平成27年度 保険料率について

資料1
平成27年度 保険料率について
平成27年度 広島支部保険料率見込みについて
≪健康保険料率≫
26年度
10.03%
27年度
10.03%(見込み)
据置き
※国庫補助率16.4%、激変緩和率10分の3で試算。
平成24~26年度の健康保険料率は凍結により、3年間同じ保険料率であったが、平成
27年度は各支部の医療給付費等の実績に基づき、新たな保険料率に見直す。
≪介護保険料率≫
26年度
1.72%
27年度
1.58%
引下げ
(-0.14%)
平成26年度は介護保険給付の増加に伴い引上げとなった。しかし、平成27年度は、
平成26年度末の剰余分が230億円見込まれるため、単年度で収支が均衡するよう、
保険料を引き下げる。
1
保険料率に関する制度改革のポイント
○ 国庫補助率の安定化と財政特例措置
・ 国庫補助率の特例措置が平成26年度末で期限切れとなるが、財政安定化のため、当分の間
16.4%とする。
※ただし、経済情勢、財政状況等を踏まえ、準備金残高が法定準備金を超えて積み上がっていく場合に、
新たな超過分の国庫補助相当額を翌年度減額する特例措置を設ける。
○ 後期高齢者支援金の全面総報酬割の導入
・ 負担能力に応じた負担とする観点から、総報酬割部分を平成27年度に2分の1、平成28年度に
3分の2に引上げ、平成29年度から全面総報酬割を実施する。
・ 全面総報酬割の実施時に、前期財政調整における前期高齢者に係る後期高齢者支援金につい
て、前期高齢者加入率を加味した調整方法に見直す。
○ 激変緩和率の引き上げ
・ 平成31年度までの措置となっており、毎年全国平均保険料率との差を着実に近づけていくことが
求められているが、変動ができる限り最小限となるよう国に訴えた結果、平成27年度は10分の3
となる見込み。
2
収支見込み(医療分)
3
介護保険料率について
介護保険の保険料率については、単年度で収支が均衡するよう、介護納付金の額を総報酬額で除した
ものを基準として保険者が定めると健康保険法で法定されている。
27年度は、26年度末に見込まれる剰余分(230億円)も含め、単年度で収支が均衡するよう1.58%(5
月納付分から変更)とする。
※ 27年度政府予算案では、介護納付金は8,972億円と前年度比で5億円増加の見込み。
(参考)
健康保険法160条16項
介護保険料率は、各年度において保険者が納付すべき介護納付金(日雇特例被保険者に係るものを除く。)の額
(協会が管掌する健康保険においては、その額から第153条第2項の規定による国庫補助額を控除した額)を当該年
度における当該保険者が管掌する介護保険第2号被保険者である被保険者の総報酬額の総額の合算額の見込額で除し
て得た率を基準として、保険者が定める。
各年度の介護保険料率は、次の算式により得た率を基準として、保険者が定めることとなっている。
介護納付金の額 -
国庫補助額等
介護保険料率 =
介護保険第2号被保険者(40歳~64歳)の総報酬額総額の見込
1.72%から27年5月以降に1.58%へ引き下げた場合の27年度の保険料負担の影響(被保険者1人当たり、労使折半前)
〔年額〕
〔月額〕
5,299円 (70,342円 → 65,043円)の負担減
442円 ( 5,862円 → 5,420円)の負担減
(注1)標準報酬月額を304,811円、賞与月額を年1.417月とした場合の負担を算出したものである。
(注2)「年額」は27年度(12カ月分)の影響額であり、「月額」については「年額」の影響を12で除したものである。
4
収支見込み(介護分)
5
保険料率の算出
協会けんぽ平均保険料率の算出
(健康保険法第160条第3項)
(単位:百万円)
平均所要
保険料率
総
(2,3号)
療
給
付
費
=
5.22%
総
(1号)
共通料率
医
=
報
酬
額
・現金給付費、前期高齢者納付金、後期
高齢者支援金等に要する費用の予想額
等(2号)=4.31%
・保健事業及び福祉事業に要する費用
の額、協会業務費等 (3号)=0.49%
・収入等=▲0.01%
※共通料率の3号の率と、収入等の率には、平成25年度の都道府県支部
ごとの収支における収支差の精算分及び平成25年度の都道府県単位
保険料率を凍結したことに伴う精算分等は含まれていない。
また、共通料率の3号の率には、支部ごとの特別計上分が含まれてい
ない。
4.78%
10.00%
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広島支部保険料率の算出①
(端数処理のため計数が整合しない場合がある。)
<基礎数値>
※カッコ内は前年度の数値
全国
医療給付費(百万円)
一人あたり医療給付費(円)
総報酬額(百万円)
加入者数(百人)
広島
4,100,554
118,732
(3,984,962)
(116,762)
112,739
114,253
(112,088)
(114,099)
78,484,568
2,198,514
(75,161,724)
(2,126,004)
363,720
10,392
(355,520)
(10,233)
広島支部の調整前の所要保険料率
(医療給付費/総報酬)
5.40%(5.49)
広島支部の年齢・所得調整後の所要保険料率
(年齢・所得調整後の医療給付費/総報酬)
5.31%(5.43)
7
広島支部保険料率の算出②
<激変緩和措置による調整>
※カッコ内は前年度の数値
医療給付費についての所要保険料率の全国平均
5.22%(5.30)
広島支部の年齢・所得調整後の所要保険料率
5.31%(5.43)
差
0.09%(0.13)
激変緩和措置:激変緩和措置前の料率と全国平均保険料率との差を10分の3とする見込み
0.09%×(3/10)
0.03%(0.03)
激変緩和措置後の医療給付費についての所要保険
料率 (5.22%+0.03%)
5.25%(5.33)
共通料率
4.78%(4.78)
広島支部の激変緩和措置後所要保険料率
10.03%(10.11)
※25年度広島支部の収支差(精算額)4,500万円と25年度広島支部特別計上2,346万円を加える。
10.03%(10.03)
8
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