FX超初心者向けの解説PDF

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1.FX 取引に関する基礎知識
FX って聞いたことはあるけど、なんだか怖い・・・。というイメージを持たれる方が多いと思います。
それは、FX についての知識が不足していることと、大損失を被った人々の印象が強いからです。
過去の FX ブームの際、「FX で月 100 万円稼ぐカリスマ主婦」とかがもてはやされました。その幻影につ
られて、多くの人が甘い考えを持って FX に参入しましたが、緩やかな円安基調から急激な円高になると、
多くの FX トレーダーが損切りを出来ずに損失を膨らませてしまいました。
このようなことから、FX と聞くと、「大損する」「手を出しちゃだめだ」というイメージを持つ人が多いのだと思
います。
FX 取引は損切りが出来れば大損することはありません。ここで言う損切りとは、損失が予め決めた一定
額に達した時点で決済し、損失を確定させることです。
許容できる損失額の範囲内で決済してしまえば、FX で大損することは無いのです。
そして、今回の FX 取引の目的は、「FX 取引で利益を出すこと」では決して有りません。
ただ、数回の FX 取引を行って、各 FX 業者が定めたハピタスポイント付与条件をクリアすることが目的で
す。
そのため、各 FX 取引は数秒で完了させます。数秒の間に変動する為替レートはたかが知れています。
損失が出ても 100 円程度。利益が出ても 100 円程度なのです。
決して、FX 取引自体で利益を狙わないでください。例えば、取引を開始して(ポジションを持って)
「今、100 円の含み損だから、この含み損がゼロになったら決済しよう」
などと思わないことです。
あっという間に 100 円だった含み損は 300 円になり、500 円になり、1,000 円になります。
取引を開始したら、即決済。これだけは守ってください。
また、逆に、
「今、100 円の含み益だから、この含み益が 500 円になったら決済しよう。」
というのもやめてください。
100 円の含み益が 0 円になり、あっと言う間に 500 円の含み損になることもあります。
この点を理解していただいた上で、FX に関する基礎知識についてご説明します。
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①
FX とは?
まず、FX とは何か?について簡単に説明します。FX とは、Foreign Exchange の略で、外国為替証
拠金取引のことです。
日本円を含む各国の通貨は、常に売買されており、その需要と供給のバランスによってレートが変動して
います。
例えば、近年の日本円/米ドルのレートは、

民主党政権下・・・1 ドル=70 円台
↓

自民党政権のアベノミクス政策の後・・・1 ドル=100 円代
のように変動しています。
民主党政権時代にドルを大量に買っていた人は、今ドルを売れば、大きな利益が出るわけです。
例えば、1 万ドルを 1 ドル 70 円で買っていたとします。購入するのにかかった日本円は
70 円×10,000 ドル=70 万円
ですね。70 万円の日本円を 1 万ドルに替えたとも言えます。そして、手許には 1 万ドルがあります。
次に、所有する 1 万ドルを今、日本円に替えたとします。すると、
100 円×10,000 ドル=100 万円
となります。1 万ドルを 100 万円の日本円に替えたとも言えます。
この時、この人は 100 万円-70 万円=30 万円の利益を得たことになりますね。このように利益が出た
のは、為替レートが変動したからです。
FX 取引を行う人は、皆この為替レートの変動による差額利益を狙っているわけです。
②
FX の取引単位
FX とは、つまり通貨の売買です。そして、その通貨の売買には、一定の取引単位があります。
海外旅行に行く際、成田空港で日本円を外国通貨に両替しますよね。例えば、500 ドルを日本円で
買うわけです。今だったら大体 5 万円で買えます。これは、単なる両替です。
FX 業者を介して通貨の売買取引を行う場合、
「500 ドル売ってください」
と言っても売ってくれません。
なぜなら、FX 業者の最低取引単位が、1 万ドルだからです。10,000 ドルです。1 万ドルというと、だい
たい 100 万円です。
ですから、FX 業者を介して通貨の売買取引をするなら、
「1 万ドル売ってください」
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と最低でも言わないといけないわけです。
1 万ドルが最低ラインだからです(後述しますが、この 1 万ドル単位のことを「1 枚」と呼びます)。
ここであなたは思うはずです。「100 万円なんか持ってねぇよ」、と(持っていたらすいません)。そこで登
場するのが、レバレッジという言葉です。
③
レバレッジとは?
レバレッジとは、日本語で「テコ」を意味する言葉です。1 万ドルを買うためには、成田空港の銀行で両
替したら大体 100 万円は必要です。
しかし、FX 業者を介すると、10 万円で OK なのです。もっと言うと、4 万円とかでもギリギリ売ってくれま
す。なぜなら、FX 取引ではレバレッジが効くからです。
わかりやすく、例を挙げてみます。
A さん 「X 証券さん、1 万ドル売ってください。今 10 万円しか手許に無いけど。」
X 証券「いいですよ。その代わり、10 万円を証拠金として入金してください。」
A さん 「わーい。」
という感じです。
この場合、10 万円が証拠金となり、レバレッジは 100 万円÷10 万円=10 倍となります(1 ドル=
100 円を想定)。1 ドル=100 円のとき、1 万ドルを買う場合の証拠金とレバレッジの関係は、

