平成27年度「貿易投資促進事業費補助金(社会課題解決型国際共同開発事業)」に 係る補助事業者(事業実施機関)募集要領 平成27年2月9日 経済産業省 貿易経済協力局 技術協力課 経済産業省では、平成27年度「貿易投資促進事業費補助金(社会課題解決型国際 共同開発事業)」を実施する補助事業者(事業実施機関)を、以下の要領で広く募集 します。応募に際しては、交付要綱(案)も併せてご確認ください。 本公募は、事業実施期間を十分に確保するため、平成27年度政府予算案に基づき、 予算成立前に行っております。採択、執行にあたっては、国会における平成27年度 予算の成立が前提となりますので、今後、内容等に変更が生じる可能性があることを 予め御了承下さい。また、本事業は平成27年度予算に係る事業であることから、予 算の成立以前においては、採択予定者の決定となり、予算の成立等をもって採択者と なります。 1.事業の目的 新興国市場の変化は非常に速く、多様性に富んでいるため、現地ニーズに即した製 品を適時投入することが重要です。 本事業では、開発途上国の社会課題を解決する製品・サービスの開発等に、開発途 上国現地の大学・研究機関・NGO・企業等と共同で取り組む日本企業を支援します。 具体的には、製品・サービスの開発や実証・評価等に必要な費用の一部を民間機関等 が助成する事業を補助することにより、現地ニーズに即した製品・サービス開発を促 進します。これにより、開発途上国の社会課題解決及び日本企業の海外展開を促進し ます。 2.事業スキーム 経 済 産 業 省 (申請)↑ ↓(補助) 補助率:10/10 民 間 団 体 等(補助事業者(事業実施機関)) (申請)↑ ↓(補助) 補助率:大企業1/2、中堅・中小企業2/3 事業者(間接補助事業者) 3.事業内容 補助事業者は次の(1)の事業を実施するほか、(2)から(7)に従って事業を 1 行います。 (1)実施内容 ①共同開発事業 日本企業が開発途上国現地の大学・研究機関・NGO・企業等(以下、パートナー 機関)と共同で、現地の社会課題を解決する製品・サービスの開発や実証・評価等 に取り組む際に必要となる費用の一部を助成します。対象国等の条件は以下のとお りです。 <対象国> 経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会作成「援助受取国・地域リスト」(DAC リ スト)に掲載の開発途上国(対象国リスト参照) <補助率> 大企業:1/2 中堅・中小企業(※)2/3 (※)中堅・中小企業は、「中小企業以外の企業で資本金10億円未満の企業及び 中小企業基本法に規定する中小企業」とします 。 【参考】中小企業者の定義(中小企業基本法第2条) 業種:従業員規模・資本金規模 製造業・その他の業種:300人以下又は3億円以下 卸売業:100人以下又は1億円以下 小売業:50人以下又は5,000万円以下 サービス業:100人以下又は5,000万円以下 <採択条件> 以下のア、イ、ウを満たす事業とします。 ア)パートナー機関と共同で実施する事業であること。 イ)現地の社会課題の解決に繋がる事業であること。 ウ)早期(補助事業終了後概ね2年以内)に事業化を目指す事業であること。 ②業務管理事業 上記①共同開発事業に係る間接補助事業者の公募、審査・採択、評価、間接補助 金の交付・支払等、業務管理者として必要な業務を実施します。補助率は10/1 0です。なお、管理する共同開発事業の件数は6~10件程度を想定しています。 (2)間接補助金の交付規程 ①補助事業者は、本事業の実施に際し、間接補助金の交付の手続き等について別 途交付規程を定め、経済産業大臣の承認を受けなければなりません。これを変更 2 しようとするときも同様とします。 ②交付規程は以下の事項を記載するものとします。 一 交付対象要件の定義及び補助率 二 交付申請及び実績報告 三 交付の決定及び補助金の額の確定等 四 申請の取下げ 五 補助金の経理処理 六 計画変更の承認等 七 債権譲渡の禁止 八 事故の報告 九 状況報告 十 補助金の返還 十一 間接補助金の支払 一二 取得財産の管理等 一三 取得財産の処分制限 十四 産業財産権等に関する報告 ※間接補助事業終了後5年以内に、間接補助事業に係る発明、考案等に関し、間 接補助事業者が産業財産権等を出願もしくは取得した場合には、その内容を報告 させます。 十五 事業化等の報告及び収益納付 ※間接補助事業終了後5年間、間接補助事業に係る事業化状況を間接補助事業 者から報告させ、事業化の結果収益が生じたと認められる場合には、間接補助 金額を上限に納付させることが必要です。 