第百八十九回国会における岸田外務大臣の外交演説(PDF)

平
成
二
十
七
年
二
月
十
二
日
第
百
八
十
九
回
国
会
に
お
け
る
岸
田
外
務
大
臣
の
外
交
演
説
て
ま
い
り
ま
す
。
一
支
援
を
更
に
拡
充
し
、
ま
た
、
国
際
社
会
に
お
け
る
テ
ロ
に
対
す
る
取
組
に
も
毅
然
と
し
て
責
任
を
果
た
し
は
あ
り
ま
せ
ん
。
国
内
外
の
日
本
人
の
安
全
確
保
に
万
全
を
期
す
と
と
も
に
、
中
東
・
ア
フ
リ
カ
へ
の
人
道
ま
す
。
い
か
な
る
国
も
テ
ロ
の
脅
威
に
無
縁
で
は
い
ら
れ
ま
せ
ん
。
日
本
は
、
決
し
て
テ
ロ
に
屈
す
る
こ
と
世
界
各
地
で
、
過
激
主
義
集
団
に
よ
る
テ
ロ
行
為
が
発
生
し
、
多
く
の
無
辜
の
市
民
が
犠
牲
に
な
っ
て
い
と
御
協
力
に
深
く
感
謝
い
た
し
ま
す
。
し
が
た
い
暴
挙
に
強
い
憤
り
を
覚
え
、
断
固
非
難
し
ま
す
。
こ
の
間
の
国
会
に
お
け
る
議
員
各
位
の
御
理
解
れ
、
政
府
と
し
て
全
力
を
尽
く
し
ま
し
た
が
、
こ
の
よ
う
な
結
果
と
な
っ
た
こ
と
は
痛
恨
の
極
み
で
す
。
許
に
哀
悼
の
誠
を
捧
げ
、
御
家
族
に
心
か
ら
お
悔
や
み
を
申
し
上
げ
ま
す
。
国
民
の
皆
様
の
祈
り
に
も
支
え
ら
(
最 総
初 論
に )
、
シ
リ
ア
に
お
い
て
、
非
道
、
卑
劣
極
ま
り
な
い
テ
ロ
行
為
に
よ
り
殺
害
さ
れ
た
日
本
人
お
二
人
第
百
八
十
九
回
国
会
に
当
た
り
、
外
交
の
基
本
方
針
に
つ
い
て
所
信
を
申
し
述
べ
ま
す
。
経
済
、
人
権
と
い
っ
た
基
本
的
価
値
を
信
奉
し
、
国
連
を
始
め
と
す
る
制
度
や
体
制
を
擁
護
し
て
き
ま
し
た
。
り
返
し
て
は
な
り
ま
せ
ん
。
先
の
大
戦
の
反
省
を
踏
ま
え
、
日
本
は
自
由
、
民
主
主
義
、
法
の
支
配
、
市
場
本
年
は
戦
後
七
十
年
、
国
連
創
設
七
十
年
の
節
目
の
年
に
当
た
り
ま
す
。
二
十
世
紀
の
惨
禍
を
二
度
と
繰
進
し
て
ま
い
り
ま
す
。
平
和
と
繁
栄
の
た
め
に
国
際
社
会
の
一
員
と
し
て
の
責
務
を
果
た
す
外
交
を
、
こ
れ
ま
で
以
上
に
強
力
に
推
調
主
義
に
基
づ
く
積
極
的
平
和
主
義
の
旗
を
高
く
掲
げ
、
日
本
の
安
全
保
障
を
確
実
な
も
の
に
し
、
世
界
の
自
国
の
平
和
、
自
国
民
の
安
全
を
守
る
こ
と
は
で
き
ま
せ
ん
。
こ
う
し
た
状
況
で
あ
る
か
ら
こ
そ
、
国
際
協
た
、
ア
ジ
ア
太
平
洋
地
域
の
戦
略
環
境
は
依
然
と
し
て
厳
し
い
状
況
に
あ
り
ま
す
。
ど
の
国
も
一
国
の
み
で
世
界
各
地
