありません。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 1 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド 販売用資料 (為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ)追加型投信/内外/資産複合 2 株式の運用状況について 北 米 2014年第3四半期(7~9月期) 投資比率:28.4% ⇒ 24.0% ■米国以外の地域の投資魅力度がより高く なったため、米国の投資比率を引き下げ 北米以外 【資産配分】 (%) 投資比率:29.7% ⇒ 30.9% ■日本株式および欧州株式のオーバー・ ウェイトを維持。特に日本株式に対して 強気 株式 54.9% ※数値は四捨五入の関係で合計が一致しない場合があります。 ※投資比率は2014年6月末と2014年9月末を比較 しています。 2014年9月末時点 【北米】 米国の今年の企業収益の伸びは堅調なものとなっていますが、バリュエーションが一段と上昇するには 至っておらず、年初来の米国株価指数のパフォーマンスも昨年同時期のものに比べると低くなっています。 また、比較的低水準を推移してきた市場ボラティリティが上昇し始めたことなどもあり、当四半期は、個 別銘柄の売却及び株式先物の売建てにより米国株式のウェイトを一段と引き下げました。 【北米以外】 日本株式は当四半期にグローバル株式をアウトパフォームしました。日本株式の魅力的なバリュエー ション、安倍政権が徐々に実行していくと考えられる構造改革を踏まえ、楽観的なスタンスを維持してい ます。欧州株式は、景気回復に対する懸念やECBがディスインフレ圧力に対処できないとの不安から当 四半期は不振でした。しかし、増益率が高い多国籍企業の一部に投資機会を見出しています。これらの企 業が外貨建ての収入をユーロに転換する中、ユーロ安傾向から年後半の企業収益予想の上振れ要因になり 得ると考えてます。 新興国株式については、銘柄を厳選し若干の組入れを行いましたが、その配分は過去の水準に比べると 低下しています。 主要国・地域の株価指数の騰落率(四半期) (%) (出所)FactSet (2014年6月末と2014年9月末の比較) (注)使用指数については、11ページをご参照ください。 ※上記は当資料作成時点のものであり、将来の投資成果や市況環境の変化等を示唆あるいは保証するものではありません。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 2 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド 販売用資料 (為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ)追加型投信/内外/資産複合 3 債券の運用状況について 北 米 2014年第3四半期(7~9月期) 投資比率:12.9% ⇒ 12.7% ■米国国債のイールドカーブのフラット化を 受け、保有比率を引き下げ。社債は、スプ レッドの上昇を受け短期的に組入れ 北米以外 【資産配分】 (%) 債券 22.1% 投資比率:8.1% ⇒ 9.3% ■オーストラリア国債の比率を引き上げた一 方、欧州や日本の国債の低い比率を維持。新 興国ではメキシコ国債の追加組入れを実施 ※数値は四捨五入の関係で合計が一致しない場合があります。 ※投資比率は2014年6月末と2014年9月末を比較 しています。 2014年9月末時点 【北米】 米国国債については当四半期の間、保有する債券を主に7年~10年の債券に限定しながら、ポートフォ リオ全体のデュレーションを短期化し、そのウェイトをかなり低めに維持しました。 投資適格社債は、スプレッドのボラティリティ上昇を利用し、短期的に組入れを行いました。ハイイー ルド債は、最近の投資資金の集中などを受け、慎重なスタンスを維持しています。ただし、ハイイールド 債のスプレッドも当四半期を通して拡大しており、選別しながら組入れを行いました。 【北米以外】 当四半期は、英国10年国債がイールドカーブのフラット化の恩恵を享受しました。引き続き、当該国 債は、中央銀行の利上げに対する影響が限定的と考えています。オーストラリア国債は、一段と不足する 傾向にあるAAA格の債券であり、実質利回りが比較的高いことから、保有比率を増やしました。一方、 日本国債は低水準の利回りに加え、過去1年で着実に上昇したインフレ率を踏まえ、極めて低い比率を保 持しました。また、欧州の債券も低い比率を維持しています。 新興国市場については、ブラジル国債の配分を引き下げ、物価連動債にシフトしました。メキシコでは 通貨ペソの下落を受けた国債利回りの上昇局面を利用し、魅力的な水準で国債の追加組入れを行いました。 主要国・地域の債券指数の騰落率(四半期) (%) (出所)バークレイズ (2014年6月末と2014年9月末の比較) (注)使用指数については、11ページをご参照ください。 ※上記は当資料作成時点のものであり、将来の投資成果や市況環境の変化等を示唆あるいは保証するものではありません。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 3 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド 販売用資料 (為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ)追加型投信/内外/資産複合 4 為替の状況について 米ドル 2014年第3四半期(7~9月期) 投資比率:67.2% ⇒ 68.7% ≪通貨配分≫ (2014年9月末時点) ■ユーロや日本円に対する上昇期待を背景 に、保有比率を引き上げ ユーロ 投資比率:5.8% ⇒ 5.4% ■ECBの更なる追加緩和の予想から、 ユーロの比率を削減 その他 投資比率:27.0% ⇒25.9% ○ ■日本円は下落見込みから削減したものの、 分散効果の観点から一定の比率を維持 ※投資比率は2014年6月末と2014年9月末を比較 しています。 (四捨五入の関係で合計が100%にならない場合があります) 【米ドル】 ユーロ及び日本円に対して米ドルの多めの保有を維持しており、当四半期はその比率をさらに拡大させ ました。米国経済が比較的良好であることから、米ドルは中期的に上昇を続けると考えます。FRBがいつ 利上げを行うのかは不透明ですが、欧州及び日本に比べてその時期は近いと考えられ、その際の金利差拡 大は、米ドルにとってプラス材料になるとみています。 【ユーロ】 ユーロは米ドルに対し、過去数ヵ月で大きく下落しましたが、さらに下落する可能性が高いと考えます。 ECBがバランスシートを拡大させる可能性が高まっていることなどが背景です。 【その他】 当四半期、日本円は米ドルに対し下落が進みました。今後数年でさらに下落すると見込んでいますが、 現在の水準で短期的な日本円の組入れを行いました。これは、日本円のグロ-バル株式に対する逆相関を 踏まえて、ポートフォリオ全体のリスク水準の引き下げが目的です。 主要国通貨(対円)の騰落率(四半期) (%) (2014年6月末と2014年9月末の比較) (出所)Bloomberg ※上記は当資料作成時点のものであり、将来の投資成果や市況環境の変化等を示唆あるいは保証するものではありません。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 4 販売用資料 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド (為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ)追加型投信/内外/資産複合 5 基準価額および純資産総額の推移 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド (為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ) [2014年6月27日(設定日)~2014年10月31日] 為替ヘッジなし 限定為替ヘッジ (円) (円) 2,000 10,200 10,800 200 基準価額(左軸) 基準価額(左軸) 160 1,600 10,000 10,400 (億円) (億円) 10,000 9,600 9,200 純資産総額(右軸) 1,200 9,800 120 800 9,600 80 400 9,400 0 8,800 6/27 7/27 8/26 9/25 40 純資産総額(右軸) 10/25 9,200 6/27 0 7/27 8/26 9/25 (月/日) 10/25 (月/日) *基準価額は、1万口当たり、信託報酬控除後です。 ※上記は過去の実績であり、当ファンドの将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。 (ご参考)アロケーション・ファンド*の運用実績(米ドルベース、費用控除前) (ポイント) 600 アロケーション・ファンド 500 世界株式 世界債券 400 300 200 100 0 96/12 98/12 00/12 02/12 04/12 06/12 08/12 10/12 12/12 (年/月) (注1)データは1996年12月末~2014年9月末。1996年12月末を100として指数化。 アロケーション・ファンドの設定日は1997年1月3日。 (注2)使用指数については、11ページをご参照ください。 (出所)ブラックロック *アロケーション・ファンドは当ファンドが投資対象とする外国投資信託証券と同様の運用手法を用いたファンドです。 ※上記はアロケーション・ファンドの過去の実績であり、当ファンドの運用実績ではありません。また、当ファンドの将来の運用成果等 を示唆あるいは保証するものではありません。