平 成 二 十 七 年 二 月 十 二 日 第 百 八 十 九 回 国 会 に お け る 岸 田 外 務 大 臣 の 外 交 演 説 て ま い り ま す 。 一 支 援 を 更 に 拡 充 し 、 ま た 、 国 際 社 会 に お け る テ ロ に 対 す る 取 組 に も 毅 然 と し て 責 任 を 果 た し は あ り ま せ ん 。 国 内 外 の 日 本 人 の 安 全 確 保 に 万 全 を 期 す と と も に 、 中 東 ・ ア フ リ カ へ の 人 道 ま す 。 い か な る 国 も テ ロ の 脅 威 に 無 縁 で は い ら れ ま せ ん 。 日 本 は 、 決 し て テ ロ に 屈 す る こ と 世 界 各 地 で 、 過 激 主 義 集 団 に よ る テ ロ 行 為 が 発 生 し 、 多 く の 無 辜 の 市 民 が 犠 牲 に な っ て い と 御 協 力 に 深 く 感 謝 い た し ま す 。 し が た い 暴 挙 に 強 い 憤 り を 覚 え 、 断 固 非 難 し ま す 。 こ の 間 の 国 会 に お け る 議 員 各 位 の 御 理 解 れ 、 政 府 と し て 全 力 を 尽 く し ま し た が 、 こ の よ う な 結 果 と な っ た こ と は 痛 恨 の 極 み で す 。 許 に 哀 悼 の 誠 を 捧 げ 、 御 家 族 に 心 か ら お 悔 や み を 申 し 上 げ ま す 。 国 民 の 皆 様 の 祈 り に も 支 え ら ( 最 総 初 論 に ) 、 シ リ ア に お い て 、 非 道 、 卑 劣 極 ま り な い テ ロ 行 為 に よ り 殺 害 さ れ た 日 本 人 お 二 人 第 百 八 十 九 回 国 会 に 当 た り 、 外 交 の 基 本 方 針 に つ い て 所 信 を 申 し 述 べ ま す 。 経 済 、 人 権 と い っ た 基 本 的 価 値 を 信 奉 し 、 国 連 を 始 め と す る 制 度 や 体 制 を 擁 護 し て き ま し た 。 り 返 し て は な り ま せ ん 。 先 の 大 戦 の 反 省 を 踏 ま え 、 日 本 は 自 由 、 民 主 主 義 、 法 の 支 配 、 市 場 本 年 は 戦 後 七 十 年 、 国 連 創 設 七 十 年 の 節 目 の 年 に 当 た り ま す 。 二 十 世 紀 の 惨 禍 を 二 度 と 繰 進 し て ま い り ま す 。 平 和 と 繁 栄 の た め に 国 際 社 会 の 一 員 と し て の 責 務 を 果 た す 外 交 を 、 こ れ ま で 以 上 に 強 力 に 推 調 主 義 に 基 づ く 積 極 的 平 和 主 義 の 旗 を 高 く 掲 げ 、 日 本 の 安 全 保 障 を 確 実 な も の に し 、 世 界 の 自 国 の 平 和 、 自 国 民 の 安 全 を 守 る こ と は で き ま せ ん 。 こ う し た 状 況 で あ る か ら こ そ 、 国 際 協 た 、 ア ジ ア 太 平 洋 地 域 の 戦 略 環 境 は 依 然 と し て 厳 し い 状 況 に あ り ま す 。 ど の 国 も 一 国 の み で 世 界 各 地 の テ ロ に 象 徴 さ れ る よ う に 、 グ ロ ー バ ル 化 と 脅 威 の 多 様 化 が 進 捗 し て い ま す 。 ま 感 の 高 ま り と 協 力 の ネ ッ ト ワ ー ク の 広 が り を 現 す も の で す 。 地 か ら の 連 帯 は 、 こ れ ま で の 日 本 外 交 の 積 み 重 ね の 賜 で あ り 、 国 際 社 会 に お け る 日 本 の 存 在 今 回 、 国 際 社 会 か ら 示 さ れ た 連 帯 に 心 か ら 感 謝 い た し ま す 。 