新しい風ニュース NO 263

新しい風ニュース
NO
263
(通 巻 3 0 1 号 )
℡・FAX 0581-22-4989
やまがたの環境とくらしを考える会
岐阜県山県市西深瀬208
なんでも相談 どの政党とも無関係の寺町ともまさ
2015年2月21日
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今 回 は 、前 号 で お 伝 え し た 、突 然 の「 議 会 は 任 期 1 年 を 残 し て 3 月 に 自 主 解 散 を 」
の話の続きとご意見、住民監査請求の提案、「保育料」や「小中学校給食費」の引
き下げ政策、
「 学 校 給 食 費 は 公 会 計 に 移 行 を 」の 一 般 質 問 の 報 告 な ど を ま と め ま す 。
≪「議 会は 任 期1年を残して 3月に自 主 解 散を」 の その後≫
2 月 2 0 日( 金 )は 、3 月 議 会 の 議 案 書 や 新 年 度 予 算 書 な ど の 配 布 、説 明 の 会 議 。
その終了後、議長から自治会連合会の「解散や定数減の要望」の文書が配布されま
し た ( 市 自 治 会 連 合 会 の 会 議 は 2 月 1 9 日 )。
2月19日に議長に渡され、20日に議員に配布された「山県市自治会連合会の
要望書」には、「議員選挙を前倒し」「定数削減」などの記載があり、「連合会の
総意」とあります。
20日の議員の会議では、連合会を構成する地区会長14名のうち、「2名は反
対 、1 名 は 単 位 自 治 会 に 聞 い て い な い か ら 保 留 」も し く は「 3 名 が 保 留 」と の こ と 。
「それでは『総意』ではない」「単位自治会が聞いていないのであれば問題」 との
指摘も。「10人の(単位)自治会長に聞いたが、誰も(正式に)聞いていない、
とのことだった」「地区の集まりで、『今すぐ選挙になったら、今の現職の古い議
員ばかりで若返りにならない』と言われた」・・・
自治会の連合会が 政治的な行為 の要望書。監査請求しかない
私は、前号のニュースで、自治会や連合会は、他の団体以上に政治的圧力団体で
あることは許されない特質を持っている、連合会がその役割・目的を逸脱して「議
会自主解散」
「 定 数 削 減 」な ど の 政 治 的 活 動 を す る な ら 、市 民 の 参 加 者 を 募 っ て「 補
助 金 や 報 償 費 の 返 還 、今 後 の 支 出 の 差 し 止 め 」の 住 民 監 査 請 求 を 行 う 、と し ま し た 。
そ う な の に 、事 実 と し て 、連 合 会 か ら 政 治 的 な 圧 力 の「 要 望 書 」が 出 さ れ た 以 上 、
次 号 の ニ ュ ー ス は「 自 治 会 連 合 会 補 助 金 な ど 過 去 分 の 返 還 、今 後 の 支 出 の 差 し 止 め 」
の住民監査請求の特集になります。内容の説明や「請求人の署名用紙」などです。
ご参加ください。(次号は、新年度予算の紹介の予定でしたが、仕方ありません)
今日は、この間のご意見のうちから、いくつかをまとめます。
● この前のニュースは、自治会や連合会を考えるいいキッカケになった。
自治会連合会のことだけに、ニュースを読んで「激震」の人もいるはず。
1
●自治会の連合会には貯金等もあり補助の必要性に欠ける。このことも考えて。
●(人口の多い、ある議会の関係者)市長選と議員選が近いので、何とか両選挙を
同時に合わせられないかと検討してきた。しかし、解散特例法の趣旨を超えられな
いとの結論で、同時選挙にできずにいる。山県市の考えは信じられない話だ。
● 一 部 の 議 員 が 相 談 し て「 自 主 解 散 」の 議 案 を 出 す こ と も 有 り 得 る 。も し 、議 員 提 案
さ れ 、解 散 が 可 決 さ れ て も 、そ れ は 解 散 が で き る 場 合 の 特 例 法 の 趣 旨 を 著 し く 逸 脱 し
た 違 法 な 議 決 。だ か ら 、選 挙 を 1 年 繰 り 上 げ て 行 わ せ た 選 挙 の 経 費( 1 年 相 当 分 )は
「 無 効 な 議 決 」を 原 因 と す る 不 要 な お 金 、つ ま り 市 の 損 害 だ か ら 、市 や 議 会 、賛 成 し
た議員を相手に住民監査請求してはどうか。
≪保育料や学校給食費の無料化 = 公費負担をめざす≫
保育料引き下げ=「第1子は半額、第2子以降は無料に」
小 中 学 校 給 食 費 引 き 下 げ =「 第 1 子 は 半 額 、第 2 子 以 降 は 無 料 に 」
4 年 前 の 市 長 選 の 時 の 私 の 公 約 ( 図 は そ の 時 の 政 策 集 か ら )。