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 5 販売用資料 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド (為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ)追加型投信/内外/資産複合 6 マクロ経済について ≪見通し全般≫ ■米国経済には、引き続き楽観的です。 1~3月期の寒波の影響による大幅減速から再び拡大していくと見込んでいます。 ■欧州経済は緩やかな改善傾向にあると考えています。 回復力はそれ程力強くありませんが、アイルランドや危機後のギリシャ等では単位労働コスト および競争力に大きな改善が認められます。 ≪注目する主なテーマ≫ ●生産性向上に関連する投資 米国の資本ストックの経過年数は、第二次大戦後で最も長くなっており、一部の企業は、自社 株買いや増配に注力するのではなく、キャッシュ・フローを再投資に振り向け始めています。 世界景気の先行き懸念から設備投資の拡大ペースは鈍い状況ですが、自動化などの生産性向上 に関連する企業などに着目します。 ●エネルギー革命 シェール・オイルおよびガス革命により、米国は2020年までにエネルギー自給国となり、数 年後には原油生産で世界のトップに立つ可能性があります。こうした中、単純に石油会社や天 然ガス企業を組み入れるのではなく、石油・天然ガスをエネルギー源として使用する企業や、 シェールガスのインフラサービスを提供する企業などに着目します。 主要国・地域のGDP成長率の推移 主要国・地域の製造業景気指数の推移 (2013年~2015年) (2012年1月~2014年10月) 実績 見通し(IMF予想) 2013年 2014年 2015年 世界 3.3 3.3 3.8 先進国 1.4 1.8 2.3 米国 2.2 2.2 3.1 -0.4 0.8 1.3 日本 1.5 0.9 0.8 英国 1.7 3.2 2.7 新興国 4.7 4.4 5.0 ロシア 1.3 0.2 0.5 ユーロ圏 中国 7.7 7.4 7.1 インド 5.0 5.6 6.4 ブラジル 2.5 0.3 1.4 景況感改善 景況感悪化 米国:ISM製造業景気指数 日本・ユーロ・中国:製造業PMI (年/月) (出所)IMF(World Economic Outlook, October 2014) (出所)Bloomberg ※上記は当資料作成時点のものおよび予想であり、将来の投資成果や市況環境の変化等を示唆あるいは保証するものではありません。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 6 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド 販売用資料 (為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ)追加型投信/内外/資産複合 7 株式について ≪主な投資機会≫ ■バリュエーション的には日本・欧州株式に注目 米国株式は更なる上昇の可能性がありますが、ここからの投資機会としては米国以外の地域に 投資妙味があると考えています。中でも、バリュエーション上の魅力度が高く、日銀及びECBが FRBよりも長期に亘り積極的な金融緩和政策をとるとみられることから、日本株式及び欧州株式 を引き続き選好しています。セクターについては米国を中心に堅調な景気回復の局面で、素材・ 産業・エネルギーといった循環セクターが相対的に魅力があると考えます。 ただし、実質金利の上昇、地政学的なリスクも含め、リスクオフ(リスク回避)の局面では、 市場全体の変動性の高まりのみならず、株式と債券の相関性が高まる可能性について留意する必 要があると考えます。 ■新興国市場に対しては引き続き慎重 先進国株式に対して割安と思われますが、バリュエーション格差は、新興国株式指数において 天然資源や金融等、PER(株価収益率)の低いセクターの比率が高いことも原因になっていると みています。こうしたセクター構成の違いを調整すると、新興国株式の先進国株式に対するディ スカウント幅は縮小します。今年は、新興国株式の銘柄を厳選し、若干の組入れを行いましたが、 その配分は過去の水準に比べると大きく低下しています。 なお、割安なバリュエーションやインド、ブラジル等において経済改革が実行されていくこと が、新興国株式を組み入れる要因になり得ると考えます。 主要国・地域の株価指数の推移 主要国・地域のPER(2014年10月末時点) (ポイント)(2012年1月末~2014年10月末) 日本株式 米国株式 世界株式 欧州株式 新興国 株式 *2012年1月末を100として指数化 (注)使用指数については、11ページをご参照ください。 (出所)FactSet (年/月) ※上記は当資料作成時点のものであり、将来の投資成果や市況環境の変化等を示唆あるいは保証するものではありません。