ゲリラ豪雨の検討(PDF:1006KB)

神明地域 第2回ワーキング
資料3
ゲリラ豪雨の検討
朝霧川流域の概要
・流域面積:3.7km2
・人口
:約3万4千人
・土地利用:市街地88%
・河川特性:掘込河道で河床勾配が急、短時間(約20分)で洪
水が到達
神戸市西区
●
●
●
●
●
明石市
2
朝霧川
凡例
水田
浸水実績
浸水想定区域
---------官公庁施設
学校
公園
ため池
調整池
---------高速道路
国道
鉄道
---------市町村界
流域界
---------下水管渠
(分流式)
下水管渠
(合流式)
ゲリラ豪雨の検討条件
1時間95.7mm
80
時間雨量(mm)
・現況の河道・下水道に
おいて、ゲリラ豪雨が
発生した場合の浸水状
況(浸水範囲、浸水深、
流速)を試算。
500
総雨量358mm
時間雨量(mm)
累加雨量(mm)
60
300
40
200
20
100
0
0
12
18
24
6
モデル降雨
12
18
モデル降雨
50
1時間
95.7mm
40
10分31.8mm
30
20
10
0
10 20 30 40 50 60
時間(分)
3
24
6
12
モデル降雨
1/300 モデル降雨
10分雨量(mm)
・降雨条件は、300年確
率のモデル降雨
(95.7mm/hr)をもとに、
1時間を10分間隔で設定。
400
降雨条件
10分雨量(mm)
累加雨量(mm)
100
ゲリラ豪雨のシミュレーション結果
・浸水範囲:浸水箇所が広範囲に拡大。
・最大浸水深:大半が0.2m以下であるが、局所的に0.45mを超過。
・最大流速:大半が0.5m/s以下であるが、局所的に1.0m/sを超過。
凡例
● :避難所
朝霧中学校
大蔵
中学校
松が丘小学校
朝霧小学校
4
松が丘小学校
朝霧小学校
朝霧コミセン
■
■
■
■
■
■
朝霧中学校
大蔵
中学校
朝霧コミセン
最大流速(m/s)
■ 0.01~0.2
■ 0.2~0.5
■ 0.5~1.0
■ 1.0~1.5
■ 1.5~
最大浸水深(m)
0.01~0.2
0.2~0.3
0.3~0.45
0.45~1.0
1.0~1.5
1.5~
最大浸水深の分布図
最大流速の分布図
ゲリラ豪雨のシミュレーション結果
10分雨量(mm)
・浸水範囲:浸水箇所が短時間に拡大。
・浸水深:時間的な変化が小。
・流速 :時間的な変化が大。
50
40
30
20
10
0
0
10
20
30
時間(分)
40
50
凡例
● :避難所
朝霧中学校
大蔵
中学校
松が丘小学校
朝霧小学校
5
松が丘小学校
朝霧小学校
朝霧コミセン
■
■
■
■
■
■
朝霧中学校
大蔵
中学校
朝霧コミセン
最大流速(m/s)
■ 0.01~0.2
■ 0.2~0.5
■ 0.5~1.0
■ 1.0~1.5
■ 1.5~
最大浸水深(m)
0.01~0.2
0.2~0.3
0.3~0.45
0.45~1.0
1.0~1.5
1.5~
浸水深の時系列変化図
流速の時系列変化図
ゲリラ豪雨のシミュレーション結果
・0.6k地点の河川水位は、20分間に約
1.8m上昇。
朝霧中学校
松が丘小学校
大蔵
中学校
朝霧小学校
朝霧コミセン
0.6k地点
(朝霧3号橋付近)
0
降雨データ
河川水位(0.6k地点)
河川水位(T.P.m)
8
7
護岸天端(右岸)
約1.8m
上昇
6
40
60
20分間に水位が約
1.8m上昇
5
4
80
100
0
6
20
10
20
30
40
50 60 70 80 90 100 110
時間(分)
0.6kの河川水位変化図
10分雨量(mm)
9
減災対策の必要性
【シミュレーション結果】
①浸水が短時間かつ広範囲に拡大。
②水深が0.5m以上、流速が0.5m/s以上の箇所が発生。
③河川の水位が急速に上昇。
・河川整備、下水道整備が進んだ流域においても、ゲリラ豪
雨に対しては、浸水が発生することから、雨に対する「そ
なえる」減災対策が必要。
□ 歩行困難、車の移動も危険
□ 外開きのドアが開かない
□ 川、側溝、マンホールに近づかない
7
等