証拠金が 100 万円の場合・・・レバレッジ=1 倍(100 万円÷100 万円=1)

証拠金が 50 万円の場合・・・・レバレッジ=2 倍(100 万円÷50 万円=2)

証拠金が 25 万円の場合・・・・レバレッジ=4 倍(100 万円÷25 万円=4)

証拠金が 10 万円の場合・・・・レバレッジ=10 倍(100 万円÷10 万円=10)

証拠金が 4 万円の場合・・・・・レバレッジ=25 倍(100 万円÷4 万円=25)
のようになります。
日本の現行の法律規制により、レバレッジは 25 倍までとされていますから、FX 取引で 1 万ドルを買う
場合には最低 4 万円が必要になるわけです。
レバレッジについて、だいたいイメージが掴めたでしょうか。
ここで重要なことは、証拠金がいくらであろうと、
利益・損失の額は取引するドルの量(枚数)によって決まる
ということです。
例えば、上記の例ですと、1 万ドル(1 枚)を買っていますよね。
1 万ドルを買った時点で、1 ドル=100 円だったとします。それが、5 分後に 1 ドル=99 円になったとし
ます(実際には 5 分間でこんなに為替レートは動きません)。
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1 万ドルを買った時点では、1 万ドルには 100 万円の価値があったのに、為替レートが円高になってしま
ったので、5 分後の時点では 1 万ドルには 99 万円の価値しかなくなってしまいました。
この場合、100 万円-99 万円=1 万円の損失が発生していることになります。
そして、この 1 万円の損失の額は、証拠金がいくらであろうと、同じ額であるということです。100 万円の
証拠金で取引していても 1 万円の損失。4 万円の証拠金で取引していても、1 万円の損失ということで
す。損失だけでなく、利益にも同じことが言えます。
こう考えると、少ない証拠金で取引した方が得じゃん!という感想を持たれると思います。
それはそうなのですが、ここで問題になるのが、「強制ロスカット」という仕組みです。
④
強制ロスカットとは?
上で、証拠金がいくらであろうと、損失・利益の額は同じ、ということをお話しました。つまり、買ったドルの
量(枚数)によって損失・利益の額は決まるのであって、証拠金(タネ銭)の額は関係無いのです。
じゃあ出来るだけ少ない証拠金で、つまり高レバレッジで取引したほうが得じゃん!
となるわけです。これはこれで事実なのですが、強制ロスカットという仕組みがあるため、一概にそうは言え
ません。
では、強制ロスカットとは何でしょうか?
例えば、1 ドル=100 円の時に、10 万円の証拠金で 1 万ドルを買ったとします。その後、為替レートが
急激に円高に進み、1 ドル=90 円になってしまったとします。
この時、1 万ドルの価値は、100 万円→90 万円に減っていますよね。つまり、含み損が 10 万円になっ
ているわけです。
そしてさらに円高が進み、1 ドル=85 円になったとします。この時の含み損は 15 万円ですね。
FX 口座に入金した証拠金 10 万円を上回る損失が発生してしまっています。
こうなってしまったら、FX 業者は証拠金の 10 万円を没収し、さらに口座の持ち主から 5 万円分を回
収しなくてはなりません。
こうなると面倒ですよね。口座の持ち主がきちんと払ってくれたらいいですが、払ってくれなかったら回収に
手間と費用がかかってしまいます。口座の持ち主にとっても嫌ですね。
こういう事態を防ぐための仕組みが、強制ロスカットです。
強制ロスカットとは、含み損の額が入金した証拠金の何割かに到達した場合に、トレーダーの意思とは
関係なく強制的に(自動的に)売買決済する仕組みのことです。
業者にもよりますが、含み損が証拠金の 50%程度になった際に強制ロスカットされることが多いようで
す。
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例えば、1 ドル=100 円のとき、証拠金 4 万円で 1 万ドルを買ったとします(レバレッジ=25 倍)。そ
の後、為替レートが円高になり、1 ドル=98 円になったとします。この時点で含み損は 2 万円となり、含み
損は証拠金の 50%に到達してしまっています。この場合、強制ロスカットが発動され、強制的に決済され
て損失の 2 万円が確定するわけです。
このような事態を防ぐために、証拠金には余裕を持つことが必要になります。4 万円では、結構すぐに強
制ロスカットになってしまうことが分かりますよね。
逆に、1 万ドル(1 枚)の取引の場合、証拠金 5 万円を準備すれば、数回のトレードであれば十分な
余裕が出来ることが分かります。
