公務員倫理に関する市民及び有識者モニターへの アンケート調査(平成

(別
添)
公務員倫理に関する市民及び有識者モニターへの
アンケート調査(平成26年度)の概要及び結果
アンケート調査の概要
市民
調査対象 アンケートリサーチ業者に登録されている国民各般1,000人
調査期間 平成26年11月
回答状況 回答者数1,000人
有識者モニター
調査対象 全国の各界有識者に委嘱している有識者モニター200人
企業経営者、学識経験者、マスコミ関係者、地方自治体の長、
労働団体関係者、市民団体関係者、弁護士等
調査期間 平成26年11月~12月
回答状況 回答者数196人 回答率98.0%
Ⅰ
Ⅱ
市民アンケート
・ 国家公務員の倫理感についての印象(問1) ・・・・・・・・・・・・・
・ 過去1年ほどで非常に問題だと思った国家公務員の不祥事(問2) ・・・
・ 国家公務員の仕事への取組についての期待(問3) ・・・・・・・・・・
・ 国家公務員に不足しているもの、更に求められるもの(問4)・・・・・・・
・ 倫理法・倫理規程についての認知度(問5) ・・・・・・・・・・・・・
・ 倫理規程で定められている行為規制の内容全般についての印象(問6) ・
・ 倫理規程で定められている行為規制の各論についての印象(問7) ・・・
・ 倫理法・倫理規程による行政と民間企業等との意見交換等への影響(問8)・
・ 倫理審査会の活動等の認知度(問9) ・・・・・・・・・・・・・・・・
・ 公務員倫理ホットラインの認知度(問10) ・・・・・・・・・・・・・・
・ 不祥事が起きた際に求められる行政の対応(問11) ・・・・・・・・・・
・ 意見・提言(問12) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
2
2
3
3
4
4
5
5
6
6
7
有識者モニターアンケート
・ 国家公務員の倫理感についての印象(問1) ・・・・・・・・・・・・・
・ 過去1年ほどで非常に問題だと思った国家公務員の不祥事(問2) ・・・
・ 国家公務員の仕事への取組についての期待(問3) ・・・・・・・・・・
・ 国家公務員に不足しているもの、更に求められるもの(問4)・・・・・・・
・ 倫理法・倫理規程についての認知度(問5) ・・・・・・・・・・・・・
・ 倫理規程で定められている行為規制の内容全般についての印象(問6) ・
・ 倫理規程で定められている行為規制の各論についての印象(問7) ・・・
・ 倫理法・倫理規程による行政と民間企業等との意見交換等への影響(問8)・
・ 倫理に関する研修において有効と思われる内容(問9)・・・・・・・・・・
・ 公務員倫理ホットラインの認知度(問10) ・・・・・・・・・・・・・・
・ 不祥事が起きた際に求められる行政の対応(問11) ・・・・・・・・・・
・ 意見・提言(問12) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
9
9
10
10
11
11
12
12
13
13
14
市民アンケート調査結果
1.一般職の国家公務員の倫理感について、現在、どのような印象をお持ちですか。
倫理感が高い 全体として倫理感が高いが、
一部に低い者もいる
H26
2.9%
H25
1.8%
(n=1,000)
(n=1,000)
H24
(n=1,000)
全体として倫理感が低いが、 倫理感が低い
一部に高い者もいる
分からない
51.2%
22.9%
44.0%
1.7%
0%
どちらとも言えない
25.0%
25.2%
10%
20%
22.4%
30%
13.1% 4.2%
17.4%
27.4%
40%
50%
6.2% 5.6%
12.2%
60%
70%
80%
5.7%
11.1%
90%
100%
n:有効回答者数(以下同じ)
○ 「倫理感が高い」又は「全体として倫理感が高いが、一部に低い者もいる」と回答した理由(複
数回答可)
159
不祥事や汚職が少ないから
190
国民の利益のために働いているから
227
公正に職務を執行しているから
119
情報公開制度等もあり、業務の透明性が高いから
42
業務を効率的に行っているから
日頃接している一般職の国家公務員
の倫理感が高いと感じるから
