所得税の確定申告書入力例 <雑損失の繰越控除用>

東日本大震災により被害を受けた方へ
国税庁ホームページで作成する
所得税の確定申告書入力例
<雑損失の繰越控除用>
このパンフレットは、東日本大震災で被害を受けられた給与所得者の方が、平成 22 年分
又は平成 23 年分所得税の確定申告で雑損控除の適用を受け、平成 26 年分に損失額を繰り
越した場合の申告方法を解説しています。
雑損失の繰越控除の適用に当たってご不明の点がある場合は、税務署にお尋ねください。
申告のために準備するもの
1
勤務先から交付された「平成 26 年分給与所得の源泉徴収票」
2
平成 25 年分の確定申告書控え
平成 27年 1 月
国税局・税務署
1
はじめに
東日本大震災により住宅や家財、自動車などに損害を受けられた方は、雑損控除を適用することによ
り所得税の還付や軽減を受けることができる場合があり、損失額を最大 5 年間繰り越すことができます。
給与所得などの源泉徴収税額が0円の場合、確定申告を行っても還付される所得税はありませんが、
申告書を提出することにより前年以前の損失額を翌年以降へ更に繰越しできる場合や住民税が減額さ
れる場合があります。
※ 申告書等を作成する際に、下のような警告が表示される場合は、全て「OK」または「はい」を
クリックしてください。
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①
確定申告書等作成コーナーへのアクセス
国税庁ホームページを開きます。
② 国税庁トップページの「確定申告書等作成コーナー」をクリックします。
クリック
③ 次のページで、再度「確定申告書等作成コーナー」をクリックします。
クリック
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④ 「作成コーナー(トップ画面)」の「作成開始」をクリックします。
クリック
※
平成 22~25 年分所得税の確定申告書を確定申告書等作成コーナーで作成し、データを保存し
ている場合は、
「過去の年分のデータ利用」をクリックして保存しているデータを読み込み、住
所等の入力を省略することができます。
⑤ 「書面提出」をクリックします。
クリック
※ 電子証明書やICカードリーダライタを取得しているなど、既に e-Tax の準備がお済みの方
は「e-Tax」を選択して作成することができます。
⑥ ご利用のパソコンの環境確認画面が表示されますので、確認チェック後、次へ進みます。
【画面イメージ省略】
※ 全てチェックされていなければ正しく印刷されないため、申告書を作成することができません。
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3
確定申告書等作成コーナーへの入力
(1)作成する申告書等の選択
① 「平成 26 年分所得税及び復興特別所得税の確定申告書作成コーナー」をクリックします。
クリック
②
繰越損失の入力を行いますので、給与所得が1か所で年末調整済みの方でも「左記に該当しな
い方」の「➡申告書作成へ」をクリックします。
クリック
③ 「申告書の作成をはじめる前に」画面が表示されますので、
「提出方法選択」と「申告の種類」
欄はそのままで、
「生年月日」欄に申告される方の生年月日を入力して、「入力終了(次へ)」を
クリックします。
【画面イメージ省略】
3
(2)所得金額等の入力
① 「収入金額・所得金額入力」画面が表示されますので、「給与所得」の「入力する」をクリッ
クします。
クリック
※ 給与所得以外の所得がある場合は、該当する所得の種類の「入力する」をクリックして必要な
事項を入力します。
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② 「給与所得」画面が表示されます。源泉徴収票と同じ画面構成になっていますので、画面の説
明に従って源泉徴収票の内容を入力します。
入力後、内容を確認し、「入力終了(次へ)」をクリックします。
年末調整で住宅ローン控除等を
受けた場合のみ入力します。
2か所以上から給与を受けた場
合にクリックして入力します。
入力内容を確認
クリック
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③ 次のようなメッセージが表示されますので「OK」をクリックし、次へ進みます。
クリック
④ 「給与所得」画面で入力した内容によって、次のように所得控除の入力画面が表示される場合
がありますので、順次必要事項を入力し「入力終了(次へ)
」をクリックします。
クリック
クリック
⑤ 扶養控除の入力を行った場合は、
「扶養控除等計算結果確認」画面が表示されますので、表示さ
れている内容を確認し、
「確認終了(次へ)」をクリックします。
クリック
6
⑥ 源泉徴収票に記載されている項目を全て入力すると「収入金額・所得金額入力」画面に戻ります
ので、表示されている内容を確認し、「入力終了(次へ)
」をクリックします。
入力内容を確認
クリック