十六 交付決定の取消し等 十七 その他必要な事項 (3)事業の実施体制等 補助事業者は本事業の円滑な実施のため、以下の対応を適切に行うための体制を 整えなければなりません。 ①間接補助事業の公募及び説明会の開催 ②間接補助金交付先選定のための第三者委員会の設置・運営及び間接補助金交付 先の採択 ③間接補助金交付の申請・進捗状況の管理 ④間接補助金額の確定・支払い ⑤事業化状況報告等の確認及び報告(間接補助事業終了後、5年間) ⑥事業の周知徹底 ⑦本事業に関する問い合わせ、意見等への対応 3 (4)指導監督等 ①経済産業大臣は、補助事業者による本事業の実施に関し、この要領に基づき指 導監督を行います。 ②補助事業者は、間接補助事業の採択にあたっては、第三者委員会を設置し、公 募申請書等について意見を聴取すると共に、経済産業大臣に対して協議しなけれ ばなりません。 ③経済産業大臣は補助事業者に対し、間接補助事業の採択にあたって、採択前に 協議を求め、必要に応じて指導及び助言を行うことができるものとします。 ④補助事業者は、事業の実施に疑義が生じたとき及び事業の実施に支障が生じた ときには遅滞なく経済産業大臣に報告を行います。 ⑤経済産業大臣は補助事業者に対し、事業の実施状況の報告を求め、必要に応じ 改善の指導を行うことができるものとします。 ⑥補助事業者は、本事業の事務実施体制の大幅な変更等、本事業の実施に影響を 及ぼす事情が生じたときは、速やかに経済産業大臣に報告を行います。 (5)概算払の実施及び確定検査・精算の実施 補助事業者は間接補助事業者から提出される実績報告書に基づき、補助事業期間 内に検査・確定・精算払を行います。また、間接補助事業者から提出される概算払 い請求書に基づき、概算払を行う場合があります。 国は補助事業者から提出される実績報告書に基づき、補助事業終了後に検査・確 定・精算払を行います。また、補助事業者から提出される概算払い請求書に基づき、 概算払を行う場合があります。 (6)財産管理、事業化報告、収益納付の対応 補助事業者は、間接補助事業によって取得し、事業終了後に間接補助事業者が所 有・管理する財産の状況を把握するとともに、必要に応じ財産処分の承認及び財産 処分による収入の納付を受けて経済産業大臣に報告し、経済産業大臣の承認を受け て国に納付するものとします。また、間接補助事業終了後5年間、当該事業に係る 事業化状況を間接補助事業者から報告させ、また必要に応じ収益納付を受けて国に 報告・納付するものとします。 なお、補助事業終了後に発生した経費は支払い対 象となりませんのでご留意下さい。 (7)間接補助金の返還又は財産の処分の制限期間内等における伺いに係る取扱い 補助事業者は、間接補助事業者から、交付を受けた間接補助金の返還又は処分を 制限された取得財産について処分制限期間内に処分をするため等の伺いがあった 場合には、速やかに内容を審査し、適切と認められるときには速やかに経済産業大 臣に報告を行い、経済産業大臣の承認を得た上で間接補助事業者に対し承認する必 要があります。なお、補助事業終了後に発生した経費は支払い対象となりませんの でご留意下さい。 4 4.事業実施期間 交付決定日~平成28年3月31日 上記期間までに間接補助金の支払いを終了することが必要です。 事業実施期間について、補助事業者は、間接補助金交付決定及び間接補助金交付 申請の状況等についてのデータを元に、必要に応じて経済産業大臣に指示を仰ぐも のとします。また、事業の継続の有無に関わる事態が発生した場合には、補助事業 者は事業の継続の有無について、速やかに経済産業大臣の指示を仰ぐものとします。 5.応募資格 本事業の対象となる申請者は、次の要件を満たす法人とします。 なお、コンソー シアム形式による申請も認めますが、その場合は幹事法人を決めていただくとともに、 幹事法人が事業提案書を提出して下さい。(ただし、幹事法人が業務の全てを他の法 人に再委託することはできません。) ①日本に拠点を有していること。 ②本事業を的確に遂行する組織、人員等を有していること。 ③本事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ、資金等について十 分な管理能力を有していること。 ④経済産業省所管補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等措置要領(平成1 5・01・29会課第1号)別表第一及び第二の各号第一欄に掲げる措置要件のい ずれにも該当しないこと。 