ヨ ル ダ ン を 始 め 世 界 各 国 ・ 各 二 三 有 の 領 土 ・ 領 海 ・ 領 空 は 断 固 と し て 守 り 抜 く と の 方 針 は 不 変 で あ り 、 引 き 続 き 毅 然 か つ 冷 静 日 本 を 取 り 巻 く 安 全 保 障 環 境 が 一 層 厳 し さ を 増 し て い る こ と へ の 対 応 も 必 要 で す 。 日 本 固 ( 日 本 の 安 全 の 確 保 と 繁 栄 の 実 現 ) 和 主 義 を 具 体 的 に 実 践 す る 外 交 に 取 り 組 ん で ま い り ま す 。 こ う し た 平 和 国 家 と し て の 日 本 の 歩 み を 更 に 未 来 に 進 め 、 国 際 協 調 主 義 に 基 づ く 積 極 的 平 題 に 主 体 的 に 取 り 組 ん で き ま し た 。 和 構 築 、 国 民 和 解 、 民 主 化 に 積 極 的 に 貢 献 し 、 軍 縮 ・ 不 拡 散 や 環 境 と い っ た グ ロ ー バ ル な 課 を 、 地 域 と 世 界 に 広 げ て い き た い 。 こ の た め 、 日 本 は 、 ア ジ ア を 始 め 世 界 各 地 で 、 開 発 、 平 せ る こ と の あ り が た さ を 七 十 年 間 実 感 し て き ま し た 。 自 ら の 経 験 に 裏 打 ち さ れ た 平 和 と 繁 栄 平 和 は 単 に 戦 争 が な い 状 態 で は あ り ま せ ん 。 日 本 は 、 人 々 が 安 全 に 、 安 心 し て 豊 か に 暮 ら 和 国 家 と し て の 日 本 の 歩 み は 今 後 も 変 わ る こ と は あ り ま せ ん 。 先 人 た ち の 努 力 と 国 際 的 秩 序 の 恩 恵 を 受 け 、 我 々 は 今 日 の 平 和 と 繁 栄 を 享 受 し て い ま す 。 平 て 進 め な が ら 、 沖 縄 の 負 担 軽 減 に 取 り 組 み ま す 。 特 に 、 普 天 間 飛 行 場 に つ い て は 、 危 険 性 の 保 ・ 防 衛 協 力 を 推 進 し 、 抑 止 力 を 一 層 向 上 さ せ ま す 。 在 日 米 軍 再 編 を 現 行 の 日 米 合 意 に 従 っ 安 全 保 障 分 野 に お い て は 、 「 日 米 防 衛 協 力 の た め の 指 針 」 見 直 し を 始 め 、 幅 広 い 分 野 で の 安 て ま い り ま す 。 米 同 盟 が 主 導 的 役 割 を 果 た す こ と を 確 認 し ま し た 。 今 後 も 日 米 同 盟 を あ ら ゆ る 分 野 で 強 化 し 昨 年 四 月 、 日 米 首 脳 は 、 平 和 で 繁 栄 す る ア ジ ア 太 平 洋 を 確 か な も の に し て い く た め に 、 日 第 一 の 柱 は 、 日 本 外 交 の 基 軸 で あ る 日 米 同 盟 の 強 化 で す 。 化 と い う 三 本 柱 を 軸 と し た 外 交 を 強 力 に 展 開 し ま す 。 本 年 も 、 こ れ ま で と 同 様 、 日 米 同 盟 の 強 化 、 近 隣 諸 国 と の 関 係 強 化 、 そ し て 経 済 外 交 の 強 り ま す 。 国 民 の 皆 様 の 御 理 解 を 得 る た め に 、 引 き 続 き 丁 寧 に 説 明 を 続 け て ま い り ま す 。 定 に こ れ ま で 以 上 に 積 極 的 に 貢 献 す る た め 、 切 れ 目 の な い 安 全 保 障 法 制 を 整 備 す る 必 要 が あ に 対 応 し ま す 。 そ し て 、 国 民 の 命 と 平 和 な 暮 ら し を 守 り 抜 く と と も に 、 国 際 社 会 の 平 和 と 安 四 五 領 土 で あ る 竹 島 に つ い て は 、 引 き 続 き 日 本 の 主 張 を し っ か り と 伝 え 、 粘 り 強 く 対 応 し ま す 。 に よ り 構 築 し て い き た い と 考 え て い ま す 。 ま た 、 経 済 関 係 の 強 化 に も 努 め ま す 。 