秋田地区中高一貫教育校における 中高一貫教育、入学者選抜

秋田地区中高一貫教育校における
中高一貫教育、入学者選抜についてのQ&A
このQ&Aは、平成26年12月に行われた小学校5年生とその保護者対象の説明会などでいた
だいた質問について、説明会の時点における回答をまとめたものです。
【中高一貫教育校の制度、特色について】
Q1
A
グローバルリーダーの育成は、結局県外に人材を流出させることではありませんか。
将来秋田で活躍し地域を支える人材にも、グローバル化に対応した教育が必要だと考えていま
す。
Q2
A
今後、更に中高一貫教育校を増やす予定はありますか。
現時点では考えていません。
Q3
A
南高校の英語科はなくなるのですか。
中高一貫教育校となる平成28年度から普通科のみの募集となります。これまで英語科が培っ
てきた伝統は学校全体で受け継いでいきます。
Q4
A
中学1、2年では3学級編制ですが、なぜ中学3年では2学級なのですか。
中高6年間の学習を2年ずつ三期に分けて考えています。基礎期に当たる中学1、2年を3学
級としていますが、探究期に当たる中学3年と高校1年は高校の学級規模である40人に合わせ
て2学級としました。ただし今後、状況の変化によって3学級になることもあります。
Q5
A
開設初年度や2年目の中学校はどういう様子になりますか。
全学年が揃っていませんが、一期生、二期生は新たな歴史を作っていくことになります。また、
開設初年度は新棟が建設中ですが、授業は支障なくできます。
Q6
A
中学校からの入学者と高校からの入学者がいることについてどう考えていますか。
異なった学習経験をもつ者同士が切磋琢磨することで学校の活性化を期待しています。
- 1 -
Q7
A
中学3年3月のチャレンジテストの結果によって高校に進学できないことがありますか。
チャレンジテストは高校の入学者選抜の時期に合わせて、生徒の学力を把握する機会と考えて
います。結果が高校への進学に影響することはありません。
Q8
A
どのような大学への進学を目指していますか。
それぞれの生徒がより高い目標をもち、第一志望の進路目標達成100%を目指して指導しま
す。また、国内外の難関大学・学部に向けた指導を進めていきたいと考えています。
Q9
A
入学金や授業料は必要ですか。また、諸経費は他と比較してどうですか。
入学金は中学校入学時は不要ですが、高校進学時は必要です(平成26年度5,650円)。
授業料は高校からありますが、所得に関する一定の条件が満たされればかかりません。また、海
外修学旅行の分を除く諸経費は他の中学校と変わりません。
Q10
A
平成27年7月頃に県議会で条例が改正されて校名が正式に決定する予定です。
Q11
A
校名はいつ決まるのですか。
教員配置に特色はありますか。
中学校と高校の教員による相互乗り入れがあります。また、中高教員が同じ職員室を使用する
など連携を密にする工夫をしていきます。
Q12
A
PTA活動はどのように行われるのですか。
中高で一本化した組織とする予定です。
- 2 -
【学習指導について】
Q13
A
市町村立中学校の教育課程と具体的にどう違いますか。
中学2年の数学が標準より1時間多くなります。また、本校独自の教科を二つ設定しますので
(「J.E.Communication」「クリエイティブ・サイエンス」)、中学1年で週1時間、中学2、
3年で週2時間、標準よりも授業時数が増える予定です。
Q14
中学校の授業のスピードは早いですか。学習に後れをとるような生徒への対応はどうし
ますか。
A
時間をかけてじっくり学ぶか、スピード感を持って学ぶか、内容によってメリハリをつけて指
導を行います。また、発展的な学習として、上の学年や高校の関連する内容についても学びます。
しかし、確実に理解できるように計画し指導していきます。
Q15
A
英語教育はどう進めますか。中学校入学時に英語の力がなくてもついていけますか。
聞く、話す、読む、書くの四つについて力が付くように指導します。生の英語に触れる機会を
増やし、国際教養大学などと連携した授業も考えています。また、本校独自の教科「J.E.Co
mmunication」でも中学校3年間を通して日本語と英語を使ったコミュニケーションの方法を学
びます。中高合同のイングリッシュキャンプも実施します。入学後に指導しますので小学校の時
に特別な学習をしていなくても大丈夫です。
Q16
中学から留学することが可能ですか。また、高校生で留学するときに学校としてのバッ
クアップはありますか。
A
高校生からが望ましいと考えていますが、希望がある時は入学後に相談してください。また、
留学をサポートする様々な制度がありますので、情報を提供するなどして支援していきます。
Q17
A
ティームティーチングは具体的にどのように計画して行いますか。
中学校における発展的な学習に高校の先生が加わる授業、高校において中学校の先生が加わる