161
0
(n=541)
50
100
150
200
250 (人)
○ 「全体として倫理感が低いが、一部に高い者もいる」又は「倫理感が低い」と回答した理由(複
数回答可)
133
不祥事や汚職がなくならないから
138
国民の利益よりも自分達の利益を優先しているから
72
職務の執行に公正さを欠いているから
仕事のやり方が不透明であり、国民に
対する説明責任を果たしていないから
104
134
税金の無駄遣いが多いから
日頃接している一般職の国家公務員
の倫理感が低いと感じるから
(n=173)
53
0
50
1
100
150
200
250 (人)
2.過去1年ほどにマスコミで報道された一般職の国家公務員の不祥事で非常に問題だと思うものは
何ですか。(自由記述)
179
汚職、横領等
119
公務外非行(痴漢、暴行等)
79
情報漏洩(国税庁職員によるもの及び情報漏洩一般)
56
交通事故、交通法規違反
39
盗撮(法務省職員によるもの及び盗撮一般)
セクハラ又はパワハラ
29
税金の無駄遣い
26
入札談合等関与
12
勤務態度不良
10
0
(n=1,000)
50
100
150
200
(人)
注)具体的な不祥事を記述した回答のうち、一般職の国家公務員の不祥事ではない回答を除いたものを分類したもの(回答数10人以上)。
3.あなたが一般職の国家公務員の仕事への取組について感じているお気持ちをお選び下さい。
大いに期待している
H26
(n=1,000)
H25
ある程度期待している
13.1%
どちらとも言えない
41.2%
12.7%
21.4%
39.4%
全く期待していない
あまり期待していない
21.0%
17.8%
6.5%
19.9%
7.0%
(n=1,000)
H24
(n=1,000)
0%
9.8%
10%
26.9%
20%
20.6%
30%
40%
50%
2
27.8%
60%
70%
14.9%
80%
90%
100%
4.一般職の国家公務員の職務に係る倫理保持の現状を踏まえると、現在、一般職の国家公務員の
姿勢として、不足している、あるいは更に求められると思うものを3つ以内でお選びください。
340
法令を遵守し、職務を公平、公正に行うこと
公私の区別を明らかにし、職務や地位を
私的利益のために用いないこと
510
374
国民の利益を第一に考えること
243
国を支えているという使命感、高い志
240
業務の透明性を高め、説明責任を果たすこと
国の予算の財源は国民の税金であるという
自覚をもって効率的に職務を遂行すること
602
いかなる政権の下においても、専門家として
中立の立場で職務を遂行すること
188
いわゆる縦割り行政とならないよう、幅広い
国家的視野を持って職務を遂行すること
222
25
特になし
0
(n=1,000)
100
200
300
400
500
600
700 (人)
5.このアンケートが届く以前、倫理法・倫理規程についてどの程度御存知でしたか。
よく知っていた
H26 1.5%
(n=1,000)
25.7%
H25 2.0%
H24
(n=1,000)
3.4%
0%
45.5%
29.2%
(n=1,000)
29.2%
10%
20%
全く知らなかった
あまり知らなかった
ある程度知っていた
30%
40%
43.8%
25.0%
40.8%
26.6%
50%
3
27.3%
60%
70%
80%
90%
100%
6.倫理規程で定められている行為規制の内容全般について、どのように思いますか。
妥当である
どちらかといえば
厳しい
厳しい
緩やかである
どちらかといえば
緩やかである
分からない
2.5%
H26
11.3%
(n=1,000)
12.3% 5.6% 6.9%
61.4%
2.3%
H25
9.2%
63.7%
13.4%
5.6% 5.8%
(n=1,000)
1.2%
H24
(n=1,000)
5.5%
0%
56.9%
10%
20%
30%
17.3%
40%
50%
60%
70%
10.5%
80%
8.6%
90%
100%
7.倫理規程で定められている行為規制の各論についてお聞きします。以下のア~キの行為規制につ
いて、どのように思いますか。
妥当である
厳しい