日 本 固 有 の 観 点 か ら 、 国 交 正 常 化 五 十 周 年 に ふ さ わ し い 、 未 来 志 向 で 重 層 的 な 協 力 関 係 を 、 双 方 の 努 力 日 本 に と り 当 然 の こ と で す 。 今 後 と も 様 々 な レ ベ ル で 積 極 的 に 意 思 疎 通 を 積 み 重 ね 、 大 局 的 地 域 の 平 和 と 繁 栄 の 確 保 と い う 利 益 を 共 有 す る 最 も 重 要 な 隣 国 で あ る 韓 国 と の 関 係 強 化 は 、 な レ ベ ル で 対 話 と 協 力 を 積 み 重 ね 、 大 局 的 な 観 点 か ら 日 中 関 係 を 発 展 さ せ て ま い り ま す 。 北 京 A P E C で の 首 脳 ・ 外 相 会 談 の 成 果 を 踏 ま え 、 「 戦 略 的 互 恵 関 係 」 の 原 点 に 立 ち 戻 り 、 様 々 重 す る 形 で 平 和 的 発 展 を 遂 げ る こ と は 、 日 本 に と っ て も 大 き な チ ャ ン ス で す 。 昨 年 十 一 月 の 日 中 関 係 は 、 最 も 重 要 な 二 国 間 関 係 の 一 つ で す 。 中 国 が 国 際 社 会 の ル ー ル や 法 の 支 配 を 尊 第 二 の 柱 は 、 近 隣 諸 国 と の 関 係 強 化 で す 。 ま す 。 ま た 、 日 米 地 位 協 定 の 環 境 補 足 協 定 署 名 に 向 け て 、 所 要 の 作 業 を 進 め て ま い り ま す 。 除 去 が 極 め て 重 要 な 課 題 で あ る と の 認 識 の 下 、 一 日 も 早 い 移 設 に 向 け て 政 府 と し て 取 り 組 み 深 化 さ せ ま す 。 ま た 、 五 月 の 第 七 回 太 平 洋 ・ 島 サ ミ ッ ト の 開 催 を 通 じ 、 太 平 洋 島 嶼 国 と の 協 力 関 係 を 一 層 通 じ た 経 済 関 係 の 強 化 等 を よ り 一 層 促 進 し ま す 。 び 日 米 豪 三 か 国 の 枠 組 み で の 安 保 ・ 防 衛 分 野 に お け る 協 力 を 進 め る と と も に 、 日 豪 E P A を ま た 、 基 本 的 価 値 と 戦 略 的 利 益 を 共 有 す る 「 特 別 な 関 係 」 に あ る 豪 州 と の 間 で 、 二 国 間 及 西 ア ジ ア 諸 国 と の 関 係 を 深 化 さ せ ま す 。 特 別 な 戦 略 的 グ ロ ー バ ル ・ パ ー ト ナ ー シ ッ プ の 関 係 に あ る イ ン ド と の 協 力 強 化 を 進 め 、 南 S E A N 及 び A S E A N 各 国 と の 関 係 を 一 層 強 化 す る 考 え で す 。 本 年 の A S E A N 共 同 体 構 築 及 び 更 な る 統 合 に 向 け た 努 力 を 引 き 続 き 支 援 す る と と も に 、 A よ り 統 合 さ れ 繁 栄 し 安 定 し た A S E A N は 、 地 域 全 体 の 平 和 と 安 定 に と り 極 め て 重 要 で す 。 催 し 、 首 脳 会 議 の 開 催 に つ な げ ら れ る よ う 、 努 力 し て ま い り ま す 。 さ ら に 、 日 中 韓 三 か 国 の 協 力 を 未 来 志 向 で 強 化 す る と と も に 、 日 中 韓 外 相 会 議 を 早 期 に 開 六 七 で あ り 、 政 権 の 最 重 要 課 題 で す 。 北 朝 鮮 に よ る 調 査 が 、 全 て の 拉 致 被 害 者 の 帰 国 と い う 具 体 引 き 続 き 強 く 求 め ま す 。 拉 致 問 題 は 、 日 本 の 主 権 及 び 国 民 の 生 命 ・ 安 全 に 関 わ る 重 大 な 問 題 朝 鮮 が 、 国 際 社 会 の 声 を 真 摯 に 受 け 止 め 、 人 権 状 況 の 改 善 に 向 け た 具 体 的 行 動 を 取 る こ と を 対 し 、 安 保 理 決 議 及 び 六 者 会 合 共 同 声 明 の 誠 実 か つ 完 全 な 実 施 を 引 き 続 き 強 く 求 め ま す 。 