⑦ 「所得控除入力」画面が表示されますので、表示されている内容を確認し、
「入力終了(次へ)」
をクリックします。
医療費控除や寄附金控除などの適用を受ける場合は、この画面から適用する控除を選択して入
力します。
医療費控除などの適用を受ける場合は、該当する
控除をクリックして必要事項を入力します。
雑損失の繰越控除のみ適用する場合
は、「所得から差し引かれる金額」の
「合計」が源泉徴収票の「所得控除の
額の合計額」と一致します。
7
クリック
⑧ 「税額控除・その他の項目の入力」画面が表示されますので、前年から繰り越した損失額を入
力するため「本年分で差し引く繰越損失額」の「入力する」をクリックします。
なお、新たに住宅借入金等特別控除などの適用を受ける場合は、この画面から適用する控除を
選択して入力します。
クリック
(3)繰越損失額の入力
① 「本年分で差し引く繰越損失額」画面が表示されますので、
「提出(送信)した申告書等様式
の選択」で「申告書(損失申告用)第四表及び第四表付表」を選択します。
選択
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②
「前年分から繰り越された損失額」欄は、平成 25年分所得税の確定申告書(控)に記載され
ている「翌年分以降に繰り越して差し引かれる損失額」を「平成 23 年分(3年前)」の「雑損失」
の「特定雑損失」に入力し、
「入力終了(次へ)」をクリックします。
<平成 25 年分確定申告書(控)第四表付表(二)>
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<入力画面>
クリック
※ この例では、平成 23 年分の確定申告で東日本大震災に係る損失額の申告を行った場合の入力
例を示しています。繰越損失額の入力箇所は、東日本大震災に係る雑損控除を申告した年分によ
り異なりますのでご注意ください。
※ 特定雑損失以外の損失がある場合についても同様に入力します。
詳しくは、税務署にお尋ねください。
10
③
「税額控除・その他の項目の入力」画面に戻りますので、「本年分で差し引く繰越損失額」欄
の表示を確認し、
「入力終了(次へ)
」をクリックします。
確認
クリック
④ 「計算結果確認」画面が表示されますので、これまで入力した内容を確認し、誤りがなければ
「次へ」をクリックします。
クリック
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※ 前年から繰り越した損失額が本年分の所得金額から引き切れなかった場合は、次のようなメッセ
ージが表示されますので「OK」をクリックします。
クリック
(4)住所・氏名等の入力
① 「住民税等入力」画面が表示されますので、雑損控除のみ適用する場合は、
「入力終了(次へ)」
をクリックします。
寄附金税額控除を適用した場合など一定の場合は、「住民税・事業税に関する事項」をクリッ
クし、該当項目を入力して、次へ進みます。
青い囲みに該当する場合は
こちらをクリックして入力しま
す。
クリック
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②
「住所・氏名等入力」画面が表示されますので、必要箇所を入力します。
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③
還付金の受取方法を入力し「申告書等作成終了(次へ)
」をクリックします。
希望する受取方法を
チェックします。
例1~ゆうちょ銀行以外の銀行等への振込みの場合
申告者名義の口座を記載
してください。
クリック
例2~ゆうちょ銀行への振込みの場合
申告者名義の口座を記載
してください。
クリック
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4
確定申告書の印刷
①
次のような画面が表示されますので、
「帳票表示・印刷」をクリックします。
クリック
②
「帳票表示・印刷」をクリックすると、次のようなメッセージが表示されますので、「開く」
をクリックします。
表示されたPDFのウィンドウにある「印刷」をクリックして申告書を印刷します。
クリック
5
確定申告書の提出
印刷された申告書の内容に誤りがないかを確認し、誤りがなければ申告書第一表に押なつの上、以下
のものを税務署へ提出してください。
なお、郵送により提出することもできます。
・ 確定申告書(確定申告書等作成コーナーで出力された提出用全部)
・ 源泉徴収票(原本)
・ その他の添付書類(医療費控除を受ける場合の医療費の領収書など)
※
郵送により提出する場合で控えに受付印が必要な場合は、上記のほかに確定申告書の控えと返信
用封筒(返送先の住所・氏名を記載し、料金分の切手を貼ったもの)を同封してください。
申告書の作成に関して不明な点がございましたら、税務署へお尋ねください。
(ご注意)このパンフレットの画面イメージは、実際の画面と一部異なる場合があります。
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