授業などを考えています。
- 3 -
【学校生活について】
Q18
A
長期休業、卒業式、テストの日程等は中高同じです。詳細は現在検討中です。
Q19
A
長期休業、卒業式、テストなどは中高でどのように行われるのですか。
中学生と高校生との交流はどのように行われますか。
学校祭などの文化的行事、運動会・学級対抗などの体育的行事や、生徒会や委員会活動におい
て中高合同の活動が行われます。
Q20
A
学級対抗について具体的に教えてください。
バスケットボール、バレーボール、ソフトボール、サッカー等の球技種目を中心に学級単位で
対戦し、各種目別優勝と合計獲得ポイントによる総合優勝を争います。
Q21
A
修学旅行は何年生でどこに行くのですか。
中学3年の時に、アジア圏を想定した海外修学旅行を考えています。また、高校2年の時に、
国内班と海外班の二つに分かれて行う予定です。
Q22
A
「様々な体験活動」のねらいと内容を教えてください。
一つは、進学や職業について考える大学訪問、企業訪問などです。二つ目は国際的な視野を広
げる海外修学旅行などです。三つ目は校外でのイベントなどに積極的に参加することです。各種
検定やTOEIC等への挑戦、科学の甲子園などへの参加を積極的に進めていきます。
Q23
A
中学校の通学手段についてはどうなりますか。
自転車通学の規則を現在検討しています。また、自家用車での送迎については、今のところ制
限を設けていません。なお、スクールバス運行等は予定していません。
Q24
A
中学校の制服はどうなりますか。
現在の南高校の制服を基準に検討しています。
- 4 -
Q25
中学校の部活動は全員入部ですか。高校の部への入部や中高生一緒の練習はできますか。
また、部活動の希望が中学校入学者選抜の合否に影響しますか。
A
全員入部制は考えていません。また、高校の部への入部は無理ですが、見学やその他の参加の
仕方が可能な場合もあります。同じ競技等であれば安全性を十分に確保した上で一緒に練習する
こともあります。なお部活動の希望は選抜に影響ありません。
Q26
中高の部活動が練習場所をうまくシェアできますか。また、中学校の野球部が硬式か軟
式か、中学校の吹奏楽部の大会出場について教えてください。
A
体育館やグラウンドの効率的な使用を工夫します。野球部については、現在検討しています。
吹奏楽部については、中学校の大会に出場することが可能ですが、部員数等の状況を見ながら検
討していきます。
Q27
A
給食はどうなりますか。
一期生については入学後しばらくしてからのスタートになります。開始時期は工事の見通しが
はっきりするまで少々お待ちください。また、給食は中学生だけの予定です。なお、現在、学校
に食堂はありません。
Q28
A
施設設備、学習環境はどのように整備されますか。
現在の管理・普通教室棟の2階が中学生の教室となります。特別教室は、一部を除いて中高共
用となります。また、新棟を建設し、中学生用の体育館、給食調理室等を整備します。図書室は
中高共用ですが、中学生用の図書も計画的に購入します。
Q29
A
中学校のいじめ対策はどうなっていますか。
高校の「いじめ防止基本方針」を基に、中高一貫教育校の特質を踏まえた方針を立てていきた
いと考えています。策定に当たっては、先行する県立中高一貫教育校二校の方針を参考にしなが
ら検討を進めています。
Q30
A
今後、今回(平成26年12月)と同様の説明会を予定していますか。
南高校を会場にして学校見学会と説明会を兼ねたオープンスクールを実施したいと考えていま
す。毎年一回実施したいと考えています。
- 5 -
【中学校の入学者選抜について】
Q3 1
A
受検 日や 合格発 表は いつ 頃で すか 。
県立中学校3校ともに同一日で実施します。平成28年度入学者選抜については、
検
査
日
選抜結果通知
平成27年12月26日(土)
平成28年
1月
8日(金)
となります。
検査場所は、進学を希望する中学校となります。
また、8月上旬に、入学者選抜実施要項の概要について報道発表すると同時に、秋田県公報で
も公表しますので、そちらを御覧ください。
Q3 2
A
適性 検査 とはど のよ うな 内容 です か。
適性検査は、県立中学校3校ともに共通で、放送による検査を含め、教科横断的な思考力・判
断力・表現力等をみる内容とし、次の三つの力がみられるような内容となっています。
(ア)
聞いたり読んだりしたことから、必要な情報を取り出し、その意味を理解する力
(イ)
情報を自分の経験や教科で学んだことに関連付けて捉え、思考・判断できる力
(ウ)
目的に応じて、自分の考えや意見を表現する力
Q3 3
A
放送による検査とは具体的にどのようなものですか。
放送の内容を正しく聞き取り、その内容を捉えて考える力をみるものです。聞き取った内容は
メモを取ってもかまいません。
Q3 4
A
面接 はど のよう な内 容 で す か。