6.補助金交付の要件 (1)採択予定件数:1件 (2)補助率・補助額 定額補助(10/10)とし、200,000,000円を上限とします。 なお、最終的な実施内容、交付決定額については、経済産業省と調整した上で決 定することとします。 (3)支払時期 補助金の支払いは、原則として、事業終了後の精算払となります。 ※事業終了前の支払い(概算払)が認められる場合は制限されていますのでご注 意ください。 (4)支払額の確定方法 事業終了後、補助事業者より提出いただく実績報告書に基づき原則として現地調 査を行い、支払額を確定します。 5 支払額は、補助対象経費のうち交付決定額の範囲内であって実際に支出を要した と認められる費用の合計となります。このため、全ての支出には、その収支を明ら かにした帳簿類及び領収書等の証拠書類が必要となります。また、支出額及び内容 についても厳格に審査し、これを満たさない経費については、支払額の対象外とな る可能性もあります。 7.応募手続き (1)募集期間 募集開始日:平成27年2月9日(月) 締切日:平成27年3月5日(木)12時必着 (2)説明会の開催 開催日時: 第1回:平成27年2月13日(金)11:00~12:00 第2回:平成27年2月17日(火)13:00~14:00 場所:経済産業省 会議室 説明会への参加を希望する方は、12.問い合わせ先へ、説明会前日の12時ま でに E-mail にてご連絡ください。ご連絡の際は、メールの件名(題名)を必ず「貿 易投資促進事業費補助金(社会課題解決型国際共同開発事業)説明会出席登録」と し、本文に「所属組織名」「出席者の氏名(ふりがな)」「所属(部署名)」「電話番 号」「E-mail アドレス」を明記願います。 なお、会場の都合により、説明会への出席につきましては、応募単位ごとに2名 まででお願い致します。(複数組織での共同応募を予定されている場合は共同で応 募される複数組織を一応募単位とし、その中から2名までの出席でお願い致しま す。) 説明会の会場につきましては、ご登録頂きました、「E-mail アドレス」宛てご連 絡いたします。また、出席者多数の場合は説明会を複数回に分け、時間を調整させ て頂くことがありますので、予めご了承下さい。 (3)応募書類 以下の①~⑤の書類を1セットに綴って10部作成し、一つの封筒に入れて下さ い。封筒の宛名面には「貿易投資促進事業費補助金(社会課題解決型国際共同開発 事業)申請書在中」と記載してください。 ①申請書(様式1) ②提案書(様式2) ③法人概要票 (様式3) ④申請者の概要がわかる資料 ア)パンフレット等 イ)定款または寄附行為 ウ)直近3年分の財務諸表 6 ⑤その他提案内容を補足するために必要な参考資料(任意) 提出された応募書類は本事業の採択に関する審査以外の目的には使用しません。 なお、応募書類は返却しません。機密保持には十分配慮いたしますが、採択され た場合には、「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」(平成11年5月1 4日法律第42号)に基づき、不開示情報(個人情報、法人の正当な利益を害する 情報等)を除いて、情報公開の対象となりますのでご了承ください。 応募書類等の作成費は経費に含まれません。また、選定の正否を問わず、提案書 の作成費用は支給されません。 提案書に記載する内容については、今後の事業実施の基本方針となりますので、 予算額内で実現が確約されることのみ表明してください。なお、採択後であっても、 申請者の都合により記載された内容に大幅な変更があった場合には、不採択となる ことがあります。 (4)応募書類の提出先 応募書類は郵送・宅配便等もしくは持参により以下に提出してください。 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 経済産業省 貿易経済協力局 技術協力課「貿易投資促進事業費補助金(社会課題解 決型国際共同開発事業)」担当宛 ※FAX及び電子メールによる提出は受け付ません。資料に不備がある場合は、審査 対象となりませんので、記入要領等を熟読の上、注意して記入してください。 ※締切を過ぎての提出は受け付けられません。郵送等の場合、配達の都合で締切時 刻までに届かない場合もありますので、期限に余裕をもって送付ください。 8.