P19 四季の歌[ PDF: 399.6KB]

天龍の泉の壌土を鋤き返し見出でし曲玉御佛に供へしと
八
木
操
小川短歌会
大杉の群生北風に煽らるる霜月七日七階の窓辺
子や孫と励まし合ひて八十路なり円き家族の絆に謝せり
説明をききつつ白内障の手術受く終りましたよと優しき先生
永 井 房 子
く
子
え
江
平
野
ふ
さ
浜 尾 と
宇都宮
和
碇
谷
き
松
島
夏
永
作
喜代子
石
田
はる江
幡
谷
啓
子
根
本
智恵子
新種とのサツマは美味し汗しつつ掘りたる秋を懐しく思う
美野里短歌クラブ
朝明けし土手に穂すすき五、六本色なき風に吹かれつつおり
湯の宿に迫りてひびく谷川を掩う紅葉の山を仰げり
病む猫を看とれず勤め快復をねがいて餌を与えいる夜々
取りたての野菜の煮物持ちて来し病みいる友の笑顔うれしく
ひとり居になれてあり経し思いたち夏の衣類の片づけをする
わが庭の植木の剪定芝刈りの終り正月いつきてもいい
玉里短歌会
達磨寺観音寺と詣で来て昼は名物水沢うどん
残されし我が人生は如何ならむ頭をさげておみくじをひく
年の瀬に張りし障子に新年の光の映えて意欲新たに
藤
田
久
子
平
澤
ヒロ江
鶴
町
俊
子
齋
藤
かつみ
石 橋 吉
生
小
松
き
そ
八十五年よくぞ生き来し屠蘇の味家族そろうが何よりの春
寄 稿
お正月孫の背が伸び頭垂れ鴨居くぐりて部屋に行くさま
寒風のきびしい夜に思わるる自然に生きし者達の事を
小川俳句会
千羽鶴羽ばたく如く初の宮
初暦ひかり輝く十二枚
卆寿越え今日は温泉小正月
筑波嶺やかかりて消ゆる初霞
たっぷりと墨おおらかに筆始め
みづうみ俳句会
老人歩む杖の翳りや冬の月
箒目の流れ鮮明初御堂
氷上の笑み満開の花は咲く
喜寿迎ふ感謝で捲る初暦
運ばるる一人の膳の小豆粥
みのり俳句会
日向ぼこ話上手が加はりぬ
松手入庭師の腕の見せどころ
栗弁当力の有りしミニトマト
つゝがなく生きて卒寿の師走かな
縣巣二羽藍色キラリとび立ちぬ
欅の会
日短や重なる歳を引きずりぬ なんだかだ云いつつ生きてお正月
侘助の咲いているはず夫を呼ぶ
参道の羊羹あふれ初商
注連はずすあそび足りないこの世かな
くるみ俳句会
健やかに全員そろふ初句会
父かとも兄とも思ふ初鏡
交差点小鳥の如く落葉舞ふ 凧揚げや時の流れに振り返り
下校児の声高々に日脚伸ぶ
玉里俳句会
湖のかなた富士見ゆ初茜
にぎやかに抱負のべあうお正月
朝日射す門前賑はす初雀
年新た鴨居へ届く孫の背
金俵おく宝船床の間に
美
尚
一
信
和
代
子
男
子
代
目 徹
島
恵
子
島
久美子
田 と み
場
久
子
河原井
柏 崎
田 山
国 友
鈴
木
笹
中
長
内
茅
木
坂
島
田
村
照
子
邦
誉
いづみ
淑
子
昭
子
貞一郎
あ
さ
禮
子
妙
子
小夜子
国
子
千
代
きぬゑ
輝
子
岩
子
鈴
井
岡
村
木
山
島
内
崎
彦
関 本
立 原
滑 川
井
坂
宇津野
杉
福
堀
松
安
文
光
森
初
幸
男
男
俊
江
子
鶴 町
長谷川
田 山
野 口
亀
井
19
平成 27 年2月 12 日 広報おみたま
小美玉市「乳製品で乾杯」を推進する条例
が制定されました。