北 地 域 と 国 際 社 会 全 体 の 平 和 と 安 全 に 対 す る 重 大 な 脅 威 で す 。 関 係 国 と 連 携 し つ つ 、 北 朝 鮮 に ル と い っ た 諸 懸 案 の 包 括 的 な 解 決 を 目 指 し ま す 。 北 朝 鮮 に よ る 核 ・ ミ サ イ ル 開 発 の 継 続 は 、 北 朝 鮮 に 関 し て は 、 「 対 話 と 圧 力 」 の 方 針 の 下 、 日 朝 平 壌 宣 言 に 基 づ き 、 拉 致 、 核 、 ミ サ イ ま い り ま す 。 日 本 と し て も 、 ウ ク ラ イ ナ の 改 革 努 力 を 引 き 続 き 支 援 し て い き ま す 。 け 、 全 て の 当 事 者 の 対 話 努 力 を 促 す と と も に 、 ロ シ ア が 建 設 的 役 割 を 果 た す よ う 働 き か け て 結 す べ く 、 粘 り 強 く 交 渉 に 取 り 組 ん で ま い り ま す 。 ま た 、 ウ ク ラ イ ナ 情 勢 の 平 和 的 解 決 に 向 で あ る 北 方 領 土 問 題 に つ い て は 、 引 き 続 き 、 北 方 四 島 の 帰 属 の 問 題 を 解 決 し て 平 和 条 約 を 締 め 、 今 後 政 治 対 話 を 積 み 重 ね つ つ 、 日 本 の 国 益 に 資 す る よ う 進 め て ま い り ま す 。 最 大 の 懸 案 日 露 関 係 に つ い て は 、 本 年 の 適 切 な 時 期 に 実 現 を 目 指 し て い る プ ー チ ン 大 統 領 の 訪 日 を 含 戦 略 的 か つ ス ピ ー ド 感 を も っ て 推 進 し ま す 。 さ ら に 、 T P P を 始 め と す る 経 済 連 携 交 渉 を 、 国 益 に か な っ た 、 包 括 的 か つ 高 い レ ベ ル で O E C D 、 A P E C 、 主 要 国 首 脳 会 議 等 の 議 論 に 積 極 的 に 参 画 し ま す 。 対 策 に 引 き 続 き 力 を 入 れ て ま い り ま す 。 ま た 、 経 済 面 で の 国 際 ル ー ル 整 備 の た め 、 W T O や し ま す 。 地 方 創 生 に 資 す る 取 組 を 強 化 す る 観 点 か ら も 、 日 本 産 品 の 海 外 普 及 促 進 や 風 評 被 害 て 日 本 企 業 が 存 分 に 活 躍 で き る よ う 、 ト ッ プ セ ー ル ス や O D A の 活 用 も 含 め 官 民 一 体 で 推 進 日 本 経 済 の 再 生 と 発 展 に 資 す る 戦 略 的 な 経 済 外 交 を 引 き 続 き 推 進 し ま す 。 国 際 市 場 に お い 第 三 の 柱 は 、 日 本 経 済 の 再 生 に 資 す る 経 済 外 交 の 強 化 で す 。 ま た 、 中 南 米 諸 国 と 国 際 場 裏 で の 協 力 関 係 を 含 む 幅 広 い 関 係 強 化 を 図 り ま す 。 ン ス と 安 保 ・ 防 衛 分 野 の 協 力 を 推 進 し て い き ま す 。 欧 州 各 国 、 E U や N A T O 等 と の 協 力 関 係 を 、 重 層 的 に 強 化 し ま す 。 特 に 、 英 国 及 び フ ラ 的 な 成 果 に つ な が る よ う 、 全 力 を 尽 く し ま す 。 八 九 安 定 し た 中 東 を 取 り 戻 す こ と が 急 務 で す 。 過 激 主 義 の 流 れ を 食 い 止 め る べ く 、 穏 健 イ ス ラ ム 中 東 地 域 に お い て は 、 I S I L の 脅 威 が あ る 中 で 、 「 中 庸 が 最 善 」 の 精 神 に 裏 打 ち さ れ た 、 積 極 的 に 対 外 発 信 し て い き ま す 。 