ア 利害関係者の範囲関係 1.5%
79.5%
イ 贈与関係 1.4%
カ 旅行関係
18.9%
73.0%
4.3%
18.0% 3.8%
11.2%
63.3%
19.9%
5.6%
9.6%
66.0%
19.3%
5.1%
キ 報告書関係 4.6%
(n=1,000)
12.9% 3.5%
67.0%
エ 無償のサービス提供関係 5.2%
オ ゴルフ関係
12.9% 6.1%
82.2%
9.8%
ウ 飲食関係
分からない
緩やかである
0%
62.8%
10%
20%
30%
4
40%
26.9%
50%
60%
70%
80%
5.7%
90% 100%
8.現在、倫理法・倫理規程があるため、職務に必要な行政と民間企業等との間の情報収集、意見
交換等に支障が生じていると思いますか。
そう思う
ある程度そう思う
H26 5.2%
あまりそう思わない
22.1%
そう思わない
38.8%
18.9%
分からない
15.0%
(n=1,000)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
9.このアンケートが届く以前、国家公務員倫理審査会が存在することについて、また、国家公務員
倫理審査会の活動内容について御存知でしたか。
存在を知っており、
活動内容についても、
知っていた又は
ある程度知っていた
H26 4.6%
存在を知らなかった
35.1%
(n=1,000)
H25 5.7%
60.3%
37.3%
(n=1,000)
0%
名前は知っていたが、
活動内容は知らなかった
又はよく知らなかった
10%
20%
30%
57.0%
40%
50%
5
60%
70%
80%
90%
100%
10.このアンケートが届く前に、公務員倫理ホットラインが倫理審査会に設置されていることを御存
知でしたか。
知っていた
知らなかった
H26 4.1%
95.9%
(n=1,000)
H25
10.4%
89.6%
10.8%
89.2%
(n=1,000)
H24
(n=1,000)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
11.公務員による不祥事が起きた際、信頼回復のために必要な行政の対応は何だと思います
か。必要だと思うものを3つ以内でお選び下さい。
不祥事を起こした職員及び管理
監督者へ厳正な処罰を行うこと
689
不祥事が発生した際、事実を
隠さず、広く情報公開すること
849
135
禁止行為等の規制を更に厳しくすること
不正を行うことができない
業務処理体制を構築すること
(n=1,000)
568
職員の違反行為等についての
通報制度の活用を奨励すること
215
研修などにより、職員に高い倫理感
を持たせるような取組を行うこと
241
0
100 200 300 400 500 600 700 800 900 (人)
6
12.最後に、これまでお伺いしたことのほか、倫理法・倫理規程違反を無くすための方策、公務員
の職業倫理を高めるための方策、倫理審査会として取り組むべきことなどについて、御意見、御
提言をお聞かせください。
○ 国家公務員の方と利害関係はないが、よく関わる仕事をしていました。ほとんどの方
がお役所仕事。自分たちが一番偉いといった態度でした。私たち職員に対しても、接す
る国民に対しても。アンケートにあったような倫理観を持つことも大切ですが、まずは
根本的な意識を変えて、人と人として誠意を持って接することができる倫理観を持って
ほしいです。 (女性 20歳代 パート・アルバイト)
○ 規制が厳しすぎると、結局はその規制は形式化して守られないことがしばしばあるよ
うに思う。もっと実用的な範囲にまで規制を緩めるべきではないか。
(男性 20歳代 学生)
○ 内部からの通報がしやすくなる仕組みを新たに創設するなどの検討が必要だと思いま
す。 (女性 20歳代 学生)
○ 日本人は法律や条例等も含め、政治関連に興味が薄いところがあるので、倫理審査
会の活動や通報・報告を受けているというのを知らない人が多いのではないかと思い
ます。もっと広く、ホットラインがある事等を目に付けやすくするなとして知っても
らうのも大事じゃないかと思います。 (女性 20歳代 無職)