ここまで、FX に馴染みがない方にとっては小難しいお話をしてきましたが、
「よく分から-ん」
という場合は、結論だけ抑えてください。
【結論】
FX 取引の最低取引単位は、1 万ドル(1 枚・1Lot)。
その取引を安全に行うためには、証拠金 5 万円が必要。
とにかく、現金 5 万円を用意して証拠金として FX 口座に入金した上で、最低取引単位(1 万ドル、1
枚)の取引をすれば、リスクは無い、ということです。
⑤
(参考)マージン・コールと証拠金維持率
④の強制ロスカットについての説明が「よく分から-ん」という場合は、この節は読み飛ばしてください。
④で、含み損が証拠金の何割か(50%など)に達したら、強制的に決済されて損失が確定されるとい
う仕組み(強制ロスカット)があることをお話しました。
実際には、強制ロスカットがいきなり行われるのではなく、その前にマージン・コールという警告があります。
「このままだと強制ロスカットになっちゃうよ~。証拠金をもっと入れるか、損切り決済してね~。」
という FX 業者からの警告です。
このマージン・コールが発せられる基準になるのが、「証拠金維持率」というものです。この証拠金維持率
について、参考程度にご説明致します。
だいたいの FX 業者で、最大のレバレッジは 25 倍です。つまり、1 ドル=100 円のとき、1 万ドルの通貨
を買うためには最低 4 万円は必要なのです(100 万円÷25 倍=4 万円)。これを必要証拠金と呼び
ます。
証拠金維持率とは、実際に入金した証拠金の必要証拠金に対する割合のことです。
例えば、1 ドル=100 円の時に、4 万円の証拠金で 1 万ドルを買ったとします。この時の必要証拠金は
4 万円ですから、証拠金維持率は 100%(4 万円÷4 万円=1)になり、
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5万円の証拠金を入金した場合には、125%(5 万円÷4 万円=1.25)、
10 万円の証拠金を入金した場合には、250%(10 万円÷4 万円=2.5)、
25 万円の証拠金を入金した場合には、625%(25 万円÷4 万円=6.25)・・・・
という風になります。
そして、この証拠金維持率は、為替レートの変動によって含み損・含み益が発生することによって、刻々
と変動します。
例えば、1 ドル=100 円のときに 5 万円の証拠金を入金して 1 万ドルを買い、その後為替レートが変
動して 1 ドル=99 円になったとします。入金した時点の証拠金維持率は 125%でしたが、含み損が 1
万円発生しているため、証拠金維持率は 100%程度に下がってしまいます。
厳密に計算すれば、こんな感じです↓
(5 万円-1 万円)÷(99×10,000 ドル÷25 倍)=約 101%
↑実効証拠金
↑1 ドル=99 円時点の必要証拠金
証拠金維持率について、だいたいのイメージが掴めたでしょうか。
この証拠金維持率が一定の水準を下回ると、強制ロスカットになります(一般的に 50%程度)。
そして、強制ロスカットの前に、「マージン・コール」という警告が発せられます。このマージン・コールが来るの
が、証拠金維持率が 90%程度になった時です。
ですから、4 万円の証拠金では、証拠金維持率は 100%からのスタートになり、結構すぐにマージン・コ
ールが来るわけです。
一方、5 万円の証拠金で 1 万ドルの取引(1 枚の取引)を行う場合、証拠金維持率は 125%から
のスタートになり、マージン・コールにはだいぶ余裕があることがお分かり頂けると思います。
現金 5 万円を用意してくださいね!としているのは、このためなのです。マージン・コールが来ても、強制ロ
スカットにならなければ問題はないのですが、マージン・コールが来ると結構心臓に悪いですので。4 万円の
証拠金でスタートしても、数秒の取引でロスカットが来ることは無いので、大丈夫といえば大丈夫なのです
が。4 万円の証拠金を入金して 1 枚(1 万ドル)のポジションを買うと、ポジションを持った瞬間から、FX
トレード画面から警告が発せられると思います。これが結構心臓に悪いのです。
数秒で決済してしまうので、実際には大丈夫なのですが・・・。
しかし、「初回証拠金入金 5 万円以上」というポイント付与条件を設定している FX 業者もありますので、
必ず 5 万円を用意するようにしてくださいね。
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⑥
最低限の FX 用語を理解しましょう。
ここまでの説明で、証拠金 5 万円を用意して数秒で取引を終えれば、リスクは無いことがお分かり頂け
たと思います。
次に、FX 取引をするにあたって、最低限知っておくべき FX 用語について簡単にご説明します。