面接の内容は、各校で定めることとなっております。志望理由や今後の目標などを確認するほ
か、学習に関する内容や自分の得意なことなど様々な内容が考えられます。
Q3 5
A
選抜 の基 準はど うな って い ま す か。
入 学者の 選抜は 、中 学校 が、 適性検 査、作 文、面接のほ か、前もって 提出された 書類などを
基 に、 総 合的 に行 いま す。な お、 適性検 査に つい ては1 00点 満点 、作文 につ いて は30 点満
点の内容となっています。
- 6 -
Q3 6
A
部活 動や 資格等 はど の程 度選 抜に 反映 され ますか 。
入 学願書 には、 小学 校時 代に 頑張っ たこと などを記入す る欄がありま すので、そ こに、様々
な 活動 状 況を 記入 する ことも でき ます。 これ らも 含め、 総合的 な観 点で選 抜が 実施 されま すの
で、「どの程度」ということは決められていません。
Q3 7
A
受検 の手 続きは どう なり ます か。
例 年、1 0月ま でに は各 県立 中学校 で小学 校教員に対す る県立中学校 入学者選抜 実施要項説
明 会を 実 施し 、実 施要 項を配 付し ます。 同時 期に 、高校 教育課 のホ ームペ ージ にも この実 施要
項 を掲 載 しま す。 これ らを基 に、 入学願 書な どの 必要な 書類を そろ えて、 実施 要項 に示さ れた
期日までに小学校から志願先の中学校に提出することになります。
Q3 8
A
受検 料は 必要で すか 。
受 検料は かかり ませ ん。 ただ し、選 抜結果 通知用の郵送 代として簡易 書留郵便4 02円分の
切 手が 必 要と なり ます 。また 、各 小学校 が志 願先 中学校 に出願 書類 を郵送 する 場合 、中学 校が
受検票を返信するための簡易書留郵便分の切手代が必要となります。
Q3 9
A
受検 する 際には 、事 前に 小学 校に 知ら せる 必要が あり ま す か 。
県 立中学 校を受 検す る場 合、 出願の 手続き は小学校を通 して行います 。また、小 学校は受検
す る児 童 一人 一人 の報 告書を 作成 し、中 学校 に提 出する ことに なり ます。 その ため 、小学 校に
は県立中学校受検の意思を事前に伝えておく必要があります。
Q4 0
A
他の 県立 中学校 や 御 所 野 学 院 中 学 校 、 附 属 中 学 校 も 同 時 に 受検 でき ま す か 。
秋 田県立 中学校 3校 の受 検日 は同一 日とな りますので、 複数の県立中 学校を同時 に受検する
こ とは で きま せん 。県 立中学 校に 出願す る場 合は 、志願 する県 立中 学校を 第1 志望 とし、 合格
し た場 合 には 必ず 入学 するこ とを 前提に 出願 して ほしい と考え てい ます。 それ ぞれ の学校 の特
色を踏まえ、入りたい学校を選んで出願してください。
Q4 1
A
受検 時の 服装は どう すれ ばよ いで すか 。
受検に際して、服装の指定は特にありません。
- 7 -
Q42
A
中学3年生時点で高校入試を受けることは可能ですか。
基 本的に 、中高 一貫 教育 校の 良さや 特色を 理解した上で 、6年間その 学校で学び たいという
強 い意 志 をも って 中高 一貫教 育校 に出願 して ほし いと思 ってい ます 。その ため 、中 学3年 生時
点で、他の高校を志願して高校入試を受けるということは想定していません。
Q43
ある県立中学校の入学者選抜で不合格になり、公立の中学校に進んだ後、中学3年
生時点でその県立中学校を併設する高等学校の入試を受けることは可能ですか。
A
県立中学校の入学者選抜で不合格になったからといって、その中学校を併設する 高等学校
を受けられないということはありません。
Q4 4
A
制限を設ける予定はありません。
Q4 5
A
出願 者数 に制限 はあ りま すか 。
2つ の県 立中学 校の 過去 問が 、来 年度 以降 の参考 にな りま すか 。
平 成28 年度入 学者 選抜 から 検査時 間が5 分延長されま すが、出題の ねらいは変 わりません
ので参考になるものと思います。
Q4 6
A
どの よう な勉強 をす れば よい です か。
勉強 法と しては 、ま ず第 一に、小学校の 授業をしっか り受けること です。その中 で、分から
ない点や疑問に思った点は自ら進んで調べるなど、自分で積極的に解決しようと行動することを
心掛けてください。
Q4 7
A
障がい等がある受検者に対して、必要な配慮はありますか。
受検 をす る際に 、特 別な 配慮が必要な場 合は、出願す る前に在学し ている小学校 長から志願
先の中学校に連絡してもらうことになっています。早めに、小学校の担任の先生に相談してくだ
さい。
- 8 -