審査・採択について (1)審査方法 審査は原則として応募書類に基づいて行いますが、必要に応じてヒアリング及び 現地調査を実施するほか、追加資料の提出を求めることがあります。 (2)審査基準 以下の審査基準に基づいて総合的な評価を行います。 ①5.の応募資格を満たしているか。 ②提案内容が交付の対象となりうるか。 ③提案内容が本事業の目的に合致しているか。 ④事業の実施方法、実施スケジュールが現実的か。 ⑤事業を遂行するための資力、資金調達能力を有しているか。 ⑥事業の実施方法等について、本事業の成果を高めるための効果的な工夫が見ら れるか。 ⑦本事業の関連分野に関する知見を有しているか。 7 ⑧本事業を円滑に遂行するために、事業規模等に適した実施体制をとっているか。 ⑨3.(1)②業務管理事業(補助事業)のコストパフォーマンスが優れている か。また、必要となる経費・費目を過不足無く考慮し、適正な積算が行われてい るか。 (2)採択結果の決定及び通知について 採択された申請者については、経済産業省のホームページで公表するとともに、 当該申請者に対しその旨を通知します。 なお、審査の経過や採択されなかった理由等に関するお問合せには応じられませ んのでご了承ください。 9.交付決定について 採択された申請者が、経済産業省に補助金交付申請書を提出し、それに対して経済 産業省が交付決定通知書を申請者に送付し、その後、事業開始となります。なお、採 択決定後から交付決定までの間に、経済産業省との協議を経て、事業内容・構成、事 業規模、金額などに変更が生じる可能性があります。また、交付条件が合致しない場 合には、交付決定ができない場合もありますのでご了承ください。 なお、交付決定後、補助事業者に対し、事業実施に必要な情報等を提供することが ありますが、情報の内容によっては、守秘義務の遵守をお願いすることがあります。 10.補助対象経費の計上 (1)補助対象経費の区分 本事業の対象とする経費は、事業の遂行に直接必要な経費及び事業成果の取りまと めに必要な経費であり、具体的には以下のとおりです。 ①共同開発事業費 日本企業が開発途上国現地の大学・研究機関・NGO・企業等と共同で、現地の社会 課題を解決する製品・サービスの開発や実証・評価等に取り組む際に必要となる費 用の一部を助成する事業に要する経費 ②業務管理事業費 人件費 事業に直接従事する者の直接作業時間に対する人件費 旅費 事業を行うために必要な国内出張及び海外出張に係る経費(事業 に直接従事する者の旅費、審査委員旅費等) 事業を行うために必要な謝金(案件採択、評価等に係る審査委員 会の委員謝金等) 補助事業者が直接実施することができないもの又は適当でない ものについて、他の事業者に外注するために必要な経費(請負契 約) 事業を行うために必要な物品であって当該事業のみで使用され ることが確認できるものの購入に要する経費 謝金 外注費 消耗品費 8 会場費 翻訳・通訳費 印刷製本費 補助員人件費 その他諸経費 委託費 事業を行うために必要な会議、セミナー等に要する経費(会場借 料、機材借料及び茶菓料(お茶代)等) 事業を行うために必要な翻訳や通訳に要する経費 事業で使用するパンフレット・リーフレット、事業成果報告書等 の印刷製本に関する経費 事業を実施するために必要な補助員(アルバイト等)に係る経費 事業を行うために必要な経費であって、他のいずれの区分にも属 さないもの。原則として、当該事業のために使用されることが特 定・確認できるもの。 (例)通信運搬費(郵便料、運送代、通信・電話料等) 補助事業者が直接実施することができないもの又は適当でない ものについて、他の事業者に行わせるために必要な経費(委任契 約) (2)直接経費として計上できない経費 ・建物等施設に関する経費 ・事業内容に照らして当然備えているべき機器・備品等(机、椅子、書棚等の什器 類、事務機器等) ・事業実施中に発生した事故・災害の処理のための経費(ただし、補助事業者に帰 責性のない事由に基づき生じたキャンセル料等は直接経費として計上できる場合 がありますので、担当者に御相談ください。) ・その他事業に関係ない経費 (3)補助対象経費からの消費税額の除外について 補助金額に消費税及び地方消費税額(以下、消費税等という。)が含まれている場 合、交付要綱に基づき、消費税額及び地方消費税額の確定に伴う報告書を求めるこ とになります。 これは、補助事業者が消費税等の確定申告時に、仕入控除とした消費税等額のう ち補助金充当額について報告をさせ返還を命じることにより、補助事業者に仕入控 除とした消費税等額のうち補助金充当額が滞留することを防止するため規定されて います。 