さ ら に 、 テ ロ 関 連 情 報 の 収 集 を 一 層 強 化 し て ま い り ま す 。 ま た 、 テ ロ と 闘 う 国 際 社 会 に お い て 、 日 本 と し て の 責 任 を 果 た す と と も に 、 日 本 の 立 場 を 討 チ ー ム を 立 ち 上 げ 、 考 え 得 る 具 体 的 な 措 置 に つ い て 早 急 に と り ま と め ま す 。 行 い ま し た 。 そ の 上 で 、 海 外 に 在 留 ・ 渡 航 す る 日 本 人 の 安 全 確 保 に 更 に 万 全 を 期 す た め の 検 起 、 日 本 人 学 校 と の 連 絡 強 化 や 現 地 治 安 当 局 へ の 警 備 強 化 申 し 入 れ 、 危 険 情 報 の 発 出 な ど を 今 回 の シ リ ア に お け る 邦 人 人 質 殺 害 事 件 を 受 け 、 従 来 の 取 組 に 加 え 、 在 留 邦 人 へ の 注 意 喚 ( 海 外 に お け る 日 本 人 の 安 全 対 策 と 国 際 的 な テ ロ 対 策 の 強 化 ) 層 努 力 し ま す 。 鯨 類 を 含 む 海 洋 生 物 資 源 の 持 続 可 能 な 利 用 に つ い て 、 国 際 社 会 の 理 解 と 支 持 を 得 る べ く 一 エ ネ ル ギ ー ・ 鉱 物 資 源 ・ 食 料 等 の 安 定 確 保 の た め 、 資 源 外 交 を 強 化 し ま す 。 国 際 機 関 の 日 本 人 職 員 の 増 強 に も 努 め ま す 。 国 連 P K O へ の 貢 献 を 一 層 拡 大 し 、 平 和 維 持 ・ 平 和 構 築 を 推 進 し ま す 。 い り ま す 。 ま た 、 本 年 の 安 保 理 非 常 任 理 事 国 選 挙 に 万 全 を 期 し ま す 。 イ ン ド 、 ド イ ツ 、 ブ ラ ジ ル と と も に 、 安 保 理 改 革 実 現 に 向 け て リ ー ダ ー シ ッ プ を 発 揮 し て ま 日 本 は 国 連 が 二 十 一 世 紀 に ふ さ わ し い 姿 と な る よ う 、 常 任 理 事 国 の 責 務 を 担 う 用 意 が あ り 、 国 連 創 設 七 十 年 の 節 目 の 年 に 当 た り 、 国 連 と の 連 携 を よ り 一 層 強 化 し ま す 。 国 際 協 調 主 義 に 基 づ く 積 極 的 平 和 主 義 の 立 場 か ら 、 引 き 続 き 積 極 的 に 貢 献 し て ま い り ま す 。 外 交 の 三 本 柱 を 推 進 す る の と 合 わ せ て 、 国 際 社 会 が 直 面 す る グ ロ ー バ ル な 課 題 に つ い て も 、 ( グ ロ ー バ ル な 課 題 へ の 一 層 の 貢 献 ) 諸 国 に 対 し 可 能 な 限 り の 非 軍 事 の 支 援 を 行 い ま す 。 一 〇 一 一 み の 策 定 を 目 指 し ま す 。 三 月 に は 、 仙 台 で 第 三 回 国 連 防 災 世 界 会 議 を 開 催 し 、 防 災 の 主 流 化 間 の 安 全 保 障 の 理 念 に 基 づ き 、 国 際 保 健 課 題 や 防 災 等 に 対 処 し 、 多 様 な 主 体 が 参 加 す る 枠 組 ポ ス ト 二 〇 一 五 年 開 発 ア ジ ェ ン ダ 策 定 に 向 け た 議 論 に 、 積 極 的 に 貢 献 し て ま い り ま す 。 人 ジ ウ ム ( W A W ! ) 」 を 開 催 し ま す 。 害 の な い 世 界 と な る よ う 貢 献 し て ま い り ま す 。 今 年 も 「 女 性 が 輝 く 社 会 に 向 け た 国 際 シ ン ポ 「 女 性 が 輝 く 社 会 」 の 実 現 は 、 世 界 共 通 の 課 題 で す 。 二 十 一 世 紀 こ そ 女 性 に 対 す る 人 権 侵 を 行 う た め 、 「 緑 の 気 候 基 金 法 案 」 を 今 国 会 に 提 出 し ま す 。 