の
テ
ロ
に
象
徴
さ
れ
る
よ
う
に
、
グ
ロ
ー
バ
ル
化
と
脅
威
の
多
様
化
が
進
捗
し
て
い
ま
す
。
ま
感
の
高
ま
り
と
協
力
の
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
の
広
が
り
を
現
す
も
の
で
す
。
地
か
ら
の
連
帯
は
、
こ
れ
ま
で
の
日
本
外
交
の
積
み
重
ね
の
賜
で
あ
り
、
国
際
社
会
に
お
け
る
日
本
の
存
在
今
回
、
国
際
社
会
か
ら
示
さ
れ
た
連
帯
に
心
か
ら
感
謝
い
た
し
ま
す
。
ヨ
ル
ダ
ン
を
始
め
世
界
各
国
・
各
二
三
有
の
領
土
・
領
海
・
領
空
は
断
固
と
し
て
守
り
抜
く
と
の
方
針
は
不
変
で
あ
り
、
引
き
続
き
毅
然
か
つ
冷
静
日
本
を
取
り
巻
く
安
全
保
障
環
境
が
一
層
厳
し
さ
を
増
し
て
い
る
こ
と
へ
の
対
応
も
必
要
で
す
。
日
本
固
(
日
本
の
安
全
の
確
保
と
繁
栄
の
実
現
)
和
主
義
を
具
体
的
に
実
践
す
る
外
交
に
取
り
組
ん
で
ま
い
り
ま
す
。
こ
う
し
た
平
和
国
家
と
し
て
の
日
本
の
歩
み
を
更
に
未
来
に
進
め
、
国
際
協
調
主
義
に
基
づ
く
積
極
的
平
題
に
主
体
的
に
取
り
組
ん
で
き
ま
し
た
。
和
構
築
、
国
民
和
解
、
民
主
化
に
積
極
的
に
貢
献
し
、
軍
縮
・
不
拡
散
や
環
境
と
い
っ
た
グ
ロ
ー
バ
ル
な
課
を
、
地
域
と
世
界
に
広
げ
て
い
き
た
い
。
こ
の
た
め
、
日
本
は
、
ア
ジ
ア
を
始
め
世
界
各
地
で
、
開
発
、
平
せ
る
こ
と
の
あ
り
が
た
さ
を
七
十
年
間
実
感
し
て
き
ま
し
た
。
自
ら
の
経
験
に
裏
打
ち
さ
れ
た
平
和
と
繁
栄
平
和
は
単
に
戦
争
が
な
い
状
態
で
は
あ
り
ま
せ
ん
。
日
本
は
、
人
々
が
安
全
に
、
安
心
し
て
豊
か
に
暮
ら
和
国
家
と
し
て
の
日
本
の
歩
み
は
今
後
も
変
わ
る
こ
と
は
あ
り
ま
せ
ん
。
先
人
た
ち
の
努
力
と
国
際
的
秩
序
の
恩
恵
を
受
け
、
我
々
は
今
日
の
平
和
と
繁
栄
を
享
受
し
て
い
ま
す
。
平
て
進
め
な
が
ら
、
沖
縄
の
負
担
軽
減
に
取
り
組
み
ま
す
。
特
に
、
普
天
間
飛
行
場
に
つ
い
て
は
、
危
険
性
の
保
・
防
衛
協
力
を
推
進
し
、
抑
止
力
を
一
層
向
上
さ
せ
ま
す
。
在
日
米
軍
再
編
を
現
行
の
日
米
合
意
に
従
っ
安
全
保
障
分
野
に
お
い
て
は
、
「
日
米
防
衛
協
力
の
た
め
の
指
針
」
見
直
し
を
始
め
、
幅
広
い
分
野
で
の
安
て
ま
い
り
ま
す
。
米
同
盟
が
主
導
的
役
割
を
果
た
す
こ
と
を
確
認
し
ま
し
た
。
今
後
も
日
