東淀川区児童虐待ハイリスク家庭の全件調査・就学前 子育て支援事業業務委託 募集要項(公募型プロポーザル) 平成 27 年2月 東淀川区役所保健福祉課(保健) 1 案件名称 東淀川区児童虐待ハイリスク家庭の全件調査・就学前子育て支援事業 2 業務内容に関する事項 (1) 事業目的と概要 児童虐待は、望まない妊娠や精神疾患など養育者側の要因、未熟児や発達障がい等こど も側の要因、複雑な家庭環境や経済不安など養育環境の要因などが複雑に絡み合って起こ るとされている。全国的に児童虐待に関する相談件数が増加し続けているだけでなく、虐待 による死亡事例は後を絶たず、本市においても虐待による死亡・傷害事例が発生している。 児童虐待を未然に防止するためには、妊娠期から出産、学齢期まで切れ目なく、虐 待ハイリスク家庭を早期に把握し、支援につなげることが重要である。 区で実施する乳幼児健診では、こどもの健康診査を行うと共に、全ての養育者と面接して 子育てに関するニーズを引き出し、必要に応じて庁内の担当部署につなげるなど「養育者支 援の場」でもある。しかしながら、3歳児健康診査以後は、就学時健康診断まで、健康診査を 実施しておらず、この間は安否を含めて行政が全てのこどもの状況を把握する機会がない。 また、発達障がいの可能性のある児童・生徒の割合は 6.5%とされるが、厚生労働省によると5 歳児時点の健診で発見された発達障がい児の半数以上が3歳児健康診査は問題なく通過し ていたとの報告もあり、そういった場合には、早期支援や就学サポートシステムにつながりにく く、養育者の育児ストレスが高じることが危惧される。 当事業は、児童虐待ハイリスク家庭の早期発見・早期支援のため、アウトリーチの手法によ り4歳児については、保育所・幼稚園等(以下「保育施設等」という)へ出向き、また未就園児 の場合は家庭訪問を行う。また、5歳児については、就学時健康診断の未受診者を家庭訪問 することにより、全ての4・5歳児の安否の確認を行うとともに、発達状態や養育環境を把握し、 養育者の不安や子育て上の困りごとを引き出し、区の担当部署に引き継いで必要な子育て 支援につなげることにより、児童虐待の発生を未然に防止することを目的としている。 今般事業実施にあたり、その目的を達成するため、受注者の事業に関するノウハウ や、幅広い知識と経験、専門性を活用できる民間事業者を広く募集する。 (2)対象者及び業務内容 別紙「仕様書」を参照のこと (3)事業規模(契約上限額) 金 7,239 千円(上限額 消費税及び地方消費税を含む) (4)契約期間 契約締結日~平成 28 年3月 31 日 (5)履行場所 東淀川区内の保育所・幼稚園及びその他保育施設等、小学校、4・5歳児の家庭 (6)費用分担 受託者が業務遂行にあたり必要になる経費は、契約金額に含まれるものとし、市 は契約金額以外の費用を負担しない。 3 契約に関する事項 (1)契約の方法 大阪市契約規則の規定に基づき、委託契約を締結する。契約内容は本市と協議のう え、仕様書及び企画提案書に基づき決定する。 なお、契約の締結に際し、万一、応募書類の記載内容に虚偽の内容があった場合は、 契約締結をしないことがあるほか、大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措 置を講じることがある。また、本市が被った損害について、賠償請求を行うことがあ る。 (2)委託料の支払い 業務完了後、本市の検査を経て、受注者の請求に基づき支払うこととする。また、 契約書の手続きにより部分払いを請求することができる。但し、この請求は月1回を 超えることが出来ない。 (3)契約保証金及び保証人について 契約保証金 免除 保証人 不要 (4)再委託について ア 本委託業務において次の各号に掲げるものについては、受注者はこれを再委託す ることはできない。 (ア)委託業務における総合的企画、業務遂行管理、業務の手法の決定及び技術的判 断等 (イ)東淀川区児童虐待ハイリスク家庭の全件調査・就学前子育て支援事業実施運営 業務 イ 受注者は、コピー、ワープロ、印刷、製本、トレース、資料整理などの簡易な業 務の再委託にあたっては、発注者の承諾を必要としない。 ウ 受注者は、第1項及び第2項に規定する業務以外の再委託にあたっては、書面に より発注者の承諾を得なければならない。 なお、元請の契約金額が 1,000 万円を超え契約の一部を再委託しているものについ ては、再委託相手先、再委託内容、再委託金額を公表する。※ エ 地方自治法施行令第 167 条の2第1項第2号の規定に基づき、契約の性質又は目 的が競争入札に適さないとして、随意契約により契約を締結した委託業務において は、発注者は、前項に規定する承諾の申請があったときは、原則として業務委託料 の3分の1以内で申請がなされた場合に限り、承諾を行うものとする。ただし、業 務の性質上、これを超えることがやむを得ないと発注者が認めたとき、又は、コン ペ方式若しくはプロポーザル方式で受注者を選定したときは、この限りではない。 