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 7 販売用資料 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド (為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ)追加型投信/内外/資産複合 8 主要セクターについて ≪注目セクター等≫ ≪セクター配分 上位5≫ ■過度に悲観的な市場の中国経済見通しから、 バリュエーション上の魅力度が高まってい ると考えられる金属、鉱山部門を有する 「素材」セクター (2014年9月末時点) セクター名 配分比率 金融 21.2% ■設備投資拡大の恩恵を受けるオートメー ション関連、人手不足により長期にわたり 逼迫状態にある輸送関連を有する「資本 財・サービス」セクター ヘルスケア 16.8% 資本財・サービス 15.3% 情報技術 13.4% ■質の高いヘルスケアに対する世界需要の強 さやアジアにおける医療サービスの拡大機 会を背景とした「ヘルスケア」セクター 一般消費財・サービス 11.6% 素材 中国の成長減速見通しから、世界的 に需給がアンバランスとなっている ことを受け、銅や鉄鉱石関連の比率 を削減しました。一方、金属、鉱山 関連は高めの比率を維持しました。 (配分比率はポートフォリオにおける保有株式全体を100とした 場合の構成比です) 公共事業 米国・欧州・日本を高めの比率とし ています。中でも、収益の伸びが堅 調で、株主還元を重視する企業や、 ガス、インフラ、再生可能エネル ギーなど成長分野を選好しています。 資本材・ サービス 企業を取り巻く環境は良好ながらも、 設備投資の伸びが今後も低下すると 考え、当該セクターの比率を引き下 げました。ただし、個別には魅力的 な投資機会があるとみています。 生活必需品 ファンダメンタルズにかげりが見え、 バリュエーション上の魅力度が低下 したと考え、リターンがプラスと なっているタイミングで保有比率の 削減を行いました。 ヘルスケア 同セクターの比率を高めに維持して います。質の高いヘルスケアに対す る世界の需要は強いことを踏まえる と、バリュエーションは依然として 合理的な水準にあると考えています。 金融 魅力的な投資タイミングと考え、消 費者金融と銀行を組み入れたことに より保有比率は拡大しました。特に、 米国の銀行大手や一部の地銀、質の 高い欧州の銀行を選好しています。 エネルギー 石油・ガス価格はレンジ内で推移す るという見通しの下、原油探査・生 産企業、石油精製企業、石油川中企 業を選好しています 情報技術 セクターの保有比率は削減したもの の、インターネット及び電子決済技 術関連銘柄については魅力度が高い と考えています。 一般消費財・ 多くの部門でバリュエーション上の サービス 魅力度が低いと考え、少なめの保有 を維持しました。ただし、個別の割 安銘柄や自動車部門などを選好して います。 電気通信 サービス 米国の競争激化の環境や欧州企業の 不調な決算から投資機会が限られま した。なお、ワイヤレス使用拡大に よる需要増から、米国のタワー会社 を選好しています。 ※上記は当資料作成時点のものであり、将来の投資成果や市況環境の変化等を示唆あるいは保証するものではありません。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 8 販売用資料 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド (為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ)追加型投信/内外/資産複合 9 債券と為替について ≪債券≫ ◆債券投資全般において魅力的な投資機会は限定的と考えています。 ◆国債は、ポートフォリオ内の株式に対して分散効果を発揮する資産であり、より魅力度の高い 投資機会が生まれた場合の資金源と位置付けています。 ◆新興国債券の着目ポイントは、高い実質利回り及び名目利回りです。価格下落で利回りが上昇 した国債や固定利付き債、インフレ連動債などに対して投資機会を探っています。 ≪為替≫ ●米ドルは、米国経済が日本及び欧州の経済に比べて比較的良好であることから、中期的に上昇 を続けると考えます。FRBがいつ利上げを行うのかは依然不透明ですが、日銀及びECBに比べ てその時期は近いとみています。その際の金利差拡大は、米ドルにとってプラス材料になると みています。 ●ユーロは米ドルに対し、過去数ヵ月で大きく下落しましたが、さらに下落する可能性が高いと 考えます。ECBに対して、短期的にユーロ圏のインフレ及びインフレ期待を引き上げるようさ らに圧力が高まるとみられることが背景です。今後、ECBはバランスシートを拡大させる可能 性が高まると考えます。 主要国・地域の債券利回りの推移 (2012年1月末~2014年10月末) 新興国国債 世界債券 米国国債 ユーロ国債 日本国債 (注)使用指数については、11ページをご参照ください。 (出所)バークレイズ、JPモルガン ※上記は当資料作成時点のものであり、将来の投資成果や市況環境の変化等を示唆あるいは保証するものではありません。