枚数(Lot、ロット)
上でも少しご説明しましたが、最低取引単位の 1 万ドルのことを「1 枚」と呼びます。2 万ドルだったら
「2 枚」、10 万ドルだったら「10 枚」です。
ほぼ同じ意味で、Lot(ロット)という単位も有ります。通常は 1 枚=1 Lot です。1,000 ドルから
取引出来る FX 業者の場合(少ないですが)、1Lot=1,000 ドルとなります。
また、ドルに限らず、ユーロの場合も同じです。ユーロ/円を取引する際にも、1 万ユーロが最低取引
単位で「1 枚」と呼びます。1 万通貨=1 枚(通常は1lot)、と覚えて下さい。

ポジション
ポジションとは、外貨の持ち高(残高)のことをいい、決済して利益や損失が確定する前の状態の
ことをいいます。
例えば、あなたが 1 万ドルを買ったとします。この場合、あなたは「ポジションを持っている」状態にあり
ます。そして、1 万ドルを売って日本円にしたとき、ポジションは解消され、損失・利益が確定します。

ロング(ロング・ポジション)、ショート(ショート・ポジション)
ここまでの説明では、「1 万ドルを買う」というケースだけを例にしてきました。
この「ドルを買う」ということを、「ロング(ロング・ポジション)」といいます。
ロング・ポジションの時は、為替レートが円安になった場合に利益が発生し、為替レートが円高になっ
た場合に損失が発生します。
(例1) 1 ドル=100 円のときに 1 万ドルを買ったケース(1 万ドルのロング・ポジション)
1 ドル=101 円になった(円安になった)場合、1 万円の利益(1 万ドルを 100 万円で買い、
101 万円で売ったため)。
1 ドル=99 円になった(円高になった)場合、1 万円の損失(1 万ドルを 100 万円で買い、99
万円で売ったため)。
次に、ショート・ポジションについて。これは少しわかりにくいのですが、出来れば理解して下さい。
1万ドルを先に売り、あとで買うことを「ショート(売り)」といいます。
「無いものをどうやって売るんだ!」
という声が聞こえてきそうですが、そういう取引もあるんだなぁと納得して下さい。
例え話をすれば、ある友人が AKB48 のファンで、品薄状態の新作の DVD を欲しがっているとし
ます。で、その友人と遊ぶ約束をしていて、待ち合わせ場所に移動する途中の DVD ショップの店頭
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で、たまたまその AKB の DVD が 9,000 円で売られているのをあなたは目撃しました。あなたは AKB
のファンでは無いので、その時は買わずにスルーします。
その後、友人と落ち合い、友人がさっき見かけた AKB の DVD を欲しがっていることを知ります。そこ
であなたはすかさず、↓のような提案をします。
「その DVD、1万円で売るよ。今は持ってないけど、後で渡すわ。」
そして、前金で1万円を友人から貰います。その友人は厳格な性格なので、必ず DVD を渡さな
ければならず、「ごめん、やっぱり無かったわ~」などいう交渉は出来ないとします。
翌日あなたは友人との約束を守るため、前日通り過ぎた DVD ショップに行き、その DVD を 9,000
円で買いました。そして約束通り、友人に渡して取引成立。あなたは 1,000 円の利益を得ることに
成功しました。
FX 取引の「売り(ショート)」とはこんなイメージです。
手許には実際には無い1万ドルを、その時の為替レートで売り、その後で1万ドルを実際に買って
くる。その後の為替レート次第では、損失も出ることが分かるでしょうか。
上の AKB の DVD の例では、翌日に DVD ショップに行った際に、前日は 9,000 円で売られてい
た DVD がもし 11,000 円に値上がりしていたら、1,000 円の損失になります。
つまり、FX 取引における「売り(ショート)」では、為替レートが円高ドル安になることを見越して
(期待して)行う取引ということです。
(例2) 1 ドル=100 円のときに 1 万ドルを売ったケース(1 万ドルのショート・ポジション)
1 ドル=101 円になった場合、100 万円-101 万円=△1 万円(損失 1 万円)
1 ドル=99 円になった場合、100 万円-100 万円=+1 万円(利益 1 万円)
買いポジション(ロング・ポジション)と売りポジション(ショート・ポジション)についてだいたいイメー
ジが掴めたでしょうか?
FX で稼ごうと思ったら、直感的に分かるロングだけでなく、ショートも駆使しないと絶対に戦えません。
が、私達の目的はあくまでも FX 取引を数回して、ハピタスポイントの付与条件をクリアすることだけで
す。
ですから、取引は「買い(ロング)」だけで OK です。

