企画提案仕様書

企画提案仕様書
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委託 事業名
ものづ くり基盤技術強化支援事業委託業務
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委託 期間
契約締 結の日から平成28年3月31日まで
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事業 目的
本事業は、県内製造業に還元できるものづくり基盤技術の強化を図り、研究開発で蓄
積した技術の事業化を促進するため、県内ものづくり企業に対し、事業化に向けた細か
な技術開発プロセスの実践と継続的なハンズオン支援を行うことで、実用化に向けた技
術 導 入 ・ 蓄 積 の た め の 構 想 設 計 や 検 証 の 不 備 を 克 服 し 、「 機 械 装 置 開 発 や 基 盤 技 術 の 事
業化」の 実現を高めることを目的とする。
沖縄県
委託
技術開発共同体
委託事業者
・アドバイザー配置
・県内製造業に必要な
技術開発の調査・発掘
・審査委員会の運営
・ハンズ・オン支援
・講演会、技術研修の開催
○導入検証ステージ(1年間)
・市場調査、先行技術調査
・構想設計、条件検討
・仕様等決定
再委託
○実用評価ステージ(1年間)
・詳細設計
・試作機制作
・評価検証、実用評価
事業管理
・事業化に向けた継続的な
支援
・成果のPR、事業化事例
の蓄積
・フォローアップ調査 等
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一定条件を満たせば実用評価
ステージだけの実施も可能。
委託 内容
本委託 の内容は以下の通り
(1) 事業 実施体制構築
県内で実需のある製造装置開発等に必要な技術開発の事業計画の発掘や開発を実施す
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る県内企業への開発コーディネート、開発を実施する過程において必要とされる技術経
営等の支援 提供に対し 、高い知見を有するプロジェクトマネージャー( PM ) 及び PM を
統括する 管理職員を配置した体制を構築する。
(2) 製造 装置開発等に必要な技術開発の事業計画の公募
県内外企業等や大学、公的研究機関を構成員とする共同研究体(代表者は県内企業)
から、製造装置開発等に必要な技術開発の事業計画を公募する。公募期間は概ね1ヶ月
程度とし、その期間中、相談期間を設け事業計画策定段階の共同研究体に対して、実現
性のある計画となるよう相談、助言等の支援や必要な各種技術を保有する県内外企業間
の連携、 編成を行う。
①技術 開発について
技術開発プロセスを次の2ステージに分け、それぞれ募集を行う。各ステージの期
間は1 年とする。
A 導入検証ステージ
4件程度 / 年
試 作 機 製 作 /新 技 術 導 入 の 前 段 階 と し て 、「 仕 様 の 決 定 、 販 売 見 込 み の 決 定 」 を
目標 とする。 導入検証ステ ージ後は、 所定の条件 を満たし、審 査委員会での 継続審
査で採択されれば引き続き実証評価ステージの技術開発が実施 できる。
B 実証評価ステージ
3件程度 / 年
具体的な 完成イメー ジが確立さ れていることを 前提に、試作 機の製作及 び実用評
価までを実施する。
②公募 にあたっての基本的な考え方
・多 数の事業計画が提案されるよう努めること
③事業 計画公募要領の作成
・公 募要領は事業目的、事業内容等が明確に伝わるように作成すること。
④周知 方法
・公 募に際してはインターネット、公募説明会により効果的に周知を図ること。
⑤ネッ トワーク構築支援
・応募のあった製造装置開発等に必要な技術開発の事業計画(調査・発掘した事業計
画 を含む)を審 査し、それら の事業計画 に、必要な 各種技術を保 有する県内外 企業間
の連携、編成を促進すること。
(3) 提案 の審査・採択
①基本 的な考え方
・事務局による資格審査、外部有識者等で構成する審査委員会等を設置し、段階的
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な審査を行うこ と。
②事務 局の審査業務
・提 案受付・指導
様 式のチェック、再提出の必要があれば改善アドバイスなどを行うこと。
・事 業計画の調査
文献・インターネット調査、提案内容に関する関係者ヒアリング等を行うこと。
・経 営資源の状況評価
経 営資源等に関する企業等ヒアリング、財務チェックなどを行うこと。
・審 査資料の作成
全 事業計画を取りまとめた審査用資料を作成すること。
③外部 有識者等で構成する審査委員会
・審 査委員会の設置・開催
外部有識者等から委員候補者をピックアップし、県と協議のうえ選定し、委員に
対 し て 必 要 な 委 嘱 手 続 き を 行 う こ と 。 委 員 は 7名 と し 、 学 識 経 験 者 又 は 先 進 企 業 ・
団体から5名 、技術支援関連機関から1名、行政関係者から1名程度とすること。
・事 業計画の審査
事業計画及び提案者によるプレゼンテーションを基に審査し、採択案を決定する
こと。
④技術 開発委託料の査定、採択、契約締結
・事 業計画の査定、採択
審査委員会で決定された採択案に基づき、上位事業計画について積算内訳書を査
