鉄鋼需給の動き2015年2月 - JISF 一般社団法人日本鉄鋼連盟

VER 2-5
鉄鋼需給の動き
2015 年 2 月
一般社団法人日本鉄鋼連盟
2015.2.27
〔概
況〕
日本経済は消費増税の反動減の影響から、力強さに欠けるものの、一部指標に回復の兆しが見
えつつある。雇用環境は改善傾向にあるが、登録車販売の前年実績割れが続く等、個人消費には
依然弱さがみられる。一方、企業活動では、円安効果から輸出に底打ち感がみられるほか、12
月の鉱工業生産が2ヵ月ぶりに増加し、四半期ベースでも3期ぶりに上昇に転じた。海外では、
米国経済は堅調に推移しているが、欧州はデフレ懸念が強まっており、また中国も成長が鈍化し
ている。加えて、その他新興国経済も景気に力強さを欠いており、地政学的リスクが高まるなか、
世界経済は不透明な状況にある。
t 12 月の国内鉄鋼需給をみると、全鉄鋼輸出は2ヵ月ぶりに前年を上回り、高水準の入着が続
いていた普通鋼鋼材輸入も2ヵ月連続で減少しているなか、粗鋼生産は4ヵ月連続で前年を下回
った。普通鋼鋼材受注(内需)は、建設向けが3ヵ月連続の減少、製造業向けも自動車が3ヵ月
連続で減少したこと等から2ヵ月連続の減少となり、内需全体では5ヵ月連続の減少となった。
2014 暦年の粗鋼生産は前年比 0.1%増の 1 億 1,067 万トンと、2年連続で 1 億 1,000 万トン台に
達し、経済産業省より発表された 2015 年 1-3 月期の粗鋼生産計画は前期比横ばい微減の 2,730
万トンであり、2014 年度の粗鋼生産も 1 億 1,000 万トンを超える見込みである。
海外鉄鋼需給をみると、12 月の世界粗鋼生産は前年同月比 0.1%増の 1 億 3,371 万トン、通
年では 16 億 6,153 万トンと5年連続の増加となった。中国は月間 6,800 万トンレベルの高水準
な生産を続け、2014 暦年では 8 億 2,270 万トン(前年比 0.9%増)と2年連続の8億トン台の生
産量となった。鋼材輸出も年間 9,378 万トン(前年比 50.5%増)と過去最高を大幅に更新し、1
月も 1,029 万トンと月間最高を記録するなど、アジアの鉄鋼需給緩和の要因となっている。
国内鉄鋼需要は底堅く推移しているとみられるが、足元では一部に弱い動きもみられ、さらに
東アジアでの鉄鋼需給緩和、頻発する通商問題、コスト増による建設計画の見直し、電力をはじ
めとする諸コストアップ、原油安にともなうエネルギー関連需要の縮小など日本鉄鋼業をとりま
く不透明要因も多い。こうしたなか、政府は総額 3.1 兆円の緊急経済対策を核とする 2014 年度
補正予算を成立させており、今後も機動的かつ的確な政策の実行が期待されるが、引き続き景況
を慎重に見定め、内外経済動向、鉄鋼需給動向に注意を払う必要がある。
1. 経済動向
-10~12 月の実質GDP成長率は 3 期ぶりのプラス。内需は緩やかな回復も、外需は堅調な伸び。-
2. 鉄鋼需要産業動向
-2014 暦年の建築着工は住宅、非住宅ともに5年ぶりのマイナス-
3. 鋼材受注
-12 月の普通鋼鋼材受注、内需は前年比 12.0%減の 370 万トンと 5 ヵ月連続の減少、
2014 暦年では 2 年ぶりの減少-
4. 鉄鋼需給(生産・出荷・在庫)
-1 月の粗鋼生産(速報)は前年比 4.0%減の 902 万トン、5 ヵ月連続の減少-
5. 鋼材流通、鋼材輸入
-1 月の普通鋼鋼材輸入は前年同月比 16.8%減の 41 万トン、3 ヵ月連続の減少-
6. 鉄鋼輸出
-1月の全鉄鋼輸出は前年同月比 4.2%増の 344 万トンと 2 ヵ月連続の増加-
7. 海外市場
-中国の 1 月の鋼材輸出は 5 ヵ月連続の月間過去最高を更新-
1
1.経済動向
-10~12月の実質GDP成長率は3期ぶりのプラス。内需は緩やかな回復も、外需は堅調な伸び。 -
・12月の鉱工業生産(確報)は、前月比0.8%増の98.7と2ヵ月
ぶりに上昇した。内訳では、金属製品工業、鉄鋼業等が低下
した一方、電子部品・デバイス工業、情報通信機械工業等が
上昇した。先行きは、1月が6.3%の上昇、2月は1.8%の低下と
予測。基調判断は、「一進一退」から「緩やかな持ち直しの動
き」へ上方修正された。
・出荷は1.0%上昇、在庫は0.7%低下、在庫率は4.3%低下。
・12月の機械受注(船舶・電力を除く民需)は、製造業(前月比
24.1%増)が自動車・同付属品、化学工業等の増加により3ヵ月ぶ
りの増加、非製造業(同7.2%増)も運輸業・郵便業等の増加によ
り2ヵ月連続の増加となった。全体では同8.3%増の8,536億円と
2ヵ月連続の増加となった。基調判断は、「持ち直しの動きに足踏
みがみられる」から、「緩やかな持ち直しの動きがみられる」へ上
方修正された。なお、1~3月期は前期比1.5%増の見通し。
(億円)
9,500
〔図1〕 鉱工業生産・出荷・在庫指数 (2010年=100、季調済)
130
生産指数
在庫指数
在庫率指数
出荷指数
機械受注 (船舶・電力除く)
前3カ月平均
9,000
120
(▲4.3)
8,000
(+0.8)
(+1.0)
100
8,536
(+8.3)
(参考)2014暦年
9兆6,920億円
前年比4.0%増
8,500
(▲0.7)
110
8,065
(+0.9)
7,500
90
80
〔図2〕 機械受注 (船舶・電力を除く民需・季調済)
7,000
12
3
2011年
6
9
12
2012年
3
6
9
12
2013年
3
6,500
6
9 12月
2014年
12
3
2011年
9
12
2012年
3
6
9
12
2013年
3
6
9 12月
2014年
(出所)内閣府
(出所)経済産業省
・1月の乗用車販売(除・輸入車)は前年同月比20.8%減と2ヵ月
ぶりの減少。うち軽乗用車は同19.4%減と2ヵ月ぶりの減少。
・12月の小売業販売額は同0.1%増と6ヵ月連続の増加。医薬品・
化粧品小売業等が増加した。また、同月の全世帯消費支出は同
3.4%減と9ヵ月連続で減少した。
(%)
40
6
・12月の完全失業率は前月から0.1ポイント改善の3.4%、また
同月の有効求人倍率は前月から0.03ポイント上昇の1.15倍と
なり、92年3月(1.19倍)以来の高水準となった。新規求人を主
要産業別にみると、医療・福祉、宿泊業・飲食サービス業が前
年水準を上回って推移している。
〔図3〕 個人消費関連指標 (前年同月比増減率・%)
(%)
1
乗用車国内販売台数
小売業販売額
全世帯消費支出(実質)
30
20
2
10
〔図4〕 失業率と 有効求人倍率(季節調整値)
1.15
有効求人倍率(右目盛)
3
3.4
0.1
0
(倍)
1.50
1.20
0.90
4
0.60
5
0.30
-10
▲3.4
-20
▲20.8
-30
1
3
5
7
9
11
1
3
2013年
5
7
9
2014年
11
6
1月
2015年
〔図5〕 輸出数量指数 (2010年=100、季調済)
130
120
110
100
90
80
70
1
7
11
1
7
12
1
7
13
1
7
14
(出所)財務省「貿易統計」を元に季節調整。
※は日銀「実質輸出指数」(2010年=100、季調済)。
0.00
(出所)総務省、厚生労働省。
(注)帯の期間は景気後退期。08年2月は景気の山、09年3月は景気の谷。
11年3~8月の完全失業率は、補完推計値を用いて計算した参考値。
(出所)自販連、経済産業省、総務省
・1月の輸出数量指数(確報・原指数)は前年同月比
11.1%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。季調済
指数は前月比で2ヵ月連続のプラス、向先別では、ア
ジア向けが3ヵ月ぶりのプラス、米国向けとEU向けは
2ヵ月連続のプラスとなった。
・実質輸出(日銀)は前月比5.0%の上昇、2ヵ月連続
のプラスとなった。
失業率(左目盛)
91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14年
・14年10~12月期の実質GDP成長率(1次速報)は季調済前期比0.6%増
(年率2.2%増)と3期ぶりの増加となった。住宅投資(前期比1.2%減)は駆
込み需要の反動減が続き、3期連続で減少したものの、個人消費(0.3%
増)が2期連続で増加し、設備投資(0.1%増)も3期ぶりに増加するなど、勢
いは弱いものの、内需回復の動きが窺われる。また、公共投資(0.6%増)
も3期連続の増加となった。外需は、輸出(2.7%増)・輸入(1.3%増)ともに2
期連続で増加し、寄与度はプラス0.2と3期連続のプラス寄与となった。な
お、14暦年の実質GDP成長率0.0%と前年比横ばいとなった。
〔図6〕 日本、米国、中国の実質GDP成長率 (%)
14
12
10
8
米国向
6
109.3※ 4
2
0
合計
-2
アジア向 -4
-6
EU向
-8
-10
-12
-14
-16
1
15年
[季調済前期比%]
14.
