平成 27 年 2 月 25 日 各 位 国際石油開発帝石株式会社 経営企画ユニット 調査・CSR グループ (電話 03-5572-0230) 【CSR トピックス】 オーストラリア イクシス LNG プロジェクト 「ボナパルト群島およびブラウズ堆積盆における環境調査」 (書籍)の刊行について 国際石油開発帝石株式会社(以下、当社)は、オーストラリアにおいて当社がオペレーターを 務めるイクシス LNG プロジェクトのプロジェクトパートナーとともに、このたび「ボナパルト 群島(注)およびブラウズ堆積盆における環境調査」(書籍)を刊行しましたので、お知らせしま す。 (注)ボナパルト群島は、オーストラリア北西大陸棚ブラウズ堆積盆の南東端、西オーストラリア州キンバリー地区の北西沿岸地域に位置する島々 (次頁図表参照) この書籍は、ボナパルト群島に属し、イクシス LNG プロジェクトの主要施設であるガス液化 プラントの建設候補地のひとつであったマレット島の環境影響調査の際 に集められたデータに基づき、これらの島々の周辺地域における陸上お よび海洋に関する環境調査報告としてまとめたものです。 この書籍には、マレット島やその周辺の島々および海域に生息する動 植物、クジラ、ウミガメ、サンゴ礁など多様な海洋生物の生態について 当社が 2005 年から 2008 年にかけて収集した貴重なデータが掲載されて います。最終的にマレット島はイクシス LNG プロジェクトのガス液化プ ラントの建設地として選択されませんでしたが、その検討の過程で収集 した様々かつ有益なデータを、より多くのコミュニティの方々に活用し て頂けるよう、今回一冊の書籍として編纂し刊行することとしました。 ボナパルト群島およびブラウズ 堆積盆における環境調査 当社は、収集した貴重なデータを、政府関係者、専門研究者、地域の 方々などと共有することにより、豊かで独特な生態系を有したプロジェクト周辺環境に関する研 究促進に貢献するとともに、今後も引き続きプロジェクト操業地域周辺の環境保全に努めてまい ります。 ボナパルト群島およびブラウズ堆積盆 ※上記地図は参考資料であり、ボナパルト群島およびブラウズ堆積盆の正確な範囲を示すものではありません。 イクシス LNG プロジェクト イクシス LNG プロジェクトは、当社が操業主体(オペレーター)としてトタール社、台湾中油 (CPC) 、東京ガス、大阪ガス、関西電力、中部電力および東邦ガスとともに、オーストラリア西 豪州沖合に位置するイクシスガス・コンデンセート田より産出される天然ガスを、オーストラリ ア北部準州のダーウィンに建設するガス液化プラントにて液化し、年間 840 万トンの LNG(液化 天然ガス)および年間 160 万トンの LPG(液化石油ガス)として生産・出荷するとともに、日量 約 10 万バレル(ピーク時)のコンデンセートを生産・出荷するもので、40 年という長期にわた って稼働が見込まれる世界的にも大規模な LNG プロジェクトです。 当社は、1998 年に鉱区を取得、2000 年に試掘井にてイクシスガス・コンデンセート田を発見し、 その後の開発検討作業を経て 2012 年 1 月に最終投資決定しました。既に、本プロジェクトから 生産される LNG の全量を販売する長期契約を需要家と締結しており、生産する LNG の約 7 割が 日本に供給されます。 現在、沖合生産施設の建造、889km のガス輸送パイプラインの敷設、陸上ガス液化プラント建設 などに着手しており、2016 年末までに生産開始する予定です。 特設サイト - イクシス LNG プロジェクト イクシス LNG プロジェクトの詳細は、特設サイトにてご確認ください: http://www.inpex.co.jp/ichthys/index.html
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