32ページ(PDF:2097KB)

 市長は長久手をどんなまちにしたくて、
そのために何に取り組
もうとしているのか。
その想いを市長の語り口でお伝えします。
みなさんと語り合うように、一緒に未来の長久手のことを
考えてみましょう。
発酵するまちへ
取り組み
「南の座談会」
表 紙の写真もう一枚
風も穏やかな冬晴れの中、
「 長久手新春ふれあいマラソン大会」がモ
リコロパークで開催されました。12km、6km、小学生2kmのマラソン
の 部と 、みんなで 楽しく走るジョギ ングの 部が 行われ 、市 内 外から
1000人以上の方が参加しました。記録に挑戦する人。楽しく運動をす
る人。思い思いの楽しみ方でマラソン大会を満喫していました。
スマートフォンで広報ながくてを持ち歩こう!
App Store
AT&T
12:34
PM
ながく
て
Google Play「ながくて」で検索 ダウンロード
この広報紙の無断転載を禁じます。 視覚障がい者のみなさんにも家族から読んであげてください。
この広報紙は、
植物油インキを使用しています。
No.624 発行/愛知県長久手市 編集/行政経営部情報課 TEL /(0561)63-1111 FAX /(0561)63-2100 〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1 ホームページ http://www.city.nagakute.lg.jp
長久手市の人口は、2050年をピークに減少すると予測しています。2050年までは人口が増えるからと言
って、
日本中の市町村で人口が減り、社会の有り様が変わっていく中で、本市だけが、今のままの価値観、仕組
みで続いていくとは思えません。
だからこそ、今から市民のみなさんと一緒に2050年の本市のあるべき姿を考え、共有していきたいので
す。誰も経験したことがない人口が減っていく社会は、何が正解か誰にも分かりません。新しい時代には、市
民を挙げて立ち向かう必要があると思います。
私が考える2050年のあるべき姿は、市民のみなさんがまちづくりの主役となる社会です。地域に暮らす市
民同士が、混ざり合い、知恵を出し合い、お互いに影響し合い、自分が暮らす地域の課題は、自分達で解決し
ていく社会です。
1月末、実行委員会主催で、映画「降りてゆく生き方」が上映されました。
この映画の中には、古い酒蔵でつく
る日本酒の話が出てきて、
「発酵」が一つのテーマになっていました。
日本酒は、
「発酵」の力で作られます。小
さな微生物が力を合わせ、ゆっくりゆっくり発酵すること
で、美味しいお酒が出来上がるのです。
まちづくりも同じことが言えると思います。市民同士が
自発的に交流すればするほど、その活動は、よく発酵しま
す。北小学校区や南小学校区では、
これから作っていく地
域共生ステーションを
「どんなステーションにしていこう
か」
という話し合いが定期的に行われています。
また、西小
学校区や市が洞小学校区では、
「まちづくり協議会」設置
に向けた話し合いも始まりました。今、
まさに市民のみなさ
んが当事者となって、
あちこちで発酵が始まっています。
北小学校区では、宿題を地域の大人たちが教える
こうした市民が主役となって進めている取り組みは、
な
取り組みが行われました。
かなか形にならず、予算書からも読み取れません。発酵が
進み、熟成していくには、
まだまだ時間がかかりそうです
が、時間がかかっても、市民のみなさんが主役となり、
自分
達で自分たちが住む地域を良くする力を身に付けること
ができれば、その地域ならではの個性が評価され、
「この
場所だからこそ、住み続けたい」
とみなさんが思うまちに
なるはずです。
市民が主役となる
「新しいまちのかたち」
は、市民のみな
さんの参加なしに作ることができません。みなさんと一緒
になって、誰にでも役割と居場所がある長久手市を作って
南小学校区での地域共生ステーション設立に向けた
いきたいのです。
広報 ながくて
その 24