スプレッド
次に、スプレッドという仕組みについて説明します。
その前に、1 円をさらに分解した単位について確認しておきます。
円の1/100 の単位を「銭」といいますよね。実際に硬貨としては存在しませんが、為替レート上では
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まだ「銭」という単位が存在しています。
例えば、夜のニュースの最後に、「今現在の為替レートは、1 ドル 103 円 29 銭で・・・」などという言
葉を聞いたことがあるかと思います。
FX では、銭の 1/10 の単位まで考慮されます。
例えば、この文書を執筆している今、FX 口座にアクセスして 1 ドルがいくらか確認してみると、
1 ドル=101.519 と表示されていました。
つまり、1 ドル=101 円 51.9 銭というわけです。
では、「スプレッド」に話を戻します。
簡単に言えば、スプレッドとは、FX 業者が取る手数料のことです。
この手数料は、毎回の取引の度にかかります。
FX 業者は、このスプレッド手数料によって利益を得ているのです。
例えば、1万ドルを円で買い、その直後に1万ドルをすぐさま売るとします。為替レートは全く動いて
いないとします。
この場合、為替レートが動いていないのですから、利益も損失も出ないと普通は思いますよね?
でも、損失が出ます。取引前よりも手許に残る日本円は減るのです。
それは、スプレッドの存在のせいです。
FX 業者は、トレーダーに売るときは高く売り、トレーダーから買うときは安く買うのです。
トレーダー目線から見れば、FX 業者からドルを買うときは高く買わなければならず、ドルを売るときに
は安く売らなければならないのです。
ズルいですよね?笑
でも、FX 業者はこの差額(スプレッド)で利益を得て、運営しているのでもちろん正当なのですが。
ここで、トレーダーがドルを買うときの価格を「Ask(アスク)」、トレーダーがドルを売るときの価格を
「Bid(ビッド)」と呼びます。Ask の方が Bid よりも常に高いわけです。
この価格の差が、スプレッドなのです。
実際の画面を見てみましょう↓
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赤丸で囲んだ部分に注目して下さい。左が Bid(売り)、右が Ask(買い)のレートです。
Bid=101.515 円
Ask=101.519 円
で、Ask の方が 0.004 円、つまり 0.4 銭だけ高いことが分かると思います。
この Ask と Bid の差がスプレッドで、今回の場合は 0.4 銭ということになります。
スプレッドは通貨によって異なりますが、ドル円の場合は大抵は 0.3 銭~0.7 銭で、業者によって
違います。逆に言えば、通常は1つの業者が設定するドル円のスプレッドは基本的に常に一定で
す。
ここで例えば、1 万ドル(1 枚)を買い、一瞬で売ったとします。為替レートは全く変動しなかった
とします。
■ 買った時 10,000 ドル×101.519 円=1,015,190 円
■ 売った時 10,000 ドル×101.515 円=1,015,150 円
となります。
1,015,190 円で買った 1 万ドルを、1,015,150 円で売ったわけですから、40 円の損失ということ
になります。
為替レートは全く動いていなくても、スプレッドのせいで 40 円の損になるわけですね。
ですから、FX 業者の設定するポイント付与条件を満たすための「一瞬、数秒の取引」であっても、か
なりの確率で数十円の損失が出ることになります。
決済のタイミングが少し遅れれば、為替レートが変動して、損失の額が大きくなるかもしれませんし、