米
同
盟
を
あ
ら
ゆ
る
分
野
で
強
化
し
昨
年
四
月
、
日
米
首
脳
は
、
平
和
で
繁
栄
す
る
ア
ジ
ア
太
平
洋
を
確
か
な
も
の
に
し
て
い
く
た
め
に
、
日
第
一
の
柱
は
、
日
本
外
交
の
基
軸
で
あ
る
日
米
同
盟
の
強
化
で
す
。
化
と
い
う
三
本
柱
を
軸
と
し
た
外
交
を
強
力
に
展
開
し
ま
す
。
本
年
も
、
こ
れ
ま
で
と
同
様
、
日
米
同
盟
の
強
化
、
近
隣
諸
国
と
の
関
係
強
化
、
そ
し
て
経
済
外
交
の
強
り
ま
す
。
国
民
の
皆
様
の
御
理
解
を
得
る
た
め
に
、
引
き
続
き
丁
寧
に
説
明
を
続
け
て
ま
い
り
ま
す
。
定
に
こ
れ
ま
で
以
上
に
積
極
的
に
貢
献
す
る
た
め
、
切
れ
目
の
な
い
安
全
保
障
法
制
を
整
備
す
る
必
要
が
あ
に
対
応
し
ま
す
。
そ
し
て
、
国
民
の
命
と
平
和
な
暮
ら
し
を
守
り
抜
く
と
と
も
に
、
国
際
社
会
の
平
和
と
安
四
五
領
土
で
あ
る
竹
島
に
つ
い
て
は
、
引
き
続
き
日
本
の
主
張
を
し
っ
か
り
と
伝
え
、
粘
り
強
く
対
応
し
ま
す
。
に
よ
り
構
築
し
て
い
き
た
い
と
考
え
て
い
ま
す
。
ま
た
、
経
済
関
係
の
強
化
に
も
努
め
ま
す
。
日
本
固
有
の
観
点
か
ら
、
国
交
正
常
化
五
十
周
年
に
ふ
さ
わ
し
い
、
未
来
志
向
で
重
層
的
な
協
力
関
係
を
、
双
方
の
努
力
日
本
に
と
り
当
然
の
こ
と
で
す
。
今
後
と
も
様
々
な
レ
ベ
ル
で
積
極
的
に
意
思
疎
通
を
積
み
重
ね
、
大
局
的
地
域
の
平
和
と
繁
栄
の
確
保
と
い
う
利
益
を
共
有
す
る
最
も
重
要
な
隣
国
で
あ
る
韓
国
と
の
関
係
強
化
は
、
な
レ
ベ
ル
で
対
話
と
協
力
を
積
み
重
ね
、
大
局
的
な
観
点
か
ら
日
中
関
係
を
発
展
さ
せ
て
ま
い
り
ま
す
。
北
京
A
P
E
C
で
の
首
脳
・
外
相
会
談
の
成
果
を
踏
ま
え
、
「
戦
略
的
互
恵
関
係
」
の
原
点
に
立
ち
戻
り
、
様
々
重
す
る
形
で
平
和
的
発
展
を
遂
げ
る
こ
と
は
、
日
本
に
と
っ
て
も
大
き
な
チ
ャ
ン
ス
で
す
。
昨
年
十
一
月
の
日
中
関
係
は
、
最
も
重
要
な
二
国
間
関
係
の
一
つ
で
す
。
中
国
が
国
際
社
会
の
ル
ー
ル
や
法
の
支
配
を
尊
第
二
の
柱
は
、
近
隣
諸
国
と
の
関
係
強
化
で
す
。
ま
す
。
ま
た
、
日
米
地
位
協
定
の
環
境
補
足
協
定
署
名
に
向
け
て
、
所
要
の
作
業
を
進
め
て
ま
い
り
ま
す
。
除
去
が
極
め
て
重
要
な
課
題
で
あ
る
と
の
認
識
の
下
、
一
日
も
早
い
移
設
に
向
け
て
政
府
と
し
て
取
り
組
