のびのびハウス2月号のおたより・療育だより

阿蘇地域療育センター
平成27年 月号
寒い毎日が続いていますが、暦の上ではもうすぐ立春。少しずつ春に近づいています。
この時期ノロウイルスについてよく取り上げられます。最も重要な予防方法として「流水・石けんに
よる手洗い」と言われます。外出後は手洗いを行うとともに、十分な食事、睡眠を取り予防していきま
しょう。入園、入学、進級の季節も近づきますので、元気に迎えたいものですね。
1月10日くんわの里のグラウンドで、どんどやが行われました。
のびのびハウス放課後等デイサービス事業(学齢児利用)では地域で行われる季節の行事に、
ルールや約束を守り楽しく安心して参加することを目的として、事前準備を行いました。
初めての事に不安や、感情コントロールが難しくなってしまわれる子どもさんもいらっしゃる事から、
事前学習で写真・文字を使用し、どんどやの様子(大きな音が鳴ることや煙が出ること等)を知らせ
予告や約束を伝えました。又、参加する際はマットを敷き見学する場所を分かりやすくする事や、
子どもさんに合った手順書(活動に見通しをつける)を使用しました。
それでも初めての経験で不安のある子どもさんは、一旦室内に戻られましたが、手順書を用
い、再度説明をすることで再び屋外で参加することができました。
のびのびハウスでは、これからも一人一人に合った手立てや工夫を行い、
子どもさんたちにとってさまざまな経験の場を提供していきたいと思います。
年長のお子様は小学校入学まであと少しとなります。そんな年長のお子様を対象にのびのびハウス児童発達
支援事業(就学前児利用)でも小学校生活に向けての準備を行っています。
「上履き」・・・・校内で履くことになる上履きを、実際にお持ち頂き、入り口やトイレ等での
脱ぎ履きの場所の確認やそろえて脱ぐこと、左右正しく履くことの定着を図って
いきます。
「筆箱」・・・・・実際に鉛筆や消しゴムをお子様と一緒に準備してお持ちください。
ワーク(個別課題)の時間に自分の筆箱から鉛筆や消しゴムを取り出して使い、
使い方の確認や片付ける経験をしてもらいます。
「ランドセル」・・荷物の出し入れ、金具の操作、背負い方(荷物が入った状態で)等を
経験してもらいます。
* わざわざ購入されなくても、準備されている方や兄弟児さんが使用していた
もので結構です。
のびのびハウス主催の学習会『サポートブックについて』でもお知らせしているサ
ポートブックは新しい支援者に知って頂きたい、お子様に関するさまざまな情報を保護者がまとめた手作りの
冊子です。サポートブックを支援者に渡すことで、初めての場所や初対面の人とでも、お子様が持っている力
を発揮しながら安心して過ごすための大きな助けになります。
のびのびハウスでは、ご利用頂いているお子様のサポートブック作成のお手伝いをさせて頂いております。
お気軽にご相談下さい。
くんわ地域生活支援センター内
〒869-2225 阿蘇市黒川406
Tel 0967(35)5211 fax 0967(35)5212
E-mail kunwa-s@asokunwa.com
電話がつながらない時や、夜間または早朝は、下記番号にお掛け
下さい(携帯電話)。恐れ入りますが、電話に出ることが出来ない時
にはメッセージを残して頂けると、こちらからお掛け直しいたしま
090-7531-9196
す。
見学について
のびのびハウスの活動に
興味がある方は、どなたで
も見学できます。
事前の調整が必要ですの
で、まずは左記連絡先に御
連絡下さい。
内容: 『早期療育の必要性について』
なぜ早期療育が必要なのか?
保護者の方たちが一歩踏み出すために必要
な事について、療育相談員の田中より、現
在の阿蘇圏域の子どもたちの状況を踏え、
お話しさせて頂きます。
開催日: 平成27年 2月 13日 (金曜日)
開催日: 平成27年 2月 13日 (金曜日)
13時30分~15時30分
場所: くんわ地域生活支援センター
(のびのびハウス・阿蘇地域療育センター)
参加料: 無料
*参加のご希望は2月12日
2月12日までに下記のお
2月12日
問い合わせ先の電話かファックス、メールでお
知らせください。
【お問い合わせ先】
〒869-2225 阿蘇市黒川406
阿蘇地域療育センター
療育相談員 田中 明子
電 話:0967-35-5211 fax:0967-35-5212
メール:kunwa-s@asokunwa.com
*今回の学習会は平成26年度最後の療育センター
今回の学習会は平成26年度最後の療育センター
の学習会になります。たくさんの方のご参加をお待ち
の学習会になります。
いたしております。
平成27年度も、皆さまのご期待に添える学習会等を
企画いたしてまいります。
ご意見や、ご要望をお聞かせください。
昨年11月25日以降、阿蘇中岳第一火口の小規模噴火
が活発化しています。専門家によると、年単位で噴火
が継続する可能性が有るとの事。。。
阿蘇の方たちは、火山灰の事を『よな』と呼んでい
ます。
この『よな』の影響は様々な面から、阿蘇地域全体と
して非常に大きく(特に農業や観光)なっています。
阿蘇に住んでいる、子供達にとっても、通学にゴー
グルや雨合羽を使用している地域や、外での活動を制
限される事等、普段と違う、我慢をしないといけない
状態が長く続いている状態では無いでしょうか。
こんな時私たち大人は・・・
いつまで続くかわからない今の状況を嘆き、変えられ
るはずのない事に怒りや不安・恐怖を子供達に植え付
けてしまうよりも、
『いつもより15分早く起きて、通学の準備をすると大
丈夫!』
『室内で出来る体を動かせる遊びを考えよう!』
などなど、今だから出来る事を子供達と一緒に考え、
私たちが生活している、この阿蘇で、目の前で起きて
いる事と上手に付き合いながら生活を送る事が大切で
す。
熊本県と県観光連盟は「くまもと阿蘇は元気です!
キャンペーン」として、噴火を逆手に取り、勢いよく
噴煙を吹き上げる阿蘇のポスターに「今だから出会え
る風景 阿蘇さんは、今日も元気です。」のキャッチ
フレーズを掲げています。
『困り感』の有る子供たちを支援させていただいて
いる私たちが、その『困り』を分析し支援の手立てを
考えて行くときに、大事にしなければいけない事の一
つに『見方を変える』事があげられます。
子供達が持っている力を発揮し活き活きと生活を送
る事が出来るよう、周囲が変わるためには・・・。
そんな事を、中岳から上る噴煙を見ながら想っていま
す。
阿蘇地域療育センターは、お子様に関わるすべての方に
ご利用していただけます。お気軽にご相談・お問い合わ
せ下さい!