逆に利益が少し出るかもしれません。
しかし、いずれにしても、数秒で決済することをきちんと守れば、どんなに大きくても 1 万ドル(1 枚)
の取引で発生する損失額は、100 円程度になります。
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さて、ここまでこの章では、ハピタスポイント付与条件をクリアするための FX トレードを、安全に行うために
理解すべき、FX の基礎知識について解説してきました。
かなり噛み砕いてご説明しましたから、だいたい分かって頂けたと思います。
ご自分の中で疑問点等がありましたら、この章をもう一度よく読むか、インターネットで検索して、疑問点
を極力解消しておきましょう。
2. 実際に FX 取引して、ポイント付与条件を満たしましょう
①
実際に取引してみましょう
ここまでのご説明で、FX 口座開設手続きの流れや、ポイントが付与されるための条件がどのようなもの
なのかについてお分かり頂けたかと思います。
では次に、FX 口座開設後に行う FX 取引の方法についてご説明します。方法といっても、ノウハウなどで
はなく、FX 口座の「操作方法」についてです。
数秒で決済してしまう私達にとって、FX のノウハウは必要ありませんので。
ここでは、FX ブロードネットという FX 業者を例にとってお話します(取引画面等のスクリーンショットは、
当文書執筆時点でのものです。その後変更されている可能性があります)。
※FX 口座の操作方法は、FX 業者によって微妙に異なります。FX 業者のサイト内に操作方法について
のマニュアルが必ずありますので、面倒でも必ずそちらを一度ご覧になってから取引するようにしてください。
まずは、FX 口座にログインします。郵送されてきた書類に、ログイン ID とパスワードが記載されています。
ログインの際、ウェブブラウザのポップアップがブロックされるようであれば、ブラウザの設定でこのサイトのポッ
プアップを許可する設定にしてください。でないと正常にログインできないようです。
ポップアップの許可設定については、Google で「ポップアップ+許可+ブラウザ名(Internet Explorer
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など)」と検索すれば、方法が分かりますので、ここでは省略させてください。
さて、FX ブロードネットの口座にログインすると、いきなりウィンドウがたくさん出てきます。
少しだけビビりますが、落ち着きましょう。
FX ブロードネットのサイトには、マニュアルがありました↓
必要な部分をよく読んでから取引しましょう。このことは、他の FX 業者でも同じです。操作方法が分か
らないまま取引することだけは避けて下さい。マニュアルで読むべき箇所は、注文の方法・決済注文の方
法・枚数の指定等、「往復取引を数秒で行う」ための部分だけで OK です。
次に、新規注文を 1 枚(1 万通貨)出してみます。
画面上左上の赤や青のボックスにある、USD/JPY(ドル円)の「指値,他注文」をクリックします。
すると、下記のような確認メッセージが出てきます。
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ここで、「OK」ボタンを押すと、新規注文が行われ、1 万ドル(1 枚)の 「買いポジション(ロング・ポジ
ション)」を持つことになります。
取引をしたいので OK を押します。すると・・・
けたたましい警告音とともに、↑のようなボックスが表示されました。
実は、このスクリーンショットを撮った際には、5 万円しか証拠金を入金せずに新規取引をしたので、すぐ