7-9
国内総生産
0.6
(前期比年率) (▲2.3)
(2.2)
個人消費
0.3
0.3
住宅投資
▲7.0
▲1.2
日本
設備投資
▲0.1
0.1
米国
公共投資
2.1
0.6
輸 出
1.5
2.7
輸 入
1.0
1.3
中国
ⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢⅣⅠⅡⅢ
08
09
10
11
12
13
14年度
(出所)内閣府、米国商務省、中国国家統計局。
(注)日本、米国は前期比年率、中国は前年同期比。
2
10-12
▲0.6
2.鉄鋼需要産業動向
-2014 暦年の建築着工は住宅、非住宅ともに5年ぶりのマイナス-
<土木> -12 月の公共受注額は前年同月比 8.9%減、民間受注額は同 18.8%減-
〇1 月の公共土木工事前払金保証請負金額は前年同月比 4.7%減の 3,774 億円。
・国の機関は前年同月比 0.9%減と2ヵ月連続で減少し、地方の機関も前年同月比 6.0%減と4ヵ月
連続で減少した。全体でも同 4.7%減の 3,774 億円と7ヵ月連続でマイナスとなった。
〇12 月の公共土木工事受注額は前年同月比 8.9%減の 7,717 億円。
・12 月の国の機関(14.6%減)は、治山・治水、道路等が増加したものの、下水道、鉄道・軌道等が
減少しマイナス。地方の機関(6.3%減)も、治山・治水等が増加したものの、公園、土地造成、
上・工業水道等が減少しマイナス。全体でも 8.9%減の 7,717 億円と3ヵ月ぶりに減少した。
・14 暦年の公共土木工事受注額は、道路の増加等により、前年比 11.2%増の 11.1 兆円。
〇12 月の民間土木工事受注額は前年同月比 18.8%減の 1,842 億円。
・製造業・鉱業・建設業(1.4%増)
、不動産業(44.9%増)が増加したものの、運輸通信業(27.6%減)
、
電気・ガス業(20.1%減)が減少し、全体では 18.8%減の 1,842 億円と9ヵ月連続で減少した。
・14 暦年の民間土木工事受注額は、前年比 4.6%減の 2.7 兆円。
<建築> -2014 暦年は住宅、非住宅ともに5年ぶりのマイナス-
〇14 暦年の新設住宅着工戸数は前年比 9.0%減の 89.2 万戸と5年ぶりのマイナス。
・12 月は、持家(25.5%減)が 11 ヵ月連続で減少、貸家(8.9%減)も6ヵ月連続で減少、分譲(10.5%
減)も2ヵ月連続で減少となり、全体でも 14.7%減の 7.6 万戸と 10 ヵ月連続のマイナス。国土交
通省では、「経済対策の一環として、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置の拡充、フラット
35S の金利引き下げ幅の拡大、省エネ住宅に関するポイント制度の実施といった予算措置が講じら
れることも踏まえ、住宅着工については、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある」とコ
メントしている。
・12 月の年率換算着工戸数は 88.3 万戸(前月比 1.1%増)。
〇14 暦年の非住宅着工床面積は前年比 3.8%減の 5,382 万㎡と5年ぶりのマイナス。
・12 月は、公益事業用(87.8%増)が増加も、鉱工業用(32.0%減)
、商業・サービス用(26.8%減)
、
公務文教用(11.0%減)等が減少し、全体では 17.3%減と2ヵ月連続のマイナス。
・12 月は、使途別では倉庫(7.2%増)が前年を上回ったものの、事務所(32.9%減)
、工場(21.9%
減)
、店舗(23.1%減)が前年を下回った。
・12 月の年率換算着工床面積は 4,668 万㎡と、3ヵ月ぶりに5千万㎡を下回った。
〔表1〕建 設 関 連 統 計 指 標
(単位:億円,千戸,%)
公共土木工事前払金保証請負金額
国の機関
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
2015年 1月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
2015年 1月
2014暦年
2013暦年
増 減 量
前年同期比
74,441
82,652
19,040
16,054
23,844
23,830
17,495
7,560
5,096
4,839
3,774
6.7
11.0
▲0.9
3.2
6.4
▲5.3
▲8.1
▲7.7
▲9.8
▲6.9
▲4.7
81,222
82,161
▲939
▲1.1
23,550
27,122
3,968
6,299
9,911
6,373
3,852
1,559
1,163
1,131
980
6.4
15.2
▲2.4
3.2
4.4
▲13.4
▲2.9
▲8.6
13.8
▲8.9
▲0.9
26,435
26,926
▲491
▲1.8
地
方
50,891
55,530
15,072
9,754
13,933
17,457
13,643
6,001
3,933
3,708
2,794
6.9
9.1
▲0.5
3.1
8.0
▲1.9
▲9.5
▲7.5
▲15.0
▲6.3
▲6.0
54,787
55,235
▲448
▲0.8
土木工事受注額
公
共
民
新設住宅着工戸数
間
合
86,339
24,345
103,046
25,370
28,250
26,488
31,036
25,377
10,191
7,469
7,717
19.3
5.0
12.2
36.3
3.5
0.0
3.9
5.4
▲8.9
111,151
99,974
11,177
11.2
28,743
6,587
7,399
6,476
7,266
5,576
1,962
1,771
1,842
18.1
9.3
11.0
▲8.1
▲5.7
▲15.4
▲19.2
▲6.3
▲18.8
26,716
28,013
▲1,297
▲4.6
計
893.0
987.3
271.3
216.9
218.8
222.5
234.0
79.2
78.4
76.4
6.2
10.6
12.9
3.4
▲9.3
▲13.6
▲13.8
▲12.3
▲14.3
▲14.7
892.3
980.0
▲87.8
▲9.0
持
家
316.5
352.8
100.4
69.5
71.0
72.4
72.4
24.2
24.5
23.7
3.8
11.5
19.7
▲2.7
▲19.3
▲23.8
▲27.9
▲28.6
▲29.3
▲25.5
285.3
354.8
▲69.5
▲19.6
貸
家
320.9
370.0
106.0
86.6
89.7
87.1
98.8
33.6
32.7
32.5
10.8
15.3
15.8
18.8
5.5
▲5.7
▲6.8
▲4.1
▲7.4
▲8.9
362.2
356.3
5.9
1.7
分
譲
249.7
259.1
63.7
59.4
56.6
61.0
60.4
20.8
20.0
19.6
4.4
3.8
▲0.5
▲7.4
▲16.0
▲11.2
▲5.1
1.6
▲6.0
▲10.5
237.4
263.9
▲26.5
▲10.0
年率換算
着工戸数
(マンション)
124.0
123.5
27.3
28.9
24.0
29.1
28.5
10.5
9.3
8.7
3.3
▲0.4
▲13.2
▲11.6
▲29.3
▲12.7
4.3
23.3
2.4
▲10.5
110.5
127.3
▲16.8
▲13.2
1,022.7
945.9
886.6
860.9
880.3
885.9
872.5
882.5
-
2.7
▲7.5
▲6.3
▲2.9
2.3
1.0
▲1.5
1.1
-
(出所)保証事業会社協会、国土交通省
( 注 ) 1.土 木 工 事 受 注 額 の 公 共 土 木 は 公 共 工 事 計 か ら 教 育 病 院 ・ 住 宅 宿 舎 ・ 庁 舎 そ の 他 を 除 い た も の 。
( 注 ) 2. 年率換算着工戸数は前月(期)比増減率。
( 注 ) 3.土 木 工 事 受 注 額 は 、 2013年 4月 よ り 推 計 方 法 が 変 更 さ れ た た め 、 そ れ 以 前 と は 接 続 し な い 。
( 注 ) 3.前 年 比 は 参 考 値 と し て 公 表 さ れ た 新 推 計 方 法 に 基 づ く 前 年 同 月 値 と の 比 較 。 2012年 度 計 の み 新 推 計 値 を 記 載 ( 斜 字 ) 。
3
-
〔図8〕公共土木工事受注額(前年同月比寄与度・%)
〔図7〕公共土木工事前払金保証請負金額(億円)
2012年度
10,000
140
2013年度
2014年度
8,000
国の機関
120
地方の機関
100
合
80
6,000
計
60
4,000
40
3,774
20
2,000
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3月
0
-8.9
12
▲ 20
13.1214.1 2
4
5
6
7
8
9
10
11
〔図10〕非住宅用途別着工床面積
〔図9〕新設住宅着工戸数
年率換算値(10万㎡,右目盛)
年率換算値(万戸,右目盛)
103
3
110
99
640
567
600
100
500
90
88
80
20
467
20
400
70
10
0
0
▲ 20
▲ 10
▲ 20
持 家
給 与
合 計
▲ 30
13.1214.1 2
3
貸
分
4
5
家
譲
6
▲ 40
▲14.7
前年同月比寄与度(%)
7
8
9
10
11
鉱工業
商業・サービス
公 益
公務・文教
その他
合 計
前年同月比寄与度(%)
▲ 60
12
▲17.3
13.1214.1 2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
(単位:万㎡,%)
建築着工
床面積計
鋼構造建築着工床面積
居住用 非居住用
用 途 別
(鉱工業)
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
1月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
13,545
8,342
14,846
9,220
3,890
2,501
3,322
1,999
3,380
1,982
3,345
2,008
3,356
2,031
1,238
692
1,089
681
1,030
659
6.4
4.6
9.6
10.5
10.6
13.9
2.4
2.4
▲9.6 ▲13.3
▲14.2 ▲17.5
▲13.7 ▲18.8
▲6.2 ▲17.4
▲16.7 ▲19.8
▲18.5 ▲19.1
13,402
8,020
14,767
9,173
▲1,365 ▲1,152
▲9.2 ▲12.6
5,203
5,626
1,389
1,323
1,398
1,336
1,325
546
408
371
9.5
8.1
5.3
2.4
▲3.7
▲8.6
▲4.6
13.3
▲10.9
▲17.3
5,382
5,595
▲213
▲3.8
865
906
235
217
237
222
227
97
63
67
▲1.6
4.7
17.8
▲0.6
5.7
▲3.1
▲3.3
39.4
▲5.9
▲32.0
903
907
▲4
▲0.4
(商 業 ・
サービス)
2,098
2,338
567
560
602
482
512
201
167
145
15.4
11.5
11.4
▲0.7
▲6.8
▲14.7
▲9.7
22.5
▲18.9
▲26.8
2,156
2,342
▲186
▲8.0
使 途 別
(公益事業) (公務文教)
593
497
101
126
108
174
152
77
36
40
48.0
▲16.1
▲29.2
▲8.8
▲20.2
28.8
50.5
77.3
▲2.2
87.8
560
510
51
10.0
1,324
1,558
399
350
368
361
347
142
111
93
▲1.8
17.6
7.0
14.1
1.4
▲19.0
▲13.2
▲17.5
▲9.0
▲11.0
1,425
1,514
▲89
▲5.9
4
(事務所) (店 舗) (工 場) (倉 庫) SRC
612
609
151
125
179
147
120
46
43
32
5.0
▲0.5
11.0
▲21.4
▲2.5
▲1.3
▲20.4
▲14.6
▲14.7
▲32.9
572
644
▲71
▲11.1
743
835
168
205
199
151
211
96
67
48
43.0
12.3
▲14.4
1.9
▲27.1
▲20.1
25.4
75.6
31.4
▲23.1
766
831
▲65
▲7.9
848
804
208
178
189
182
199
91
51
57
15.9
▲5.2
3.8
▲14.6
▲14.1
▲7.8
▲4.3
23.0
▲16.3
▲21.9
748
834
▲86
▲10.3
648
703
150
181
179
223
209
95
59
54
17.5
8.5
▲9.3
16.0
11.8
5.8
39.1
107.7
10.4
7.2
792
678
115
16.9
268
347
110
88
93
75
64
38
10
17
2.5
29.4
110.7
5.0
18.8
7.2
▲41.9
0.4
▲80.6
▲24.1
320
342
▲22
▲6.5
RC
3,021
2,968
688
733
683
668
638
253
199
186
3.0
▲1.8
▲10.3
▲2.3
▲9.7
▲15.4
▲7.2
5.1
▲6.1
▲20.8
2,722
2,985
▲262
▲8.8
S
4,626
5,234
1,300
1,226
1,239
1,214
