No.84 日本製粉(株)、第 3 四半期の連結業績および通期連結業績予想

No.84
2015 年 2 月 5 日
日本製粉(株)、第 3 四半期の連結業績および通期連結業績予想
日本製粉(株)(社長 小寺春樹)の平成 27 年 3 月期第 3 四半期の連結業績は、
売上高 2,252 億円(前年同期比 104.4%)、
営業利益 62 億円(同 71.5%)、経常利益 73 億円(同 74.2%)、四半期純利益 53 億円(同 80.9%)となりました。
< 連結業績の概要 >
(%表示は対前期増減率)
売
平成 27 年 3 月期第 3 四半期
平成 26 年 3 月期第 3 四半期
上
高
営 業 利 益
経 常 利 益
四半期純利益
百万円
%
百万円
%
百万円
%
百万円
%
225,230
215,692
104.4
105.4
6,223
8,701
71.5
123.8
7,370
9,937
74.2
125.9
5,312
6,569
80.9
137.0
< 連結業績のポイント >
● 売上高は、製粉事業の価格改定による増収と新規連結効果、食品事業の販売拡大と新規連結効果等により増収
● 利益面では、原材料コストの上昇、電力料・物流費等の経費増加により減益
< 連結業績の概況 ~ 変化する事業環境に対応した事業基盤の強化を推進 >
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の追加金融緩和策の効果等もあり、一部企業
の業績や雇用情勢に持ち直しの兆しが見られるなど、国内景気は緩やかな回復傾向となりました。しかし、個人消費に
ついては消費税増税後の反動や実質可処分所得の低下等で足踏みが続いており、先行き不透明な状況で推移しました。
食品業界においても、円安に伴い原材料価格やエネルギー・物流コストが上昇、また少子高齢化により国内市場が縮小
していく中で消費者の節約志向を背景に低価格化現象が進むなど、厳しい事業環境が続きました。
現在、当社グループは変化する事業環境に柔軟かつスピーディに対処するために、コスト削減と販売の拡大を軸に従
来の基本施策を踏襲した事業基盤の強化を進めております。
この方針の下、製粉事業のさらなる競争力強化を図るため、自社原料サイロの保管能力を10万トン引き上げ30万トン
とする計画の一環として、福岡工場に2万トンの原料サイロを新設することを決定するとともに、九州地区における当社
グループ製粉事業の拡大強化を図るため、昨年8月に東福製粉株式会社を公開買付けにより連結子会社としました。海外
事業では、ASEAN地域におけるグループの業務用食材及び加工食品の販売拡大を図るため、インドネシア共和国に現地法
人「PT.NIPPN FOODS INDONESIA」を設立、営業を開始しました。食品事業では、多彩な品揃えで人気の和風パスタソース、
簡単に調理できるラザニエッテ、目で驚き食べて楽しむ高級感ある冷凍パスタ、豊富な栄養素を含むアマニや機能性食
品素材をはじめ、差別化できる商品の販売拡大に努めました。
以上により、当第 3 四半期の売上高は、小麦粉の価格改定及び新規連結等による製粉事業の増収と、食品事業の販売
拡大、新規連結効果等により 95 億円の増収となりました。利益面では、原材料コストの上昇・電力料・物流費等の経費増
加があり、グループをあげて製・販・管一体となった全事業分野にわたるコスト削減に努めましたが減益となりました。
< 連結業績予想 >
(%表示は対前期増減率)
売
平成27 年3 月期通期
上
高
営 業 利 益
経 常 利 益
当期純利益
配当金
百万円
%
百万円
%
百万円
%
百万円
%
円 銭/1 株
305,000
106.2
8,500
78.6
9,500
77.6
6,300
80.7
12.00
平成 26 年 11 月 7 日に公表いたしました平成 27 年 3 月期の連結業績予想の数値から変更はありません。
以上
この件に関するお問合せ先
日本製粉(株)広報部 理事広報部長 満生 潔
TEL:03-3350-3900 FAX:03-3350-2329