にマージン・コールが来てしまったわけです。
すぐに決済するので、あまり焦らずに「了解」ボタンをクリックします。これで、注文が通りました。1 万ドル
(1 枚)のロング・ポジションを持っていることになります。
決済をしない限り、為替レートの変動により利益・損失が発生する可能性がある状態にいるわけです。
数秒で決済したいので、素早く決済注文をしに行きます。
たいていの FX 業者の管理画面には、「ポジション一覧」というものがあります。
決済がまだされていない取引の一覧のことです。
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新規注文は 1 つしかしていませんので、ポジションは 1 つだけ表示されています。このポジションを選択し
た状態(青く反転している状態)を確認した上で、「決済」ボタンを押します。
すると決済確認ウィンドウが表示されますので、「了解」をクリックして決済注文を確定させます。
これで、ポジションが決済(清算)されました。1 万通貨(1 万ドル、1 枚)の往復取引が完了したわ
けですね。ポイント付与条件が緩い FX 業者の場合、これだけで完了です。簡単ですね。
ここで1つ注意点があります。FX 初心者にありがちなミスです。
それは、「売りの決済注文」と「売りの新規注文」を混同し、ロング・ポジションを持っている時に新規の売
り注文を出して、ショート・ポジションを持ってしまうことです。決済したかったのに、2つのポジションを持って
しまうという事態になることです。
少しわかりにくいと思いますので解説します。
FX 取引の注文には、大きく分けて 2 種類の注文があります。新規注文と決済注文です。この2つは必
ずセットです。新規注文をしてポジション(ロング・ポジション or ショート・ポジション)を持ったら、決済注
文を出して、そのポジションを清算(売り・買い)するからです。
例えば、1 万ドル(1 万通貨、1 枚)を買う新規注文を出した場合、1 万ドルのロング・ポジション(買
いポジション)を保持することになります。ポジションを持っている状態では、為替レートの変動の影響を受
け、含み益・含み損(損益)が出ています。これを確定させたい場合、決済注文を出します。この場合
には、1 万ドルの買いポジション(ロング・ポジション)を清算させたいので、「売り」の決済注文です。
1 万ドルを買って(新規注文)、1 万ドルを売る(決済注文)わけですね。
ここで「売りの決済注文」を「売りの新規注文」と間違えて新規注文してしまうと、持っていたロング・ポジ
ション(買いポジション)は決済されず、新たに「売りポジション(ショート・ポジション)」を持つことになって
しまいます。
証拠金を 10 万円入金した場合、2 枚まで取引出来ますから、1 枚のロング・ポジションを持っている状
態でも、新たに 1 枚ショート・ポジションを持つことが出来るので、この状態に陥る危険性があります。
「ポジションを清算するのは決済注文」
このことを覚えておいてくださいね。
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(参考)
逆に、最初に新規注文で 1 万ドルを売った場合、1 枚のショート・ポジション(売りポジション)を持つこ
とになります。このポジションを清算するためには、「買い」の決済注文を出す必要があります。決して「買い」
の新規注文ではありません。
1 万ドルを売って(新規注文)、1 万ドルを買う(決済注文)するわけです。
②
注意点
ここまでで、FX の基本的な知識と大まかな操作方法についてご理解頂けたと思います。ここで、数点の注
意点についてお話させてください。

