平成27年度 栃木県児童・生徒指導の基本方針 栃木県教育委員会 児童・生徒指導とは、一人一人の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的 資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動である。 そのため、各学校においては、校長のリーダーシップの下、発達の段階に応じた自 己指導能力の育成を図るための児童・生徒指導を、全校体制で推進する。 児童・生徒指導をもって育む能力や態度等 ○ 自らをかけがえのない存在として認識する自尊感情 ○ 生命尊重の精神や人権感覚、思いやりの心を備えた豊かな感性 ○ 自己の夢や希望を実現しようとする意欲や態度 ○ 集団や社会の一員としての自覚や責任ある態度及び規範意識 ○ 望ましい人間関係を構築できる能力 ○ 場に応じて適切に判断し行動する力 【努力点】 1 学業指導の充実 「学びに向かう集団づくり」と「子どもが意欲的に取り組む授業づくり」の相互の関連 を図った指導の充実 2 発達課題の達成に向けた指導の充実 児童生徒理解に基づく系統的な指導と、発達課題の達成を図る児童・生徒指導の推進 3 ガイダンスの機能の充実 自己の在り方や生き方を考え、よりよい自己決定を行うためのガイダンスの機能の充実 4 家庭・地域社会及び関係機関等との連携強化 開かれた児童・生徒指導の展開による、家庭、地域社会、関係機関等との連携強化 5 問題行動等対策の充実 いじめや不登校をはじめとする問題行動等への適切な対応と危機管理体制の強化 【取り組むべき具体的内容】 〔学業指導の充実〕 ○ 学級活動やホームルーム活動における話合い活動の充実 ○ コミュニケーション能力を育む授業づくり 〔発達課題の達成〕 ○ 児童生徒の実態に応じた課題の明確化とその解決のための指導・評価の充実 ○ 発達の段階に応じた規範意識の醸成 〔ガイダンスの機能の充実〕 ○ 社会的自立に向けて、現在及び将来の生き方を考え行動する態度や能力を育成する キャリア教育の充実 ○ 学校生活への適応や在り方生き方に関する、教育相談、進路相談などの充実 〔家庭、地域社会及び関係機関等との連携〕 ○ 基本的生活習慣の定着に向けた、家庭と連携協力した取組の充実 ○ いじめや不登校をはじめとする問題行動等の未然防止、早期発見、早期解決に向け、 家庭、地域社会及び関係機関等と連携した取組の充実 〔問題行動等対策〕 ○ 「学校いじめ防止基本方針」や行動計画を基にしたいじめのない学校づくり ○ 不登校や中途退学の未然防止、早期解決に向けた組織的対応の充実 ○ インターネットの利用に関する指導及び情報モラル教育の充実
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