1,243
477
399
367
10.7
13.2
10.0
7.1
▲7.5
▲11.3
▲4.4
9.2
▲6.8
▲15.6
4,923
5,153
▲230
▲4.5
<自動車>-14 暦年の四輪車生産は前年比 1.5%増の 977 万台と2年ぶりのプラス
軽自動車販売の増加や消費税増税前の駆込み需要が押上げも、増税後は販売回復に遅れ-
○1月の国内販売(輸入車除く)は前年同月比 19.2%減の 38.1 万台と2ヵ月ぶりのマイナス
・ 1月の国内販売(輸入車除く)は、乗用車(20.8%減)は、普通車が4ヵ月連続、小型車が6ヵ
月連続のマイナスとなったほか、12 月に高い伸びを示した軽乗用車も2ヵ月ぶりのマイナスとな
り、全体で2ヵ月ぶりのマイナス。トラック(8.5%減)は、普通車が9ヵ月連続のプラスも、小
型車が2ヵ月連続、軽が2ヵ月ぶりのマイナスとなり、全体で2ヵ月ぶりのマイナス。結果、四
輪車計では、前年同月が消費税増税前の駆込み需要で高水準だったことや 12 月の軽自動車の販売
が高い伸びとなった反動等から、前年同月比 19.2%減の 38.1 万台と2桁減となった(前年同月比
で2ヵ月ぶりのマイナス)
。
○14 暦年の完成車輸出は前年比 4.5%減の 447 万台と2年連続のマイナス
・ 12 月の完成車輸出は、アジア向け(14.5%減・2ヵ月連続)
、欧州向け(9.1%減・4ヵ月連続)、
オセアニア向け(5.3%減・4ヵ月ぶり)等が減少したものの、北米向け(5.2%増・9ヵ月ぶり)
、
中近東向け(12.1%増・4ヵ月連続)
、アフリカ向け(14.8%増・5ヵ月連続)等が増加し、全体
では前年同月比 0.5%増の 38.1 万台と5ヵ月ぶりのプラスとなった。
・ 1月の米国新車販売は、前年比 13.7%増の 115 万台と 11 ヵ月連続のプラス。季調済・年率換算
では 1,656 万台と、9ヵ月連続で 1,600 万台を上回った。一方、同月の中国新車販売(中国汽車
工業協会発表)は、前年比 7.6%増の 232 万台と 23 ヵ月連続のプラス。
○14 暦年の四輪車生産は前年比 1.5%増の 977 万台と2年ぶりのプラス
・ 12 月の生産は、乗用車(2.8%減)は、軽が2ヵ月ぶりのプラスも、普通車が3ヵ月連続、小型
車が7ヵ月連続のマイナスとなり、全体で6ヵ月連続のマイナス。トラック(1.4%減)は、普通
車が4ヵ月連続のプラスも、小型車が4ヵ月ぶり、軽が4ヵ月連続のマイナスとなり、全体で2
ヵ月連続のマイナス。全体で前年同月比 2.5%減の 76.7 万台と6ヵ月連続のマイナスとなった。
〔表2〕四 輪 車 国 内 販 売 台 数
(単位:千台,%)
国産車販売
四輪車計
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
4,889
5,330
1,214
1,739
1,098
1,231
1,159
390
396
381
9.7
9.0
20.3
20.9
▲0.4
▲3.4
▲4.5
▲9.2
2.0
▲19.2
3,868
4,062
▲194
▲4.8
乗用車
4,133
4,490
1,008
1,489
917
1,027
947
315
325
324
10.8
8.6
21.5
21.1
▲0.2
▲4.4
▲6.0
▲10.5
0.1
▲20.8
3,215
3,411
▲195
▲5.7
トラック
普通車 小型車 軽四輪
1,133
1,429
1,571
1,249
1,420
1,821
280
334
394
430
450
609
223
290
403
292
328
408
236
291
420
79
100
136
72
91
162
81
107
136
1.1
7.2
23.0
10.2
▲0.6
15.9
23.4
14.6
26.5
26.0
9.5
27.4
▲10.9
1.9
5.3
1.1
▲6.5
▲6.4
▲15.7
▲12.7
6.6
▲19.7
▲14.7
▲0.1
▲20.0
▲7.7
19.0
▲31.8
▲12.1
▲19.4
831
1,017
1,367
937
1,092
1,382
▲106
▲75
▲15
▲11.3
▲6.9
▲1.1
745
828
204
246
179
200
210
74
70
56
3.9
11.2
14.8
20.1
▲1.5
1.9
2.8
▲3.3
12.1
▲8.5
645
643
2
0.2
輸
普通車 小型車 軽四輪
132
211
401
152
236
441
37
54
113
49
71
126
30
53
97
43
60
97
41
55
113
14
19
41
15
16
38
12
16
28
14.0
11.4
▲2.5
15.0
11.6
9.8
15.4
9.9
17.0
28.4
21.4
16.5
6.2
0.4
▲4.5
13.6
2.3
▲2.8
11.3
2.1
0.3
8.4
1.4
▲8.6
17.7
▲0.7
16.2
23.8
▲5.3
▲19.0
126
183
335
113
182
349
13
2
▲14
11.9
1.0
▲3.9
(出所)日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会、日本自動車輸入組合
5
バ
入
ス
11
12
2
4
2
3
3
1
1
1
0.7
5.0
5.6
14.1
▲15.4
13.3
6.5
2.1
3.4
26.6
9
8
*
4.2
321
362
88
105
63
82
86
27
36
21
8.8
12.7
7.1
17.8
▲22.0
▲6.3
▲3.1
▲6.8
2.2
▲17.4
251
282
▲30
▲10.8
国
内
販売計
5,210
5,692
1,302
1,845
1,161
1,313
1,245
416
432
401
9.6
9.2
19.3
20.7
▲1.9
▲3.6
▲4.4
▲9.0
2.1
▲19.1
4,120
4,344
▲224
▲5.2
〔図11〕四輪車販売台数・前年同月比寄与度(%)
トラック
(万台)
80
乗用車
四輪車計
▲19.2
30
20
10
0
-10
-20
-30
国産車販売台数
60
38.1
40
20
0
1
2
3
4
5 6 7
2014年
8
9
10 11 12
〔図12〕四輪車輸出台数・前年同月比寄与度(%)
その他
アジア
北米
合計
0.5
(万台)
50
40
30
20
10
0
1 月
2015年
輸出台数
12 1
2013年
〔図13〕四輪車生産台数・前年同月比寄与度(%)
2
乗用車
合計
▲2.5
生産台数
(万台)
100
80
60
40
20
0
12 1
2013年
30
20
10
0
-10
-20
-30
76.7
30
20
10
0
-10
-20
-30
38.1
3
4
5
7
6
8 9
2014年
10 11 12 月
〔図14〕米国新車販売・前年同月比寄与度(%) (%)
日本ブランド車シェア(右目盛)
トラック
欧州
40.3
38.7
36.8
25
その他
日本ブランド車
20
デトロイト3
米国新車販売計
45
40
35
30
13.7
15
10
5
0
-5
-10
2
3
4
5
6
7
8 9
2014年
10 11 12 月
1
2
3
4
5
6 7
2014年
8
9
10 11 12
1 月
2015年
〔表3〕四輪車仕向地別輸出・生産台数
(単位:千台、%)
輸 出
合
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
1月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
計
4,659
4,632
1,203
1,079
1,088
1,147
1,150
401
368
381
0.8
▲0.6
3.2
▲3.8
▲6.2
▲3.5
▲4.4
▲1.6
▲11.5
0.5
4,466
4,675
▲209
▲4.5
アジア
537
555
149
133
142
147
138
49
48
41
▲7.9
3.3
30.1
12.3
8.2
3.8
▲7.1
1.3
▲8.1
▲14.5
560
540
20
3.7
中近東
537
582
153
144
139
162
180
63
57
60
24.0
8.4
9.4
▲1.3
▲3.3
14.9
17.8
33.3
9.7
12.1
626
584
42
7.1
欧州
821
712
175
199
185
200
160
61
50
49
▲13.6
▲13.3
▲11.1
1.4
14.5
13.7
▲8.7
▲1.5
▲15.9
▲9.1
744
709
35
4.9
(EU)
北
380
396
112
107
110
125
110
38
33
38
▲21.6
4.4
11.4
30.3
44.5
23.8
▲1.6
5.9
▲11.3
0.9
452
371
81
21.8
米
1,814
1,863
508
398
410
404
450
149
137
164
5.7
2.7
5.0
▲5.7
▲14.6
▲15.2
▲11.5
▲14.1
▲23.5
5.2
1,662
1,887
▲225
▲11.9
(出所)日本自動車工業会、ウォード自動車情報社
6
(米国)
1,638
1,711
469
361
379
376
421
140
128
153
6.8
4.5
5.9
▲2.3
▲13.6
▲14.9
▲10.2
▲12.0
▲22.9
6.4
1,538
1,720
▲182
▲10.6
オセアニア
430
396
89
90
89
103
93
33
34
25
3.9
▲7.7
▲18.9
▲10.7
▲17.6
▲5.4
4.7
6.2
12.0
▲5.3
376
407
▲32
▲7.8
生 産
米国新車
四輪車計 乗用車 トラック 販売台数
9,551
9,912
2,505
2,664
2,402
2,381
2,327
817
743
767
3.1
3.8
10.8
11.8
5.4
▲3.4
▲7.1
▲6.3
▲12.2
▲2.5
9,775
9,630
144
1.5
8,189
8,443
2,132
2,285
2,035
2,006
1,951
684
618
649
3.5
3.1
10.7
12.5
5.5
▲4.4
▲8.5
▲8.2
▲14.0
▲2.8
8,277
8,189
88
1.1
1,237
1,334
341
344
334
338
342
120
115
107
▲0.6
7.8
13.1
8.1
5.4
1.7
0.3
3.6
▲1.5
▲1.4
1,358
1,308
49
3.8
14,665
15,579
3,792
3,728
4,399
4,246
4,065
1,273
1,294
1,498
11.6
6.2
5.9
1.3
6.8
7.8
7.2
6.0
4.5
10.7
16,438
15,531
908
5.8
<産業機械>
○12 月の受注は前年同月比 16.4%増と4ヵ月ぶりに増加。
・ 内需は、民需(30.5%増)が3ヵ月ぶり、官公需(24.2%増)も5ヵ月ぶりに増加に転じ、外
需(4.8%増)も3ヵ月連続で増加した。外需の内訳をみると、原動機(26.7%減)は3ヵ月ぶ
りに減少したが、ウェイトの高い産業機械(9.8%増)は4ヵ月ぶりに増加したほか、工作機械
(33.2%増)は二桁増が続いた。この結果、受注額全体では 16.4%増と4ヵ月ぶりに前年を上
回った。
・ 2014 暦年の受注額は、民需、官公需、外需いずれも増加し、前年比 12.4%増と2年連続で前年
実績を上回った。
○12 月の生産は前年同月比 6.0%増と 16 ヵ月連続の増加。
・機種別にみると、農業機械(13.0%減・6ヵ月連続)、冷凍機同応用製品(6.1%減・3ヵ月連
続)の減少が続いたのに対して、ボイラー・原動機(8.2%増・2ヵ月ぶり)、土木・建設機械
(10.7%増・18 ヵ月連続)
、化学機械(63.4%増・5ヵ月連続)
、運搬機械(9.2%増・2ヵ月ぶ
り)
、金属加工工作機械(29.3%増・12 ヵ月連続)は前年増となった。
<電気機械> -12 月の生産は前年同月比 4.0%増と2ヵ月ぶりに増加-
・ 重電機は、回転電機(11.5%増・16 ヵ月連続)
、静止電機(3.3%増・10 ヵ月連続)の増加が続
いたほか、開閉制御装置(9.9%増、2ヵ月ぶり)も増加に転じ、全体でも 9.1%増と2ヵ月ぶ
りに前年水準を上回った。
・ 家庭用電気機器は、冷蔵庫が8ヵ月連続で減少し、エアコンも6ヵ月連続で減少したこと等か
ら、民生用電機(14.1%減・6ヵ月連続)の前年割れが続いたほか、民生用電子(9.0%減・8
ヵ月連続)も減少が続き、全体では 12.4%減と6ヵ月連続で前年水準を下回った。
<造 船> -輸出船契約量、手持ち工事量ともに減少-
○12 月の起工量(速報)は前年同月比 11.8%減の 91 万 G/T と2ヵ月連続で減少した。
○1月の輸出船契約量は前年同月比 17.4%減の 118 万 G/T と7ヵ月連続で減少となった。
○1月末の手持工事量は前月末比 1.9%減の 2,774 万 G/T と再び減少に転じた。
〔表4〕 産 業 機 械 活 動 水 準
(単位:億円、IIP<10年=100>、%)
合 計
受 注 額
民 需
官公需
IIP
はん用・
外 需
生産用・
業務用機械
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
1月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
100,677
110,554
25,159
32,348
33,379
29,988
26,430
8,137
7,741