FX 取引は必ず一瞬で決済すること
ほとんどの FX 業者では、ポイント付与条件として「FX 取引(往復取引)◯回以上」という条件
を設定しています。ですから、ハピタスポイントをゲットするためには FX の取引を実際に行う必要が
あります。
繰り返しお話していますが、この取引の目的は「ポイント付与条件を満たすため」であり、決して
「FX 取引自体で利益を得るため」ではありません。
一瞬で決済すると、スプレッドの分だけ数十円損をしますが、ハピタスポイントをゲットするための必
要経費だと思って割り切って下さい。決して利益を出そうとは思わないことです。

「あからさまにポイント目的だ」と思われないようにする
ハピタスを利用している人のほとんどが、ポイント目的で広告を利用しているのが実情だと思います。
ですが、ハピタスの建前は、
「利用したいサービスや商品があって、それを利用(購入)するとポイントが貯まる」
というものです。
実情は、
「ポイントが欲しいから、サービスや商品を利用する」
なのですが、広告主(今回の場合は FX 業者)にとっては、あからさまなポイント目的の利用者に
はポイントを付与したくないですよね?
今後 FX 取引しない可能性が高いわけですから。
ですから、「あからさまにポイント目的だな、コイツは」と思われない工夫をする必要があります。
例えば、ポイント付与条件が「新規口座開設+初回入金5万円+1枚以上の往復取引」だと
した場合、
mjdsk.jp
「ギリギリの5万円を入金して、1枚(1万ドル)の往復取引を数秒で終わらせ、その1回きりの
取引で5万円全額をすぐに出金する」
という行為をした利用者は、あからさまにポイント目的だな、と判断されても仕方が無いのです。
ですから、本音はポイント目的だとしても、「ポイント目的の印象」を薄める工夫が必要になります。
例えば、

往復取引1回だけでなく、4,5 回~10 回取引してみる

できたら、2 日間に分けて取引する

ドル円だけでなく、ユーロ円などの他のメジャー通貨ペアも取引してみる
などの工夫です。
手間は少しかかりますが、スムーズにポイントをゲットするために必要な工夫です。

もしポイントが付与されなかったら
FX 業者の指定するポイント付与条件(ポイント対象条件、ポイント獲得条件)を満たす FX 取
引をこなしても、極稀にポイントが付与されない場合があります。
FX 業者が広告費削減のために、不当にポイント無効判定をしてくるケースです。
その場合は、決して FX 業者に問い合わせをするのではなく、ハピタスのサポートに問い合わせをす
るようにします。
FX 業者(広告主)に直接問い合わせをした瞬間に、そのポイントは永久に付与されることは無く
なります(規約・注意書きに書いてあります)。
ポイント付与条件を達成したのにポイントが付与されない!
という場合には、ハピタスのサポートに問い合わせましょう。
ハピタスのサポートの方々はかなり迅速に対応してくれますし、感じの良い対応です。
貰えるはずのポイントを諦める、などという泣き寝入りは決してしないようにしましょう。

お小遣いが貰えるのは嬉しいけど、正直面倒臭い・・・!?
ハピタスでお小遣いを稼ぐ方法を、この PDF 文書のように文章にしてしまうと、かなり文章が長くなっ
てしまいます。ですからもしかしたら、
「ハピタスの FX 案件でポイントを貯めるのって面倒臭そう・・・」
という感想をお持ちかもしれません。
mjdsk.jp
しかし、実際に取り組んでみると、かなり簡単で時間がかからないことに気付くと思います。
まずは試しに 1 件、FX 口座開設案件をこなしてハピタスポイントを Get してみてください。
「DMM FX」などがポイントも高く、ポイント付与条件も緩いですし、ポイント付与のタイミングも早め
ですからオススメです。
まずは 1 件、この PDF を開きながら FX 口座を開設してみてください。
開設だけなら本当に 5 分くらいです。そして 2,3 日後に郵便物が届く。FX 口座にログインして入金
します。その状態で既に取引可能ですから、1 枚(1 万ドル)の往復取引を試しに 1 回やってみ
る。これでポイントが 1 万円程度貯まります。
こうやって文章にしてしまうと、私の冗長な文章も相まって、面倒臭く感じてしまいますが、実際の作
業は本当に簡単です。
ここまで私の駄文に付き合うのが精一杯で、作業をまだしていない場合は、今すぐ行動に移しまし
ょう。
まずは、ハピタスの会員登録からです。
次に、FX 口座開設案件を1つ選んで、FX 口座開設の申込みをしましょう。
5 分で終わるはずです。
一度、「あぁ、簡単なんだ」と分かれば、次からはもっと気軽に出来るようになります。