平成27年2月17日 報 道 発 表 資 料 市役所通り通行環境整備に関するアンケート調査等の結果について 川崎駅東口周辺地区におきましては、平成22年に策定した「川崎駅東口周辺地区 総合自転車 対策基本計画」に基づき、「魅力あるまちをつくる」を目指し、さまざまな取組みを行っていると ころでございます。 その1つの事業である市役所通りの通行環境整備が完了し、昨年7月に歩行者・自転車通行帯の 全線及び時間利用駐輪場を供用開始いたしました。 この通行環境整備の有効性や課題を把握するため、アンケート調査等を実施しましたので、結 果をお知らせします。 〇 アンケート調査概容 (1)実施方法 (2) 配布場所 (3) 実施期間 (4) 配 布 数 (5)回 答 数 アンケート調査票を配布し、後日、郵送により回収 市役所通り砂子交差点付近 平成26年10月下旬 ∼11月初旬の4日間 歩行者・自転車利用者 合計4,000部 歩 行 者:497通(回収率24.9%) 自転車利用者:425通(回収率21.3%) 押し歩きエリア 歩行者・自転車 通行帯 自転車道 京急川崎駅 配布場所 JR 川崎駅 歩行者・自転車通行帯 時間利用駐輪場 市役所通り通行環境整備 整備前 整備後 (お問い合わせ先)川崎市建設緑政局自転車対策室(計画担当) 電話 044-200-2307 1 1.歩行者・自転車利用者の利用状況 市役所通り断面図 3.5m 2.5m 歩行者 通行帯 自転車 通行帯 2.0m 車道 車道 時間利用 駐輪場 2.0m 2.5m 3.5m 時間利用 駐輪場 自転車 通行帯 歩行者 通行帯 市役所通りにおける歩行者・自転車通行帯の遵守率 歩行者 自転車利用者 守っていない 守っていない 10% 14% 86% 90% 守っている 守っている 平成26年10月 調査 ○ 遵守率につきましては、歩行者の歩行者通行帯の通行は86%、自転車利用者の自転車 通行帯の走行は90%であり、高い水準となっています。 2.アンケート結果 0ぽ ● 歩行者・自転車通行帯について 問1 歩行者通行帯を通行して感じたこと(良い点、悪い点)を具体的にお聞かせ下さい。 【歩行者】 良い点 0% 悪い点 20% 40% 60% 自転車との接触危険性の低下 歩く場所が狭くなった バス停付近での自転車との接触 30% (149 人) 歩行空間が広くなった 20% 40% 60% 32% (157 人) 25% (122 人) の危険を感じる 横断歩道付近での自転車との接触 28% (139 人) 放置自転車がなくなった 特になし 0% 100% 60% (297 人) ベルを鳴らされなくなった その他 80% 36% (179 人) の危険を感じる いきなり自転車が来ることがある 60% (298 人) その他 3% (17 人) 特になし 6% (31 人) 2 36% (178 人) 13% (66 人) 11% (57 人) 80% 100% 問2 自転車通行帯を走行して感じたこと(良い点、悪い点)を具体的にお聞かせ下さい。 【自転車利用者】 良い点 0% 悪い点 20% 40% 60% 80% 歩行者との接触危険性の低下 100% 0% 20% 自転車の速度上昇による危険 63% (267 人) 40% 60% 80% 100% 16% (67 人) を感じる 自転車同士の接触危険性の低下 自転車走行位置がわかりやすく 放置自転車がなくなった 特になし 46% (196 人) の危険を感じる 対向する自転車との接触 62% (266 人) なった その他 自転車通行帯を横断する歩行者 33% (142 人) 13% (55 人) 分離柵への接触 58% (246 人) 8% (33 人) その他 7% (28 人) 28% (117 人) 特になし 2% (9 人) 12% (53 人) ○ 良い点としては、歩行者・自転車利用者の60%以上が、お互いの接触の危険性が低下した と感じており、また、60%程度が放置自転車がなくなり、通りがすっきりしたと回答して います。 ○ 悪い点としては、歩行者の36%が、横断歩道付近で自転車との接触の危険性や、いきなり 自転車が来ることがあると回答しており、また、自転車利用者の46%が自転車通行帯を横 断する歩行者に危険を感じると回答しています。 ● 新川通りでの自転車通行帯の整備方法について 問3 新川通りにおいて、歩行者と自転車の通行空間を分離する、通行環境整備を行うとしたら、 どのような方法が良いと思われますか。 自転車利用者 歩行者 0% 全体 10% 20% 30% 40% 34% (170 人) 歩道内の自転車通行帯の整備 わからない 50% 60% 70% 40% (200 人) 80% 90% 100% 13% 5% 8% (65 人) 0% 全体 (39 人) (39 人) 人) (23 人)(39 10% 20% 30% 40% 51% (216 人) 歩道内の自転車通行帯の整備 わからない 無回答 車道部の自転車レーン・自転車道 その他 50% 60% 70% 80% 90% 100% 32% (135 人) 6% 4% 7% (27 人) (31 人) (16 人) 車道部の自転車レーン・自転車道 その他 ○ 歩行者の40%が自転車通行帯の整備は車道部が良いと感じており、また、歩道内での整備 が良いと感じている人は34%となっています。 ○ 自転車利用者の51%が自転車通行帯の整備は歩道内が良いと感じており、また、車道部の 整備が良いと感じている人は32%となっています。 3 ● 時間利用駐輪場について 問4 時間利用駐輪場の利用に関して、お聞かせ下さい。 利用時間 利用目的 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 3% 7% 11% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (11 人) 全体 54% (231 人) (31 人) (46 人) (13 人) 買物・飲食 通勤・通学 仕事 全体 25% 15% (104 人) その他 41% (173 人) 無回答 1時間以内 2時間以内 3時間以内 10% 全体 20% 30% 40% 25% (106 人) 50% 60% 45% (192 人) 70% 80% 5% 90% 100% 0% ちょうど良い 安い 10% 全体 25%(107 人) (20 人) 高い 25%(105 人) 4時間以内 5時間以上 無回答 70% 90% 100% ラックの間隔 利用料金 0% 13% 4%3% (56 人) (15 人) (65 人) 20% 30% 40% 25%(106 人) 50% 60% 80% 49% (210 人) 26%(107 人) (2 人) 無回答 広い ちょうど良い 狭い 無回答 ○ 「買物・飲食」の利用目的が54%であり、利用時間は2時間以内の利用が56%となって います。 ○ 利用料金は利用者の45%が「ちょうど良い」と回答しています。 ◎ 考 察 ○ ラックの間隔は利用者の49%が「狭い」と回答しています。 お ● 通行環境整備の総合評価 問5 市役所通りの通行環境整備について、総合的に評価した場合、何点ですか。 自転車利用者 歩行者 平均点 70点 12% 7% (58 人) 3% 2% 1% 2% (33 人) (11 人) (5 人) (8 人) (16 人) 10 20 30 40 50 60 平均点 72 点 28% 28% 24% (141 人) (120 人) 11% (53 人) 70 80 90 6% 4% (34 人) (18 人) 100 1% (3 人) 10 無回答 (点) 8% 1% 2% 2% (37 人) (4 人) (7 人) (8 人) 20 30 40 50 21% (118 人) 13% 13% (91 人) (56 人) (53 人) 60 70 80 90 6% 5% (22 人) (26 人) 100 無回答 (点) ◎ まとめ 歩行者・自転車利用者とも80点と評価した人は30%程度で、最も割合が高くなっており、歩 行者の平均点数は70点、自転車利用者は72点という結果となり、概ねの評価は得られたと考え られます。 しかし、横断歩道やバス停付近で自転車との接触の危険性を感じている人や、駐輪場のラックの 間隔が狭いなどの課題がありました。 今後、実施予定である新川通りの通行環境整備につきましては、今回のアンケート調査結果や地 域の実情を十分に踏まえるなど、様々な観点により検討を行い、整備に向けた取り組みを進めてい きます。 4
© Copyright 2025 ExpyDoc