10,553
▲12.9
9.8
5.6
6.0
36.3
5.0
5.1
▲0.2
▲2.5
16.4
122,145
108,711
13,434
12.4
41,432
48,054
10,829
14,474
11,134
13,329
11,441
3,319
3,054
5,067
▲9.5
16.0
15.3
22.0
5.9
9.0
5.7
▲5.8
▲10.8
30.5
50,377
45,443
4,933
10.9
6,006
6,310
1,512
2,018
1,956
1,773
1,331
519
319
493
10.7
5.1
7.5
▲7.3
100.2
▲1.7
▲12.0
▲25.0
▲24.5
24.2
7,078
6,468
610
9.4
48,481
51,757
11,656
14,715
19,243
13,754
12,512
3,923
3,968
4,621
▲19.3
6.8
▲1.9
▲3.6
60.9
2.5
7.3
10.2
7.5
4.8
60,224
52,306
7,919
15.1
102.1
107.9
108.1
118.2
110.0
116.1
113.9
115.3
107.3
119.1
▲10.6
5.6
11.4
19.0
12.5
7.9
5.4
7.5
2.7
6.0
114.6
103.2
11.0
ボイラ・
原動機
102.1
117.4
118.5
118.3
116.5
131.0
123.0
120.3
102.7
146.0
▲14.0
14.9
17.2
14.4
15.8
▲0.8
3.8
6.9
▲5.0
8.2
122.2
113.7
7.5
(出所)経済産業省、内閣府
(注)受注額は内閣府「機械受注実績」の原動機+産業機械+工作機械。
7
土木
化学機械 運搬機械 農業機械 金属加工 冷凍機同
建設機械
工作機械 応用製品
142.1
163.0
173.6
172.0
166.5
180.6
188.0
206.5
175.8
181.6
▲2.0
14.7
20.8
31.9
16.9
10.0
8.3
12.0
2.0
10.7
176.8
152.6
15.8
77.8
64.7
46.7
66.9
110.4
79.5
75.4
84.9
60.9
80.4
▲25.4
▲16.8
▲25.1
▲37.3
59.6
4.7
61.6
70.1
48.9
63.4
83.0
74.6
11.3
106.7
109.8
114.1
130.2
93.8
128.9
117.0
110.0
117.6
123.4
5.4
2.9
14.8
6.2
9.9
17.7
2.5
1.2
▲2.5
9.2
117.5
107.9
8.9
91.2
96.6
87.8
92.7
101.7
101.8
74.5
81.5
68.6
73.3
▲2.4
6.0
5.8
9.1
5.1
▲6.8
▲15.2
▲16.6
▲15.6
▲13.0
92.7
94.7
▲2.1
138.7
122.2
116.9
150.6
144.0
169.0
157.4
154.1
150.8
167.4
▲6.4
▲11.9
▲13.0
17.2
40.0
42.6
34.7
37.1
38.6
29.3
155.3
116.7
33.1
91.6
89.0
87.6
90.7
98.1
90.0
81.0
87.0
79.2
76.8
▲6.1
▲2.8
2.9
8.8
7.2
4.2
▲7.5
▲6.6
▲9.9
▲6.1
89.9
87.2
3.2
〔図15〕産業機械受注向け先別推移
(前年同期・月比寄与度%)
40
30
〔図16〕はん用・生産用・業務用機械生産指数(2010年=100)
外需
内需
合計
20
140
2012年
135
2013年
130
2014年
119.1
(6.0)
125
16.4
120
115
110
10
5.1
105
100
0
95
90
▲ 10
85
80
1
▲ 20
Ⅳ
Ⅰ
11年度
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
12年度
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
10
11
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
12
14年度
13年度
〔図18〕造船輸出船契約・通関・手持工事量
〔図17〕電気機械生産指数(2010年=100)
(万G/T)
110
2012年
3,000
2,774
2013年
105
2014年
2,500
100
94.9
(4.0)
95
90
85
80
75
1
2
3
4
5
6
7
8
9
2,000
350
300
250
200
150
100
50
0
10 11 12
2,664
手持工事量
輸出船契約量
輸出通関量
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
2014
12
1
2015
〔表5〕 電 気 機 械 、 造 船 活 動 水 準
(単位:IIP<10年=100>・%、千G/T、%)
造 船
I I P
電気機械
重電機
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
86.2
90.4
91.0
92.8
86.5
90.8
91.6
86.7
94.9
▲5.8
4.8
7.1
10.2
3.0
▲3.1
0.7
▲3.4
4.0
89.6
89.6
0.1
97.5
100.0
98.8
111.6
96.9
102.5
104.2
95.6
112.5
▲3.7
2.6
7.1
7.4
7.2
3.1
5.5
▲0.9
9.1
101.2
96.2
5.2
家 庭 用 通信機械
電気機器 民生用電機 民生用電子 68.2
71.5
70.6
70.3
77.6
62.0
61.1
58.2
61.6
▲19.6
4.9
13.2
24.1
4.1
▲12.1
▲13.6
▲16.7
▲12.4
66.9
71.9
▲7.0
98.9
112.8
104.9
112.1
135.0
97.0
92.4
88.7
93.5
▲2.0
14.1
19.9
28.6
7.2
▲10.5
▲11.9
▲14.7
▲14.1
108.2
113.1
▲4.4
45.6
41.1
45.4
39.6
35.4
36.1
38.0
35.7
38.2
▲37.5
▲9.8
3.3
15.6
▲3.9
▲15.1
▲16.4
▲20.1
▲9.0
36.5
41.6
▲12.3
78.9
72.9
81.2
69.1
53.4
58.9
52.6
49.6
55.7
▲15.6
▲7.7
21.7
▲9.0
▲16.4
▲23.9
▲35.2
▲42.7
▲30.4
55.0
74.2
▲25.9
電 子
部 品
89.4
94.9
98.7
90.2
96.1
106.9
114.3
109.7
115.8
▲2.7
6.2
2.8
11.1
11.8
1.9
15.9
15.0
21.0
105.8
96.5
9.6
起工量
12,489
11,682
3,221
2,853
3,072
2,418
3,079
1,077
907
▲24.5
▲6.5
2.5
▲2.7
9.7
▲13.8
▲4.4
▲3.1
▲11.8
8,570
8,830
▲260
▲2.9
竣工量
輸出船
契約量
15,772
9,375
13,043 16,491
2,814
4,578
4,268
5,291
2,775
5,322
2,881
1,456
2,270
2,774
781
339
394
1,215
1,181
▲11.0
16.0
▲17.3
75.9
9.0
86.1
▲12.6
54.9
▲11.4
47.0
1.8 ▲51.5
▲19.3 ▲39.4
▲26.2 ▲72.8
▲49.2 ▲37.2
- ▲17.4
7,927 10,733
8,775 12,631
▲848 ▲1,898
▲9.7 ▲15.0
輸出通関
実績
14,879
12,000
2,577
3,721
2,643
2,802
2,393
618
334
1,699
▲6.6
▲19.3
15.7
▲16.1
▲11.6
3.3
▲7.1
▲42.2
▲40.9
41.3
9,538
9,481
57
0.6
(出所)経済産業省、国土交通省、日本船舶輸出組合
(注)1.電気機械工業IIPは、電気機械工業+情報通信機械工業+電子部品・デバイス工業を加重平均したもの。
(注)2.造船起工量、竣工量は速報で主要工場ベース。
8
(注)3.手持ち工事量は前月(期)末比増減率。
手持ち
工事量
25,546
27,717
26,429
27,717
30,112
28,456
28,273
27,400
28,273
27,744
▲27.0
8.5
4.7
4.9
8.6
▲5.5
▲0.6
▲1.0
3.2
▲1.9
-
-12 月の普通鋼鋼材受注、内需は前年比 12.0%減の 370 万トンと 5 ヵ月連続の
減少、2014 暦年では 2 年ぶりの減少-
3.鋼材受注
○12 月の普通鋼鋼材受注(内需計)は、12.0%減の 370 万トンと 5 ヵ月連続のマイナス
・ 建設用(18.2%減)は、土木(24.8%減・4 ヵ月連続)
、建築(16.6%減・3 ヵ月連続)
、その他建
設用(15.7%減・3 ヵ月連続)のいずれもマイナスとなったことから、全体では 3 ヵ月連続の減少
となった。
※その他建設用:建築金物、建築用付属資材(配管・配線用、サッシ、シャッター等)、仮設材(足場鋼管、メタルフォーム等)など。
・ 製造業用(9.2%減)は、造船(3.5%増・2 ヵ月ぶり)がプラスとなったものの、自動車(10.7%
減・3 ヵ月連続)
、産機(4.8%減・4 ヵ月ぶり)、電機(2.5%減・3 ヵ月連続)でマイナスとなっ
たことから、製造業全体では 2 ヵ月連続の減少となった。
・ 建設向けのウェイトが高い販売業者向け(10.9%減)は 6 ヵ月連続の減少となった。
・ 内需全体では 12.0%減の 370 万トンと 5 ヵ月連続の減少となった。
・ 輸出向け(4.6%増)は 3 ヵ月連続で増加となった。
・ 2014 暦年では、製造業用(0.7%増)が 2 年連続で増加したものの、建設用(3.2%減)
、販売業
者向け(2.7%減)がいずれも 5 年ぶりに減少したことから、内需全体では、前年比 1.4%減の 4,530
万トンと 2 年ぶりの減少となった。
○12 月の特殊鋼鋼材受注(内需計)は、前年比 3.2%増の 102 万トンと 2 ヵ月ぶりのプラス
・ 製造業用(4.0%増)は、自動車(0.8%減・2 ヵ月連続)でマイナスとなったものの、産機(13.6%
増・7 ヵ月連続)
、次工程(6.9%増・3 ヵ月ぶり)がプラスとなり、製造業全体では 7 ヵ月連続の
増加となった。
・ 内需全体(3.2%増)では 2 ヵ月ぶりの増加となった。
・ 輸出向け(4.8%減)は 2 ヵ月連続の減少となった。
・ 2014 暦年では、内需は前年比 4.8%増の 1,222 万トンと 2 年連続の増加となった。
〔表6〕鋼 材 受 注 総 括 表
(単位:千トン,%)
建設計
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
1月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
11,417
12,158
3,332
2,939
3,072
3,056
2,874
1,046
936
892
9.3
6.5
15.6
▲5.8
8.1
0.3
▲13.8
▲7.6
▲15.7
▲18.2
11,940
12,339
▲399
▲3.2
(出所)日本鉄鋼連盟
普 通 鋼 鋼 材
製造業計
販売業者 内需計
土 木 建 築 その他建設
造 船 自動車 産 機 電 機
2,492
6,449
2,476
18,983
3,795
8,757
1,482
1,459
13,247
43,648
2,559
6,871
2,727
19,927
3,815
9,215
1,661
1,525
14,022
46,106
722
1,857
753
5,214
1,031
2,395
416
396
3,742
12,289
602
1,617
720
4,932
1,005
2,228
402
421
3,547
11,418
653
1,722
697
4,969
1,029
2,260
399
411
3,374
11,414
651
1,704
700
4,947
1,059
2,245
422
368
3,311
11,313
614
1,571
688
4,893
1,094
2,155
414
369
3,387
11,154
231
558
257
1,659
388
718
146
120
1,176
3,882
206
509
221
1,541
309
688
134
120
1,099
3,576
177
504
211
1,693
397
749
134
130
1,112
3,696
8.3
11.9
3.8
▲8.0
▲22.1
▲3.6
▲10.3
▲2.2
4.7
▲0.2
2.7
6.5
10.1
5.0
0.5
5.2
12.0
4.6
5.8
5.6
5.7
17.7
21.3
16.6
20.7
15.7
24.2
12.4
12.6
15.1
▲3.0
▲11.0
5.6
7.1
17.3
5.5
3.7
18.5
0.5
1.5
10.8
4.0
16.8
3.1
18.8
1.1
▲7.1
16.7
2.3
4.1
0.8
▲2.2
6.5
▲0.3
16.0
▲4.8
2.0
3.3