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 9 日興ブラックロック・ハイ・クオリティ・アロケーション・ファンド 販売用資料 (為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ)追加型投信/内外/資産複合 10 トピックス 日本株式に対して楽観的なスタンスを維持 直近では日本経済の成長鈍化に対する懸念があるものの、当四半期の日本株式はグローバル株式をアウ トパフォームしました。日本円が一段と下落したことなどが、日本株式のアウトパフォームの要因の一つ になったと考えています。日本株式は他の株式市場に比べ、バリュエーションは魅力的な水準にあります。 加えて、日銀による積極的な金融緩和姿勢や、安倍政権が徐々に実行していくと考えられる構造改革など から、長期的に日本株式に対して楽観的なスタンスを維持しています。 さらに、大きな注目を浴びてはいないものの、日本企業の経営陣が株主資本利益率や自社株買い、配当 性向の引き上げに注力し、株主価値の向上を重視し始めていることは、今後の日本株市場のサポート要因 になると考えます。また、現在の株式の配当利回りと日本の国債の利回りで考えると、日本の投資家が今 後株式へ資金をシフトさせていく可能性もあるとみています。 2012年終盤の安倍政権の発足以来3割近く下落した円相場ですが、今後の日米の金融政策の方向性の違 いから日本円の下落が期待されることも、日本株には相対的に優位に働くと考えます。 ■日本株式と円相場の推移 (2010年1月末~2014年10月末) ■TOPIX(東証株価指数)ベースのEPS(1株当たり利益)の推移 (2000年~2015年) (ポイント) (予想) (年) (出所)Bloomberg *予想はBloomberg ※上記は当資料作成時点のものであり、将来の投資成果や市況環境の変化等を示唆あるいは保証するものではありません。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 10 インデックスについて ■当資料で使用したインデックスは以下の通りです。なお、いずれも当ファンドのベンチマークではありません。 【株式】 世界株式:MSCI AC World、米国株式:MSCI 米国、欧州株式:MSCI ヨーロッパ、日本株式:MSCI 日本、 新興国株式:MSCI Emerging 【債券】 世界債券:バークレイズ・グローバル総合インデックス、米国国債:バークレイズ・米国国債インデックス、 ユーロ国債:バークレイズ・ユーロ国債インデックス、日本国債:バークレイズ・日本国債インデックス、 新興国国債:JPモルガン EMBIグローバル・ダイバーシファイド、米国投資適格社債:バークレイズ・米国投資 適格社債インデックス、米国ハイイールド社債:バークレイズ・米国ハイイールド社債インデックス *上記はいずれも、現地通貨ベースを使用。 ファンドの特徴 1.主として世界各国の株式や債券など、さまざまな資産への分散投資により信託財産の中長期的な成長を 目指します。 ファンド・オブ・ファンズ方式で運用を行います。 世界中のさまざまな資産(株式・債券など)、国・地域、セクターなどから、投資魅力度が高いと判断する資産 や個別証券を発掘します。 投資環境に応じて株式や債券などの各資産への配分比率や個別証券への投資比率を機動的に変更します。 2.実質的な運用は、マルチアセット運用に精通したブラックロック・インベストメント・マネジメント・ エル・エル・シーが行います。 当ファンドの運用の指図に関する権限の一部を、ブラックロック・ジャパン株式会社に委託します。 3.対円での為替ヘッジの有無によって、(為替ヘッジなし)/(限定為替ヘッジ)の2つのファンドが あり、ファンド間のスイッチングが可能です。 (為替ヘッジなし) 米ドル建ての組入れ外国投資信託証券に対し、原則として対円での為替ヘッジを行いません。 (限定為替ヘッジ) 米ドル建ての組入れ外国投資信託証券に対し、原則として米ドル売り円買いの為替取引を行い、為替変動リスクの 低減を図ります。外国投資信託証券を通じて保有する米ドル建て以外の資産については、米ドルに対する当該通貨 の為替変動の影響を受けます。 ※資金動向、市況動向等によっては、上記のような運用ができない場合があります。 ファンドのリスクおよび留意点 基準価額の変動要因 ファンドは、投資信託を組み入れることにより運用を行います。ファンドが組み入れる投資信託は、主として内外の株式や債券を投資対象として おり、その価格は、保有する株式や債券の値動き、当該発行者の経営・財務状況の変化、為替相場の変動等の影響により上下します。ファンドが 組み入れる投資信託の価格の変動により、ファンドの基準価額も上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあり ます。運用の結果としてファンドに生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。したがって、ファンドは預貯金とは異なり、投資元本 が保証されているものではなく、一定の投資成果を保証するものでもありません。 