○ 取り締まる法はあっても、抵触するかどうかの線引きが難しいものが先送りになって
しまう。曖昧なラインを作らないことが最も大切だと考える。 (男性 30歳代 会社員)
○ あいまいな表現をなくして抜け穴的なところがないように、簡単な言葉で誰でも理解
できるような規定にしたらどうかなと思う。 (女性 30歳代 会社員)
○ 方策の内容としては問題ないと思うが、実際にそれがきちんと機能しているのか、倫
理違反防止に効果的に働いているのか、まだまだ疑問もある。厳しい目で、これからも
取り組んでもらいたい。 (女性 30歳代 主婦)
○ 規定を厳しく、罰則を厳しくするしかない。違反する者の多数が自己の利益を追求し
た結果であるので、規定を厳しくし、罰則を厳しくすることで、倫理規程違反をするこ
とが自己の利益にはならないと判断させる。つまり、まじめに公務員を続けることが、
倫理規程に違反するよりも得策であることを広く理解させることが重要である。
(男性 40歳代 会社員)
○ 厳罰処分は一つの対応ではあるが、解決の手段ではない。公務員の資質を高める取り
組みを更に強化して、公務員自身がお互いにけん制し合う文化を生み出すようにするこ
とが必要。 (男性 50歳代 会社員)
○ 倫理違反があった場合に処分すれば終わりというのではトカゲの尻尾切りでしかな
く、同じようなことが繰り返されてしまうと思う。そうならないようにどういう対策
を講じたか、までを広く国民にも知らせるべきだと思う。国民の公務員倫理について
の理解が必要だと感じる。 (女性 50歳代 アルバイト・パート)
○ 何かが起こった場合にこれからはこんなことがないようにする処置をするのではな
く、常にこんなことが起こり得るかもしれないという気持ちで職員に注意喚起するこ
とが必要だと思う。 (女性 50歳代 主婦)
○ 長期に同じ部署に在籍させず、民間企業との癒着を防ぐ。 (女性 50歳代 主婦)
○ 公務員を教育するのはもちろんであるが、一般者側が禁止事項をあまり知らない場合
もあるので周知することも必要。 (男性 60歳代 無職)
7
有識者モニターアンケート調査結果
1.一般職の国家公務員の倫理感について、現在、どのような印象をお持ちですか。
倫理感が高い 全体として倫理感が高いが、
一部に低い者もいる
どちらとも言えない
全体として倫理感が低いが、 倫理感が低い
一部に高い者もいる
分からない
0.5%
H26
11.7%
(n=196)
11.2% 4.1%
71.9%
0.5%
1.5%
H25 5.1%
73.2%
(n=198)
13.6%
5.6%
1.0%
1.0%
H24
(n=193)
7.3%
0%
72.5%
10%
20%
30%
11.4%
40%
50%
60%
70%
80%
6.2%
90%
1.6%
100%
n:有効回答者数(以下同じ)
○ 「倫理感が高い」又は「全体として倫理感が高いが、一部に低い者もいる」と回答した理由(複
数回答可)
52
不祥事や汚職が少ないから
26
国民の利益のために働いているから
48
公正に職務を執行しているから
33
情報公開制度等もあり、業務の透明性が高いから
7
業務を効率的に行っているから
日頃接している一般職の国家公務員
の倫理感が高いと感じるから
87
0
(n=164)
10
20
30
40
50
60
70
80
90 100 (人)
○ 「全体として倫理感が低いが、一部に高い者もいる」又は「倫理感が低い」と回答した理由(複
数回答可)
1
不祥事や汚職がなくならないから
6
国民の利益よりも自分達の利益を優先しているから
0
職務の執行に公正さを欠いているから
仕事のやり方が不透明であり、国民に
対する説明責任を果たしていないから
4
7
税金の無駄遣いが多いから
日頃接している一般職の国家公務員
の倫理感が低いと感じるから
(n=9)
0
0
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 (人)
8
2.過去1年ほどにマスコミで報道された一般職の国家公務員の不祥事で非常に問題だと思うものは
何ですか。(自由記述)
27
国税庁職員(大阪国税局)による情報漏洩事件
外務省職員による在コンゴ日本大使館放火事件
19