▲3.6
▲1.1
▲14.9
▲15.4
▲8.6
▲6.2
6.2
▲10.0
▲0.4
▲6.8
▲9.5
▲9.2
▲4.3
▲10.7
▲3.3
0.2
16.9
▲4.0
3.1
▲5.3
▲5.6
▲3.8
▲15.9
▲18.9
▲7.0
▲9.1
▲1.8
▲14.9
0.5
▲12.3
▲11.9
▲11.8
▲24.8
▲16.6
▲15.7
▲9.2
3.5
▲10.7
▲4.8
▲2.5
▲10.9
▲12.0
2,520
6,614
2,806
19,740
4,187
8,888
1,637
1,569
13,619
45,299
2,578
7,071
2,689
19,599
3,666
9,098
1,646
1,460
14,003
45,940
▲58
▲457
117
141
521
▲210
▲10
109
▲384
▲641
▲2.2
▲6.5
4.3
0.7
14.2
▲2.3
▲0.6
7.5
▲2.7
▲1.4
9
輸出
27,193
25,767
6,477
5,996
6,231
6,369
6,680
2,226
2,109
2,345
10.2
▲5.2
▲10.0
▲12.9
▲5.7
▲4.8
3.1
1.2
3.7
4.6
25,276
26,658
▲1,382
▲5.2
(参考)季節調整済指数:12 月は土木の減少が続く。内需計では横這い。
〔図19〕 普通鋼鋼材受注推移(季節調整済指数、2010 年=100)
120
(内需計)
110
110
100
100
90
90
80
80
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11
2013年
2014年
2012年
130
120
110
100
90
80
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11
2014年
2012年
2013年
(土木)
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11
2012年
2013年
2014年
100
90
80
70
60
50
(造船)
(建築)
130
120
110
100
90
80
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11
2012年
2013年
2014年
(自動車)
120
110
100
90
80
70
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11
2012年
2013年
2014年
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11
2012年
2013年
2014年
120
(輸出)
120
(産業機械)
(電気機械)
120
110
110
100
100
90
90
80
80
70
70
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11
2012年
2013年
2014年
1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11 1 3 5 7 9 11
2012年
2013年
2014年
(単位:千トン,%)
特 殊 鋼 鋼 材
製造業計
販売業者
内需計
産 機
自動車
次工程
3,820
1,379
11,186
2012年度
9,303
1,236
3,782
9,996
1,387
4,061
4,067
1,388
11,908
2013年度
347
1,057
1,036
354
3,055
2013年10-12月
2,567
339
989
1,033
385
2,995
2014年 1- 3月
2,481
2,566
361
1,023
1,049
363
3,056
4- 6月
2,622
386
1,074
1,028
344
3,085
7- 9月
1,062
1,045
336
3,081
10-12月
2,641
398
133
364
360
116
1,054
2014年 10月
900
1,007
11月
865
134
335
348
111
337
109
1,020
12月
876
131
364
2012年度
▲8.8
▲20.9
▲2.2
▲10.6
▲4.7
▲8.1
2013年度
7.5
12.2
7.4
6.5
0.7
6.5
32.1
21.3
23.3
6.6
20.0
2013年10-12月
22.8
11.2
9.8
10.3
11.3
9.3
2014年 1- 3月
9.7
4- 6月
3.8
0.8
3.2
4.4
13.8
4.7
7- 9月
5.9
12.4
5.0
3.5
4.2
5.0
▲5.1
0.9
10-12月
2.9
14.8
0.5
0.9
0.3
2014年 10月
2.3
12.9
2.8
▲2.0
▲6.9
▲1.4
▲14.2
▲0.8
11月
2.5
17.8
▲0.5
12月
4.0
13.6
▲0.8
6.9
9.0
3.2
12,218
1月からの累計
10,310
1,484
4,149
4,155
1,428
前年同期
9,777
1,353
3,973
3,970
1,349
11,653
増 減 量
533
131
176
185
79
565
4.4
4.7
5.9
4.8
前年同期比
5.4
9.7
10
輸出
6,340
6,809
1,610
1,758
1,676
1,799
1,593
616
437
541
▲3.5
7.4
2.6
2.3
▲5.9
8.4
▲1.0
11.3
▲10.6
▲4.8
6,827
6,770
57
0.8
鋼 材 合 計
内需計
輸出計
54,834
58,015
15,344
14,413
14,470
14,399
14,235
4,936
4,583
4,716
▲1.9
5.8
16.0
3.0
4.3
0.1
▲7.2
▲2.9
▲9.6
▲9.1
57,517
57,593
▲77
▲0.1
33,533
32,575
8,087
7,754
7,907
8,168
8,273
2,842
2,545
2,886
7.3
▲2.9
▲7.7
▲9.9
▲5.7
▲2.1
2.3
3.2
0.9
2.7
32,102
33,428
▲1,325
▲4.0
-1 月の粗鋼生産(速報)は前年比 4.0%減の 902 万トン、
4.鉄鋼需給(生産・出荷・在庫)
5 ヵ月連続の減少-
○粗鋼生産・普通鋼鋼材生産、普通鋼鋼材出荷・在庫動向
・ 1 月の粗鋼生産(速報)は、前年同月比 4.0%減の 902 万トンと 5 ヵ月連続の減少となった。
・ 1 月の普通鋼鋼材生産(速報)は、前年同月比 4.6%減の 623 万トンと 3 ヵ月連続の減少と
なった。
・ 12 月の普通鋼鋼材国内向け出荷は、前年同月比 7.4%減の 376 万トンと 2 ヵ月連続の減少と
なった。輸出向け出荷は、前年比 9.7%増の 241 万トンと 2 ヵ月ぶりの増加となった。
・ 12 月末の普通鋼鋼材国内向在庫は、前月末比 0.8 万トン減の 594 万トンと 2 ヵ月ぶりの減少
となった。なお、在庫率は同 7.2 ポイント上昇し、157.3%となった。
28,500
〔図20〕粗鋼生産推移(四半期)
10,000
〔図21〕粗鋼生産推移(月次)
28,000
27,537
(
(
9,500
27,500
千
ト
ン 27,000
)
)
千
ト
ン 9,000
9,023
26,500
2014年度
26,000
8,500
2013年度
25,500
47.0
20
8,000
(
4
15
5
6
7
8
9
10 11 12
1
2 3月
10
5
)
前
年
同
期
比
・
%
0
▲5
▲ 10
▲ 2.1
2014年
2014年
2015年
7~9月
10~12月
1~3月
需要見通し 生産計画
27,960
28,420
27,976
28,252
27,295
27,299
実 績
27,890
27,537
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
10年度
11年度
12年度
13年度
14年度
〔表7〕鉄 鋼 需 給 総 括 表
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 P1月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
合計
107,305
111,523
28,139
27,567
27,672
27,890
27,537
9,175
8,999
9,023
0.8
3.9
8.6
3.5
▲1.5
0.6
▲2.1
▲1.1
▲3.6
▲4.0
92,122
93,354
▲1,232
▲1.3
粗鋼生産
鋼材生産
転炉鋼 電炉鋼 普通鋼 特殊鋼
18,275
82,846
24,459
73,471
86,102
25,422
75,911
19,104
21,686
6,452
19,109
4,775
21,102
6,465
19,235
4,861
21,085
6,587
18,645
4,927
21,814
6,076
18,893
5,120
4,853
20,986
6,551
18,703
6,914
2,261
6,208
1,614
6,934
2,065
6,043
1,526
1,923
6,226
7,100
2.0
▲3.1
1.5
▲4.7
3.9
3.9
3.3
4.5
8.4
9.4
6.7
16.2
2.0
8.5
2.3
8.8
▲2.1
0.7
▲0.6
4.5
0.2
1.9
0.5
7.7
▲3.2
1.5
▲2.1
1.6
▲2.6
3.9
▲3.6
0.4
▲2.0
▲4.7
▲0.1
▲4.8
▲4.6
▲3.6
▲5.3
70,985
21,137
62,466
14,901
72,366
20,987
63,201
14,243
▲1,381
150
▲735
658
▲1.9
0.7
▲1.2
4.6
普通鋼鋼材出荷
計
国内
輸出
73,578
46,213
27,365
75,677
49,195
26,481
6,434
19,042
12,608
19,241
12,786
6,454
18,496
12,182
6,314
18,825
6,809
12,017
11,993
6,496
18,489
6,034
3,962
2,072
2,410
6,185
3,775
1.8
▲1.5
7.9
▲3.2
2.9
6.5
5.2
10.6
▲4.0
▲10.1
1.6
8.7
▲6.8
0.2
4.3
▲0.6
▲0.9
▲0.2
▲2.9
▲4.9
1.0
▲8.8
▲9.5
▲7.3
▲1.4
▲7.4
9.7
55,810
36,192
19,618
56,436
36,409
20,027
▲626
▲217
▲409
▲1.1
▲0.6
▲2.0
(出所)経済産業省、日本鉄鋼連盟 (注)在庫は前月(期)末比増減量
11
(単位:千トン、%)
普通鋼鋼材在庫
計
国内
在庫率
6,303
5,414
125.8
6,538
5,680
126.6
6,543
5,645
134.3
6,538
5,680
133.3
6,687
5,826
143.5
6,754
5,926
148.0
6,968
5,937
148.5
7,111
5,945
150.1
6,968
5,937
157.3
▲107
▲95
267
235
114
68
▲6
35
149
145
68
101
214
10
174
75
▲143
▲8
-
〔図22〕 普通鋼鋼材需給
生
産
7,000
19,500
(
19,000
2013年度
(
千 6,600
ト
18,703 ン
6,400
)
千 18,500
ト
ン
18,000
(月次)
2014年度
6,800
(四半期)
)
6,200
6,226
17,500
6,000
17,000
5,800
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
10年度
11年度
12年度
13年度
4
14年度
国内向け出荷
5
6
4,600
13,000
(四半期)
8
9
10
11
12
2
1
2 3月
3月
2013年度
(
(
1
(月次)
2014年度
4,400
12,500
7
4,200
千
ト
11,993 ン 4,000
)
)
千
ト 12,000
ン
11,500
3,800
3,775
11,000
3,600
10,500
3,400
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
10年度
11年度
12年度
13年度
4
14年度
輸出向け出荷
5
6
(四半期)
8
9
10
2014年度
2,600
7,500
7
11
(月次)
2013年度
2,500
(
(
7,000
12
2,410
2,400
千 2,300
ト
ン 2,200
)
)
千
ト
ン 6,500
2,100
6,496
2,000
6,000
1,900
1,800
5,500
4
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
10年度
11年度
12年度
13年度
国内向け在庫
6
7
8
9
10 11 12
1
2 3月
170
6,000
5,937
国内向け在庫量
(月次)
5,900
(
)
千
ト
ン
5
14年度
国内向け在庫率
(月次)
165
160
157.3
155
5,800
(%)
5,700
150
145
140
5,600
135
5,500
