企業の社会貢献量を見積もる

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省電力・省資源化
N-23
ICTによる社会の環境負荷削減効果評価技術
Method for Evaluating Reduction in CO2 Emission by Using Company-wide ICT Services
企業の社会貢献量を見積もる
Evaluating Company’s Contributions to Society
企業のBy ICT効果*(企業が提供するICTサービスのBy ICT効果の総量)を推計する技術です。企業のBy ICT効果を求めるために、その
企業が提供するICTサービスを全て評価し合計することは困難でしたが、本技術を用いることで現実的な稼働で企業のBy ICT効果を見積
もることができます。なお本技術はNTTグループ向けに開発したものですが、一般のICT企業にも利用することができます。
特
■ICTサービス全体のBy ICT効果の推計式
顧客分類
集計用原単位
(t-CO2/百万円)
売上高(百万円)
事業所A
事業所B
事業所C
分類A
分類B
分類C
ICTサービス
全体の
= 集計用原単位 × 売上高
By ICT効果
・サービスを左記のように分類し,
それぞれに集計用原単位を導出する.
■ICTサービスの分類と集計用原単位の導出
徴
■ ICTサービスの分類を工夫することでBy ICT効果と売上高の相
関をとることができます(左図)。これにより売上高から企業の
By ICT効果を推計可能です。
■ 売上高として決算情報を用いることができるので、評価稼働が
軽減され、また計算根拠の公開が可能です。
利用シーン
①統計手法によるサービスのグルーピング
■ 企業の環境目標計画の進捗管理
②グループと顧客分類(売上管理単位)の対応付
■ 評価結果を、企業の社会貢献量として、外部にアピール
③サービス分類ごとの集計用原単位導出
■ 企業や公共機関の環境コンサルティング
分類A
分類B
分類C
CO2排出量
By ICT効果
サービス個々のCO2排出削減量
By ICT効果
従来手段
ICTサービス
(代替手段)
売上高
* By ICT効果: ICTサービスを利活用することにより、利用しない場合に比べ相対的に社会の環境負荷(CO2排出量)が 削減される
効果のことです。
2020をめざして
NTTグループでは2020年に向けた環境ビジョン「THE GREEN
VISION 2020」を掲げ、ビジョンのひとつにGreen By ICT(企業
のBy ICT効果)の数値目標を設定しています。この目標達成度
の管理に本技術を利用していきます。
〈問い合わせ先〉[email protected]
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