法務省職員による盗撮事件
18
9
厚生労働省職員による駅員に対する暴行事件
経済産業省職員による強姦未遂事件
7
厚生労働省職員による不正入札事件
6
経済産業省職員によるブログでの暴言
5
宮内庁職員による公然わいせつ事件
3
検察庁職員によるセクハラ事件
3
国税庁職員(東京国税局)による収賄事件
3
内閣府職員の懲戒処分不公表
3
(n=174)
0
10
20
30
40
50
60
70 (人)
注)具体的な不祥事を記述した回答のうち、一般職の国家公務員の不祥事ではない回答を除いたものを分類したもの(回答数3人以上)。
3.あなたが一般職の国家公務員の仕事への取組について感じているお気持ちをお選び下さい。
大いに期待している
ある程度期待している
どちらとも言えない
あまり期待していない
全く期待していない
2.6%
H26
55.6%
(n=196)
38.8%
3.1%
0.0%
1.5%
H25
56.6%
(n=198)
38.4%
3.5%
0.0%
2.1%
H24
62.2%
(n=193)
0%
10%
20%
30%
33.1%
40%
50%
9
60%
70%
80%
2.1%
90%
0.5%
100%
4.一般職の国家公務員の職務に係る倫理保持の現状を踏まえると、現在、一般職の国家公務員の
姿勢として、不足している、あるいは更に求められると思うものを3つ以内でお選びください。
法令を遵守し、職務を公平、公正に行うこと
41
公私の区別を明らかにし、職務や地位を
私的利益のために用いないこと
39
国民の利益を第一に考えること
81
国を支えているという使命感、高い志
81
59
業務の透明性を高め、説明責任を果たすこと
国の予算の財源は国民の税金であるという
自覚をもって効率的に職務を遂行すること
いかなる政権の下においても、専門家として
中立の立場で職務を遂行すること
いわゆる縦割り行政とならないよう、幅広い
国家的視野を持って職務を遂行すること
93
49
121
特になし 0
0
(n=196)
20
40
60
80
100
120
140 (人)
5.このアンケートが届く以前、倫理法・倫理規程についてどの程度御存知でしたか。
よく知っていた
H26
ある程度知っていた
11.8%
あまり知らなかった
68.2%
全く知らなかった
18.5%
1.5%
(n=195)
H25
16.7%
68.7%
12.1%
H24
18.1%
66.3%
12.5%
3.1%
90%
100%
(n=198)
(n=193)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
10
60%
70%
80%
2.5%
6.倫理規程で定められている行為規制の内容全般について、どのように思いますか。
どちらかといえば
緩やかである
妥当である
どちらかといえば
厳しい
厳しい
緩やかである
分からない
2.1%
H26 4.6%
(n=195)
21.5%
69.2%
2.1%
0.5%
2.5%
H25 3.5%
(n=198)
H24 2.6%
(n=192)
0%
21.7%
69.2%
2.0%
1.0%
0.5%
21.9%
10%
70.8%
20%
30%
40%
50%
3.7%
60%
70%
80%
90%
0.5%
100%
7.倫理規程で定められている行為規制の各論についてお聞きします。以下のア~キの行為規制につ
いて、どのように思いますか。
厳しい
ア 利害関係者の範囲関係
緩やかである
妥当である
5.6%
88.7%
分からない
5.6%
(n=195)
0.0%
11.9%
イ 贈与関係
82.5%
5.2%
(n=194)
0.5%
18.6%
ウ 飲食関係
74.7%
6.2%
(n=194)
エ 無償のサービス提供関係
0.5%
9.3%
82.0%
8.8%
(n=194)
0.0%
17.5%
オ ゴルフ関係
(n=194)
75.3%
6.7%
0.5%
14.4%
カ 旅行関係
75.3%
9.8%
(n=194)
キ 報告書関係
(n=192)
0.5%
11.5%
77.6%
8.9%
2.1%
0%
10%
20%
30%
11
40%
50%
60%
70%
80%
90% 100%