130
5,400
125
5,300
11.4 7
10 12.1 4
7
10 13.1 4
7
10 14.1 4
7
120
10
11.4 7
12
10 12.1 4
7
10 13.1 4
7
10 14.1 4
7
10
特殊鋼鋼材需給
-12 月の特殊鋼鋼材生産は前年同月比 2.0%減の 153 万トン、16 ヵ月ぶりの減少-
○生産、出荷、在庫動向
・12 月の特殊鋼鋼材生産は、前年同月比 2.0%・3 万トン減の 153 万トンと 16 ヵ月ぶりのマイナ
スとなった。鋼種別には、構造用合金鋼(同 1.7%増)、軸受鋼(同 4.4%増)
、高抗張力鋼(同
5.0%増)が前年を上回ったものの、機械構造用炭素鋼(同 4.7%減)
、ばね鋼(同 1.9%減)、ス
テンレス鋼(同 13.6%減)等が減少した。
・2014 暦年の特殊鋼鋼材生産は、
前年比 5.6%増の 1,976 万トンと4年ぶりに前年水準を上回った。
・12 月の特殊鋼鋼材出荷は、国内向け(前年同月比 3.9%減)は2ヵ月連続で減少したものの、輸
出向け(同 14.5%増)は5ヵ月連続で増加し、出荷計(同 2.1%増)では 16 ヵ月連続の前年増
となった。
・12 月末の特殊鋼鋼材在庫は、前月末比 4 万トン減の 167 万トンとなった。なお、在庫率は 0.4
ポイント減少し 106.7%となった。
〔図24〕特殊鋼鋼材生産推移
〔図23〕特殊鋼鋼材生産推移
【四半期】
(千トン)
【月次】
(千トン)
1,759
1,756
5,500
1,734
5,120
5,108
1,700
4,500
4,853
4,551
4,345
4,111
3,500
120
100
80
60
40
20
0
▲ 20
(前年同期比%)
1,500
1 ,526
2012年度
2013年度
1.6
2014年度
1,300
4
Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
09年度 10年度
11年度
12年度
13年度
5
6
7
8
9
10
11
12
1
14年度
2 3月
〔表8〕特殊鋼鋼材需給表
生 産
出 荷
計
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 10月
11月
12月
1月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
18,275
19,104
4,775
4,861
4,927
5,120
4,853
1,714
1,614
1,526
▲4.7
4.5
16.2
8.8
4.5
7.7
1.6
6.4
0.4
▲2.0
19,762
18,710
1,052
5.6
18,144
18,837
4,621
4,908
4,817
5,027
4,795
1,630
1,600
1,565
▲3.6
3.8
12.2
10.0
6.1
5.5
3.8
8.8
0.6
2.1
19,547
18,390
1,157
6.3
国 内
11,619
12,260
3,113
3,161
3,070
3,146
3,061
1,049
1,021
990
▲7.5
5.5
15.9
12.8
4.5
3.2
▲1.7
4.0
▲4.9
▲3.9
12,438
11,900
538
4.5
(単位:千トン,%)
鋼 種 別 生 産
在 庫
輸 出
6,525
6,577
1,508
1,748
1,746
1,880
1,734
581
578
575
4.4
0.8
5.2
5.2
8.9
9.4
15.0
18.9
11.9
14.5
7,109
6,490
619
9.5
在庫率 工具鋼
1,677
1,581
1,667
1,581
1,610
1,685
1,670
1,705
1,713
1,670
▲112
▲96
114
▲86
29
75
▲15
20
8
▲43
-
97.2
89.1
108.2
96.6
100.3
100.6
104.5
104.6
107.1
106.7
-
190
211
53
53
59
53
55
20
18
17
▲0.3
10.7
17.5
12.2
13.9
▲0.5
4.0
▲1.4
15.0
0.1
220
205
15
7.2
SC
4,380
4,718
1,192
1,199
1,185
1,233
1,178
411
386
381
▲6.0
7.7
19.1
15.1
3.7
4.1
▲1.1
3.8
▲2.3
▲4.7
4,796
4,560
235
5.2
AL
3,432
3,689
910
937
929
944
944
322
319
303
▲9.3
7.5
18.6
13.0
1.0
2.4
3.8
5.3
4.3
1.7
3,755
3,581
174
4.8
ばね鋼 軸受鋼
418
436
109
110
108
116
106
37
34
35
▲3.9
4.3
17.0
5.1
▲1.3
6.0
▲2.0
▲0.9
▲3.4
▲1.9
439
431
8
1.9
878
975
251
244
254
250
259
89
87
83
▲20.5
11.1
34.9
31.6
5.6
4.9
2.9
1.2
3.3
4.4
1,008
917
91
9.9
ステンレス 高抗張力鋼
2,528
2,630
659
692
689
723
639
248
193
198
▲3.7
4.0
7.8
12.3
8.1
12.4
▲3.0
12.2
▲7.6
▲13.6
2,742
2,555
187
7.3
(出所)経済産業省、日本鉄鋼連盟
(注)1.在庫は前月(期)末比増減。
(注)2.生産は最終鋼材生産、出荷・メーカー在庫は外販用鋼材販売在庫調査、在庫はメーカー及び市中在庫合計。
(注)3.SCは機械構造用炭素鋼、ALは構造用合金鋼。
13
5,159
5,087
1,263
1,276
1,355
1,466
1,353
475
469
409
5.7
▲1.4
12.6
▲3.8
6.0
15.5
7.1
12.5
3.8
5.0
5,450
5,137
312
6.1
〔図25〕特殊鋼鋼材需給
(千トン)
20,594
1 9 ,762
特殊鋼鋼材生産(暦年)
20,000
18,000
18,710
16,000
2013年比
5.6%増
14,000
12,000
12,391
10,000
8,000
6,000
1972
74
76
78
80
82
84
86
90
88
92
国内向け出荷
1,200
94
96
98
00
02
04
06
08
10
14 暦年
12
輸出向け出荷
2013年
800
(月次)
(月次)
1,121
1,110
1,100
2014年
721
(
(
700
990
952
900
千
ト
ン 600
5 75
)
)
千
ト
ン 1,000
518
500
2013年
2014年
400
800
1
鋼材在庫
2
3
4
5
6
7
8
9
10
1
11 12月
2
4
3
5
6
7
8
9
10
11 12月
在庫量
(%)
139.7 在庫率
140
(月次)
1,900
(月次)
1,823
130
1,765
(
1,800
116.0
120
千
ト
ン 1,700
1 06.7
110
)
100
1 ,670
90
1,600
1,553
1,500
13.1
4
7
10
91.5
80
14.1
4
7
70
10
13.1
4
7
10
14.1
4
7
10
鋼種別生産
1,400
300
(四半期)
(
(
1,200
(四半期)
千
ト
ン
軸受鋼
ばね鋼
工具鋼
200
)
)
千1,000
ト
ン 800
100
600
400
機械構造用炭素鋼
高抗張力鋼
構造用合金鋼
ステンレス鋼
200
0
Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
09年度
10年度
11年度
12年度
13年度
14年度
Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
09年度
14
10年度
11年度
12年度
13年度
14年度
-1 月の普通鋼鋼材輸入は前年同月比 16.8%減の 41 万トン、
3 ヵ月連続の減少-
5.鋼材流通、鋼材輸入
○1月における鋼材流通の動向
・ 市中販売(速報)は、前年同月比では 3.8%減の 256 万トンと 4 ヵ月連続の減少となった。前月
比では 1.5%減と 3 ヵ月連続の減少となった。品種別に前年同月比をみると、亜鉛めっき鋼板
(5.1%減)、熱延薄板類(4.5%減)、冷延薄板類(4.5%減)、小形棒鋼(4.2%減)、鋼管(4.1%減)、
厚中板(3.2%減) 、H形鋼(2.2%減)がそれぞれ減少した。
・ 市中在庫(自社所有分)は、前月末比では 1.3%増の 232 万トンと 4 ヵ月振りの増加となった。
内訳をみると、熱延薄板類(3.2%増)
、冷延薄板類(2.6%増)、亜鉛めっき鋼板(1.5%増)
、厚中
板(0.5%増)
、鋼管(0.4%増)
、H形鋼(0.3%増)がそれぞれ増加し、小形棒鋼(3.5%減)が減少
した。
〔図26〕市中鋼材数量調査の推移
(
(千円)
30
前
年
同 20
月
比
・ 10
%
0
3,000
120
2,900
110
〔参考〕鉄鋼市中相場の推移
販売量
(
在庫量(右目盛)
)
)
2,800 千
ト
2,700 ン
100
81 厚板
79 H形鋼
77 冷延鋼板
2,600
80
2,500
70
2,400
60
2,300
50
▲ 40
2,200
40 (出所)鉄鋼新聞、東京月末安値
▲ 50
2,100
30
-3.8
▲ 10
▲ 20
▲ 30
(+31)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
67
熱延薄板
59
小形棒鋼
(注)2015年2月25日現在
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
月
2015
2014
2015年
2014年
EG
95
90
〔表9〕 鋼 材 流 通 動 向
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 P1月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
市中鋼材数量調査
販売量
在庫量
30,917
2,247
31,956
2,354
8,191
2,259
8,113
2,354
7,751
2,417
7,911
2,407
8,021
2,292
2,639
2,307
2,601
2,292
2,561
2,323
1.5
▲71
3.4
107
5.7
32
5.7
95
0.4
63
▲0.3
▲9
▲2.1
▲115
▲3.7
▲12
▲2.1
▲15
▲3.8
31
26,243
26,507
▲263
▲1.0
-
厚板シャーリング
切断量
在庫量
1,784
325
1,837
383
486
366
471
383
443
412
444
414
460
391
148
397
147
391
145
377
▲13.0
▲35
3.0
58
12.4
9
16.4
17
2.5
29
▲0.7
1
▲5.4
▲23
▲10.6
▲9
▲6.0
▲6
▲4.2
▲14
1,492
1,517
▲25
▲1.6
-
入庫量
14,696
15,653
4,037
4,129
3,872
3,844
3,792
1,243
1,216
1,279
2.1
6.5
11.1
13.5
6.0
0.2
▲6.1
▲9.8
▲8.0
▲8.3
12,787
12,919
▲131
▲1.0
(単位:千トン、%)
コイルセンター
出庫量
在庫量
14,768
1,328
15,577
1,403
4,032
1,327
4,053
1,403
3,791
1,484
3,853
1,475
3,871
1,396
1,247
1,422
1,242
1,396
1,228
1,446
3.1
▲72
5.5
75
10.6
5
9.9
76
3.8
81
0.3
▲9
▲4.0
▲80
▲7.3
▲3
▲3.9
▲26
▲7.5
51
12,744
12,853
▲109
▲0.8
-
( 出 所 ) 日 本 鉄 鋼 連 盟 、 厚 板 シャーリング工 業 組 合 、 コイルセンター工 業 会 ( 注 ) 在 庫 は 前 月 ( 期 ) 末 比 増 減 量
15
〇1 月の普通鋼鋼材輸入の動向
・ 1 月の普通鋼鋼材輸入は、前年同月比 16.8%減の 41 万トンと 3 ヵ月連続の減少とな
った。前月比では 2 ヵ月連続で増加しており、3 ヵ月ぶりの 40 万トン超えとなった。
・ 品種別では、前年同月比で厚中板(10.8%増)が増加したものの、線材(35.8%減)
、
熱延薄板類(15.9%減)
、冷延薄板類(19.5%減)
、亜鉛めっき鋼板(12.0%減)等が
減少した。
・ 国別では、前年同月比で韓国(21.4%減)が 3 ヵ月連続、台湾(21.0%減)が 6 ヵ月
連続で減少した一方、中国(37.6%増)が 2 ヵ月振りに増加した。
〔図27〕普通鋼鋼材輸入推移
韓国からの輸入実績
(万トン)
その他
亜鉛めっき鋼板
冷延薄板類
熱延薄板類
厚中板
(万トン)
50
35
45
30
40
25
40.5
(▲16.8%)
35
20
15
30
10
2012年度
2013年度
25
5
2014年度
0
20
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
10 11 12 1
2
2012年
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 1