降 の 国 際 枠 組 み の 合 意 に 向 け 、 積 極 的 に 貢 献 し ま す 。 こ の 一 環 と し て 、 緑 の 気 候 基 金 に 拠 出 気 候 変 動 分 野 で は 、 C O P 21 に お け る 全 て の 国 が 参 加 す る 公 平 か つ 実 効 的 な 二 〇 二 〇 年 以 を 主 導 し 、 「 核 兵 器 の な い 世 界 」 を 目 指 し て 現 実 的 、 実 践 的 な 取 組 を 前 進 さ せ ま す 。 本 年 は 被 爆 七 十 年 で も あ り ま す 。 唯 一 の 戦 争 被 爆 国 と し て 、 N P T 運 用 検 討 会 議 で の 議 論 に 、 主 要 国 ・ 関 係 国 と 連 携 し 、 取 り 組 ん で ま い り ま す 。 力 し ま す 。 「 海 に お け る 法 の 支 配 の 三 原 則 」 に 基 づ き 、 「 開 か れ 安 定 し た 海 洋 」 の 維 持 ・ 発 展 海 洋 、 宇 宙 空 間 、 サ イ バ ー 空 間 を 含 む 国 際 公 共 財 に お け る 「 法 の 支 配 」 の 実 現 や 強 化 に 尽 す 。 エ ボ ラ 出 血 熱 の 流 行 に 対 し 、 引 き 続 き 、 切 れ 目 な き 支 援 を 実 施 し ま す 。 成 長 著 し い ア フ リ カ と の パ ー ト ナ ー シ ッ プ を 、 T I C A D プ ロ セ ス を 中 心 に 一 層 強 化 し ま ま 及 す び 新 。 繁 た 栄 な に 開 一 発 層 協 積 力 極 大 的 綱 に の 寄 下 与 、 し O て D ま A い を り 戦 ま 略 す 的 。 に 特 活 に 用 、 す O る D こ A と を に 通 よ じ り た 、 官 国 民 際 連 社 携 会 を の 一 平 層 和 推 と 進 安 し 定 と 被 災 地 の 復 興 の 発 信 に 取 り 組 み ま す 。 一 二 一 三 議 員 各 位 そ し て 国 民 の 皆 様 の 御 理 解 と 御 協 力 を 心 よ り お 願 い 申 し 上 げ ま す 。 着 実 に 結 果 を 出 し て ま い り ま す 。 絆 を 大 切 に し な が ら 、 こ の 二 年 間 培 っ た 信 頼 関 係 を 基 に 外 交 を 進 め 、 一 つ 一 つ の 外 交 課 題 で え る の は 、 結 局 の と こ ろ 、 人 と 人 と の 絆 で す 。 今 後 も 精 力 的 に 各 国 外 相 等 と 意 思 疎 通 を 図 り 、 つ 一 つ 積 み 重 ね て き た か ら こ そ 得 ら れ た も の で す 。 そ し て 、 国 と 国 と の 関 係 で あ る 外 交 を 支 ( こ 結 の 句 二 ) 年 間 の 様 々 な 外 交 成 果 は 、 オ ー ル ジ ャ パ ン で 取 り 組 み 、 世 界 各 国 と の 信 頼 関 係 を 一 系 人 と の 協 力 の 強 化 に も 注 力 し ま す 。 ま す 。 主 要 国 に お け る 広 報 文 化 外 交 拠 点 、 ジ ャ パ ン ・ ハ ウ ス の 創 設 を 推 進 し ま す 。 ま た 、 日 多 様 な 魅 力 を 戦 略 的 に 対 外 発 信 す る と と も に 、 親 日 派 ・ 知 日 派 の 発 掘 ・ 育 成 を 強 力 に 推 進 し す 。 国 際 社 会 で の 存 在 感 を 一 層 高 め る よ う 、 予 算 を 効 果 的 に 活 用 し 、 日 本 の 「 正 し い 姿 」 や 主 要 国 並 み の 外 交 実 施 体 制 の 実 現 を 目 指 し 、 総 合 的 な 外 交 力 を 引 き 続 き 強 化 し て ま い り ま ( 総 合 的 な 外 交 力 及 び 戦 略 的 対 外 発 信 の 強 化 )
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