8.現在、倫理法・倫理規程があるため、職務に必要な行政と民間企業等との間の情報収集、意見
交換等に支障が生じていると思いますか。
そう思う
H26 5.6%
28.2%
(n=195)
H25
6.1%
H24
7.3%
(n=196)
(n=193)
0%
あまりそう思わない
ある程度そう思う
39.5%
32.1%
37.2%
26.9%
10%
20%
36.8%
30%
40%
50%
分からない
そう思わない
23.6%
3.1%
20.4%
4.1%
20.2%
60%
70%
80%
8.8%
90%
100%
9.一般職の国家公務員の倫理意識の涵養、倫理的な組織風土の構築、不祥事への厳正な対応
を推進するべく、一般職の国家公務員に対する倫理研修の手法として、有効だと思う内容につい
て、3つ以内でお選びください。
倫理法・倫理規程の内容に
ついての体系的な説明・解説
47
110
倫理法・倫理規程違反に関する事例研究
65
実際に不祥事が発生した際の対応方法
44
倫理問題に関するテーマ・ディスカッション
部下や組織の職務に係る倫理の
保持のためのマネジメント手法
59
民間企業等におけるコンプライアンス
問題(企業倫理)への取組状況の紹介
53
倫理法・倫理規程の内容にとどまらない、
公務員の職業倫理などに関する研修の実施
68
古典や名著を活用し、公務員と
しての在り方を考える研修の実施
24
公務の在り方についての有識者
による講演やディスカッション
21
通報制度の窓口やその効果、
具体的処理例等の周知
61
1
その他
(n=195)
0
20
12
40
60
80
100
120 (人)
10.このアンケートが届く前に、公務員倫理ホットラインが倫理審査会に設置されていることを御存
知でしたか。
知っていた
H26
知らなかった
37.9%
(n=195)
H25
62.1%
43.9%
(n=196)
H24
56.1%
39.9%
(n=193)
0%
10%
20%
60.1%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
11.公務員による不祥事が起きた際、信頼回復のために必要な行政の対応は何だと思います
か。必要だと思うものを3つ以内でお選び下さい。
不祥事を起こした職員及び管理
監督者へ厳正な処罰を行うこと
105
不祥事が発生した際、事実を
隠さず、広く情報公開すること
182
4
禁止行為等の規制を更に厳しくすること
不正を行うことができない
業務処理体制を構築すること
114
職員の違反行為等についての
通報制度の活用を奨励すること
46
研修などにより、職員に高い倫理感
を持たせるような取組を行うこと
(n=195)
96
0
13
20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 (人)
12.最後に、これまでお伺いしたことのほか、倫理法・倫理規程違反を無くすための方策、公務員
の職業倫理を高めるための方策、倫理審査会として取り組むべきことなどについて、御意見、御
提言をお聞かせください。
○ 倫理意識の向上は民間企業でも課題です。特効薬はありません。具体的な方策に取り組
む前に”何のために仕事をしているのか?”という基本姿勢を認識させることが遠回りな
ようで実は一番の近道なのではないかと思います。 (北海道・マスコミ関係者)
○ 一般服務に関する非違行為は私達の身近に発生する内容が多いが通報窓口が所属府省の
人事担当となっている。その点については、内部的に処理されてしまう危惧を感じます。
たとえ軽微な内容であっても第三者機関が審査するしくみが必要と思われます。
倫理規程を厳しくする事で一般との距離が広がり、人間としての倫理観に欠ける心配が
あります。生活者としての感覚も必要です。その視点から倫理規程の運用についてある程
度の柔軟性が必要と思います。 (東北・市民団体関係者)
○ いかなる組織においても不祥事をゼロにするということは不可能であるため、倫理法・
倫理規程違反を無くすという方向を強化するのではなく、不祥事が起こりにくい環境の
整備、および万一不祥事が発生した場合にいかにそれに対応するか、に力を注ぐべきで