私は、
「 保 育 料 」や「 給 食 費 」に つ い て は 、子 育 て
支援、少子化対策、若者定住推進などの目的で、自
治体がサポートすべきだと考えます。
「保育料」や「給食費」の引き下げの制度は、本
来は、国が全国一律に実施すべきこと。しかし、国
の 動 き が 遅 い 以 上 、市 町 村 が 率 先 し て 取 り 組 む べ き 。
日本の政府が子育て支援を怠ってきたから、今の日
本の少子化の現実がある。だから、国を待っていて
は手遅れです。 地方から変える‼
この場合に「親の所得制限」をする例があります
が 、「 育 つ の は 子 ど も 」。 親 の 所 得 や 環 境 に よ っ て 分
ける発想は筋違い。
「 親 の 所 得 制 限 は し な い 」こ と が
大 原 則 。 (趣 旨 が 違 う と は い え )「 義 務 教 育 」 の 教 科
書の無償措置に所得制限はありません。
≪いま、北陸各県の子育てや教育が注目されています≫
★福井県/福井新聞(2月17日)★ ≪第3子以降の保育料、就学まで無料化≫
≪福井県、所得制限なしは全国初。経済的な理由で「3人目」を諦める子育て
世帯の負担を減らす≫≪子育て世帯支援のため制度を拡大した≫
★富山県/北日本新聞(1月31日)★≪第3子以降の保育料を所得制限付きで無
料化する富山県の方針を受け、魚津、黒部、小矢部・・の5市町が、独自上
積で「所得制限なし」とする。射水、滑川、南砺市は、独自財源で所得制限
のない保育料無料化を実施済みで、県補助額が増え、市負担が軽減と歓迎≫
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≪ 「 (乳 幼 児)子 ど も 医 療 費 の 無 料 化 」 の
拡大の
ながれ≫
高 富 町 時 代 、私 は 、
「 乳 幼 児 医 療 費 の 無 料 化 」を 毎 回 の 選 挙 の 公 約 の 一 つ に し 、議
会の一般質問、予算や決算などの審議・審査などで問いかけました(もちろん、他
に 主 張 し た 人 た ち も )。医 療 費 助 成 の 対 象 年 齢 は 徐 々 に 引 き 上 げ ら れ 、結 果 、高 富 町
は 県 内 で は ト ッ プ ク ラ ス( 対 象 拡 大 で「 福 祉 医 療 費 」
「 子 ど も 医 療 費 」と 名 称 変 更 )。
市に合併して、一時、対象年齢を引き上げなかったので、その間に、県内の下位
クラスに転落。その後も引き上げを提案し続け、当時の市長は姿勢転換しました。
★( 2 0 0 7 年 1 2 月 議 会 一 般 質 問・市 長 答 弁 )
「 少 子 化 高 齢 化 の 時 代 。施 策 の 重
要 事 項 に 捉 え こ れ か ら の 予 算 編 成 に 反 映 し て い く 」( 新 し い 風 ニ ュ ー ス 1 9 8 号 )
★( 2 0 1 0 年 1 2 月 議 会 一 般 質 問・副 市 長 答 弁 )
「義務教育修了まで助成枠を拡
大 す る こ と を 視 野 に 、 前 向 き に 検 討 し た い 。」( 新 し い 風 ニ ュ ー ス 2 3 4 号 )
★ 今 の 市 長 に な っ て 高 校 生 ま で 拡 大 。た だ 、医 療 機 関 の 窓 口 清 算 で な く「 後 で 領
収 書 で 市 に 請 求 」な の で「 高 校 生 ま で 医 療 費 無 料 」と の P R 効 果 が 格 段 に 少 な い 。
次の目標
「保育料」や「給食費」の無料化を目指す
みんなで実現させましょう
≪小中学校の給食費のサポートには
公会計
が
必要≫
小中学生の給食費を一気に無料にするなら「給食費を集める」ことはないので、
集金や会計の方式は問われません。ただ、今掲げている「第1子は半額、第2子以
降は無料に」は、多子家庭応援の意味もあります。給食費分を「振興券で還付」な
ど の 政 策 を と る な ら 、 な お 、「 公 会 計 」 と し て 市 が 管 理 す る こ と が 必 要 で す 。
そ こ で 私 な り の 状 況 づ く り の 一 環 と し て 、次 の よ う に 、制 度 の 矛 盾 や 学 校 職 員 の 負
担などの面から学校給食費の公会計化を求めました。
●一般質問
「 学 校 給 食 費 は『 公 会 計 』に 移 行 を 」
(2014年6月)
《問・寺町》 山県市の小中学校の給食は、ランチルームなどの施設面も含めて整
備 さ れ て い る 。 そ の 給 食 費 は 保 護 者 が 納 め 、 小 学 校 で1人 年 間 4万 円 以 上 、中 学 校 で