み
深
化
さ
せ
ま
す
。
ま
た
、
五
月
の
第
七
回
太
平
洋
・
島
サ
ミ
ッ
ト
の
開
催
を
通
じ
、
太
平
洋
島
嶼
国
と
の
協
力
関
係
を
一
層
通
じ
た
経
済
関
係
の
強
化
等
を
よ
り
一
層
促
進
し
ま
す
。
び
日
米
豪
三
か
国
の
枠
組
み
で
の
安
保
・
防
衛
分
野
に
お
け
る
協
力
を
進
め
る
と
と
も
に
、
日
豪
E
P
A
を
ま
た
、
基
本
的
価
値
と
戦
略
的
利
益
を
共
有
す
る
「
特
別
な
関
係
」
に
あ
る
豪
州
と
の
間
で
、
二
国
間
及
西
ア
ジ
ア
諸
国
と
の
関
係
を
深
化
さ
せ
ま
す
。
特
別
な
戦
略
的
グ
ロ
ー
バ
ル
・
パ
ー
ト
ナ
ー
シ
ッ
プ
の
関
係
に
あ
る
イ
ン
ド
と
の
協
力
強
化
を
進
め
、
南
S
E
A
N
及
び
A
S
E
A
N
各
国
と
の
関
係
を
一
層
強
化
す
る
考
え
で
す
。
本
年
の
A
S
E
A
N
共
同
体
構
築
及
び
更
な
る
統
合
に
向
け
た
努
力
を
引
き
続
き
支
援
す
る
と
と
も
に
、
A
よ
り
統
合
さ
れ
繁
栄
し
安
定
し
た
A
S
E
A
N
は
、
地
域
全
体
の
平
和
と
安
定
に
と
り
極
め
て
重
要
で
す
。
催
し
、
首
脳
会
議
の
開
催
に
つ
な
げ
ら
れ
る
よ
う
、
努
力
し
て
ま
い
り
ま
す
。
さ
ら
に
、
日
中
韓
三
か
国
の
協
力
を
未
来
志
向
で
強
化
す
る
と
と
も
に
、
日
中
韓
外
相
会
議
を
早
期
に
開
六
七
で
あ
り
、
政
権
の
最
重
要
課
題
で
す
。
北
朝
鮮
に
よ
る
調
査
が
、
全
て
の
拉
致
被
害
者
の
帰
国
と
い
う
具
体
引
き
続
き
強
く
求
め
ま
す
。
拉
致
問
題
は
、
日
本
の
主
権
及
び
国
民
の
生
命
・
安
全
に
関
わ
る
重
大
な
問
題
朝
鮮
が
、
国
際
社
会
の
声
を
真
摯
に
受
け
止
め
、
人
権
状
況
の
改
善
に
向
け
た
具
体
的
行
動
を
取
る
こ
と
を
対
し
、
安
保
理
決
議
及
び
六
者
会
合
共
同
声
明
の
誠
実
か
つ
完
全
な
実
施
を
引
き
続
き
強
く
求
め
ま
す
。
北
地
域
と
国
際
社
会
全
体
の
平
和
と
安
全
に
対
す
る
重
大
な
脅
威
で
す
。
関
係
国
と
連
携
し
つ
つ
、
北
朝
鮮
に
ル
と
い
っ
た
諸
懸
案
の
包
括
的
な
解
決
を
目
指
し
ま
す
。
北
朝
鮮
に
よ
る
核
・
ミ
サ
イ
ル
開
発
の
継
続
は
、
北
朝
鮮
に
関
し
て
は
、
「
対
話
と
圧
力
」
の
方
針
の
下
、
日
朝
平
壌
宣
言
に
基
づ
き
、
拉
致
、
核
、
ミ
サ
イ
ま
い
り
ま
す
。
日
本
と
し
て
も
、
ウ
ク
ラ
イ
ナ
の
改
革
努
力
を
引
き
続
き
支
援
し
て
い
き
ま
す
。
け
、
全
て
の
当
事
者
の
対
話
努
力
を
促
す
と
と
も
に