定し、予算の範 囲内で採択を行うこと。
な お、対象経費は以下のとおりとすること。
(労務費、旅費、会議費、謝金、備品費、消耗品費、原材料費、外注費、印刷製
本費、その他諸経費、一般管理費)
・契 約締結
採 択された事業計画については、速やかに管理法人と契約を締結すること。
(4) 装置 開発等に必要な技術開発ニーズの調査・発掘
県内において開発の需要が高く、経済性かつ開発による技術波及効果が高い製造装置
開発等に 必要な技術開発を調査・発掘すること。
(5) 技術 開発に対する進捗管理・助言、講演会、技術研修、マッチング支援
・技術開発の事業計画について、事業の進捗報告とそれに対する委員からの助言を得
るため、 中間報告、成果報告会を行うこと。
・技術開発に必要な専門家による講演会、技術研 修を行うこと。
・ものづくり企業、保有する技術について知見を有するコーディネーターを県と協議
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の上 、委嘱 し、 開発に必 要な県内欠 落技術について 、技術を保有 する関連機 関との調
整を行い 、共同研究体とのマッチングを行う こと。
(6) 事業 化支援
開発期間中及び終了後、装置等が着実に事業化に発展していけるよう、採択企業等に
対し国・県・関係機関等が実施する各種中小企業支援制度の活用を促進させるなど、段
階に応じ て必要な事業化支援を行う。
(7) 開発 成果の普及・ PR
県 内 製 造 業 者 や 事 業 所 等 を 対 象 に 広 く 開 発 成 果 の PR と 新 規 要 望 テ ー マ の 提 案 促 進 を
図る。
(8)フォ ローアップ評価
製品開発終了後の事業化の動向や技術開発成果の波及効果などについて、必要に応じ
てフォロ ーアップ評価(追跡評価)を行う。
(9) 技術 開発期間
各ステージ1年以内
(10) 技術開発費
① 予算額 技術開発費
80百万円
② 1プロジェクトあたりの技術開発費
・導 入検証ステージ(4件程度) 10百万円以内
・実 用評価ステージ(3件程度) 20百万円以内
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委託 業務の経理等
(1) 委託事業が完了したときは、実績報告書を提出すること。
(2)当該委託事業に係るすべての支出については、領収書等の厳格な証明書類が必
要であること。また、支出額、支出内容について完了検査時に厳正に審査され、
これを満たさない場合は当該 委託費の支払ができない場合がある こと。
(3)委託業務に係る経費については、会計帳簿を備え、他の経理と明確に区分して
記載し、委託費の使途を明ら かにしておくこと。
(4)委託費の支出内容を証する経理書類を整備して、会計帳簿とともに委託業務の
完了した日の属する会計年度の終了後5年間、いつでも閲覧に供することができ
るように保存しておくこと。
(5)委託費の支払いについては、委託業務完了後に提出する実績報告に基づき支払
うべき委託費の額を確定し、 清算払いを行うものであること。
(6)委託業務を実施する場合、原則、財産(備品等)の取得は認めないものとする
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こと。
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再委 託について
(1) 契 約書第14条第2項の規定に基づく契約の主たる部分は以下のとおりとする。
ア
企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統括的かつ根幹的な業務
(2) 契約書第 14条第3項 の規定に基 づく「技術開 発事業」に関 する業務は4 の(3)で審
査・採択されたものとする。
(3) 契 約書第14条第4項の規定に基づく簡易な業務は以下のとおりとする。
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ア
資料の収集、整理
イ
資料の複写、印刷、正本
ウ
原稿・データの入力及び集計
その 他
(1) 技 術 開 発 を 支 援 す る 他 機 関 ・ 団 体 と の 連 携 を 図 り な が ら 、 支 援 対 象 事 業 者 の 製 品
開発 の事業化を促進すること。
(2) 事 業 完 了 時 に 実 際 に 要 し な か っ た 経 費 が あ る と き は 、 相 当 の 委 託 料 を 減 額 す る 。
(3) 本 事業の実績を まとめた報 告書を成果品として1部及び電 子ファイルを沖縄県に
提出 する。
(4) 本 事 業 は 、 沖 縄 振 興 特 別 推 進 交 付 金 な ど を 活 用 し て 実 施 す る も の で あ り 、 受 託 者
に お い て は 、 補 助 金 等 に 係 る 予 算 の 執 行 適 正 化 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 30年 法 律 第 179
号)に基 づき、適正に執行する必要がある。
(5) この仕様 書に定めない 事項及び疑義が生じた場合は、受託 者と委託者の双方が協
議し て定める。
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