ファンドの主要なリスクは、以下の通りです。 ●株式市場リスク:内外の政治、経済、社会情勢等の影響により株式相場が下落した場合、ファンドの基準価額が下落する要因となります。ま た、個々の株式の価格はその発行企業の事業活動や財務状況、これらに対する外部的評価の変化等によって変動し、ファンドの基準価額が下落 する要因となります。特に、企業が倒産や大幅な業績悪化に陥った場合、当該企業の株式の価値が大きく下落し、基準価額が大きく下落する要 因となります。 ●債券市場リスク:内外の政治、経済、社会情勢等の影響により債券相場が下落(金利が上昇)した場合、ファンドの基準価額が下落する要因 となります。また、ファンドが保有する個々の債券については、下記「信用リスク」を負うことにもなります。 ●為替変動リスク:外貨建資産への投資は、円建資産に投資する場合の通常のリスクのほかに、為替変動による影響を受けます。ファンドが保 有する外貨建資産の価格が現地通貨ベースで上昇する場合であっても、当該現地通貨が対円で下落(円高)する場合、円ベースでの評価額は下 落することがあります。為替の変動(円高)は、ファンドの基準価額が下落する要因となります。(限定為替ヘッジ)については、投資する外 国投資信託証券の評価額とほぼ同額程度の米ドル売り円買いの為替取引を行います。したがって、当該外国投資信託証券を通じて保有する米ド ル建て資産については、為替の変動による影響は限定的と考えられます(ただし、完全に為替変動リスクを回避することはできません。)が、 当該外国投資信託証券を通じて保有する米ドル建て以外の資産については、米ドルに対する当該資産通貨の為替変動の影響を受けます。 ●信用リスク:ファンドが投資している有価証券や金融商品に債務不履行が発生あるいは懸念される場合に、当該有価証券や金融商品の価格が 下がったり、投資資金を回収できなくなったりすることがあります。これらはファンドの基準価額が下落する要因となります。 ●カントリーリスク:海外に投資を行う場合には、投資する有価証券の発行者に起因するリスクのほか、投資先の国の政治・経済・社会状況の 不安定化や混乱などによって投資した資金の回収が困難になることや、その影響により投資する有価証券の価格が大きく変動することがあり、 基準価額が下落する要因となります。 ●市場流動性リスク:ファンドの資金流出入に伴い、有価証券等を大量に売買しなければならない場合、あるいは市場を取り巻く外部環境に急 激な変化があり、市場規模の縮小や市場の混乱が生じた場合等には、必要な取引ができなかったり、通常よりも不利な価格での取引を余儀なく されることがあります。これらはファンドの基準価額が下落する要因となります。 また、[収益分配金に関する留意事項]については「投資信託説明書(交付目論見書)」の該当箇所をご覧ください。 ※この資料の最終ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2014年10月 11 お申込みメモ(詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。) 信 託 決 期 算 間 2014年6月27日(設定日)から2024年6月26日まで(約10年) 日 年1回決算(原則として6月26日。休業日の場合は翌営業日) 年1回決算を行い、分配方針に基づき分配を行います。 ※原則として、収益分配金は税金を差し引いた後、無手数料で自動的に再投資いたします。再投資を停止し、分配金のお受取り 収 益 分 配 を希望される場合はお申し出ください。分配金のお受取りを希望される場合、SMBC日興証券が定める所定の日よりお支払い いたします。 ※なお、委託会社の判断により分配を行わない場合もあります。 購 入 の 申 込 期 間 お申込不可日を除き、原則として、いつでもお申込みいただけます。 購 入 価 額 購入申込受付日の翌営業日の基準価額 (新規申込)10万円以上1円単位 (追加申込)1万円以上1円単位 購 入 単 位 (スイッチングの場合)1万円以上1円単位 (全額スイッチングを行う場合)1円以上1円単位 換 金 の 申 込 期 間 お申込不可日を除き、原則として、いつでもご換金のお申込みができます。 換 金 価 額 換金申込受付日の翌営業日の基準価額となります。 換 金 単 位 1万円以上1円単位 または 1口単位 換 金 代 金 原則として換金申込受付日から起算して7営業日目以降にお支払いします。 お 申 込 不 可 日 ルクセンブルグの取引所もしくは銀行の休業日、または12月24日のいずれかに当たる場合には、購入、換金の申込みを受け付けません。 課税上は株式投資信託として取り扱われます。 課 税 関 係 公募株式投資信託は税法上、少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」の適用対象です。 益金不算入制度、配当控除の適用はありません。 ス イ ッ チ ン グ (為替ヘッジなし)および(限定為替ヘッジ)の間でスイッチングのご利用が可能です。 