、
ロ
シ
ア
が
建
設
的
役
割
を
果
た
す
よ
う
働
き
か
け
て
結
す
べ
く
、
粘
り
強
く
交
渉
に
取
り
組
ん
で
ま
い
り
ま
す
。
ま
た
、
ウ
ク
ラ
イ
ナ
情
勢
の
平
和
的
解
決
に
向
で
あ
る
北
方
領
土
問
題
に
つ
い
て
は
、
引
き
続
き
、
北
方
四
島
の
帰
属
の
問
題
を
解
決
し
て
平
和
条
約
を
締
め
、
今
後
政
治
対
話
を
積
み
重
ね
つ
つ
、
日
本
の
国
益
に
資
す
る
よ
う
進
め
て
ま
い
り
ま
す
。
最
大
の
懸
案
日
露
関
係
に
つ
い
て
は
、
本
年
の
適
切
な
時
期
に
実
現
を
目
指
し
て
い
る
プ
ー
チ
ン
大
統
領
の
訪
日
を
含
戦
略
的
か
つ
ス
ピ
ー
ド
感
を
も
っ
て
推
進
し
ま
す
。
さ
ら
に
、
T
P
P
を
始
め
と
す
る
経
済
連
携
交
渉
を
、
国
益
に
か
な
っ
た
、
包
括
的
か
つ
高
い
レ
ベ
ル
で
O
E
C
D
、
A
P
E
C
、
主
要
国
首
脳
会
議
等
の
議
論
に
積
極
的
に
参
画
し
ま
す
。
対
策
に
引
き
続
き
力
を
入
れ
て
ま
い
り
ま
す
。
ま
た
、
経
済
面
で
の
国
際
ル
ー
ル
整
備
の
た
め
、
W
T
O
や
し
ま
す
。
地
方
創
生
に
資
す
る
取
組
を
強
化
す
る
観
点
か
ら
も
、
日
本
産
品
の
海
外
普
及
促
進
や
風
評
被
害
て
日
本
企
業
が
存
分
に
活
躍
で
き
る
よ
う
、
ト
ッ
プ
セ
ー
ル
ス
や
O
D
A
の
活
用
も
含
め
官
民
一
体
で
推
進
日
本
経
済
の
再
生
と
発
展
に
資
す
る
戦
略
的
な
経
済
外
交
を
引
き
続
き
推
進
し
ま
す
。
国
際
市
場
に
お
い
第
三
の
柱
は
、
日
本
経
済
の
再
生
に
資
す
る
経
済
外
交
の
強
化
で
す
。
ま
た
、
中
南
米
諸
国
と
国
際
場
裏
で
の
協
力
関
係
を
含
む
幅
広
い
関
係
強
化
を
図
り
ま
す
。
ン
ス
と
安
保
・
防
衛
分
野
の
協
力
を
推
進
し
て
い
き
ま
す
。
欧
州
各
国
、
E
U
や
N
A
T
O
等
と
の
協
力
関
係
を
、
重
層
的
に
強
化
し
ま
す
。
特
に
、
英
国
及
び
フ
ラ
的
な
成
果
に
つ
な
が
る
よ
う
、
全
力
を
尽
く
し
ま
す
。
八
九
安
定
し
た
中
東
を
取
り
戻
す
こ
と
が
急
務
で
す
。
過
激
主
義
の
流
れ
を
食
い
止
め
る
べ
く
、
穏
健
イ
ス
ラ
ム
中
東
地
域
に
お
い
て
は
、
I
S
I
L
の
脅
威
が
あ
る
中
で
、
「
中
庸
が
最
善
」
の
精
神
に
裏
打
ち
さ
れ
た
、
積
極
的
に
対
外
発
信
し
て
い
き
ま
す
。
さ
ら
に
、
テ
ロ
関
連
情
報
の
収
集
を
一
層
強
化
し
て
ま
い
り
ま
す
。
ま
た
、
テ
ロ
と
闘
う
国
際
社
会
に
お
い
て
、
日
本
と
し
て
の
責
任
