HCTCセミナー開催！＠都立駒込病院（2014.12.6）次世代の造血幹細胞移植を支えるＨＣＴＣ育成セミナー！（移植コーディネーター） HCTCセミナー開催！＠都立駒込病院都立駒込病院は造血幹細胞移植推進拠点病院の事業の一環として研修生の受け入れやセミナー等による人材育成に取り組んでいます。今回開催されたセミナーには、現役の HCTCだけでなく、HCTCを目指す看護師や臨床工学技士の方なども含め計２6名が参加しました。セミナーは講義形式で行われ、講師の方より造血幹細胞移植の現状とHCTCの役割の重要性についてお話いただきました。講義後の座談会では活発に質問が飛び交い、セミナーは好評のうちに終了しました！座談会での一幕↑ 坂巻名誉院長からのお話造血幹細胞移植推進拠点病院ってなに？駒込病院正面↑ 人材育成や診療支援等を行うことにより地域の造血幹細胞移植医療体制の底上げを図るため、国により選定された医療機関です。現在は、駒込病院、名古屋第一赤十字病院、大阪市立大学医学部附属病院が選定されており、それぞれ精力的に活動されています。各拠点病院では、セミナーだけでなく研修生や見学の受け入れも行っているそうなので、詳しくは各病院ご担当者にお尋ね下さい。今後のHCTCの重要性・・・ HCTCとは、日本造血細胞移植学会により認定された移植コーディネーター（Hematopoietic Cell Transplantation Coordinator）のことで、現在全国で17名の HCTCが活動されています。造血幹細胞移植の質の向上には、ドナーさんの善意を生かしつつ、移植がスムーズに行われるように医療関係者や関連機関との調整を行うとともに、患者さんやドナーさんおよびそれぞれの家族への支援が不可欠であり、これらの仕事を医師に代わり遅滞なく行う HCTCの役割は、移植の普及にともない重要性を増していくこととなります。