オ 受注者は、業務を再委託に付する場合、書面により再委託の相手方との契約関係 を明確にしておくとともに、再委託の相手方に対して適切な指導、管理の下に業務 を実施しなければならない。 なお、再委託の相手方は、大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措置期間 中の者、又は大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札等除外措置を受けてい る者であってはならない。 (5)その他 契約締結後、当該契約の履行期間中に受注者が大阪市契約関係暴力団排除措置要綱 に基づく入札等除外措置を受けたときは、契約の解除を行う。 4 応募資格 次の要件を全て満たす法人であること。 (1)地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に該当しない者で あること。 (2)大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措置を受けていないこと。 (3)国税及び大阪市税の滞納がないこと。 (4)大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく停止措置を受けていないこと。 (5)平成 27 年2月 17 日(火)開催の事業説明会に参加していること。 5 スケジュール(予定) ・公募開始 ・事業説明会参加申込締切 ・質問受付締切 ・事業説明会及び質問に対する回答 ・プロポーザル参加申込締切 ・応募資格審査結果通知 ・企画提案書の提出期限 ・プレゼンテーション ・選定結果通知 ・契約締結・事業開始 ・事業完了 平成 27 年2月9日 平成 27 年2月 17 日(説明会開始まで) 平成 27 年2月 16 日(午後 0 時まで) 平成 27 年2月 17 日 平成 27 年2月 23 日 平成 27 年2月 24 日 平成 27 年3月 10 日 平成 27 年3月 17 日 平成 27 年3月下旬 平成 27 年4月上旬 平成 28 年3月 31 日 6 応募手続き等に関する事項 (1)事業説明会 本プロポーザルに参加しようとする意思のあるものは必ず参加すること。 ア 開催日時 平成 27 年2月 17 日(火)午後2時~ イ 開催場所 東淀川区役所 2階 保健福祉センター会議室 大阪市東淀川区豊新2-1-4 ウ 東淀川区児童虐待ハイリスク家庭の全件調査・就学前子育て支援事業 説明会参加申込書(様式1)に必要事項を記入のうえ、平成 27 年2月 17 日(火)午後2時までに E-mail にて、募集要項「9 担当課」あて ([email protected])申し込み、または区役所 2 階保健福祉セ ンター会議室に持ち込みにて申し込むこと。 参加申込 (2)質問の受付 ア 受付期間 平成 27 年2月9日(月)~平成 27 年2月 16 日(月)午後 0 時まで (説明会会場では質問は受け付けない。また、締切以後の質問は受け 付けない。) イ 質問方法 ウ 回 答 日 質問書(様式自由)を作成し、E-mail により募集要項「9 担当 課」あて([email protected])あて送付すること。 (電話、来 訪など口頭による質問は受け付けない。) ※法人名、担当部署、担当者、電話番号を記載すること 平成 27 年2月 17 日(火)開催の事業説明会で参加者全員に文書にて 回答する。 (3)公募型プロポーザル参加申込及び応募資格審査について ア 提出期限 平成 27 年2月 23 日(月)午後5時 30 分まで イ 提出書類 次の書類をファイル(A4版)で綴じてすべて提出すること。 (ア)東淀川区児童虐待ハイリスク家庭の全件調査・就学前子育て支援事業応募申請書(様 式2) (イ)東淀川区児童虐待ハイリスク家庭の全件調査・就学前子育て支援事業応募申請に係 る誓約書(様式3) (ウ)平成 25・26 年度本市入札参加有資格者名簿に登録のない法人については下記の 書類も併せて提出すること ・登記事項証明書又は登記簿謄本(提出日において発行日から3カ月以内のもの) ・印鑑登録証明書(提出日において発行日から3カ月以内のもの) ・消費税及び地方消費税の納税証明書(提出日において3カ月以内のもの) ※税務署証明書様式その3(またはその1、その3の2、その3の3も可)、非課税 の場合はその旨記載の理由書添付 ・市町村民税の納税証明書(提出日において3カ月以内のもの) ※非課税の場合はその旨記載の理由書添付 ・直近の事業年度の貸借対照表、損益計算書(最近1カ年の決算期分、また、半年 決算の場合は2期分) ※ 様式の指定のないものは、任意様式又は各種証明書を提出すること ウ 提 出 担当課へ持参もしくは送付すること。 (送付の場合は、平成 27 年2月 23 日(月)午後5時 30 分までに 必着とする。なお、送付事故等により不着となった場合においても、本 市は一切の事情を考慮しない。) エ 応募資格審査結果通知 応募資格の資格審査を行ったうえ、平成 27 年2月 24 日(火) に審査結果を E-mail で通知する。 (4)企画提案書等の提出 参加資格決定通知を受けたものは、下記により企画提案書等を提出すること。 ア 提出書類 (ア)企画提案書(様式4:別紙1~5) (イ)法人の概要(任意様式) (ウ)法人定款又は寄附行為(直近のもので代表者の原本証明が必要) (エ)法人の事業計画書及び収支予算書(申請日の属する日の年度のもの) イ 提出部数 6部(正1部、副5部) ウ 提出期間 平成 27 年2月 25 日(水)~平成 27 年3月 10 日(火)までの本市の休日を除く午 前9時~午後5時 30 分まで エ 提 出 担当課へ持参もしくは送付すること。 (送付の場合は、平成 27 年3月 10 日(火) 午後5時 30 分までに必着とする。なお、送付事故等により不着となった場合に おいても、本市は一切の事情を考慮しない。) オ その他 (ア)企画提案書等の提出に際しては、原本及びコピーのセットをそれぞれA4紙フ ァイルに綴って提出のこと (イ)表紙及び背表紙には提案事業タイトルと事業者等(副本は除く)を記入のこと 提案事業者名の記載は原本のみとし、コピーには記載しないとともに、他に事 業者名表示があれば黒塗りするなどし、事業者が推定できる記載は行わないこと。 (ウ)期限後の差し替えは認めない。 7 選定に関する事項 (1)選定項目等 選定項目および配点は次のとおり。 評 価 項 目 ○事業の趣旨、目的の理解、事業の専門性に関する項目 ○事業の円滑な運営に関する項目 実施スケジュール、事業に関する考え方・手法に関する項目、実施(職員)体制 配 点 30 45 ○法人の運営状況、類似事業の実績に関する項目 15 ○関係機関及び地域との連携・協働に関する項目 10 100 (2)選定方法 ア 応募資格審査を行ったうえで、資格を認めた事業者によるプレゼンテーションを 行い、学識経験者等で構成する「選定会議」において最も優れた事業者を選定する。 イ プレゼンテーションの詳細については後日、E-mail で通知する。 ウ 採否についての異議申し立て等は受け付けない。 エ 選定会議において三委員の評価点の合計が180点以上のものを選定する 。 オ 審査の結果、評価点が最も高い事業者が複数いる場合は「事業の円滑な運営に関 する項目」の得点が高い方とする。 (3)選定結果の通知 ア 選定結果については平成 27 年3月下旬に参加者全員に文書で通知する。 イ 東淀川区ホームページにおいて、選定結果を公表する。 (4)失格事由 次の要件に該当した場合は、選定審査の対象から除外する。 ア 選定委員に対して、直接、間接を問わず、故意に接触を求めること イ 他の参加者と企画提案の内容またはその意思について相談を行うこと ウ 事業者選定終了までの間に、他の参加者に対して企画提案の内容を意図的に開示す ること エ 提出書類に虚偽の記載を行うこと オ 提出期間内に提出書類等が提出されなかった場合 カ 要項に違反又は著しく逸脱した場合 キ 当事業において宗教活動や政治活動を目的として行う法人 ク その他不正行為があった場合 8 その他 (1)受託事業者として果たすべき責任 ア 個人情報保護の取扱い 業務の履行に際して入手した個人情報及びデータの管理にあたっては、大阪市 個人情報保護条例及び大阪市情報公開条例の趣旨を踏まえ、適切に管理を行わな ければならない。 イ 情報公開への対応 受託事業者は、大阪市情報公開条例の趣旨を踏まえ、事業の運営に関する情報 を公開するため必要な措置を講じなければならない。 ウ 法令等の遵守 事業の運営を行うにあたっては、関係法令等を遵守すること。 (2)応募上の注意事項 ア 企画提案書の作成に要する費用は、参加者の負担とする。 イ 採用された企画提案書は、 「大阪市情報公開条例(平成13年大阪市条例第3号)」 に基づき、非公開情報(個人情報、法人の正当な利益を害する情報)を除いて、 情報公開の対象となる。 ウ すべての企画提案書は返却しない。 エ 提出された企画提案書は、審査・業者選定の用以外に応募者に無断で使用しない (大阪市情報公開条例に基づく公開を除く) オ 期限後の提出、差し替え等は認めない。 カ 参加申請後に大阪競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措置又は大阪市契約関 係暴力団排除措置要綱に基づく入札等除外措置を受けた者の公募型プロポーザル参 は無効とする。 (3)事業の実施 審査において決定された法人は、大阪市と委託契約を締結し、事業を実施すること。 ただし、本市において平成 27 年度予算が成立することを前提とする。 契約の締結までにかかった費用は事業者負担とする。 9 担当課 東淀川区役所保健福祉課(保健) 住所:大阪市東淀川区豊新2-1-4 電話:06-4809-9882(担当:多田・早川) E-mail アドレス:[email protected] 東淀川区ホームページアドレス:http://www.city.osaka.lg.jp/higasiyodogawa/
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