を
果
た
す
と
と
も
に
、
日
本
の
立
場
を
討
チ
ー
ム
を
立
ち
上
げ
、
考
え
得
る
具
体
的
な
措
置
に
つ
い
て
早
急
に
と
り
ま
と
め
ま
す
。
行
い
ま
し
た
。
そ
の
上
で
、
海
外
に
在
留
・
渡
航
す
る
日
本
人
の
安
全
確
保
に
更
に
万
全
を
期
す
た
め
の
検
起
、
日
本
人
学
校
と
の
連
絡
強
化
や
現
地
治
安
当
局
へ
の
警
備
強
化
申
し
入
れ
、
危
険
情
報
の
発
出
な
ど
を
今
回
の
シ
リ
ア
に
お
け
る
邦
人
人
質
殺
害
事
件
を
受
け
、
従
来
の
取
組
に
加
え
、
在
留
邦
人
へ
の
注
意
喚
(
海
外
に
お
け
る
日
本
人
の
安
全
対
策
と
国
際
的
な
テ
ロ
対
策
の
強
化
)
層
努
力
し
ま
す
。
鯨
類
を
含
む
海
洋
生
物
資
源
の
持
続
可
能
な
利
用
に
つ
い
て
、
国
際
社
会
の
理
解
と
支
持
を
得
る
べ
く
一
エ
ネ
ル
ギ
ー
・
鉱
物
資
源
・
食
料
等
の
安
定
確
保
の
た
め
、
資
源
外
交
を
強
化
し
ま
す
。
国
際
機
関
の
日
本
人
職
員
の
増
強
に
も
努
め
ま
す
。
国
連
P
K
O
へ
の
貢
献
を
一
層
拡
大
し
、
平
和
維
持
・
平
和
構
築
を
推
進
し
ま
す
。
い
り
ま
す
。
ま
た
、
本
年
の
安
保
理
非
常
任
理
事
国
選
挙
に
万
全
を
期
し
ま
す
。
イ
ン
ド
、
ド
イ
ツ
、
ブ
ラ
ジ
ル
と
と
も
に
、
安
保
理
改
革
実
現
に
向
け
て
リ
ー
ダ
ー
シ
ッ
プ
を
発
揮
し
て
ま
日
本
は
国
連
が
二
十
一
世
紀
に
ふ
さ
わ
し
い
姿
と
な
る
よ
う
、
常
任
理
事
国
の
責
務
を
担
う
用
意
が
あ
り
、
国
連
創
設
七
十
年
の
節
目
の
年
に
当
た
り
、
国
連
と
の
連
携
を
よ
り
一
層
強
化
し
ま
す
。
国
際
協
調
主
義
に
基
づ
く
積
極
的
平
和
主
義
の
立
場
か
ら
、
引
き
続
き
積
極
的
に
貢
献
し
て
ま
い
り
ま
す
。
外
交
の
三
本
柱
を
推
進
す
る
の
と
合
わ
せ
て
、
国
際
社
会
が
直
面
す
る
グ
ロ
ー
バ
ル
な
課
題
に
つ
い
て
も
、
(
グ
ロ
ー
バ
ル
な
課
題
へ
の
一
層
の
貢
献
)
諸
国
に
対
し
可
能
な
限
り
の
非
軍
事
の
支
援
を
行
い
ま
す
。
一
〇
一
一
み
の
策
定
を
目
指
し
ま
す
。
三
月
に
は
、
仙
台
で
第
三
回
国
連
防
災
世
界
会
議
を
開
催
し
、
防
災
の
主
流
化
間
の
安
全
保
障
の
理
念
に
基
づ
き
、
国
際
保
健
課
題
や
防
災
等
に
対
処
し
、
多
様
な
主
体
が
参
加
す
る
枠
組
ポ
ス
ト
二
〇
一
五
年
開
発
ア
ジ
ェ
ン
ダ
策
定
に
向
け
た
議
論
に
、
積
極
的
に
貢
献
し
て
ま
い
り
ま
す
。
人
ジ
ウ
ム
(
W
A
W
!