しかしながら、上記の報告書は、補助金精算後におこなった確定申告に基づく報 告となり、失念等による報告漏れが散見されることや、補助事業者における煩雑な 事務手続回避の観点から、以下のとおり取り扱うものとします。 交付申請書の補助金申請額算定段階において、消費税等は補助対象経費から除外 して補助金額を算定し、交付申請書を提出してください。 ただし、以下に掲げる補助事業者にあっては、補助事業の遂行に支障を来すおそ れがあるため、消費税等を補助対象経費に含めて補助金額を算定できるものとしま す。 9 ①消費税法における納税義務者とならない補助事業者 ②免税事業者である補助事業者 ③簡易課税事業者である補助事業者 ④国若しくは地方公共団体(特別会計を設けて事業を行う場合に限る。)、消費税 法別表第3に掲げる法人の補助事業者 ⑤国又は地方公共団体の一般会計である補助事業者 ⑥課税事業者のうち課税売上割合が低い等の理由から、消費税仕入控除税額確定後 の返還を選択する補助事業者 11.その他 (1)交付決定日以前に発生した経費(発注含む。)は補助対象にはなりません。 (2)物品の入手、費用の発生に係る売買、請負その他の契約をする場合は、経済性 の観点から、原則、一般の競争等に付してください。また、補助事業の一部を第三 者に委託し、又は第三者と共同して実施しようとする場合は、実施に関する契約を 締結し、経済産業大臣に届け出なければなりません。 (3)補助事業者は、交付決定を受けた後、補助事業の経費の配分若しくは内容を変 更しようとする場合又は補助事業を中止若しくは廃止しようとする場合は、事前に 承認を得なければなりません。 (4)補助事業者は、経済産業大臣が補助事業の進ちょく状況の報告を求めた場合、 速やかに報告しなければなりません。 (5)補助事業者は、補助事業が完了(廃止の承認を受けた場合を含む。)したとき は、その日から起算して30日を経過した日又は翌年度の4月10日のいずれか早い 日までに実績報告書を経済産業大臣に提出しなければなりません。 (6)補助事業者は、補助事業の経費については、帳簿及び全ての証拠書類を備え、 他の経理と明確に区分して経理し、常にその収支の状況を明らかにし、補助事業の完 了(廃止の承認を受けた場合を含む。)した日の属する会計年度の終了後5年間、経 済産業大臣の要求があったときは、いつでも閲覧に供せるよう保存しておかなければ なりません。 (7)補助事業者は、補助事業により取得し、又は効用の増加した財産(以下「取得 財産等」という。)については、補助事業の終了後も善良なる管理者の注意をもって 管理し、補助金交付の目的に従って効果的運用を図らなければなりません。 なお、当該取得財産等については、取得財産管理台帳を備えて、別に定める財産処 分制限期間中、適切に管理しなければなりません。 10 (8)補助事業者は、取得財産等のうち単価50万円以上(税抜き)のものについて は、別に定める期間においては、処分(補助金の交付の目的に反して使用し、譲渡し、 貸付け又は担保に供すること)はできません。 ただし、当該取得財産等を処分する必要があるときは、事前に承認を受けることに より、当該取得財産等の処分も可能ですが、その場合には、原則として、補助金の一 部又は全額を納付(納付額は当該処分財産に係る補助金額が限度です。)しなければ なりません。 (9)補助事業終了後に会計検査院が実地検査に入ることがあります。 (10)補助事業者が本事業の実施に関して他者に損害等を与えた場合、これに要す る費用については、補助事業者の故意・過失の度合いに応じて、国庫から支払わない ものとすることができます。 (11)交付要綱及び募集要領に疑義が生じたとき、交付要綱により難い事由が生じ たとき、あるいは交付要綱に記載のない細部については、経済産業大臣と速やかに協 議し、その指示に従うものとします。 12.問い合わせ先 経済産業省 貿易経済協力局 技術協力課 担当:内野、折山、戸張、石山 E-mail:[email protected] お問い合わせはE-mailにてお願いします。電話及びFAXでのお問い合わせは受付で きません。 なお、お問い合わせの際は、件名(題名)を必ず「貿易投資促進事業費補助金(社 会課題解決型国際共同開発事業)」としてください。他の件名(題名)ではお問い合 わせに回答できない場合があります。 以上 11
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