自由診療における治療費と、その価値について 自由診療というと、患者

自由診療における治療費と、その価値について
自由診療というと、患者さんにとっては、“治療費がいくらかかるか心配”
だと思います。確かに保険診療では出来ない治療計画・治療を行いますので、治
療費は保険診療に比べ、高くなります。が、治療費が高いか安いかと言うより
も、その治療に将来的な価値があるかないかの問題になると思います。
ほんの一例をお話すると、歯は一度削られると元に戻りません。ですから、
それをどのくらい精密なレベルで行うかが大切です。また、どのように削られ
た部分をカバーするか?カバーされた所はどのようにかみ合わせを作るか?治
療が終わった段階ではあまり変わらなくても、これらは全てミクロン単位の誤
差で将来的に大きな差が生まれます。
また、診断・治療計画においては、総合的な診断に必要な資料採得も保険適応
外のものが多く、きちんとした診断・治療計画の為にも、保険の制約にとらわ
れない事が大切になります。
将来的に同じ結果であれば、安い方が良いに決まっています。
簡易な治療で同じ結果であればその方が良いでしょう。
しかし、大切なご自身の歯です。患者さんご自身が日本における歯科医療の
現状をしっかり見極めて、ドクターや治療法を選ぶべきだと思います。私は
歯科医師ですから、患者さんの財布に一時的に優しい治療よりも、歯に優しい
治療を優先したいと思っています。一生涯にかかるコストを考えれば、きちん
とした自由診療を受けられる方が安くすむかも知れません。コストや時間はか
かるけども、患者さんにとって将来的に価値のある治療を提供したいと考えて
おります(審美的、機能的に良好で、それが長持ちする治療:費用対効果の高
い治療)。もちろん治療費や治療法、治療期間など、患者さんのご希望を拝聴し、
しっかりお話をした上で治療を始めます。
私たち歯科医師も、歯科医学に対する情熱を失うことなく、日々研鑽すべき
ことは言うまでもありません。私たちの知識や技術力は患者さんを守る為には
保険診療、自由診療を論じる前に、絶対必要なのです。
システムについて
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初診の場合
初診時に簡単な問診、簡単なコンサルテーションを行います。その際の時間
は 60 分、費用は 5,000 円です。パノラマレントゲンが必要な場合は+5,000 円
です。
2 度目のご来院時、一度目のコンサルテーションで大方同意が得られた方から
のヒアリング、資料収集を行います。時間は 60 分、費用は 10,000 円です。
3 度目のご来院時、資料をもとに包括的診断、治療計画の立案・相談を行いま
す。時間は 60 分くらいです。費用は 20,000 円です。追加のコンサルテーショ
ンは、30 分につき 5,000 円かかります。
矯正が必要で、ご希望される患者様は矯正診断料として別途 30,000 円かかり
ます。(資料収集時)
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再診の場合(メインテナンス)
チェックアップ
5,000 円
レントゲン(必要に応じて)
1,500 円×4 枚(バイトウイング法)
5,000 円×1 枚(パノラマレントゲン)
クリーニング
10,000 円
を年に 2 回 ※パノラマレントゲンは1年に 1 度です
※ その他、治療費につきましては、相談の上、お見積り書をご提示させていた
だきます。その上で、ご相談頂けると幸いです。
※ 今まで自費診療中心、また、自由診療を受けていらっしゃる患者さんは特に
大きく変わることはありませんが、チェックアップ/クリーニング/レント
ゲンなどが実費になります。ご了承ください。チェックアップに関しては、
審査項目を今までより増やし、クリーニングに関しては、1度で終わるだけ
でなく、口腔内写真管理等も行って参ります。
治療費の一部
仮歯
5,000 円/1 本
コア(差し歯の芯)
15,000 円〜20,000 円
セラミック修復(E-max)
7 万円〜12 万円
(修復の範囲による)
(PFZ)
インプラント
15 万円
約 40 万円/1 本
(ノーベルバイオケア社)
矯正治療(成人矯正)
虫歯治療
約 85〜100 万円(2 年間の合計)
(マイクロスコープ・ラバーダム下)
むし歯除去
2〜5 万円(難易度による)
修復処置(コンポジットレジン)
2〜5 万円(難易度による)
顎関節・咬合治療(バイトプレート)
5 万円+調整料 3000 円/1 回
根管治療(マイクロスコープ・ラバーダム下)7 万円〜15 万円
(歯種・状況による)
歯周外科
25,000 円/1 本(フラップ手術)
50,000 円(歯肉移植術)
70,000 円(結合組織移植術)
自由診療で大切な事は、費用対効果です。しっかりと時間をかけて、丁寧に治
療を行う事により、費用対効果を高めます。
乳歯の虫歯治療や親知らずの抜歯などは、他医院(保険診療)で行われる方が費用
対効果が高いと思われます。
※上記に消費税が加算されます