)
」
を
開
催
し
ま
す
。
害
の
な
い
世
界
と
な
る
よ
う
貢
献
し
て
ま
い
り
ま
す
。
今
年
も
「
女
性
が
輝
く
社
会
に
向
け
た
国
際
シ
ン
ポ
「
女
性
が
輝
く
社
会
」
の
実
現
は
、
世
界
共
通
の
課
題
で
す
。
二
十
一
世
紀
こ
そ
女
性
に
対
す
る
人
権
侵
を
行
う
た
め
、
「
緑
の
気
候
基
金
法
案
」
を
今
国
会
に
提
出
し
ま
す
。
降
の
国
際
枠
組
み
の
合
意
に
向
け
、
積
極
的
に
貢
献
し
ま
す
。
こ
の
一
環
と
し
て
、
緑
の
気
候
基
金
に
拠
出
気
候
変
動
分
野
で
は
、
C
O
P
21
に
お
け
る
全
て
の
国
が
参
加
す
る
公
平
か
つ
実
効
的
な
二
〇
二
〇
年
以
を
主
導
し
、
「
核
兵
器
の
な
い
世
界
」
を
目
指
し
て
現
実
的
、
実
践
的
な
取
組
を
前
進
さ
せ
ま
す
。
本
年
は
被
爆
七
十
年
で
も
あ
り
ま
す
。
唯
一
の
戦
争
被
爆
国
と
し
て
、
N
P
T
運
用
検
討
会
議
で
の
議
論
に
、
主
要
国
・
関
係
国
と
連
携
し
、
取
り
組
ん
で
ま
い
り
ま
す
。
力
し
ま
す
。
「
海
に
お
け
る
法
の
支
配
の
三
原
則
」
に
基
づ
き
、
「
開
か
れ
安
定
し
た
海
洋
」
の
維
持
・
発
展
海
洋
、
宇
宙
空
間
、
サ
イ
バ
ー
空
間
を
含
む
国
際
公
共
財
に
お
け
る
「
法
の
支
配
」
の
実
現
や
強
化
に
尽
す
。
エ
ボ
ラ
出
血
熱
の
流
行
に
対
し
、
引
き
続
き
、
切
れ
目
な
き
支
援
を
実
施
し
ま
す
。
成
長
著
し
い
ア
フ
リ
カ
と
の
パ
ー
ト
ナ
ー
シ
ッ
プ
を
、
T
I
C
A
D
プ
ロ
セ
ス
を
中
心
に
一
層
強
化
し
ま
ま 及
す び 新
。 繁 た
栄 な
に 開
一 発
層 協
積 力
極 大
的 綱
に の
寄 下
与 、
し O
て D
ま A
い を
り 戦
ま 略
す 的
。 に
特 活
に 用
、 す
O る
D こ
A と
を に
通 よ
じ り
た 、
官 国
民 際
連 社
携 会
を の
一 平
層 和
推 と
進 安
し 定
と
被
災
地
の
復
興
の
発
信
に
取
り
組
み
ま
す
。
一
二
一
三
議
員
各
位
そ
し
て
国
民
の
皆
様
の
御
理
解
と
御
協
力
を
心
よ
り
お
願
い
申
し
上
げ
ま
す
。
着
実
に
結
果
を
出
し
て
ま
い
り
ま
す
。
絆
を
大
切
に
し
な
が
ら
、
こ
の
二
年
間
培
っ
た
信
頼
関
係
を
基
に
外
交
を
進
め
、
一
つ
一
つ
の
外
交
課
題
で
え
る
の
は
、
結
局
の
と
こ
ろ
、
人
と
人
と
の
絆
で
す
。
今
後
も
精
力
的
に
各
国
外
相
等
と
意
思
疎
通
を
図
り
、
つ
一
つ
積
み
重
ね
て
き
た
か
ら
こ
そ
得
ら
れ
た
も
の
で
す
。
そ
し
て
、
国
と
国
と
の
関
係
で
あ
る
外
交
を
支
(
こ 結
の 句
二 )
年
間
の
様
々
な
外
交
成
果
は
、
オ
ー
ル
ジ
ャ
パ
ン
で
取
り
組
み
、
世
界
各
国
と
の
信
頼
関
係
を
一
系
人
と
の
協
力
の
強
化
に
も
注
力
し
ま
す
。
ま
す
。
主
要
国
に
お
け
る
広
報
文
化
外
交
拠
点
、
ジ
ャ
パ
ン
・
ハ
ウ
ス
の
創
設
を
推
進
し
ま
す
。
ま
た
、
日
多
様
な
魅
力
を
戦
略
的
に
対
外
発
信
す
る
と
と
も
に
、
親
日
派
・
知
日
派
の
発
掘
・
育
成
を
強
力
に
推
進
し
す
。
国
際
社
会
で
の
存
在
感
を
一
層
高
め
る
よ
う
、
予
算
を
効
果
的
に
活
用
し
、
日
本
の
「
正
し
い
姿
」
や
主
要
国
並
み
の
外
交
実
施
体
制
の
実
現
を
目
指
し
、
総
合
的
な
外
交
力
を
引
き
続
き
強
化
し
て
ま
い
り
ま
(
総
合
的
な
外
交
力
及
び
戦
略
的
対
外
発
信
の
強
化
)