ある。また、近年の不祥事は、倫理法が成立した当初に想定されていた利害関係者間の
問題というよりも個人的な問題が多いように思われるため、不祥事を起こした人物に対
する処分も必要ではあるが、同時に原因の究明およびケアも重要である。
(関東・学識経験者)
○ 国民が公務員に求めることは幅広い視野を持って、国民のための仕事をすることであ
り、不祥事をなくすことではないと思う。倫理規程を厳格に求めるあまり公務員が積極
的な仕事をせず臆病になることの方がむしろ国益を損なう。民間との飲食を伴う交流は
もっと現実的常識的な対応でも良いのではないかと感じる。時代がどんどん進んでいく
のに行政の対応が遅れるのはよろしくない。繁雑な仕事を減らして環境整備してあげる
べきでは?そのための広報活動を(情報発信を)すべき。 (関東・マスコミ関係者)
○ これに対しての特効薬はないと考える。日頃の職場内での人間関係を良好にし、コミュ
ニケーションにより風通しの良い風土を作ることが大切であろう。結局はそれが様々なこ
とでの原点であり、職場内に埋まっているトラブルの芽を早期に発見し未然に防ぐケース
につながると考える。 (中部・企業経営者)
○ ①倫理審査会で行われている活動、懲戒処分事例、研修内容等を国民にもっと判るよ
う、目に触れる機会を増やして欲しい。②国民は、一般職国家公務員に大いに期待して
いる、その信頼に応じていただくという、前向きな意識で本問題に取り組んでいただく
ことを期待する。①、②相まって、国民の厳しい目、信頼の下、自発的な各公務員の意
識向上につながることを希望します。 (中部・弁護士)
○ 公務員倫理については、状況に応じて瞬時に判断を下す必要があるため日頃からの意識
付けが重要であると思います。このためには、事あるごとに周知に努め、日常の中で意識
できる環境を作ることができれば、厳罰化するよりも効果があるのではと思われます。
(近畿・自治体の長)
○ 情報漏洩や贈収賄は国家公務員だけでなく、それをもちかける側の問題もある。国家公
務員の倫理については、広く国民に周知することもあわせて必要だと思う。国家公務員の
高い倫理観が地方公務員にもよい影響を与えることになるし、企業のコンプライアンスも
高まるのではないかと期待したい。また、メディアでは不祥事は報道するが、その対応に
ついてはなされることがない。人事院のホームページなどで、どう対応したのかを積極的
に公開していくことも必要だと思う。 (近畿・市民団体関係者)
○ 公務員が程度や内容の差はあれ、権限を行使する中で、「権力」を保有することは避
けられない。それがなければ「公務員」とは言えない。従って、この権限行使を巡る逸
脱もまた避けられない。この逸脱の防止は、いわば永遠の戦いである。日本はこの点に
おいて、歴史的に高い水準を保持してきた。そうした武士政権時代まで遡る伝統の再確
認の為に、黒沢作品『生きる』のような映画やテレビドラマが、もっと多くあってもよ
い。職務についてのプライドと誇りをもつことが、公務員倫理の要諦である。
(中国・学識経験者)
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○ 厳しい処罰やがんじがらめのルールづくりよりも内部での対話(横同士、上下)が必
要。これは民間でも同じで、世代(20~60代)によって、生まれ育った社会背景が違う
ため、価値観や考え方を理解しあうためにはテーマを決めた対話の場づくりやコミュニ
ケーションしかない。 (四国・市民団体関係者)
○ 倫理法があまりにも厳しいため、人によっては個人的にそれ以上、厳しく対応している
人がいる。しかし、それでは、自ら担当する業界や政治家などとの付き合いがほとんど出
来ず、情報収集や業界の動向、政治家の本音などをつかむ事が難しくなる。国の政策をつ
くり上げたり、それを実行していく際には人とのつながりが一番大切だと思う。倫理法を
もっと緩やかにして、思い切って行政が出来る環境を作ってあげたいと思っている。
(九州・企業経営者)
○ 国家公務員倫理審査会が実施している取り組み内容を広く国民にも周知できる態勢をつ
くる必要があると思います。 (沖縄・学識経験者)
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