市民生物調査 カエルの卵を探そう! “カエル”と聞くと、皆さんはどんなカエルが思い浮かびますか? 窓にへばり付いた小さな“アマガエル”や、田んぼのあぜをピョンピョン飛びはねる“トノサマガ エル”。イボイボが特徴的な“ヒキガエル”もいますね。これまでに行われた調査によると、豊岡で は 12 種類のカエルが確認されています。 今回の調査では、“二ホンアカガエル”と“ヤマアカガエル”の卵を探してみましょう。 カエルの卵は、どんなカタチ? 水辺に住んでいるカエルは、水中や水辺に卵を産みます。「ところてん」のように見えるものや、 「あわ」に包まれているものもあり、カエルの種類によって卵のカタチもちがいます。 “アカガエル”は、ほかのカエルが冬眠している2月中旬から 3 月中旬頃に産卵します。この時 期、山に近い田んぼなどで「卵塊(らんかい/卵のかたまり)」を見ることができます。 ↓アカガエルの卵塊 ↓こんな卵塊も見つかるかも! ① ② ③ ↑ヒキガエルの卵塊 透明のチューブの 中に、小さな卵が たくさん入ってい るように見えます。 ④ 調査日時・調査場所 日時 場所 3 月1日(日)~3 月 10 日(火)の期間内 身近な水田やビオトープなど 調査方法 ① 卵塊を見つけたら、かたまりの数を数えます。 ② 見つけた場所や数、卵の状態などを調査票に記入してください。 ③ 写真を撮影された場合は、調査票と一緒にご提供ください。 - 注 意 - ・ 子どもだけで調査せず、保護者と一緒に調査してください。 ・ 他人の管理地に入る場合は、必ず許可を得てください。 ニホンアカガエル Rana japonica アカガエル科 体長は 3.5~7.0cm くらいの中型のカエルです。平地や丘陵地の水 田や湿地などに生息し、西日本では山間地にも生息しています。 産卵は山裾周辺の水田で行われ、時期は地域差がありますが、豊 岡市周辺では 2~4 月に行われています。卵塊はややつぶれた球 状で、中に 300~5000 個の黒褐色の卵が入っています。 【参考】「決定版 日本の両生爬虫類」(平凡社,2002 年) ヤマアカガエル Rana ornativentris アカガエル科 体長は 4.0~8.0cm くらいの中型のカエルです。平地や丘陵地の水 田や湿地、山間地の比較的高地まで生息しています。産卵は山裾 周辺の水田や浅い湿地などで行われ、時期は地域差があります が、豊岡市周辺では 2~4 月に行われています。卵塊はややつぶ れた球状で、中に 1,000~1,900 個の黒褐色の卵が入っています。 【参考】「決定版 日本の両生爬虫類」(平凡社,2002 年) 両種の見分け方 背中の模様(背側線) お腹の模様 黒班がない 真っ直ぐ伸びる ニホンアカガエル 黒班がある 外側に張り出す ヤマアカガエル 問い合わせ・調査結果報告先 〒668-8666 豊岡市中央町 2-4 豊岡市役所 コウノトリ共生課 TEL 0796-21-9017 FAX 24-7801 E-mail [email protected]
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