2
2013年
3
4
5
6
7
8
9 10 11 12 1 月
2015年
2014年
〔表10〕普 通 鋼 鋼 材 輸 入
(単位:千トン、%)
国 別
普通鋼鋼材輸入
合 計
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
2012年度
2013年度
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
4,276
4,595
1,249
1,371
1,241
1,188
1,109
350
352
405
▲7.8
7.5
7.7
46.6
29.9
16.5
▲11.3
▲22.1
▲13.7
▲16.8
3,943
3,711
232
6.2
線 材
190
130
33
32
32
21
23
8
8
8
▲39.7
▲31.8
▲20.9
6.3
▲5.7
▲31.0
▲29.4
▲21.0
▲34.3
▲35.8
84
109
▲25
▲23.1
厚中板
471
551
154
201
196
142
139
44
49
64
▲9.4
17.1
16.4
119.3
90.6
52.6
▲10.1
▲15.3
▲15.5
10.8
540
407
133
32.6
熱延薄板類 冷延薄板類
1,732
1,699
447
479
415
449
384
122
120
144
▲3.8
▲1.9
▲0.0
16.9
6.5
16.8
▲14.0
▲25.0
▲14.7
▲15.9
1,392
1,392
*
0.0
937
1,022
273
282
264
218
241
81
72
90
2.9
9.0
1.8
48.4
18.1
▲10.5
▲11.7
▲22.4
▲14.7
▲19.5
812
851
▲39
▲4.6
(出所)財務省通関統計
16
亜 鉛
めっき鋼板
517
611
175
203
190
220
197
57
62
59
▲14.1
18.1
15.2
90.3
108.2
56.0
12.2
▲1.7
3.8
▲12.0
666
475
191
40.2
その他
429
583
167
174
144
139
125
38
40
41
▲12.4
36.0
40.1
62.6
26.3
8.3
▲25.2
▲39.1
▲23.0
▲39.5
448
476
▲28
▲5.9
韓 国
3,017
3,141
867
934
820
757
724
221
217
266
▲0.8
4.1
2.6
41.3
28.1
8.1
▲16.5
▲29.2
▲20.6
▲21.4
2,567
2,546
21
0.8
台 湾
827
1,030
275
275
235
259
243
82
83
83
▲2.6
24.6
31.5
40.7
▲1.8
7.5
▲11.3
▲19.5
▲0.8
▲21.0
821
861
▲39
▲4.6
中 国
373
368
92
149
166
156
124
42
41
51
▲44.7
▲1.4
▲0.2
129.0
172.6
136.7
34.7
49.3
▲10.0
37.6
497
256
241
94.3
その他
59
56
16
13
19
16
18
4
11
4
▲17.9
▲6.0
7.2
▲5.2
35.4
27.4
12.1
▲35.7
120.4
▲18.9
57
48
9
19.6
6.鉄鋼輸出
-1月の全鉄鋼輸出は前年同月比 4.2%増の 344 万トンと 2 ヵ月連続の増加-
○ 1 月の全鉄鋼輸出は、前年同月比 4.2%増の 344 万トンと 2 ヵ月連続の増加となった。仕向け
先別にみると、米国向け(5.9%増)が 5 ヵ月連続、ASEAN 向け(5.7%増)が 2 ヵ月連続、
台湾向け(14.3%増)が 3 ヵ月ぶり、インド向け(73.3%増)が 5 ヵ月連続の増加となった。
一方、最大の韓国向け(4.6%減)が 2 ヵ月連続、中国向け(12.1%減)が 5 ヵ月連続の減少と
なった。
○ 1 月の普通鋼鋼材輸出は、前年同月比 2.9%増の 221 万トンと 2 ヵ月連続の増加となった。品
種別でみると、熱延薄板類(1.6%増)が 6 ヵ月連続、厚中板(28.3%増)が 2 ヵ月連続、冷延
薄板類(0.8%増)が 3 ヵ月ぶりに増加した。一方、亜鉛めっき鋼板(15.8%減)は 11 ヵ月連
続の減少となった。
○ 1 月の輸出平均単価は、全鉄鋼ベースで 877 ドルと前月比で 3 ヵ月連続の下落となった。
〔図28〕 全鉄鋼仕向先別輸出推移
15
その他
アジア(除く中国)
合計
10
中国
米国
4.2
5
0
▲5
▲10
▲15
1
2
2014年
3
4
5
6
7
8
輸 出 数 量(千トン)
全鉄鋼
2013暦年
2014暦年
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
2013暦年
2014暦年
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
9
10
11
12
〔表11〕鉄 鋼 輸 出 総 括 表
43,456
42,090
10,227
10,393
10,383
10,628
10,686
3,295
3,803
3,443
2.3
▲3.1
▲5.1
▲8.5
▲5.7
▲2.1
4.5
▲2.9
7.9
4.2
35,139
35,394
▲255
▲0.7
銑鉄
284
48
6
4
6
19
19
10
3
13
▲29.5
▲83.0
▲98.1
▲98.3
▲75.2
1,011.1
233.1
277.8
8.3
1,323.7
57
31
26
82.0
鋼塊・半製品
5,966
5,330
1,301
1,372
1,372
1,240
1,346
434
421
446
8.1
▲10.6
▲6.9
▲12.3
▲11.0
▲20.4
3.5
▲12.3
▲0.7
1.3
4,404
4,840
▲436
▲9.0
金 額(FOB)
鋼材
百万ドル
36,123
35,584
8,619
8,736
8,737
9,093
9,018
2,763
3,269
2,887
1.7
▲1.5
▲2.1
▲5.9
▲4.9
0.7
4.6
▲1.5
9.6
3.9
29,736
29,617
119
0.4
42,149
40,443
10,301
10,151
10,152
10,220
9,920
3,055
3,410
3,018
▲11.0
▲4.0
▲6.3
▲5.0
▲5.6
▲1.8
▲3.7
▲8.0
▲4.3
▲3.3
33,310
34,581
▲1,271
▲3.7
平 均 単 価
ド ル
億円
全鉄鋼
鋼材
40,879
969.9
964.9
42,561
960.9
952.7
10,268
1,007.2
997.5
10,472
976.7
967.7
10,371
977.7
967.4
10,524
961.7
954.8
11,195
928.3
921.7
3,412
927.2
923.7
4,043
896.7
887.1
3,595
876.7
870.3
8.5
▲13.0
▲13.1
4.1
▲0.9
▲1.3
16.5
▲1.2
▲3.0
7.3
3.8
2.6
▲2.0
0.1
▲0.3
2.4
0.3
0.3
9.0
▲7.8
▲7.6
4.3
▲5.3
▲4.8
11.1
▲11.3
▲11.2
10.1
▲7.2
▲6.9
35,685
947.9
940.2
34,384
977.0
969.1
1,301
▲29.1
▲28.9
3.8
▲3.0
▲3.0
1
2015年
(出所)財務省通関統計 (注)平均単価欄の鋼材は全鉄鋼から銑鉄、フェロアロイを除いたベース。
17
千円
円/ドル
鋼材
換算レート
93.6
96.99
100.3
105.24
99.4
99.68
99.8
103.16
98.8
102.16
98.3
102.97
104.0
112.86
103.2
111.68
105.2
118.56
103.7
119.12
6.0
21.9
7.1
8.5
20.6
24.4
16.0
13.0
3.6
3.9
4.6
4.3
4.6
13.2
7.9
13.4
3.1
16.1
6.0
13.9
100.7
96.4
4.4
4.5
-
〔図29〕 普通鋼鋼材品種別輸出推移(前年同月比寄与度・%)
15
(%)
10
5
その他
亜鉛めっき鋼板
冷延鋼板類
熱延鋼板類
厚中板
合計
2.9
0
▲5
▲10
▲15
▲20
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2015年
2014年
〔図30〕 全鉄鋼輸出・平均単価推移
(㌦/t)
1,200
(全鉄鋼平均単価・ドル)
1,100
1,032
1,000
877
900
896
800
(千トン)
4,500
4,076
4,000
3,872
3,443
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
2013年
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
2014年
1 月
2015年
〔表12〕国別品種別輸出推移
普通鋼鋼材計
全鉄鋼計
米 国
2013暦年
2014暦年
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
2013暦年
2014暦年
2013年10-12月
2014年 1- 3月
4- 6月
7- 9月
10-12月
2014年 11月
12月
2015年 1月
4月からの累計
前年同期
増 減 量
前年同期比
2,355
2,559
577
622
557
650
729
210
319
198
▲3.7
8.6
18.3
6.0
1.2
1.4
26.4
21.6
47.2
5.9
2,135
1,956
179
9.2
厚中板
アジア 韓 国 中 国 ASEAN10 台 湾 香 港 インド
34,380
32,517
7,908
8,082
8,163
8,202
8,069
2,560
2,793
2,626
2.7
▲5.4
▲7.2
▲10.9
▲7.1
▲4.7
2.0
▲3.3
4.9
0.9
27,061
27,914
▲853
▲3.1
(出所)財務省通関統計
(注)アジアは中東を除く。
7,853
7,297
1,856
1,881
1,756
1,879
1,782
640
536
551
▲4.4
▲7.1
2.0
▲6.4
▲10.9
▲6.8
▲4.0
0.2
▲8.6
▲4.6
5,967
6,421
▲454
▲7.1
6,100
5,909
1,574
1,476
1,532
1,490
1,411
415
486
404
0.3
▲3.1
11.0
5.0
▲3.9
▲2.3
▲10.3
▲20.4
▲4.7
▲12.1
4,837
5,154
▲316
▲6.1
13,612
12,827
3,046
3,200
3,219
3,209
3,199
942
1,108
1,079
5.7
▲5.8
▲12.1
▲12.1
▲7.2
▲7.2
5.0
▲1.9
5.4
5.7
10,706
10,991
▲285
▲2.6
3,855
3,445
881
813
951
810
871
310
291
342
9.2
▲10.6
▲7.0
▲27.0
▲2.3
▲8.8
▲1.1
▲10.0
▲4.2
14.3
2,974
3,041
▲67
▲2.2
18
388
373
106
85
87
91
111
42
40
28
▲0.7
▲3.7
20.1
8.7
▲16.4
▲9.1
4.7
6.9
39.9
10.8
316
334
▲18
▲5.5
1,638
1,618
305
316
409
458
435
122
218
164
7.0
▲1.2
▲43.9
▲39.5
▲6.4
22.5
42.8
50.7
62.1
73.3
1,466
1,210
256
21.1
28,464
26,743
6,608
6,566
6,574
6,833
6,770
2,130
2,459
2,211
2.8
▲6.0
▲4.7
▲11.7
▲10.3
▲3.7
2.5
▲0.9
7.5
2.9
22,388
23,181
▲792
▲3.4
3,281
2,818
733
708
640
697
772
228
304
292
▲9.5
▲14.1
▲14.4
▲24.2
▲24.1
▲9.6
5.4
▲4.7
20.2
28.3
2,401
2,574
▲173
▲6.7
(単位:千トン,%)
熱 延 冷 延 亜 鉛 め っ
鋼板類 鋼板類 き 鋼 板
11,557
11,405
2,640
2,725
2,759
2,947
2,973
925
1,130
978
12.2
▲1.3
▲3.9
▲12.3
▲6.5
3.1
12.6
11.7
20.3
1.6
9,658
9,412
246
2.6
3,228
2,837
746
706
720
695
717
228
234
225
▲0.7
▲12.1
▲2.3
▲13.1
▲18.5
▲11.7
▲3.9
▲2.6
▲14.1
0.8
2,356
2,639
▲282
▲10.7
4,215
3,767
1,019
973
972
933
890
270
302
258
▲8.7
▲10.6
▲11.9
▲4.2
▲14.5
▲10.7
▲12.7
▲17.9
▲9.1
▲15.8
3,052
3,506
▲454
▲12.9
7.海外市場 -中国の 1 月の鋼材輸出は 5 ヵ月連続の月間過去最高を更新-
1.概 況
世界経済を概観すると、米国では堅調な個人消費等を中心に、景気は引き続き安定した