手数料等(詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。) 投資信託は、ご購入・ご換金時等に直接ご負担いただく費用と信託財産から間接的にご負担いただく費用の合計額がかかります。 ①ご購入・ご換金時等に直接ご負担いただく費用 時期 項目 費用額 (※) 購入時手数料は、お申込金額 ご購入時 購入時手数料 に応じて、下記のように変わります。 お申込金額 1億円未満 手数料率 3.24% (税抜き3.00%) 1億円以上 5億円未満 1.62% (税抜き1.50%) 5億円以上 10億円未満 0.81% (税抜き0.75%) 10億円以上 0.54% (税抜き0.50%) (※)お申込金額=(購入価額×購入申込口数)+購入時手数料(税込み)。 例えば、お支払いいただく金額が100万円の場合、100万円の中から購入時手数料(税込み)を いただきますので、100万円全額が当該投資信託のご購入金額となるものではありません。 スイッチング手数料 ありません。 ご換金時 換金手数料 ありません。 信託財産留保額 ありません。 ②保有期間中に信託財産から間接的にご負担いただく費用 項目 費用額 信託報酬 ファンドの純資産総額に年2.0304%(税抜き1.88%)の率を乗じた額 ※投資対象とする投資信託においては、信託報酬は徴収されません。 ※上記のほか、ファンドの監査費用や有価証券の売買時の手数料、資産を外国で保管する場合の費用等(それらにかかる消費税等相当額を含みます。)が信託財産か ら支払われます。これらの費用に関しましては、その時々の取引内容等により金額が決定し、運用状況により変化するため、あらかじめ、その金額等を具体的に記 載することはできません。 ※手数料等の合計額、その上限額、計算方法等は、ご投資家の保有期間に応じて異なる等の理由により、あらかじめ具体的に記載することはできません。 ※購入・換金単位および購入時手数料については、SMBC日興証券が別に定める場合はその限りではありません。 委託会社、その他の関係法人 【委託会社】三井住友アセットマネジメント株式会社(ファンドの運用の指図を行います。) 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号 加入協会 :一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 【受託会社】三菱UFJ信託銀行株式会社(ファンドの財産の保管および管理を行います。) 【販売会社】SMBC日興証券株式会社(ファンドの募集・販売の取扱い等を行います。) 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2251号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 【投資顧問会社】ブラックロック・ジャパン株式会社(ファンドの運用指図に関する権限の一部委託を受け、信託財産の運用を行います。) 重要な注意事項 ●当資料は、三井住友アセットマネジメントが作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。当ファンド以外の特 定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買等を推奨するものではありません。●当ファンドの取得のお申込みにあたっては、販売会社よりお渡 しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)および目論見書補完書面等の内容をご確認の上、ご自身でご判断ください。投資信託説明書(交付目 論見書)、目論見書補完書面等は販売会社にご請求ください。また、当資料に投資信託説明書(交付目論見書)と異なる内容が存在した場合は、最 新の投資信託説明書(交付目論見書)が優先します。●投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護 の対象ではありません。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはなりません。●当資料の内容は作成基準日現在のもので あり、将来予告なく変更されることがあります。●投資信託は、国内外の休祭日の取扱い等により、換金等ができないことがありますのでご注意く ださい。●当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。●当 資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。●当資料 に市場環境にかかるデータ・分析、運用実績等が示される場合、それらは当資料作成時点のものであり、将来の市場環境・運用成果等を保証するも のではありません。●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。 作成基準:2014年10月
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