1人 年 間 4万 5千 円 以 上 、 市 全 体 で は 約 1 億 円 程 度 の 莫 大 な 額 に な る 。
この学校給食費の管理は、自治体によって「公の会計」と「私の会計」の2種類
が あ る 。 「公 会 計 」は、 自 治 体 の 歳 入 歳 出 の 一 部 と し て 管 理 す る 会 計 シ ス テ ム ( 市 学
校 給 食 特 別 会 計 、 な ど ) で 、 「私 会 計 」は、 法 令 上 の 拘 束 や 担 保 を 受 け な い 、 い わ ば
学校現場の校長の管理する便宜的なシステムである。
文科省のH24年調査では、学校給食費の公会計は、検討中も含めると45%。
自 治 体 が保 護 者 の給 食 費 を合 理 的 にサポートするには、公 会 計 であることが必 要 だ。
現在の市の「私会計」の法的な安定性についての教育長の見解はどのようか。
3
《答・教育長》 近年は、未納問題の顕在化に伴って、全国的に公会計化が拡大し
つつある。本市においても、基本的には公会計への移行がより法的な安定性を得ら
れると認識しているが、そのためには幾つかの課題を解決する必要がある 。
《問・寺町》 現在、未納者や未納月が発生した場合、どのようにして督促、回
収しているのか。最終的に徴収不能の場合、どうしているのか。
《答・教育長》 学校の職員が電話や文書で督促し、それでも納入されない場合
には、放課後や夜間に家庭訪問している。最終的未納の場合、1年間に徴収した
給食費全体の範囲内で調整し、全ての児童・生徒に給食を提供して いる。
(【 寺 町 の コ メ ン ト 】
未 納 者 分 は 他 の 保 護 者 全 員 で 分 担 し て い る 、と い う 意 味 )
《 問・寺 町 》 現 在 の 市 の 集 金 実 態 で 会 計 上 の 不 正 が あ っ た 場 合 、そ の 原 因 者( 職
員 )に 対 し て 、み ず か ら 補 わ せ る た め の 強 制 力 の あ る 措 置 や 処 分 は 法 令 上 可 能 か 。
《答・教育長》 (その原因者に)民法上の損害賠償請求をすることになる。
《 問・寺 町 》 公 会 計 で は 各 学 校 の 事 務 が 教 育 委 員 会 に 一 本 化 す る メ リ ッ ト が あ る 。
《 答 ・ 教 育 長 》・ ・ た だ 、 例 え ば 教 育 委 員 会 に 給 食 担 当 の 専 属 職 員 を 増 員 し 、 管 理
徴 収 シ ス テ ム を 新 た に 構 築 、導 入 す る 必 要 が あ り 、人 的 、財 政 的 な 課 題 、未 納 者 が
増加する懸念、給食の食材の調達や価格の平均化など の課題を考える必要もある。
≪小中学校の給食費は「公金化」に向けて行く との答弁≫
《 問・ 寺 町 》総 合 的 に 考 え た と き 、公 会 計 へ 移 行 す べ き 。今 後 ど う し て い く の か 。
《 答・教 育 長 》今 後 、給 食 費 の 公 会 計 化 に 向 け て 、特 色 あ る 給 食 提 供 方 式 を と る 市
の実情に合わせた最善の策となるよう、他市町村の前例等を調査研究して いく。
《 問・寺 町 》家 庭 の 事 情 を 考 慮 し た 給 食 費 免 除 等 、公 費 に よ る 未 納 者 対 応 の 促 進 も
必要。そためにも公会計システム、学校給食特別会計への移行が必要ではないか。
《 答・市 長 》 本 市 は 、県 内 で も 低 価 格 の 給 食 費 を 維 持 し て い る 、経 済 弱 者 保 護 や
未 納 者 へ の 対 応 、補 助 の あ り 方 を 含 め て 、学 校 給 食 費 の 公 金 化 に 向 け 、県 内 で 自 校
調理方式を採用しつつ公会計へ移行した自治体の実態を調査研究してい く。
≪ 次 号 は 3 月 9 日 (月)予 定 ≫ 3 月 2 日(月 )は 別 の ニ ュ ー ス も
次 の 2 6 4 号 は 3 月 9 日( 月 )に 新 聞 折 込 、イ ン タ ー ネ ッ ト の ブ ロ グ「 て ら ま ち・
ねっと」には7日(土)掲載。なお、3月2日(月)は別のニュースの折込予定。
名古屋で開催 「市民派議員になるための選挙直前講座」
《第 1回 》 市 民 型 選 挙 の手 法 ~選 挙 で伝 える政 策 、スタンス、ハート
《第 2回 》 選 挙 の流 れを理 解 し、勝 つ選 挙 をイメージする~準 備 から選 挙 本 番
2015 年 2月 14 日 (土 ),3月 7 日 (土 ) 会 場 :ウイルあいち(名 古 屋 市 )
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