成長過程を辿っている。欧州はウクライナ停戦合意も先行き予断が許されないなか、欧州
中銀による追加金融緩和策の決定を受け、今後景気の押し上げが期待される。中国は、2014
年の GDP 成長率が前年比+7.4%と政府目標の+7.5%を若干下回り、成長減速への懸念が広
がっている。ASEAN 諸国は、総じて製造業など内需を中心に景気は回復基調にあるものの、
回復テンポは緩慢に止まっている。
このような状況のもと、原油価格の下落や、欧州でのギリシャ債務問題、また新興国経
済における景気減速懸念など、世界経済は下振れリスクを抱えながら依然先行き不透明な
情勢となっている。
鉄鋼需給では、1 月の世界粗鋼生産は EU や日本、中国等が前年を下回り、全体でも前
年同月比▲2.9%の減少となった。こうしたなか、中国では 1 月の鋼材輸出が初の月間 1
千万トン超えとなった前年 12 月(1,017 万トン)の水準を更に上回り、5 ヵ月連続で月間過
去最高を更新(年率 1.2 億トン超ペース)。2 月以降の動向が注目される。
〔表13〕主要国の粗鋼生産
(単位:1,000MT、%)
2015 年 1 月
9,023
65,500e
5,780e
2,050
7,070e
7,355
2,965
14,446
6,130
1,874
133,102
日本
中国
韓国
台湾
インド
米国
ブラジル
EU
ロシア
ウクライナ
65 ヵ国・地域計
前年同月比
▲ 4.0
▲ 4.7
▲ 5.0
14.2
0.3
0.4
7.7
▲ 1.1
6.0
▲ 25.2
▲ 2.9
2014 年 1~12 月
110,665
822,698
71,543
23,250
83,208
88,347
33,912
169,243
70,651
27,170
1,636,960
前年同期比
0.1
0.9
8.3
4.3
2.3
1.7
▲ 0.7
1.8
2.6
▲ 17.1
1.1
(出所)世界鉄鋼協会他
US$/NT
〔図31〕米国中西部市中価格
ユーロ/MT
1,000
〔図32〕欧州市中相場価格
900
879 (+4)
800
5,500
600
547 (▲12)
(▲10)
508
(▲14)
490
741 (▲16)
700
500
609 (▲27)
600
400
13.11 14.1
亜鉛メッキ
熱延コイル
3
冷延コイル
5
7
9
300
13.11 14.1
11
5,000
4,780 (▲10)
4,500
3,962 (▲43)
4,000
417 (▲12) 3,500
400
500
〔図33〕中国市況
元/MT
6,000
700
※亜鉛メッキは9月以降未公表
亜鉛メッキ
冷延コイル
熱延コイル
厚板
3
5
7
9
3,000
亜鉛メッキ
冷延コイル
熱延コイル
厚板
2,500
13.11 14.1
11
3
5
7
3,195 (▲16)
2,829 (▲137)
9
11
(注)( )内は前月差±、AMM(米国)によれば、価格は推計で実勢と乖離し
て いるケースもあるとしている。
0
0
(出所)American Metal Market/MEPS/中国物資価格信息
2.主要国の鉄鋼需給動向
○中国 10~12 月期の GDP 成長率は前年同期比+7.3%とリーマンショックの影響で大きく減
速した 09 年 1~3 月期(同+6.6%)以来の低水準に止まり、通年(前年比+7.4%)でも政府
目標(同+7.5%)を下回った。鉄鋼需要産業では、12 月の自動車生産が 4 ヵ月連続で 200 万
台超えも伸びは 5 ヵ月連続で一桁台、投資も伸び鈍化続くなど内需は総じて力強さを欠く。
鉄鋼需給では、1 月の粗鋼生産(WSA 推計値)は前年同月比 4.7%減の 6,550 万トンと 2 ヵ月
振りに前年を下回った(但し、今後変更の可能性もある点に留意)。また、1 月の輸出は前
年同月比+52.1%の 1,029 万トンと、初の月間 1 千万トン超となった前年 12 月(1,017 万ト
ン)の水準を更に上回り、5 ヵ月連続で月間過去最高を更新した。
〔図34〕鋼材生産
万トン
10,000
9,500
9,000
8,500
8,000
7,500
7,000
6,500
6,000
5,500
〔図35〕鋼材輸出
万トン
(14年1-12月・前年同期比 +4.5%)
※14年1,2月単月の数値は未発表につき、
日産量に基づき試算
2013年
2014年
1
3
5
7
(注) 全て速報ベース、輸出入は半製品を除く
(出所)中国国家統計局および中国海関総署
9
11
1,100
1,000
900
800
700
600
500
400
300
200
100
〔図36〕鋼材輸入
万トン
(15年1月・前年同月比 +52.1%)
200
(15年1月・前年同月比 ▲14.7%)
150
100
2014年
2015年
2014年
2015年
50
1
3
5
19
7
9
11
1
3
5
7
9
11
○韓国 韓国経済は、10~12 月の実質 GDP 成長率(前期比+0.4%)が鈍化したことに加え、
その他の経済指標でも前年割れや伸び悩みが続く等、景気停滞の度合いを強めている。鉄
鋼需要産業では、1 月の自動車輸出台数は前年同月比▲2.8%の 25.0 万台と 2 ヵ月振りに
減少した。鉄鋼需給では、1 月の粗鋼生産(WSA 公表値)は前年同月比 5.0%減の 578 万トン
と 2 ヵ月連続の前年割れとなった。また、12 月の鋼材輸出は前年同月比+9.8%の 262 万
トンと 11 ヵ月連続で増加し、2014 年通年では前年比+10.7%の 3,158 万トンと過去最高
を更新、初の 3 千万トン超えとなった。
〔図37〕粗鋼生産
万トン
700
〔図38〕鋼材輸出
万トン
(15年1月・前年同月比 ▲5.0%)
650
万トン
(14年1-12月・前年同期比 +10.7%)
300
250
〔図39〕鋼材輸入
(14年1-12月・前年同期比 +18.0%)
270
600
550
240
500
210
200
150
450
2014年
400
180
2013年
2015年
150
350
1
3
5
7
9
(出所)世界鉄鋼協会、韓国鉄鋼協会他
2013年
2014年
2014年
100
1
11
3
5
7
9
11
1
3
5
7
9
11
○タイ タイ中央銀行は、足下経済の回復ペースは依然緩やかであるとしつつも、2015 年は
原油安に伴うエネルギー価格の下落等が内需の押し上げ要因になると予測している。鉄鋼
需要産業では、12 月の自動車生産台数が前年同月比 3.3%減の 15.4 万台、販売台数も同
21.4%減の 9.0 万台と、ともに前年割れが続いている。鉄鋼需給を見ると、12 月の鋼材生
産は、棒鋼が前年同月比 17.6%減の 14.0 万トン、亜鉛めっき鋼板が同 18.0%減の 3.0 万
トンとマイナスが続いた一方、鋼管は同 14.1%増の 2.5 万トンとプラスに転じた。12 月
の鋼材輸入は前年同月比 6.0%増の 130.3 万トンと増加した。供給国別では、中国(41.6
万トン、前年同月比+77.7%)と韓国(14.1 万トン、同+23.2%)の増加が目立った。
〔図41〕亜鉛めっき鋼板生産
〔図40〕棒鋼生産
万トン (14年1-12月・前年同期比+5.4%)
25
万トン
5
〔図42〕鋼材輸入
(14年1-12月・前年同期比 +9.3%)
180
4
20
万トン (14年1-12月・前年同期比 ▲4.6%)
150
3
120
2
15
2013年
90
1
2014年
10
2013年
2013年
2014年
2014年
60
0
1
3
5
7
9
(出所)工業経済事務局、通関統計
11
1
3
5
7
9
1
11
3
5
7
9
11
○インドネシア 第 4 四半期の実質 GDP 成長率は、投資の伸び悩みや輸出低迷により前年同
期比 5.0%増と低い成長に止まり、通年でも前年比 5.0%増と 4 年連続で減速した。鉄鋼
需要産業では、12 月の自動車販売台数が前年同月比 19.3%減の 7.9 万台、同月の自動車
生産台数も同 6.6%減の 8.8 万台とともに前年を大幅に下回った。鉄鋼貿易をみると、12
月の中国からの鋼材輸出をみると、鋼材計では前年同月比 5.0 倍の 59.0 万トンと大幅に
増加した。内訳をみると、一部ボロン添加鋼への輸出増値税還付制度の撤廃を前にした駆
け込み輸出増を背景に、特に合金鋼棒鋼(ボロン添加鋼)が前年同月比 28.4 倍の 36.2 万
トンと急増している。
〔図43〕鉄鋼輸入
万トン
160
〔図44〕中国からの鋼材輸入
(14年1-10月・前年同期比 ▲19.5%)
70
万トン
〔図45〕韓国からの鋼材輸入
(14年1-1月・前年同期比 ▲0.4%)
25
60
140
万トン
(14年1-12月・前年同期比+52.3%)
20
50
120
100
80
40
15
30
10
20
2013年
60
2014年
40
2013年
10
0
1
3
5
7
9
11
5
2013年
2014年
2014年
0
1
3
5
(出所)CEIC、中国・韓国の通関統計
20
7
9
11
1
3
5
7
9
11
○インド インドでは、
実質 GDP 成長率が足下、
2 期連続で 5%台と底堅く推移しているほか、
今後、原油安によるさらなる景気押し上げが期待されている。鉄鋼需要産業では、12 月の
自動車国内販売は減税措置終了に伴う駆け込み需要もあり、前年同月比 11.7%増の 26 万
台と 2 ヵ月連続のプラスとなった。鉄鋼需給では、1 月の粗鋼生産が前年同月比 0.3%増の
707 万トンと依然前年比増で推移するも微増に止まっている。10 月の鋼材輸入は引き続き
中国材、韓国材の流入が続きながらも、前年同月比 22.6%減の 53.3 万トンと再び前年を
下回った。
〔図47〕鋼材輸出
〔図46〕鋼材生産
800
万トン
(14年1-12月・前年同期比 +3.0%)
750
700
650
2013年
600
2014年
550
1
3
5
7
9
万トン
90
80
70
60
50
40
30
20
10
〔図48〕鋼材輸入
万トン
(14年1-10月・前年同期比 ▲11.2%)
100
(14年1-10月・前年同期比 ▲37.9%)
2013年
2013年
2014年
80
2014年
60
40
20
0
11
1
3
5
7
9
11
1
3
5
7
9
11
(注) 鋼材生産は合金鋼を含む、輸出入は半製品を除く
(出所)Steel Scenario
○米国 10~12 月期の実質 GDP 成長率は速報値で+2.6%(季調済・前期比・年率換算値)とな
った。2015 年の成長率は+3%前後となる見方が趨勢を占め、利上げは今年実施されるとの
見方でほぼ一致している。鉄鋼需要産業を見ると、1 月の自動車販売(販売日数調整済)は
前年同月比 9.3%増の 115 万台(内、国産自動車販売も同 12.0%増の 92 万台)と、1 月とし
ては 8 年振りの高い販売レベルに達した。鉄鋼需給をみると、1 月の粗鋼生産は前年同月
比 0.4%増の 811 万ネット・トン(WSA 公表値:以下、米国ではトンと表記)と前年を上回っ
た。また、12 月の鋼材輸入(速報値)は前年同月比 44.4%増の 362 万トンとなお大幅増が
続き、2014 年通年では前年比 37.9%増の 4,432 万トンと過去 2 番目の水準に達した。
〔図50〕鋼材輸出
〔図49〕鋼材出荷
9.0
100万NT (14年1-11月・前年同期比 +2.8%)
〔図51〕鋼材輸入
100万NT (14年1-11月・前年同期比 ▲5.9%)
1.5
4.5
100万NT (14年1-12月・前年同期比+37.7%)
4.0
8.0
3.5
7.0
3.0
1.0
2.5
2.0
6.0
2013年
2013年
2014年
2014年
5.0
3
5
7
9
11
2014年
1.0
0.5
1
2013年
1.5
1
3
5
7
9
1
11
3
5
7
9
11
(出所)米国鉄鋼協会
○ 欧州
1 月のユーロ圏消費者物価指数が前年同月比▲0.6%と 09 年 7 月に記録した過去最
大の下落率と並ぶなどデフレ進行を受けて、ECB(欧州中央銀行)は毎月 600 億ユーロの資
産を買い取る「量的金融緩和」を 3 月から導入すると発表、景気回復に繋がるのか今後の
動向が注目される。
鉄鋼需要産業では、12 月のドイツの乗用車生産台数は前年同月比 9.3%
の 38.6 万台、同月の EU 域内の新車登録台数は 16 ヵ月連続の前年比プラスとなるなど、
自動車生産・販売は好調に推移している。また、鉄鋼需給については主要国が軒並み前年
割れとなり、1 月の粗鋼生産は前年同月比▲1.1%の 1,445 万トンと、3 ヵ月連続で前年同
月を下回った。また、11 月の鋼材輸入は前年同月比▲5.4%の 117 万トンと、9 ヵ月振りの
前年割れとなった。
〔図52〕EUの粗鋼生産
万トン
1,800
〔表14〕EU主要国の粗鋼生産
〔図53〕EUの鋼材輸入
万トン
(15年1月・前年同月比 ▲1.1%)
300
2015年1月
(14年1-11月・前年同期比 +19.6%)
万t
2014年1~12月
前年比%
万t
前年比%
250
ド イ ツ
369
0.5
4,295
0.7
200
イタリア
188 ▲ 11.3
2,374
▲ 1.4
150
スペイン
125
11.8
1,416
▲ 0.6
フランス
131 ▲ 10.6
1,614
2.9
英
国
107
▲ 1.0
1,207
1.8
E U 計
1,445
▲ 1.1
16,924
1.8
1,600
1,400
100
1,200
2014年
2015年
1,000
50
2013年
2014年
0
1
3
5
7
9
11
1
3
5
(出所)世界鉄鋼協会、欧州鉄鋼協会
(出所)世界鉄鋼協会
21
7
9
11